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 子連れ狼 

 ふざけているわけではありません。

 面接に子供つれて東京へ行った人っている
のでしょうか。

 
子連れ狼  ++.. 2004/08/25(水) 12:51 [639]

 
どれくらいの子供なんだい。
乳飲み子、年少、年中、年長、小学生?
口頭試験の実質時間は30分〜45分。突き詰めるとこの間をどう凌ぐか、ということなんでね。配偶者、親戚、友人の協力は期待できねえのか。

ようするに  ++.. 2004/08/25(水) 13:19 [641]

 
面接会場の待合室はけっこうピリピリした雰囲気なので、出来れば会場には連れて行かない方がいいと思いますよ。
その方がお互い嫌な思いをしなくてすむだろうし。

でも、子連れ狼さんの話はとても他人事とは思えません。
うちの場合、今年は夫婦で受験したのですが、受験申し込み後に嫁さんの妊娠が発覚。
もし嫁さんが筆記に合格してたら、妊娠7ヶ月のお腹を抱えて面接を受ける羽目に・・・
もちろん私も一緒に上京するつもりだけど、やっぱり心配です。

なにより心配なのが、精神的にナーバスになってるうちの嫁さんが、圧迫面接の名目でセクハラまがいの質問をされて逆上しないかということ。
「これから子供も産まれるのに、技術士としてやっていけるの? 家庭に専念したらどう?」なんて聞かれた日には、ぶち切れること確実です。

筆記試験に合格しているか分からないけど、面接官には良識のある面接態度を期待します。それにしても心配だな〜

たまごパパ  ++.. 2004/08/25(水) 17:42 [642]

 
私も待合室を含め、会場(フォーラム8など)には連れて入らないほうがいいと思います。他の受験生の皆さんの気が散るので。
ようするにさんがおっしゃるように、受付とスタンバイ、本番で1時間〜1時間30分ほどの間、何とかあずかっていただける方・施設などを探してはいかがでしょう。
できれば口頭試験に集中するため、お子さんをあずけて上京できるとそれにこしたことはないのでしょうが・・・・

APEC  ++.. 2004/08/25(水) 21:35 [643]

 
たまごパパさん、大丈夫ですよ。
女性の技術士は100人以上いますし、子どものいる人もいない人も、普通に活動しています。子どもに関することは基本的にプライベートなことですし、育児休業法が施行されて10年もたって、そんな品位のないことを言う試験官はいないと信じたいですが、万が一そういう人に当たったら、にっこり笑って、「子育てしながら技術士をやっている女性技術士の先輩が沢山おられますし、大丈夫です」と軽くいなしてしまいましょう。先輩には、同様に、妊娠半ばで筆記試験を受けて合格し、急ぎ出産してから口頭試験に臨まれた方もおられるそうです。この少子高齢化の時代に、お腹に子どもをかかえて、過酷な筆記試験を乗り越えられた奥様の勇気に、心から敬意を表します。なお、口頭試験が渋谷のフォーラムエイトであった場合は、たとえば下記のような、駅型保育の一時預かりが利用できますので、小さいお子さんのいらっしゃる方も安心して受験してください。http://www.mammys-angel.co.jp/

み〜すけ(長文ご免ね)  ++.. 2004/08/25(水) 22:09 [644]

 
4行追加。周りの人もそうですが、子連れ狼さんご自身がお子さんが気になって集中できないでしょ。大きいお子さんなら、済んだら遊びに連れて行ってあげましょう。くれぐれも回転ドア(は停止しているかもしれないけど)には気をつけて!
み〜すけ(長文ご免ね)  ++.. 2004/08/25(水) 22:12 [645]

 
マルチレスです。子連狼さん、こんばんは。小生の友人に、本人面接中に子供さんはTDLに行っていたという猛者がいます。大五郎並に小さい子であれば、「ちゃんが帰るまで、ちゃんと待っているのだよ。大事な試合だから」と言って、み〜すけ先輩の助言で乗り切りましょう。
終わった後、TDLで子供サービスってどうですか。

たまごパパさん、小生が若かりしころ、技術士ではありませんが、丁度妊娠7ヶ月のかみさんと一緒に、制度が出来て4、5回目になる某国家試験を受けに行きました。当時は女性の受験は圧倒的に少ない時で、しかも大きなお腹で、結構目だっていました。
だからといって、試験官がなにか言ったということもありませんでした。

無事夫婦揃って合格しましたが、その時の合格発表の官報今でも我が家の宝物です。そのときお腹の中にいた息子が、小生達夫婦が受けた資格をとり、今年は技術士一次を受けます。来年は二次を目指しています。

「三つ子の魂百まで」と言いますが、「母体中の魂」は何歳まで残るのでしょうか?。きっと生まれてくるお子さんの脳幹部分に、困難に立ち向かう記憶がしっかりと組み込まれると思います。

ご夫婦同時に合格することを祈念いたします。

(み〜すけさんより長い文になりました。お許しを。)

YOSHI  ++.. 2004/08/25(水) 23:31 [646]

 

 実にここ最近24時間体制で働いている中、子供(5
歳)をどこにもつれていっていないということが、家庭
内での、ちょっと摩擦。

 その上、昨年、合格したものの、ここ数年の情勢
の中、この時点で、会社の方針は、資格取得は自己啓発
であり、全額自己負担との方針がでて、弁当(交通費)
も、一斗樽(一時金)も、小遣い(資格手当)も何も
なし。
 それ以前の数年の間、多少の”期待”を抱かせ
てしまったのが、裏目にでて、「その資格、たいした
ことがないんじゃない」と思われる始末。

心中:たいしたことがないのではなく、たいしたこと
がなくなったが正解? (^^;。

 先日、筆記に行った後、「今度も東京に行くなら、
ちょっとつれていって遊びに行ってくれば?。所詮、
自己啓発なんでしょ」と発破をかけられる状態。

 「うーーん。困った」

 そんなことしたら、男女共同参画の言葉を知っていて
も、何も理解していない世代の人々からすれば、
 「あなたの妻は何を考えているの?」「こいつ遊びに
来ているのか?」と思われるでしょうね。たぶん、ここ
で、以前にそんなことした人、いるのだろうかと思った
ところです。

 技術者の義務・責務も果たさないといけない反面、お
父さんの義務・責務もあるのでした。

 ふと思うのですが、高い倫理性には、正しくお父さん
お母さんの責任を果たしていることも必要なのでは・・・

 ところで、今回のレスをみて思ったこと。女性は女性
の事情がある一方で、今後、増加が推測されている、子
連れ狼、いまどき用語で言えば、シングルファーザー。
増加するほどに、こういう事情がもっと起きてきそうで
すね。

 現行の制度は、シングルマザーを対象とし、シングル
ファーザーを対象にしないものが多いらしく、今後の是
正課題かも。。。

 さてしかし、何十年かしたら、
 面接する方も、「今日は自分がみる番なんだ」と子供
をつれてきて、・・・なんてことが・・・ないですよね。

 結局、つまるところ、およびがかかった場合には、子
供を東京の友人宅に数時間預けて、試験に行って、その
後、TDLとかにでも行けばよい。。。という結論にな
りそうな感じがします。

子連れ狼  ++.. 2004/08/26(木) 12:54 [650]

 
YOSHIさんみーすけさん、真剣に心配してくれてるのになんだかなー。みーすけさんが面接官になるころには、子供は大人になっているだろう。子連れ狼さんどこの業界か知らないが、受験費用は自己負担が当たり前の業界も多い。ここに来ている人は、それぞれに父親、母親、近所のおじさん、おばさんとしての任務も果たしているわけで。拙宅も妻の出産予定日と試験日をにらみつつ受験した。妻が立会い希望だったので。妊娠中に地方から受験に来た女性、親の介護しながら受験した人、口には出さないが、みんな色々ある。自分だけが大変なわけじゃない。それから東京の友達には、ちゃんとお礼はしたほうがいい。老ジジ心ながら。それと、六本木ヒルズの回転ドアは撤去になったらしいので、みーすけさん心配御無用。
第2子も立会い希望  ++.. 2004/08/26(木) 13:35 [651]

 
数時間友人に預ける、解決策があってよかったじゃねえか。
それにしても、最初のスレ文をみたときゃ、コイツどんな過酷な状況下で生きてんだ?って思ったぜ。最後に状況を解説をしてくれたんで、よく解ったよ。女房に理解されてねえってのは、辛えところだな。でもまあ、今までその女房の陰の力で生きてこれたってこともあるからな。これからもがんばりなよ。

ようするに  ++.. 2004/08/26(木) 13:37 [652]

 
み〜すけさん、YOSHIさん、温かいお言葉ありがとうございます。
最近、職場でちょっといやな事があったので軽い人間不信になりかかっていたのですが、お二人のお言葉で温かい気持ちになりました。
この書き込みを嫁さんにも読ませてあげようと思います。
うちの嫁さんもきっと喜ぶことでしょう。

み〜すけさん、面接でのうまい切り返し方を教えていただきありがとうございます。
やっぱりポイントは余裕と笑顔ですね。
急ぎ出産してから口頭試験に臨まれたという先輩のお話もすごいですね。
うちの嫁さんの励みになると思います。

YOSHIさん、貴重な体験談をありがとうございました。
息子さんも同じ道を歩んでおられるとのこと、技術者として感無量ですね。
私も読んでいて胸が熱くなりました。
私たちも親子3人で試験に臨んでいるのだと考えれば、この滅多に出来ない貴重な体験を大切にしたいと思えてきます。
将来、もしも私たちの子供が技術屋になった時には、この体験を話して聞かせてやろうと思います。

親子3人でこの試験を乗り切れるように頑張ります。
温かい励ましをありがとうございました!

たまごパパ  ++.. 2004/08/26(木) 17:46 [653]





 建設的な意見じゃなくてすみません 
現状の試験内容に問題があり,既技術士,更には今後合格する技術士の中には技術士の資質が無い人が多々いるという意見が多いようですが,これから受けようとする人が言うならばともかく,既に受かっている人が不満を言うというのはどうも腑に落ちません。自らを技術士の資質があるかどうか疑わしいと言っているようなもの。そのような方は,今取得している技術士の資格を無効にして,新制度で再度受験しても構わないというくらいの覚悟があっての発言なのでしょうが,どうも必要以上に他の多くの技術士を見下しているように聞こえてなりません。私は技術士の資格自体は単なるスタートラインであり,それほどハードルを高くする必要は無いように思います。現行制度でも勉強せずに受かることは殆どないでしょう。それで十分じゃないですか。もちろん合格する人は最低限の倫理観を持っいる必要はあると思いますが。
 
昨年度合格者  ++.. 2004/08/20(金) 23:07 [595]

 
間違えてスレ立ち上げちゃいました。
ごめんなさい。

昨年度合格者  ++.. 2004/08/20(金) 23:08 [596]

 
昨年度合格者さんと全く同意権です。
APEC  ++.. 2004/08/22(日) 11:31 [603]

 
旧制度での技術士(総監は新制度ですが)ですが,昨年度合格者さんの意見に大筋で賛成します。だだ、多少、以下の部分では意見が異なります。

@「既技術士,更には今後合格する技術士の中には技術士の資質が無い人が多々いるという意見が多いようですが」
 技術士制度が創設されたころの技術士資格が技術者としてのベテラン技術者が対象で単なるスタートラインでなかった。さらに制度改定時に既技術士の間でいわゆる基盤資格化に対して、強い反対論があったことも事実です。法改正で一応の決着がつきました。ただし、技術士の定義が昔のまま、基盤資格化とは相容れない昔のままの表現を継承している点などが妥協の産物として、すっきりしない部分があることもまた事実でしょう。

 わたし自身は技術士が管理技術者の必須資格化している建設コンサルタント業界にいて、新制度が若手技術者の技術士取得努力を助長していることを知っているだけに方向としては賛同(細部は別にして)しています。

A(現在の試験システムについて)「既に受かっている人が不満を言うというのはどうも腑に落ちません。」
 わたしの理解では「不満」ではなく、改善のためのブレーン・ストーミングであり、間違っても昔の試験制度への復帰を待望しているわけではないと思います。わたし自身も現在の試験システムにはどうにかならないのかと思う点は多々ありますが、このレスでの開陳は控えます。

W  ++.. 2004/08/23(月) 10:03 [608]

 
長くなりましたのでこちらにスレを移したいと思います.
技術士に関しては@試験制度に関する問題点A技術士制度に関する問題点に分けられようかと思います.@のうち受験番号記入を始めとする事務的処理の不公平を改善することには、特に異論はないようです.
試験内容に関しては経験論文のあり方について、経験重視と経験軽減の2つに分けられようかと思います.今の制度ですと、試験の難関は経験論文です.これをクリアできれば、あとは、受験勉強することで克服できます.この経験重視が軽減されれば、合格率は格段に高くなるのではないでしょうか?そして、軽減されれば、今の技術士とはまったく性格の違う資格になると思います.私見ですが、技術士という名称を用いる事はないのではないか.例えば1200字、もしくは1800字程度になれば技術士と言う名前は共通でも似て非なる論文であると思います.
今年は縁あって複数の経験論文添削をさせていただきましたが、添削を通じて技術士としての着眼点や、コニュニケーション能力などが磨かれ、そのプロセスの結果が試験合格として現われるのではないかと思います.そうした共通体験が技術士としての良き仲間意識につながるのではないでしょうか?この長所を生かしていくには、経験重視は守る必要があるのではないかというのが、現時点での私の考えです.

追伸、不満ではなく、より良くしたいということです.ハードルを高くしようという積りはありません.しかし、結果としてハードルが高くなることはあるかもしれません.特に総監に関しては総合技術士としての認定にするべきと考えますので制度、試験とも大幅な改善がいると思っています.


魔法使い  ++.. 2004/08/23(月) 10:37 [609]

 
魔法使いさんの「経験論文の軽減(軽視)」とは、経験論文の事前提出のことを指しているのであれば、それは違うと思います。

魔法使いさんがおっしゃるとおり、受験前に経験論文を推敲するにあたってのプロセスは重要だと思います。
私としては、受験時の記述量を軽減するため、事前に作成した経験論文を提出し、試験時に応用力・技術力を要する論文を出題した方が、より技術力を測れるのではないかと考えます。

不正行為を排除するため、経験論文については、むしろ口頭試験で経歴と照らし合わせながら厳しくチェックするほうが効果的と考えます。


とおりすがり  ++.. 2004/08/23(月) 19:59 [610]

 
魔法使いさん>
いつも話題提供有難うございます。皆様のレスをみて自己研鑽させて頂いております。

 さて、「特に総監に関しては総合技術士としての認定にするべき」とありますが、私はそうは思いません。なぜならば、建設部門→選択科目→専門とする分野 とある中、誰が総合技術士なの?都市計画の技術士がトンネルを監理できるの?と、いうことです。同じ選択科目でも同様です。計画屋さんが設計を監理できるの?ということです。
私は、旧制度→新制度移行時の既技術士のエゴか、資金集めしか思えません。(まぁ〜それに便乗しましたけど・・・)

APECさん>
「旧技術士制度の問題点は、名誉資格のように「取ったらゴール」的性格があった」とレス頂きましたが、本当にそう感じているのですか?
 確かに、「集大成」として受験される方もいらっしゃいますが、極一部でしょう。極一部の方の話をするのはこのスレには適切でないと考えます。それに、「集大成」は新旧ともに変わらないでしょう。少なくとも私は「取ったらゴール」的な試験とは思っていませんし、感じたこともないですよ〜。

とおりすがりさん>
「受験時の記述量を軽減するため、事前に作成した経験論文を提出し、試験時に応用力・技術力を要する論文を出題した方が、より技術力を測れる」とありますが、私はそうは感じません。
 現行試験は、少なくとも「試験準備」をしないと書けないからです。たとえ、それが丸暗記であっても。国家試験である以上、準備した者(努力したもの)が合格できる試験であって欲しいと考えます。

 支離滅裂な内容で申し訳なしです。

ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/23(月) 23:13 [611]

 
経験論文に関しては、一字一句違いなく書けるように暗記する人も、試験会場で構成する人も、何らかの形で準備しているが人がほとんどです.その準備とは、業務の概要、課題、対応策、改善余地です。これは日常的に技術者が業務で行わねばならないことといわれており、特別に、技術士受験用に準備することではない、とおっしゃる方も見えます.まさに正論です.いずれにしろ、準備はなされているわけで、試すための方法が異なると言う程度であれば、@コロコロ変えても、Aワンパターンでも、B事前提出+試験で応用問題でも、ハードルの高さが多少異なるものの、決定的な差はないと思います.
 総監に関してはどういう管理構造で監理するかということです。具体的にはトンネルの技術士を都市計画の総監技術士がトンネルの専門分野に関して管理するものではありません.交通に関して総合監理するというイメージです.従って、交通と言う観点に立ってトンネルの総監技術士が都市計画の技術士を監理することもあるでしょう.
 監理には2つの基本的構造があり
@縦割り構造で総監技術者が技術士の上位に立って管理する
A横の連携を考える総監技術士が総合監理する
というものです。
 私はAの考えです.つまり、コラボレーションを常に意識して業務をマネージメントしていく人が総監技術者であると考えています.専門技術士は縦糸です。総監技術士は横糸の役割を果たします.こうすることによって初めて、連携が成立し、多様な観点から検討された事業となるのではないでしょうか?
 従って技術士に上下関係を持ち込むものではないし、そんなことをしたとすれば、総監技術士制度は船頭が多くなるだけの害あるものになってしまいます.
 この、コラボレーションに関する訓練は、技術士と言えども充分訓練された人達はまだ少数ではないでしょうか?行政の方がそれに近い立場にいますが、コラボレーションの経験は少ないように思います.総監技術士には今までとは違う新しい監理手法が必要ではないかと思っています.それが例えばナレッジマネジメント(KM)といわれており、勉強と実践によって自分の技術にしていく必要があると思っています.

魔法使い  ++.. 2004/08/24(火) 09:10 [612]

 
ナチュラルさんからご質問いただきましたので、もう一度だけ。

>「旧技術士制度の問題点は、名誉資格のように「取ったらゴール」的性格があった」とレス頂きましたが、本当にそう感じているのですか?

はい。そう感じていました(平成12年度以前のことですから過去形でないと変ですよね)。
集大成として受験される方は少なくなかったと思います。新制度では「ごく一部」になるでしょうが、旧制度時代はかなりの方がそう感じて受験されていたのではないでしょうか。

新制度になってから(移行期2年も含めて)まだ僅かですが、すでに随分変わったなあと思っています。
取得をこれからの自己研鑽のエネルギー源にするという姿勢の方が増えたと思います。素晴らしいことです。以前は「やっと取れた。もうこれで安泰だ」という人が少なくありませんでしたから。

やはり技術士はその資格を活用して、第一線でバリバリやってくれる人が取得してほしいと思います。
今の技術士試験は、択一導入と字数変更等があるものの、アウトラインは旧制度のものそのままです。それが悪いということではなくて、技術士に求めるものが変わったのなら、試験内容もそれに合わせて変わるべきではないかと思います。
そういう意味では、択一導入・字数変更は妥当な変化だと思いますが、まだ不十分で、総監必須科目と似た感じの内容でいいのではないかなと思います。
すなわち、次のような内容です。
●経験論文は4枚程度で、指定事項(事例数や記述すべき内容)をコロコロ変える。
●必須科目(建設部門なら建設一般)は択一30〜40問程度全問解答と、1/2枚程度の記述問題数問。
●選択専門科目は択一20問程度全問解答と1枚程度の記述問題数問。
●口頭試験は即日プロポのように直前に課題を与え、口頭試験時に答えるという形式を導入しても面白いかも。(不正防止が面倒?)

APEC  ++.. 2004/08/24(火) 09:16 [613]

 
経験論文の丸暗記については、口答試験でばれてしまうだろうし、仮にばれずに合格しても罪悪感みたいなものが本人に一生付きまとってしまうんじゃないですかねえ。どちらにしても、私も”技術士取得はスタート地点にたった”という認識しかないので、丸暗記で合格した人は自然に淘汰されていくだけのことでしょう。結局、泣きをみるのはその人なのではないでしょうか!?
そうならないように皆さん励んでおられるのですよね。

技術士試験のあり方については、技術士会で”技術士ビジョン21”がだされてあり↓
http://www.engineer.or.jp/jcea/vision21.html
その”21世紀の技術士像”に沿って、試験問題も改革されていくのだと思います。

その中での技術士像は
・科学技術全般にわたる技術者群のリーダー、また核となる者のための資格
・高い専門能力だけでなく、高潔な人間性と道徳観、そして職業倫理を持つことが基本条件
とあり、私は昨年の総監口頭試験内容でも感じましたが、”倫理”が重要で、それ系の問題が重要視されてくるのではないかと思ってます。

またビジョンの中にも”科学技術全般に関る技術者の中から、責任ある立場の技術者として、また、公的に認められた技術者としてのスタートラインに立った”とあるように、また、昨年度合格者さん+他の方々がおっしゃられるように専門性のハードルを高くする必要はないと考えます。
しかし、昨年度合格者さんがおっしゃる”最低限の倫理観”は最低限ではダメで高潔であるべきだと考えています。


釣りバカ  ++.. 2004/08/24(火) 12:19 [614]

 
●論文主体の試験でよいと思います。この試験の合格者は、私・友人を始めとして、結構年寄りの人が合格しています。理由は「あなたの意見を述べなさい」が問題のメインテーマです。だから、記憶力の全くない、年寄りでも勉学に励めば合格の可能性があります。
●知識、知識と言いますが、そんなものは本を見れば住むことです。それより、問題解決能力、つまり知恵(あなたの意見)が重要だと思います。(アメリカの大学の教育方針)
●択一式が主流となって、いい国作ろう(1192)鎌倉幕府なんて問題が出る事になると、:実際にでている:あほらしくて勉強する気になれません。そうすると、勉強の面白さで勝負する年寄りは合格の目がなくなりそうです。
●受験生の皆さんへ:私は名古屋市に住む小河川専門の設計職人です。専門の論文作成にあたり、休日に弁当を持って、名古屋市の河川という河川を、徒歩、自転車で踏査しました。そうすると、河川のダイナミズムを生かして・・・、とか、河川は蛇行させ・・などととても書けません。経験+現場で自分の意見が幾らでも出てきます。

雑魚  ++.. 2004/08/24(火) 19:48 [619]

 
APECさん>
 新旧問わず、レベルの低い技術士が相当いるのですか?私には信じられません。
 さて、ご存知かと思いますが、試験制度が変わった要因(本質)を、あえて紹介します。
 土木業界のグローバル化→国際的に通用する資格が必要→多国の技術レベルは、APECさんのおっしゃる旧技術士より相当低い→旧技術士を上級技術士に、RCCMを技術士にしよう。ついでにAPECは旧技術士、RCCMに与えよう。→RCCMは国家資格ではないので無理だ。→旧技術士をAPECにしよう。→人数が少ない、もっと増やさねば・・・→足切りをやめて合格点もさげよう→旧技術士が黙っていない→仕方がない総監をつくろう→既技術士は早く総監をうけなさい。みんな合格にしてあげますよ。
こうして生まれたものです。

だから、旧技術士が「取ったらゴール的性格」だの、新技術士が「第一線でバリバリやってくれる人」だの、偏見はやめましょうよ。

少なくとも「技術士」は、自分の仕事にプライドと自信をもっています!

それと、随分かわったなぁ〜。→当たり前です。「技術士」をもってないと間違いなく「プロポーザル物件」で選定されないからです。その他諸々です。「新旧」に全く関係なしです。

魔法使いさん>
おっしゃっていることが、よく分かります。
私はコンサルの人間です。ご存知かと思いますが、この業界は、個人の技術に仕事がくるのです。要は専門的技術です。大きなプロジェクトの場合は、専門技術者が集まって議論し対応します。そんな専門技術者を束ねる人が本当に必要でしょうか?(国家資格という意味です)
横断的な取組みは各社ISOで品質管理していますしね^^v

私の意見は、「二次試験に問題なし!」です。

ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/24(火) 23:05 [623]

 
魔法使いさんがおっしゃっておられるのは、いわゆるT型人間的なマネージャー技術者のイメージですね。
専門技術者はどうしてもI型になりがちですから、広く複眼的な視野でプロジェクト全体、さらには社会全体を見渡すマネージャーが必要になります。しかしただ広いだけの「−型」では問題が多く、「深さを知っている」T型人間が必要だといわれています。
そういった点ではおっしゃるとおりだと思いますが、そこまでのマネージャーを必要とするプロジェクトはなかなかなく、それゆえにそういう役割を担う技術者を指向した試験ないように、二次試験自体をシフトさせることには疑問を感じます。
専門技術者と総監的技術者が望まれていることは同意しますが、やはり試験もそれぞれに応じたものでいいのではないでしょうか?

雑魚さん、知識よりも知恵、その通りだと思います。
ただ、択一問題=知識偏重とはいえないと思います。FEやPEの択一を見ると、知識はもちろんですが知恵を試されている試験だと痛感します。

「16年度は二次試験内容にかなり手をつける」というイメージでおりましたが、部門構成・部門科目名には手をつけましたが、私見内容はそうでもなかったようですね。
試験内容は「あるべき技術士の姿」を表すものでもありますから、それは大いに議論するとして、現実の試験内容に対応した現実的な試験対策のお手伝いも続けて行きたいと思っています。

APEC  ++.. 2004/08/25(水) 00:00 [626]

 
資格の果たす役割には@その人が持っている現状の技術を認定する。A目指すべき方向を示しかつ求める。という両面があると思います.@が中心ではありますが、Aがなければ錆びついた資格になります.
 連携は大きな仕事とは限らないと思います.多分技術士の意識の問題、つまり、『連携』を『内部目的化』しているかどうかによってまったく異なります.河川が環境を外部目的から『内部目的化』したように連携を内部目的化した技術士になれば、日常的にそうした意識が働くようになると想像します.

魔法使い  ++.. 2004/08/26(木) 09:26 [649]





 はて・・・パロディかな 
(社)交通工学研究会では、近日中に「交通技術師」という資格を創設し試験を実施するとのこと。はて、技術士法57条では「技術士でない者が、技術士又はこれに類似する名称を用いてはならない」と定められていますが・・・。類似の名称とは技術師以外になにかあるのであろうか。それとも、大胆にも技術士制度を密かに批判するために創設したのであろうか。これが許されるとしたら、調理士、理髪士、一級建築師等々・・さまざまな資格を創設できると思われますが。
 それとも、公的資格を無効にする(社)交通工学研究会
の深謀遠慮であるのでしょうか。(社)交通工学研究会殿、決して貴法人の行為を批判しているわけではありません。小生は何分にも浅学非才であり、この場を借りて
技術士諸兄の教えを受けたいと考えているものです。

 
雑草  ++.. 2004/08/24(火) 14:41 [615]

 
これですね
http://www.kensetu-navi.com/JSTE/

どうかなってかんじですね。
これを取得して何かメリットがあるのかわかりませんね。

いなかもの  ++.. 2004/08/24(火) 15:26 [616]

 
いろいろな資格が出てきますね。
上級交通技術師の方は明からに技術士を意識してそうですね。
けっこう難しそう・・・。
だけど技術師の師を使うのは何故かな? 技術者?技能者?
よく分かりません?

のり  ++.. 2004/08/24(火) 15:44 [617]

 
技術師=技術士 発音は同じです。
技術士法57条に抵触?
同62条で罰金?

サンダース  ++.. 2004/08/24(火) 15:59 [618]

 
雑草さんに全く同感。
また、会社から受けろ、受けろと言われるのか知らん。自費で。
また、合格したらしたで、登録料を払い続けなイカンのだろうか。
会社が払ってくれるとおっしゃるけれど、そのカネは経費として、何倍かノルマに乗っかってくる。イヤダナー。

雑魚  ++.. 2004/08/24(火) 20:02 [620]

 
「技術士」の3文字が使えるのは技術士法の「技術士」のほか「無線技術士」だけだと何かで読んだことがあります。「無線技術士」は技術士法より昔からあるためだとか。
まあどうでもいいことですけどね。

地上の干し椎茸  ++.. 2004/08/24(火) 21:54 [621]

 
最近の、社団、財団の金稼ぎ方法の一つです。
またかという感じ。

そういえば、
RCC○も、CALS/E○インストラクターも同じ社団○○だったな!!
更新料は高額で、更新期間は短い。
日本でNO1.NO2の高額の維持費がかかる資格ですね。

本当の意味のCPDを考えてのことなのか、それとも○○さんたちたち(天下り団)への軍資金のため?
特に、RCC○は将来的に国家資格になるとのことでしたが、あれから何年経っても民間資格。なのに、○○省のプロポの管理技術者に必須(勿論、技術士に対しては、点数で歯がたちませんが)

最後にもう一言、
CALS/E○インストラクター(または、エキスパート)の更新の仕方に疑問あり!!(勿論CPDは必要ですが)
受講料と一緒に更新料も払いなさいと言われた。
RCC○のように、講習会受講(受講料を払う)→受講確認→登録更新(更新料を払う)→登録 なら意味分かるが?
CALS/E○インストラクターの場合、
講習会も仕事により受講できるかもわからないのに、講習会費用と更新料を一緒に振り込まないと、講習会の申し込みを受け付けないといわれた。・・・・おかしいな?

総論
ここでいいたかったのは、社団、財団、・・・等の運営費への無駄遣いです。



感想  ++.. 2004/08/24(火) 22:20 [622]

 
私も、CALS/ECの更新者ですが、社団○○からの「感想」さんと同等の返答でした。
私の、構図

民間(建設業)経営難:官公庁発注額減
     ↓
天下り受け入れ余裕なし
     ↓
天下り、民間あきらめた
     ↓
自分たち(天下り)で何とかしよう
     ↓
そうだ、新規社団(財団)もしく既存社団・財団を利用し、天下りだ!!(名案)
     ↓
しかし、給料はどうする
     ↓
簡単、資格試験を作り、受験料・講習会(CPD)で稼ごう
     ↓
全員合格では見栄見栄
     ↓
適当に合格者を出し(ピラミッド型に拡大だ!!):ウン名案
     ↓
ピラミッドの核作りが終われば、あとは簡単
     ↓
更新料と受験料で稼げるぞ!!
     ↓
やった!!民間はダメでも、ここで楽して食えるぞ

以上、簡単な構図


構図(閲覧者)  ++.. 2004/08/24(火) 23:30 [624]

 
世の中、無意味な資格があまりにも多すぎますね。国家資格でも2級土木や測量士補など必要性が薄いような気がします。
あずさ  ++.. 2004/08/24(火) 23:41 [625]

 
私はRCI更新をCPDで申し込みましたが、非常に柔軟に対応していただきました。何のために講習を受けなければならないのか理解できない受験のほうは疑問を感じますが・・・・
感想さんがおっしゃるように、RCCMは「10年をメドに国家資格化」という話でしたが、もう10年たちましたね。
その10年の間に社会情勢もずいぶん変わりましたが、技術士制度の改定の中で非常に中途半端な状態にあるのは確かだと思います。
社会情勢の変化に応じて資格を創設するのはいいのですが、旧資格も残しておくものだから、資格だらけになってしまいます。「資格のリストラ」が必要ですね。

APEC  ++.. 2004/08/25(水) 00:07 [627]

 
●まず、資格の中身の妥当性は、ここでは問うまい。
いやしくも、入札者に資格要件を厳しく問う国土交通省系の外郭団体が、技術師なる呼称の資格を平然と付ける、このセンスが
論外である。こんなアホ役人に付ける薬はない。

技術士が本当に偉いのかとか
本当に仕事ができるとか以前の問題だ。
恥を知れ の一言である。

全く建設系に関係のない(技術士は建設業界と電機業界を
除いては殆ど認知されていない)役所の外郭団体が
募集する資格なら、許せはしないがまだ、可愛げがあるが。
管理技術者に技術士、担当技術者にも技術士・・・・
とプロポ要請を出す(この要請自体はあっても構わない)
国土交通省系の外郭団体のやることじゃないだろう。
幾らなんでも。

●アホ役人を懲らしめるには、民間から誰1人受けないように
 するしかあるまい。これは談合でも何でもないから、
 建コン協、全国建設業協会として、こんな馬鹿資格は
 誰も受けません。と声明を出したらどうか。

●受験応募者を300⇒600人に拡大 だと。
 笑わせるじゃねぇ!

馬鹿につける薬はない  ++.. 2004/08/25(水) 01:50 [628]

 
世の中、ウマーな商売があるもんですねー。(社)交通工学研究会のHPの、http://www.jste.or.jp/toptoe/
を見ますと、資格の概要のところに、
道路交通技術に関連する我が国の資格には国家資格である「技術士」の他、「RCCM」(建設コンサルタンツ協会)、「土木学会認定技術者資格」(土木学会)などがあります。しかし、これらの資格制度は、必ずしも道路交通に対象技術分野を絞ってはいないため、道路交通技術者の養成には直結しません。
と書いてある。これは、確信をもって、「士」じゃダメなので(たぶん法的にノーと言われる)、「師」ならOKってことで、交通技術師にしたのでしょう。
技術士会からひと言、意見を出しても「士」と「師」じゃ違う、と切り返すことでしょう。武「士」は食わねどたかようじ、であり、「師」のほうが食えそうな感じがするってどこかで聞いたことがあるが、更新制度って、ウマーな商売だねーと感心しきりであります。
とりあえず、日本技術士会の事務局に知らせますか?


あかり  ++.. 2004/08/25(水) 07:14 [629]

 
> ●まず、資格の中身の妥当性は、ここでは問うまい。
> いやしくも、入札者に資格要件を厳しく問う国土交通省系の外郭団体が、技術師なる呼称の資格を平然と付ける、このセンスが
> 論外である。こんなアホ役人に付ける薬はない。
>
まだまだありますよ。補償業務管理士、RCCM、農業土木技術管理士 等々
 あまりにも我々、汗水たらして働くものを愚弄しています。
トップはすべて〇〇〇〇省OBです。

初老  ++.. 2004/08/25(水) 07:38 [630]

 
 乱立する「建設関連」の資格試験について、思うことが有ります。

●私も、「APEC」さんのご意見のように「資格のリストラ」が必要だと思います。

●「感想」さんのレスコメントの詳細は、「日経コンストラクション:2004.6.11」にありました。
内容に、に少し触れます。
・土木関連の資格取得別の維持にかかる費用です(受験料+登録料+更新料)。
 それぞれの資格試験の所管については、それぞれ、国家資格、民間(官庁外郭団体)資格、大臣認定資格の区分はありますが、関係36資格の、20年間にかかる高額資格について記しますと、1人あたり、
第一位(金メダル):RCCM:20年間で、15万5,000円
第二位(銀メダル):CALS/ECインストラクター:20年間で、12万5,000円
第三位(銅メダル):CALS/ECエキスパート:20年間で、11万円
輝かしい、金・銀・銅とも外郭団体である社団法人●●管轄の資格試験です。
 ・参考に、国家試験である
技術士:20年間で、6万1,500円
一級土木施行管理技士:20年間で8,200円
です。

●また、RCCMの初期の合格者(登録者)の名簿配布も、困ったものでした。毎年、毎年厚さ3〜4cm程度の、かなり上質の名簿が送られてきてましたね。あんなもの、合格最初の年は別にしても毎年は不要ですよ。
毎年、合格登録者が増えるから、もぞすごい額の印刷費用だったはずです。・・・・その印刷会社も、外郭団の関連会社だったりして?
名簿は、要らないから、その分更新料を減らせといいたいですね。
その状態が、何年か続き、やっと改善されたみたいですね。
 
●RCCMの名簿の配布だって、常識的に考えれば、4年程度(オリンピック期間)に1回で十分でしょう。・・・その中で「物故者」「勤務先変更」等の登録者のみ小冊子名簿を隔年安価に提供する方法もあったはず。

●RCCMの名簿についてもう一つ、今の世の中、PCがあるじゃないですか。WEB上に名簿を乗っけて、PCで検索(但し、個人情報保護の為、資格登録者のみにパスワード発行)
等、創意・工夫で、維持費用に付随する、様々なコストは縮減できるとおもいます。

以上、
 乱立する資格試験の「コストを含めた構造改革」が是非必要であると思います。

 この業界の厳しい不況の中、民間においては、給料・賞与の削減やリストラ、官庁においては、給料・賞与の削減。
 というように、コスト削減があたりまえの中、わけのわからない資格試験を乱立し、高額な資格費用を汗水流して働く関係者から吸い上げる外郭団体、許しがたいですね。




資格試験構造改革  ++.. 2004/08/25(水) 10:08 [631]

 
複雑多様化する社会生活を営むには、法律関係の知識が不可欠です。
そこで、新たなる資格の新設を提案します。
@弁護師A司法書師B行政書師等。
〇〇技術師はよくて他はダメだということはありません。
認定者は、(個人商店)日本法律研究会 を立ち上げ、そこが認定すればよいと思います。
このようなことは、やったもん勝ち、早いもん勝ちです。
〇〇省OB、議員を商店主に据えれば早期実現可能と思われます。
誰か事業化しませんか。私を職員として雇って下さい。

雑魚  ++.. 2004/08/25(水) 10:30 [632]

 
「技術師」っていうのはすでに結構あるのですよね。
・実験動物技術師(一級、二級がある)
・管楽器リペア技術師
・衛生検査技術師(衛生検査技術師法による)
・日本臨床神経生理学会認定検査技術師制度(案)(まだ案ですが)
など。
よって「技術師」と「技術士」の混同についてはもう異議はつけづらいのかもしれません。
(資格のリストラについては皆さんと同意見ですが、会社からの表彰対象が増えるのならば嬉しいかも。[更新するかどうかは...])

まてぃ  ++.. 2004/08/25(水) 10:39 [633]

 
> 「技術師」っていうのはすでに結構あるのですよね。
> ・実験動物技術師(一級、二級がある)
> ・管楽器リペア技術師
> ・衛生検査技術師(衛生検査技術師法による)
> ・日本臨床神経生理学会認定検査技術師制度(案

私は建設部門なので、上記資格の関係業界には当然疎いのですが、
できれば 交通技術師に対して建設関係の部門の技術士が
抱く嫌悪感と同じような感想を、
薬学だとか、生物工学だとかなどの部門の技術士の方が
抱くかどうか是非意見を聞いてみたいところです。

馬鹿につける薬はない  ++.. 2004/08/25(水) 10:59 [634]

 
諸兄の貴重なご意見、ありがとうございました。そうですか、全く気がつきませんでしたが、各種の資格は官僚OBの豊かな生活を保障するためという側面もあるということが良く分かりました。このような資格の乱立状態を見ますと、技術者自身がアイデンティテーを確立し、受験しない、あるいは資格更新をしないという選択も重要かも知れないと思い至りました。需要があるから、官僚OB諸氏も品性下劣な発想をしてしまうのでしょう。資格の寄りかかる技術者の存在もわが国の技術の発展を阻害している一因かもしれません。
幕末から明治にかけた帝国主義が当然だった時代に、わが国を植民地化から救ったわが国の士魂はどこに消えたのか。

雑草  ++.. 2004/08/25(水) 11:01 [635]

 
7〜8年前でしたか、同様なケースで怒り心頭、爆発した経験があります。今でももやもや・・・いや、むかつくかもしれません。
しかし私たちの場合は、建設部門の方のような「その新しい資格が受注の要件として採用され、業務に差し支える」というような影響があるものではなかったので、その新しい資格をなじったりはせず、自分たちの技術力をより向上させることのほうが大切と思い込むようにしました。
建設系の方々のように、建コンとしての受注の要件に関わるから、永遠に(社内の誰かが)何らかの試験を受け続けなければならない、というような状況は、行き過ぎると日本の科学技術のためになるとは思えません。
 話は違いますけど、総合技術監理部門を、別部門、別専門科目で、いくつもいくつも、いくつも受験しなければならないような状況があるとしたら、お気の毒な話で、いくら業務のためとはいえ何とかならないのかと思います。




み〜すけ  ++.. 2004/08/25(水) 12:17 [636]

 
みなさん,どうでもいいことで盛上っていますね。相当ひまなのですね。
交通技術師。よいではありませんか。気に入らなければ受験しなければよいだけのことでしょ?
雑草さんに一言ご忠告申し上げますが,次のような発言は控えられたほうがよいと思います。
 >各種の資格は官僚OBの豊かな生活を保障するためという側面もあるということが良く分かりました。
 >需要があるから、官僚OB諸氏も品性下劣な発想をしてしまうのでしょう。
どこに証拠があるのですか。こんなカキコをみると,雑草さんご自身の品性はどうなのと言いたくなります。

ねぎ  ++.. 2004/08/25(水) 12:18 [637]

 
なるほど、ねぎ殿のような受け止め方も当然あるでしょうな。そうですなぁー、小生の書き込みが舌足らずではあることが、ねぎ殿の忠告につながったと反省いたしております。ぅむ・・・ここに、官僚OB諸氏が下劣な発想をしているという小生の発言は撤回申し上げると同時に、諸氏にお詫びを申し上げます。省みれば、誰と比較するかは別にして、小生の品性もまた下劣でありました。なお、官僚OB諸氏が品性下劣であるなどという発想は、近年の官僚不祥事の多発から短絡的に生じてしまったもので再度お詫びを申し上げる次第です。
雑草  ++.. 2004/08/25(水) 13:13 [640]

 
見ました。
私、個人的には、雑草さんの官僚OB批判に同感です。
ここで、細かい実態を紹介しても構いませんが、概ね、雑草さんの、表現、正解です。

見ました  ++.. 2004/08/26(木) 00:54 [647]

 
 交通技術師とありますが、実態は道路交通技術師とあるので、拍子抜けしました.これが、歩行者自転車から始まり、鉄道、道路、航空、港湾、そして情報までも含む、真の意味での交通なら、受験(勉強)する意味があったのに、残念です.道路交通の連携は考えても交通全体の連携を企画しないのでしょうか?
 しかし、狭い分野ではあるけれど、連携を意識した資格であり、土木学会の認定資格者と同様の意図が表れています.技術士試験は横の連携に対し、中途半端な資格ではありませんか?
 そこに危機感を感じてこんなにたくさんの書き込みがでたと推察しました。
 雨後のたけのこ資格を非難する前に、自分たちの持っている、もしくは持とうとしている資格である技術士資格が、世の中の需要に答え、あるいは先取りするような士魂が欲しいと思います。
 その一つのテーマが技術の連携です。連携を目指した資格となるとまたハードルがあがるでしょうが、既得権的な発想でなく、世の中がそれを求めているのではないでしょうか?ユデガエルにならぬためには常に改善が必要であると思います.
 

魔法使い  ++.. 2004/08/26(木) 08:55 [648]





 受験感想 

 今年はじめて「総合監理」をうけてみて、

 他の専門技術部門に対して、上とか下とかいう分野
ではなくて、独立した部門だと思いました。

 ゼネラルマネジメントのための部門。

 実際、自分の特定専門があると、逆に、その分野
にひきずられるため、「全体としての公正な調整」
を本当に必要とする場合、自分の専門分野が足かせ
になることもあるのではと思うところです。

 そして、H12以前の技術士という理由で、本当
にこの内容がわかるのかという素朴な感想ももちま
した。

 
須崎  ++.. 2004/08/25(水) 12:39 [638]





 二次試験の改良案について 
今年の二次試験は失格という言葉が連発され、試験開始前の受験番号その他の記入に時間差があったことが重なり、不満と苦情が蓄積しているようです。この件に関しては、APECさんのHPで議論が進んでいます。
http://fc2bbs.com/bbs?uid=16140
 ここでは今回の経験を含めて、技術者側(受験者側)から見た、二次試験の現状の問題点を踏まえ、あるべき方向を探ってみたいと思い、立ち上げを行いました。これまでのいきさつから、本来ならAPECさんのHPで議論すべきかとも考えましたが、受験者だけでなくより幅広い意見が求められるかと考えこちらに立ち上げました。従って、今年の試験に関する議論はあちらを中心にして、こちらでは二次試験の今後のあるべき方向を中心にしたいと思います。コラボレーションのような形になるのも、今後のネットのあり方として試してみると面白いとも考えました。

 
魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 09:59 [554]

 
技術士としての望ましいあり方についてですが、私は総合技術監理部門で語られている『総合技術監理が必要とされる背景』に共感しています。曰く『科学技術の巨大化、総合化、複雑化が進展しており〜中略〜科学技術は単独でその有効性や価値を生じている訳でもなく〜中略〜複数の総合的な判断により全体を監理していく』という能力が求められていると考えます。(従って最近の専門分野志向の発注形式には疑問を感じています。)
 この基本姿勢にたつと、技術士は(1)深い専門的見識と、(2)幅広い総合的な知見を兼ね備え、自己の専門外でもネットを組んで柔軟に対応していくことが出来る技術者となります。これは単に総合技術監理部門という一部門でなく、技術士の基本的なあり方ではないかと考えるからです。(この点では、ネットを組む訓練が出来ていない技術者が多すぎると感じます。)
 この2つの内(1)については経験記述+専門で対処、(2)については択一と社会資本整備のあり方、で対応していると理解しており、方向性についての問題はないと考えますが、異論もあろうかと思います。まずこのあたりを切り口として、コラボレーションしたいと考えますがいかがでしょうか?例えば
@ 経験記述の方向性は良いとして、今のような丸暗記型がふさわしいのでしょうか?
A 社会資本整備のあり方を含め、総合的知見に関して現在の試験方法がふさわしいのでしょうか?
B 専門知識はもっと幅広い選択肢があってもよさそうですがどうでしょうか?

魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 10:00 [555]

 
技術士試験が記述士とも言われるように記述量が多く、特に経験論文については、多くの受験者が丸暗記して試験に臨む現状では、適切な技術力を試験する場となっていないと考えます。

そこで、経験論文は試験当日に記述するのではなく、事前に提出する方式とする。内容については、口頭試験の際に適切に確認する。

択一、選択記述についても異論はあるかと思いますが、個々の精度向上は必要ですが、試験方式としては現時点で適切な代替案は思いつきません。

思いつくままに書いてみましたが、魔法使いさん、この議論のアウトプットはどのようにかんがえているのでしょうか。APECさんのように皆さんの意見をとりまとめて技術士会へ意見を挙げるのか、それとも単なる議論の場をするのか、方向性について補足いただけると幸いです。

*もちろん、ここは掲示板(様式1)ですから、後者であっても構わないと考えておりますが・・・

とおりすがり  ++.. 2004/08/17(火) 10:38 [556]

 
効果があるということが重要なので4つほど方法を考えてみました。
@この掲示板に書き込むことである程度の目的は達することが出来る。
A別制度試験を実行している土木学会誌に技術士試験改善提案を投稿 する。
B技術士会の雑誌に投稿する。
C日経コンストラクションに投稿する。
Dパロディ技術士試験委員会なるホームページを立ち上げて、批判と風刺をぶつける。
私はCあたりが望ましいのですが、ニュースソースとして出版社が評価するかどうかが問題です。
 そこで提案ですが、各個人でかまいません。面倒がらずに日経コンストラクションに投稿してみてはいかがでしょうか?その各人の意見を練る場として、この掲示板を使うと言うわけです。
 雑誌社と言うのは読者の意見を重要視しますので、短文でもかまいません。読者欄や投稿記事として、それぞれの考えをぶつけてみませんか?大量の投稿(今回の試験、改善提案など)が編集局に送られれば、特集記事を組むことがありえます。多くの方々が参加する方式として優れていると思いますがいかがですか?ちなみに8月末日までに送付すると言うことでいかがですか?送付した文章は後日、すべての意見を特設掲示板に掲載してはどうでしょうか?協力してくださる方も募集したいですね。

魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 11:49 [558]

 
総監新設の背景は青本などで言われているとおりで納得できるのだが、
技術士法改正の際の綱引き(技術士増やしたい、レベル下げたくない等)の結果、
総監部門は極めて中途半端なものになっており、現状で言えば持っていても何の価値も無い資格である。
試験(特に青本)もくだらない。

技術士試験は記述力が重視されますが、記述力は実務上重要なものであるし、
改正時に少し緩和されたので、これでいいと思います。
建コン系では、過去には設計、特に詳細設計などをやっている人は、
業務で報告書を書き込むケースが少なく技術士試験で不利と言われていましたが、
今は、そうではなく必要な力がなかっただけだと思ってる。
設計の報告書は、結果だけが示されるものが少なくなく、
思考の過程や判断根拠がろくに示されていないものが多い。
10〜15年前の仕事に関する問い合わせがあった場合でも、
当時の設計担当者に聞かないとわからないなんてことがよくある。
そんなものは報告書に書いてあるのが当たり前なのに、
報告書のレベルが低い(今はだいぶ違ってきたと期待したいが)。

施工関係やその他分野でも同じだと思います。
この情報公開の時代には、多くの場面で的確な記述が求められるはずです。

Ps.論文の事前提出は、それこそ無謀ですよ。

P&B  ++.. 2004/08/17(火) 12:52 [559]

 
試験方法については、ずっと前(昨年か一昨年)に申し上げたことがありますが、
●経験論文も含めて設問内容をコロコロ変えて、「暗記&書きまくり」があまり通用しないようにする。
●択一問題を増やして、知識・見識をできるだけ広い範囲で、数多く確認するようにする。
ということをすると良いと申し上げてきました。
前者は、最近の総監試験がそういう雰囲気があるかもしれませんね。枚数が3枚から2枚に変わったり、選択できない選択問題になったり。
後者はそのような方向で進んではいますが、あくまで問題レベルを保っての話です。「教科書」をたくさん覚えた者勝ちになる傾向、重箱の隅的問題、繰り返される出題ミスなどは改善してほしいと思います。

なお、試験の運用上改善してほしいこととして私のほう寄せられた意見を少し紹介します。
●受験番号等記入時間が不統一(=実質的な試験時間にばらつきあり)。 →現在意見を集計しています。
●記入事項が多すぎて負担 →現在意見を集計しています。
●冷房の入っていない会場あり。不公平。
●試験官(特にバイト?)の私語を謹んでほしい。
●説明が聞き取りにくい。読むのが遅い。など。
●試験終了後も何分も書き続ける受験生を見て見ぬふり。

APEC  ++.. 2004/08/17(火) 15:15 [561]

 
APECさんの『コロコロ変える経験記述』はこんなイメージかと思いましたがいかがでしょうか?
 経験記述に関してその場で思考能力を試すには、例えば、『あなたが今まで経験してきた業務を2例挙げ、以下の観点に立って、技術士にふさわしいと考える理由を述べ、今後の改善点を述べよ。視点とは○○、○○、...。の△つである。』と言う出題方法にすれば丸暗記はあまり役に立ちません。○○には、各部門ごとにふさわしい今日的テーマを数項目記載し、単独もしくは複数を組合わせてもよいこととします。こうなるともはや他人の経験論文を拝借すると言った姑息な手段は通用しませんし、即応できる能力も試されます。視点をどんな風にあげるかは試験委員会の力量が試される部分ですが、英知を結集すればさほど困難とは思えません。ポイントとしては小さな会社や個人事務所に所属する技術者も不利にならない多様な視点が設定できるかどうかです。
 

魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 17:11 [562]

 
改善案その2です。
 私は、社会資本整備に関する幅広い知識を試すというあり方に賛成ですので、社会資本整備に関する試験は、60問(1:30分程度)全問回答のマークシート方式にし、受験番号のみをマークシートするとことでどうでしょうか。
 これなら、受験番号その他の事務的作業に時間は取られません。建設一般は専門科目のAグループ問題を課しているタイプに集約(例えば道路や建設環境Aグループ)し、ここで、専門分野にからめた社会資本整備のあり方にすれば、各分野のオリジナリティが発揮できると思いますので、これまでの建設一般は廃止するというものです。

魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 17:24 [564]

 
活発になっていますね。試験が今の制度になるとき下記URLにあるとおり方向が示されました。そのころ、12年から13年にかけて、このBBSでも活発な議論が戦わされました。大方は、新制度になり、下記の方向でよくなるだろうとの意見に集約されたように記憶しています。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/gijutu/k223.htm

ここにきて、13年度〜16年度と4回の経験を経て、相変わらずの部分もあればやはり変わったのだなという部分もあります。

ここでは、今後を見据えてもっと変わってほしいと思う小生の考えを述べます。小生は土木、建設分野の技術士ではありませんので、そのことでも少し意見を異にするかもしれません。

まず、経験論文は、魔法使いさんの考えに近いものが良いと考えています。小生自身、毎回そうですが、経験論文を前もって書いたことはありません、試験会場で問題を見てから書いています。
もちろん、どの経験をどのように書こうかとは、イメージトレーニングはしていますが、そこまでです。

今年の小生の科目では、まさしく魔法使いさんが上に述べられた出題形式でした。従って、経験論文を記憶していたのでは全く対応不可能でしょう。題意に沿ってその場で文章を組み立てていかなくてはなりません。廻りの方ですぐに書き始めた方は少数のようでした。これで、記述士と揶揄されたり、他人の経験を剽窃するというようなことから解放されるはずです。旧制度のときの文字数からしても今は楽なものです。

それは、経験論文だけでなく、一般記述もそうでしょう。十年一日のごとき問題など、問題の名に値しません。どのように変わっても、自分の専門分野の一般的な問題について考えを述べられてこそ専門家というものです。

択一も13年度は全問解答でしたが、14年度から今の方式に変わりました。今のほうが楽ですね、自分にとって自信のない問題は、端から解かなければ良いのですから。自分の解けない問題を見つけられれば、残りで6割取るというのは造作もないことです。全問題20問からからすれば、15問の6割=9問正解というのは、半分にも満たないのですから。
今の形式で行くのであれば、問題数を多く、例えば30問にして、そのうち20問答えさせるとかそういうことが必要でしょう。

選択一般も数題ある中から、自分の得意分野のことを書けばよいだけです。もっと科目ごとに絞った問題を出すか、解答する問題を多くしたほうが良いでしょう。

それでこそ、改革の名に相応しいと思います。

そういえば、上記改革の方向の中に、国際化がありますが、不思議でならないのは、技術士会のホームページに外国語のものが全くないのですよね。技術士を国際的に認めてもらうためには、国際化とか相互認証とか言っているだけではどうしようもありません。(最後はスレトピからずれました。)

YOSHI  ++.. 2004/08/17(火) 19:23 [565]

 
YOSHIさんのように経験論文を試験会場で問題を見てから書いて合格している人よりも、暗記したものをせっせと書いて合格している人のほうが多いのではないでしょうか?
もちろん、その場で書ける技術・能力があったほうが良いのは間違いありませんが、そのために毎年のように出題方法を変えるというのは、本末転倒と思います。
経験論文は、技術士にふさわしい経験があることを確認するのではないですか? そうであるならば、論述すべき内容、問われる視点は自ずと決まってくると考えます。けして毎年のように変わるものではないと思います。
そうすると、経験論文は事前に用意されるのですから内容のレベルアップは当然であり、合格基準をもっと高くすることもできるでしょう。結果的に、技術的によりすぐれたものが尊重されることになるのではないでしょうか。

毎年同じような出題だと、経験論文を暗記して臨むひとが多いことでしょう。私もとおりすがりさんと同様に、経験論文は別途提出が良いと思います。願書提出時がよいか、筆記試験時がよいかはありますが。
現状の「暗記できた人が合格する」よりもマシだと考えます。現状でも、3例概術1例詳述、2例詳述、等のパターン変化はありますが、それに合わせて何パターンも用意して暗記に精を出している人が多いのではないでしょうか。仮に、毎年のように出題方法を変えても、ある程度類推できるような出題方法であれば、何パターンも用意するのではないでしょうか。
経験が若干乏しくとも暗記力と腕力がある者(≒若年者)が有利になるようなやり方は、技術士試験にふさわしくないと思います。

P&Bさんが事前提出は無謀と指摘されているのは、どこに問題があると考えているのでしょうか。

その場での対応という技術・能力を試すのであれば、選択論文と一般論文を工夫すれば足りるでしょう。経験論文を筆記試験からはずして、午前の3時間を他に回せば、他の問題の量を増やして、そちらを充実させることもできます。


択一問題の選択から全問解答へというのは、現状では反対です。
建設部門のように、全ての選択科目受験者に関係するような出題であれば、全問解答が正しいと思います。しかし、これまでの環境部門(今年はすこし傾向が変わりましたが)のように、全ての選択科目から数題ずつ寄せ集めるような場合には、自分の専門と全く関係ない問題が半数以上を占めます。これで全問解答させる必要性は理解できません。
まずは、択一問題のあり方について、全部門で共通させることでしょう。個人的には、建設部門のような出題方法が良いと思います。その上での全問解答というのであれば賛成します。

SC30  ++.. 2004/08/17(火) 23:41 [566]

 
論点がずれるかも知れませんが、口頭試験について述べさせていただきます。
口頭試験は筆記試験と違って平日・東京のみで実施されるため、
遠隔地の受験生は筆記試験に合格しても口頭試験を受験できないケースもあることから、受験機会の均等の観点から、口頭試験も休日に実施できないものでしょうか?


口頭試験について  ++.. 2004/08/18(水) 07:04 [567]

 
 経験問題に関しては、私は技術士法の技術士に関する定義にこだわってみました。第二条は『高等の専門的応用能力を必要とする事項〜中略〜に関する指導の業務を行う者』とされています。
 これを経験論文に当てはめてみると、過去の経験や実績を単に暗記して記述するのではなく、高等の専門的応用能力があるかどうかを確かめればよいのではないでしょうか?
 従って問題の基本スタイルは「あなたが今まで経験してきた業務を2例挙げ、以下の観点に立って、技術士にふさわしいと考える理由を述べ、今後の改善点を述べよ。」となり、毎年変りません。変るのは「視点とは○○、○○、...。の△つである。」という○○の部分です。
 経験した業務は様々で、計画,研究,設計,分析,試験,評価、など実に多様です。そうした業務に対し例えば建設環境部門なら『環境保全、リサイクル、地球温暖化、景観、etc』と言う観点に立った論文構成にせよ、と言うことです。つまり、経験を暗記して書くのでなく応用問題として記述することになります。
 日常業務では過去の経験が同じような形で生かされているのではないでしょうか?
 経験論文は過去の実績を書くことから、それを応用できる能力を試すスタイルに変えたほうが、より技術士法の意図するところに近付くのではないでしょうか?過去にどのように優れた実績があろうとも、その応用能力がないとすれば、技術士にふさわしいとは言えません。このあたりが、土木学会の特別上級資格との相違点でしょうか?

魔法使い  ++.. 2004/08/18(水) 11:31 [568]

 
二次試験を受験し、あるべき方向について、独断と偏見で感じたことを記します。

1.なぜ各解答用紙に、受験番号等同じことを書かせるのか
試験解答用紙の全てに、受験番号その他必要事項を書かせるのは、解答用紙が散失した場合への配慮からと思う。しかし、同じことを何枚も書かせるのは止めて頂きたい。しかも、書き損じ、あるいは誤記入の場合、失格者と見なし、採点を行わないとしている。試験官のねらいは、試験問題以外の注意事項においてもヒューマンエラーを起こすことなく、如才なくこなせることが技術士としてふさわしいと考えているのであろうか。 
私は、これらを記入している間に試験開始となり、非常に慌ててしまった。
試験問題以外の合理化が必要であると感じた。

2.建設一般問題について
 受験勉強を通して思ったことであるが、論述問題と言っても結局は、白書の内容を書き記すことに他ならず、あなたの意見を述べよと問われたところで、キーワードを無理やり散りばめた技術士問題特有の解答にしかならない。これであれば、記述を無くし、全て択一式とすれば良いと思う。

3.試験のあり方等
試験を一日で行わず、例えば、択一を6月、合格者は8月に記述問題を行う、としてはどうか。または、試験日程を、弁護士試験のように2日間に分ける、などとしてはどうか。
技術士は記述士と言われるほどであり、電算が発達した現代で、これほど手書きに固執する必要はあるのか、技術力よりも暗記力や精神力を試していると思える。FE試験は8時間ぶっ通しだが、全て択一式である。

4.結論
あるべき方向としては、問題点の多い技術士そのものを廃止し、PEに一本化することが正しい。今後、国内の建設事業は縮小することは明らかである。そうなれば発展途上国へ活路を見出す以外に無いのであって、技術者のアイデンティティーを証明するためには、世界に認められた共通資格でなければならないのである。 

ハンバーグ  ++.. 2004/08/18(水) 17:10 [571]

 
皆さん試験制度には不満があるようですね。暗記したものを記入することが技術士としてふさわしい、技術力を図れるのかという考えは、そうなのかもしれません。

しかし。本当に本人の経歴かどうか確認するために口頭試験をやるわけですし、また、試験制度が変わって、認定校を卒業した場合、4年の経験で2次試験を受験できる訳ですよね?それを考えた場合、試験を複雑化する意味があるのでしょうか?

制度の改正により、技術士は技術系の業務を行う者が所持すべき資格であって、より高度な技術を有する技術者に対して総監を設けたのだと思ってました。どうなんでしょうか?


チャリ通サラリーマン  ++.. 2004/08/18(水) 18:05 [574]

 
いろいろ違う意見があって面白いですね。
きっと業界や受験分野によっては、この人なんでこんなこというのかって、
理解できないケースもありそう。

僕が事前提出無理だというのは、それこそ他人の経歴どころか、
代筆が横行するに決まっているからです。
技術士論文を売る商売が始まりますね。考えようによっては、ビジネスチャンスかも?
でも事前提出が採用される可能性はゼロでしょうからね。
APECさんのいう、ころころ変えるのは応用力を試すという点では意味があると思いますし、
実際今もそういう傾向ではあると思います。
多いか少ないかの評価はともかくとして。

暗記を問題視する必要は無いと思います。
なぜなら、前文暗記しようとする人は逆に合格できないからです(ほんとか?)。
そうではなく、論点の流れや骨子、キーワードを暗記すれば、
当日の問題の変化にも対応できるというものです。

問題傾向については、こんなもんかなぁと思わんでもないですが、
専門が細分され多岐にわたっている分野・科目では、
選択問題に検討の余地があるような気がします。

建設一般の記述が白書の移写だという意見がありましたが、ほんとに白書のコピーだと、
いい点にならないのじゃないかと思います。
現状分析が白書でも、問題意識の持ち方や、展開に自分の意見らしきものをいれるかどうかで、
得点はだいぶ変わってくるんじゃないかな。
そういう味付けは、僕は新書などの書籍で入手して、面白い観点があれば、
そんなのをさらっと少し入れたりしました。
その人の信念らしきものが見えたほうが、僕なら高得点を与えますが、残念ながら僕も受験生なので。。。

試験問題はさておき、合格率に部門・科目で差がありすぎるのが問題だと思います。
受験地によっても違うと思うのですが、偶然でしょうか。

P&B  ++.. 2004/08/18(水) 19:33 [575]

 
私は、SC30さんの言うように願書提出時の審査を厳しくしてはどうかと思います。
年数だけではなく、関連資格取得状況や講習参加状況などの継続学習に関することも判断の一部に加えられないものかと思います。もちろん、部門や選択科目により有利不利が出来ないようにするべきですが。

1.願書提出時の書類審査(経験論文等より、本人の経験量を把握)
2.筆記試験(部門についての広く浅い知識を択一、選択科目についての詳しい知識を記述)
3.口述試験(技術士としてふさわしい人物か面接で確認)

経験論文を事前にだすと、P&Bさんの言うように資格講座と称した代筆屋(本人?の経験業務をチェックシートにでも書けば、見栄えのする文書にする。)なんかはやりそうですが、経験論文の位置付けを下げて、記述量も減らせばあまり問題にならないと思います。
現状の暗記論文(骨子のみの暗記も含む)を写すのと本人の経験を把握することに大差はないと思います。

筆記試験の記述は、毎回、内容が異なるべきだと思います。その場で何も見ずに考えて記述させることで、きちんとした知識が身に付いているか判断できるかと思います。択一だけでは、広い知識を確認できても、顧客に説明できるだけの知識を身につけているか判断できないかと思います。
また、願書提出時のみでは経験を判断しかねるのであれば、経験に関する毎回異なった質問を記述試験に加えてもよいかとは思います。

願書提出時に落ちてもいいように、受験費用は各段階ごとに支払うことになるでしょうが。

ばらんす  ++.. 2004/08/18(水) 21:46 [576]

 
↑記述試験における経験に関する質問の例
□年度 願書に記載した業務について次の項目から1項目を選びそれに関する事項を書け。(2枚)
(環境部門環境影響評価の場合 1.事後調査の状況 2.騒音振動の調査予測手法 3. ...)
×年度 願書に記載した業務について、類似の事例(他社含む)との比較を書け。(2枚)
○年度 願書に記載した業務と同等のあなたが行なった他の業務を書け。(2枚)
△年度 願書に記載した業務について、次のキーワードのうち1つ以上を含めて今後の課題を書け(2枚)

バランス  ++.. 2004/08/18(水) 23:04 [578]

 
 せっかくスレを立ち上げて頂いたので、「技術士補」について触れさせて頂きます。その前に、正確な名称等を使いません(使えません)のでご了承下さい。

 技術士補試験には「免除」される問題がありますよね。大学卒だと受けなくていいが、工専卒だと午前中から受けなくてはならないとか・・
あれは少しひどいと感じます。技術士を持たれている方も、あの問題は解けないですよ。きっと。技術士試験の採点者も大半は無理だろうな。
 興味のある方は、解いてみて下さい。
 技術士試験とか、総合とかの改善を図るより、士補試験の差別化を失してあげて欲しいです。
 

ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/18(水) 23:28 [580]

 
工学系大卒が免除される科目(共通科目)は、現役大学生が受けるので、問題が難しくても平均点が高いと聞きました。
ある程度の基礎学力の有無を判断するのであれば、大学入試のセンター試験程度に簡単にして絶対評価(合格点を先に決める)にしてはと思います。

それより、資格試験での共通科目の免除はどうなのでしょうか?専門の資格試験で共通科目の学力の有無が分かるのでしょうか?

環境部門に関しては、公害防止管理者など比較的簡単にとれます。(平成18年度からは更に簡単になるらしい。)
しかし、物理もしくは化学が試験科目にある環境計量士は免除対象の資格ではありません。
また、部門によっては関連する資格がない場合もあるでしょう。

共通科目で技術士補としてのどのような資質を判定したいのかよく分かりません。

バランス  ++.. 2004/08/18(水) 23:53 [581]

 
魔法使いさんの御意見に対して私の考えを述べます。

“高等の専門的応用能力”といってもそれは科学技術に関するものであり、あくまでも経験論文では“高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画,研究,設計,分析,試験,評価又はこれらに関する指導の業務”を行っていることをみるのが目的でしょう。
文章表現に対する応用能力を試すのは、選択論文と一般論文を充実すれば十分ではないですか。
他人の業績を借りてきているような者を排除するために、問題に変化を与えるというのであれば一理あります。しかし、それも口頭試問をしっかりやればよいことです。

むしろ、「・・・・以下の観点に立って、・・・・述べよ。視点とは○○、○○、...。の△つである。」という形で論文に制約をつけると、アピールしたい点をアピールできなくなると考えます。
技術的な創意工夫をした部分を記述できなくなってしまっては、適切に“高等の専門的応用能力”を確認できるとは言えません。


P&Bさんの御意見に対して私の考えを述べます。

> 僕が事前提出無理だというのは、それこそ他人の経歴どころか、
> 代筆が横行するに決まっているからです。

そういうことをする人は必ず出てくると思います。
しかし、それは現状でも実質同じことでしょう。
他人の業績をあたかも自分のもののように書く人や、他人の論文を失敬するような人だっているでしょう。
また、業績は自分のものでも、上司等が添削に添削を重ねて本人が書いたとは言えない論文になっている人もいるでしょう。
このような現実を考えると、暗記力でどうにかなる現状の試験方法をやめて、いっそ別途提出にしてしまったほうが良いと考えたものです。
もちろん、口頭試験ではこれまで以上に経験論文の内容についてしっかり確認しなければなりません。

> 暗記を問題視する必要は無いと思います。
> なぜなら、前文暗記しようとする人は逆に合格できないからです(ほんとか?)。

応用力に乏しくて暗記をしなければならないような人に限って合格率が低いということはあるかもしれません。
しかし、徹底的に丸暗記して試験に臨んで一発で合格する人だっているでしょう。合格できないということはありません。

> そうではなく、論点の流れや骨子、キーワードを暗記すれば、
> 当日の問題の変化にも対応できるというものです。

問題の変化への対応力を試すのは、選択論文と一般論文を充実すれば十分ではないですか。
ちなみに、個人的には論点の流れや骨子も暗記するものではなく、問題を見てから考えるものだと思っています。

> 建設一般の記述が白書の移写だという意見がありましたが、ほんとに白書のコピーだと、
> いい点にならないのじゃないかと思います。
> 現状分析が白書でも、問題意識の持ち方や、展開に自分の意見らしきものをいれるかどうかで、
> 得点はだいぶ変わってくるんじゃないかな。
> そういう味付けは、僕は新書などの書籍で入手して、面白い観点があれば、
> そんなのをさらっと少し入れたりしました。
> その人の信念らしきものが見えたほうが、僕なら高得点を与えますが、残念ながら僕も受験生なので。。。

私も白書の丸写しでは高得点にならないと思います。
しかし、白書にあることを90%書き、残り10%で申し訳程度に自分の意見らしきものを入れただけでも、合格レベル(60%以上)は取れちゃうでしょう。
多くの受験生は満点を目指さず、合格レベルを(多少の余裕はほしいでしょうが)目指します。

> 試験問題はさておき、合格率に部門・科目で差がありすぎるのが問題だと思います。
> 受験地によっても違うと思うのですが、偶然でしょうか。

たしかに部門・科目によってあまり合格率に差があるのは良くないと思います。年によって合格率が大きく変動するのも良くありません。
また、部門・科目によって口頭試問の難易度に大きく開きがあるのは異常です。現状の口頭試問不合格率は、3%程度から30%程度まで開きがあります。

SC30  ++.. 2004/08/19(木) 01:19 [583]

 
SC30さんの意見に対して、もう少し僕の考えを言っておきます。

力の不足している技術者が、他人の合格論文をぱくって丸暗記して受験しても、
合格できないですよ。
なぜなら、選択や一般記述で合格レベルに到達できないから。

技術士試験で求められるのは、業務が予測どおりに進まなかったときの応用力、
そして判断の論理性、書いた文章のわかり易さみたいなものだと思います。
記述力は、自分で書いたものを、何回も添削されながら身につけていくことができる能力。
他人の経験論文をぱくった人は、そこが鍛えられないから、結局かえって合格から遠ざかることになる。
もし他人の経験論文で合格できたなら、逆にその人は技術士試験に必要な論理性や記述力を身につけている、
すなわち合格に値する人という証明だと思っています。

口答試験でのチェックも簡単じゃないですよね。
分野がどんぴしゃの試験管なら可能でしょうが、極めて多彩な分野・専門の受験者群なので、
面接官もそれを追求するのが困難なケースも少なくないと思います。

建設一般は得点の開きが出にくいと思います。
選択も、問題数や記述量を増やせば差が出ますが、どちらかというと、
やや平易化・パターン化の傾向であり、これも差別化しにくい方向。
人により意見が違いますが、経験問題は差がつきやすい部分だと思う。
だけどその差は、他人の論文ぱくるとかでは埋められず、やはり地道な努力、
論理構成や記述内容の推敲によってしか、突破できないのだと思うんだけどなぁ。

現状の経験論文方式への批判の根拠がよくわからない。
暗記力不足かなんか知らんが、午前の時間が足りないなら、午後はもっと絶望的に足りないでしょ?

P&B  ++.. 2004/08/19(木) 08:33 [584]

 
今年度受験生です。現状の試験内容は適当と考えます。理由は下記のとおりです。

1.経験論文
・出題はパターン化されても、個人の経験力を見るための出題なので解答は多様です。
・「応用能力確認=個人の経験」、「知識確認=正解一つ」とならざるを得ないと考えます。
・記述枚数削減により、適切な時間設定になっていると思われます。
・これをクリアするための手法として、「丸暗記」であっても「ストーリー準備」であっても問題ないと思ってます。暗記のみで実体験がなければ、口頭試験で自信ある解答ができないからです。
・むしろ、試験申込の要項にて「経験問題は出題され」ていても上記目的は達成されると思ってます。自分の経験であれば、設定時間内に記述可能であること、準備の仕方は口頭試験で暴露されること、及び、応用力による技術提案に数時間という時間制限は無用であること、がその理由です。
2.建設一般(択一)
・業界動向に関する知識の確認問題として、意味があると考えます。
・時間的制約から、問題数は妥当と思われます。
・複数日程で実施するのであれば、問題数は増えても良いと思ってます。
3.建設一般(記述)
・白書があるべき姿を提示しているのでしょうが、その「提示されているキーワードだけ並べている文章」と「経験に基づく論理展開の末キーワード及びあるべき姿にたどりついている文章」とでは評価が違うと考えます。
・その意味で知識のみでなく、経験(に基づく考え方)を問う出題として意味があると思ってます。

尚、事後評価の徹底が時流ですし、技術士試験も5年に一度試験を受けるよう制度改正してはどうでしょうか。

4.資格取得後評価
・経験についても最新状況を確認するのがベストでしょうが、最低限の資格更新(?)要件として建設一般(択一)を採用してはいかがでしょうか。
・最新の業界動向等は、既技術士も抑えておくべきでしょうから。
・この更新(?)試験に通らなくても資格自体は剥奪されませんが、更新日がわかるような資格証を発行し、業務に際には資格証提示を義務化すれば、古い技術士と最新動向に精通した技術士の判別がつき、顧客にとって有益な情報となると思われます。

上記4.は少々大胆ですが、いかがでしょうか。

γ−GTP  ++.. 2004/08/19(木) 13:06 [585]

 
資格取得後評価
γ−GTPさんの御意見、よくわかります。何十年も前に技術士を取得した人の中には、最新の技術がどこまでわかっているのかなあ、と不安を感じさせる人もいますから。
しかし、技術士試験を5年に一度受験するというのはしんどいですね。
私は2部門取得しており、さらに今年重願しました。万一、重願に成功すると(失敗の予定ですが・・・)、毎年のように受験することになっちゃいます。勘弁してください。
建設部門では複数科目持っている方も多いです。また、総監が加わって複数部門を持っているかたも多いです。
それとも、自動車免許の更新のように、複数持っていても簡単な試験一つでクリアできることを想定しているのかしら? けどそれでは、専門を全く確認できませんよねえ。

SC30  ++.. 2004/08/20(金) 00:54 [586]

 
P&Bさんとどこまで同じ意見でどこから違っているのか、段々はっきりしてきました。

> 力の不足している技術者が、他人の合格論文をぱくって丸暗記して受験しても、
> 合格できないですよ。
> なぜなら、選択や一般記述で合格レベルに到達できないから。

私も力量が不足している受験者は、経験論文だけ丸暗記でクリアしても他の科目でアウトになる可能性が高いと思います。(合格できないとは言い切りませんが)
そうであるからこそ、文章応用能力などは選択論文・一般論文で十分確認でき、重ねて経験論文で試す必要はないと考えています。
経験論文はその受験者の専門とする事項における技術力を確認することに、より重点をおくべきと考えます。

> 口答試験でのチェックも簡単じゃないですよね。
> 分野がどんぴしゃの試験管なら可能でしょうが、極めて多彩な分野・専門の受験者群なので、
> 面接官もそれを追求するのが困難なケースも少なくないと思います。

これは意見が分かれるところだと思います。
私の他、とおりすがりさん、チャリ通サラリーマン さん、γ−GTPさんは、口頭試問でチェックできると考えているようです。もちろん、事前提出となれば、今より充実する必要はあるでしょうが。

> 建設一般は得点の開きが出にくいと思います。
> 選択も、問題数や記述量を増やせば差が出ますが、どちらかというと、
> やや平易化・パターン化の傾向であり、これも差別化しにくい方向。

私もそう思います。したがって、白書や学会誌などで勉強し、かつ文章力を身につければ、経験不足の若年技術者でも合格レベルに達することができるでしょう。

> 人により意見が違いますが、経験問題は差がつきやすい部分だと思う。
> だけどその差は、他人の論文ぱくるとかでは埋められず、やはり地道な努力、
> 論理構成や記述内容の推敲によってしか、突破できないのだと思うんだけどなぁ。

技術者としての経験を試すのは経験論文(+口頭試問)しかありません。だからこそ、その人の技術を十分に表現できるようにすべきであると考えます。そしてその手段として『経験論文事前提出+口頭試問の充実』を提案しているところです。
現状では不十分と考えます。毎年のように出題形式を変えるというのは、さらに技術を十分に表現できる機会を減らす恐れがあると考えます。

> 現状の経験論文方式への批判の根拠がよくわからない。

多くの受験者が暗記に精を出しているような試験はナンセンスです。暗記力と腕力でどうにかなるような形は望ましいとは思えません。
P&Bさんは丸暗記派ではないようですね。それがあるべき姿と思いますが、受験者みんながそうというわけではありません。
端的には、APECさんのHPの掲示板における、さすけさんの【技術士試験に合格する人とは・・】のレスの内容と、それに対する多くの助言に表れています。
試験慣れしていないがために技術力はあるが書ききれなかったという人に対して、「あなたは技術士としてふさわしくない」とは言いたくありません。また、「腕力を磨いてください」とも言いたくありません。このあたりも意見がわかれるところなのでしょう。

また、今の経験論文試験に与えられている時間と用紙枚数の制限では、豊富な経験と高い技術力を持った技術者にとって、それを十分にアピールできるとも思えません。3例概術+1例詳述であれば、まともな実績が1件でも十分書けちゃいますよね。
事前提出にし、指定枚数を2倍程度にすればかなり解消されると思います。(技術士試験改正の流れに逆行しそうですが)

> 暗記力不足かなんか知らんが、午前の時間が足りないなら、午後はもっと絶望的に足りないでしょ?

おっしゃるとおり、午後の時間はあと1時間くらいほしいところです。
午前は用紙1枚あたり30分でジャストの時間ですが、午後はそれでは全然足りません。逆に総監の試験は時間に余裕ありすぎです。なぜこのような試験時間にしているのか理解できません。
これも改善すべき点と考えます。
経験論文を事前提出にすれば、一般問題を午前に選択問題を午後に割り振ることもできます。時間に追われて記述しきれなかった(=腕力が足りなかった)ために、高い技術力を持った受験者が不合格となるのはあるべき姿ではないと考えます。

個人的には、受験者には経験と技術をアピールするのに十分な時間と用紙枚数を与えたうえで、合格ラインを高くして(例 60%→70%)高いレベルの技術士を確保すべきと考えています。

※意見の相違点が見えてきました。私の提案に対するP&Bさんの懸念も至極もっともなところがあります。これ以上は平行線になりそうですので、書き込みは控えようと思います。特定の人が長文をいくつも書き込むのもいかがなものかとも思いますし。(お呼び立てがあれば再登場します)
最後になりましたが、長文を続けて大変失礼いたしました。

SC30  ++.. 2004/08/20(金) 00:58 [587]

 
結局の所、試験制度の問題じゃなくて、「技術士」と呼ばれる技術者の質をどのレベルにあるべきかという考え方の違いになるんですね。
暗記で合格する人がでるかもしれないのがイヤなんて、まわりの技術士のレベルに不満でもあるんでしょうか?
実務経験4年で受験可能な試験になったわけですから、ハードルの高さもそれに見合ったものがあるのではないでしょうか。


チャリ通サラリーマン  ++.. 2004/08/20(金) 02:10 [588]

 
技術士試験について私見を述べます。
1.経験論文について
  皆さんが述べているように、暗記力・文書力の勝負であり、技術力が試されているものとなっていない。多くの人は、既技術士の添削をした文章を丸暗記している過ぎない。
  【問題案】
  問題なった事例を上げて、それにどう対処するかを答えるのはどうでしょうか?1問を長文にするのではなく数問を答える形式。
2.建設一般(択一)
  問題があまりにもミクロ的なのでは?細かい数値までの問題はどうか?
  【問題案】
  合格点を上げてでも、基礎知識を問うものとした方がよい。記述式を廃止して試験問題を増やす。
3.建設一般(記述)
  経験論文と同じで丸暗記型の試験ではないか?
  【問題案】
  この手の試験は面接試験にて、重視したらどうか?
4.専門試験
  記述式と択一式を導入したらどうか?
5.口頭試験
  筆記試験の合格者を増やして、口頭試験を重視するべき

※技術の最高峰試験として試験内容の抜本的改革が必要だと思う。
 自分の都合の良いように書いてます。
 すいません。 
 皆さんのご意見を!


振り込み!お嬢  ++.. 2004/08/20(金) 09:19 [589]

 
いやぁー びっくりしました。皆さん論文を暗記されてたんですか。
なんせ10人くらいの小さな会社なので試験情報が全くありませんでしたからねぇ。
私は価値のない暗記は絶対にしないのが自分の生き様なんで、建設部門、総合ともに試験会場で一発勝負でした。おかげで5回も受験しましたけどねぇ。
暗記する人がいるのは知ってましたけど、そんな方は暗記が趣味の一部のマニアだと思ってました。
別に暗記などしなくても、暗記する労力を設問に対して正確に論述する訓練に振り替えれば十分だと思います。
あんな記述量を暗記する根性があるんでしたら試験時間内に論述する訓練するほうが楽だと思いますけどねぇ。
試験会場で問題を読んでから、時間内で論述することは結構楽しかったですよ。なんか、トーナメント形式による格闘技の試合に出てるみたいで気合いはいりましたわ。設問全部KOせんと自分が負けになる試験ですからねぇ。昼休みにバンテリンつけて、テーピングするんですから、ほんまもんの格闘技みたいなもんですわ。
筆記試験勝ち抜いたら東京で口頭試験やけど、地方に住んでる私は、おねーちゃん(実は嫁はん)つれてディズニーランド行って、夜景見ながらシャンパン飲んで楽しかったけどねぇ。
皆さん、もっと試験を楽しんでみてはどうですか。マークシートだけの眠たい試験に比べれば、こんな楽しい試験ないですよ。いまのままでエーやないですか。

今のままでえーがな  ++.. 2004/08/20(金) 12:36 [592]

 
今のままでえーがな さん、皆さん活発ですね。昼休みに仕事がくい込んだので、今昼飯です。さて、このスレ2回目ですが、2回目を書く理由は、今のままでえーがなさんの意見があったからです。

全体がどうあるべきかは、上に書きましたので、述べませんが、経験論文については、今のままでえーがな さんと全く同じ意見です。そして同様に、現場で書くことを楽しんでいます。

自分の経験したことを事前にある程度頭の中で纏め、問題を見て一気に書き上げるのはエキサイティングですよ。自分を緊張の極限まで追い詰めて、題意に沿って、論理構成し、一気に纏め上げていくというのは快感に近いものがあります。

それで、時間少し前に、6枚ぴったり升目1つ余らせることもなく書き上げたときは、「やったー」という感じになります。

あれを丸暗記して、書き写すなんて、なんというもったいないことをするんだろう、苦行の3時間だろうな、と思ってしまいます。

小生が、今のままでえーがな さんと違うのは、一緒に行くおねーちゃんがいないことくらいでしょうか。

久しぶりに、試験会場で一気に書くという方がおられてとてもうれしいです。多くの方に同じようにやってもらいたいですね。

YOSHI  ++.. 2004/08/20(金) 13:31 [593]

 
再度投稿させて頂きます。
技術士補試験については、あまりご意見がないようで残念です。

> 工学系大卒が免除される科目(共通科目)は、現役大学生が受けるので、問題が難しくても平均点が高いと聞きました。
→大きな間違いです。実際、免除なしで試験を受け、士補に合格する確率は1%もありません。しかも”士補ですよ・士補”私は、差別化にしか見えません。
 そもそも、私は平成11年に技術士を一発合格させて頂きました。制度が変わり他分野の試験を受けるため、昨年度は「技術士補」を受験しました。(なんやねん これ! 単なる「金集め」じゃないか! 国家権力の横暴だ!)と思いましたよ。
 で、私が言いたいのは、「士補」っていったいなんなの?ってことです。

 みなさんの本題である「技術士試験」についてですが、何に不満があるのか私には理解できませ〜ん。
 今のままでいいじゃないんですか?
 断然、合格しやすい試験になったわけですし・・・考える時間もありますしね。

ではでは



> ある程度の基礎学力の有無を判断するのであれば、大学入試のセンター試験程度に簡単にして絶対評価(合格点を先に決める)にしてはと思います。
>
> それより、資格試験での共通科目の免除はどうなのでしょうか?専門の資格試験で共通科目の学力の有無が分かるのでしょうか?
>
> 環境部門に関しては、公害防止管理者など比較的簡単にとれます。(平成18年度からは更に簡単になるらしい。)
> しかし、物理もしくは化学が試験科目にある環境計量士は免除対象の資格ではありません。
> また、部門によっては関連する資格がない場合もあるでしょう。
>
> 共通科目で技術士補としてのどのような資質を判定したいのかよく分かりません。


ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/20(金) 20:03 [594]

 
私は去年合格を乱発して頂いたおかげか、1次試験に合格することが出来ました。実は答え合わせをしていないので、何パーセントとれていたのか知りません。
私は共通科目を免除でしたが、過去問を見る限り自信はありません。また、専門科目も幅広空いて「そんなこと知らんよ」って感じでした。一応「土木工学概論」とか「土木工学序論」とか「土木」とか本を買って勉強しましたが、専門からはずれた分野はある意味運だと思っています。
択一って悪問が出題される可能性が大きいのですからね。「士」の試験で択一にすればいいという意見には共感出来ません。
ただ、数学や物理は科学技術の基礎ですから、士補の段階で試験するのはやむをえないのかもしれません。
まわりでも、共通は無理だから、1次の前に土木施工管理1級をとって、免除にすると言ってる人もいます。
ただ、いまの試験制度がそうなのですからやるしかないのでしょう。

チャリ通サラリーマン  ++.. 2004/08/21(土) 01:21 [597]

 
 皆さんの意見を読ませていただいた印象ですが、今の構成で及第点はあると考えていいのかなと思っています。問題があるのは総監のほうだという意見が最初にありましたが、私もそう思うようになりました。非常に中途半端とのご指摘でした。
 総監の今の試験は建設部門の私から見ると、総監一般と言ったレベルであり、建設部門の専門総監(例えば横断的視野=建設一般とは違ってもう少しジャンル的=例えば都市+交通ジャンルetc)が必要ではないかと思います。

魔法使い  ++.. 2004/08/21(土) 07:40 [598]

 
> 工学系大卒が免除される科目(共通科目)は、現役大学生が受けるので、問題が難しくても平均点が高いと聞きました。
と、発言したのは共通科目の合格基準が「平均点以上」だったからです。(他の科目は○割以上の正解ですが。)
だから、共通科目が理由で落ちる人は50%ぐらいのはずです。
で、類推ですが現役大学生が上位50%に占める割合が高く、専門があまり取れないため、共通科目受験者の合格率が低いのだと思います。
そこで、数年で免除の資格がとれる人達(大学生)はほとんど合格できるレベルの問題にして、絶対評価(何点以上)にしてはと思いました。

バランス  ++.. 2004/08/21(土) 22:19 [599]

 
私は技術士の更新制度は必要だと思います。
業務経験等の報告や講習のみでもいいですが、更新期間内に試験に合格することもよいと思います。
複数部門の資格保有者は、それぞれの部門の「技術士」であり続けなければいけないので、それなりの手間はしょうがないのではと思います。

バランス  ++.. 2004/08/21(土) 22:38 [600]

 
> 私は技術士の更新制度は必要だと思います。

RCCMのように、更新講習会料1万、登録料〇万となるのではないかと危惧します。
 純粋に継続的な技実力向上なら賛成ですが、4年に1回、強制的な講習会参加になるのでは?


いろいろ  ++.. 2004/08/22(日) 07:27 [601]

 
一次試験については、JABEE認定プログラムが昨年度の35から今年度は102に激増しました。
大学の独立行政法人化の中での生き残り競争が後押ししているわけですが、今後は理工系カリキュラムはJABEE認定を受けることが当たり前という状態になっていくと思われます。
JABEE認定プログラム修了者は一次試験免除ですから、大部分の理工系卒業生は一次試験免除となり、結果として一次試験は若手受験者がどんどん減って、大検のような試験になっていくと予想します。

二次試験は、今の総監のような感覚の試験になっていくのではないでしょうか。すなわち、経験論文の比重が下がり、択一問題により広い知識・見識を問うことが重視されると思います。専門問題にも択一が導入されるのではないかと思っています。
経験論文の記述量は減り、総監のように記述すべき内容の指定度が増えて、設問内容が毎年変わるようになるのではないかと思います。
このような試験になると予想する理由は、技術士資格の位置づけが『一定レベル以上の知識と見識・経験と倫理を備えた技術者であることの保証』となり、『難しい試験をクリアした技術士サマ』ではなくなるからです。
そうなると「ヤマ場」は試験ではなくて資格取得後の競争をいかに勝ち抜いて技術者として成功するかということになってきますが、行政としては最低レベルの維持、すなわち更新制度の導入ということになるでしょう。それが技術士という資格に対してか、APECエンジニアなど国際対応資格に対してかはわかりませんが。
更新に際してはRCCMなどは講習を義務付け、出費負担を強いていますが、CALS/EC資格は継続教育申請により講習免除制度を取り入れていますし、APECエンジニアはCPDを更新条件としています。
おそらく一定値以上のCPDで更新、もしかするとCPD不足分は講習で補うという形になるのではないでしょうか。

APEC  ++.. 2004/08/22(日) 11:29 [602]

 
>技術士資格の位置づけが『一定レベル以上の知識と見識・経験と倫理を備えた技術者で
>あることの保証』となり、『難しい試験をクリアした技術士サマ』ではなくなるからです


この手の話題の時にいつも感じることがある。もし、技術士を”一定レベルの〜〜”
と位置付けたいと指向しているなら、現行の「技術士」なる資格に(無理矢理)適用させ
るべきでは無いのではないかと言うことです。
なぜなら、
旧来の技術士だって今後15〜20年ぐらいは現役でのこるであらろうから、その間
異なった基準の旧来の技術士とこれからの技術士が同じ資格で同居してしまうからです。
これは、顧客の利益にはならないでしょう。
現在の技術士はそのままにして、あるいはRCCMと統合するなりして、別の資格を造り旧来
の技術士にもその試験を受けさせるべきです。

新資格を造るか旧来の技術士が絶滅するまで、今のような中途半端な試験が続くことでし
ょう。

もっとも、
新資格設置など既得権益を持っている現技術士(会)が許さないでしょうけどね

さすらう若人  ++.. 2004/08/22(日) 15:28 [604]

 
 再度、申し上げますが現行の技術士に何の不満があるのでしょうか?
私には分かりません。

 総監やAPECの方が”?”です。くどいようですが技術士補もしかりです(技術士補については免除うんぬんの差別化です)。いちおう時の流れに乗って総監、APECともに初年度で貰いましたが、総監の面接なんてひどかったですよ。「貴方みたいな若い人が監理できるわけないでしょう。どうして受験したのですか?→ご指摘のとおりです。会社の指示で受験しました。」→不合格だな・・と思ったら”合格”です。
 APECエンジニアなんてもっとひどい。自分の経験を英語で書いて提出するのみ。それを審査することなく、はい合格? こんなもんです。(今は知りませんが、初年度はそうです。確か、添削はしていませんが励んで下さいみたいな文言があったような・・・)
 それに比べて、技術士試験は基本的には技術力をつている人しか合格していないはずです。技術力がないのに・・・丸暗記だけで合格する人・・・の指摘がありますが、こういう方達をねたんでいたらきりがありません。全ての国家試験がそうだからです。すなわち、丸暗記で合格する人は、ごく一部です。
 
 技術士試験が総監のように・・・技術士がRCCMのように・・・なるわけないでしょうね。 

 ついでに、総監、APECを持たれている方がいらっしゃいましたら教えて頂けますか? なにかメリットがありましたでしょうか?私は本当にありません。蛇足で申し訳なしです。

 

ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/22(日) 17:22 [605]

 
スレが長くなりすぎるので、何なら別スレを立てませんか?>魔法使いさん

ナチュラルさん、総監は技術士(総監以外部門)+総監必須科目&総監口頭試験、APECエンジニアは技術士+審査ですから、技術士(総監以外)とは同等以上ですよ。
旧技術士制度の問題点は、名誉資格のように「取ったらゴール」的性格があったことだと思います。新制度は制度としてはそこが改善されると期待していますが、試験もそれに適した内容にすべきだと思います。

なお、技術士(総監含む)もAPECエンジニアも名称独占資格ですから、もともと保証されている「メリット」は、その資格を名乗れることだけです。現実において享受できるメリットがあるとすれば、それは付加価値のある資格として世の中に認められるだけの先人達の働きがあったのでしょうし、総監やAPECエンジニアのような新しい資格は、取得者がこれから積み上げていくものではないでしょうか。

APEC  ++.. 2004/08/23(月) 01:37 [606]





 技術士の量と質及び活性化戦略 
『技術士制度の改善方策について』=技術士審議会
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/12/gijutu/k223.htm
に目を通しました.このうち質が高く、充分な数の技術者の育成、確保の必要性があげられています.まず量の問題についてですが『活用が進んでいない部門を中心に全部門に亘って資格取得志望者数が拡大』することが重要、とあります.建設部門が全体に占める割合は47%(98年末).
http://member.nifty.ne.jp/whitewell/gjshitowa.htm
とのことで、現在の割合がどの程度まで他部門増加しているのか、データが欲しいところです.
日立には社内技術士会があり700名を超える技術士が参加しているようです.いつ頃から技術士取得を奨励し始めたかわかりませんが、日立の企業戦略の一環としての位置付けがあると思います.http://www.hqrd.hitachi.co.jp/pe/news/no38/NO38.pdf
 これは類推ですが、建設事業の縮小傾向と、情報、電気電子、機械といった国際競争力に優れた分野が、技術士を企業戦略に取り込みつづければ、この比率は急速に改善されるのではないでしょうか。このグループは世界的な視野と国際競争にさらされている分野であり、建設部門とは技術士制度に対する認識も相当異なっているのではないでしょうか?建設部門以外の方の参加がほしいところです。こうした傾向は技術士の社会的認知にとっては良い傾向であり、井の中の蛙傾向のある建設部門が「置いてきぼり」を食う懸念が一方にはあります。そうならないためにはどうすれば良いか?これが質の問題であり、建設部門技術士の技術士活性化戦略であると思います。活性化戦略は如何に?

 
魔法使い  ++.. 2004/08/20(金) 10:44 [590]

 
 話題提供です。 
 建設部門内のジャンルが今のままでいいのでしょうか?この部門は土質及び基礎から建設環境まであり専門技術による縦割りとなっています。しかし、例えば、道路、鉄道、港湾、空港、そして情報といった専門分野は、より上位の交通という概念に集約できます。このように、横断的知識に基づく専門技術を持った技術士制度となれば、交通と言うトータルコストから見た、道路整備や、鉄道、港湾整備が可能となります。
 土木学会認定技術者資格分野では、交通というジャンルを設け、各施設を連携して捉え計画整備、維持管理を行うと定義しています。
 時代は横の連携を要求しています。この連携は技術士全体も必要ですが、建設部門においては、早急な対応が必要です。その意味では、総合技術監理部門は建設部門を総括する総監とジャンルを総括する総監を整備していくのも一つの方策ではないでしょうか? 

魔法使い  ++.. 2004/08/20(金) 11:12 [591]





 脱自動車社会を語る  
道は本来人が自由に往来できる公共空間でした。
 しかし、自動車という人を殺傷する能力を持った交通手段が開発され、これが人と同一空間を利用するようになり、人は道から疎外されました。
歩行者という交通手段から見ると、自動車交通はその下位にある自転車や歩行者の安全を犠牲にした上で成り立っている交通体系です。
 こうした犠牲を強いる以上、普通はこれを保障します。しかし、こと自動車に関しては保障がありません。例えば、自転車と言う21世紀向きの交通手段に対しても、道路に自転車専用レーンを設けるのでなく、歩行者と混ぜて処理(道の端っこに追いやる)するのが関の山です。
こうした状況に対し道路特定財源は、自動車のための道路整備が主眼であり、これを当然視していますが、果たしてそうでしょうか?
道は本来人が自由に往来できる公共空間でした。そして、都市が道なしでは存在できない以上、人は道だけでなく都市からも疎外されています。道を人の手に取り戻すことは都市を人の手に取り戻すことです。
日本では都市の内部から自動車を排除できた街はいまだに実現していません。(もしあればご紹介ください。)ボンネルフは歩行者の復権に有効な手法ですが、いまだにその普及が充分とはいえません。
道路の技術者は自動車交通に対し、どのように対応していこうとしているのでしょうか?毎年発生する1万人弱の交通事故死亡者は必要悪として受け入れるのでしょうか?

 
魔法使い  ++.. 2004/08/18(水) 15:27 [569]

 
自転車首都というアメリカの事例がありました。
http://www.chiiki-yokoshima.com/column/column3-1.html
http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~saitotac/ChuoHyoron/SaitoUCD.PDF
スマートウェイと言う考えもあります。
http://www.its.go.jp/ITS/j-html/Smartway/smartway.html
オランダの自転車交通施策は
http://www.h4.dion.ne.jp/~bikemuse/machi/about/amsterdam.html

魔法使い  ++.. 2004/08/18(水) 15:53 [570]

 
私はあのスタートレックのドラマの「座標をロックして転送(テンソウ、この字でいいのかな)」というヤツ、あの瞬間移動が何よりすごいと感激したものです(ワープもすごいですけど)。あの装置が普及したら、物流が根底から覆る。近未来ではまだ無理でしょうけど。
数年前に大手コンサルさんが大阪で実施したことがあったような、パーク・アンド・ライドとかいうヤツ。協力要請が会社にありましたが、私はもともと電車通勤だったので参加のしようもありませんでしたが。あれ、結果はどうなったんやろ。

腹八分  ++.. 2004/08/18(水) 17:39 [573]

 
以下のようなデーターがあります。日本の平成11年の厚生省による死因ランキング(人口10万人当り)です。

全死因782.9中 第1位悪性新生物(がん) 229.4 第2位心疾患119.3 第3位脳血管疾患109.7 第4位肺炎74.2 第5位不慮の事故31.6 第6位自殺25.0 第7位老衰18.0 第8位腎不全14.1 第9位肝疾患13.2 第10位交通事故10.5 です。

交通事故死は、全死因の1.25%です。ということは、今と同じ交通システムが続いたとして、1.25%は交通事故で死ぬことになります。そのようなシステムを移動手段として許容している社会は、どこか何かが欠けているのかもしれません。

第一位のガンに例をとると、10万人に一人のガン発生のリスク増をもたらす化学物質の濃度でも「危険だ」といって排除しようとすることと同じ社会であるとは思えません。(例えば、水道水中のトリハロメタン濃度基準を考えてみてください。)

このようなことからすれば、移動に車を使わない、足や人力車を使うことをもっと優先する社会にしなければなりません。とはいえ、例えば韓国(南朝鮮)の首都ソウルよりわが国の首都東京のほうがはるかに、自転車で移動しやすい都市設計になっています。日本国内でも、都市によりずいぶん、自転車移動の難易度は違います。

それこそ、社会における価値観が、都市構造から見えてきます。従って、私達が脱車社会にしようとすれば、一人一人がそのような行動をとることで、自ずから変化していきます。今車社会であるとすれば、多数の価値観がそうであることを示していることに他なりません。

YOSHI  ++.. 2004/08/18(水) 22:47 [577]

 
以前私は、BSEの感染・発症により死亡する可能性は交通事故死の何百分の一であるのに、米国産牛肉を否定してクルマに乗るという行動は理解しがたいと申し上げました(米国産牛肉輸入の是非を論じているのではなく、論理的判断を下すための理性的・客観的なリスク分析ができていないんじゃないかと申し上げたかったまででのすで念のため)。
1億2千万人中8千人程度が死亡するということは、15,000人に一人の確率です。以前はもっとひどくて、10,000人に一人程度でした。「交通戦争」といわれ、随分努力して1.5分の一になったわけです。
YOSHIさんがおっしゃるように、こんなにたくさん死んでいるのに許容している社会はどこかおかしいのでしょうが、結果的に日本人がこれを許容できる程度と取ってしまっているのは、それがバイアスなんじゃないかなあと思っています。

落ち着いてよくよく考えてみれば、飛行機で死ぬよりクルマで死ぬ確率のほうが高いのですが、飛行機を「落ちると嫌だ」と毛嫌いする人のほうが多いですよね。あれは、墜落死あるいはそれに伴う恐怖体験とか、一度に大勢死ぬことに対する恐怖とか、いざそうなったときの死亡率がとても高いことに対する恐怖とか、そういったものがバイアスとして働いて、受容性を低くしているのではないかと思うのです。もし人間が「自由落下すると大変気持ちよく幸福感に満ちて死ぬ」という特性を持った生物ならば、飛行機事故に対する恐怖感はぜんぜん違ったものになるでしょう。

似たようなものに、核兵器・原発、未知の(あるいは新種の)病気などがあると思います。今回の美浜原発での事故死があれほどセンセーショナルに取り上げられ、原発そのものの是非論さえ唱えられるのは、間違いなくバイアスによるものだと思います。

バイアスがあるのであれば、その内容を分析し、できるだけ論理的かつ客観的に判断することができるようにする方法を考えるべきではないかなと思います。
それがインフォームドコンセントにつながっていくのではないでしょうか。

APEC  ++.. 2004/08/18(水) 23:06 [579]

 
十年以上乗っていると税金が高くなるって国が、自動車社会からの転換を考えているとは思えませんね。自動車事故による死者が1万人弱ってのは凄い数ですが、自殺者が3万人を超える国ですからね・・・。

皆さん自転車に乗ってみて下さい、自転車に乗っていると季節の変わり目とともにこの国の道路行政のまずしさが見えてきます。

チャリ通サラリーマン  ++.. 2004/08/19(木) 01:12 [582]





 2度も契約解除-河川工事で国交省事務所 
ちょっと気になるニュースがあったので転載します。
私個人的には、邪推ではありますが背景がイメージできてしまい、「さもありなん」と写ります。
それにしてもまあ、こんなことって良くあるんでしょうか?

−−−ここから−−−−

 国土交通省大和川河川事務所(大阪府柏原市)は9日、同事務所が発注した河川工事で、請負業者に工事継続の意志がないなどの理由で、工事請負契約を解除していたことを明らかにした。この工事では、今年3月にも請負業者と中途で契約解除しており、2度も続けての解約という特異な状況になった。同事務所は「工事を放棄されたので解約した。早く再入札する予定だ」と話している。

 問題の工事を請け負ったのは、奈良市内の建設会社。今年5月19日に、大和郡山市の大和川堤防の補強工事を電子入札で落札した。落札価格は、680万円。予定価格の1080万円をはるかに下回る低価額で、落札率は63%。その後6月7日付で工事の請負契約を同事務所長と締結し、6月10日から工事に着手していた。

 ただ、解約に至った理由について同請負業者は、工事で発生する土の仮置き場所の承諾などを河川事務所に求めても、事務所側は23日間も回答をせずに放置。そのため工事が進展しないなどの事態となったと説明。また、工事に着手した日に、現場担当者に河川事務所から「よう低価格でとってくれはりましたなあ。徹底的にいじめさせてもらいますから」と話があったという。
(2004.8.10 奈良新聞)

 
ふ〜ん  ++.. 2004/08/12(木) 17:52 [525]

 
趣旨が解りにくい。そういう事実があったということまではいいんだが、肝心のアンタはどう思っているんだい。
理不尽だからやめさせたいのかい。それとも、もっとやってほしいのかい。
それと、その工事は遅れることによって、人命が危険にさらされる可能性があるのかい。どうでもいい工事なのかい(予算消化)。
もう少し情報がないと、レスしにくいんじゃねえのか。

ようするに  ++.. 2004/08/12(木) 22:00 [527]

 
「ようするに」さんよぉ。
レスは建設的にいきましょうや。
理解できないなら、理解できてからレスするか、自身の理解できる範囲でレスすればぁ。
ここは、技術士・・・を目指す人や、技術士の人が集う場所なんでしょ。
たいへんがっかり。

だから?。  ++.. 2004/08/13(金) 08:05 [528]

 
あんた、意見を述べたつもりかい。
スレに無関係な内容になってるぜ。まあ、あんたががっかりしようが喜ぼうが、オレには関係ないがね。

ようするに  ++.. 2004/08/13(金) 09:13 [529]

 
「よう低価格でとってくれはりましたなあ」というセリフと「徹底的にいじめさせてもらいますから」というセリフのつながりが理解できません。要するに、河川事務所は請負業者を、常に理不尽にイジめて楽しんでいる、ということでしょうか?
ぶんた  ++.. 2004/08/13(金) 17:02 [532]

 
過去,低価格で入札した者です。低価格で入札したことにより,国交省では,非常に面倒な事務処理が数多く発生します。また,当初の積算が適正であったこともきちんと整理しなければなりません。 そのため,低価格で入札した業者に対しては,きつくされるのではないでしょうか?私は過去に,非常にきつくされました。家に帰ることもままならず,夜の1時,2時までいて,明日の朝一番に書類を提出すると言うことを繰り返されましたね。
 辞退した会社に頭が下がります。通常は,会社が国交省の仕事を受注することを優先し,つらい思いをする社員のことは考えませんから。こういう現実があることは,国交省の仕事を元請けされている方は当然ご存じでしょう。

経験者  ++.. 2004/08/13(金) 18:46 [533]

 
過去に何度も低価格入札された現場の設計管理技術者です。
たしか、低価格入札は設計金額の70%未満で入札したものが該当するんですかねぇ。
実際、設計金額の60%くらいで入札したら、諸経費率が低すぎてまともなもんくつる意識がなくなるやろねぇ。
低価格入札した全ての請負業者さんを責めるつもりはないが、いままでに経験した現場は、ひどいのが多い。
適正価格で入札して、いいものをつくる意識なんてこれっぽちもなく、安かろう、悪かろう、安くつくりやすいように適当に変更して、変更金額を吊り上げてやろう、安いんだから設計どうりにつくりたくない、つくれない、入札金額で出来るように適当にしてやろう、等々数え上げれば切りがないことを平気で言いながらつくっている。
ボランティアで現場に出向いて施工チェックして、施工方法を教えなくてはつくれないような現場代理人、「こんな仕事とらんかったらよかった」などといいながらビール飲んではぐちるやつ、会社が勝手に低価格入札した現場で利益をあげることを命ぜられている彼らの気持ちも分かるが、こんな現場を責任もって完成しなくてはならない役所の担当者も相当まいってる。
発注者に泣きつかれて、施工業者に資料のつくり方教えて、資料を修正してやることも多い。
社会資本として自慢できるもんつくるためには、ボーダーラインの適正価格は必要でんな。施工規模の小さい現場はえらいことになってますで。
「よう低価格でとってくれはりましたなあ」「徹底的にいじめさせてもらいますから」というセリフは、奈良方面では「何ぼ低価格でも、手抜きできへえんように、きっちり管理するさかいに、覚悟しとていてや」という意味やから、理不尽にイジめて楽しむどころか、発注者も泣きそうな状態やろね。

はこのり  ++.. 2004/08/13(金) 19:53 [534]

 
官側の施工監督経験者です。
私も、はこのりさんと同様の経験があります。

最近、国の土木工事の経験が少ない業者が、不況の中、低入札までして無理して受注して、結局はできが悪い施工となるケースが多いような気がします。
大抵、建築メインで土木の経験が少ない業者とか、市町村の小規模工事しか経験がない業者が多いですね。
今回のように解約まで達するケースは、私の経験では、
・受注業者がまともな施工計画書すら書けないとか、
・契約したまま、現場代理人が一度も打ち合わせにこないとか
が考えられますね。

経験者さん、低入札をすると、受注者側技術者も大変でしょうが、発注者側も大変な思いをします。
受注者に対しても、厳格な態度で望むこととなります。しかし、それは、手抜き工事等をさせないため、適切な品質管理を実施するためです。
今回の場合、そもそも、諸経費すらまともに計上しないような入札をしてくるような会社に問題があるような気がしますね。

想像ですが・・・  ++.. 2004/08/13(金) 20:43 [535]

 
みなさん、コメント有難うございます。要するに、低価格で入札が成立しても、官も業者も更にはそのメリットを受けるべき国民も、結果的に誰もいい思いをしない、ということでしょうか。・・・低価格の足切り(例えば70%以下での入札は不適格とみなす)をすれば良いような気がしますが、この手の工事の入札ではそういう制度は無いのでしょうか?
ぶんた  ++.. 2004/08/15(日) 01:42 [539]

 
いいスレになってるじゃねえか。民間企業が低価格で入札する理由は、
・管理技術者の無知
・営業部と技術部の不和
・経営悪化による受託優先主義
・他社への嫌がらせ
などがあるだろう。担当技術者として救われないのは、一番目の管理技術者の無知によるものだな。これをされると、部下としちゃあ、上司に延髄切りでも食らわせたくなるぜ。上司が担当者に事前に何の相談もなく、勝手に安値で入札し、受託後は「この予算の範囲内でやれ!」なんて息巻く。いきさつを調べようものなら、怒り出すボケ上司もいるようだ。業務が終わるころになって、すべてが判明、結局は「無知」ゆえの安値受託がバレる。が、社内的には利益が出なかったのは担当者の責任だ、で終わる。ふざけんな、てめえの責任だろ!部下が育たない部署は大概こんなもんだろう。
二番目以降は、会社の体質ということだからな。担当者が苦労はするが、個人的に責任を取らされることは少ねえ。

ようするに  ++.. 2004/08/15(日) 12:17 [540]

 
ようするにさん。言いたいこと言ってますが,それが本質ですね。なかなか言いたくてもいえないから。
弊社は,
・管理技術者の無知
・営業部と技術部の不和
・経営悪化による受託優先主義
 この3点ですね。その中でも3が最たるものです。
経費はすべて営業費用で計上し,管理費用を安くしたように見せかけて,黒字であったことにしてしまう。現場担当者の気持ちは考えずに社員を単身赴任させ,離婚に至った社員もいます。
 結局,管理能力の低い民間会社があるからこのような事が起こるのではないでしょうか?私もその会社の一員ですが・・・

経験者  ++.. 2004/08/15(日) 13:41 [541]

 
「なかなか言いたくてもいえないから」ってか。あんた、人間できてるね。部下からの信頼も厚いだろ?オレはそこまで人間ができてねえ。
大概のコンサル関係者なら周知のことだが、その既婚者の「離婚率」と死亡率で過激さがわかるよな。この掲示板を見る連中には、まだこの業界に入っていない「学生さん」とか居るだろうけど、会社選びのバロメータに加えることだな。売り上げだの、利益率だの、福利厚生もそりゃ大事かもしれねえ。が、その会社の過激さを一番よく示しているのは、離職率でもなんでもねえ。離婚率と死亡率。ただ、こんなデータはそう簡単には公開もされねえし、入手するにはそれなりの努力は必要だ。
まあ、スレの本質から外れるから、ここまでにしておくぜ。

ようするに  ++.. 2004/08/15(日) 14:29 [542]

 
ところで、営業部と技術部の不和というのは、どういう意味なのですか???
レイ  ++.. 2004/08/15(日) 22:53 [544]

 
営業=なんでもいいから仕事を取りたい
技術=もうからない仕事(=しんどい仕事)はしたくない
よって利害が衝突する。以上

++  ++.. 2004/08/15(日) 23:32 [545]

 
だいたいそうだが、ちょっと補足するぜ。
営業=受注ノルマ達成を優先したい
技術=技術的に価値のある業務(己のスキルアップにつながる)を優先したい
それぞれの立場があるからな。どちらが正しくてどちらが間違っているとは言い切れねえ。ごくまれに両者の利害が一致することはありうる。が、大概はポリシーが違うために相反することが多く、これが度重なると不和となる。しょうがねえよな、みんな食っていかなきゃならねえ。まあ、会社のトップクラスの責任でどちらか寄りになっているよな、たいていの会社は。

ようするに  ++.. 2004/08/16(月) 16:47 [550]

 
コンサルの死亡率と離婚率ってやっぱ高いんですかね。
一般に建設会社に比べれば給料がいいコンサルで離婚率が高いというのはいまひとつ腑に落ちませんが(嫁は金さえ入れとけばたいていOKだと思うんですがw)。
死亡率が高いのは精神病罹患率が高そうだからそうかもな・・と思いました。死亡率と言うか自殺率かな。

++  ++.. 2004/08/17(火) 00:46 [551]

 
嫁ったって、亭主の家畜でもなんでもねえ。人間だし「女」だからな。
嫁を人間として、そして女として扱えないくらい、追い込まれてしまう技術者が多い、ということだな。少々給料が良くたって、人間的に魅力のない亭主には、ついていけねえということなんだろ。推測だがね。
女性からのレスがあれば、はっきりするんだが。

ようするに  ++.. 2004/08/17(火) 08:40 [553]

 
女性のコメントが出るまでの間つなぎです。
 脱線ついでに35年間の平均離婚率(全国)はざっと、1000人あたり1、8人なので、会社で言うと22歳から57歳までに離婚経験のある人は、1000人あたり60人ぐらいということですかね?離婚経験者の自殺は男が女の5倍だそうです。
http://www.asahi-net.or.jp/~fq3k-hsmt/trend312.htm
ここでは、男の自立が足りないと言っていますが、私は、女性の場合離婚は自己犠牲からの開放だが、男の場合は自己否定につながるということでしょうか?離婚の言い出しっぺはどちらなんだろうか?

魔法使い  ++.. 2004/08/17(火) 10:39 [557]

 
コンサル勤務の女です.

男女関係なしに,そりゃ,日24時間のうち6時間くらいしか家にいなくてそのほとんどは寝るだけで,週7日のうち1日くらいしか休めなくて時期によっては休暇無し,の生活では,相手も同じペースでない限り,かなり厳しいでしょ.
うちの夫は勤務時間が普通の会社だし,だんなの両親は「何だあの嫁は!」状態だし(別居ですが),よくわからんけど,浮気のひとつやふたつしてるだろうと思う時もあるけど,私のせいだから仕方ない,ってな感じです.まさに離婚の危機だね.
逆の立場の男性諸氏が離婚していないのは,事実上の母子家庭で妻はひとりで必死に子供育ててるからだろうと思いますよ.
中には,毎日の事なのに遅くなる時は電話する,とか,長期休暇は年3回(春,夏,正月)きっちりとって,家族旅行計画をみっちり立てる,とか,はたから見てると気持ち悪いくらいにまめな人もいて,家族は「パパ大好き」状態の家庭もあるようで,やはり,やり方次第でしょう.

でも,魔法使いさんの数値を見ると,会社の20人にひとり程度,ということになりますね.私の身の回りでは,そんなもんですよ.50人の部に2,3人.コンサルの離婚率が特に高いということはないでしょう.
精神疾患率は,絶対に高いと思います.同期入社の1割以上が精神的に参って退職してます.

全然,女性の意見,になってませんが,男も女も同じでしょう.
自分の存在価値に疑問を感じれば,当然,離婚を考えるが,子供がいるので踏み切れない,まさに子はカスガイです.

でも,一ついえるのは,仕事にも努力が要りますが,結婚生活にも努力が必要であり,妻は金だけ入れればいい,と思っていると,何かのタイミングでアクションあるかもしれませんよ.

(うちなんて,子も金の繋がりもないから,日々戦々恐々ですよ,ほんと)

呼ばれた?  ++.. 2004/08/17(火) 14:30 [560]

 
貴重な意見だぜ。どうやら、外では偉そうにツッパッてみたところで女無しでは生きていけねえのが男、という構図。マメな男じゃねえと生きてる価値もねえってことだな。身にしみる助言だぜ。
ようするに  ++.. 2004/08/17(火) 17:11 [563]

 
いやはや、苦労しているのはどこもいっしょどすな。
このスレを読むと、みなさん苦労してはることが解ります。自分だけがしんどい想いをしている訳やないと、改めて認識しました。私は女房なしでは生きていけそうにありませんが、マメでもありませんでした(反省)。これから気を付けます。

腹八分  ++.. 2004/08/18(水) 17:29 [572]





 本物の時代 
モノあまりや百円ショップの裏返しとして『本物の時代』が訪れようとしています。ここでは木の端材を使った燻煙熱処理と言う記事を紹介します。 『蒸気式木材乾燥その他の乾燥方法よりも、効率面ではるかにすぐれている』
とのことですが、注目したいのは
『今後は「本物で、厚くて、しっかりした味のある商品が求められている」「時代の転換期で日本に合う木の家の方向に変わっている』
との発言です。
本物だけが付加価値を持って迎えられる時代だということを噛み締めてみたいと思います。
本物の技術を持った企業、個人だけが付加価値を持って迎え入れられると読み替えることができます。
本物の中身は組織や人によってそれぞれ異なりますが、本物を志向するのが遠いようで近い再生の道ではないでしょうか?
http://www.wood.co.jp/kinokokoro/no20/kuendhori.htm

 
魔法使い  ++.. 2004/08/09(月) 19:01 [509]

 
魔法使いさん、相変わらずの話題提供力、恐れ入ります。「本物の時代」ですか。「本物」があるなら「贋物」もあるわけで、何れも定義は難しそうです。
単純な「贋物」は、時計の○レックスのクオーツとか、書画骨董等に多くあります。今、ここで話題になっているのはこういう類ではなくて、「しっかり造りこまれている物」でしょうか。

小生の専門である環境でいえば、循環型社会形成の前提として、長く使用するということがあります。これは、社会の価値観に負うところが大ではないかなと考えています。
公共工事による構築物、個人の住宅、車、衣服、アクセサリー等々に至るまで様々なものがあります。

公共の建築などは、建設時にはものすごい金をかけていますが、良くて50年の寿命でしょう。これなど、建物そのものの寿命ではないようです。このようなものに、本物などと言っても無駄な投資のような気がします。

個人住宅などはどうでしょうか?これはもっと寿命が短くて、30年くらいでしょうか。小生の、母方の実家など、100年くらい経っていますが、未だに叔父、従兄弟、従兄弟の子と3世代が住んでいます。小生の実家は40年以上経っていますが、時々小生が泊まるくらいですので些か傷みがきています。少し手を入れればあと30〜40年は大丈夫のようです。
しかし、今時の住環境にはあまり馴染まない造りでもあります。基本的には冷暖房はしない構造になっていますし、セキュリティーは全く保たれません。
暑ければ暑いように窓を全て開け、寒ければ閉めて火を焚くという、自然と共にくらし、しかも犯罪が殆んど起きない社会でしか存在できない構造です。
ある意味でこれこそ、本物なのかもしれません。今の省エネ・高気密住宅など小生に言わせれば、贋物というしかありません。しかし、在来工法の住宅で安全に、快適に住めるように社会システムを回復できるか難問です。

そこまで、話を広げなくても、筆記具は使い捨てのボールペンではなくて、万年筆を使うとか、時計は機械式のものを使うとか、自転車はSUSとアルミの長持ちするものを10年以上は使うとかでずいぶん違ってくるかもしれません。

そういえば、何よりも、我が体を元気に、100年以上使うというのが一番のようです。そうすれば、小生も技術士5部門10科目は十分いけそうです。

YOSHI  ++.. 2004/08/09(月) 23:29 [510]

 
 本物といえるものを自分が持っているだろうか?自答してみて、@人に言えることは何も無い。A本当の自分は、出せない、のか出さないのか。だいたい、B自分に、本当のものがあるといえるか。分かりませんが、多分答えは、●個人個人それぞれの「本当の物」があるのでしょうね。
 ほとんど意味不明で皆様にご迷惑な文章になりましたが、整理してみると、本当のものの判断は価値観で異なり、自分のものは、自分だけですね。本当のものは個性そのもの。
●さて、私の場合、本物とは?生身の人間以外何も無い。生き方、や楽しみ方、その生身を大事にする。ものや金や名誉など、所詮、ツールですね。最近ろくなニュースが無いと嘆くのは、実は皆良い話を求めているからでしょうか?

Shima  ++.. 2004/08/10(火) 06:45 [511]

 
丈夫でなが持ちするのが本物の条件とすると、自然に逆らわない、無理な構造としないと言った配慮が必要ですね。奇抜はいらない。無論一見奇抜と思える形に秘めたる合理性があるものは、いずれ理解されるでしょう。
本物を作るには、良いものをみることではないでしょうか。土木の見学会というとほとんどが新工法です。しかし本物はこのうちどの程度残るのでしょうか。その点土木遺産と言われるものは安心してみることが出来ます。大学ではそんな研究や見学も進んできているようですのでそちらに期待することが出来そうです。最前線の技術者がその方面を継続的に勉強しているかどうかは、疑問です。家族でチョコッと見に行く、あるいは、ちょっとしたボランティアを企画すると言った活動がいるように思います。

魔法使い  ++.. 2004/08/10(火) 11:37 [513]

 
新工法とは逆に伝統工法というものがあります。今では職人がいなくなって、というより職人を絶滅の危機に追い込んでしまったせいで担い手がいません。効率性という尺度だけで進んできた20世紀の負の遺産です。土建職人芸レッドデータブックなるものを出版する必要があると思います。
一方、高度成長期に作られたコンクリート橋で、ひたすらスレンダーを追求し、鉄筋のかぶりをぎりぎりにした結果、標準的なものより早く腐食が進んでいる橋梁が続出していると聞いたことがあります。
 工費縮減と言うとすぐ材料を削ろうと考えがちですが、こうした実績も踏まえて、材料削減とライフサイクルコストを係数で整理したものはないのでしょうか?

魔法使い  ++.. 2004/08/10(火) 11:38 [514]

 
丈夫でなが持ちするのが本物の条件
であるということには賛成であります。
しかし日本に本物の時代が来るのは本当にもうすぐなのでしょうか?
日本人の過半数が欧米人並みに「本物」を理解するにはまだしばらくかかりそうな気がします(周りを見渡して)。
半世紀も使い捨て文化になじんだ民族がそう簡単に本物がわかるようになるとは思えん。
ブラウン管テレビで用は足りるのに見栄で高価な薄型テレビを買いあさったりしてさ。
新しいもの好きのアホな国民性はそう簡単に治らないと思いますよ。

++  ++.. 2004/08/17(火) 00:59 [552]





 日本狼復活の是非 
日本狼を復活させようと言うプロジェクトがあるそうです。対象地は国立公園が中心だそうです。
 ハイイロオオカミを外国から移入するとのことです。
この種は日本狼に近いとのことで、面白そうだなと感じましたので、話題提供です。
 

 
魔法使い  ++.. 2004/08/10(火) 23:27 [515]

 
追伸、プロジェクトは
http://www.japan-wolf.org/

魔法使い  ++.. 2004/08/10(火) 23:28 [516]

 
日本狼を復活させることに何の意味があるのでしょうか。ニホンシカやイノシシの増えすぎは人間の生活様式の変化が原因でしょうから人為的に管理をすべきと考えます。ハイイロオオカミを入れて生態系が自然になるとは思えません。攪乱してしまった生態系は元に戻るのは無理ではないでしょうか。オオタカなどの生態系は自然をそのままでは維持するのも困難ではないかと思います。オオカミ復元も人間のエゴ、中途半端な学者の考えのような気がします。今の自然は人間が管理しなければいけないと思われるところは管理することで維持できるのではないでしょうか。
小耳  ++.. 2004/08/14(土) 21:37 [538]

 
今、日本の森林はスギやヒノキといった人工林の間伐問題が取りざたされていますが、森は単なる人工林を生育するための斜面農地ではなく、森の生態系が再生する場でもあると思います。
 国立公園内で数つがいの狼を放ち、発信機を付けて専従の専門員のも
とで、じっくり試し、人との共存を含めて、どんな条件のもとなら再生が可能なのか、試してみてはどうでしょうか?
 私はごく稀に人工林に入りますが、小鳥の声などあまり聞いたことがありません。多分えさを含めて生育できる環境がないのでしょう。
 事例調査、研究員派遣、生態研究、適地選定、放育観察、普及指導、観察員教育と言った手順を踏めば、現代における森の生態系と人社会とのありかたもみえてくるのではないでしょうか?
『日本狼を復活させることに何の意味』とのことですが、@天敵を利用した食害の減少A食物連鎖の復元による多様な生態系の再現
等を思いつきます。
 おっしゃるように中途半端はいけないので、やるなら予算と人を確保して10年単位で取り組んで欲しいと思います。
 10数年後、狼の遠吠えが聞こえるキャンプ場が出現するかもしれません。笑。そのときまでには不用意にえさを与えたり、食べ残しを放置することが無いよう、モラル教育も必要となります。

魔法使い  ++.. 2004/08/16(月) 09:44 [547]

 
追伸、自然を管理するという考えには賛成です。原生林に人を入山させないと言う形で守るのも管理の一つだからです。日本には成り行きに任せるという伝統的な習慣があって、犬や猫を捨てるのもその一つですがこれには反対です。狼も放置でなく放育です。
魔法使い  ++.. 2004/08/16(月) 09:56 [548]

 
オオカミが絶滅して100年位になるのではないかと思いますが、その間に(特に戦後)生態系はずいぶん変わりましたよね。
そこへ食物連鎖の頂点となる種を人為的に挿入すると、どうなるのですかね。
頂点だから、あまり影響は与えないのかな?とも思いますが、影響ゼロということはないのではと思います。
もし本当にやるのなら、そこのところをきちんと予測評価してから実行に移すべきだと思います。予想外の生態系撹乱が起こってからでは取り返しがつきませんから。

野犬の問題を考えると、モラルの向上は必須だと思います。
猟犬を山中に放置して帰るハンターが後を絶たないそうです。何でもシーズンオフの飼育費用を考えると捨てて帰ったほうが安上がりだとのことですが、犬は生き物であり道具ではありません。
捨てられた犬が野生化し、人間やペットなどを襲う事件は一向になくなりません。
対策として、犬に所有者などのデータを仕込んだチップを埋め込むなどの措置があるそうですが、なかなか実現までは遠そうです。
この例はハンターという一部の人の、そのまたごく一部の不心得者に関することではありますが、それを許さない社会にしていくことが社会の成熟でもあると思います。

APEC  ++.. 2004/08/16(月) 12:15 [549]





 またも原発で・・・ 
 いつも有意義のある意見交換の場として拝見させてもらってます。
 ところで、またも原発がらみの事故で人の命が犠牲となりました。私は中堅ゼネコンに勤める現場担当者ですので
設備の維持管理についてはあまり詳しくありませんが
最近はライフサイクルコストを含めた構造物の施工にも
たずさわりました。そこでいつも感じるのは50年、100年に
耐えられる設計だと言ってはいるものの、メンテナンス・維持管理には全くと行っていいほど無計画であり、基本設計はあってもそれを実行できない管理者側組織の体制があります。電力会社も組織が巨大で、結局下請け・孫請け任せ。許認可の「権限」はあるが、「責任」の所在は不明確。いつも泣くのは下々という構図です。今はマスコミを
はじめとして大騒ぎですが、悲しいかな人間は忘れる生き物。同じ事を繰り返すだけなのでしょうか。
なんだかグチっぽくなりましたが、技術者として悲しい事が多いので投稿しました。みなさんはどう思いますか。

 
さすけ  ++.. 2004/08/11(水) 15:29 [517]

 
昨年の某電力会社の失態を、対岸の火事くらいにしか見ていなかったのでしょうか。それにしても自然災害に続き、このような産業災害まで。被害に会われた方々にはお気の毒です。その「責任」の所在は不明確というのは、私の職場でもあることでして、自らの襟を正すことにしたいと思います。
腹八分  ++.. 2004/08/13(金) 10:46 [531]

 
拉致事件に引き続き、またまた私の「地元」です・・・・
市町村は違いますが、お亡くなりになった方は(存じ上げませんが)比較的近所ですし、会社も近くです。こういうことで全国ニュースになって、何とも言えない気分です。
被災された方はいずれも中堅〜ベテランのようで、作業員がどっと来る定検の前に、中堅チームで段取りを進めておこうということだったのではないかと推察します。
ピラミッド構造の下請け体制や、大きな会社の組織体制、不況下での利潤と安全のトレードオフなど、おそらく全国共通の課題でしょう。

今回の事件に係る技術者諸氏には、原因をしっかり探るのは、責任者を明確にして罰するためではなく、システムを是正して良くするためという原則を忘れずにあたっていただきたいと思います。

APEC  ++.. 2004/08/13(金) 22:33 [536]

 
効率性と利益追求を求めるのは何処の企業でもあることです。しかし、皆さんの指摘にあるような肥大化した電力会社の多重構造の犠牲者と言う気がしてなりません。建設会社でもプロジェクトが大きくなると良くあることですが、結局は下請け・孫請けが組織の歪みをもろに受けることになり、今回のような事故を耳にする度に「日本」という国の自浄作用の無さ(自分も含めて)にため息が出る思いです。
結局、今回のような事故が起こっても、結局は「犯人探し」に終始し、教訓は生かされないのでしょうか?そもそも、国民のうちどれ位の人が原子力の実体を認識しているというのでしょうか?
私は、国民が理解するには余りにも公開されている情報が少ないのではないかという気がしております。情報公開した後の様々なリスクを憂慮するよりも、まずは情報公開して説明責任を果たすべきではないでしょうか。(このことは、地方自治体職員である自分自身にも言えることですが・・・)

小役人  ++.. 2004/08/14(土) 20:52 [537]

 
原発での事故(今回は二次冷却水配管での事故)を語るときに、常に問題になるのが、原発ジプシーと呼ばれる下請け労働者の方々の存在です。
そこまで行かなくても、下請け、孫受けの労働者の問題は常に存在します。最近では、この事故の直前にEICネットの中で論じられた、H教授の原発論に関連して、下記の反論も寄せられています。今回の事故が被爆事故ではなかったとはいえ、構造は同一です。

このような事故がなぜ防げなかったのか、残念でなりません。

http://www.eic.or.jp/qa/index.php?act=view&serial=6862&new=1&pageID=2

YOSHI  ++.. 2004/08/15(日) 18:54 [543]





 核分裂から核融合へ研究シフト? 
六ヶ所村を候補地とした核融合炉の実験施設に向けて日本(韓国、アメリカ)連合が、欧州連合と争っており、決着していないのことです。この建設費は1兆3千億円で日本の負担は5千700億円だそうです。核融合は夢のクリーンエネルギーとの触れ込みですが、いき詰まっている原子力問題、特に原子力に関わる技術者と企業の飯の種を作るのが本音と言ったら言いすぎでしょうか?真意の程はわかりませんが、問題は、この投資によって、その他のエネルギー開発、例えば自然エネルギーやコージェネレーションシステムなど、地球環境に影響が小さいエネルギー開発予算が吸い取られてしまう懸念があります。一度進みだした原子力政策は国として切って捨てるわけにはいかず、企業や原子力に関わる技術者を守るという本音を覆う鎧が核融合炉開発に隠されているとすれば、日本のエネルギー政策にとって不幸といわねばなりません。時間はかかるかもしれませんが原子力関連の技術者や企業は一部を残して別の分野に振り向ける工夫はないものでしょうか?
 国は苦肉の策として核融合を選んだのかもしれませんが、リスクを抱えた問題のように見えます。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040619-00000012-kyodo-int
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040804-00000071-mailo-l08

 
魔法使い  ++.. 2004/08/10(火) 10:49 [512]

 
原子力・放射線部門が新設されたばかりなのに、するどい切り口ですね。廃掃法でも放射性廃棄物は、アンタッチャブルの聖域?で何人も触れず近寄らず、でしたから。当社でも最近は放射性物質を使用するECDガスクロは止めにして、MS-MSに換えるということです。まあ、若い女性をオペレータにすることを想定すると、少しでも安全になるのはうれしいことですね。
ご懸念の、「地球環境に影響が小さいエネルギー開発予算が吸い取られて」しまうようであるなら、本末転倒な開発でしかありません。ましてや、温暖化対策税の税収をつぎ込む予定なら、国民が黙っていないでしょう。

腹八分  ++.. 2004/08/13(金) 10:35 [530]





 アホにつけるクスリ 
以前、私の部下であった若年の技術者が、酒に酔った上で第三者に迷惑をかけるような行為に及んだとの報告を、転勤先の職場の同僚から受けました。

家庭不和か、職場のストレスか、あるいは他の原因があったのか良くわかりませんが、以前の彼の様子からみてとても信じられない思いです。

第三者に迷惑をかけるなど、本当に「アホ」な行為と思いますが、根は良い人物なので是非立ち直って欲しいと思い、近々本人に会って励ましてやろうと思っています。

皆様にそれぞれの立場からお聞きしたいのですが 、このような場合に彼のため、本当に良く利く「クスリ」はどのようなものでしょうか。経験者のご意見を頂ければ幸いです。
(場違いかもしれませんが、総合技術監理部門の「人的資源管理」に関するテーマとして許していただけませんでしょうか。(^_^;))

 
新米技術士  ++.. 2004/08/11(水) 21:55 [518]

 
 事情は、まったく存じませんが、部下の方が、書かれているとおりの方なら、猛省をしているところだと思います。
 また、はじめてのことだと思われますし、今回は、何もいわずに、見ているだけでいいのではないでしょうか。
 私も、何回か経験しております。立ち直ったものも居ますし、ついには自主的に辞めていったものも居ます。文面からは、見守るという一見、消極的に見える方法がいいのではと思いました。

経験者  ++.. 2004/08/12(木) 07:14 [519]

 
だれに対するどのような迷惑行為でしょう?
私なぞしょっちゅう迷惑をかけています。うれしくなると,誰かを羽交い絞めしたり,ヘッドロックをかけたり。
宴会場での出来事ならこんなことでも許してもらえますが,宴会場の外での,しかも関係ない人への迷惑で,例えば人を殴ったというような迷惑となると,ことは重大です。
このような場合は,慰めるのではなくきつく戒めるべきでしょう。「これからは,だれに誘われても,強制されても,何があっても酒を飲むな」と。
酒を飲むと怒ったり,延々と説教を垂れる人がいますが,こういう人は本当に気の毒です。アルコールと脳神経との相性が悪いのでしょうね。

ねぎ  ++.. 2004/08/12(木) 10:05 [520]

 
いやはや、総監試験はきついものがありました。
人的資源管理かどうかはわかりませんが、酒との相性は人それぞれですから、各自で管理するしかありませんね。今日はへたをすると切れそうだな、と思ったらさっさと切り上げるようにするのがとりあえずの対処法でしょう。危機管理?予防保全?再発防止に勤めましょう。(私も過去のことで反省すべきことはありますが。)
私は本質的に、他人にしたことは返ってくるのものだと認識しています。それが良いことでも、悪いことでも。自分に返ってくるとは限りません。子に返ってくることも考えられます。そう思うことで自制することも必要でしょう。
それでもどうにもできそうにないなら、自衛隊に入隊してイラクに行くこともいいかもしれない。少なくとも国のためにはなる。人に感謝されることを知れば、人生観が変わるかもしれない。

腹八分  ++.. 2004/08/12(木) 10:52 [521]

 
試験も終わって、みんな一段落だな。へえ、腹八分さんよ、あんたは派兵賛成派だったか。
オレが思うには、その酒で我を忘れた「アホ」とやらは、この際浴びるほど酒を飲ませ、金輪際酒を受け付けない体質にしてやるしかねえんじゃねえか。毒をもって毒を制す。酒をもって酒を制す。肝臓壊せば、もう飲まねえだろ。

ようするに  ++.. 2004/08/12(木) 12:17 [522]

 
いいえ、ようするにさん、派兵賛成派ではありません。第一、自衛隊は軍隊だとは思っていません。武装した公務員に過ぎません。警察官に毛が生えた程度だとしか思っていません。それと、目的が侵略ではありませんし、インターポールから協力依頼を受けた刑事が団体で国境をまたいで行動しているという風に捉えています。
それにしても、相変わらず考え方が強烈ですねえ(的を得ているともいえますが)。以前の魔法使いさんとの「クソミソ」談義も大変おもしろく読ませていただきました。試験前でスレには寄れませんでしたが。

腹八分  ++.. 2004/08/12(木) 12:42 [523]

 
青森(田酒)、秋田(刈穂)、高知(土佐鶴)、これが男性平均寿命ワースト3です。これは県別アルコール消費量に比例しています。しかも、アセドアルデヒド分解素酵素のうち、活性タイプ、つまり飲んでも二日酔いにならないタイプが、多数住んでいるとのことです.http://homepage1.nifty.com/koutarou/insyuidenshi.html
 多分、肝臓病になっても呑んでしまうんでしょうね。しかも2升とか3升とか中には斗酒なお辞せずといって、タガが外れたようなノンべいもいて、酒を持って酒を制する前に、こっちのふところが破産します。
 浴びるように呑んで、しかも絡む?とすれば、迷惑な話でしょうが、そっとしておくことです。無頼派(太宰とか安吾とか壇一雄)と呼ばれる作家になるかもしれません.我々のような小市民的人生が、良いとは限りませんよ。笑。

魔法使い  ++.. 2004/08/12(木) 13:15 [524]

 
魔法使いさん、ベスト、いやワースト3に入っとりまんがな。気いつけとくれやす。
ねぎさんのヘッドロック?利きそうですね。笑
いよいよ盆ですね。先祖を敬い、お接待し、16日には送り火焚いて。今は亡き人に想いを寄せて、晩酌する。「あんとき、あんなことありましたな、と。」 そういう、価値ある酒の飲み方もあるんやないですか。いや、別に型にこだわる必要もありまへんな。

新米技術士さんのおっしゃる「アホ」さんは、そないな余裕すらないほど、追い込まれとるんどすな。それは、周りの人の過大な期待?それともご本人の努力不足?
酒はおいしく飲むもの。それができそうにない状況下なら、酒の席は断ることどすな。私事ですが、私は会社関係の飲み会は、昨年の忘年会以来、すべて断っとります。それ以外の自主的に参加している会合では、飲めや、歌えや、の大騒ぎどすけど。楽しおすえ、こういう飲み方は。

腹八分  ++.. 2004/08/12(木) 21:41 [526]





 横浜市の活動に感服 
またしてもホウドーステーションネタですが、横浜市は昨今懸念されている外来の伝染病から市民を守るため日夜蚊を採取して病原菌の有無を調査しているそうです。
市民からの要望なのか、市職員の発案なのかはわかりませんが、いづれにしても横浜市民の先進的な気質が国の施政に先駆けて時代に即したサービスを実現してると感じます。
同じ港町である神戸市も(特に震災前は)神戸市株式会社と言われたほど役所離れした事業を行ってきましたが、やはり港町というのは異文化に接する機会が多く一般に保守的と思われているお役人でも開明的なのかと思ったしだいです。
港町と言っていいのかどうかわかりませんが商人の町大阪市のお役人の商売下手には閉口しますが・・・(これは単なる関西人としての愚痴です)
脱線しましたが、要は市民の気質が施政者に与える影響は少なからずあるのではないか、ということです。
役人は腰が重いからなどと思わず、小さいながらも声をあげることで少しづつ世の中を変えることができるのだろうなあと思ったニュースです。(ちょっと想像力がたくまし過ぎたかもしれませんが)
とりあえず私はここで小さな声をあげてみました(笑)

 
フルタチチチロー  ++.. 2004/08/07(土) 00:38 [501]

 
保守派の役人が発生する原因をさかのぼって考えてみました。
例えば、何故役人は天下るのか?日本には「お上」意識が根強く我々の意識にこびりつき、日本人の思想や行動に大きな影響を与えています。早い話が、役所は国民を正しい方向に導くと信じられているからです。
 一方、ヨーロッパはどうかというと、『役人や政府は、自分たちが作った社会のルールが守られ、税金が全員の利益のために使われるのを確保するための必要悪である。』と言う考えが常識として通用しているそうです。
 必要悪であれば、役人生活を終えた人間に利権は発生しないし、天下って市民を導くなどと言うこともありえません。
 こうした日本人の考えを官尊民卑といいますが、この考えは明治政府の中央集権施策の結果と言われており、さほど古いことではないようです。中央集権が何故悪いか?という向きもあろうかと思いますが、日本人は既にお上を必要としない程度に成熟しており、単に訓練、つまりエクササイズが不足しているだけなのです。
 地方が生き生きとした活力ある地域に生まれ変わるためには、市民が政策や行政を自らの手に取り戻す必要が、ここにある訳です。

魔法使い  ++.. 2004/08/07(土) 01:49 [502]

 
別スレでも書きましたが、行政・市民・企業とも、少しずつでも変わらなければなりませんね。
「知らしむべからず、よらしむべし」という言葉があります。誰の言葉かは忘れましたが、住民(市民・国民)に対して行政のやっていることをいちいち教える必要はない(教えるべきでない)。それより頼りにされなさい(そうすれば知らなくても不安にはならない)という考えです。
これはインフォームドコンセントと対極にある考え方、パターナリズムですね。
医者は親のように親身になって真剣に患者に良い治療を施す。患者は医者を信頼して全てをゆだねるというものです。
この「医者」を技術者、「患者」を公衆と置き換えれば、技術者倫理の話になります。

行政は行政にしかできないことがあるのですから、その方面では頼れるプロたる必要がありますが、その一方で、今後はパターナリズムからの脱却が望まれると思います。
これも「行政」を「技術者」と置き換えてもいいですね。

APEC  ++.. 2004/08/09(月) 12:26 [503]

 
多分家康だったと思いますが、家康は大変な読書家だったようですので中国かどこかの話を仕込んだのでしょうか?
私に言わせればまさに、カンソンミンピです。笑。
バターナリズム(父権性温情主義)の、思い上がりを知らしめるためには、叩かれなくてはわからない御仁が官民ともにいるし、中枢にいる人たちに対抗するためには、振り子の反動をつけないとはじき返されてオシマイと言う懸念があります。そこで、振り子に反動をつけようと思っているわけですが、『反動をつけているよ』というインフォームドコンセントも合わせてしている積りです。しかし真意が伝わるかどうかはわかりません。
追伸、孔子の言葉だそうです。http://www.ryukyushimpo.co.jp/kinkou/kin20/k020922.html
しかし、その意味するところはぜんぜん違いました。
抜粋始め『もともとは孔子の言葉で、「国民が専門的な知識を勉強しなくても安心して頼れるような政治をするべきだ」というのが本来の意味 』抜粋終り

誰が我田引水したのでしょうか?
やっぱり、家康かな?

魔法使い  ++.. 2004/08/09(月) 13:08 [504]

 
追伸、「知らしめて、その後、よらしむべし」これこそ、行政や立法に関わるものが肝に銘じなければならない座右のメイではないでしょうか?
魔法使い  ++.. 2004/08/09(月) 13:17 [505]

 
なるほど、もとはそういう意味なのですか。「君子豹変」など元の意味が大きく変わって認知されている言葉は多くありますが、その類ですね。魔法使いさん、ありがとうございました。
「知らしめ、よらしむべし」ですか。なるほど。しかし「よらしむ」は「頼ってしまう(自分のするべきことをしなくなる」に通ずる可能性がありますね。信頼関係の構築にとどめ、もたれあいになるのを防ぐようなシステムも必要ですね。人間は弱いものですから。

APEC  ++.. 2004/08/09(月) 15:06 [506]

 
『情報公開したから後は住民の自己責任で頼むよ』という逃げ腰の情報公開でなく『情報公開したこの部分に問題があるので、いい知恵や工夫がないだろうか』といきたいものです。
 隠すからおかしくなるので、例えば氾濫原の問題など情報公開さへすればほとんどの住民は納得すると思います。
 協働や共働の精神をはぐくむには、性善説を信じてまずは情報公開しないと、いつまでたっても、『行政は自分に都合が悪いことは隠す』という不信感をぬぐい去れません。また、予見できそうなことが過失と判断されれば、それも受けて立つという気概がこれからの行政マンには必要ではないでしょうか?
 退職時の行政マンの挨拶が『大過なく...』で始まることがいつまでも続くとしたら、それこそ、ニッポン沈没でしょう。

魔法使い  ++.. 2004/08/09(月) 17:15 [507]

 
追伸、行政を攻めているのではなく、激励している積りですが、文章構成がまずいのですかねー。
魔法使い  ++.. 2004/08/09(月) 17:18 [508]





 コレでいいのか公務員 
どうも公務員がつるし上げにあってるようなトピが続いてる。民間の発言者が数にものを言わせて集中砲火を浴びせてるようだ。レスするのに根負けして正常なレスができなくなってるような状態だ。コレでいいのか公務員。民間に言いたい放題言わせてていいのか?
 
コレでいいのか公務員  ++.. 2004/08/03(火) 00:06 [442]

 
最近のスレでは公務員の方の、民間から見て見直してもらいたい点が表に出てしまっている面があるように感じます。
公務員・民間ともに「指摘されると弱い面」があると思います。
それを互いに攻撃しあっても、一時的に溜飲は下がるかもしれませんが、得るものは何もないでしょう。荒れるのがオチです。
公務員の俯瞰的長期的視野・民間の得意分野での高い技術・市民のセクショナリズムに侵されない自由な発想が協働できれば、行政・企業・市民のグラウンドワークができるのですが。
・・・・と言うと、いつも「俯瞰的長期的視野を持った公務員なんていねーよ」とか「得意分野で高い技術を持ったコンサルなんていねーよ」といったセリフが聞えてきますが、そう言ってしまったら終わりですよ。^_^
日本グラウンドワーク協会のことを、なるモンさんに教えていただきました。http://www.groundwork.or.jp/
行政はNPOなどを「タダの下請け」と考えることから脱却し、企業は社会的財産を食いつぶすような利益追求から社会貢献の対価として設けるという原点に戻り、NPO・ボランティアはまちづくりの一翼を担えるように人的・経済的地力とつけるとともにプロ意識を醸成するというように、お互いに少しずつでも意識を変えていく努力が必要ではないかと思います。
これは理想論ですが、理想論を忘れては現実に流されます。そこのところのバランスが難しいですね。

APEC  ++.. 2004/08/03(火) 08:48 [444]

 
公務員がつるし上げか。公務員は法で動くからな。民間とは根本原理が違うんだからしょうがねえところがあるが。公務員にも国の機関、都道府県、市町村と分けると、一番つれえのは市町村だろな。訳の解からねえアホ住民の苦情をちゃんと聞かなきゃならねえらしい。
それと比べりゃ、都道府県の職員は楽らしいな。いくら配置換えがあったって、同じ都道府県の中で動くだけだろ?民間はそうはいかないしな。
まあ、根本には今回の年金問題で明らかになった諸問題もあるし、しばらくは公務員という看板背負ってるだけで、非難の的になりやすいわな。その点は同情するぜ。
しかし、クソミソに文句言ってる方々よ。本人の意志とは無関係に、命掛けてイラクに行かなきゃならねえ自衛隊をみてみなよ。そこまでの業務命令をされてる民間人がいるなら、是非自己紹介してみてくれ。

ようするに  ++.. 2004/08/03(火) 14:48 [447]

 
日本グラウンドワーク協会、面白そうですね。地域資源を生かすというテーマの元に、バイオマスニッポン、特産物開発、雇用促進、人材バンク、公園づくり、都市と農村の交流、等等とありました。
 すぐやってみるタイプですので、参加してみます。なるモンさんにこの場を借りてお礼申します.アリガトウゴザイマス。
 追伸、ようするにさん、お手数ですが、どのあたりが『クソ』でどこが『ミソ』と考えて見えるのか、示してもらえるとわかりやすいのですが。つまり人によってクソとミソの温度差があるだろうから、そのあたりを整理しないと、それこそクソミソな話になるからです.

魔法使い  ++.. 2004/08/03(火) 15:01 [449]

 
やっぱり出てきたか、魔法使いさんよ。うっかりレスもできねえな。質問されるのは好きじゃねえんだが。
全部拾い出すことは出来ねえから勘弁してもらうが、クソとミソをごちゃ混ぜにしているとしか取れなかったんでね。どんないいミソでもクソと混ぜちまったら、それはもうクソでしかねえだろ。坊主憎けりゃ袈裟まで憎い、というヤツに近いぜ。袈裟はあくまでそれを着る人物に従属するに過ぎねえ。いい迷惑だぜ。何万人、もっといるな、という公務員の極一部には確かにクソがいる。その他大勢のミソまでもがクソとして見なされて非難されるのは、ちょっとミソの方には失礼なんじゃねえの。
災害復旧にはどうしてもボランティアが注目されちまう。それは悪い事じゃねえ。当地の自治体担当者は、ひょっとして、自分や親戚の家を放っておいて、災害復旧に奔走しているのかも知れねえ。それでも、当たり前のこととしてしか評価されねえ。そういうミソの部分だって公務員にはあるだろう。それらをわきまえた上で、明らかなクソを非難するのはおおいにやったらいいんじゃねえの。そういうことが言いたかっただけだ。まあ、おれ自身もクソミソなところはあるかも知れねえがね。

ようするに  ++.. 2004/08/03(火) 16:59 [452]

 
 私は民間ですが、尊敬する公務員の方がいます。ほんとうにすばらしい人です。また、民間にも、大変謙虚で勉強され、人格的にも能力的にも尊敬する人がいます。

 そしてその反対の方のかたも、民間・公務員・市民をひっくるめて、たっくさんいますね。足の引っ張り合いや、誹謗中傷のしあいなど。。

 よく、3割だか、2割だかが一生懸命働き、残りの8割は働かない法則があるなどとききますが、実際、人材や能力的な話をすればそうなんでしょうね。それから、物事を大局的に見ることができ、それを実行できる人となると、100人に1人とかその程度になりそうです。そういったことを、民間や公務員を区別して話することになんの意味があるのでしょう?
 システム的な改善の話なら建設的な話ができるでしょうに。。

 今度、私は公務員の方から誘いを受けて、ごちゃまぜになった勉強会を開催します。こうなれば肩書きはまずはおいておいて市民と1人となって、都市の未来を考え、肩書きにもどってできることを実行していくことが、今の日本をも発展させることになるのではないでしょうかね?

 偉そうなことをいっていますが、実際、アメリカの大恐慌時でも、こうした活動によって、社会資本形成のあり方にもずいぶん広がりを見せたときいたことがあります。


ランプ  ++.. 2004/08/03(火) 18:54 [453]

 
私だけではないと思うのでレスさせて頂きますが、どうも伝わってないような気がして残念でなりません。
私が言いたいのは、公務員の方から、どうしてもっと前向きな意見がでないのか?ということです。あまりにも保守的すぎるのではないでしょうか?法律がどうだとか、スペース的に無理だとか、そんなことは説明されなくても分かってますよ。残念ながらこの業界は、民間が逆立ちしても公務員には勝てません。だから、もっと頑張ってもらわなければ困るのです。もっと前向きな話をしましょうよ。


ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/03(火) 20:39 [455]

 
 ここは地位や肩書きや所属する組織でモノを言う場所でなく、一個人が参加している場であると考えています。従ってスレにあるような、行政対民間とか、経営者対従業員とか、枠でくくって対立を煽るような話は好みません。
 なるほで、自分が所属するヒエラルキーが責められれば、愉快ではないでしょう。私も年寄りはさっさと引退してくださいと言われれば、余計なお世話だと、思わず過剰反応してしまうからです。(その折は失礼しました。)
 しかし、ルールを守った上で、反応はすればいいと考えていますし、反応する場合はヒエラルキー代表としての発言でなく、一公務員、一技術者、一従業員、として発言します。人は所詮その所属する組織や、経歴から離れることは出来ませんのが、この場で代表になることはないし、身に覚えのない非難はかぶる必要もないでしょう。 例えば『公務員は法で動くからな』といわれれば、改めてそういうものかと感じることは出来ます。
 しかし、公務員であろうと社長であろうと、立場を一歩も出ずに高みから人を見下ろすように感じる書き込みがあれば、「違うんじゃねーの」となりませんか?これは組織とは関係のない話です。これが私の言う『ミソ』です。では『クソ』ですが、これは、尻馬に乗った書き込みです。
 二車線の話で、私が関係する公務員なら受けてたちますがね、一公務員としてですよ。丁寧に説明しますね。それがインフォームドコンセントでしょう。
 申し訳ないですが、私はこのスレ立てそのものにも、組織対組織へ問題を摩り替えようとする見えざる手(悪意と言っては言いすぎなので)を感じています。
 ことはあくまで一個人としての参加なので私にはことさら組織的な対立を煽るように見えますが、いかがですか?
  

魔法使い  ++.. 2004/08/03(火) 20:44 [456]

 
ランプさんのような試み・動きは最近多くなってきましたね。
そういった動きにしても、ナチュラル@民間さんがおっしゃるように、官のほうが立場が強いので、どうしても官主導になりますが、きっかけはどうあれ、始まってから後、いい方向に進むことが大切です。

立場の違うものが連携するというのはなかなか難しいことで、私の周囲にも子どもの教育という目的で複数の団体が連携している事例が多くありますが、組織の理論みたいなものが壁になって、なかなかスムーズに進まないようです。でもあきらめてはいけませんね。

「壁」といえば、自分で自分自身あるいは自分の組織を定義づけてしまって、多様な発想や価値観を受け入れられなくなっている状態というのはよく見かけます。
これって「バカの壁」の一種なのですかね?

APEC  ++.. 2004/08/03(火) 22:04 [457]

 
行政モドキさん。
『 ザンテイ二車線道路について』は道路の話に絞り、道路以外の発言がしたければ こちらでしてもらえませんか?ここなら、スレやレスの内容からみて、しばらくなら、さほど迷惑でもないでしょう。
 クソとミソの続きと言うことで書き込みます.意見に賛成するかどうかは別にして『暫定2車供用は、速度規制をしているのですから厳密に言えば高速道路ではなく、〜中間省略〜トンネルを抜けるとそこは楽園であった。なんてね。』とこの部分はミソ=つまり一つの意見として理解できます.
しかし『書き出し〜知らないのでしょうね。』と『では、くれぐれも業務中のスレには気をつけて下さい。』は、クソ=個人攻撃や余計なお世話と取られかねません。
 これをごっちゃに書き込むから、せっかくの『ミソ』が『クソ』まみれになってしまうと思いますが、いかがですか?
ご承知でしょうが糞と言う文字は『米が異なる』と書きます.米は皆が喜んで食べてくれますが、糞は闇鍋(暗闇の中でみんなが食べる鍋料理)にでもぶちこんで騙さなければ、誰も食べてはくれません。せっかくおいしく楽しい闇鍋も、米と異なるモノが混ざると台無しになります.
 最後に『ようするにさん』に締めてもらうという提案をして、私は書き込みを終了したいと思います.『なんでー?』と言われると、この板では中立の立場を保持して見えるからです.
 最後にブレーンストーミングは、この掲示板のルールです.自己反省を含めて書き込みます.それではよろしく。

魔法使い  ++.. 2004/08/04(水) 16:25 [472]

 
■あら,魔法使いさん削除しちゃったのですか。魔法使いさんらしくもない(ーー;)。蒸し返して申し訳ないけど,HNなんて深い意味はありませんよ。行政モドキさんの場合も,おおかた,@行政もドキッとする(どこかに書かれていたような…),A行政もう御退き!(役にたたん行政なんかいらん),くらいの意味でしょう。
■魔法使いさん,「2チャンネル」ではありません,「2ちゃんねる」ですよ(^^)。ついでに言うと略称は「2ch」です。(http://www.asahi.com/column/aic/Mon/d_drag/20040719.html←これおもしろいよ)。魔法使いさんもAPECさんも2ちゃんねるを悪く言いますねぇ。何か遺恨でもあるのですか?
2ちゃんねるは,それこそ「クソミソ」掲示板です。クソまみれになりながらミソを探すのは中々楽しいものです。魔法使いさんも2ちゃんねるウオッチャーになったらどう?
■魔法使いさん,3部門目の挑戦がんばってくださいね。応援しています。

ねぎ  ++.. 2004/08/06(金) 16:01 [497]

 
大人気ないと思ったのと、深読みのし過ぎ(あるいは自分の意見に対する我田引水)と思ったので削除したのですが、皆さんよく目を通していますねー。笑。
わたしはクソが気になるほうなので、味噌だけ探すなんて技はとても真似できません。
 うーん。2ちゃんねるについては読む専門なら直接の被害がないのでできるでしょうね。嫌いではありませんが、参加して、クソをぶつけられてはたまりません。
 面白意見があったら、ぜひ、こちらに紹介してください。グさっと本音に突き刺さるような意見なら、多様な視点の役に立ちます。一人で楽しむのはもったいないですよ。
 しかし、油断もすきもあったモンじゃないですねー。
ついでに2ちゃんねるの意味を教えてくださいな。 

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 16:26 [498]

 
追伸『便所の落書き』とも、情報を読み解く力を育成できるとも言われているそうですね。笑う○ー○ス○ンで参加して毒舌の牙を研ぐには適していますかねー。まあ、その件は、当分は読む専門にしておきます。
 従って、否定するわけではありませんが、ここへ全面的に持ち込まれるのは、TPOのはき違えと言うことが言いたいわけです。

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 16:44 [499]

 
ねぎさん、私が2ちゃんに批判的なのは確かです。ただ百害あって一利なしとも思っていません。
私は、人間の尊厳、「人を侮辱しない」ということは、最低限守られるべきことだという思いがあります。そのモラルが低いところであるが故に2ちゃんに対して批判的なのです。
2ちゃんにも例外は少なからずありますし、2ちゃんがなくなればいいと思っているかというとそうではありません。しかし批判的立場にいます。それだけです。
そして2ちゃんによく見られる人間の尊厳を軽んじるということは、ネット社会特有の匿名性に主因の一つがあると思っています。
では匿名性はなくすべきかというと、これはこれで長所があります。匿名性ゆえに発生する「理性・モラルの仮面を取ってしまえ」という誘惑に抗するだけのモラル・倫理観があれば、匿名性の長所が大いに発揮されるのになあ・・・・という思いです。

私が自分のサイトで実名を晒しているのは、匿名のままではサイト運営上の不都合を感じるとともに、未成熟なネット社会(匿名性という資質を生かせていない)に対するアンチテーゼ、ネット社会にもっと可能性を見出したいがゆえの思いという部分もあると思います。
ついでに申し上げますと、2ちゃんはよく見ますよ。ただ書き込む気になれないのでROM専ですが。

自分の立場その他の理由で匿名を使うのは問題ないと思いますが、「モラルも何もなしに、言われた人の思いも考えずに言いたいことをいう」ための匿名であれば、それは「卑怯」というだけのものではないかなと思うわけです。

大いに横道にそれました。ここまでにさせてください。

APEC  ++.. 2004/08/06(金) 18:52 [500]





 ベストを尽くしましょう 
試験はすぐ目の前です。
様式ー2にめったに書き込まない受験者ですが、様式-1に書き込ませてください。様式ー1の意見を取捨選択しながら、社会資本整備のあり方についての参考資料にして、がんばられることを祈ります。

 
魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 13:28 [496]





 ザンテイ二車線道路について 
みなさまこんばんは。
今日は息子イチローのホウドーステーションでの発言について皆さんのご意見を伺いたく投稿いたしました。
先日東海北陸自動車道のザンテイ供用区間とやらで痛ましい交通事故がありました。
愚息は「高速道路なのに対面通行は危ない」と言っていました。
高速道路というのは目的地と目的地が結ばれて用をなすものだけれど、国もお金がない折であり、いきなり2車線作るのは難しいからまずは1車線づつでも完成させておこうという考えでそうなっているのだと聞いたことがあります。
しかし、一般市民の感覚としては愚息の発言ももっともと感じます。
片側2車線が完成したときには壊さなければいけませんが、ザンテイ供用している時に中央分離帯を設けるという考えは行政や道路を設計してる方にはないのでしょうか?

 
フルタチチチロー  ++.. 2004/07/30(金) 23:43 [408]

 
ご意見に賛成です。道路設計とは無縁です。従って利用者としての意見です。
 今の暫定2車線供用は、拝金主義的経済性優先、人命軽視であると考えます。中央部分に立てられたコーンだけで、高速道路の対向車線分離をよしとする理由は撤去に金がかかるというだけの理由です。
 私は暫定2車の高速道路には出来るだけ乗らないようにしています。ロシアンルーレットのようなもので、いつ対向車が車線をはみ出してくるかわかったものではないと感じるからです。
 裁判になったと言うことはないのでしょうか?
時速80キロの分離帯がない構造で供用を行うこと自体が有罪にはならないのでしょうか?諸外国の例も含めて検証して見たいですね。
 

魔法使い  ++.. 2004/07/31(土) 10:06 [410]

 
素人は無茶苦茶言いますね。どっちなんですか?コスト縮減か、安全完璧主義か。あのね〜、高速道路の暫定供用は、コスト縮減のために行っているのですよ。中央分離帯なんかどうやって設けるのですか?もともと、完成形の一方通行2車線分の幅しかないのですよ。どうしてもと言うことで、中央分離帯を設けるとしたら、それは暫定供用の新規計画事業になるでしょう。要するに、金が無茶苦茶かかるということです。暫定形の修正設計、中央分離帯の材料、工事費、完成形施工時の取り壊し費用、あるいは、完成形の設計見直し費用等々です。何よりも、暫定供用なのだから、暫定なのです。その形は、数年ということですよ。しかしながら、昨今の道路財源問題を考えると、それが暫定永久供用かも知れませんが。そだとしたら、事業計画から見直して、B/Cを徹底し、2車化を完成形にするしかないよ。だいたい、あの事故は、道路構造の欠陥に起因しているのでしょうか?違うでしょう。明らかに、運転者のミスでしょう。
行政モドキ  ++.. 2004/07/31(土) 17:20 [411]

 
「フルタチチチロー」さん、「魔法使い」さんに賛成です。私も、道路計画には全くの素人ですが、発言させてください。

まず、東海北陸自動車道で乗用車とトラックが正面衝突した事故で、亡くなられた7名のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、ここからが本題です。
「コスト優先で安全対策を軽視する。」という方針が本当だとすると、当然裁判でも有罪でしょう。「安全を確保した上で、コスト縮減する。」べきではないでしょうか。「中央分離帯を設置すべきスペースがない。」という重要な課題も、安全が優先で二の次でしょう。

また、事故の危険性を知りつつ計画したのであれば、すなわち「未必の故意」というべき由々しき事態ということになります。

さらに、完成形の高速道路がコストの関係で整備できないのであれば、安全を確保した上で事業展開すべきでしょう。

青本P143:「安全対策は設計者や製造者の側で行うことを基本とする。」
     「人間はミスを犯すことを前提に安全対策を行う。」

必ずしも今回の事故とはリンクしませんが、暫定2車線の反対車線から(居眠り運転などによって)はみ出した車を防止することくらいは、配慮して欲しいモノです。

居眠り運転などで谷側に寄っていった場合は、ちゃんとガードレールがあって「転落事故に配慮されている。」のに、中央分離帯側に寄った場合には「人生が終わり。」ます。

エイメイ  ++.. 2004/07/31(土) 18:43 [412]

 
ちょっと時間がないので簡単に。

コスト縮減のため、対向車線に飛び出して大事故が生じることもあり得るというリスクを保有した、と考えると、それはそれで一つの方法でしょう(賛成・反対派別にして)。

一方で、やや極論的ではありますが、そのリスク保有をするならばそのことをいろいろな機会にドライバーに周知し、ドライバーはそういうリスクを承知の上で走行するという、インフォームドコンセントも、今後の社会では必要とされるのではないでしょうか。

ところであの緑のポールみたいなのはフニャフニャらしいのですが、あれをなぎ倒してムリヤリ追越をかけるトラックもあると聞きました。それくらい簡単に乗り越えられてしまうということですね。
もっと硬いモノに変えて、少しでもリスク低減に努めるのも一つの対策かと思います。

以上、まとまりのない思いつきですいません。

APEC  ++.. 2004/07/31(土) 19:09 [413]

 
反対意見の方の登場で議論が盛り上がりそうでよかったです。

>コスト縮減か、安全完璧主義か。
あのね〜、高速道路の暫定供用は、コスト縮減のために行っているのですよ。

暫定供用を否定してるわけではないし、コスト削減を否定してるわけではありません。安全に暫定供用するという考えがなぜないのかと疑問を投げかけてるだけです。

>中央分離帯なんかどうやって設けるのですか?もともと、完成形の一方通行2車線分の幅しかないのですよ。どうしてもと言うことで、中央分離帯を設けるとしたら、それは暫定供用の新規計画事業になるでしょう。要するに、金が無茶苦茶かかるということです。暫定形の修正設計、中央分離帯の材料、工事費、完成形施工時の取り壊し費用、あるいは、完成形の設計見直し費用等々です。

ですから、最初からそういう思想に基づいて事業を行えばいいのではないでしょうか。完成形の一方通行2車線分の幅しか暫定供用の時に作らないのが問題ではないのかと言うことです。

>何よりも、暫定供用なのだから、暫定なのです。その形は、数年ということですよ。しかしながら、昨今の道路財源問題を考えると、それが暫定永久供用かも知れませんが。

そのような道路が多いみたいですね。ですから問題が大きいと思います。

>そだとしたら、事業計画から見直して、B/Cを徹底し、2車化を完成形にするしかないよ。

事業計画を見直したくないだけですか?当初計画に固執するのは正しいことなのでしょうか。

>だいたい、あの事故は、道路構造の欠陥に起因しているのでしょうか?違うでしょう。明らかに、運転者のミスでしょう。

一般道でも普通に起こる事故だと思います。ですが、制限速度が一般道より大きく設定されている道路での事故です。当たり前ですが、スピードが出ていればぶつかった時のダメージが異なります。
制限速度が違うのに道路の構造だけ一般道と同じでいいのかということです。

行政モドキさんの味方は今のところ少なさそうですが、懲りずに反論してくださることを期待してます。
議論を通じて物事はよい方向に行くものでしょうから。



フルタチチチロー  ++.. 2004/07/31(土) 19:50 [414]

 
この議題は、素晴らしい投げかけだと感じました。と言いますと、
 高速道路の暫定供用は、行政モドキさんの表現をお借りすると、間違いなく”暫定永久供用”だからです。それを分かって事業化しているからです。我々も目を覚まして暫定供用=完成と認識し、早急に対応すべきです。


ナチュラル@民間  ++.. 2004/07/31(土) 22:31 [415]

 
なんとなくみなさんのBBSを見ていて
ひとつ意見を言わせていただきます。

みなさんの意見はもっともだと思います。

ただなんとなく物事のある側面だけで
議論しているように
私には見受けられます。

まず安全性についてですが
これは私見かもしれませんが
安全性を確保した上でという意見がありましたが
物事に100%安全というものはなく
道路においても同様だと思っています。
今回の例においても中央分離帯が仮にあったとしても
100%の安全は保障されません。
逆に言えば中央分離帯以上の安全対策を
するという方法もひとつ考えられます。
(絶対中央分離帯を乗り越えてこないとは限りません)
(無論対面通行より安全性は高まりますが・・・)
つまり「安全性の確保」というのは
どうしても
「あるレベルの」という修飾語を
つけなかればならないと思っています。

一方、高速道路というのは
受益者負担という考え方で作られるものですので
通行料を抑えるため建設費を抑制するというのは
必ず考えなければならないと思います。

また、高速道路などのインフラはその地域の方にとっては
一刻もはやく開業してほしいとのニーズがあり
この高速道路ができたことによって
さまざまな経済的な効果(便益)が発生している
(特にその地域の方にとって)と
いう側面もあります。

つまり道路などのインフラは
100%安全性を確保することはできないため
あるレベルというのをどうしても設定しなければならず
その設定に関しては
どうしてもそこでかかるコストをみながら
決めなければならないと思っています。

この路線に関しても
安全性とコスト(便益含む)という相反する
2つの要素の回答として
あのような対面通行で
いくこととした。
と判断したと考えております。

確かに事故が起こったことについて
何らかの問題があったと考えるべきであり、
またそれの対策を考えることは必要だと思います。

ただし
事故が起こったあとに安全性だけの議論だけでは不十分で
コストの話も含めて総合的に考えていく必要があると思います。

たとえば、中央分離帯を設置する場合は
いくらまで通行料が跳ね上がってもかまわないのか?
逆につけなくてもいいというのは
どの程度ならいいのか?
(ある意味一般道であっても
中央分離帯をつけるべきという意見があってもいいと
おもいます)
高速道路にしないで一般道にした方がよかったのか?
それでその地域の方へのハレーションはないのか?

まあちょっと考えてもいろいろでてきますので
このあたりを踏まえて「私ならこうする」
という意見が交換できればいいのでは
と考えています。

なお、この件に関しては
私は個人が許容すべき範囲かな
と考えています。
車を使うというのは
常に事故と隣り合わせと
いうものであると思います。
この事故に限らず
車というのは非常に不完全で
常に事故を起こすものだと思っております。
車を使うというのはそのリスクを
踏まえて使うものだと思います。
蛇足ですが
ついでに言わせてもらえると
日本人は安全は常に行政等が
提供してもらえるもの
という思想が強すぎるのでは?
と思っています。
やはり車(またはそれに限らず他の交通機関)
(もっといえばなにごとにおいても)においては
つねにリスクがあるということは
常に認識しておく必要があると思っています。

以上長々と書きましたが
ひとつの考え方を書いてみました。
ご意見お待ちしています〜

エア  ++.. 2004/07/31(土) 23:42 [417]

 
結局、ここの掲示板で度々議論されているトレードオフとかフールプルーフ(利用者が危険があることをあまり意識していないという意味で)の話になりそうですね。
エアさんがおっしゃるとおり、安全に無制限にお金をかける訳にはいかないので、最終的にはどこかで線引きをするわけですが、それは感性の問題になってくるような気がします。
専門的なことは一般市民にはわかりませんから、行政なり道路の専門家なりがこれくらいが妥当であろう、と判断して決めているのでしょうが、それに対してケチをつけるのは無知でけしからんという話にはならないと思います。
私も道路は素人なので、どの程度のコストをかけてどの程度の安全性を確保するのが妥当なのかわかりませんが、他の方もおっしゃってるように、いつ完成形になるのかわからないような暫定供用が多い中、「暫定は暫定」ではなく「暫定が完成になる可能性が高い」という認識で高速道路について議論することが必要だと思います。

最近気がついたのですが、この掲示板のアクセス数は1日延1000件を超えてますね。
業界マスコミ関係の方も見ているでしょうし、ここでの議論が世の中に反映される可能性はゼロではないと思います。

フルタチチチロー  ++.. 2004/08/01(日) 00:32 [419]

 
簡単にコメントさせてください。
暫定に2車線の供用。誰もやりたくないですね。コストの問題だけです。永久2車これも言われるとおり更なる問題を含んでいます。
●次は高速道路だから、一般道だからの疑問。それに有料道路だから、安全確保しろ。当然です。これもやはりコストの問題で出来ません。●しかし暫定2車線のトンネル内の事故は、忘れた頃に必ず繰り返されている。どんなに自分で注意しても、反対車線から来れば避けようがない。これも事実です。●さて解決策はありますか?
@通行止めににする。A剛性の分離帯を設ける。B規制スピードを落とす。C注意喚起をする。(現状の理解を求める)D高速道路利用取扱説明書(納得した人だけ高速道路を利用する)E今後作るものは、内空を広くして、分離帯が出来る構造にする。F今後は暫定施工をやめる。(作るなら完成形4車線とする)ですね。
●さて、@は不可能でしょう。Aは大型車をやめ乗用車だけの通行にすれば、可能かな?、現状では幅がない。Bこれが一番簡単。でも効果はない。C効果なしD理解を得られないでしょう。E、Fはあります。でもそうなるとコストがかかり、完成できそうもありません。●結局良い考えはないですね。嫌だなと思っても、心配しながら利用する。ことになりますか。では失礼します。

Shima  ++.. 2004/08/01(日) 05:01 [420]

 
高速道路の暫定供用に関するアンケート調査を、(ここが肝心な所ですが)政府や行政の息のかからない第三者(例えば、掲示板-1、笑)が行ったら、どんな結果が出るでしょうか.ご承知のようにアンケート調査は誘導尋問で一杯ですので、充分議論を重ねた上でのアンケートを行わねばならないのは言うまでもありません.
さて、予行演習ということで試作してみました.
第一問@完成形の高速道路は交通事故に関して安全性が確保されて ますか?
第2問A暫定系の対面交通で供用される高速道路は安全だと思いますか第3問BAでノーと答えた方に質問します。それはなぜですか。
A中央分離帯が不完全である
B制限速度が高すぎる
Cその他、
第4問断定2車線の高速道路で居眠り運転や整備不良、積載違反と言った運転者が原因と考えられる事故で、対抗車線を走っていた車が巻き込まれて死亡しました.管理者の責任はないと思いますか?
第5問D責任があると答えた人に質問します.それは何故ですか?
A中分構造は事故を防ぐ構造となっておらず単なる目印に過ぎないのでそうした構造を設置した管理者は責任をまぬかれない.
Bこうした事故が度々起こっているにもかかわらず構造改善を行わない管理者には未必の故意が成立する。
Cその他
第6問暫定供用は経済性を考えると必要だと言う意見もありますがあなたは賛成ですか?
第7問FEで賛成と答えた方に質問します.その理由はなんですか?
A元々自動車は不完全で危険な乗り物であり、もらい事故を含めた自己責任が原則である.
B地域の利便性を考えれば年に数件発生するこの種の事故は保有すべきリスクである.
Cその他、
第8問Eで反対と答えた方に質問します.改善する方法はありますか?Aない。高速道路は4車線出始めて使用開始すればよい
B高速道路のアクセス制限は機能するのだから速度制限(60km)して、料金も安くして暫定供用すればよい。
C暫定と言う名の永久供用を行うぐらいならお金をかけても中央分離帯を改良すべきである
第9問H中分改修を行うことに賛成の方に質問します.利用者一人当り幾らまでの投資なら負担しますか。
A負担しない
B年間国民一人当り 五千円
C年間一万円
ざっとこんな感じです.
 裁判員制度も考慮に入れ、訴訟が起こって裁判員になったと考えて夫々考えてみてはいかがでしょうか?
 

魔法使い  ++.. 2004/08/01(日) 12:04 [421]

 
私は、安全面がどうだとかコストがどうだとかではなく、
この問題は、インフラ整備に対する投げかけと受け止めています。
つまり、過去のしがらみに捉われず技術者としてのプライドをもって、本当に必要な事業を展開させていくことが重要です。

> 暫定に2車線の供用。誰もやりたくないですね。
→だから、やるべきではないのです。どうしてもやるならば、ローカルルールを設定し、それに沿った事業を展開すべきと考えます。もちろん4車線という概念は私にはありません。

>結局良い考えはないですね。
→必ず解決策があるはずです。
・剛性ある分離帯に関する技術開発
・車側の対策(よく知りませんが・・・)
・リミッター規制の早期実施 などなど

私は”暫定供用”は、事業化する上で最高の切り札と思っていましたが、この問題提議で、いろいろなしがらみにより構築された”負の財産”と確信しました(もちろん、事業効果の早期発現の観点で暫定供用した事業は除きますよ)。

ではでは


ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/01(日) 12:26 [422]

 
二車線高速道路については、二つの問題があって一つは4車線を前提にして暫定2車で供用を開始してその後、ほったらかし、としか思えないような状態の路線と、今後作られる完成2車線高速道路です。後者はこれからですので、安全問題も含めていろいろな対応ができます.
 しかし、暫定2車線はそうはいきません。これを、そのまま放置しておくことは、安全管理に対し、管理放棄したと同じではないでしょうか?いずれ、整備すると言う返事は、百年後でも通用します.暫定2車で供用開始後10年たっても完成4車にならない路線は、完成2車に移行するよう工夫するのが、技術者集団の努めであると考えます.
 その意味で、『剛性ある分離帯に関する技術開発』は不可欠でしょうし、『大型トラック』走行の見直しも必要でしょう。
 ただし、こうするためには、国民の合意が必要でしょうが、い○せ委員あたりから更なる無駄を国民に押し付ける愚策なる意見は飛び出すでしょうね.
 業界を含めて声の大きい意見もいいですが、最も大切なのは国民の意見でこれをPIすると言うのも一つの方策ではないでしょうか?。
 ナチュラル@民間 さん。『事業効果の早期発現の観点で暫定供用した事業は除きますよ』とのことですが、暫定供用の期限はどのあたりをメドとするか、ご意見ください。

魔法使い  ++.. 2004/08/01(日) 15:36 [423]

 
気分転換にレスするにはちょっと重いですが、内容は私のライフワークですので、一言だけ述べさせてもらいます。
●先ず、絶対解決策があるか。あるに決まっています。どの様なプロセスで改善していくかが課題です。●国の税金でやれば良い事です。●民間に移行されるJHでは先ず無理ですね。何故無理か、それはお客様から頂いた料金で、限られた期間で返し、健全経営をしろとの厳命ですので、難しそうですね。有料道路でも諸外国みたいに、補助を出せば可能かも知れません。今これは禁じてといわれています。●暫定2車線で整備するようなところは国でやれば良い事です。その為には法律を変えなければなりませんが。だから皆様の声が正しい力として動けば可能なことです。では

Shima  ++.. 2004/08/01(日) 18:52 [424]

 
もう一点。皆様は剛性防護策設置が解決策のように言われますが?そうでしょうか?あの狭い中、後ろから居眠り運転で追突され悲惨な事故になった例は一件ではありません。●私は分離帯を設ける事は解決でないと思います。
Shima  ++.. 2004/08/01(日) 19:05 [425]

 
ご承知のように製造物責任法は動産についてであって不動産には及ばないとされており、現在の法律では暫定2車の欠陥をPL法では訴訟できないかに見えます。しかし何が不動産かは突き詰めると、結構あいまいなようです。以下抜粋『なぜ、立法のプロセスで、不動産についてPL法の適用が除外されたかというと、前述のような民法による救済手段が用意されているだけでなく、建物は耐用年数が長く、その間の劣化や維持・補修を十分に考慮する必要があること、EC諸国でも不動産は製造物責任の対象外なので、国際的な制度との調和が必要であることなどが理由とされている。』抜粋終わり。このうち『耐用年数が長く、その間の劣化や維持・補修を十分に考慮する必要があること』に対しては、暫定供用は供用当初からその状態ですので、不動産には該当しない事故と言えるのではないでしょうか。

魔法使い  ++.. 2004/08/01(日) 20:03 [426]

 
もっと重要なのは以下の欠陥に関する定義です。 『PL法にいう「欠陥」とは、第2条第2項に定義されており、「当該製造物が通常有すべき安全性を欠いていることをいう」とされている。』続いて欠陥には@設計上の欠陥A製造上の欠陥B指示・警告上の欠陥、があって、今回の場合@は『 製造物の設計段階で十分に安全性に配慮しなかったために、製造される製造物全体が安全性に欠ける結果となった場合。』に該当すると考えます。暫定供用とは、未完成品をその途中で販売したのと同じと言っては言いすぎでしょうか?
PL法の参考はhttp://www.law.co.jp/okamura/PL_Law/
shimaさん、確かに事故は1種類ではありませんので、色んなケースを考える必要があると思いますが、剛性分離帯は一つの対処方法ではあります。問題なのは、暫定供用では、安全性検討に目をつぶっているのではないかと言う疑問です。
 

魔法使い  ++.. 2004/08/01(日) 20:10 [427]

 
魔法使いさん、
暫定供用の期限はどのあたりをメドとするか、ご意見ください。
→まず、的を外した回答で申し訳あし。
私は道路屋でないので、よく分かりませんが暫定供用として価値のある道路がどこにあるのか?と聞かれれば答えることができません。
一方、他の事業で暫定供用で価値のある事業は何?と聞かれれば、成田空港の滑走路が思いつきます。これからすると、暫定供用は、継続して事業を行っているもの、あるいは合意形成を図っているもの(=合意形成がなされれば、すぐに事業化するもの)と考えます。

Shimaさん、
この件はライフワークのようなので、お聞きしたいのですが・・・
私は、財政状況からみても剛性分離帯+リミッター規制が最も有効な手段だと感じているのですが、どうなんでしょう?
Shimaさんの前向きな意見を聞かせて下さい。

ナチュラル@民間  ++.. 2004/08/01(日) 23:25 [428]

 
論点がズレテイル。
安全性が充分な道路って存在するのでしょうか?
中央分離帯の設置ですが、以下のとおり否定します。
@ 現状の道路幅内では非常に無理が生じる。
 片側の暫定供用だから、もう片方の残地へ構造物をはみ出して構 築した場合、完成形にする時に暫定時の構造物をほとんど取り壊 すことになる。一方、道路境界側の方を膨らますのは、追加買収 が必要となり、再度、地権者への説明責任と用地協力が必須とな り、事業の遅延とコスト増を招く。
A 中央分離帯の効果が定量化できない。
 仮に中央に剛性の構造物を設けたとして、同様に運転者がハンド ル操作を誤ったと仮定する。今度は、車両は、構造物に衝突し  て、後続車への事故連鎖が発生し、場合によっては被害が大きく なる可能性がある。また、中央分離帯がないおかげで軽事故に  なる可能性もある。反対車線の交通量が少なく、車線をはみ出し て盛土等に衝突。
B 道路事業者(管理者)への事故の過失を法的に立証できない。
 これは、簡単です。この事故の原因は、運転者の居眠り、操作ミ ス、判断ミスが明白であり、過失は100%運転手。
 道路管理者としては、当然、速度規制や標識等の警告はしている はずです。(トンネル出入り口等)また、赤オレンジ色のポー  ル?を設置することで、視覚的な判断ができるようにしている。
 道路構造上の最低限のルールは遵守している。できていない事  は、もし事故が起こった時の被害軽減措置だと思います。しかし ながら、何をすれば事故軽減措置になるのでしょうか?自然災害 ではなく、人災ですよ、これは。
では、これぐらいにして、もう寝ます。

行政モドキ  ++.. 2004/08/02(月) 00:20 [429]

 
論点はずれてないと思いますよ。具体論も大事ですが本質論はもっと大事です。
@みなさんがおっしゃってるとおりコストは本質ではありません。本当に必要なら他の予算を削ってでも予算を確保すべきです。
必要か必要じゃないかを論じたあとで費用の捻出方法を議論するのが手順ではないのでしょうか。
A定量化できないのではなく、まだ定量化しようとしたことがないのだと思いますが。いろいろやってみた結果定量化できないということなら納得できます。
B法的にはそうでしょうが、法自体が人間が作るものであり、法が制定された時代の大方の人間のコンセンサスに基づいて決められているだけです。これは屁理屈になるでしょうけど。
本質論に戻れば法律がそうだからそれで100%間違いないという考えはありえません。現に少年犯罪を裁く法律の不備は議論になってます。
問題提起はできましたし、行政側の方のいかにも「すごく面倒なことなんだから関係ないやつが無責任に正義を振りかざさないでくれ」という感じも十分伝わってきました。
私も寝ます。

フルタチチチロー  ++.. 2004/08/02(月) 01:25 [430]

 
行政モドキさま、Bについてですが、確かに事故の第1責任者はセンターラインオーバーをした運転者であり、彼自身の死は100%彼の責任です。しかし、中央分離帯がないために対向車で走っていた乗用車が巻き込まれて死亡したのが、彼らの責任でないのは明らかです。
とすると、その事故の中間に介在する中央分離帯設置者である管理者の責任は0%なのか?ああした事故が起こる可能性は素人である私でさえ、出来れば暫定2車には乗りたくないと感じるほど危険度ではありませんか?
そうした危険を除去はおろか、出来ない理由にのみ知恵を使ってきた、設計者責任や製造責任はないのでしょうか?と言った事を真摯に受け止めて、他者から言われてやっと重い腰を挙げると言う態度でなく、高速道路に関わる側から提案するのが、良心的技術者の務めではないかと考えてみたわけです。

魔法使い  ++.. 2004/08/02(月) 07:06 [431]

 
追伸、私がPL法をここに持ち出したのは、現行法規では道路管理者の責任を原告が証明せねばならない現行法でなく、管理者側が自らに過失がない事を証明せねばならないPL法に照らした場合、有罪なのかどうか、有罪であるとしたなら、改善余地はないのか?あるいは改善する気持ちすら持つ必要がないと考えるのか?といったことも、知っておきたいからです。
魔法使い  ++.. 2004/08/02(月) 07:18 [432]

 
おはようございます。
では出勤前にお答えだけします。
前もって断っておきますが、中分に剛性防護策を設置するなど、本質ではない。本質は政策と政治ですよ。
●道路の1車線の幅が3.5mです。車の大型が2.5mはあります。
つまり両側に50cm開けて、プロは約80km/hで走っています。
トンネルの左側には焼く1mの余裕があるがけです。●今お話しているのは対面通行の片側です。これで、剛性防護策をつけれますか?
私が前に述べたように、乗用車だけなら良いかも。でもきっと追突で、また別の事故が起こるでしょう。リミッターは返って危ないですよ。自分で運転している人はお分かりでしょう。
では行ってきます。

Shima  ++.. 2004/08/02(月) 08:00 [433]

 
行政も、ドキッです。
概ね、Shima氏の見解が現実的に妥当ですね。
賛同します。
PL法は、この場合、ほとんど関係ないでしょう。
現行の道路法、構造令等守れていますからね。
この手の話は、一般道ではどうなのですか?
良くあることです。
道路構造令等の法基準を変えなくてはダメということでしょうか?
それは、これから白氏状態の路線で、考えれば良いのです。
本質(理想?)は、大切ですが、現実性はもっと大切です。
実現性のないものは、どんなに素晴らしい考案、提案、技術、でも意味がないからです。行政としては、却下ですね。
ちなみに、百歩譲って運転手以外の過失があると仮定して、はたして道路事業者(管理者)の責任は微小でしょうね。それより、公安サイドの責任や、自動車製造業者、自動車教習所、運転免許発行者の方を追及すべきでは?
ここに出現する方は、もう少し賢い方々と思っていました。

行政モドキ  ++.. 2004/08/02(月) 08:59 [434]

 
 現状追認型の典型的発想のようですね.役人モドキの発想を頭から否定する積りはありませんがバックキャスティングという発想が完全に抜けているようにお見受けします。最後の書き込みは特にそうです.『ここに出現する方は、もう少し賢い方々と思っていました。』こういった発想は不毛の対立を生むだけです.
 さて、問題を整理したいのですが、私は、今回の事故にPL法が適用できるかどうかを議論しているわけではありませんよ。『現行の道路法、構造令等守れていますからね。』とのことは当たり前のことで、「守られているからそれでいいの?」といっているわけです.
 それを、『現行法規で守られている=ここに出現する方は、もう少し賢い方々と思っていました。』という論理構成がいかにも20世紀的なお役人らしい発想であり、そこを破ってでてこないと、ユデガエルになるんじゃないかといっているわけです.

 

魔法使い  ++.. 2004/08/02(月) 09:33 [435]

 
Shimaさん、政策とのことですが、交通政策ということでしたら、ぜひお聞かせください
魔法使い  ++.. 2004/08/02(月) 09:46 [436]

 
あと1週間切ったのに何やってるんだろ〜。
皆様お疲れ様です。

いろいろと議論されていますが、私の意見。
本質的な問題は、「この地域には4車線の高速道路はいらない」と説明できる政治家がいないことではないでしょうか?
もし仮にそのように主張する方が立候補したとしたら、きっちり落選してしまうのでは?少なくとも、現実の議員さんはそれを恐れていると思います。
だから、「作ります!いつかは・・・」と、ニンジンをぶら下げるやり方で自分は当選し、「あくまで暫定だから」と、暫定路線を作るのではないでしょうか。
そして、いざダメになったとしても「中央の役人と政治家は全く地域のことを考えていない!」と憤れば、またまたポイントアップ。
次の選挙は安泰だぁ〜!

・・・どうでしょう?当たらずとも遠からずと思いますが・・・。
こんなことを建設一般で書いたら、不合格まっしぐら!

ともとも  ++.. 2004/08/02(月) 09:47 [437]

 
魔法使いサリーちゃん、何か特別に反応することでもあるの?あなたの考えは、去りーです。ハンドル名のごとく魔法使いのような夢物語を描いている坊やと言ったところです。どう言っても、道路事業者側に過失はありません。そして、あなたが望む、過剰安全志向の暫定道路づくりも無理ですし、無駄です。あなたは、非常にコスト意識が欠けている。
どんだけ費用を使っても良いのなら、中央分離帯だろうが、幅広道路だろうが、何でもやりますよ。でもこの財源不足のなかでは、もっと有益な事業に重点的財源投資をします。サリーちゃん、もう少し大人になりましょう。

行政モドキ  ++.. 2004/08/02(月) 12:53 [438]

 
行政モドキさん、自分と違う意見を言う人の個人攻撃をするのは、「大人」のすることではないと思いますよ。
行政モドキさんは、ご自分で自分のことを優秀だと思っておられるようにお見受けしますが、そこに落とし穴があることを理解されるべきだと思います。本当に優秀な方は、人のいうことに耳を傾け、その意味を理解した上で反論なり同意なりを述べるものと思います。
行政モドキさんのこの↑書き込みは、自分で自分の価値を下げるものであると気づかれることを切に願います。

魔法使いさんは、「現行法規の限界と問題点」について論を進めていますが、行政モドキさんは「現行法規の運用方法について」を述べている、そう、ただ述べているだけに思われます。

以上、「社会資本整備のあるべき姿について、あなたの意見を述べよ」という建設一般の課題に対して、なに書こうかなあ〜と考えている、いち受験生からでした。
二次試験も通ってないのに、えらそうにすみません。
あと1しゅうかん〜。。。

ともとも  ++.. 2004/08/02(月) 14:08 [439]

 
恐怖体験者

東海北陸自動車道での事故の数日前に同様の体験をした者として、また、道路の技術士として一言書き込みします。

暫定二車線の高速道路を夜間走行中、一台の対向車(普通車)が約50m程度前方から中央のポストコーンと縁石にぶつかり『ガラガラ』と火花を散らしながら私の車に突進してきました、とっさに路肩方向へハンドルを切り激突を免れ、私の車は無傷で怪我もありませんでした。
対向車線に飛び出した車は、対向車線側ののり面に激突・・・。車は大破、相当な怪我もあったようです。もし、私の車にぶつかっていたら、もし後続車がいたら・・・と考えると東海北陸自動車道の事故も他人事ではありません。

道路の構造では、少なくとも中央の車両用防護柵は不可欠と考えます。コスト面や事業の推進などの議論はあるかと思いますが・・・安全に走行できない道路は利用したくありませんよね。
その上で規制速度の見直しや料金徴収の可否、リスクに対する説明責任も再考する必要がありそうですね。
完成対面二車線の高速道路も造ろうか・・・って言ってる時代でしょ?
リスクを伴う有料道路なんて利用しない。となれば、行政も重い腰をあげるかもね。


でも最終的には、利用者自信が知恵を出して自己防衛するしかないような気がします。
くれぐれも安全運転を心がけましょう。

恐怖体験者  ++.. 2004/08/02(月) 19:17 [440]

 
昔は今より人の命は軽かった。
経済発展のためにがむしゃらにやってた頃は建設現場での事故も今より桁違いに多かった。
でも、それではいけないと多くの人が思い、徐々に安全性にお金もかけ、手間もかけるようになった。
経済性と安全性は相反する。だからどこかで安全性の確保はこれくらいでいいだろう、と線引きしてきた。
どこで線を引くかはその時代時代で異なってきた。
だから時々考え方を見直したほうがいいんじゃないかなあという思いで、トピを立ち上げましたが、いろいろな意見を聞き勉強になりました。ありがとうございました。

フルタチチチロー  ++.. 2004/08/02(月) 21:32 [441]

 
行政モドキさんにちょっと反論です。

道路構造令に暫定2車の時に中央帯を設けなくて良いと
いう記述はあるのでしょうか?
私の知る限り、そのような記載は無いような気がします。

道路構造令では、
往復の交通流を分離することにより・・・・
・・・交通抵抗を低減し、高速度の走行を可能にする
と記載があります。

少し気になりましたので書き込みました。

Jr  ++.. 2004/08/03(火) 20:21 [454]

 
では、道路構造令に暫定供用の2車道路に中央分離帯を設けなくてはならないと書いていますか?
暫定供用時の道路については、ほとんど何も書いていないのではないでしょうか?
なぜならば、長期スパンで捉えると、建設中だからです。
国民ニーズと費用対効果を少しでも良くするために、早期供用を行っているのです。
事業評価制度ってありますよね。現実、機能しているかどうかは別議論として、簡単に事業前、事業中、事業後と評価するわけですが、事業後は無理ですが。事業前なら構造変更の可能性はあるでしょうね。しかし、既設計費用やそれまでの事務手続き費用、時間ロスは膨大になりますが。暫定供用は、ほとんどが、事業中でしょうから、現実苦しいのですよ。
公務員は、法の遵守と、血税の有効投資、公正・公平な国民サービスが仕事ですからね。
民間的発想で、中央分離帯を付けるべきと考えるなら、具体的な構造変更案や、コストパフォーマンス(どのくらいのお金と時間で、どれだけ安全性が向上するのか?)を提案してください。
少し、疲れました。
魔法使いさん、ユデガエルって何ですか?
ユデガエル??
頭、大丈夫ですか???
ユデガエルの意味を教えてくれないか??

行政モドキ  ++.. 2004/08/03(火) 22:41 [458]

 
『 ユデガエル??』ここまでは良しとして『頭、大丈夫ですか???』ホラ、これが一言余分だと言っているのにわからない人ですねー。笑
 まずはご自分で調べなさいよ。
インターネットはたいへん便利ですよ。例えば
http://www.biwa.ne.jp/~kaoru-d/b021208.html

魔法使い  ++.. 2004/08/03(火) 22:55 [459]

 
行政モドキさんの言ってることは理解しにくいのですが、私も、
「経済性と安全性は相反する。だからどこかで安全性の確保はこれくらいでいいだろう、と線引きしてきた。どこで線を引くかはその時代時代で異なってきた。だから時々考え方を見直したほうがいいんじゃないかなあ」と思います。
例が悪いかも知れないけど、「作り中の家だから、VOCが少々発生してます。ただ、借家が続くと負担が増えるんで、今のうちに住んでもいいです。完成したら24時間換気されるので大丈夫です。」と言われてもなぁ。
コストパフォーマンスのよい方法を技術者には考えてもらいたいです。

まぁ、地元住民もいらないって言ってる高速道路を土建屋のために作ってるようじゃダメだな。都合言いように国民ニーズを数値化するんだろうな。

うちの近くにもバイパスと平行して、使えない暫定供用の高速道路があります。

新潟県人  ++.. 2004/08/03(火) 23:41 [460]

 
なぜ、私が調べなくてはいけないのか?
失言でしょ。と言っているのです。
ユデガエル発言は、人権問題になるよ。と忠告しているのですよ。
だから、意味を教えてくれないか?
と聞かれたら、まず、謝罪するか、自分自身のことで書くつもりが、間違えてしまった。
とか弁解の余地を与えているのですよ。
本当に心配になってきました。大丈夫??

行政モドキ  ++.. 2004/08/04(水) 00:08 [461]

 
魔法使いさんのほうが多分年長者だから(こういう風にいうと逆効果かな?)折れてあげてくださいよ。
こんなところで喧嘩はみんなの迷惑です。

見てるだけの人  ++.. 2004/08/04(水) 00:29 [462]

 
1回の事故だけを取り上げて道路構造の是非を議論するのは適当ではないし、やはりコストの問題は大きいでしょう。
ただ、例えば「対面通行の高速道路の構造は、暫定とはいえ、今のままでいいのだろうか?」というように、常に現在のシステム(法体系も含め)に対して、見直すべきところがあれば見直そうとする姿勢、スパイラルアップしようとする姿勢は大切だと思います。これも一種のPDCAですよね。

魔法使いさんは、現実性うんぬんよりまず自由に発想しようというブレーンストーミングの姿勢でおられると思います。
対して行政モドキさんはまず現状を把握し、改善の余地がある部分の見直しを積み上げようという姿勢ではないかと思います。
アプローチの仕方としてどちらが正しいとかおかしいとかいうものではないと思います。
感情的にならず、多様性を認める相互理解を前提に話を進めませんか。まあ、匿名性を持ち文字だけでコミュニケートする掲示板はこういうことになりやすいのですが・・・・というとまた何でもネットのせいにするなと怒られそうですが。

「ユデガエル」はちょっと刺激的ではあるけれど、警鐘となる言葉だと思います。ハートは熱く、頭はクールにいきましょう。
・・・・公務員つるし上げではありませんから念のため。

APEC  ++.. 2004/08/04(水) 01:10 [463]

 
皆様の熱い議論を読んで、投稿します。
私の意見は、暫定2車線構造のコストの議論よりも、もっと根本的にコスト削減の方法を検討した方が良いと思います。
例えば@高盛り土を止めて、低盛り土にする。(諸外国では低盛り土の高速道路は、いくらでもある。そしてそのほとんどは無料です。)
A用地所得費用を抑える。(公団の土地買収費用は、驚くほど高い。)などです。

ただし現在の議論の中央分離帯に関する私の意見は、次の通りです。
@簡易分離帯よりも、完全分離の方が良い。もちろん事故防止効果のためだが、利用者の安心感(快適性)が違う。
A完成4車線に移行するときの手戻りが嫌ならば、フロリダ型コンクリート製防護柵を置くという手がある。(置くだけです。)フランスでは、高速道路のリバーシブルレーンがあって、こいつを中央分離帯に使用しています。フランスの担当者は、1個1tあって、車が衝突すると少しずれると言っていました。でもおかげで、衝撃を吸収するそうです。フランスでは、このコンクリートの防護柵を移動させる専用車両があって、時間帯によって中央分離帯を移動させるのです。言葉では、上手く説明できないのが残念です。
B手戻りがいやなら、完成4車線の外外運用という手もあります。この場合完成4車線の約9割の費用がかかります。もっとも現在の暫定2車線の費用は、完成4車線の費用の約7割です。

そもそも、暫定2車線形状の高速道路、それも簡易分離で、有料なのは日本くらいです。昨年南アフリカに行きましたが、山間部でも最低でも片側2車線で、大半は3車線以上でした。トンネル・橋梁は少なく、地形なりの線形ですが、片側3車線もあるとそれなりの速度で走行しています。またODAを行っている中国ですが、既に高速道路の延長は、日本を超えています。大半が無料か、10元(=150円)程度でした。そろそろ借金で作るのを止めて、国費を投入してもっと恥ずかしくない構造で作りたいものです。

>まぁ、地元住民もいらないって言ってる高速道路を土建屋のために作ってるようじゃダメだな。都合言いように国民ニーズを数値化するんだろうな。
それからこれには異議ありです。現在の高速道路は地元の負担(地元の人の税金)なしに建設されます(地元負担のインターもありますが)。であれば、無いよりあった方が良いに決まっています。建設費用を負担していないわけですから。だから各都道府県の知事は、建設の要望を必死でするのです。地元住民がいらないと言っているのは、テレビ局がそう言う人だけを取り上げるのか、仕組みを知らない人だと思います。正直言って、私には、中央(東京)の人が地方には高速道路がいらないと言っているように聞こえます。特にプール制になってからですが。

わときんす  ++.. 2004/08/04(水) 02:01 [465]

 
わときんすさん、情報ありがとうございます。そういうお話を教えていただきたかったのです。

日本では、地形とルート(用地取得)から考えて、低盛土というのは難しい路線が、特に今後は多いかもしれませんね。
でも、踏み切りのある新幹線というのもあるのですから、従来の考え方に固執するばかりが得策ともいえないと思います。

JHの用地取得費が他に比較して高いのは確かですね。高コスト化の一因であれば、検討の余地はありそうですね。

フランス式の分離帯は面白そうです。
トンネルはShimaさんご指摘のように内空断面の問題で適用は難しいかもしれませんが、トンネル以外では検討の余地があるのではないでしょうか。
でもトンネル以外のところは広い路肩側に逃げるという手もありますね。分離帯によって路肩幅にしわ寄せが来ると、今度は故障車への追突なども懸念されますから、結局暫定2車線とは言え、あと2〜3m程度広く作る必要があるのでしょうか。
素人が勝手なことばかり書きました。

APEC  ++.. 2004/08/04(水) 09:14 [466]

 
低盛土というのは、軟弱地盤が多い平地部では完成後の強度増加に問題があって、採用が難しい部分があるといえそうです。豆腐のような地盤に対し、面で受けるジオグリッドのコストを下げる工夫もあります。ジオグリッドは現在のところ新技術ですが、技術はいつまでも新技術ではありませんので、ある時期、これを国民の財産にするような特許法を含めた法制度改正も必要になります.しかし、すべてがそんな地盤とは限らないだろうし、平面曲線や縦断曲線の制限など、走行速度や事故発生調査などと絡め、総合的改正がいるのではないでしょうか?
 車の性能は構造令制定時に比べて、飛躍的に向上しているのだから、見直せる部分はないでしょうかね。
 大型走行車両については、名古屋で供用中のガイドウェイバス方式など、定時制や安全性また、一般道路での走行など充分対応できそうです.物流や公共交通と高速道路の関係も整理する必要があると思います.情報提供をお願いします.
 暫定2車の完成時までの無料開放は、トータルコスト計算して、国がその間補填するなり、直轄事業化すれば、いけそうに思ってしまいます.制限速度管理は必須ですがね。
 話が拡散してしまいましたが、ブレーンストーミングのための話題提唱と言うことでこのまま書き込みます.

魔法使い  ++.. 2004/08/04(水) 10:14 [468]

 
追伸、素人は上記のようにとんでもないことを言うものですが、これを、『高速道路トコトン改善』というテーマに沿って、ナレッジマネジメントすれば、やがて、SEKIサイクルが機能してすばらしい改善案となる可能性があります.ここはナレッジマネの実験場でもあるわけです.
魔法使い  ++.. 2004/08/04(水) 10:24 [469]

 
APECさんに魔法使いさん、今日は休暇ですか?良いですね。まさか業務時間中にこんなレスはしませんよね。
魔法使いさん、高速道路の意味を知らないのでしょうね。暫定2車供用は、速度規制をしているのですから厳密に言えば高速道路ではなく、一般道路の機能です。ただ、アクセス機能(信号、出入路)が少なく、トラフィック機能を重視した一般道と思ってください。そうすれば、頭がスッキリしないですか?通常の一般道(2車線)に中央分離帯(あるいは、何らかの構造体)を設置していないでしょう。
低盛土の件ですが、地形条件等で有効な区間は出てきそうですが、新規計画道路で活用してください。事業化された道路では完全無理です。今更、縦断線形は変更できません。
ところで、新規計画道路では、トンネルが意外に効果的と考えています。地下空間利用です。特い改正構造令でいう小型道路に適用できるのではないでしょうか?大深度地下利用って良い響きだと思っています。
トンネルを抜けるとそこは楽園であった。なんてね。
では、くれぐれも業務中のスレには気をつけて下さい。

行政モドキ  ++.. 2004/08/04(水) 12:43 [470]

 
行政モドキさん、今も勤務時間中ですが、「勤務時間中の掲示板書き込み=サボリ・悪いこと」とは限りませんよ。もっと頭を柔らかく考えましょう。でないと多様性の受容はできません。

新規計画・事業化道路などはひとまず置いておいて、自由に発想することが大切だと思います。
よく言うでしょう。「できない理由を考えるのではなく、どうしたらできるかを考える」
その点でトンネルというのは面白いかもしれません。

なお、ブレーンストーミングは青本にも取り上げられていますが、要点は以下の4つです。
 (1) 人の意見を批判しない
 (2) 自由に意見を述べる
 (3) 多くのアイデアを出す
 (4) 他人の意見をヒントにしてさらに考えを発展させる
これは問題解決法の1つですが、なかなかうまく実現できません。このスレでも無理っぽいですね。でも実現すると非常に前向きで面白い状況になります。
四六時中このような、ある意味で夢想的なことばかりしゃべっていてはいけませんが、時にはこういうことをすると、発想を柔軟にする格好のトレーニングになります。

・・・・ということで、スレも重くなってきたので終わりにしたいと思います。

APEC  ++.. 2004/08/04(水) 16:06 [471]

 
●事故発生の第一の要因は、道路構造以外に起因することが大部分であると思います。
トラックの事故は、高速道、一般道に関わらず毎日くらい新聞に出ています。
今回の事故において8/3日までに明らかになった事は、会社の指示による過積載(1.5倍、大人しい方)です。あと、整備不良、交通ルールの無視、ドライバーの過労等の原因が出てくると推定されます。
●こんな話を聞きました。:青森港まで徹夜で走り、3時間くらい仮眠を取りトンボ帰りで帰ってくる。仕事のキツサを会社に訴えれば即クビ。会社の言い分は、荷主の要求(金額、時間等)が厳しくまともにやっていたら会社が成り立たない。(その結果として、居眠り運転、車線のはみ出し、信号無視、スピード違反等は常態) タイヤの空気圧なんかチェックしているヒマはない、もちろんタイヤは再生タイヤだ。
●今回の事故は何も珍しい事ではない、ローカルな、1名程度とか重傷事故は全国的に話題にはならないだけである。翌日名古屋で、トレーラーと家族で遊びに行くワゴン車との衝突事故がありました:5〜6名重症、内1名意識不明。
●日本において、特攻精神の前には、人権とか人命は無視されているので、今後も幾ら立派な道路を作っても、同様な事故は頻繁に起こるであろう。
●遠方へ出かけるときは電車に限る。
●上記で荷主とは、安いことが正義という、我々国民の事です。

雑魚  ++.. 2004/08/04(水) 17:38 [473]

 
コストのこともあって暫定供用するのなら、一般道路として供用するのがいいのでは?もちろん無料で、制限速度は60km/h。
事故があったら一般道の事故ですし、仮に100kmですっ飛ばしての事故ならそいつの自己責任を厳しく問う。
半分しかできていないのだから、まだ高速道路ではないと考えます。あの段階で高速道路と称し料金をとること自体が間違いだと私は考えます。
ひょっとすると、無料ならずっとこのまま暫定一般道がいいとするニーズが出てくるでしょうね。

dotto  ++.. 2004/08/04(水) 18:14 [474]

 
高速道路とはなっていないと思いますが・・・
正式には、自動車専用道路、有料自動車道ではないでしょうか?
議論に乗るなら、もう少し用語を適切に使用して下さい。
この問題は、マスコミでも取り上げられており、変に行政の責任にされても困りますからね。何かと言えば、国交省、JH叩きですからね、マスコミは。勘弁してくださいよ。
骨抜き公団民営化による道路行政改革を進めるより、年金改革や、郵政民営化の方に力を入れて下さいよ。
道路行政はもう充分に叩かれたじゃないですか。

行政モドキ  ++.. 2004/08/04(水) 23:19 [475]

 
↑ということで、行政マンの頭は果てしなく硬く、いかに自分達の責任を逃れ、既得権を守るかを最優先にすることが、皆さん、よく理解できたと思います。嗚呼、我今国を嘆く。一体誰に食わせてもらっていると思っているんだろう。こんな公務員ばかりではないことがせめてもの救いか。
人間モドキ  ++.. 2004/08/04(水) 23:30 [476]

 
こんばんは。試験を間近に控え、皆さん勉強していることと思います。私自身も、二部門目の受験のため、対面通行の高速道路(?)を利用して、受験会場近くのホテルまでやってきました。さっき、夜食をコンビニで仕込んで来たところです。受験生のため、十分な資料調査をしないまま、発言することをお許しください。

■関係者自身(JH)の事故直後の対応と見解の変化
対面通行のトンネル内を走っていて、1979年7月11日に起きた日本坂トンネル内の事故を思い出しました。
http://www.nishinippon.co.jp/saigai/html/1979/s197907.html

いわゆる「日本坂トンネル事故訴訟」控訴審(東京高裁判決平成五年六月二四日・判例時報一四六二号四六頁)において、トンネルの防災設備の設置に関する瑕疵の有無について、「その後の技術の進歩等により標準仕様及び設置要領にその設置が定められるようになった物的設備については、これをすべてのトンネルに直ちに設置しなければ法律上要求される安全体制を欠くことになると一律にはいえないけれども、他方、その設置基準の定めが原則的、標準的な性格なものであるからといって、これを設置するかどうかがもっぱら第一審被告(引用者註 設置者)の都合に委ねられてよいものではなく、諸般の事情から見て防災目的を達成するために高度に有用であると判断される設備については、速やかにこれを設置して合理的な運用を図る必要があるものというべきである。」と判示されているところである。http://brook.soc.or.jp/shoa03.txt

私はまだ10代であったため、その後の裁判経過をよく存じ上げませんが、当初道路公団自身は管理責任や瑕疵はなかったと主張していました(下記HP参照)が、裁判等によって何らかの責任追及を受けたモノと記憶しています。(裁判記録については、なかなか出てこないので、検索をあきらめました。すみません。)
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/087/0350/08708080350011a.html

■関係者不起訴処分
1996年2月10日に起こった豊浜トンネル崩落事故で、関係者は不起訴処分となりました。http://www.tarako.com/jiko2.htm
(↑刑事事件では不起訴でしたが、民事では賠償責任を追及されたと記憶しています。間違っていたらご容赦ください。)当時の開発局元幹部は、責任の所在を明確に発言していませんでしたね。ちょっと気になったコメントでした。あれから行政内部では、誰がどう責任をとるのかという件については、ちゃんと決まったのでしょうか?

■法整備の遅れによる国民への影響
「法令遵守だけを主張していたのでは、著しく合理性を欠く。」というような内容の裁判長発言も、最近では見られるようになっているようです。(以下は、参考資料です。)
http://plaza.umin.ac.jp/%7Emomo/enquete_data1.htm

私が、この掲示板のレスで強く主張したいと感じたことは、以下の通りです。

以上のような判例や事例を踏まえ、技術者(技術士)として、また行政マンとして
1.規則、基準、法律などを守ってさえいればいいのか?
2.今回の事故を教訓に(道路構造などを)見直す余地(必要)は本当にないのか?
ということに尽きます。

官民の障壁(?)を取り除き、このような事故が二度と繰り返さないためには、どのような方策が必要なのかを、考えるべき良いチャンスだと感じています。

エイメイ  ++.. 2004/08/05(木) 00:44 [478]

 
自動車は、エアさんがおっしゃるように、交通としてきわめて不完全なもので、人類がこれを放棄できないのは、家から目的地まで直行できるという利便性と快適性です。そのために、かなりの確立(7000分の1程度)で命を賭けて利便性に対するを支払いをしているわけです。この確立は相当なもので宝くじで言うと下から何番かな?
 従って、現在のままでは事故は必ずおきますが、事故原因を放置させないためには、訴訟が最も有効で唯一無二の方法です.残念ながら行政も立法も万全どころか、放って置くと、自己保身のため何をしでかすかわからない性格を持っていますので、司法と言う制度が設けられています.
 アメリカ社会のように訴訟社会はどうかという意見もあるようですが、黒白をつけるには、訴訟以外には手立てがありません.大いに訴えて物事をはっきりさせる習慣をつけることが、民主主義と自己責任をはっきりさせる特効薬であると考えます.
 例えば、行政マンが最も恐れることは、訴訟されることです.日本の社会では訴訟されるだけで、経歴に傷がつくと思い、有罪にならなくとも落ち度はあると認定されることが多いからです.
 司法制度で必要なのは裁判のスピード化です。エイズ訴訟などひどいもので、被告の元大学教授など老衰で自己責任能力など問えないほどの年月が経過してしまったと思います.
 行政担当をはじめ各責任者が在職中に白黒が出る制度に改めればそれこそ、行政の自己責任能力は飛躍的に高まります.
 争いを好まないと言う国民性も過ぎたるは何とかで、やはり訴訟は大事な手段です.訴訟費用も安くなったようですし、被害者が訴えなければ、利用者が集団訴訟する方法もあると思います.
 訴えられなきゃわからない人や組織は官民を問わずいます。改善の手法はとりあえず『訴訟』でしょう。

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 09:54 [487]

 
追伸、アメリカの大学ではこうした問題に対し、バーチャル法廷を設定して、検事組、弁護組、被告組、原告組などにわかれて、訓練をするそうです.日常的な立場を変えて行うことも、頭をやわらかくする上で大変有効です。
 こうした訓練を通じて、広い視野を獲得し、あらゆる場面を想定して対応できる、リスク管理能力に優れた人財が育成されます.その意味で、新たに『暫定二車線道路訴訟』なるバーチャル法廷をこの掲示板で開催するのも意味あることになると思います.

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 09:55 [488]

 
掲示板ではバーチャル法廷は難しいと考え直しました。と言うのは、@その板がバーチャル法廷であること、書き込む人が配役であることを明確に伝達できる手段がなく、主張そのものだと受け取られる恐れがあることです。この掲示板そのものが既にバーチャル空間ですので、その機能は果たしていると言えそうです。お騒がせしました。
 

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 13:19 [495]





 技術士会の有効活用方法 
■ 念願の技術士になり、CPDの充実と幅広い人間関係を構築するため、或る県の技術 士会に入会するつもりです。

■ そこで、以下の項目について皆さんのご意見をお聞きし参考にさせて頂きたいのでよろしくお願いします。
◎ 各地方の技術士会ではどのような活動をされていますか。また、実態として中央と地方の技術士会は事業内容がリンクされていますか。
◎ 技術士会に入会して、自分の仕事や余暇活動に具体的にどのように役立てておられますか。(以下に例示しますが、もっとささやかな事例でも結構です)
○ 交友関係のネットワークを活用して新たなNPO法人を組織して活動中。
○ ボランテイア活動で次代の建設業界を担う若者の育成を目的とした研修会を
   実施している。
◎ 現在の技術士会活動の問題点と将来のあるべき姿


 
新米技術士  ++.. 2004/08/03(火) 12:57 [445]

 
お節介かもしれねえが、温度差がはげしいようだぜ、各地域の技術士会は。
勇気があるなら、どこの技術士会に入ろうとしているのか、具体的に書いたらどうだい?それくらいのことをしねえと、ロクな情報は取れねえと思うんだが。

ようするに  ++.. 2004/08/03(火) 14:34 [446]

 
北陸では、技術士会としての活動より、技術士会員以外の技術士・技術士補も参加する(会費がはるかに安い)「技術士懇談会」が実質的な活動団体になっています。技術士会の行事もこちらで実施しているようです。
研修会などはそれなりに勉強にも刺激になります。年に2回か3回程度でしょうか。
ただ、現状程度の勉強・刺激プラス月刊「技術士」なら、高い会費を払って技術士会に入るよりも、懇談会で十分だというのが率直な感想です。

APEC  ++.. 2004/08/04(水) 01:28 [464]

 
私事ですが、私は登録後一旦は日本技術士会に入会しましたが、地方都市に在住していたため2年後には脱会しました。その後APECさんがおっしゃるような○○懇談会にお世話になっています。会費も安いですし。
各都道府県にある技術士会は、確かに温度差がおおきいと聞いています。明確な目安はありませんが、私の地元の技術士会は検索しても引っかからない(HPすら持っていない)ような状況です。とても入る気にはなれません。独立するご予定なら、基本ルートの保持といいますか、活発ではない会であっても入会することにそれなりの価値はあるかも知れません。

腹八分  ++.. 2004/08/04(水) 09:54 [467]

 
色々、教えていただきありがとうございます。
各地方で温度差があるということですが私としては、西日本のA県か隣接の出身地B県の技術士会を選択することになると思います。
現在の勤務地はA県ですが、将来、APECさんや魔法使いさんを手本にして、その地域に根付いた様々な活動をA県、B県のいずれかで実践してみたいと思ってます。
その時に技術士会ネットワークが活かせればいいのですが。

新米技術士  ++.. 2004/08/05(木) 20:43 [481]

 
「技術士である市民」や「市民技術士」あるいはそのサークル・ネットワークとして、グラウンドワークに参加できるような社会になればいいですね。
「できる人が、できる時に、できることを」、無理せず(時には無理も必要ですが)、焦らず、お互いがんばりましょう。

APEC  ++.. 2004/08/05(木) 23:02 [482]

 
私はインターネットで繋ぐ機動的技術士集団を育て、騎馬民族技術士になりたいと夢見ています。現代の騎馬民族ですので、ITと言う広義の交通手段を乗りこなして、世界を股に駆ける技術士ですね。
なりたいと言うだけに終わらないよう努力する所存であります。(^^

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 12:53 [494]





 福井豪雨について 
福井市街地の中心部で足羽川の堤防が決壊しました。
どうして決壊したのでしょうか?
どうして手前の右岸湾曲部でなく、その後の左岸湾曲部で決壊したのでしょうか?
●原因には、左岸上部は土の堤防であったことや、決壊しない、起こるはずがないという先入観から初動が遅れたことが言われてますが、それだけでしょうか。
●決壊部のすぐ下流には支流の一級河川荒川の合流点があります。支流としては比較的大きい流入による堰上げ背水現象による影響があったのではないのでしょうか。そのため合流部に近い右岸の湾曲部で越流→決壊になったのではないのでしょうか。
●支流の荒川についてですが、上流の市街地には普段は多目的公園として利用されている調整池があります。
しかし、半世紀に一度の洪水というのに、全く稼動していません。目を疑いました。カラカラの状態です。(子供の学校では、調整池の機能もあると教えられているのに)
●もし、この調整池が機能して、少しでも荒川の水量を低減していれば、いくらか合流部の水位は下がり、越流→決壊が起きなかったのではないでしょうか。
これは、人災なのではないでしょうか。
みなさんの考えを教えてください。

 
かたいけの  ++.. 2004/07/19(月) 22:55 [370]

 
かたいけの様は地元の方とみましたが。
私は県外人ですので現地を知りませんが、テレビの報道だけですが意見を少々。
 ヘリコプターの映像では、下流に橋梁が2〜3箇所見えました。しかも、狭いような気がしました。洪水時の映像では決壊部は屈曲部の流れの特徴で水位がせり上がって見えました。堤防の高さから想像すると、河床の高さが比較的高いのでないでしょうか。
 想像ですが、市街地であることから典型的なボトルネック河川であり、調整池の問題でないと思います。おそらく計画以上の降雨量だったのでしょう。ただ、避難勧告は人災だと思います。中・下流域であれば、上流の情報で危険は察知できるのと、危険区域の把握をしていなかったのではと思います。
 将来的には、近接河川に放水トンネルで接続することが、経済的な解消策かと思いました。
 

県外者ですが  ++.. 2004/07/20(火) 04:27 [371]

 
被災地の皆様にはお見舞い申し上げます。
私も福井県ですが、嶺南地方で、当日はパラッと降っただけでした。福井県は敦賀市を境に東西が気候的にも植物生体地理学的にも別地方に属しますが、違いを改めて認識しました。
うろ覚えで申し訳ありませんが、決壊箇所は少し川幅が狭くなる箇所の攻撃斜面ではなかったでしょうか?
また足羽川は天井川であるとともに、今回規模の降雨に対応するには断面がかなり不足していたと記憶します。
決壊そのものは天災だと思います。あれだけ短時間にあそこまで行くのですから、これに対処しようとすると、かなり河道を広げる大改修をしないと無理でしょう。しかし堤内地側に民家が近接している状況では、今後ともなかなかむずかしいでしょうね。
なお、「堤防上部が土であった」という部分は、計画高水位から堤防天端までの土羽部分のことだと思います。

APEC  ++.. 2004/07/20(火) 08:33 [372]

 
被災地の皆様にお見舞い申し上げます。

国交省の発表によると原因は下記のとおりのようですね。
・既往最大の流量で、流下能力を超える流量であったこと
・破堤地点は狭窄部であったこと
・改修工事は予算的な問題があって遅れていたこと
ttp://www.yomiuri.co.jp/national/news/20040720i101.htm

ところで、NHKニュースをみていると新潟と福井の被災者のコメントに違いがあるようなのです。この違いは、地域性によるものなのか、災害の原因によるものなのか、被災地の外には聞こえてこないだけなのか、分析してみたいですね。

新潟の被災者のコメント
・避難勧告がなかった(聞こえなかった)、行政の責任。人災である。
・早期に(行政で)復旧して欲しい。

福井の被災者のコメント
・自然災害だから仕方がない。
・早期に(自助努力で)復旧したい。


ゆんたく  ++.. 2004/07/20(火) 11:15 [374]

 
新潟県及び福井県の被災者の皆様にはお見舞い申し上げます。

私は関東地方に住む下水道のコンサルタントに勤務している者です。
今回の両件の原因については、現地確認をしていないと何とも言えません。
仕事上、雨水計画を立案する場合は、図面(机上)だけでの判断は困難です。
現地作業を行なったうえ、地形条件や河川の形態、低水位、排水機場や調整池があれば運転状況など把握や過去の降雨規模と浸水被害規模との関係、地元聞き取りなどを総合的に判断しないと本当の原因は特定できませんので、原因(天災、人災)に対する私のコメントは控えさせて頂きます。

しかし、今回の件で教訓にしなければならないと切に感じたことがあります。
それは、”災害時の情報の伝達のあり方”危機管理についてです。
近年多発する集中豪雨に対しては、下水道(雨水)や河川整備のハード整備のみでは限界があります。
今後は、災害時(危機発生時)の非難場所や避難勧告等の情報の伝達のあり方について、再考する必要がありそうです。
今回のような集中豪雨時や大地震においては、(国→県→)市町村→自治会長→地域住民へと正確な情報を迅速に伝達することが肝要です。(逆の流れも同様と考えますが)
今後、このようなソフト面のコンサルティングも積極的に行なっていくことが技術者としての責務だと切に思いました。

ところで、河川によってはハザードマップが作成されていると思いますが、現実問題としてこのような災害時に機能的に働いているのでしょうか?
改善すべき点や問題点はどのようなことがあるのでしょうか?
私の身近には氾濫河川が少ないものですから、教えて頂けると幸いです。
宜しくお願い致します。

釣りバカ  ++.. 2004/07/20(火) 18:12 [377]

 
新潟、福井県の被災者の皆様、心からお見舞い申し上げます。

現地の状況が良く分かりませんが、先般の名古屋地方を襲った東海豪雨や今回の新潟、福井県の集中豪雨など最近は、ゲリラ的な集中豪雨がとても多くなっています。
これらの原因は、単に前線活動によるものではなく、地球温暖化や流域開発、市街化の進展などが大きく影響していると思います。このような現象はこれからいつどこで発生しても不思議ではないと思います。

最近は、公共事業の整備率はそれなりに進んでいるとか、ムダな公共事業とか公共事業が悪の根源のように言われていますが、これら公共事業の必要性の声が余り聞こえてこないのが不思議です。今回の件でも堤防の土が流出したことが、大きく報道されていましたが、どこの堤防も土で盛られたものだと思います。環境を重んじる余りコンクリートを敬遠し、土でできた自然の堤防ばかりが良いとは思えません。

今回の災害を契機に、環境優先から人命・財産の安全を優先してほしいと感じました。福井県においても、確か、足羽川上流部ではダム計画が有ったと思いますが、どのような状況になっているのでしょうか。

これを契機に、わが国の脆弱な国土条件に見合った治水事業の進展が望まれます。もちろん、完成までには、多くの費用や期間が必要ですから、釣りバカさんのおっしゃる情報伝達、避難勧告のあり方などのソフト対策は欠かせないと思います。

河川経験者  ++.. 2004/07/20(火) 21:22 [378]

 
詳しくは今後の発表等見ないとわかりませんが、福井の方では計画流量のの5割増ぐらい流れたようですから、堤防相当決壊したようですね。
破堤の原因はまだ示されていませんが、流量の多さと決壊箇所数の多さから、越流かもしれませんね。
土堤で越流は致命傷ですから。

新潟も福井も県管理河川です。県管理河川は、堤防断面が小さかったり、河積に余裕がなかったり、
法面勾配急だったり、堤防管理が不十分だったり、洪水に対する能力は直轄河川と比べて低いです。
総雨量はそれほどでもないですが降雨強度が強く、一気に出てきたみたい。

中小河川の氾濫は毎年繰り返されますね。
堤防だけで問題解決図るのは、市街地化も進んでるし難しいんじゃないかなぁ

P&B  ++.. 2004/07/21(水) 08:23 [379]

 
釣りバカさんへ、回答にはなっていないかも知れませんが、課題を箇条書きで。

1,ハザードマップの整備について
 ・群馬大学のアンケート調査によると、防災マップを見たことがある人とない人では、避難を開始する時間に1時間程度差がある。
 ・洪水ハザードマップの整備は、氾濫想定域は河川管理者が策定し、避難場所を加えて防災マップとして整備するのは、市町村の役割。
 ・しかし、財政的な問題や公表後の防災体制の整備などの課題もあり、ハザードマップの整備は遅れている。

2,緊急時の情報伝達について
 ・今回新潟では防災無線等の整備が遅れ、避難勧告等の情報伝達が充分機能しなかったとされている。
 ・しかし、豪雨時にスピーカータイプの防災無線では効果を発揮できない。戸別の防災無線の整備には費用と期間を要する。
 ・緊急時は電話回線がパンクすることもあるので、テレビ、ラジオ、メール等の各種機器を用いて、リダンダンシーを持った情報伝達が必要。

3,災害弱者対策
 ・今回の災害でも被害に遭われた方の大部分は、高齢者等自力で避難が困難な方である。近年の自然災害の死者の6割以上は災害弱者である。
 ・少子高齢化が進む我が国において、災害弱者を対象にした防災計画の立案が必要



ゆんたく  ++.. 2004/07/21(水) 09:26 [380]

 
被災した方々、お見舞い申し上げます。
私は決壊箇所の上流1km位に住んでおり、避難勧告を受けていました。水位が上昇し、今まで見たこともないような川幅に濁流、表皮がむけた流木やドラム缶が流れているのを見て、自宅の流出を覚悟しながらテレビを見ていました。
水が引き始めた15:00頃、決壊箇所、その状況が気になって自転車で堤防を見て回ってきました。
・決壊箇所も含め、湾曲部の堤防は一様に越流した跡が見受けられ ました。
・決壊箇所上流部も越流した水が堤内地側の堤防を洗掘しており、時間の差で下流が決壊したようです。(2箇所の大きな洗掘が堤防を半分にしていました。)
・堤防上は人道又は、車道になっており、舗装されているのですが、決壊箇所は土堤のままで、堤防幅も他の箇所と比べると狭かったです。
以上から、越流した濁流が土堤を洗掘し、これにより決壊したというのが推論です。
しかし、現地にいると水がみるみる多くなっていき、まさかと思っているうちに決壊したのではないかと思っています。
決壊後は建設業者や市役所、県職員が迅速に対応していたと思います。

りょう  ++.. 2004/07/21(水) 11:54 [381]

 
ゆんたくさんへ
返答ありがとうございます。

1.ハザードマップ、防災マップについては早急に作成し(行政の皆様宜しくお願い致します。)、それを有効的なものとするよう市町村や地域で講習会や訓練を行なっていく必要性を感じます。

2.緊急時の情報伝達
  TVで岐阜県飛騨の防災無線が紹介されていましたが、ゆんたくさんご指摘のように費用と期間がかかるため、既存のテレビ、ラジオでの情報伝達が有効(特にローカル局?)かなと考えましたが。

3.災害弱者については、正直頭にありませんでした。少子高齢化が進む我が国においては、今後どのような事業においても配慮すべきですね。

河川は専門外ですが、特定都市河川浸水被害対策法もあり、今後勉強していくつもりですので分からないことがあったら、またご教授願えますか。宜しくお願い致します。

釣りバカ  ++.. 2004/07/21(水) 18:05 [383]

 
足羽川は桜並木が「自慢」でした。・・・・って、堤防に桜?そういえば大きく育っていましたね。
貼コンクリートなどが施してなかったのは、もしかして桜のため?
桜が決壊原因ということはないと思いますが、ちょっと気になることではあります。

APEC  ++.. 2004/07/21(水) 19:04 [384]

 
釣りバカさんにレスを頂いたので、若干補足させてください。

1,ハザードマップの整備
 整備が遅れている理由としては、
 @財政状況の悪化(特に市町村)
 A消防防災部局:公表後の防災体制の不備に対する不安
 B観光業・土地所有者等:風評被害・地価の下落等に対する不安 等
が挙げられ、特にAがネックとなっていると感じております。
 
 行政の限界を示した上で、積極的に情報を公開していくという市町村の防災担当の意識改革が必要であろうと感じます。

3,災害弱者対策
 自力避難が困難な災害弱者対策としては、自主防災組織の構築などの避難警戒対策も必要ですが、ソフト対策には限界があると思います。「河川経験者」さんも書かれていますが、ある程度のハード対策も必要でしょう。
 例)避難場所や老人ホームを優先的に保全する 等


ゆんたく  ++.. 2004/07/22(木) 10:51 [387]

 
マップ類でも、避難場所や土砂災害危険箇所等、既定のものをいれるだけなら、結構安くできるよ。
洪水ハザードマップは作成要領が(財)河川情報センターからH14に出てて、購入できます。
要領ではシミュレーションやることになってるから、実施済みの直轄河川以外では新たに解析必要になるから、自治体が欲しいと思っても進まないのかも。

あまり詳しくないですが、解析には破堤箇所何箇所か設定すると思うし、
どこで切れるかによって氾濫の状況はかなり変わっちゃうよね。
合流する中小河川や内水氾濫をどう評価・表示するかとかも難しいし。
そういう技術的な問題が洪水ハザードマップの普及の遅れにはあるような気がする。

P&B  ++.. 2004/07/22(木) 12:36 [388]

 
現地にて住民の方から直接お聞きいたしました。
「破堤前木の生えているところから漏水があり、みんなで土嚢をつんだが無駄だった。」という意見です。破堤前漏水が起きていたようです。越水破堤が起きたかどうかわかりませんが、破堤前に明らかに堤防内に浸透による漏水が起きていたことは事実のようです。足羽川には堤防内に桜を植えており、寿命50年を過ぎつつあるようです。ですから、枯れてくる木の根からの漏水ということは今後考えられる事ではないでしょうか?だいたい堤防内にみず道となる木の根を放置しておくこと自体治水上危険なことではないでしょうか?足羽川の桜は本当に見事です。しかし、今回の洪水を機に堤防のあり方を福井県の方は見直すべきではないでしょうか?

河川計画研究中  ++.. 2004/08/03(火) 15:18 [450]

 
河川計画研究中さんのおっしゃるとおりだと思います。
足羽川の桜は地元の自慢ですが、このようなリスクも伴っているということですね。
これまでもその点は説明してあったのかもしれませんが、今回の経験を踏まえて、地元の方も再度インフォームドコンセントを与えるべきかと思います。
ただし、もう少し落ち着いてから・・・・

APEC  ++.. 2004/08/03(火) 15:38 [451]

 
これも、人災ではないですよ。自然災害です。
災害勃発時の行政対応の是非や未然防止対策、情報防災とうの『減災対策』が甘かったのかも知れませんね。
あと、こんなことをレスしまったら、とんでもない批判を浴びそうですが、河川敷付近で、決壊の恐れが少しでもあると思われる地域に住む住民の自己責任が大半ではないでしょうか?あえて、災害のリスクを抱えてそこに住居を構えているのでしょう。行政は、あくまで、住民サービスとして補助的に災害対策を行っているのではないでしょうか?もちろん方針や目標として、行政が主体的に取り組む問題ですが、現実としては、住民側やマスコミが行政側に過剰期待をしていると思います。この問題ですが、行政としては、一応、その時の対応として、その時にやれることを精一杯やったのではないでしょうか?悪いのは、自然災害であり、責任の大半は、リスクを抱えた住民だと思います。
なんか、反論がありそうですね。

行政モドキ  ++.. 2004/08/04(水) 23:31 [477]

 
行政モドキさん、「私は考え方が異なります」という「反論」はしても、感情的な「反論」はしませんよ。
いわゆる「自己責任論」ですね。以前に、この掲示板だったか杜ハヤだったかで、土石流危険渓流に住むことに関しても同様の意見がありました。
基本的に「お上にお任せ・丸投げ」はすべきでないと思うし、行政も住民も汗を流しきちんと考える必要はあると思うのですが、そのためにはインフォームドコンセント(IC)が成立していることが条件だと思います。
そして住民がICを与えるために、アカウンタビリティがなされていること、そしてできれば行政として種々の制約条件の中で可能な範囲で手を打ってあること、以上が必要ではないかなと思います。
福井豪雨のようなケースに関して言えば、氾濫の危険度and/orハザードマップといった情報の整備公表などがないと、公衆たる住民はICを与えようがないですね。
さらにできれば、危機管理体制の充実(災害情報伝達・避難経路明示・緊急時の動きがきちんと決まっている・・・・など)が望まれます。
そこまで揃っていれば、「後はアナタが自己責任において決めてね」と言えるのですが、なかなかそこまで揃わないし、自己責任という考えも世間に正しく定着しているとは思えない(イラク人質事件など)ので、まだまだ難しいですね。

行政は「自分に責任が及ばないかどうか」を行動基準にすることから、住民は行政に対する過剰期待から、それぞれ脱却しようと意識して努力していくことが大切だと思います。

APEC  ++.. 2004/08/05(木) 08:58 [479]

 
●地の肥えた農地は氾濫区域にあります。また、日本の経済活動の中心は平野部にあります。
その地域は、洪水被害に脆いことは古来よりの常識です(一旦破堤したら、堤防の近くでも遠くても被害に遭うのは同じです)。
●日本では、食料も、税金の上がりもそのような地域に依存しております。自己責任で中山間部に住む方々は、その、地域からの食料、税金に依存しているはずです。自己責任論で、平野部の住民が中山間部に移住したら、日本は成り立たなくなります。
また、そのような地域を避けたとしても、地震、雷、火事、オヤジはどこでも発生します。
●結局、災害に対して自己責任論を展開すれば、日本自体に住むことができなくなります。
●日本にきた外人の多くは、少し地べたが揺れただけで驚いて帰国するそうです。よく、こんな国土に平気な顔をして住んでいられるなー、と。

雑魚  ++.. 2004/08/05(木) 18:13 [480]

 
毎日地下水と戦いながら、地下構造物の施工をする。私は監督員の立場にありますが、所属事務所の受け持つ地域はどこもN値は一桁です。もし、その工事が必要なければ当然やらないのは当たり前です。
人間は、水を求めて工場を建てたり農地を形成し、近隣住居をかまえました。当然の論理です。現在はライフライン施設の更新工事に追われていますが、都市の形成がそうである以上、工事を止めることは出来ないし、どこの現場も難工事です。

現在の日本において、利便性を考慮した上で地質上安全な土地に住むことは出来ません。もう、土地はありません。

自然災害を否定してはならない。
気象上、台風が今回のような進路を取ったのは、誰のせいでもありません。
災害後、暑い夏に耐え、またいつ来るやも知れぬ集中豪雨の心配をしながら、街を復興する住民の皆さんのご苦労を、私は想像することが出来ません。

>行政は、あくまで、住民サービスとして補助的に災害対策を行っているのではないでしょうか?
住民サービスとして、当然、我々は災害対策を行っているのです。

工事前の住民説明会は、なかなか難しいなと痛感しております。自治会が機能していない地域もあるし、真っ向から「公共事業は反対」だと、理由も無く反対される場面もあります。

役所が信頼されない場所であるならば、公務員はもっと努力しなければならないでしょう。



靖-公務員です  ++.. 2004/08/06(金) 01:06 [483]

 
最近は大河川の破堤は少なくなりましたが、中小河川の氾濫は目につくようになりましたね。
中小河川の洪水流下能力あ上げていくのも、けっこう都市部・住宅地を流れているものも多いので、大変な話です。
今さらですが、やっぱ、高度成長期に宅地供給を優先させて、氾濫危険箇所に家が立ち並んでしまったというのは、
重大な失敗をしたもんだと思います。
100年200年を見越す力が無かった。災害時の想像力が不足していた。
洗堰、霞堤、無堤区間等、湧水池的な性格の所はけっこうあるからね。宅地化されているところでも。
時間相当かかりますが、それでもそのあたりからやり直していくしかないような気がします。

P&B  ++.. 2004/08/06(金) 08:26 [484]

 
 河川に関する国家百年の大計のためには、P&B さんがおっしゃるように、河川だけでなく土地利用計画という大きな枠組みの中でモノを捉えていく必要を感じます。そのためには河川に関する施策だけでなく、森林保全、緑地保全、土地利用計画、海岸保全計画など、河川の流域全体を取り込んだ計画と対策が必要です。そのためには、行政の横の連携というより、縦の系列から横の連携へと、行政を構造改革させるシステムが必要ではないでしょうか?
 これは立法府の役目でしょうね。流域に基づく国土利用計画特別措置法』通称『流域国土法』と言うのはいかがですか?

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 10:29 [489]

 
追伸、
 自己責任論はイラク日本人拉致のとき、この掲示板で随分議論されましたが、三権を司る司法立法行政者がこれを下手に扱うと自己責任論は三権無責任論になる恐れが高いのです。
 三権に所属する者は権力を握っている事をくれぐれも忘れないという自覚が必要です。公務員法ではそのあたりのことは、当たり前のこととして、触れていないのでしょうか?私見ですが、教員も労働者だと言い始めてからおかしくなっています。
行政の方たちが自己責任論を自分の責任逃れに使う人ばかりとは思いません。その点で私は、行政のサイレントマジョリティを信じていますが...

魔法使い  ++.. 2004/08/06(金) 10:50 [491]





 「無年金時代」における建設技術者の生活設計について 
No.280のスレとも関連しますが、少し別の視点でご意見をいただきたく新スレをたちあげます。よろしくお願いします。
● 年金の支給額が減額され、支給開始年齢も60歳から65歳になり、退職金も大幅削減されることが予想されるなど、これから老後を迎える世代には大変厳しい時代となります。● 我々建設技術者も例外ではなく、さらに建設業界の不振・低迷と相まってより深刻な状況となることが予想されます。
● したがって、現下の状況では好むと好まざるとに関わらず、ある程度の収入が約束されてきた先人のライフスタイルをそのまま踏襲することは困難であり、制約される収入に見合う退職後の生活設計を構築すべき時期に来ていると考えます。
● 私は10年以内に退職を控えている土木関係の地方公務員技術者ですが、これまで私たちの先輩は一定期間経過の後、関係業界に再就職し、主としてその地方の営業活動(名刺配り)などを行ってきたのが実情です。● しかしながら、ここ最近は建設業界も公務員OBを雇用する余力がなくなり、噂では受け入れを拒否する会社が続出しているそうです。
● 私の推測では、建設業界の不況が今の状態で続くと数年後に到来する「団塊の世代」が退職する時期には大量の公務員OBの失業者が発生するものと思われます。(民間企業に勤務されて退職される方もおそらく同様の状況ではないでしょうか。)
● そこで、定年退職後の社会貢献や自らの生き甲斐対策、無年金時代の収入確保等を目的として「再雇用」が議論され始めています。● しかし、具体論になると問題点も多く、大量退職者の再雇用を確保する目処は全く立っていないのが実情のようです。● 現在のところ、私の職場では再雇用の受け皿として、@ 公共施設の管理 A 工事管理 B設計委託管理 B 用地交渉業務(事業の実施に関わる地元説明)などが検討されていますがニーズ、現役世代や民間との競合、財源難など、様々な問題があり相当厳しい状況です。
● そこで、他の自治体や民間企業では大量定年世代の失業問題についてどのような取り組みをなされていますか。在職中の職場への再雇用対策も含めてご紹介いただければ有り難いです。

 
悩める人  ++.. 2004/07/15(木) 21:30 [339]

 
お悩みはわかわんでもないですが、はっきり言って自業自得です。50を過ぎた今頃になって「皆さんどうしましょう?」じゃあまりにも情けなさ過ぎです。30代の我々の立場から見れば、自分の進路もよう決めんようなボンクラ上司の下についてることが不愉快です。そういう恥ずかしいことをこういう場に投稿しないでいただきたい。
民間企業社員  ++.. 2004/07/16(金) 00:21 [340]

 
だいたい何にもできないけど名刺配りでお金もらいたいんだけど最近そういう仕事もないんですよね、みたいな物言いは乞食同然です。恥を知っていただきたい。
ちっとはまともな公務員OBは技術士を目指すなり積極的な営業を心がけたり何らかの努力はしてますよ。

民間企業社員  ++.. 2004/07/16(金) 00:33 [341]

 
公務員と民間の別なく、今後訪れるであろう団塊世代の大量離職はいずれ社会問題化すると思われます。
 公務員の方だけでなく民間も、今までの延長線上ではありえません。私は、利権の延長で醜く争うのでなく、できればスキルの延長で第2の人生が始まるような世の中になれば良いと願っています。
 つながりとしては、在職時の組織に頼らないで生きてみたいと思います。幸いインターネットが発達し、求める気持ちがあれば、あらたな出会いがあります。そんな横断的つながりが現状を打破するきっかけのひとつになりませんか。

魔法使い  ++.. 2004/07/16(金) 02:14 [342]

 
本人のやる気、業界のしきたり等より、再就職先の受け皿の絶対数が足りないのが現状です。45才で準大手と称されるゼネコンを退職し、市内業者に再就職して、1年、身にしみる思いで、業務遂行している者からの感想です。これから2〜3年で建設会社、コンサル等は合併・買収、そして破産・会社更生法・民事再生法、産業再生法等の適用を受けた会社だらけになってしまうのではないでしょうか。現実に市内の3〜4社のはいった工区では必ず、工期内に1〜2社、更正法適用の工区(会社)がでるのが現状です。


21世紀  ++.. 2004/07/16(金) 05:11 [343]

 
悩める人さんのスレは公務員、民間を問わず数十万人の建設技術者(さらに数百万人の建設分野の従業者も含めるべきでしょうか)が真剣に向き合わねばならない問題であり、民間企業社員さんの書き込みのように情けない問題ではあるとは思いません。

 建設事業は、公共事業の比率が高く、事業規模が国家・自治体財政に依存します。残念ながら財政状況が最悪であるために市場規模はさらに縮小の道を辿らざるをえないと思います。市場規模が縮小し、21世紀さんのご指摘のように再就職先の受け皿が絶対的に不足する事態が続かざるをえないと思えます。また、企業の生き残りを目指した効率化がさらに進めば、名刺配りの公務員OBは採用しなくなるというようにアンシャンレジームは崩れていくと思います。

建設技術者の職場拡大対策は仕事の分野を広げるか、別分野に転進するしかないように思えます。前者には開発途上国に活躍の場を求めることが含まれます。欧米の新卒建設技術者は海外企業に就職する割合が高いと聞いたことがあります。わが国もいずれこうなるのでしょう。

これとは別に個々の建設技術者の個人的努力としては資格を取るなどして、組織に有用な人材として、縮小する組織の中で生き残る努力に関する議論はこのBBSで過去に何度もなされているように思います。

意見を求められている点を無視して、書きたいことを勝手に書き込んでしまいました。わたしが勤務する準大手の建設コンサルタントでは幸せなことに、まだ冗費の見直し、給与削減程度で頑張っており、明確なリストラには至っていません。耐え切れなくなればリストラをせざるをえないでしょう。

悩める人さんの職場で研究されているという再雇用の受け皿としての公共施設の管理 、工事管理 、設計委託管理、用地交渉業務を活用することは賛成できません。ご自身でご指摘の現役世代や民間との競合、財源難などの問題がありますし、縮小する事業費に大勢の重荷がのしかかるようなOB対策は本質的に不自然に思えます。

W  ++.. 2004/07/16(金) 12:33 [344]

 
収入以上の利益(有形、無形を含めて)をもたらさない人材は企業に必要ないです。

また、利益をだすことができない法人を官主導で作ることには反対ですし、(一部の人の雇用のために)費用対効果が少ない行政サービスを増やすことには反対です。

逆に質が高く安い労働力をもって、利益を上げていくことができるなら、既存民間企業を含めた現役世代と競合してもいいのではないでしょうか。10年もあれば、個人で法人設立できるでしょう。

技術士をとっても、時代が必要とする技術は変化するので、専門を生かせるかどうかは運もあります。専門を生かせなくても柔軟に対応することが求められると思います。

リストラされないだけでも...  ++.. 2004/07/16(金) 18:24 [345]

 
Wさんからの,建設技術者全体の問題である,とのご指摘,そのご意見には賛同いたしますが,悩める人さんは,あくまでも退職後の再雇用について,話されています.

その点では,私も民間企業社員さんと同じ,嫌悪感に近いものを感じます.

今,建設各社は未熟な若手や働き盛りの世代も含めて,雇用状況は非常に厳しい状態にあります.退職を迎える前に,再就職を余儀なくされている人は多くいます.
その時のためにも,技術を身に付けて,自分で考える力を付けて,生き残りを考えています.

そのような時代にあって,名刺配りの仕事が来ない,官庁OBの天下りを企業が拒否する,などということをまともな議題としてお考えであることに,役人の認識はやはりそんなものか,と強い失望を覚えます.

ただ,私は実は,今になって実力社会だなどと言われて戸惑う世代の方々より,最初から年功序列は続かないし給料は上がり続けるものではない,と思っている我々の世代の方が,技術者として幸せであると思っています.

それとは別に,魔法使いさんがおっしゃるように,現実問題として団塊の世代の大量離職問題は重大です.
実際は再就職先がないことにより,即座に経済的に困窮する人は少ないと思います.
(少ない給料で育ち盛りの子供を育ててきた時代を考えれば,大したことないでしょう)
それより,本当は働けるのに働かないことにより,結果的に少ない若者が老人を支える逆三角形の構図を加速させてしまうことが問題です.

どうか,定年退職が見えてきたと感じるエンジニアの皆さん,自分の力で働き続けるスキルとやる気を持ってください.
多分,少しだけプライドの置き方を変えれば,お仕事はあると思います.

Doc  ++.. 2004/07/16(金) 22:54 [346]

 
投稿してから気付いたのですが,悩める人さんは,大量に発生する団塊の世代の失業者問題を組織としてどう解決すべきか,という問題提起をされているだけですね.
名刺配りだとか,企業が受入を拒否などの文字が並んでいたので,つい,不快感が先にたってしまいました.
(でも,敢えて前のレスは削除しません)

「大量に発生する団塊の世代の失業者問題」についてですが,再雇用の受け皿として,ニーズに疑問のあるような職場を用意する,という発想は全く解決になっていないと思います.
財源が問題,とのことですが,退職者の雇用を確保する義務は企業にはなく,企業として雇用する価値があれば嘱託などの形で継続的に雇用するでしょう.つまり,再雇用だけを目的とした財源は企業にはもともと存在しません.
現役世代や民間との競合,という論点に至っては,実力での競合ならやむを得ませんが,,,,.
(やっぱり,腹がたってきました)

魔法使いさんのおっしゃるような,横断的なネットワークをもって新たな展開を,というのは非常に素晴らしいですが,一般的にはそこまで出来る人は少ないでしょう.

ワークシェアリングという言葉が聞かれるようになって久しいですが,緩やかな定年退職,というのはどうでしょうか.
職種にもよりますが,退職数年前から労働形態をシフトして,労働時間,給与とも漸減し,その代わり定年退職を数年延ばす.
そして,得た時間で退職後の生活の準備(必要なら技能訓練など,,)をし,70歳を前にして第二の人生を自力でスタートさせる.

高齢者でも技能があれば働ける環境が整備出来るのか,という問題はあります.(具体的には単価は低くても常に需要のある地道な職種をイメージしています)
また,労働の形が変化することに対してネガティブなイメージを持ちすぎる現代社会の認識も変える必要がありそうですね.
(定年退職した人がパート・アルバイトで働いたって,いいじゃないですか)

組織に出来ることは,多様な働き方を選べるようにすることで,退職後の一手を決めやすくしてあげることくらいではないでしょうか.

長文,雑文,失礼いたしました.

Doc  ++.. 2004/07/16(金) 23:44 [347]

 
私も昨夜感情の赴くままに汚い言葉を並べたことを反省しておりますが、Doc さんの最初のレスには全面的に賛成です。
個人営業の下請けコンサルや専門建設会社の親方など、60歳を超えた方も多く見受けられますし、やる気とある程度の売れる技術・技能があれば仕事は絶対あると思います。プライドを捨てるのがいや・金が安かったらいや・しんどいのもいやとかいろいろ言い出すからダメなんだろうなあと思えるような中高年がまわりに多すぎます。しっかりしてくださいよ、先輩たち。

民間企業社員  ++.. 2004/07/17(土) 00:24 [348]

 
民間会社に勤める者です。
社会とは何か。
ジャーナリストの本多勝一氏は「人類の生活」と定義されました。(朝日文庫「真実とは何か」より)
土木関係の地方公務員の方ということですので、社会資本整備に強く関わっておられると思います。その環境におられる悩める人さま、未来は明るいです。
誰がおっしゃったのかは忘れてしまいましたが、企業とは所詮社会適応業である、という言葉が強く心に残っています。人類の生活のための資本づくりは社会変化に応じて変わっていきます。今後もニーズはあると私は思います。
確かに、これまでの延長線上で描くことが大変難しくなっているのは事実だと思います。でも、逆に言えば、自分でこれから道をつくっていけるのです。そんなに不安になられることもないと思います。ご自分に自信を持たれることです。

びぬ  ++.. 2004/07/17(土) 11:26 [349]

 
悩める人さん、皆さん今晩は。
●題意に沿った小生の考えを申し上げる前に、新潟県を中心とした豪雨被害に遭われた方、関係者の方にお見舞い申し上げます。小生の地方はこのところ猛暑が続いています。その中で、休日出勤でした。夕方日が落ちるときに人力車で帰宅しましたが、すばらしい夕焼けに稲穂がたわわに実り、ツバメや蝙蝠が飛び交い、上空を南に向かう多くの国際線飛行機(ひょっとしたら曽我さん一家を迎えに行く飛行機もいたかも)も飛んでいました。夕日が落ち、しばらくして色彩が急に消える瞬間がありますが、その時ふいに頭に浮かんだのが、新潟の豪雨災害でした。時間、空間を越えたところに思いをいたしながら考えることが必要なのだと、改めて感じました。

●そこで、題意です。人は自分の置かれている地平でものを見、考えることをするのが常です。しかしながら、他方では自分の考え方が普遍性を持つだろうかという検証もしています。悩める人さんが問うていらっしゃる、団塊世代を中心としたの大量離職後の失業問題にどのように企業や自治体が取り組んでいるかという内容は、全ての世代に少なからず影響を及ぼす問題です。そうであればこそこのBBSでの話題として多くの反応があるのでしょう。

●悩める人さんの最後の団塊世代の離職=失業という括りには、小生は与することは出来ません。小生自身団塊の世代ですが、離職したくてウズウズしています。もちろん子育てをやっと終わったところですから、自分の生活にのために、あと3年ほどは今の組織で働きますが、その後はスッパリと義務としての仕事からは足を洗うつもりでいます。ではどうして生きていくのかということですが、四半世紀前の生活スタイルに返れば良いだけのことだと考えていますから、今問題になっている年金改革後ほどの金銭も必要ないでしょう。晴耕雨読、国内外でNGO、NPO活動をしていければ御の字です。月10万円もあれば普段は豊かな生活が出来ます。今の年金改革で月に必要な老後の生活費が25〜30万円もなければいけないなどと考えるほうがおかしいという気がします。小生は現役である今の時点から月の生活費をそこまで徐々に下げていくことをしています。むしろ、小生達の世代が現役を引くことで、若い人の雇用が増えれば万万歳です。

●悩める人さんのおっしゃる、企業、自治体等のとるべき方策として次のような考えはどうでしょう。55歳以上の人を一人退職させるときに、若年者(35才まで)を一人雇用する。その場合、55歳以上の人に、60歳までにかかる人件費の30%を支払う。新規雇用した人の人件費も解雇者の30%にする。社会保障に充てるため解雇者の人件費の10%相当分を目的税として企業は支払う。企業は人件費分の30%を節約できる。(尤も、こんなややこしいことをせずに企業はどんどん首を切っていますよね)しかし施策として考えた場合、失業者の問題は、高齢者より若年者のほうが深刻な問題ですよね。そちらの解消を考えるべきではないでしょうか。

●しょっちゅう書くことですが、生活は「少しきを 足れりともしれ
満ぬれば 月もほとなき 十六夜のそら」で良いのです。

YOSHI  ++.. 2004/07/17(土) 21:31 [350]

 
● 皆様の活発な御議論に感謝申し上げます。
民間企業社員さん、私の提案が「乞食同然」と受け取られたことは誠に残念です。
この提案の趣旨は、業界の総需要が抑制される中で、建設技術者の官・民及び老・壮・青がうまく共存していく方策を模索していく必要があり、そのための意見交換をお願いしたかったということです。事例として公務員技術者の退職問題を紹介したことが誤解を招いたのであればお詫びします。
● 公務員技術者にも色々あって、@ 自ら培った経験・技術力・人脈を活かして退職後も組織の戦力として活躍が期待できる人(リ−ダ−タイプ)A 目立たないけども組織の中でコツコツと努力を積み重ねてきた人(サブリーダ−・専門職タイプ)Bいわゆる「お役所仕事」で過ごしたたため、戦力としては期待できない人に(ダメ人間タイプ)に大別されると思います。民間企業でもほぼ同様ではないでしょうか。
● Bは論外として、今後、大量定年組の中で大半を占めるであろう A(サブリーダ−・専門職タイプ)の処遇が一番問題となるのではないかと思います。
経験豊富で専門技術もあり、人間としても優れた人格の持ち主でも雇用が確保されなければ、やむを得ず生活のため他業種へ求職活動をせざるを得ない状況が生じてくることはわが国にとってあまり得策とは思われません。
●Doc さんの「 労働形態シフト案 」 、YOSHIさんが提案された「国内外でのNGO、NPO活動案」などは大変興味がありますが、実現するには色々問題点もありそうですね。


悩める人  ++.. 2004/07/18(日) 10:23 [351]

 
「乞食同然」のような不適切な言葉を並べたことについて反省し、お詫びします。
誤解である、というのも上記レスを読んで理解しましたが、当初スレに書いてあった公務員OB云々のくだりはなぜそのような事例を批判も反省もなく長々と述べているのか理解に苦しみます。
文章の受け取り方は個々人によって違うので、お前がそう思っただけだろ、と言われればそれまでですが投稿者ご本人はそういう事例を肯定的に捉えておられると感じました。
私がもどかしく思うのは、我々の先輩に当たる中高年技術者の多くが自分の適正な市場価値を認めようとしないという点です。
私は転職を経験していますので、今の待遇は掛け値なしの自分の市場価値と認識していますが、多くの中高年の方々は退職後あるいは転職後に大幅に収入が減ること、あるいは(自分が望むような)就職先そのものがないということに不安を抱いたり文句を言ったりしているように見えます。
自分たちが何ができてそれが今の世の中でどれほどの価値があるのか見極められれば、おのずと答えは見つかるのではないでしょうか。

民間企業社員  ++.. 2004/07/18(日) 14:16 [352]

 
民間企業社員殿、貴殿の主張は良く理解できます。小生は二十年ほど前に建設コンサルを退職し、独りで法人を設立して建コンの下請けとしてやって参りました。結論を言えば、独立して良かったと思っています。経済的な面でもそうですが、それよりも、人は所詮ギリギリのところでは独りであるということ、ひたむきに生きれば組織に頼らなくても生きることができる、ということを実感できたからであります。人は、組織から離れたとき、初めて自分の目方・身の丈を知ることができます。身分保障されている職場の方と、貴殿のような身分保障の無い職場の方とは、そもそも心構えが異なります。身分保障のある職場の方に貴殿の覚悟が理解されるとは思えません。最後に「悩める人」殿、定年まで身分保障されてきたのですから、どうか定年後まで税金の一部で暮らしを立てようなどとお考えにならず、自らの技能・知識・意欲を持って生き抜くことをお勧めいたします。だが、貴殿が主張なさるように、官僚の中にも誠に立派な方もおられます。そのような方が経歴を生かして定年後も何らかの形で公職に就かれることは大いに賛成であります。
雑草  ++.. 2004/07/18(日) 15:48 [353]

 
悩める人様、このようなスレをたてて頂き、ありがとうございます。
しかし、建設技術者の官・民及び老・壮・青がうまく共存していく方策があるほど、現在及び将来の建設業界は甘くないと考えます。
若手技術者として年配の方々へ”技術提供により社会貢献され、子供も立派に育てあげられました。これからは私達若手技術者が頑張って行きますので、後はゆっくり気ままに第2の人生を過ごして下さい。”
人間引き際が大事だと思います。その点、魔法使いさんやYOSHIさんを尊敬します。

若手技術者  ++.. 2004/07/18(日) 22:44 [354]

 
これだけ書き込みがあった、揚句の果てに『これからは私達若手技術者が頑張って行きますので、後はゆっくり気ままに第2の人生を過ごして下さい。』ですか。笑、笑、笑
 申し訳ないですが、私はあなたに尊敬されようとは思っていません。
 甘くないと言う認識はお互い様です。
若手技術者であろうと、年配技術者であろうと五分と五分、
まあ、あなたの信じるところを進んでください。
 21世紀とはそういう時代だと考えています。

魔法使い  ++.. 2004/07/18(日) 23:06 [355]

 
若手技術者であろうと、年配技術者であろうと五分と五分、
理想は確かにそのとおりです。しかし既存の枠組みでは物事の決定権は年配者にあり、決して公平とはいえないと思います。年寄りが今までの既得権を盾にズルをしないことを願うばかりです。
人の親なら子供世代に負担を強いるようなことをせず、凡庸な人間である自覚があるならばさっさと後進に道を譲るのが筋でしょう。
もちろん魔法使いさんのような特殊能力がある人は別ですが。笑

民間企業社員  ++.. 2004/07/18(日) 23:45 [356]

 
批判覚悟のうえで投稿しました。
本意は、民間企業社員さんに書いて頂いちゃいましたが・・・・。
会社でも上になればなるほど、決定権をかざして保身に走る上司ばかりです。
下手に上にそむいてクビになるより、5〜10年も我慢すればそれなりの生活は保障されているんですからね。私たちはそうもいかないんです。
こういう議論をする時、5〜10年先の自分たちまでのことでしか話しくれない年配者が多いからです。真剣に20年,30年先のことを話してくれた人はいません。
全ての年配者の方がそうではありませんが、誤解されませんように。

若手技術者   ++.. 2004/07/19(月) 00:08 [357]

 
すみません、ひとつ書き忘れました。
年寄りはさっさと引退してほしいというようなことを書きましたが、無論実力があり需要もある分野のベテラン技術者には当てはまらないと思ってます。若年者より豊富な経験を背景に正々堂々の勝負で仕事が取れるような技術者であれば年齢など関係ないと思います。
雑草さん、励ましの言葉ありがとうございました。

民間企業社員  ++.. 2004/07/19(月) 15:48 [368]

 
民間企業社員さん、雑草さんの意見で集約されていますが、私もひとこと。
定年後も民間にタカル、又は、税金で食いつなごうと考えている役人ばかりとは恐れ入った。
寄生虫のような外郭団体ばかり作ることを考えないでくれ。たのむから。
民間よりはるかに恵まれた年金で、魚釣りでも楽しんで余生をすごしてくれ。

民間  ++.. 2004/07/19(月) 16:14 [369]

 
悩める人さん、こんにちわ。
スレの「そこで、他の自治体や民間企業では大量定年世代の失業問題についてどのような取り組みをなされていますか。在職中の職場への再雇用対策も含めてご紹介いただければ有り難いです。」
について、私がつとめる会社の現状。
・最盛期は社員3600人以上いましたが、団塊の世代を中心に1200人ほど首切りしました。55歳以上は、95%以上が解雇でした。
・人材派遣会社や登録会社に、再教育と再雇用先の斡旋を委託し、出来高払い(再就職決定1件に付きいくらという払い方)で支払い
・斡旋会社は、とにかく再就職させないとお金がもらえないので
 本人の経験、希望、能力いかんに関わらずひたすら人員不足の業界を斡旋、おおむねみなさんその方向で転職したようです。
・その過程で大体給料はみなさん激減、15万程度になったようですね。

とまあこんな感じです。

悩める人さん、「名刺配り」の仕事がなくなりつつあるというお悩み、非常にけっこうなお悩みですね。たっぷり悩んで下さい。
こちら民間につとめる者は、そのような悩みは持ちたくても持てません。
どうにかこうにか食いつなぐのがせいいっぱいです。

まあイヤミはさておいて、
素直に考えて、ニーズのない業界で余ってる人が、ニーズのある業界に移ってゆくのは至極当然ですよね。そうやって人間社会は発展してきました。
その際、嫌々移るのか、それともそっちの方が見込みがあると思って移るのかはその人次第でしょう。

悩める人さん、定年後は、別業界に行かれてはいかがですか?
ゼロからはじめても、資金はたっっっっっぷりあるんですから可能ですよ!!
ちなみに悩める人さん、こづかいいくら?(笑い)

民間でーす。  ++.. 2004/07/20(火) 10:02 [373]

 
悩める人殿。あなたの書き込みにもう一度目を通しました。『経験豊富で専門技術もあり、人間としても優れた人格の持ち主でも雇用が確保されなければ、やむを得ず生活のため他業種へ求職活動をせざるを得ない状況が生じてくることはわが国にとってあまり得策とは思われません。』とのことですが、需要が落ち込み続けている国内業界で同業種にのみ求職することにこだわることこそ、わが国にとってあまり得策とは思えないと、私は思います。
 公務員として生きてきたその延長線上に未来を描きたい気持ちはわからないでもありませんが、建設業界というお風呂は満員で、立すいの余地がありません。そこに集団で、定年後も、思いを新たにすることなく入ろうとすれば、結果として、その多くが、過去の経歴を生かして割り込むことになります。割り込んだ結果が、民間技術者を押し出す結果となり、学校を出たばかりの後輩技術者の就職口を、これも結果として奪うことになります。
 他業種とは言いません。新たな雇用を生み出し民間ではじき出された人たちを吸収するぐらいの気概で新たな組織を作られてはいかがですか?その工夫をここで一緒に議論して生かそうといわれるのなら、それこそブレーンストーミングになり積極的な意見がもらえるとおもいますが、いかがですか?

魔法使い  ++.. 2004/07/20(火) 13:16 [375]

 
 市場では「勝ち組」「負け組」が出てくるのは当然だと思います。
 しかし、国家・社会としては、負け組をどうしていくのかを考えていかなくてはいけないのではないでしょうか。あえて極端な表現をさせていただきますが、国家としては「負け組」を放っておくわけにはいかないと思います。
 魔法使いさまがお書きになられている「求める気持ちがあれば」とか「新たな組織」ということに共感します。
 悩める人さまのご趣旨ではないかもしれませんが、悩める人さまのスレから私は以上のことを感じました。

びぬ  ++.. 2004/07/20(火) 17:59 [376]

 
あのねぇ〜
> この提案の趣旨は、業界の総需要が抑制される中で、建設技術者の官・民及び老・壮・青がうまく共存していく方策を模索していく必要があり、そのための意見交換をお願いしたかったということです。
→本当にそう思ってるのだったら、先生方がどうだとか、OBがどうだとかで業者を決めないで下さいよ。無能なOBのために販管費25%を
納めている民間技術者の気持ち分かりますか?分かんねぇ〜だろうなぁ。。

> ● 公務員技術者にも色々あって、@ 自ら培った経験・技術力・人脈を活かして退職後も組織の戦力として活躍が期待できる人(リ−ダ−タイプ)A 目立たないけども組織の中でコツコツと努力を積み重ねてきた人(サブリーダ−・専門職タイプ)Bいわゆる「お役所仕事」で過ごしたたため、戦力としては期待できない人に(ダメ人間タイプ)に大別されると思います。民間企業でもほぼ同様ではないでしょうか。
> ● Bは論外として、今後、大量定年組の中で大半を占めるであろう A(サブリーダ−・専門職タイプ)の処遇が一番問題となるのではないかと思います。
→あのねぇ〜そんな人いらないのぉ。民間にとっては@以外は糞食らえ。分かんねぇ〜だろうなぁ。民間企業でもほぼ同様?そうですね。違いはABの人はリストラか年収500万程度で頑張ってますね〜。貴殿が思ってるほど甘くねぇ〜の。

> 経験豊富で専門技術もあり、人間としても優れた人格の持ち主でも雇用が確保されなければ、やむを得ず生活のため他業種へ求職活動をせざるを得ない状況が生じてくることはわが国にとってあまり得策とは思われません。
貴殿の優れた人と民間が思っている優れた人が一致している方は、求職活動なんてしてねぇ〜っつの。分かってないねぇ〜

> ●Doc さんの「 労働形態シフト案 」 、YOSHIさんが提案された「国内外でのNGO、NPO活動案」などは大変興味がありますが、実現するには色々問題点もありそうですね。
どーして?お金の問題? 貴殿の培った技術を活かせて頂けるのであれば、NPO活動いいじゃないですか?素敵なことだと思いますよぉ〜。

と、まぁ〜手厳しいことを申し上げましたが、このようなスレをたてて頂いて感謝しております。
 貴殿には、真の民間の状況を理解して頂きたいと思います。
 


ナチュラル@民間  ++.. 2004/07/21(水) 22:12 [386]

 
 最後の書き込みをしますので、ご笑覧ください。
公務員の人たちには専属の再就職斡旋ルートがあるようですが、利権を生かした斡旋ルートでなく、公務員による掛け値なしの民間斡旋ルートを創立するというプランはどうですか?
 多分、このルートを通れば、掛け値なしの自分に出会うことになります。自分の強み、スキル、能力、そしてこれまでの職務経歴の評価...。そういうつらさを体験した人達が後輩の再就職をサポートすれば、民間出身者が作ったそれとは、違った性格の組織になります。 
 掛け値なしの自分に向き合うことはつらいことですが、そういうミソギをを通して、第二の人生が始まれば、公務員時代とは一味違った生き方になるのではないでしょうか?
 利権とは無縁なそうした組織をつくることは、多くの公務員の方にとって意味あることになろうかと考えます。
 そんな組織は利潤追求が一番ではないので、NPO組織でしょう。間違っても、社団法人○○といった外郭団体にならない事を祈るばかりです。 

魔法使い  ++.. 2004/07/23(金) 06:33 [389]

 
公務員です。平成17年度に技術士補を受験しようと、情報収集をしておりました。
公務員になったころから「公務員もリストラされる」と言われた世代です。公務員としての土木屋として、交通政策や環境政策に携わろうと「夢」見ていました。
しかし、現在その仕事をしているのは「事務屋」です。
よって、一般の方と同様に私は「自分の興味のない分野」で働いております。
国土交通省は公共事業のための経常作業費を削減するなどと言っているが、全く頭の痛い話です。最低限の生活を維持するために、一番大切な予算だと考えます。
福井県・新潟県の洪水で多くの方が被災されました。グランドデザインがしっかりしていないからこうなる。
こういう場面において、私は公務員として非常に悲しい気持ちになるのです。

OBの名刺配りの時には、なるべく目を合わせないようにしています。新人時OBの洗礼には正直失望しました。
現在興味のある別分野もあります。しかしその勉強をするには無職にならねばならず、資本金もありません。
公務員は資格を持っていても、仕事上必要なものではないのであまり積極的に取得する人間はおりません。
それでも、これから迎える自分の人生のために自分は技術士の資格や語学力等をつけて行きたい。現在建設事務所にいるが、請負者さんとの技術力の差は歴然としており、技術者としての監督員とは名ばかりで、工事予算のためにひたすら走る。
人生設計はまだおぼつかないが、資格を取得することで将来の選択肢を多くストックしておきたいのです。
たまたま、職場で今年「第一種衛生管理者」を取る様に命令されました。当然事業所での設置義務がありますが、個人としてこの資格の取得意義は大きいです。

だらだらと書いてしまいました。
いろいろな方に袋叩きにされそうだな。では。

靖-公務員です  ++.. 2004/07/24(土) 21:07 [391]

 
戦後の高度成長期を支えてきた年配の方々に感謝申し上げます。現在のインフラ整備の基礎となる技術を試行錯誤で作り上げてきて頂きました。若造が技術力がどうのこうのと言っても、それは整備されたレールの上を走らせてもらっているだけ。試行錯誤してきた方々に追いついて当たり前。若さの分で逆転しても当たり前。道を切り開いてきた先人達への感謝の気持ちを忘れてはならないと思う今日この頃です。

私も将来的には平穏な隠居生活をしたいものです。そういう世の中でなくなってしまったのが残念です。
蛇足ですが、今は他のどの技術者にも負けないつもりで、がんばっています。

見習い技術者の若造です  ++.. 2004/07/24(土) 21:37 [392]

 
公務員の方からの反論(皆が非難するような公務員ばかりではない等)がないのに疑問を持っておりました。靖さんがおっしゃるように、仕事上技術士習得のメリットが少ないからこの掲示板を見てる公務員はあまりいないのかなと思っていました。
私が言う筋合いのことではないですが、若手公務員の方から書き込みがあり、ほっとした気になりました。
公務員である投稿者の方を散々こき下ろしましたが、本意はずるいことをするなということが言いたかっただけです。公務員全般を非難するものではありません。
公務員には公務員の立場もあるし、民間企業も談合をはじめかなりやましいこともしており、民間企業技術者が一方的に公務員全般を非難できる資格などありません。
公務員技術者も民間企業技術者も学生時代までは同じ学校で同じ感性を持って夢や希望を実現しようと勉強していたはずです。人間何十年も同じ組織の中にいればそこでの常識が世の中の常識のように勘違いしがちですが、私も靖さんと同じく時に初心に帰り、なるべく一般市民の常識的な目で自分や周囲を見直すことを心がけたいと思っています。

民間企業社員  ++.. 2004/07/24(土) 22:03 [393]

 
なんだ、みんな結局公務員がウラヤマシーんじゃねぇか!
名刺配りの仕事、欲しいのかよ?
悔しいんだったら公務員になれよ。そうそうなれるもんじゃねえけどな!
おっと、もう5時だし帰ろーっと。今日はデートだし。
民間はあくせく働きやがれ!
これが特権階級って言うんだよ!

地方公務員上級  ++.. 2004/07/28(水) 17:55 [400]

 
おっと、きたきた!
> なんだ、みんな結局公務員がウラヤマシーんじゃねぇか!
> 名刺配りの仕事、欲しいのかよ?
ふ〜ん そうなの。そう感じたの?

> 悔しいんだったら公務員になれよ。そうそうなれるもんじゃねえけどな!
ふ〜ん そうなんだ。がんばったのね。

> おっと、もう5時だし帰ろーっと。今日はデートだし。
ふ〜ん そうなんだ。おいらもそろそろか〜えろっと。

> 民間はあくせく働きやがれ!
> これが特権階級って言うんだよ!
ふ〜ん そうなんだ、 で、結局 あんた何が言いたいの?

せっかく登場して下さったので、もう少し話しがしたいなぁ〜
デートから帰ってきたら、何が言いたいのか教えてね♪

ナチュラル@民間  ++.. 2004/07/28(水) 21:44 [401]

 
釣りでしょ。
ここは2ちゃんねらーの来るところじゃないって。

++  ++.. 2004/07/28(水) 22:20 [402]

 
会者定離盛者必滅は世の習い
春去り秋はせみの声
さても果敢なき浮世かな
世の中を思えば 夢か稲妻か
ちらとする間の語らいも
賢者愚智は迷いなり
引き寄せて結べば草の庵にて
解ればもとの野原なり
少しきを足れリとも知れ満ちぬれば
月もほどなく欠けて行く十六夜の空や
人の身の上と知られたり

YOSHI  ++.. 2004/07/28(水) 22:54 [404]

 
活発な討議,感謝,尊敬いたします.

YOSHIさんの投稿の主旨を「若手宛」のものとして解釈しますと,今,自分達の時代を築こうとしている我々も,やがては時代のニーズにマッチできずに佇む時がくる.
逆に,今ここで私達は,年配技術者の市場価値を論じているが,その方達は,私が野山を走り回っていた頃に,この国の社会資本のために力を注いできた.

「戦後の高度成長期を支えてきた年配の方々に感謝申し上げます。」(見習い若造さん)
その気持ちは,私も持っております.

その上で,具体的にはどうあるべきか,の議論が深まると素晴らしいスレになりますね.
多分,ひやかしの方を除いて,皆さん,そう思ってらっしゃるように感じました.

だからなんだ,と言われそうなレスですが,感想でした.

Doc  ++.. 2004/07/29(木) 02:43 [405]

 
「年配者」ですか・・・小生は六十歳ですが、どうも年配者という自覚がありません。なぜなら、やっていることは三十年前と同じでドラフターがCADに変わって、カシオの計算機がパソコンに、シャープがワードに変わっただけで・・・若手、年配と言っても、高々三十年程度の差・・・悠久なる宇宙の時の流れからみたら塵のような差もないのでは・・・・それに、「高度経済成長を支えた」などという自覚はありません。食べるために働いてきただけですよ。年配者、若手などと区別せず、お互いに良いところを吸収しようではありませんか。同じ時代に生きている人は皆「同世代」なのではありませんか。
雑草  ++.. 2004/07/29(木) 08:49 [406]

 
 おっしゃるとおりですね.『目くそ(つまり私が)鼻くそ(例えば雑草さん)を笑う』とか、『五十歩百歩』とか言います.せめてこの掲示板では『呉越同舟』して、社会の荒波とやらに立ち向かい、これをかいくぐって行く、よすがにしたいものです。『
 私も高度経済成長を支えた』というような気概やプライドはなく、むしろ、『漂流してきた』あるいは、『時には足を引っ張った』と言う自覚ならしっかりあります.笑。
 話しが本題から外れますが、「風の中のすばるー♪」ノンフィクションドラマから少し距離をおいて眺めたいと思っているのは、企業戦士(ワーカーホリック=仕事中毒ともいいますが)礼賛と紙一重の部分があって、手放しで誉めるシナリオに疑問を感じているからです。

魔法使い  ++.. 2004/07/29(木) 10:42 [407]

 
以前にも書きましたが,雑草さんや魔法使いさんのような方は,自力で何とかなさると思うので,最初のテーマ「大量に発生する団塊の世代の失業者問題」の対象としては,取あえず解決組です.
議論すべきは「ある程度の能力や財力はあり,引退するにはもったいないが,自分から何か始める程の動機付けをもてない人」の話です.
組織が面倒見てくれないと困る方は実際問題,大量に発生するだろう,というのが最初の議題でした.

「感謝」云々は,決して現在の日本の社会資本が,ボーっとしているうちに造られたとは思っていません,いろいろご苦労されたに違いないと同じ技術者として思っています.
先達を敬う気持ちもなく人を老人扱いしているのではないです,という意味です.
でも,敢えて,感謝はするけど,問題を直視してもらわないと困る,と言いたいが故のフレーズです.
そんなつもりはなかったけれど,むしろ「嫌味」と思ってもらった方がご理解いただけるでしょう.

乱暴な言い方をさせていただくと,雑草さんや魔法使いさんご自身の話はこの際,あまり参考にならない.
皆さんのように動けない人とどうやって共生(業界でではなく,社会全体としての共生)するか,ということをお聞きしたいです.

脱線しますが,私は,♪風の中のすーばるー♪は番組コンセプトが嫌いです.
(お涙頂戴したいのか,技術開発秘話を披露したいのか,どっちかにしろ,と思います.いつだかの回で,妻が病床に倒れたが今の仕事が手が離せなくてほっておいた,というのを美談調で描いていたが,それを美談にしようとすることに不快感を感じ,せっかくの技術的な”へー”がすっかり打ち消されました)


Doc  ++.. 2004/07/31(土) 22:53 [416]

 
中島みゆきさんは「名もなき技術者の応援歌を作ってほしい」とNHKから依頼されたそうです。番組のコンセプトもそういうことだったんでしょうけど、確かにたまに変な話がありますね。
ゴミレス失礼しました。

地上の干し椎茸  ++.. 2004/07/31(土) 23:45 [418]

 
 以前、暗夜の一灯という一文を立ち上げましたが、一人一人が自分にとっての暗夜の一灯を探し、これをよすがにこの世の中を渡っていくのがまず基本ではないでしょうか?この一灯は人生と密接ですので、誰かから与えられると言う種類ではありません。まずは『自分で探すぞ』と言う気概がいりませんか?つまり、本気を出すことです。
 以下は共生のための組織を立ち上げる薦めです。

 その上で初めて、その一灯を探す手助けをしてくれる組織が社会としては必要になります。現在、転職サポートには無料と有料があるようですが、自分がこれまでやってきたことは何か、自分の強みは何か、弱みは実は強みなんだ、組織にぶら下がって生きてきた自分を発見し、ぶら下がらないで生きるとは何か、を考えるとか、そんなことを団塊の世代が考え、自分自身を再発見するサポートが必ず必要となります。そんな組織を作るのも仕事の一つではないでしょうか?
 団塊の世代はそれなりの地位にいる人が多いでしょうから、まず、その組織の階段から離れて考える勇気を持つことではありませんか?
 暗夜の一灯は常に赤々と輝いているわけではないと考えます。時には夜風に吹き消されそうになります。消されないためには仲間が要ります。これは利権と言った類の組織とは無縁のものです。
 あとは、Yoshiさんがよく言われるように清貧の思想を誇りを持って担うことでしょうか?高々数十年の人生ですので、勝った負けたで終わるのは、あまりにむなしいと思い聞かせていますが、日々これ迷妄です。
 参考にならないと言わず、他山の石としてください。雑草さんにしろ私にしろ、杖つきながら歩いていますよ。ヨタヨタと。この杖は技術であるかもしれないし、友人、知人、女房、家族といった人間関係かもしれません。支えられて生きているなと思う今日この頃です。

魔法使い  ++.. 2004/08/03(火) 01:19 [443]





 新潟集中豪雨における災害ボランティアでの体験 
 始めまして。
 私は、新潟県に住む(幸い、私の住む地域は、被害に遭遇しませんでした。)一建築設備技術者です。
 7月13日での新潟集中豪雨の被災地域に対する災害ボランティアに2回行きました。(1回目は自主的に三条市に、2回目は職場の要請で中之島町に行きました。)
 とちらも水害による被害は著しく、災害ボランティアで派遣された民家での土砂の堆積は予想以上に大量でした。また、公共インフラの代表である道路は路盤の流失による陥没は相当あり、傾いた民家、倒壊した寺院(墓石が大量に倒れていました。)、田んぼに放置されている破壊された自動車の惨状を見て、改めて水の威力の大きさを実感しました。
 災害ボランティアとしての仕事は、民家の室内外の土砂搬出でしたが、その土砂の多さと重さに私は、くたくたになりました。その民家の住民(破壊された堤防のすぐ脇に民家があります。)の話によると、川の水が破堤直前に、川の中央部分が膨れ上がり、その直後に破堤したとのことです。
 私は、土木工学の専門家でないため、その民家の主人が言った現象が想像つきません。
 皆さんの中で、堤防が破れる直前の川の水の現象について、詳しくお話できる方がいれば、教えていただけませんでしょうか。
 また、最後に他県から災害ボランティアとして参加れた人が多くいたことを報告させてもらいます。

 
災害ボランティア  ++.. 2004/07/24(土) 17:37 [390]

 
土木技術者です。
破堤の原因は主に3つあります。
1.越水破堤:水位が堤防を越えて堤防破壊が起きる。
2.浸透破堤:浸透性の高い土質により形成されている堤防に
  おいて長時間水位が高い状態になると堤防の中に水みちが生じ  て、その結果堤防破壊に至る。
3.洗掘破堤:川の流速が速くなると護岸が削りとられて堤防破壊  に至る。
「川の水が破堤直前に、川の中央部分が膨れ上がり、その直後に破堤した」との事ですので1.3では無いと考えられます。
2.の浸透破堤によるものかと考えられます。
 ただ、浸透破堤の前現象としては、堤防から漏水が起き、それが
 だんだん増えていき、破堤に至ります。
 その堤防の土質によるので様々な要因が複合的に絡んできますの で断定はできませんが、消去法でいくと、浸透破堤と予想されま す。
 いずれにしても、土木の場合均一な自然条件と言ったものはありませんので、現場でのより厳密な調査・検討して初めて、真の原因に近づくと思います。
参考までに投稿いたしました。

ただ今勉強中  ++.. 2004/07/31(土) 01:14 [409]





 国家財政の行方 
国の借金が700兆円をを突破したと言う新聞報道がありました.GDPの1.7倍、国民一人あたり550万円、国家財政の10倍です。
 家計に例えると、亭主の年収が60兆円国債利払いが15兆円(概略です、違いがあれば教えてください)で、家計全体の借金総額は700兆円です。
 家のローンを組む場合、返済額は収入の25%が目安ですので、日本のローン返済は既に危険海域に突入しています.
 国はどんな返済計画を立てているのでしょうか?かつてこの国は60年前に一度、自己破産を経験しています.同じことをどこかで考えている人がいるとしても不思議ではありません。
 国家破産に備え、金(キン)を買い、外国預金を行って、リスクを分散している企業が増えてきていませんか?
 これ以外に、国家財政が立ち直り、700兆円と言う借金が返済できる方法をご存知の方が見えましたら、教えてください.
 もし、中国経済を頼った景気回復があったとしても、この借金が返済できる前に、中国で使う地球資源の枯渇と、二酸化炭素の増大で日本どころか、地球が持ちません.
 さっさと破綻してしまったほうが、地球のためかもしれないと、良からぬことを考えてしまいそうです.
 妙薬はあるのでしょうか?
注、建設一般をまとめねばならない、受験生の方で、そのことで頭が一杯な方は試験だけを考えて、こんな話は無視してください.国家経済のことに頭を使う余裕がある方はご参加ください.

 
魔法使い  ++.. 2004/06/28(月) 11:49 [268]

 
最初に考えられるのは消費税の増税ですが、これをやると麻薬中毒患者に別の麻薬をやるようなもので、最後は中毒死となる恐れがあります。
60年前が再現されれば、預金凍結とスーパーインフレによって、40才台以上、50才台以上とも言われる個人金融資産1400兆円は百分の一、千分の一となり、年金どころの騒ぎではなく、さらに年金が減額されれば、踏んだり蹴ったりです。
 少なくとも十数兆円あると言われる国債の利払い分だけでも、税収増額が見込めれば、一息つけると素人考えしましたが、税収が回復する見込みはあるのでしょうか?
 こういった国内的な思惑とは別に、円の国際的信用がなくなったり、円ドル同時暴落が発生すれば、ソフトランディングなど一発で吹き飛びそうです.
 食糧の輸入さへおぼつかないと言う事態になりはしないかと、素人なりに心配です.
 こんなカタストロフィとなる前に、早く地道な借金返済がスタートできないものでしょうか?

魔法使い  ++.. 2004/06/28(月) 14:14 [269]

 
「『議会制民主主義』は、構造的に、着実に借金を増やすものだ」となにかで読んだことがあります。
地域の代表である限り、地域の意見(要求)を無視できない、
それどころか、それをうまく捌くことで「力」を誇示し、
次の選挙に結びつける。
そしていつのまにか、当選することが目的にすり替わってゆく。
本来は、議席を得ることがなにかをなすための「手段」であるはずが・・・。

この論を突き詰めると、しまいに「政治形体のあるべき姿」に論点が
移っていきます。

古代ローマの帝政は、終身独裁制によってその権力を(落選する不安なく)一手に掌握していました。そこでは、無理矢理国民に迎合する必要がない。やろうと思えば、そこそこ何でもできたはずです。

そしてその運営がうまくいかなくなってきたら、暗殺という、ちと強引な政権交代手法により、その刷新が図られていました。

逆に、ローマ風政権交代を民主的に、平和的におこなうのが「選挙」だと考えると、やっぱりたいして変わらない?
違う点と言えば、任期が長いところかなあ。

元に戻ります。
「地域」の代表であることが利益誘導をおこなってしまう原因なら、
「国家」の代表を、直接選んでしまうのが近道?
というわけで、首相(または大統領)公選制を志向しますが、
これっていかがでしょう。

ともとも  ++.. 2004/06/28(月) 16:39 [270]

 
現在の国家財政は、年収420万円(実際の歳入約42兆円を420万円に見立てました)の人が既に5500万円(実際は550兆円―国家分)の借金がありながら、新たに年に360万円(約36兆円)の借金をしている(この理解は正確ではないらしいのですが)ことに喩えられ、まともな状態ではないと思っています。

しかし、この問題は公共事業の行く末に関係する点で興味をもたざるをえないので、さらに論を進めてみます。

現在の内閣は財政面では2010年代の初頭にプライマリーバランスをゼロ以上にすることを政策目標にしています。すなわち、国債費の元利払い(16年度予算で17.6兆円)を除いた歳出を歳入以下に抑えることで、これには80兆円規模の国家予算に対して、20兆円の改善を要します。このための一般的な方法としては税の増収と歳出の削減があります。税の増収には税率を上げる(増税)と景気の好転にともなう税収増加を期待する方法があります。後者だって、バブル期であった平成の始めの税収は現在より20兆円位多かったので可能性としてはないわけではありません。
現在、歳入に占める消費税は約10兆円であり、5%の税率を15%に引き上げれば20兆円の財源は確保できます(ただし、現内閣は増税を否定しています)。歳出削減として、仮に50万人の一般公務員のうち、20%の10万人を削減したとしても(公務員の方、怒らないでください)人件費の削減分は1兆円には達しないと思います。歳出削減には大幅な補助金削減の形で国民サービスをカットすることが必要でしょう。
まとめれば、景気の状況を見守りながら、大胆な財政構造改革を永年、進めるしかないように思います。

民間部門は健全である一方で、政府(中央政府、地方政府)財政が破綻した場合にわが国がどうなるのか?想像できないのですが、国家は崩壊するようです。そうかといって、政府を救済するために「徳政令」や戦後のようなハイパーインフレを起すわけにはいかないでしょう。

悲観的な書き込みをしましたが、難しいことに楽観論もあるようです(リチャード・クー氏はそうだと思います)。荒っぽくいえば、政府は外国資本からの借り入れをしているわけではなく、国内の資金のありようにしか過ぎない。国債の利息は国民(会社を含む)に還元されるものであり、増税分はこれと相殺する。日本の余剰資金で米国国債を買い込むより、自国国債を買う方が望ましい、今は景気を好転させるのが先決、景気が好転すればいずれ税収増加で問題は小さくなるという主張に思えます。

むずかしい問題に対する生齧を書き込みを長々と書いてしまいました。

W  ++.. 2004/06/28(月) 19:06 [271]

 
ともともさま、お疲れ様です

> 「『議会制民主主義』は、構造的に、着実に借金を増やすものだ」となにかで読んだことがあります。
> この論を突き詰めると、しまいに「政治形体のあるべき姿」に論点が
> 移っていきます。

先の大戦中の英国首相のチャーチルは民主政体を最悪だけれども,これよりましなものはないと皮肉っぽく肯定しています。

私個人の意見は、人類が現在までに得た最大の財産は民主主義だと思います。
確かに現在の民主主義は欠陥を有しています。コストもかかります(利益誘導という無駄も含む)。
しかし、人間の独立・尊厳を最も尊ぼうと思えば、今のところこれしかないと考えています。

どのような政体であれ運用するものの心持ちと思います。民主政体は建前といわれようとも我々全てが主人公です(..;)。よりよいものに変えていこうという不断の努力が求められると思います。

さて国家経済、借金返済についてですが(スレの主題ですね...)、魔法使いさんは景気回復による借金返済は地球の環境容量的に持たない、とされていますが、本当のところ地球の絶対的な環境容量について明確な根拠はないと思います。(私もこれ以上地球を痛めつけるのは反対です)
しかし、バブルを起こせば今の借金は地球が破綻する前に返済は可能です(80年代の地価から考えれば国鉄用地の土地転がしをしたら簡単にちゃら)。その後の地球環境が持つかは?ですが。Wさんも書いていますが結局は税収増です。
何に使うかですが、みなさんご主張の環境ビジネスが利潤を生む時代が来れば、環境もよくなり、儲かる、と万々歳なのですが、世の中絶対トレードオフがあると思います。

まてぃ  ++.. 2004/06/29(火) 08:58 [272]

 
年寄りの戯言としてお読みください.お金は、流通させて経済活動を活発化させるのが本来の目的です.しかし、これを集め、溜め込み、市中への流通を制限し供給量を制御した上で、人に貸して利子を取って稼ぐという使われ方がされるようになって、おかしくなってしまいました.お金が悪ではなく、利用の仕方が間違っているのではないかと言うのが私の主張でもあります.
例えばこんな物語があります.
「南側の農民が種籾を借りて食物を育て収穫期を迎えたが、大豊作で価格が暴落し、借財だけが残った.次の年、再び種苗業者が来て去年の倍の量を貸し付け、焼畑農業にも手を広げるようアドバイスした.農民達はこぞって森林を焼き、畑を作ったが、再び大豊作で借金は4倍にも膨れた.次の年、人買い業者がやってきて、子供を売ることを進めその金で八倍の種籾を購入することを勧めた。『それで娘は買い戻せるよ。』と金貸しはささやいた。娘と引き換えに種籾は手に入ったが、その年、旱魃が発生した。金貸しは言った。『あんたには生命保険がかけてあるよ。それで家族は楽になるね。』農民はあくる日、畑にある大きな木の枝でくびれて死んだ。」
タイバーツの急落による金融危機は、国際的な金融資本が一斉に資本を引き上げたことに端を発していると聞いています.
金を人のために生かすシステムができるなら、今のシステムが破綻したとしても、それはそれでいいのではないか、質素だが懸命に努力する人達と協働するのなら、そちらのほうが人にやさしい社会システムではないかと考えるようになったのは、寄る年波のせいかもしれません.


魔法使い  ++.. 2004/06/29(火) 11:34 [274]

 
先週、予算執行調査の結果が公表されたときは、財務省に何が分かると思ってHPを見てました。
けど、実際は担当レベルやコンサルも無駄と思いつつ提案している事業がたくさんあると思うので、日本の財政を思うと財務省に頑張ってもらわねばと思いました。今回の調査ではうまくいっても数百億の財政スリム化だそうなので、対象を増やしてチェックを厳しくして欲しいものです。
財政をスリム化すると、国民サービスが悪化するでしょうし、技術者としては仕事が減るんでしょうが、業態の転換期と考えあきらめたいです。
技術者としては、無駄と思われる事業でも提案を控えるのは困難なので、チェックする側の技術者が増えるといいのかな。

バランス  ++.. 2004/06/29(火) 12:43 [275]

 
政府や官僚に何を言ってもムダである。国民にできることは、税金と厚生年金の給料からの天引きを止めさせることである。その上で個々人が慎重に判断して各々がそれを申告して支払う制度にするべきである。更に言えば、借金も止めなくてはならない。カードでの支払いなどという馬鹿げたことも止める。預金金利が0.02%の時代である。庶民から銀行・企業へと資産がシフトされる政策がこの数年間実施されている。景気を支えている庶民から資産を奪って、景気回復を図るという発想が間違えておる。小生は経済には疎いが、それでも、それ位のことは分かる。まったくふざけておる。
雑草  ++.. 2004/06/29(火) 15:38 [277]

 
うわあ、楽しそうな話題ですね、我慢できないのでレスします。その「天引き制度廃止」には大賛成です。労組だって組合費を「天引き」で徴収している。うちの労組はひどい。ユニオンショップだから、労組のあり方について意義を唱えようものなら、「除名させるぞ」と脅される。ユニオンショップ制度は組合員がその労組から除名された場合、4ケ月以内に会社側はその社員を解雇しなければならない。そういうきまりになっている。私は以前に労組執行部に対し、「その制度はおかしい。労組が会社に雇われた社員の解雇権を持つのと同等ではないか。私は会社に雇われたのであって、あんたらに雇われたのではない。」と意見したことがある。あやうく、軍法会議?にかれられそうになったが、まあ、無事に済んでいる。そろそろ参議院選挙が近づいてきたが、その選挙演説やら応援、電話勧誘まで駆り出される始末。みなさん、おわかりですか。選挙が近づいてくると該当演説しているときビラを配ったりしている人がいるでしょ。あと、よく電話がかかってくるでしょ?「○○党の△△をよろしく」というやつ。あれって、そういう組合のしらがみで「イヤイヤしている」人がほとんどです。なにしろ、自分の支持政党でもなければ、選挙区の違うところまで強制的に応援に行かされるなんてナンセンスとしかいいようがない(衆議院選挙のとき、他県の人が応援に来る。これ変ですよね。)。なんだか告発文になってしまいそうですが、「天引き」によってのうのうとしている組織はそういうものなんでしょうね。
腹八分  ++.. 2004/06/30(水) 11:42 [278]

 
日本には徴収法という法律があり、これに基づいて国税や地方税は差し押さえなどの強制執行が出来るようです。不思議なのは、国民年金です。強制徴収ではないですね。ところがサラリーマンは会社が徴収するので、半強制?です。これを、拒否するとどのようになるのか?ご存知の方はいませんか?
 社会保険労務士の方なら知っているでしょう。
そのあたりのシステムが理解できれば、年金納税拒否運動を展開できるのですが…。

魔法使い  ++.. 2004/06/30(水) 12:01 [279]

 
年金問題について
諸悪の根源は野党にある。野党は物事を本質からそらし、議論をうやむやにする役目を担っているのではないか。自民党と相談して。

理由:去年は、宿舎、ゴルフ練習場などで一千数百億円の年金を流用した。今年は、問題になったので予算枠を一千億円に遠慮したらしい。ほとぼりが覚めたら、また元通りとなる。
また、株の運用やら何かで十三兆円(うろ覚え)の穴をあけている。
年金問題は、まず年金流用問題を無くすことが先決ではないか。
野党は何故このことを与党に質問しないのか。
その疑問をほっといて、とっておきの秘策が、「だらだら演説」と「牛歩戦術」では、わたしゃ、あまりにも悲しい。

どうもおかしい、野党も、与党の議員も、株の損失を年金資金で尻拭いしてもらっているのではないか。

雑魚  ++.. 2004/07/01(木) 19:16 [283]

 
前レス理由その2
野党は、重要な場面で常に物事の本質をそらそうとしている。
例:ふるい話だか、森内閣の時はひどすぎた。
神の国から始まって、最後の方は、ゴルフでチョコレートを握ったの、何枚ならいいので終わった。ゴルフの話など、テレビで一日中やっていたと、床やのおっさんがカンカンになって怒っていた。
新聞でもそれしか書かないから、結局なんの話かわからずじまい。
いつも、こんなことばかり。

我々に残された道は、むしろ旗を上げるしかない。

雑魚  ++.. 2004/07/01(木) 19:29 [284]

 
年金不払方法
魔法使いさん、物事には順序があります。
まず、ガンコにガンコに、8年も年金を払わなかった土井さん、また年金未払いにはだんまりの福島さん、さらに、過去に年金不払い運動を起こした共産党。
この方々は、年金制度自体に反対です。
この方々を担ぎ上げれば、年金は払わなくてすむようになると思います。

雑魚  ++.. 2004/07/01(木) 19:43 [285]

 
あのー、私も年金は払いたくないんですが。
もし、年金を払わなくてもよくなったとしたら、今まで払い込んだ年金はどうなるんでしょうか。
国にまきあげられてしまうんでしょうか。

○×  ++.. 2004/07/04(日) 16:38 [291]

 
情報を隠匿し続ける厚生労働省から、すべての情報を引き出し、第3者機関が、公明正大かつ、無私の精神で望めば、パソコンで十分答えは出ます。
 問題は、無私の精神で現在と未来を考え、欲得を離れて日本と言う国を考えられる人財が、活躍できる社会体制かどうかでしょう。
とにもかくにも、
選挙に行こう!鉄槌を下そう!ということですね。笑。

魔法使い  ++.. 2004/07/04(日) 22:54 [297]

 
○×さん今日は。
当然、今まで積み立てた年金は、金利をつけて返してもらいます。
問題はここからです。
何とかなるさ、の日本人のことです。
まず、少しくらい使ってもいいかと、18万kも乗った車とか、ポンコツテレビ等を買い換えるでしょう。
それと同時に、競馬、競輪、競艇、オート、トト、高校野球等の広告がバンバン流されるでしょう。パチンコも。
そしてあなたはスッテンテンにされて終わり。
最後に自己責任と言われて終わりですね。
国も企業も年金バブルによって不況を乗り切るでしょう。

こうなる前に、考えねばなりません。
最善の方法は、フランスかイギリスに年金の運用等何もかも、まるっと委託することです。
彼らは契約を守る人種ですから、きっとうまくいくでしょう。

雑魚  ++.. 2004/07/05(月) 00:39 [299]

 
> もし、年金を払わなくてもよくなったとしたら、今まで払い込んだ年金はどうなるんでしょうか。
> 国にまきあげられてしまうんでしょうか。

年金は積み立て制度ではありません。この辺が誤解を生んでいる点と私は考えているのですが、将来の自分のためにお金を国に預けているつもりなのに給付が少なくなるorなくなるのは何故だ!という疑問というか怒りをよく目にします。

しかし、(国の説明が悪いのだと思いますが)わが国の年金制度は現役世代が年金世代の給付をまかなう賦課金制度になっています。
よって今払っている額と将来給付される額は直接はリンクしない、ということです。今払っている額は今給付されている額とリンクし、将来私たちが給付を受ける額は将来私たちの後輩世代が払う額とリンクしているというわけです。


まてぃ  ++.. 2004/07/05(月) 15:22 [303]

 
答えを書くのを忘れました。
> > もし、年金を払わなくてもよくなったとしたら、今まで払い込んだ年金はどうなるんでしょうか。

基本的には今まで払い込まれた分は今の受給者に給付されます。

> > 国にまきあげられてしまうんでしょうか。

余剰金は将来の給付の備えとなるそうですが、実質はそうなるのかな(社会保険庁のこれまでの使い方によると...;)。

まてぃ  ++.. 2004/07/05(月) 15:25 [304]

 
> 答えを書くのを忘れました。
> > > もし、年金を払わなくてもよくなったとしたら、今まで払い込んだ年金はどうなるんでしょうか。

年金は払ったほうがいいですよ。
最低受給年限24年でしたっけ(?)
少なくとも受給年限は払ったほうが良いです。
もったいないし、不慮の事故に備えることができます。ご家族があるなら遺族年金など損は無いと思います。

年金参加賛成  ++.. 2004/07/21(水) 16:19 [382]

 
超〜久々に覗いてみるとこの板もかなり内容が変わりましたね。
大変興味深い内容なので、レスさせて頂きます。
以下、正確でなく大雑把な値ですのでご了承下さい。

@厚生年金の脱退について
 これは可能だったような気がします。但し、脱退には条件があり、当社(500〜600人程度)の場合は20〜30億円程度の脱退金が必要となります。大手ですととんでもない脱退金になることが容易に想像できますね。(それだけ、借金を背負っているということですね)

A国家財政について
 私は、恥ずかしながら?この国に絶望感を抱いており、すでに諦めています。日経平均7000円ぐらいになって、ようやく復国するのでなないかな?=日本経済の崩壊=利権を食い漁る腐敗体系の崩壊 です。なお、個人的には可能な限り米ドル、豪ドルを買っています。

B野党が年金問題等に激しく突っ込まない理由
 少なからず利権をもっているので当たり前の話ですね。自民を叩けばわが身も危ない。話はずれますが、鈴木氏・辻本氏みたいなもの。あれ以上叩けば政治家がみんなワッパをはめることになるでしょう。腐敗国家万歳です。

ついでに・・・
C適格年金制度について(サラリーマンの退職金)
 2012年に適格年金制度が廃止されます(確実に退職金は少なくなる)。現状:5〜6%運用を前提に積み立てている資金が回らないので、各社が負債を負担している。→これ以上負債を抱えないよう、清算して個人で運用させよう→退職するまで眠っているお金を流動させる。→BANKを助ける手段ともなる。 または、現在の制度では退職金には殆ど税金がかからない。→厚生年金もろもろあわせて25%課税できる。 というストーリーでしょう。
 ところが、公務員の方の退職金はどうでしょう?同様に5〜6%運用を前提に積み立てているはずなので、その負債分は誰がカバーするの?やっぱり税金? いつ制度を廃止するの? あ〜腐敗国家万歳!

D選挙について
 私は、必ず選挙に行きます。が・・・いつもショックを受けます。
なんじゃぁ〜参院選!!!あんなん無駄無駄。知っていますか?2議席、3議席の選挙区!馬鹿にしとんのかぁ!あんなん自民(公明):民主で仲良く議席分けじゃないか! そんな選挙に600億円投資してるなんて・・・・あ〜利権国家万歳!

ナチュラル  ++.. 2004/07/21(水) 21:37 [385]

 
東シナ海の油田でしょう。
実は日本は資源大国らしい。それと、中国にパクラレそうならしい。

これについて、皆さんどう思われます?

さる  ++.. 2004/07/28(水) 22:43 [403]





 リスク管理は 
初挑戦さん、こんばんは。

 私も初受験です。

 総監の体系を熟知していないので、確信はありません
が、案外リスク管理など出題される可能性はないでしょう
か?
 御意見いただけますと助かります。

 それと、とおりすがりさんのおっしゃる「文章の精度向
上」とは、事前に用意する論文のことでしょうか?
 
 よろしくお願いします。

 
錬武  ++.. 2004/07/26(月) 22:36 [397]

 
建設系の場合、リスク管理(危機管理)は最も難解な(解答しにくい)設問ではないでしょうか。以前、様式2か他の参考書でも述べられていました。
私は、リスクアセスメントの手順にこだわらず、5管理について、抽象的かつ具体策を含めて、記述するつもりです。ただし、工事管理における情報管理について強調すればよいのではないでしょうか。

初挑戦  ++.. 2004/07/27(火) 05:02 [398]

 
私は昨年の試験で、耐震性に問題のある建築物の設問を選び、これを危機管理ではなくリスク管理で記述しました。
結果は合格でした。
私のHPで配布している合格論文例「技術士4-4」に、経験論文とともに、リスク管理で論じた解答のあらすじと、危機管理で記述するならこう書いたらどうかという案をまとめてありますので、よろしければ参考になさってください。

APEC  ++.. 2004/07/27(火) 08:48 [399]





 総監の選択記述問題について 
今年、総監を初めて、受験します。

本来なら、様式1での質問が適切かもしれませんが書き込みます。

過去問は1.大規模工事について
    2.危機管理について
と大別されているようですが、どんな設問となるでしょうか。
建設系の問題としては
    1.企業不祥事
    2.建設不況の中での総監
    3.災害対策(地震時、豪雨時の危機管理)
    4.環境保全と工事管理

等では、どうでしょうか。

 
初挑戦  ++.. 2004/07/25(日) 08:28 [394]

 
試験まであと2週間。

失礼ながら、試験問題の予想よりも、文章の精度向上に努められた方が良いのではないでしょうか?



とおりすがり  ++.. 2004/07/25(日) 14:01 [395]

 
過去問は1.大規模工事について
>     2.危機管理について
> と大別されているようですが、どんな設問となるでしょうか。

私は情報部門ですが、どの部門でも大別すると上記になります。

> 建設系の問題としては
>     1.企業不祥事
>     2.建設不況の中での総監
>     3.災害対策(地震時、豪雨時の危機管理)
>     4.環境保全と工事管理
>
> 等では、どうでしょうか。

1.3あたりが妥当なところではないでしょうか
回転ドアの事故もありましたから、事前の設計は勿論、事後、どのように予兆を検知し対策すべきかなども問題の観点となりえるでしょう。

2は口頭試験向きかもしれません
それぞれ、どんなトレードオフが発生するか、あるべき方向性は何か
ざっと考えておけば、あとは実際の試験問題を見て十分論述できると思います。


Hermes  ++.. 2004/07/26(月) 10:38 [396]





 無題 
もちろん、若手技術者も年配者技術者も五分と五分というのは重々承知しています。そのうえで年配者の既得権に勝てるように自己研鑽や勉強等の努力はしているつもりです。建設業界の低迷に対しても組織・企業・技術者の再編(組織外の連携)や異業種への進出または異業種との連携等個人的にも模索していますが答えがみつからないのが実状です。このような内容のスレは、年配者と思われる方々と民間企業社員やDocさんのような若手と思われる方とでは温度差があり、正直、お二方同様腹が立ちました。このままでは一部の人が言われている”サロン”となりかねないので、若手の方々の生々しい積極的な意見を聞かせて下さい。

 
若手技術者  ++.. 2004/07/19(月) 01:02 [358]

 
357の続きです。すいません。
若手技術者   ++.. 2004/07/19(月) 01:07 [359]

 
かつての20世紀の時代には・・もどらないことは、財政事情、人口構造の変化からみても、明らかです。国の政策、国交省の施策も現在の過激さ(業者数を1/2〜1/3にしょうとしている)も、今回の参議院選の状況、景気の上向き傾向からみても、若干、緩んでくるとは思いますが、建設業界の仕組み、雰囲気、これまでのやり方は、21世紀にはマッチしていないのも、明らかです。1年前より身をおく、市内業界に関しても、市自体の方針、契約管理課等の方針、発言、そして竣工検査の採点方針が、高度技術力・創意工夫・地域貢献がない工事は加点がされません。不安と昔を懐かしむより・・・・・かえって・・現在の状態こそ、正常であり、技術力・誠実さのある企業が生き残り、政治力・人脈のみに、たよっている会社は陶太される方向にあるのではないでしょうか。2〜3年〜5年が正念場であり、2010年には建設業界の21世紀の形がある程度、見えているものと思っている、今日、この頃です。

21世紀  ++.. 2004/07/19(月) 04:32 [360]

 
2〜3年〜5年が正念場
根拠・・・・体力のない会社は、どんどん倒産しています。新聞紙上にのるのは、ある程度の規模の会社。市内業者は、毎週のように廃業、名義譲渡、破産、更正法、再生法です。中堅・準大手と称される会社も、ほとんどが、フラフラの状態。土木の超大手のみが、22世紀に名前が残っているのかも?

21世紀  ++.. 2004/07/19(月) 04:43 [361]

 
面白くなってきたのでもう少し参加させてもらいます。
定年間際の技術者は、現状維持をねらって今の立場にしがみつき、そうでない技術者は、年配者が引退するまでの我慢だと考える。
 そうこうする間に、公共事業は更に縮小して、現状維持願望の蛙達は、ゆで蛙になって社会から強制退去することになる。そうなって、やっと、今までとは異なる制度と仕組みが出来上がる。
 こうしなければ、制度も人も変わらないのであれば、もっと火をくべて、ゆであげる以外に道はないかもしれない、と考える人が出てきても不思議ではありません。多分それは業界内部の人でなく、外部の人の確立が高いでしょう。なぜなら、その人達には既得権がない分、痛みも感じないからです。
 団塊の世代が引退すれば社会そのものが大きく変わるでしょうね。定年と言うシステムは薪の役目をある程度は果たしてくれるかもしれません。しかし、定年後もしがみつく可能性は十分あって、システムとその元になる思考形態を変えないと、変革は困難になります。
 私はどこか(誰か)が残って、別のどこか(誰か)が生き残るのではなく、体質改善に成功した企業や個人、いってみれば別人格かと思うほど変身した人達が、新たな企業理念の下に社会資本整備にまい進する、そんな個人、もしくは集団が、ゆで蛙の後に出てくると思っています。
 そうした、新たな企業理念のひとつが『環境を内部目的化』した企業や個人であろうと考えています。
 『新しい酒は新しい皮袋によって生まれる』と言う言葉があります。我々にとっての新しい皮袋とは、なんでしょう?システムかな?ばい菌繁殖の温床、こいつをぶっこわす。おっといけない、小泉発言になってしまいました。


年齢的には若手どころか定年間近ですが、改革には大賛成なので年寄りの冷や水と思いつつ、書きこんで見ました。
 議論を続けてください。。

魔法使い  ++.. 2004/07/19(月) 08:10 [362]

 
追伸、新しく出直すと言う意味では、民事再生法は大いに役立ちそうです。企業分割によって、借金は元の組織に残したまま、新しい組織に生まれ変わることが出来る制度だからです。再生法は一敗地にまみれた企業や人が、もう一丁!とチャレンジできる制度です。
 再生を後ろ向きに捉えず、正に『再生する制度』として活用するのも、新しい皮袋を造ることになります。
 借金踏み倒しのためだけに、再生法を利用しようとは言えませんが、国が定めた折角の制度です。負債で身動きできなくなった企業は、前向きに活用することです。
 そのためには、ビジョンがいります。どこに参入するのか、どんな未来を描くのか、それが問われます。再生法を適用して、前と同じ業態に入るのでは、全く意味がありません。例えば、農業への参入は立派な再生手法です。林業にも可能性はあります。環境事業もあります。
 古い皮袋を捨てるには、ちょいと勇気が必要です。その出発点は、未来を描くことです。ゆで蛙にならないために・・・。

魔法使い  ++.. 2004/07/19(月) 08:39 [363]

 
レスの応酬を久しぶりにじっくり読ませてもらいました。

別スレで慶大の清家教授が定年制は年功序列の落とし子であり、今後は不要になるという分析を紹介したことがありました。清家教授は、年功序列的な給与システム下では中高年になっても給与は上がり続けるが、能力は給与に比例して上昇するわけではない。そこでこのギャップを清算するために設定されたものが定年制だと説明されています。

今日、多くの企業で給与のうちの年功給部分が減り、能力給部分の割合が増えていることと思います。今日はまだ過渡期でしょうが、近い将来には給与は各人の組織に対する貢献に応じて、決まり、年齢で決まるものではなくなります。そのときには定年は不必要になります。

これと同時に、わたしのいる結構保守的な企業でさえ若い管理職が先輩をさしおいて、抜擢され、若手役員が誕生するなど、今日、年功序列システムが崩壊中です。皆様の企業ではどうでしょうか。

これらの動きは加速するでしょうから近い将来にはポスト、社内的立場や給与は年齢と関係が薄いものになります。したがって、若手であっても信頼感、意欲や能力があれば、いくらでも責任あるポジションにつき、腕を振るうことができるようになります。

一方、現役世代に伍して働く意欲や能力をもつならば、老齢者といえども働くことができる時代になる。これが清家教授の分析・予測ですが、私には正確な見通しに思えます。

若手と年配者に関する議論は面白そうですが、年功序列的レジームにひきずられすぎないことが必要かと思います。

W  ++.. 2004/07/19(月) 09:23 [364]

 
色々な意見がありますね。でも、私にとってはグローバルすぎてピンときません。とにかく私の会社では、年功序列+独占管理職の思惑で事が進みます。実力、技術力、真の貢献度を見るなんてことはほど遠いですね。しかしながら、会社運営は悪くも無く、よくも無くという状態です。経営者、管理職が、うま〜い飴とムチそして、一種の洗脳教育を行い、自分達の地位を守っています。
C  ++.. 2004/07/19(月) 10:17 [365]

 
縮小していく業界のサブリーダークラスまで雇用を確保する必要があるのか、雇用の場を確保することが国にとって得策なのかは多いに疑問です。

建設業界は景気が回復することで、ある程度は需要が増えると思いますが、これまでのような開発は行われないと思います。
建設業界は縮小するというより、効率化が進んでいくと思っていますのであてはまらない面もあるかと思いますが、過去に栄えていた産業を思い出してください。時代とともに必要な技術者は異なります。

私は大学時代炭鉱開発が専門でした。運良く、既に就職先が関係業界に少なく別の業界に進みましたが、炭鉱の技術者の方が今、どうなっているか想像につくと思います。一部のリーダークラスは国内や海外の開発に携わっていますが、サブリーダークラスまで雇用を確保する意味はないです。

実力主義が浸透することの功罪はあります。しかし、社会が必要とする実力がない人は低給で生活する時代によくも悪くもなっています。

バランス  ++.. 2004/07/19(月) 11:36 [366]

 
批判ばかりで何も提案してませんでした。
雇用されるには自分の市場価値を高める必要があると思います。
私も雇用拡大には若手技術者さんのおっしゃるように異業種参入や新規業務開発などにより時代のニーズにあった業務を広げることだと思います。

Docさんの言われる低労働・低賃金での定年先延ばしは、子育ての終わった世代によい制度とは思います。ただ、自治体が制度を導入する際には、行政サービスの質を落とさず、支出増につながらないよう留意して欲しいです。

民間企業では年棒制導入のように、企業側の都合で導入されると思います。非管理職50代の給料抑制策として。ただ、早期退職制度より導入が困難でしょうけど。ちなみによく知ってるある会社はいまだに55歳定年で、本人の希望により給料は安くなりますが10年ほど再雇用されます。時代の先取りなのかなぁ。ただ、企業側には再雇用の義務がないのが怖いとこですが。

バランス  ++.. 2004/07/19(月) 14:09 [367]





 十年後の自分 
皆さんは10年後の自分をどこまで想像できますか?どんな人間になっているのでしょうか?「わかりっこないよ、だってこんな世の中だモノ」と答える人は、あなた任せの人生を送っていると言うことになるそうです。自分の人生だから、自分で決め、自分の行く道は自分で切り開き自分で実現する。これって明快で何歳になっても気持ちがいいですね。
 私は「暗夜の一灯」と言う言葉を最近知りました。
『一灯を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。只一灯を頼むのみ』
というものです。
http://libwww.gijodai.ac.jp/newhomepage/kiyo2002/16-2002.pdf
 あなた方にとっての暗夜の一灯とは何か、出来れば意見交換したいものです。
 例えば@技術士資格を始めとする様々な資格や学歴は暗夜の一灯たり得るか?
    A手に職というけれど、技術は暗夜の一灯たり得るか?
    B自分自身に内在する能力は暗夜の一灯たり得るか?
    C道徳や規範は暗夜の一灯たり得るか?
 まず自分から始めてみます。
 私は自分の能力のうち陶芸に一番自信がありますので、10年後は陶芸家を公明正大に名乗っているでしょう。それと村おこし塾の塾長ぐらいにはなりたい。棚田を保全する活動家も実現していますね。それと、行政外の助役、こいつは密かに研究中です。ボランティアなら相手がその気になればすぐ実現しそうです。後は、二番目の息子が絵を、文章を私が書いて、童話を出版して、童話作家になること、と言った所です。ここまで書いて気が付きましたが、会社や仕事がでてきませんね。笑。
 このテーマなら勉強に倦んだ受験生のハシ休めにもなろうかと思います。しばし、頭を休め、空想にふけって見てください。

 
魔法使い  ++.. 2004/06/30(水) 13:55 [280]

 
ぅむ・・・・暗夜の一灯ですか。理屈は言わぬ。暗夜の一灯とは、わが国古来の士魂あるのみです。
雑草  ++.. 2004/06/30(水) 14:38 [281]

 
「暗夜の一灯」が連想させる言葉に「貧者の一灯」(富者の一灯より貧者の一灯)がありますし、「一隅を照らす」(径寸十板これ国宝に非ず、一隅を照らすこれ則ち国宝なり)も近いですね。あまり、意味はありませんが、魔法使いさんの設問に対する答えにもなっていそうですね。
W  ++.. 2004/06/30(水) 17:38 [282]

 
私は技術士という資格を心底ありがたいと思っています。この資格がなかったら、6年前に会社が倒産した時、拾ってくれる会社はなかったでしょう。正に暗夜の一灯でした。生活に余裕がある時は、精神論で暗夜の一灯を論ずることも出来ます。しかし、おマンマの食い上げになった時、この資格は実に頼りになりましたし、今も頼りにしています。
制度に対する批判もあろうかと思いますが、私にとってこんな頼もしい味方はありません。笑。

魔法使い  ++.. 2004/07/01(木) 20:58 [286]

 
魔法使い殿、先のレスの際はお役人様からきつい督促がありまして、短すぎるレスで大変失礼しました。貴殿が言われる通りですね。建設市場が縮小する中で、技術士資格を取得したことは生きる上で有利かもしれません。ただ、このままの状態で市場が縮小していった場合、技術士といえども需要がなくなる、という懸念を持っています。さて、その時に頼れるものは・・・・小生は頑健な体力のみかな、と思っています。小生が将来の職業として予定していますのは、早朝におけるトラックを転がしてコンビニに商品を配達する運転手、九時頃からは給食会社の弁当の配達です。実は、この生き方は数年前に建コンを退職した技術士の友人が実践しております。このような生き方もできるのだ、と思うと気が楽になりました。どうも、低レベルな生き方を志向していてすみません。
雑草  ++.. 2004/07/02(金) 15:32 [288]

 
それは前向きさ、ひたむきさ、克己心、努力、謙虚さ、それらがすべて合わさったものではないでしょうか。「士魂」に通ずるものがあるかもしれません。技術士資格なんてあとからついてくると思っています。頭が良くても上述したようなものがなければ技術者どころか社会人として?でしょう。
プリン体  ++.. 2004/07/03(土) 21:29 [290]

 
雑草さんに確認です。
コンビニ商品の配達や弁当の配達は「低レベルな生き方」ではありませんよね。
私は学生時代にアルバイトで経験しましたが、大変な仕事です。
おっしゃるとおり「頑健な体力」が必要です。
誰でも出来る仕事ではありません。

論点から外れてすみません。

通行人  ++.. 2004/07/04(日) 17:33 [292]

 
通行人殿、私の本心は、そのような生き方を低レベルとは考えておりません。私も建設部門の技術士ですが、建設コンサルという業界に嫌悪を感じるようになってしまいました。公共機関が発注する業務を主として遂行して参りましたが、本来は双務契約のはずが、片務契約であり、そのことは、ここ数十年改善されないばかりか、市場の縮小に伴い悪化の一途を辿っております。人としての尊厳、職業としての誇りを何処に見出すことができるのか、長い間、疑問を持ち続けて参りましたが絶望しました。同じ一生、汗を流しても良い、単純作業でも良い、貧しくとも良い、卑屈にならず正しいことは正しいと言える生き方をしたいと痛切に思うようになりました。契約にない業務を残業に継ぐ残業でこなす、家族の笑顔を見ることもできない生活、たとえ後世に残る橋梁を設計したとしても、それは誰のためなのか・・・・家族のために生き生きと汗を流して働く道を選ぶ所存であります。士魂とは、生きるべき時は「ひたむきに生き」死ぬべき時には「黙って死ぬ」ことであると考えております。誤解を招くようなレスをしまして、申し訳ありませんでした。なお、今夜も少量の焼酎で酩酊いたしております。
雑草  ++.. 2004/07/04(日) 20:40 [293]

 
通行人殿、なお付け加えますと、小生は中学を出て直ぐに就職しました。定時制高校、夜間大学を経て現在に至っております。その間、余りに惨めで詳しくは申しませんが、様々な職業を生きるために経験しております。決して弁当配達を低レベルなどと考えてはおりません。ただ、寄生虫のように建設コンサル業界にたかっている官僚OBなどを身近に見たくなくなっただけです。自ら汗を流して生活する、その生業がなんであれ、そのような生き方をしなければならないと考える者です。そのような視点から見ると、わが国のエリートと言われる方々の生きかたは、如何なものでしょうか。政治家などは、その最たるものではないでしょうか。特に野党、直向に政権を担う意欲もなく、与党・官僚組織に寄生しているだけではないかと考えます。そして官僚、国民にたいする奉仕者であることを忘れ、特権階級であるかのように振舞っています。裏金作り、これは窃盗・詐欺に当たる犯罪ではないのでしょうか。それにしては、刑事告発されないのは何故なのか。私には、分からないことばかりであります。今後は、唯ひっそりと自ら汗を流して身の丈に合った生活をしたいと願うばかりであります。どうも、お騒がせして申し訳ありませんでした。
雑草  ++.. 2004/07/04(日) 21:41 [294]

 
雑草殿、私は今伝統的河川工法を現代に生かすため、技術開発をしています。と言っても、誰に頼まれたわけではなく、自分で考え、メーカーにも、協力を要請して進めています。従って、誰からも強制されることはなく、自らの拠って来るところに従っています。
 この開発が成功するか否かはまだわかりませんが、受注業務に比較して、充実感だけはあります。
 今のような発注形態は中々変わらない部分がありますが、NPOも育ちつつあります。
 また、インターネットでつながった技術士集団が何らかの社会貢献に寄与できる体制が整いつつあります。
 よろしければ
http://apec.fc2web.com/hayabusa/
をのぞいて下さい。
 
 人間は夢がなくては生きていけません。
そして、夢は、語り合わねば、いつかしぼんでいきます。
 覗いてみることをおすすめします。

魔法使い  ++.. 2004/07/04(日) 22:23 [295]

 
追伸、配達業務のお話、生きる元気を頂きました。私としては、農業もいいな、と思っています。
魔法使い  ++.. 2004/07/04(日) 22:43 [296]

 
佐藤一斎の箴言【提一灯 行暗夜 勿憂暗夜 只頼一灯】には二つ問題があると思います。
一つは,文章の出来が悪いことです。「勿憂暗夜」と「只頼一灯」の間に論理の関連がありません。「暗夜を憂ふる勿かれ,只一灯を頼むのみ」では意味がつながらないと思います。一灯しか頼めないのなら,暗夜を憂ふるのは当たり前ではないでしょうか。「勿憂暗夜」は起承転結の転にもなっていません。そこだけ浮き上がって見えます。
二つ目は,リスクマネジメントの視点が全く無いことです。暗夜を行かなければならないのであれば,一灯が消えたときのためにせめてもう一灯携行すべきでしょう。「只頼一灯」は,現代感覚では危険極まりない行為です。西郷隆盛が座右の銘にしたとのことですが,だから彼は戦いに敗れたのでしょう。
「只頼一灯」にみられる,精神力を過大視し合理性(科学)を軽視する姿勢は,東郷平八郎元帥の「百発百中の砲一門は,百発一中の敵砲百門に匹敵する」と同様であり,日本を敗戦に導いた日本人共通の弱点であると思います。

ねぎ  ++.. 2004/07/05(月) 00:26 [298]

 
雑草さんの本心了解いたしました。
また、現在に至る経緯を知り発言の重みを感じました。

現状の問題点を明確に把握し将来を思考するひとは意外と少ないものです。
雑草さんのような方には是非この業界でがんばっていただきたいと思いました。

通行人  ++.. 2004/07/05(月) 01:44 [300]

 
魔法使い殿、確かに「夢」は必要ですね。貴殿が推奨なさるホームページを拝見させて頂く所存です。私の欠点ですが、どうも居酒屋で夢を語ってしまう悪い癖があります。貴殿の主張には、常々啓発されております。ありがとうございました。
雑草  ++.. 2004/07/05(月) 08:14 [301]

 
魔法使いさん、農業もいいですね。半自給的農業と仕事との兼業、Rural way of lifeですね。となりのトトロの時代と高度情報化社会が同居する世界ですが、インターネットを駆使することで可能にもなるでしょう。生物多様性を維持するにも適度の撹乱は必要ですしね。
私は、自分の10年後はあまり考えていません。ここ2〜3年で自分と社会を結ぶ「線」が激増し、それらの多くが見る見る太くなっている(技術士受験応援ページもそうです)ため、自分でも2年先はもう読めない、1年先も半分は読めないような状態だからです。
夢はありますよ。市民参加・協働まちづくりを実現させること、子ども地域教育の頑丈なネットワークを作ることなど。仕事に関係ないことばかりですが、目先の儲けはなくとも、それは有形無形の形で反映されるでしょう。そもそも会社での待遇やら給料のために生きているのでもありませんしね。
20年後はもう63歳なので退職して、YOSHIさんを見習ってシニアボランティアになっていたいと思います。それが無理なら地元でボランティアを続けているかな。

APEC  ++.. 2004/07/05(月) 08:57 [302]

 
私は10年後、その先にどうなりたいか、昔から考えてはいるのですがまとまりません。技術者として生きていきたいかどうかも分かりません。
ただ、このHPにくる人でも技術者としてではない道を考えている方もいて、なんだか少し安心しました。

ちなみに、私は農業は無理かなと挫折し始めました。
土地を借りて野菜を育てていた(る?)のですが、収穫量が期待よりかなり少ないことが多く、忙しかったとか、天候が悪かったとか言い訳ばかりしてます。土地代や肥料、種、苗代を考えると、スーパーで買ったほうが安いぐらいです。
何事も半端な気持ちじゃうまくいかないと実感しました。

バランス  ++.. 2004/07/05(月) 21:24 [305]

 
ねぎさん、暗夜の一灯はギリシャ論理学?の起承転結でなく世阿弥の序破急で構成されているようです。「提一灯 行暗夜=序 勿憂暗夜=破 只頼一灯=急」でしょう。ちょいとコピーします。
『「序破急」という概念を、さらにやや哲学的な意味を持つまでに複雑に発展させたのは、やはり世阿弥の能楽論においてであろう。まず『花鏡』においては、「序」は「本風」であり、「破」は「序を破りて細やけて色々を尽くす」ことであり、「急」はその「揚句」で、「破を尽くす所の名残」であるとして、これを一日の演能の番組の順序にあてて、「脇能」を「序」、二番目を「序の名残」、「三番目・四番目」を「破」(『習道書』では「二番・三番・四番」を「破」とする)、「五番目」を「急」としている。』コピーここまで。http://www.fsinet.or.jp/~bunko/s/196912.htm
「鼻をつままれてもわからないような暗闇の中を、一灯を提げて歩いていく。先は見えずわずかに足元が照らされるばかりである。しかし、夜が暗いことを嘆きたもうな。この一灯を頼みにして歩いていこうではないか。」と読めば論理の飛躍は感じず、むしろ、では、その一灯とはなんぞや、と言う疑問が沸き起こってくるだけです。
リスクマネについては、一灯はリスク対策ではなく、人生を生きるというリスクに対するリスク対応方針なので、一つでよいのではありませんか?ただ一灯を頼んで生きると言うのが、その人の方針なのです。一灯を手段と考えれば、手は一杯あるでしょう。一灯は手段なのか、方針なのかによって変ります。私は方針だろうと考えます。

魔法使い  ++.. 2004/07/06(火) 15:27 [311]

 
魔法使いさん,この場合は「序破急」よりも「起承転結」が適切ではないかと思います。たとえば,http://www.asahi-net.or.jp/~XU9S-HRIS/shigin3.htm,をご覧ください。
「鼻をつままれてもわからないような暗闇の中を、一灯を提げて歩いていく。先は見えずわずかに足元が照らされるばかりである。しかし、夜が暗いことを嘆きたもうな。この一灯を頼みにして歩いていこうではないか。」という解釈ですか。へー,なるほど。
私には,用意不十分な親子が「闇夜がこんなに暗いとは思わなかったなぁ。いまさら悔やんでも仕方がない。一灯を頼みにしよう。灯が消えたら,そのとき考えよう…」,翌日身元の知れぬ遺体が二体水路に沈んでいた…という映像が浮かんでくるのですが(ひねくれ者でして(^^ゞ)。
魔法使いさんは,リスク対策ではなく,人の生き方の問題と捉えておられるようです。それは例えば,「この道より我を生かす道なし この道を歩む」に代表される生き方でしょう。しかし,このような生き方は,魔法使いさんが目指しておられる生き方と対極にあるのもではないでしょうか?魔法使いさんは,「陶芸家」であり,「歌人」であり,「河川工法を現代に生かす技術開発者」であり,また,「泥鰌養殖家」でもあるのですから(^^)。折角この世に生まれてきたのだから,たった一つのことよりもあれもこれも貪欲に触手をのばしたほうが楽しいに決まっています。
人の生き方にとどまるのなら,「只頼一灯」でも構わないでしょう。好みは人それぞれですから。しかし,人の命や,国の運命を担う人はそうであってはならないと思います。西郷南州についていった人たちは気の毒です。榎本武揚を見てください。五稜郭に立てこもって最後まで抵抗した幕臣が,維新後は手のひらを返したように出世に出世をかさね,逓信・文部・外務・農商務,の各大臣を歴任したのですから。人から変節漢と謗られようと恥知らずと言われようと屁の河童。こういうスケールの大きい人,好きですねぇ。

ねぎ  ++.. 2004/07/06(火) 21:54 [312]

 
ねぎさん、確かに私はあれもこれもと手を出すのが好きで、「口先男」と昔から言われています。しかし、「あれもこれも」は自己表現の手段であって、一灯ではありません。
 一灯はそうした「あれもこれも」の背後にあるなにかでして、その何かは私一個人とつながってはいるけれど、社会全体につながっている何かです。
 例えば、陶芸ですが、私はいわゆる伝統に凝り固まった陶芸でなく、かといって前衛陶芸でもないところをめざしています。しかし、陶芸の技術は縄文以来の技術であり、私個人の技術などは、微々たる物です。
 そうした陶芸全体のあり様が、私にとっての一灯であり、この一灯は棚田のドジョウ再生ともつながっていきます。
 一言で言うと一芸と一灯は違うのです。ねぎさんが言っているのは一芸よりは多芸が楽しいと言うことで、私は、多芸であろうと一芸であろうと、無芸でなければいいので、その芸を成立させる背後には一灯というものがないと、長続きしないと言うことです。
 

魔法使い  ++.. 2004/07/07(水) 11:22 [316]

 
芸を成立させる背後にあるものですか。難しいな。「暗夜の一灯」は,道標となる価値観,信念のようなもの,と理解すればよいでしょうか。
私にとっての「暗夜の一灯」は,酒かな(外に思いつかない)。「暗夜の赤提灯」じゃだめですかね(^^;。

ねぎ  ++.. 2004/07/07(水) 20:07 [320]

 
一灯というと自分の中でなく外(ソト..ホカではなく^^)にあるように考えてしまいます。(例えば、灯台のようなもの、外にあって自分を導いてくれるもの)
 私は一灯は内にあって我々の生きる上での「よすが」となる何かだと考えています。この「よすが」は人によって形を変えるのでしょうが、その源は同じところから発していると思っています。
 お酒で言うと「喜怒哀楽を超えて一人で飲む酒」かな?(^^。

魔法使い  ++.. 2004/07/07(水) 20:28 [322]

 
ずいぶん遅くなっての参加です。このところ忙しく、ROM専でした。10年後ですか?海外でNGO、NPO活動をやっている自分の姿が一番望ましいところです。

今考えているのは、某国第三の都市(といっても人口20万人くらい)で技術を持つ仲間と共同生活しながら、お互いに持っている技術でエネルギー小消費型の社会構築に寄与したいということです。

先日、その都市で6年間頑張ってきた、私達の仲間2人が帰国し、その帰国を祝う小さな会がありました。2人のうち1人は大学の教官、もう一人は得度して私塾を開くということでした。

二人は小生よりはるかに若いですが、尊敬すべき人たちです。若い友人に尊敬できる人がいるというのは、得がたいことだと感じています。

ついで、国内の父祖の地で晴耕雨読、耕は採取農業(というのかな?)と有機農業。読は、FE、次いでPE、APECエンジニアを取り、技術士は5部門10科目目を受けて、試験会場で、皆さんに「何だこの爺さんは」と思われながらも泰然と受験し、もう一方では若い人に技術士受験の講師などをし、多くの方が合格することを喜びとする、ということができれば言うことないですね。

今、妻が今年の二次願書を持ってきました。ヒェ〜この現実を解決するのが先だ〜。

YOSHI  ++.. 2004/07/08(木) 21:53 [326]

 
@技術士資格を始めとする様々な資格や学歴は暗夜の一灯たり得るか?
>ないよりはるかにマシ。世の中に他人の力を計る能力のある人間などほとんどいないから、それらの目に見えて誰でもわかる指標というのはいつの時代でもある程度の効力を発揮すると考えられる。

A手に職というけれど、技術は暗夜の一灯たり得るか?
>建設コンサルタントで言えばこなし仕事が効率よくできる技能は依然として重宝されると考えられる。本物の「技術」というのはその時代の需要と供給に左右されるので案外つぶしが利かないものと思われる。

B自分自身に内在する能力は暗夜の一灯たり得るか?
なりえない。能力は顕在化させなければないも同然(○田ジオ氏談)。

C道徳や規範は暗夜の一灯たり得るか?
そう願いたい。

前回恥ずかしいスペルミスにつきHN改めdesperado

desperado  ++.. 2004/07/09(金) 00:26 [328]

 
60代の半ばに達しました。10年ほど前に、とある官庁を退職しました。退職を契機に、管理に関するよろず相談会社(行政、コンサル、ゼネコンなどの技術を経験した定年退職者を中心としたボランティア的なネットワークによる人材派遣会社・・・)の設立を考え、技術士試験にチャレンジ、河川、砂防部門と建設環境部門に運良く合格できました。

10年前はあれもこれもと夢を持っていましたが、10年後の今は、会社設立の夢も途絶え、技術士の指導がライフワークの一つになっています。今では、ゴルフに農業、競馬がストレス解消・・・でも、やっぱり夢だけは持ち続けたいと思っています。

現在のささやかな夢は、依然としてリストラが続くこの業界、今度は、施工管理を中心とした管理会社(発注者の要求する管理技術者のネットワークによる人材派遣会社)はどうかなと考える今日この頃です。

そのためには、これからの10年後は、家族ともども健康で暮らせることが何よりも大切だと思います。

初老の人  ++.. 2004/07/14(水) 23:13 [338]





 一灯を語る 
7月初旬の日経新聞朝刊記事にファナックが、完全自動化を可能とする組立て用ロボットを販売すると発表されていました。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20040704AT1D0206W03072004.html
3台一組で部品選択、工具選択、取り出し、締め付けを行うとのことです。現時点での自動化はテレビサイズですが、将来は自動車の組み立てをめざすとのことです。この記事を読むと工場では更に無人化が進み、労働力としての人間は不要となっていくと思われます。経営者が生産の効率性だけを追求するなら、先端二次産業ほど失業者を吐き出し、ローテク二次産業に低賃金で労働者が集中すると言う懸念があります。
 一方、産業は労働集約型から脱出し、知識集約型産業に脱皮していくところが、今後、大きく伸びる企業と言うことになります。知識集約型といっても雲をつかむような話かもしれませんが、技術者個人から見ると、個人能力評価が明確で、就業機会が所属する組織によって制約されず、機会均等となっていくとも考えられます。企業にとっては自社の経営資源の一つである人的資源に囚われることなく、社外を含め、最適な組合わせによるチーム構成が可能になるやも知れません。最適な組合わせに関しては、機械、電子電気、情報、航空機などの設計開発は、人材派遣による外部チームが実現していると聞いております。
 建設産業ではまだそうした動きは少ないようですが、まちづくりや地域おこしに、官民や年齢を問わず、能力ある人を登用する組織が、広がりつつあります。
時代が進む方向が明確に見えないため漠然たる不安がありますが、上記の知識集約型産業をてこに、皆さんの意見を集約すれば、技術者達の暗夜の一灯に役立つのではないかと考えます。

 
魔法使い  ++.. 2004/07/13(火) 09:15 [336]

 
二次試験の受験票も届いたようです。試験モードに突入と言うことで、レスは期待しておりません。
         皆さんの健闘を祈ります。

魔法使い  ++.. 2004/07/14(水) 12:20 [337]





 私も・・・。 
技術士の皆様、技術士受験予定の皆様のご経験に頼りたいと思い、こちらの掲示板を使わせていただきました。
現在、水路の設計をしております。
水路形式を選定する際、『生態系に配慮した工法』が大前提にあります。生息している水生生物は、さわがにとかわになです。私の提案では、水路の土留め側を『ラップストーン工法』という新工法(自然石をアンカーで引っ張り安定を図る工法(NETISに登録されている工法))で計画しました。
しかし、発注者からは、昔、良く使われていた『空石積み工法』を使用すればと返答がきました。しかし、空石積み工法は、今現在施工実績が減っており、その背景には、@石工の減少と高齢化、後継者不足。A技術者により、品質が左右される。B工期の長期化等があげられます。この3点の説明をしたのですが、自分自身、今ひとつ説得力に欠けるように思いました。そこで、皆様のお知恵を拝借したいのです。よろしくお願いします。
現在、あまり『空石積み擁壁』が使われていない原因等をご教授ください。年配の方などが詳しいかと思いまして、幅広い年齢層が見ているこの掲示板に投稿させていただきました。よろしくお願いします。


 
とも  ++.. 2004/06/23(水) 12:01 [244]

 
『空石積み工法』が使われない理由は知りませんが、コストはどうなんでしょう?
ともさんがおっしゃってる『空石積み工法』がダメな理由は主に施工者の立場からのもので、発注者の方が『空石積み工法』がいいと思ってる理由をつぶさない限りしんどい話ではないかと思いました。
『ラップストーン工法』を開発した会社の人なら従来工法の欠点は幾らでも言ってくれるでしょうね・・(独り言)

都市土木OB  ++.. 2004/06/23(水) 20:28 [245]

 
空石を積みたいのですが、石がありません。輸入しましょうか?
貴重な石積工  ++.. 2004/06/24(木) 23:48 [255]

 
石積み工法は解析がいまいちだが簡便なため5m以下ではよく使用している。河川や活荷重のある場合は裏込めコンクリート15cmを施して対応している。
p07mrfc  ++.. 2004/06/26(土) 15:41 [265]

 
スレでの工法については不勉強であり、これについてのご教授とあわせて教えて下さい。(スレでのメリット以外の部分です)
・「自然石をアンカーで引っ張る」とのことですが、そのメリットは?
(ちなみに「自然石」は、無理なく例えば現場採取などで確保できるのですよね。)
・「自然石の練石積み」は不可ですか。
・「自然石の空石積み」でのダメな理由で「施工経験者の不足」がありますが、「従来の性能を担保出来る施工」はそこまで不可能な状況なのですか。(見た目や強度に関して、石の選定、積む段階での石の噛み合わせ、微調整など)
・生態系に対して優劣がありますか。
・現場では「緊急性」がありますか。あるいは、どれくらい工期が短縮出来ますか。

以上、ちょっとした質問です。

やっぱり頑張りすぎ  ++.. 2004/06/27(日) 01:16 [266]

 
たくさんのご意見ありがとうございます。
大変参考にさせていただいています。
『p07mrfc』さんのおっしゃるとおり、空石積みでの解析、挙動があまりはっきりしておらず、技術者としては、この工法を採用するのに、腰が引けていました。しかし、高さが低い場合は、2mぐらいまでは、この工法を採用してもいいように思えます。(この辺について、基準書等に書いてあればいいのですが・・・。)
『やっぱり頑張りすぎ』さん。
・『自然石をアンカーで・・・』ということについては、グランドアンカー工法の支圧型支持方式の技術理論を応用したものです。これは、自然石の背面にアンカー材を固定し、その端部にストッパーパネルを装着させます。これにより、自然石とストッパーパネルの間の裏込め材を埋め戻した構造で製品と裏込め材が一体となり、一体の擁壁構造とみなせます。
・このときの自然石は、現地発生材に穴を開けアンカーと一体化させます。
・練積みを用いてしまうと、生態系の関係で、沢蟹などの住める空隙がなくなってしまいますので、採用できません。
・その辺が情報不足です。しかし、ネットで検索したところ、石工さんの減少、後継者不足はあるそうです。
・生態系に関して空石とラップストーンとの優劣はないと思います。

とも  ++.. 2004/06/27(日) 13:57 [267]

 
私は風景デザインを生業にしていますが、在来工法はその地域の風土や生活習慣、歴史、文化を知る上でとても大きな手がかりとなります。雑割石積み(練り、空)についても自然石の採掘による自然破壊、遠くから運搬する消費エネルギーの増大などの問題とバランスを取りながら、伝統を引き継いでいく大切さも考慮して行きたいと考えています。
 たしかに石工さんの後継者不足という現実は大きな問題です。しかし、それを問題にあげて空石積みを選択肢の中から消してしまうと、数少ない石工の仕事がなくなり貴重な技術がなくなる危険もあります。(技術レッドデーターブック、絶滅危惧技術に申請しましょうね)
 水路の自然復元は、低水路や水際をはじめとする植生基盤となる土壌確保が最も大きな要素になります。多孔質な護岸構造なども重要な要素ではありますが、まずは自然本位の視点で構造を考えましょう。

しだん  ++.. 2004/06/29(火) 09:37 [273]

 
「土佐積」
下記HPをご覧ください。
http://www.ule.co.jp/kiki0.htm

現在,ある河川のかわづくりを計画しています。
この土佐積を使ってみようと考えています。
ところで,高知県庁では,職員に対してこの工法の実地研修を行っているそうです。
同HPにある「水をもって水を制する」など,参考になると考えます。

DAI  ++.. 2004/07/02(金) 00:44 [287]

 
一方的に質問ばかりして,返事が遅れてすいません。
実は先日,偶然にもラップストーンのメーカーの方とお話しする機会があり,便乗して質問しまくってしまいました。
結論から言うと,私も以下のコメントと,ほぼ同じような印象を受けております。『空石積みでの解析、挙動があまりはっきりしておらず、技術者としては、この工法を採用するのに、腰が引けていました。』
●石工さんの人材不足は私もよく聞くところです。これは,単に数の問題ではないと思います。解析技術(この場合モデル化?)は十分では無いにしても,その実績が石積擁壁を支えていますよね。そして,今まで石積擁壁は「石工さんの技術」により「安全性」が担保されていた。これまでの解析でも「『安定した』施工技術」を前提にしていた。石の選定,噛み合わせ,微調整・・。ところが,これが無くなりつつある。例えばこれで設計し,施工発注までいったところで,一つの目的である「護岸・擁壁」としてのスペックが「常に」担保されるのか・・
●かたや,ラップストーンは,そうした問題をクリアできていると感じます。解析技術もさることながら,そこまでの施工技術を要しない(ここは予想です)。つまり,人材その他の拘束条件がすくなく,多くのケースまた安定して目的構造物が構築できる。(品質の安定供給が図られる)
●また現地が自然石での石積護岸だった場合など,材料を再利用して,ほぼ同じ環境が再現される。それも安定した品質で・・
●ただし,こうした意見は地域性にも左右され,決定打とはなりにくいですね。

●また,今回のスレの趣旨からは外れますが「そもそも論」として,私が書いたような「技術の伝承」を無視した,デジタルな「新技術への移行」みたいな思考にも,多少違和感があるところです。
(逆に何でもかんでも「多自然」「近自然」・・みたいなのも私には違和感があります。人間の営み・作用も自然の一部だと思うし,そもそも「自然が多い」とは何でしょう。自然は「多かったり」「少なかったり」するんでしょうか・・閑話休題)
●その点でDAIさんが紹介してくれたページは参考になりました。

やっぱり頑張りすぎ  ++.. 2004/07/07(水) 18:04 [319]

 
 話を混ぜっ返すようで恐縮ですが、練積みも捨てたものではないと考えます。先端を閉塞させた水抜きパイプを入れてやれば、ある程度の多孔性は確保できませんか?数が多くて強度上心配なら粗面仕上げの間知ブロックを改良してきっちりパイプがはまる様にするだけです。コンクリートを上手に使って本来の多自然を保全するのがいい場合も有ります。特に現地発生の自然石が確保できない場合がほとんどですから、頭からコンクリートはいけない、練り積みはいけないと考えないほうがいいと言うのが私の持論です。
 適材適所+工夫と思いますがいかがですか?

魔法使い  ++.. 2004/07/07(水) 20:16 [321]

 
私は現在森林土木を生業にしております。
水路の設計については門外漢なのですが、魔法使いさんの「練積み+水抜きパイプ」で多孔性が確保できるという意見には異論があります。

石積みでは、石同士の間に数ミリから数センチ単位の大小さまざまな隙間が出来ます。その空間サイズのばらつきに応じて多種多様な生物がその空間を住処とすることが可能になります。
パイプによって作られる空間では、どうしてもサイズが限定されてしまいますので、対応できる生物も限定されてしまうおそれがあります。
多孔性の確保を考える際には、単に空間があれば良いというわけではなく、空間サイズのばらつきを確保することが重要だと思います。

空石積み工での強度確保が難しいのであれば、蛇篭を使う手もあると思います。
石がある程度の厚さでランダムに積み重なった状態は多孔性の確保という点では非常に優れていますし、空石積みよりは施工が容易で強度も確保しやすいと思うのですがいかがでしょうか?

小次郎  ++.. 2004/07/08(木) 16:51 [325]

 
 まだ試してみた訳ではないので、大きなことは言えません。考え方としてここへ提案している段階です。
 例えば穴の大きさについては、Φ600mmから10mmまでピッチの問題はありますが、好みの大きさが選べませんか?
 穴の中は大きなサイズならヤシマットでも土砂でも、割栗石でも、目的とする生態系に適すると考える材料を入れることが出来ませんか?
 塩ビの筒は、うなぎの仕掛けに使われていると聞いています。うなぎは塩ビが嫌いと言うことはないようです。サイズは20mmぐらい以下にしないと棲んでくれないでしょう。かれらもアホではないので、穴を準備すればいいとは思っていません。
 オーバーハングさせた基礎の更に奥に穴をくって、その上には草本を生い茂らせ人間どもに捕まらない工夫をする必要があると、素人考えしています。
 うなぎにしろドジョウにしろ、入りにくそうな穴が好きなようで、観察していると、身をくねらせながら、中に入っていきます。
 三面張りの水路はたいへん評判が悪いけれども、水平方向に穴を開けたり、部分的に箱抜きしたりと、工夫すれば、破壊せずに使えるのではないかと考えています。三面張り=悪=スクラップ=多自然は、工夫がなさ過ぎないだろうか?と思っているわけです。
 

魔法使い  ++.. 2004/07/10(土) 18:47 [332]

 
追伸、一言で言ってしまえばA+B+C=複合構造にして、欠点を補えば、今ある三面張りですら、まだまだお役に立てると思います。
魔法使い  ++.. 2004/07/12(月) 07:03 [334]

 
私は以前設計した水路で魔法使いさんが言うように三面張り水路工の底版部について空石積み行いました。側壁部は土圧の作用を考慮して、もたれ式擁壁(H=2.5m)で対応することにしました。底版部分の石だけなら現地発生材で対応できると考えたからです。水路底版内への水の伏流には暗渠排水材を敷設し対応しました。また、水路縦断は階段形状に行い、段差部はコンクリ−トで対応しました。現地には沢蟹が生息しており、構造的、コスト縮減に配慮したものです。側壁施工後は底版部に石を並べるだけなので施工性もよく、一般作業員で施工可能です。参考までに

むつ  ++.. 2004/07/12(月) 09:48 [335]





 専門論文について 
はじめまして
今年、鋼構造及びコンクリートで受験するものです。試験まであと1ヶ月をきりましたが、専門論文がなかなかヤマをはることができません。今年鋼コンを受験される方で、専門論文(コンクリート)は何が出そうだとお考えでしょうか?劣化は間違いなく出そうな気がするのですが、皆様のご意見をお聞かせください。

 
たかし  ++.. 2004/07/09(金) 14:04 [330]

 
エココン・高性能コン・劣化と言うか維持管理分野から何か(アルコツが臭いかな)・資源再生とか
まあ ヤマをはらにゃあいかんような状況ならどうせ運任せだし 人のカンを頼りにせず自分でさいころでも振って決めたほうがダメでも納得するんじゃないのかな

エアコン  ++.. 2004/07/09(金) 22:56 [331]

 
何にしても、LCCやアセットマネジメントははずせないでしょう。このキーワードに関するパーツは欠かせませんよね。
天馬  ++.. 2004/07/11(日) 20:13 [333]





 三菱自動車欠陥の発生原因 
はじめまして
しばらくニュース等接する機会がない状況にありましたので、今頃こんな質問で恐縮ですが、教えてください。

三菱問題についてネット上で検索をかけると、リコール隠しや経営責任、クレーム処理に関する情報は入手できます。しかし、技術者としては、その発生原因・背景について興味があります。

何か情報をお持ちの方がご教授いただけませんか?
よろしくお願いします。

 
初心者  ++.. 2004/07/06(火) 11:14 [307]

 
発生原因には@会社全体の隠蔽体質Aリコール制度の軽視B技術的な構造欠陥C技術改善意識の低下など、企業のシステムに関わる問題と技術的問題が両輪になって、社会常識が脱輪してしまったと思いますが、もっと、構造上の話がしたいと言うことでしょうか?
魔法使い  ++.. 2004/07/06(火) 11:52 [308]

 
三菱を擁護するわけではありませんが、「多発する車両火災!」というイメージは正しくないと思います。
年間の車両火災件数などからみれば、三菱だけが車両火災発生頻度が高いわけではなく、ニュースにならないだけで他の自動車メーカー車でも似たような頻度で火災が発生しているようですよ。三菱車の火災原因も改造とか整備不良も多いようですし。
「統計学的に有意な差がある」とかはっきりした数値的根拠はありませんが・・・・

数多くのリコールの主原因は設計ミスとのことですので、三菱自動車の設計部門には問題が存在しているのは確かではないかと思います。原因はわかりません。QMの形骸化・リコール隠蔽等による品質改善機会の喪失・教育訓練体制の不備などいろいろなものがありえますね。

APEC  ++.. 2004/07/06(火) 13:01 [309]

 
私の書き込みの主旨は、魔法使いさんのBCです。論点がはっきりしない文章で申し訳ありません。報道よると、リコール制度の軽視やクレームの放置などの企業としての法令遵守に関わる追求が多く、私のアンテナが低いだけでかも知れませんが、欠陥の発生要因とその改善策に関わる報道が少ない?ような気がします。

APECさんの文章の中にある「三菱の設計部門に問題がある」とありますが、この背景・要因について知りたいと思って書き込みしました。分野は違いますが、おなじ設計部門に席を置く者としては、この部分が非常に気になります。この部分はまだ分析されていないのでしょうか?



初心者  ++.. 2004/07/07(水) 07:17 [313]

 
私は設計ミスを犯した原因よりも、
@そのミスが発見されずに製品化してしまったこと・・・・検査体制
Aさらにそれが使用される中で現れた不具合のシグナルを見過ごしたこと・・・・アフターサービス・フォロー
Bそしてリコール級の問題点が出たことがミス削減につながっているとは思えないこと・・・・ミスを品質アップへの足がかりにするということ
の3点はどうなっていたんだろうと思い、注目しています。

私の会社でもミスはゼロではありませんが、ミス発生原因のみに注目して、「そのミスを見つけられなかったこと」を改善しようという発想がなかなか出ない傾向にあります。
また、ミスやクレームはQM改善の格好の機会であるという発想もなかなか浸透しませんね。

しかし三菱の現状を見ると、QM改善とか言っていられる状況ではないようですね。このまま会社存続がむずかしくなったりしたら、今回のことは精神的な教訓にしかならず、自動車メーカーのQM改善に参考になるようなことがまとめられないのではないかと危惧します。

APEC  ++.. 2004/07/07(水) 08:37 [314]

 
 私は製造業の企業理念が、製造者中心から顧客中心にすることを、真面目に考えない企業や、顧客中心の情報公開を怠る企業が社会問題を引き起こした場合、企業の存続さへ、危ぶまれるようになるという、先例として、意味あるものと捉えます。
 顧客中心の企業へと改革ができないとすれば、別資本導入、M∩A、などあらゆる手法を用いて、三菱自動車を、顧客中心の会社に変えていくのが、社会にとっても、従業員にとっても、企業にとってもいいのではないかと考えます。
 外部の血を導入するのは短所もありますが。今回のように財閥系の企業の場合は、グループ全体が反顧客主義を許容している体質であることが懸念されますので、別資本によるてこ入れが近道ではないかと思います。
 一方、国家資本の投入には反対です。民のことは民に任せるのが資本主義の原則で、国家管理になったりすれば、再生後も天下り先が増えるだけではないかと危惧します。

魔法使い  ++.. 2004/07/07(水) 10:52 [315]

 
フォード・ピント事件以降、車というものが、こんなに火を噴くものとは思っていなかった、ペーパードライバーです。
「なんでここんとこ三菱車ばっかり火を噴くわけ?」と聞くと、
夫は、「ばかもの。ニュースにならなかっただけだ」と、
メカ音痴で方向音痴の私を小ばかにするのです。
チャレンジャー号の事件の原因も知らないくせに!
実際のところどうなのでしょう。
自動車というものは、しょっちゅう火を噴いていたのでしょうか。
それとも、火を噴いてもこれまでニュースにならなかっただけ
なのでしょうか?

み〜すけ  ++.. 2004/07/07(水) 13:16 [317]

 
異論を差し挟むようで恐縮ですが、自動車に限らず工業製品は設計段階を経てから、入念な耐久試験、安全テストなどを実施し、そこで得られた知見を設計にフィードバックして改善を繰り返すそうです。自動車の場合は、何万キロもの走行、悪路走行などのテストを繰り返し、不具合を設計に戻して改善をして初めて商品として売り出すそうです。建設事業のように一品製作ではありませんから、設計を絶対のものと考えていないようです。耐久テスト、安全性テストにかかるコストは大変巨額になるそうです。推測ですが、三菱の場合はこのテストをある程度手抜きしたのではと推測しております。
雑草  ++.. 2004/07/07(水) 17:14 [318]

 
>自動車というものは、しょっちゅう火を噴いていたのでしょうか。
>それとも、火を噴いてもこれまでニュースにならなかっただけなのでしょうか?

三菱車の火噴きばかりニュースになりますから目立ちますね。
他社との比較や普段からの件数などはどうなのでしょう?テレビでもその辺のことを追求していたのは(元ニッサンの)中谷巌氏だけでした。
私も疑問に思い他の掲示板で訊ねたところ 目撃証言として一番多いのは「ベンツ」でした。また台数あたり一番火を噴く確率が高いのは「フェラーリ」なようです。「フェラーリ」や「カウンタック」なんかだとオーナーも笑って済ませちゃうようです。



ガソリン積んでんだよね  ++.. 2004/07/08(木) 08:40 [323]

 
一番の原因は、管理という職に携わる人間が多いことでしょう。(OBとか名目だけの技術者)
そして、モノ作りに携わる職人が相対的に少なくなっていると推定されます。
例えば、JOCの事件の時、3名の現場作業員によりウランをバケツでかき混ぜていた。
事故発生と同時に避難した、管理職と目される人は100人くらい。また、東京本社にもいっぱいいる。

その結果、実行予算が苦しくなり、現場にサービス残業という形でしわ寄せが来る。さらに、職人にたいして、何の根拠もなく効率、効率と掛け声をかける。

とどめはISOです。手を動かさない人が、ISO,ISOといって口だけ出す。全ての責任は現場に押し付ける。日本のISOは社内名義貸し技術士の失業対策です。

もう一つとどめは、ISO認証機関です。
自分が、ザル見たいな審査を行っておいて、認証を取り消すなんて怒っている。本来取り消すべきは、自分の認証機関としての営業登録を取り消すべきだ。
ザル審査の責任は一切知らん顔。
ISOはただ金儲けだけということを露呈した。

いかん、私と私の友人の知っている建設コンサルタントの話になってしまった。

雑魚  ++.. 2004/07/08(木) 12:56 [324]

 
ご無沙汰しております。既にご存知のことでしたら恐縮ですが,三菱自動車の件については,以前ISO認証問題がニュースに取り上げられていました。
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/feature/m-tire/20040530ve02.htm
私はISOのシステム自体を否定するものではありませんが,現状のように,どんな一方的な屁理屈でも,品質管理規格に適合すればOKというのは,如何なものかと思います。この件によって,ISO9001の存在意義は,一段と低くなっていると言えるのではないしょうか。
スレの題意から脱線しましたが,平成15年の年間リコール台数は,過去最高を記録したそうで,欠陥車が発生するのは,三菱自動車に限った話ではないようです。背景には,故障解析手法としてのFMEAやFTAの導入に伴い,徹底した合理化による部品の共有化が進んだために,1つの欠陥の発生に対しての,リコール対象車種や車両台数が飛躍的に増大したことがあるようです。

PsA24  ++.. 2004/07/09(金) 00:11 [327]

 
スレッドを立てた初心者です。
皆さん、貴重なご意見ありがとうございます。

欠陥の要因としては、APECさん、雑草さんがご指摘されているように、

@ミスが発見されずに製品化してしまったこと(検査体制)
Aさらにそれが使用される中で現れた不具合のシグナルを見過ごしたこと(アフターサービス・フォロー)
Bそしてリコール級の問題点が出たことがミス削減につながっているとは思えないこと

特に、@については「設計→試作品→テスト→設計」というサイクルのどこかで、サイクルが機能しなかったというところでしょうか。

ところで、車両火災については、今回のリコール騒動の前から発生しており、主原因は整備不良だそうです。三菱以外の車両でも同程度の頻度で車両火災が発生しており、三菱ばかり注目されているのは、今回のリコール隠しで、マスコミやユーザーの不信感の表れでしょうか?
http://www.yomiuri.co.jp/atcars/feature/m-tire/20040706ve01.htm

初心者  ++.. 2004/07/09(金) 06:37 [329]





 建設コンサルタントの登録について 
みなさんお疲れ様です。
ちょっと皆さんにお聞きしたいことがあります。
建設コンサルタント登録のことなのですが、新規登録の際の資格として
1.技術管理者(技術士)がいること
2.財産的基礎又は金銭的信用を有する者であること。
一 法人の場合は、資本金が500万円以上であり、かつ、自己資本が1000万円以上である者
とありますが、これは更新時においても同様な資格が必要なのでしょうか?
というのは、知り合いのコンサルタント会社が今年債務超過に陥り、
しかも今年更新らしいのです。もしコンサルタント登録を剥奪されたら
廃業すると言っています。(といっても債務超過の時点でかなりヤバイ
状態なのですが・・・)
1.の条件は当然としても、どなたか2.の条件について、更新時の
適用がどうなのかご存知の方いらっしゃいましたら、是非ご教授お願い
します。

 
けんち  ++.. 2004/07/06(火) 08:25 [306]

 
建設コンサルタント登録規程(平成16.4.2国土交通省告示449)
http://www.jcca.or.jp/invitation/tourokukitei.pdf
は読まれたことと思います。
第三条に「登録を受けようとする者(前条第三項の規定により登録の更新を受けようとする者を含む。以下同じ。)は、次に該当する者でなければならない。」とありますので新規登録も登録更新も同様の条件となっていると読めます。
但し、
http://www.jcca.or.jp/invitation/tourokukitei.html
に書いてあるように告示の解釈権は国土交通省にあるので正式なところは国土交通省に問い合わせるべきでしょう。

まてぃ  ++.. 2004/07/06(火) 13:08 [310]