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 本音社会の実現で血の雨が降る?? 
イエスなのかノーなのか、やる気があるのかないのか、読めば読むほどわからない文章を書き、相手先や上司、はたまた社長を煙に巻いてその場を切り抜けることができなくなるかもしれません。
「こいつ・・何が言いたいんだろう??婉曲に断りを入れてきているような気もするが、気を持たせるようでもあり・・・うーん」
とお悩みの向きに、本音翻訳機なるソフトが密かなブームとのことです。
 なんでも、送られてきたメールの長たらしい文書をこれに通すと,モノの数秒程度で、「やる気無し」とか「興味なし」とか「無理無理!」とか、単刀直入に翻訳するそうです。
 まるでドラえもんのポケットから出てきたようなアイディアですが、テレビのニュースで紹介されていました。
 社長にメールを送る部下はこれで冷や汗タラタラでしょう。逆も又真なりで社長の本音も丸出しになります。
 政治家のブログ発言もたちまち翻訳されて本音がコメントに載ります。ということで
 結構笑えそうですので、板を作ってみました。皆さんならどんな風に使ってみるか、興味のわくところです。
勿論、純粋なお遊びで、なんの役にも立ちませんでしょうから、悪しからずご了承下さい。笑。

 
魔法使い  ++.. 2006/04/19(水) 12:46 [2942]

 
魔法使いさんのこの文章を「本音翻訳機」にかけてみたい気がします。
「こいつ・・何が言いたいんだろう??婉曲に断りを入れてきているような気もするが、気を持たせるようでもあり・・・うーん」(^o^)<(_ _)>

つったん  ++.. 2006/04/19(水) 18:51 [2943]

 
おや,おや,また魔法をかけるつもりですかい?
ひとの文章がどうのこうのという前に,
さいしょに自分の文章を翻訳機にかけたらどうです。
しっかりした考えがあれば,婉曲な言い回しであろうと,
ぶ愛想な言い回しであろうと問題はないでしょう。
りくつじゃないと思います。誠心誠意書くことです。
でも,魔法使いさんにそれを言ってもむだか。
すみません,つい本音を書いてしまいました(^^ゞ

お遊びですけどわかります?
元々,真面目に書いているつもりはありませんがね。
気分で書いてますから,私は。
でい酔しているのでこらえてくださいね。
すい眠不足は万病のもとだし,
かき込みをやめて今から寝ます。

ねぎ  ++.. 2006/04/19(水) 21:15 [2944]

 
大変失礼なコメントでした。
最近、技術士関連のHPやブログが多くなり、本板への参加者(書き込み者)が激減しました。
前世(佐口さんの旧掲示板時代)で盛り上がっていた頃が懐かしいです。
旧板では、魔法使いさんやねぎさんを始め、多くの技術者の活発な議論参加がありました。
魔法使いさんが良く言われてきましたが、本板が「社会資本整備」「環境問題」等に関わる技術者同士の意見交換の場として活性化されれば、
多くの若い技術者も参加・閲覧できる、他に類を見ない良い板となるのでしょうが、そういった指向性の板にもう一度立ち戻るのは難しいでしょうか?
このままでは、この板もすたれて淘汰されてしまいそうで残念でなりません。
かくいう私も同じ穴の狢で、自然とここを覗く機会が減ってきました。一つの時代の象徴(旺盛)と衰退の例でしょうか・・・。

つったん  ++.. 2006/04/20(木) 03:55 [2945]

 
つったんさん、
お気持ちは理解できますが、まあ、なるようになるだけの話で、万物は流転します。私は迷惑をかけない程度に、気の向くままに楽しみます。社会資本整備や環境問題の議論、できるようになればいいですね。
さて、ねぎさん。日本は本音社会になどなるはずもないので、現実に血の雨が降ることなどありません。
 とするならば、もし、本音が目の前に突きつけられる社会になったら、どんな喜劇が展開されるか、そんなフィクションを通じて、人間存在の本質に迫ることができます。ここはバーチャルな世界ですので、劇として楽しむことができます。
本音が白日の下に晒され、あわてふためく人間群像を楽しめると思いますよ。つまり、役者として、演出家として、作家として、本音劇場に参加することができます。楽しくありませんか??

魔法使い  ++.. 2006/04/20(木) 09:24 [2946]

 
 本音翻訳機ですか・・・・面白い装置のようですね。
 何かの本で芭蕉の句が英訳されているのを読みました
が、日本人と欧米人の感性の違いが良くでているような気がしました。
 それは、
 「よく見れば なずな花咲く 垣根かな」
 が、英訳では、
  眼をこらして見ると
  なずなの花が咲いているのが見える
  垣根のそばに
 というものだったと思います。
 
 本音翻訳機なら、芭蕉のこの句を多分「やる気なし」と判定するでしょうね。
 なぜなら、芭蕉のなずな花に対する態度は、花を摘むことも望んでいないようであるし、手を触れようともしないようであるし、ただ観照しているだけのようにしか小生には思えない。
 

アル中技術士  ++.. 2006/04/20(木) 10:57 [2948]

 
何の仕掛けもないみたい。魔法使いさんらしくないな。がっかりだ。

「唐衣きつつなれにしつましあればはるばるきぬる旅をしぞ思ふ」(在原業平)
これは<かきつばた>でしょ。

次はもっとすごいよ。

「夜も涼し寝覚めの仮庵(かりほ)手枕(たまくら)も真袖も秋に隔てなき風」(吉田兼好)
<よね(米)たまへ ぜに(銭)もほし>

「夜は憂しねたくわが背子果ては来ずなほざりにだにしばしとひませ」(兼好の友達)
<よね(米)は無し せに(銭)すこし>

「かきつばた」は一方向だけど,後の二首は後ろから前に戻りますからね。
魔法使いさん,せっかく面白いスレをたてたのだから,もう少し気のきいたレスを返してよ(ーー;)。

ねぎ  ++.. 2006/04/20(木) 19:41 [2950]

 
つったんさん,棚田掲示板では,文章が伸びて,あんなに面白くて,
りっぱなのに,ここではなぜガチガチでつまらなくなるの?
ずっと楽しみにしていた。T記者キャラがいつ現れるかってね。
き真面目は貴方の良いところでしょう。しかし欠点でもある。

ねぎ  ++.. 2006/04/21(金) 01:16 [2951]

 
ねぎさん、棚田ブログを今も見ていただいているとは至極感激です。m(_ _)m
今は私にとって、あちらの方がホームグラウンドで、こちらの方がアウエーという位置づけになってしまいました。
アウエーで積極的に出ると、ホームで力尽きるという感じでしょうか?(^o^)
前からもそうだったですが、どちらかというと、グラウンドで活躍する選手達を一観客として応援している感覚です。
観客は観客の楽しみ方があります。申し訳ありません。(ねぎさんも今は棚田の方では観客ですよね。)

つったん  ++.. 2006/04/21(金) 05:55 [2952]

 
こまったな,冗談が通じない(ノ∀`)アチャー。
うっかり種明かしをして「それがどうした」と言われたら困ってしまうし('A`),
ちが頭にのぼって脳の血管が切れるかも((((;゜Д゜))))
万一そうなったら大変だ。だいいち恥ずかしい。
歳をとっても恥はかきたくないものです。

追伸(だめ押し)

高知の人は頭が固いの?
知ってて知らない振りをしているだけ?
万人にわかる冗談ではないのかな。
歳時記だって俳句に無縁の人には無意味だし。

ねぎ  ++.. 2006/04/21(金) 09:25 [2953]

 
私も困りました。
ずっと昔から、ねぎさんのキャラはある程度、理解しているつもりですよ。(^o^)
恐らく、ここで私が乗ってしまうと、二人(あるいは三人?)の板になってしまいます。
「本音社会の実現で血の雨が降る??」を真剣にやってしまうと大変です。(^^;)
本音と建て前論はしたくないので、このへんで身を引きます。

つったん  ++.. 2006/04/21(金) 22:03 [2954]

 
どこにも仕掛けがないみたい。つったんさんは縦読みを知らないの?
だれがこんなこと(↓)を真剣にやるかね。勝手に身を引いてくれ。わしもやめた。
>「本音社会の実現で血の雨が降る??」を真剣にやってしまうと大変です。(^^;)
>本音と建て前論はしたくないので、このへんで身を引きます。

http://d.hatena.ne.jp/keyword/%8Fc%93%C7%82%DD(はてな−縦読みとは−)

ねぎ  ++.. 2006/04/22(土) 01:32 [2955]

 
縦読みに固執するつもりはなかったのですよ,はじめから。
話が落ちないから長くなっただけ。

追伸

私のレスを翻訳機にかければ,<おひさしぶりです お元気ですか>があぶり出される仕組みだったのですが,通じないので,仕方なく<つりずき>と書きました。しかし通じない。話が落ちないので,しつこいかと思ったがやむを得ず<こうち万歳>と書き,さらに<高知万歳>と書いて念を押しました。横書=建前,縦書=本音,が趣向というお遊びでした。おしまい。

ねぎ  ++.. 2006/04/22(土) 02:22 [2956]

 
定年間近の夫婦に本音翻訳機を持ち込んで、喜劇として仕上げることを考えてくださいよ、ねぎさん。
どうも、ねぎさんは頭が固くてこちらの意図が伝わらないうらみがありますなあ。
 私が目指すのは喜劇なのです。みんな笑いながら観劇できるドラマなのですぞ。
 例えば、熟年離婚ドラマなら、日本シリーズになぞらえて離婚シリーズが、タイトルになります。
 ドラマの最初はナレーションから始まります。
ナレーション「1番バッター、魔法使いクーン。年齢ーい。5○歳ーい。」
 まじめじゃ詰らんのですよ。あくまで喜劇、女房から離婚宣言されて、みっともなくあたふたする、居直る、ふてくされる、泣く、世の男共が主人公のふがいなさに、思わず、馬鹿ヤロー!とテレビに向かって、怒鳴る、ようなドラマです。
 会社ではえらそうにふんぞり返る奴もいいな。それと頑固でないと面白くない。だらしがないのがいいな。女房に泣きつくシーンは絶対要ります。
茶の間の男達「阿呆!」
茶の間の女房達、「ニヤニヤ」
そんな家庭風景を演出してみたい。
笑うセールスマンの視点ですな。
いちいち解説しないとわからないのは、私のせい?それとも、ねぎさんのせい????笑、笑、笑、笑
 

魔法使い  ++.. 2006/04/23(日) 07:57 [2957]

 
「ぜんぜん噛み合ってないじゃない。これこそ喜劇じゃね(・∀・)」と,妻に笑われてしもうた┐(´〜`;)┌ヤレヤレ。
けっこう気をつかってるんですけどね。傍若無人に書いてるように見えるかもしれないけど。

追伸

ひとつだけ教えてください。私が「縦読み遊び」をしていることに気づいてます?
私の知ってる魔法使いさんは,どんなに詰まらない遊びでもそれを否定せずに一緒に遊んでくれたんだけど。

ねぎ  ++.. 2006/04/23(日) 11:45 [2959]

 
おお!!気がつかなんだ。
見抜けなかった。
ごめんなさい。
と、あやまって
おきます。
くるしき時も
さびしい時も
まけることなく
にんたいを持って
よく耐えよくしのび
ろくでもない考えは捨てて
しんぼうする木に花が咲くと申します。
くろうのし甲斐もあると思います。

追伸、単なる字面遊びなら簡単ですが、
建前と本音を縦と横に並べるのは至難の業ですねえ。



魔法使い  ++.. 2006/04/23(日) 12:58 [2960]

 
さっそく、社長への返信メールを作ってみました。ご笑覧ください。

社長がおっしゃられたこと、肝に銘じます。
あれこれ理屈をこねず、汗を流します。
ねらいを定めて営業するなど、10年早いようです。
えらそうなことを言って申し訳なく思っています。
なまいきは慎む所存でおります。
あとのことは上司に任せ、しゃにむにがんばります。
ばんじ人間塞翁が馬とも申します。
かんじんなのは体力と気力と考えます。
めいっぱい、がんばります。』

「たて読みすれば、「しゃあねえなあばかめ」となりますが、、出来はどうでしょう。

魔法使い  ++.. 2006/04/23(日) 13:33 [2961]

 
名前は伏せますがね、あんた柄悪いよ。
他人はあんたが期待してる通りになんか思わないし、動きもしないんだよ。
いい年してそんなこともわからんのか。
あんたみたいなのがここへ投稿する人間の数を減らしてるんだよ。
先代に申し訳ないと思わないのか。

すてはんだ文句あるか  ++.. 2006/04/24(月) 01:20 [2963]

 
まっ,魔法使いさん(^^;),やっぱり気づいていなかったのですね。
たぶん気づいていないと思ったが,「ひょっとして無視か」という不安もありました。
やめたほうがいいですね,こんなゲームは。危険すぎます。
ルールを知らない人の気持ちを弄ぶことになるからね(仕掛ける方が意図しなくても)。
ぞーっとしましたよ,つったんさんがマジレスをくれたときは。もうこりごりです。

ねぎ  ++.. 2006/04/24(月) 05:58 [2964]

 
本音翻訳機は、心理学者を始めとする社会学者や文学者など多方面の学問研究が集約されて開発されたとのことです。
あまりに単刀直入すぎては心臓(人間関係)に良くないとのことで、現在5段階に分けて本音翻訳するよう改良中とのことです。

文字通りタイトルのような有様になっては詰まりませんので縦読みはやめましょう。
 芭蕉の俳句は「傍観者、もしくは第三者」と翻訳するのではないでしょうか?「賛成派にも反対派にも属さぬ第三者、」という評価です。従って、ある意味、技術者向きな性格ですね。 

魔法使い  ++.. 2006/04/24(月) 10:17 [2965]

 
すてはんだ文句あるか 殿
私が所持している翻訳機に、貴殿の文書を解析させたところ、「責任転嫁」「単細胞」「居直り」という回答が出てまいりました。どうもこのままでは具合が悪く、タイトルのように「血の雨」が降らぬとも限りませんので、さらなる技術開発に励むことといたします。ご親切なる忠告、いたみいりました。

魔法使い  ++.. 2006/04/24(月) 11:09 [2966]

 
すてはんだ文句あるか って、ずいぶんなタンカ切ったようだけど、もう終わりか?どうなるのかって楽しみに見守ってたのによう。
先代に申し訳ないと思わないのか。って、えらそうにいう前に、自分が見本の一つでも見せるか思ってたよ。
ああ、情けねえったらありゃしねえ。
おっと、これじゃ、わっちも同類項だなあ・・・。
誰かが書き込んでたようだが「社会資本整備」でも「環境問題」でもいいから、特化して、やってみちゃどうだい。悪かねえアイディアだと思うがねえ。

no name  ++.. 2006/04/25(火) 13:28 [2967]





 裁判の不思議 
裁判の不思議
麻原の裁判、まだ、真相解明だナンダカンダとやっていたとは、のんびりした話だ。
10年も真相解明ができない事件なんて、あと何年やっても同じだ。
殺人事件なんて、事実の積み重ねで、一定用件を満たせば終わりにすればよい。

それより、徹底的に真相を解明しなければならない事件が、何故かウヤムヤになっているような気がする。
談合事件、汚職事件、総会屋への供与事件、BSE関連のごまかし事件、三菱関連の事件等、これらの裁判はいつの間にかうやむやになってしまう。というか、新聞報道がされなくなる。
これらの事件こそ、何年かかろうとも、徹底的に真相を解明し事件の再発を防がなければならないのではないか。
談合事件、汚職事件、総会屋への供与事件なんぞは、定期的に発生している。

また、少年が犯した殺人事件なども、真相を解明している内に、次の事件が次から次へと起こる始末だ。


 
雑魚  ++.. 2006/03/28(火) 17:48 [2941]

 
私は加害者の影で死んでいく人が出るのを、痛ましく思います。マンション偽装でもそうです。自分を責めて死んでいくのでしょうね。
魔法使い  ++.. 2006/04/20(木) 10:12 [2947]

 
 まったくですなぁ・・・・罪を犯しても全く恥じない人間がいる。その一方で、自分が不注意だったから被害を受けてしまったと、自らを責める人がいる。
 裁判が・・・・加害者を正当に裁かなくなったら社会は成り立たない。
 「復讐するは 天に在り」というが、その前に社会の常識に即した裁きが必要である、と思います。

アル中技術士  ++.. 2006/04/20(木) 11:04 [2949]

 
「=復讐するは 我(=神)に在り=復讐(ふくしゅう)するのは神であって、人がやってはいけないと、聖書に書いてある」そうですねえ。
このタイトル、今村昌平の監督作品にありますね。偽善に対する復讐がテーマでしょうかね。
http://www.shochiku.co.jp/video/v70s/sb0552.html
http://www.kyoto2001.com/nuk/orekore/cfile04.htm
http://www.1101.com/bad/05.html
ドラマの世界としておきますが、
私は、被害者の親だったら、間違いなく復讐を考えますねえ。もしかしたら実行しますねえ。加害者には勿論、社会全体にも復讐する。小学校にでも武装して乱入し、殺人鬼になって殺しまくり、撃ちまくる。」
とまあ、そんな映画、どこかで見ませんでした??

罪あるものも、罪なきモノも無差別に殺す・・・そんな狂気が人間の中には潜んでいますなあ。
 復讐はむなしいというけれど本当にそうなのか??
「目には目を、歯に歯を・・・命には命を」万一誤って人を殺しても、死刑!
愛する人を失った悔しさが、少しでも癒されるとすれば、これでしょう。
 こう考えてくると、私は、死刑賛成論者ですが・・。


魔法使い  ++.. 2006/04/23(日) 08:52 [2958]





 「道州制」と「二層の広域圏」 
最近、『道州制』という言葉が新聞を賑わすようになった。
本日の某紙一面に『道州制 27知事「賛成」』という見出しが躍っていた。
47都道府県知事にアンケート調査を実施した結果、「道州制に賛成」が27、「反対」が2(福島、兵庫)、「どちらともいえない」が18という結果だったらしい。

昨年5月、「二層の広域圏の形成に資する総合的な交通体系に関する検討委員会(委員長:森地茂政策研究大学院大学教授)」がまとめた、『新しい国のかたち「二層の広域圏」を支える総合的な交通体系』という最終報告書が国土交通省から公表された。
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/15/150519_.html
私がこの「二層の広域圏」という言葉を知ったのは、平成16年春に開催された土木学会土木計画学研究発表会が初めてであった。この時、無料配布されていた『中間報告書』を読んで、実に興味深い内容だと関心を持っていた。その後はあまり大きく取り扱われなかったと記憶しているが、いつの間にか「道州制」と言葉を変えていた。
上記の報告書では、名前からも想像がつくように、「モビリティの向上」という観点で「地域ブロック(いわゆる道州制)」が検討され、提案されている。最近、新聞を賑わしている「道州制」は、もちろん「地方分権」の具現化という観点から提案されているものだが、「モビリティの向上」という観点とも結合し、より進歩的な議論に発展していくのではないかと私は見ている。

この「道州制」や「二層の広域圏」という構想について、皆さんはどのようなお考えをお持ちか聞いてみたいですね。

 
イマジン  ++.. 2006/03/05(日) 23:06 [2912]

 
それでは口火を切るということで、ざっと目を通した感想を述べます。
情報は広義の交通に含まれます。総合的交通体系を目指すなら、情報をベースに置いた間接交通体系を整備せねば、道州制も二層の広域圏も、更なる一極集中を加速し、中産間地域の過疎化はますます加速するだけです。 中産間地域の過疎化を前提とした構想には、賛成できません。
意図的に情報交通をはずしたとすれば、その狙いはどこのあったのでしょうか?有識者と呼ばれる方々が、情報を21世紀の重要な交通手段として認識していないということは、ありえないので、善意悪意はさておき、意図的にはずしたその狙いは何でしょうねえ。過疎を促進させ、コンパクトな都市を作るのが目的のように読めますが・・・・。

魔法使い  ++.. 2006/03/07(火) 07:51 [2913]

 
追伸、道州制、二層の広域圏とも、基本的考えには賛成です。問題なのは情報化、IT戦略、ICT(情報交流技術?)を基本構造にした、国土、地域戦略でなければ、仏作って魂入れずというか、よろいかぶとに身を固めた大将武者が、タケミツの刀で戦えと誰かに命令されているように、邪推してしまうのです。
魔法使い  ++.. 2006/03/07(火) 09:00 [2914]

 
>@地域が独自性のある国際交流などを行い、特色ある圏域形成による発展を図っていく観点からの複数都道府県からなる『地域ブロック』
>A人口減少下にあっても、生活関連サービスの維持や地域社会の活力を保っていく観点からの複数市町村からなる『生活圏域』

なぜ二 層(変な言葉)に分けなければならないのでしょう。概要版は漠然として解りにくい。まとめ方が悪いのか,内容が空疎なのか。私に読解力がないだけなのかも。
@「地域が独自性のある国際交流などを行い、特色ある圏域形成による発展を図っていく」は,人口減少による労働力不足を解消するために,地域主体の国際交流を活発にして外国人労働者を大量に受け入れようってことですか。東アジア共同体構想の一環ですかね。嫌じゃね(ーー;)。
A「人口減少下にあっても、生活関連サービスの維持や地域社会の活力を保っていく……」。こんなの綺麗事だと思う。地方の過疎化の進展(地方にもよりますが)は凄まじいですよ。私の故郷もあと10年もすれば廃村になるでしょう。過疎が進むのは言うまでもなく若者がいなくなるからです。地方の中核産業は建設業です。公共事業がカットされ建設業が衰退すれば地方に就業機会がなくなるわけだから,若者は故郷を去ることになります。そうすると,地方は年寄りばかりになり,年寄りは毎年櫛の歯が欠けるように死んでいくので,しまいには誰もいなくなる。この現象は非可逆過程です。拡散した熱が自然に集まることがないのと同様に,過疎地に自然に人が集まることはあり得ません。
それと,モビリティ向上ってマジですか?交通体系整備や交通サービス云々と簡単にいうけれど,私の田舎ではJRが廃線になって代替の交通機関が整備されるのかと思ったら大間違いで,廃線ついでにバスの便数も大幅に減らされました。みんな困っていますよ。

ねぎ  ++.. 2006/03/07(火) 18:32 [2915]

 
否定的な意見が多いんですね。
「過疎化に拍車がかかる」などは私には想像が及びませんでした。
単純に「地域ブロック」がそれぞれ独立国家みたいになるってことは、地域ブロックが単独で意思決定していくことになる。例えば、アジア諸国との交流の仕方も変わってくる。国民にとって国家(地域ブロック)がより身近になり、自立心や政治への関心が高まるんじゃないかって考えました。
それから、日本国全体としては、合衆国か連邦国のようなものになる。とすれば、私の住んでいるところは、「近畿国」みたいになって、「近畿国」の行う政策は、少なくとも現在の中央政府が考えている政策よりは、近畿という土地柄になじむ政策に転換されよう。って考えていました。

イマジン  ++.. 2006/03/07(火) 19:01 [2916]

 
圏域人口はどのように考えているのでしょうか?関東3500万、中部1500万、関西2000万 、これでもう7000万人です。21世紀末の日本の人口予想は7000万人でしたっけ?
とすると、四国も九州も北海道も、無人ですか?
 ブロックの中心が一極集中であとは、過疎・・・・。
先行する政策は大都市地域の都市環境整備なら、リスク管理は当面完璧です。馬鹿にしている・・・。

魔法使い  ++.. 2006/03/07(火) 22:01 [2917]

 
追伸、技術士試験には、イマジンさんがおっしゃるように回答していけば合格するでしょう。そのことに関しては否定どころか賛成します。なんせ、合格せねば話にならない。しかし、本当の勝負は、合格後、どう生きるか?です。
魔法使い  ++.. 2006/03/07(火) 22:09 [2918]

 
イマジンさん、話の腰を折ったようで申し訳ありません。
私は、基本的には「道州制、二層の広域圏」ともいい考えだと思っています。ただ、政策という以上国家戦略です。目先の戦略ならこれでいいとする向きもあるでしょうが、この問題は国家百年の戦略に通じます。
 百年戦略となれば、もっと深く掘り下げた、社会資本整備哲学がいります。それが感じられないと思うのです。
 どのように考えますか?

魔法使い  ++.. 2006/03/09(木) 21:58 [2919]

 
この掲示板は、自由な意見交換をする場なので、思うことを言って頂ければいいと思います。

確かに、道州制を導入するには国民的な議論が必要で、それがまだあまりなされていないと思います。
一方で、のんびりしていては時機を失してしまうとも思います。
5年くらい前でしょうか。自民党の亀井さんらが公共事業抜本見直し委員会とかをやっていて、「地方に道路が要るのか要らないのか」という議論が盛り上がっていた頃の話です。
(どなたの言葉だったか失念しましたが)「国全体で統一の見解を示そうとすることに無理がある。どうしても道路が欲しいところもあれば、教育に力を入れたいところもあって当然だ。地方に権限と財源と責任を委譲して、地方毎に判断すればよい。福祉費を削っても道路を作るということがその地域の民意であれば、そうすべきである」というような意見をどこかの記事で目にしました。
そういう仕組みを具体的にどうするのかって考えると、政治オンチの私にはなかなか具体像が浮かびませんでした。その後、道路四公団の民営化などが進んでいきましたが、民営化施策に私はあまり期待感を持てませんでした。そんな時に(民営化議論と並行しつつも完全に陰に隠れて)「二層の広域圏構想」という議論がなされていることを知りました。私には民営化議論よりこちらの方が面白いと感じたので、注目しておりました。
それで、今回「道州制」という文字が新聞一面を飾っていたのをきっかけに、みんなはどう思っているのか尋ねてみた次第です。

イマジン  ++.. 2006/03/10(金) 22:24 [2922]

 
道州制によって「地域ブロック」がそれぞれ独立国家みたいになるってこと」抜粋ここまで
私は独立国ではなく、役割分担に基づく連携性がいいと思います。独立と言うよりは自立でしょう。自立するためには経済的な裏付けがいりますので、ストローで地方の活力を吸い上げるような社会経済システムは改めねばなりません。
一極集中は経済資源の集中をもたらし、効率的投資を可能にして、日本の高度成長を実現してきました。しかし、時代は変わりました。今のシステムでは、地方は疲弊するばかりです。

魔法使い  ++.. 2006/03/14(火) 09:28 [2930]

 
>ストローで地方の活力を吸い上げるような社会経済システム…
って,どういうシステムです?

ねぎ  ++.. 2006/03/14(火) 12:17 [2931]

 
三省堂「デイリー 新語辞典」より ストロー効果とは

交通ネットワークを整備した結果、経路上の大都市が繁栄し、小都市が衰退してしまうこと。小都市の住人が大都市に買い物に出かけたり,小都市にある企業の支店が閉鎖されるなどの現象をさす。ストロー効果。〔人間・物資・資金などがストローを使ったように吸い寄せられてしまうことから〕以上

ストロー効果は交通だけでなく、大都市への資本、人、施設、情報の集中により、地方が疲弊し、都市部に一極集中することになります。

 従って、そうならないためには、地方経済も基本は自立です。日本の道州制は民主的資本主義的幕藩体制がいいのではないかと思っています。例えば、貨幣経済で言えば、食料などは円で買うのではなく、地域通貨=藩札
にすれば地産地消に効果的です。地方でまかなえる物資は地方で循環させれば、地方経済は自立します。




魔法使い  ++.. 2006/03/15(水) 13:29 [2935]

 
道州制が話題になるチョイ前、地産地消の話題と共に、人口も減ることだし、廃県置藩をすべきだ。と言うような事をホンノちらっと、どこかで見たようなきがしました。

私は道州制の利点欠点がよく分りません。
そこでですが、道州制、都道府県制、藩制の利点欠点を挙げ、比較検討を行い、その上で道州制にすべきだ。というような、解説を誰かしていただけないでしょうか。

雑魚  ++.. 2006/03/15(水) 18:18 [2936]

 
総括は難しいですが、口火でいけば、
都道府県制度は明治以来、東京へ権力を集中させるための制度として有効でした。その効果は高度成長時代まで有効に働きました。一極集中とは同じ価値観に従って活動するということです。ところがそうは行かなくなった。現在の日本にはお手本にすべき諸外国の事例はないといっていいかもしれません。自分達で作らねばなりません。いい時代に生きているなあ!!
 藩政は封建的特殊階級問題を除けば、よき手本だと思います。

魔法使い  ++.. 2006/03/15(水) 19:30 [2937]

 
藩政を止めなかったら日本は欧米列強の植民地になっていたでしょう。植民地にならないために,国家の機能を東京に集中させ,挙国一致体制を緊急に構築する必要がありました。道州制は,明治維新と逆方向ですから,力が分散され,国力が弱体化し,わが国を外国からの侵略に脆弱な国家に変えると思います。
>地域が独自性と一体感のある国際交流・連携・協力活動を行い…(概要版)
よくもこのような意味不明の文が書けるものですね。意味不明ですが,あえて意味を見出せば,例えば,沖縄が独自に中国と交流して,場合によっては中国に編入されてもかまわないよ,ということでしょうか。

ねぎ  ++.. 2006/03/15(水) 23:36 [2938]

 
道州制には独立国家的な方向とそうでない方向があります。外交、国防、金融、食糧問題など、国家的対応を必要とする事項は国が行うという国と地方のあり方に私は賛成です。
 ねぎさんの意見は
@明治維新=廃藩置県=挙国一致体制=中央集権国家は必然であった。(コレには賛成)
A道州制は,明治維新と逆方向・・外国からの侵略に脆弱な国家に変える。(コレには条件付賛成)
つまり、国防は国家専権事項です。
 むしろ、進めるべきは予算の返還(明治以前の地方の予算を地方にお返しするという意味では移譲ではなく返還ですね!)です。その上で、情報化を進めたいですね。予算がなくては人は来ません。

魔法使い  ++.. 2006/03/17(金) 10:28 [2939]

 
これも,「地域が独自性と一体感のある国際交流・連携…」の一環でしょうか。

http://peace.cside.to/index.html(無防備地域宣言運動全国ネットワーク)

日本はもうだめですね。将棋で言えば筋に入っている。

ねぎ  ++.. 2006/03/17(金) 19:59 [2940]





 RCCM資格と技術士資格の新たな関係を模索する 
RCCMはこれまで建設部門技術士の下に位置づけられてきました。しかし、技術士の数が増えたこともあり、昔のようにどの専門でも管理技術者になれるという時代ではなくなりつつあります。
 一方、RCCMはこれまで、技術士試験に受からない技術者の救済資格と見る向きが多かったようですが、今後はもっと積極的な評価がなされると思っています。
 更に、総合技術監理部門の活用は前記2つの資格とどうかかわるのか、ご意見いただければ幸いです。

 
魔法使い  ++.. 2006/03/09(木) 22:25 [2920]

 
RCCMは土木建設(もっと言えば建設コンサル)限定、技術士はそれ以外の部門もあるということを前提に、土木建設業界に限定してレスします。

私の身の回りでも、「RCCMは合格したが、技術士はC評価」という例があります。実感としても、RCCMと技術士の「合格に必要な技術力」は、かなりの差があるのは現実だと思います。
一方で、RCCMが「化ける」可能性もまだまだ残っていると思います。

問題は、建設コンサルタンツ協会がどのように思っているかですね。私のサイトでも紹介していますが(http://www.pejp.net/pe/kaisetsu/manual21.htm)、
 ・国家資格にする
 ・実務経験10年程度で受験できるようにする
 ・RCCMの一部門として、設計の技能に関する資格を新設する
 ・建設コンサル以外も登録できるようにする
など、いろいろな話が聞こえてくるのですが、いずれも実現せず今に至っています。

APEC  ++.. 2006/03/11(土) 01:25 [2923]

 
技術士にとってRCCMを取得することは、自分をT型能力者と証明してくれる資格、しかも、技術士試験に比べ数段簡単です。いってみれば、費用対効果に優れた資格だと思っています。単独よりはダブル資格で効果が大きいですね。
魔法使い  ++.. 2006/03/11(土) 22:32 [2927]

 
管理技術者には、技術士の技術力とRCCMマネジメント技術力が必要だと思います。
しかし、RCCMのマネジメントの問題は易しすぎる。難度を高め、高度なマネジメント技術者を養成すべき。これにより技術士とRCCMのすみ分けも明確になる。
今後、さらにマネジメントを知らない技術士(管理技術者の役割も知らない、等)が管理技術者となる。怖い。
(技術士様達がRCCMの択一試験問題のような課題について議論されて、私がRCCMのマネジメントに基づき説明したこともあります。)

aoki  ++.. 2006/03/14(火) 13:01 [2932]

 
品質確保法が4月から施行されますよね。この法律は、公共に対して品質確保を迫っている法律といえますから、たとえばプロポの特定や業務評定、さらに完成検査にあたっての責任を担保するような技術力確保を迫るともいえます。
このことと、小泉改革のPPPが継承されていくと予想されることを考えると、上記のような評価・検査の民間委託が始まるのではないかと思っています。建築におけるイーホームズみたいな感じですね。(そしてまた姉歯事件がこの動きを鈍化させるという懸念もあるのですが)
そういう場合において、経験よりも知識重視という傾向が強まる技術士(総監除く)と、経験と管理技術力を重視するRCCMでは、技術士が文科省、RCCMが国交省であることからも、RCCMに活躍のチャンスが回ってくる可能性がなくはないと思っています。
もちろん、技術士総監はピタリはまり役かもしれませんが、人数が限られています。
地方自治体の大規模でもない公共工事や建設コンサル業務は、あるいは民間検査機関による検査代行において、RCCMが活躍する余地があるように思うのですが・・・・

APEC  ++.. 2006/03/15(水) 01:06 [2933]





 就業移動の時代 
最近、建設コンサル→行政とか、行政→NPOとか、建設業界→関連異業種とか、人の移動が顕在化してきていませんか?
 
魔法使い  ++.. 2006/03/10(金) 10:44 [2921]

 
うーん、私の身の回りではあまり感じませんが(といっても田舎ですから^^;)、高知ではそんな動きがあるのですか?
景気が良くなってきていると言われていますが、それが顕在化してくると、また人の動きも活発化するのかもしれませんね。

APEC  ++.. 2006/03/11(土) 01:27 [2924]

 
私の住む県の景気は最悪です。求人倍率は相変わらず0.5ぐらいで全国最下位です。ですから、同じ業種への移動は下に落ちていくという意識が強くなりますね。
 私が広げたいのは、建設業界の関連異業種に打って出る人材を増やし、業界全体の構造不況を抜け出る手立てを考えたいということです。
 耐乏競争にしか活路を見出せていない、まったく活動していない建設業が70%以上もいるようです。
 余計なお世話かもしれませんが、それぞれが努力する手がかりになればと思うし、私も元気をもらいたいし・・・・。
お先っぱしりははしくじる確率が高いので、二番三番手と思われる向きも多いでしょうが、どーんと打って出るのでなく、あちこちジャブを打ちながら、引くときはさっと引く、という身の軽さが、求められていると思っています。APECさんの会社も副業は禁止でしょうが、事業のダイナミズムは、副業から出発するケースも結構あると思っています。私は経営者でないので、副業に関してはお気楽人間ですね。笑。

魔法使い  ++.. 2006/03/11(土) 10:20 [2925]

 
もう少し話を進めると、会社にどっぷり浸る時代はもう終わったということですね。個人と組織が両輪になって両者が共に、自己実現できるというシステムが、21世紀社会に勝ち残るシステムだと思うのです。
 今私が注目しているのは、行政のアウトソーシング事業の成り行きです。NPOの参入余地がずいぶん広くなりました。
ドラッガーも21世紀のネクスト社会はNPOだといっています。私にとっては心強い言葉です。

魔法使い  ++.. 2006/03/11(土) 10:23 [2926]

 
小生の周りでは、魔法使いさんが提起されたような状況がありますよ。と言っても今に始まったことではなく、小生の周りにそのような人が多いだけかもしれません。

魔法使いさんの言われているように、「事業のダイナミズムは、副業から出発するケースも結構ある」と小生も思います。小生は、副業ではなく、本業以外は無給のNGO、NPOの役員、会員ですから多団体所属者というところです。

今日も、休日出勤で年度末の報告作成ですが、途中、行政の方々と新規企画のブレストでした。本業に関してのダイナミズムに繋がる内容ではありますが、小生だけがフットワークが軽くても、本業の組織のフットワークが軽くなければ「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ことも出来ません。

下手したら、小生だけが散々動き回った挙句、コーナーリングの椅子に座ったまま息絶えるということにもなりかねません。

「個人と組織が両輪になって両者が共に、自己実現できるというシステム」になるNPO組織にも属していますが、問題は永続性ですかね。尤も、組織の存在を自己目的化すると、途端に組織の硬直化が起きますから要注意です。

YOSHI  ++.. 2006/03/12(日) 18:41 [2928]

 
「小生だけがフットワークが軽くても、本業の組織のフットワークが軽くなければ「蝶のように舞い、蜂のように刺す」こともできない」抜粋ここまで
骨身にしみます。
 社員の活動を縛る方向でなく、WINーWINの関係で自発的に自己申告できるような関係が作りたいものです。

コーナーで息絶えないために、私は、ヒット&アウェー=ちょっと打診してみて、ダメなら手を引か、別の作戦を考えます。全くダメなら、タオルを投げ込んで別の事業を手がけるように心がけています。
 会社殿関係も同じで、ヒット&アウェーで良いと思いますが、日本社会は諫言したり、受け入れを意図して切腹するのを良しとする風土があるので、前者も選択肢の一つとして、評価する社会になると良いと思いますが・・・。

魔法使い  ++.. 2006/03/14(火) 09:17 [2929]





 創造と挑戦 
実にいい響きを持った言葉です。どんな分野でどんなふうにチャレンジが行われているのか、知りたいものですが、どなたかご存知です???
 
魔法使い  ++.. 2006/03/01(水) 02:40 [2901]

 
魔法使いさん、こんにちわ。
 「創造と挑戦」、この言葉には言われるように心地よい響きがあります。

 「野ざらしを 心に風の しむ身かな」

 芭蕉の俳句ですが、これなど日々を創造と挑戦で生きた人の思いが痛切に伝わるような気がします。
 御貴殿のスレの主旨とは少し違うかもしれませんが。
 

アル中技術士  ++.. 2006/03/01(水) 09:49 [2902]

 
芭蕉ですか、いいですねえ。手塚治虫も生涯チャレンジャーでしたね。芭蕉も生涯歌い続けて・・・・。アルさんは技術屋としてはいかがですか?
魔法使い  ++.. 2006/03/01(水) 10:32 [2904]

 
> 芭蕉ですか、いいですねえ。手塚治虫も生涯チャレンジャーでしたね。芭蕉も生涯歌い続けて・・・・。アルさんは技術屋としてはいかがですか?

 技術屋としてですか・・・そうですなぁ、そのお尋ねに自らを省みますと呆然自失してしまいます。身すぎ世すぎで技術を売っております。
 刀鍛冶に例えれば、数打ちの刀を作っている情け無い鍛冶屋のようです。


アル中技術士  ++.. 2006/03/01(水) 12:03 [2905]

 
創造と挑戦
なんとゆう男らしい言葉だ。

とりあえず私は、妄想を想像して今日は寝ます。
今日、仕事で5時に起きたので。

雑魚  ++.. 2006/03/01(水) 21:29 [2908]

 
夢と目標をうまく使い分けメンタル力を維持向上させていくことにより、創造と挑戦は実現可能になるようです。
 資格試験に挑戦し合格するのが個人の挑戦とすれば、組織はどの分野にどれほどといった配分や、インセンティブといったマネージメントを通じ、企業の変革に挑戦できます。
 技術士が何百人もいる会社と、2,3人の会社では戦略はまったく違います。私にもそれなりの戦略はありますが、更に過激になる公共事業縮小というハードランニングに耐え切ることができるのか、それが問題の一つです。
 ちなみに私が住む高知市の来年度予算は消費的経費87%投資的経費13%です。87%のうち扶助費=生活保護費は328億円だそうで、総額1270億円の25%です。
 自助努力などどこ吹く風と思っているのかどうか、ざっと計算してみると一世帯年間120万円の支給として、2万人がこれで飯を食っていることになります。約11人に一人です。
 なぜこうなるのか??働く場がない事が続くとやがて働く意欲がなくなり、夢も目標もなくなるようです。
 例えば、328億円の半分164億円が、指定管理者制度に使われ、ここで社会に貢献し働く喜びを感じてもらうことはできないものだろうかと思います。ちなみに164億円は、高知市の投資的経費に当たります。

魔法使い  ++.. 2006/03/05(日) 11:24 [2911]





 命の尊さとか、感謝の念を知るには、言葉ではありません 
先の日曜日、何気なくテレビを見ました。
難病の子供が入院している病院の記録です。
私が見たのは、腸の消化能力がなく、ものが食べられない病気で、薬で生命を維持している子供の記録でした。
生まれてから、18歳まで病院で育ち、外の世界を見たことが無いとのことです。
18歳でやっと体重が20kgになりました。
子供病院なので、もうそろそろ退院しなければならない年齢です。
遅くとも、20歳になるまでに退院しなければならないとのことです。
外の世界は、全然知らないけれど、何とか自立して生きていかねば・・・。
○○ちゃんの不安が手に取る用に分かります。
医師団は、彼女の退院後のサポート体勢について協議に入ったが、その心配は無用になりました。
突然、腎臓が悪化し、亡くなられました。
享年18歳。
3歳の時の、晴れ着をきて、七五三の千歳飴を持った写真が印象的でした。

 
雑魚  ++.. 2006/02/09(木) 19:10 [2857]

 
はじめて投稿します。
この番組、私も見ました。いまも思い出すと泣けて来ます。
小さな子供でも、精一杯生きようとしています。
感動的でした。

その一方で、また小さな子供が犠牲になりました。
そして、精神状態が異常だとして片つけられようとしています。
命の尊さを言葉ではなく、現実で教える必要があると思います。

命  ++.. 2006/02/19(日) 16:32 [2861]

 
 どんなところから教えたらいいのでしょうか?自己満足の部類ですが、私は2月初めに、水を張った棚田で、小さなおたまじゃくしが孵化しはじめているのを見つけました。(黒いブツブツが卵です。携帯カメラなので写りが悪く恐縮です。)
 いま、思い出してみると、生命の誕生を見つめていたと思います。やたら感動したわけではなく、毎年繰り返される命の営みにたまたま、立ち会った、程度です。
 多分、こんな小さな体験が、どんどん積み重なれば、命を粗末に扱う抑止効果の一部、屁のツッパリぐらいにはなると思いますが・・。

魔法使い  ++.. 2006/02/20(月) 03:27 [2862]

 
命さんこんにちは、魔法使いさん久しぶり。
ほんとに、どうしたら良いでしょうね。
考えれば考えるほど、月並みな言葉しか出てきません。
「この少女は、懸命に生きようとした。」
この事実のみを誰かに伝えるだけです。

それと、平安時代の女流作家が何かにかいた、「小いさきものは皆美しい(美しい=カワイイ)」という感傷を教えることでしょうか。
オタマジャクシでも何でも。

雑魚  ++.. 2006/02/22(水) 20:29 [2864]

 
魔法使いさん,それは屁のツッパリにはならんと思います。おたまじゃくしの孵化なんか,私ら田舎者は子供のころ飽きるほど見ていますが,生命の神秘を感じたことは一度もなかったですね。気持ち悪いと思ったことは何度もありますが。
私の妻は,蛙の尻に麦藁をさしてそれを吹いて蛙の腹を膨らませて遊んだそうです。青蛙の皮を剥いて白蛙にしたそうです。蛙をてり焼きにするんだといって竹串を…。胸が悪くなりそうなのでやめますが,妻の蛙虐待にかける執念は凄まじく,いろんな悪行をなしたそうです。結婚前にこの話を聞いていたら,私は間違いなく他の女性を選んでいたでしょう。
妻は,蛙を虐待した報いか大人になってから足の裏にたくさんのイボが出てきて,何本注射を打っても完治せず今に至っています。自業自得ですけどね。
私の同級生に,蛇を見つけると石をぶつけて頭をつぶさないと気がすまないやつがいました。なぜそんなことをするのかと訊くと「蛇が嫌いだからだ」と言っていました。
子供は残酷だからこんなことを平気でします。でも,だからといって殺人者にはなりません。妻も同級生も普通の大人になりました。
おたまじゃくしの命と人間の命を比べれば人間の命が重いのです(生態学者はそうじゃないと言うかもしれませんが)。そのことを前提にした上で,生き物の命を大切にしよう,無益な殺生は止めよう,という命の教育は意味があると思います。しかし,「人間もオタマジャクシも同じ生き物だ,だから命を大切にしよう」はあまり意味がないと思います。例えば,子供に「人間もおたまじゃくしも命の大切さは同じだよ」などと言えば,「おたまじゃくしは殺してもいいのに,なぜ人間は殺しちゃいけないの?」と訊いてくるのが きっといますよ。
だいたい,おたまじゃくしに感動していたら,魚は食えないし,牛も豚も,泥鰌だって食えなくなりますが,美食家の魔法使いさんはそれじゃ困るでしょ。

ねぎ  ++.. 2006/02/24(金) 08:46 [2867]

 
 宇宙誕生以来、命は・・・・ゴゥゴゥと音を立てて回る輪廻の世界であるかも知れない
(実見したことはない)。
 ある時は人として生まれ、ある時はコンドルに、ある時は蛙に。蛙として生きた時、腹に空気を入れられ
たら・・・・どうであろう。
 命の尊さとは・・・・惻隠の情であろうか。

アル中技術士  ++.. 2006/02/24(金) 09:22 [2868]

 
そうですか。
アル中技術士さんは,昆虫採集したことはないの?釣りは?ゴキブリを叩きつぶしたことは?蚊がとまったら好きなだけ血を吸わせて逃がしてやるの?肉は食べないの?魚は?毎晩お新香を肴に焼酎を呑んでるの?

ねぎ  ++.. 2006/02/24(金) 10:26 [2869]

 
> そうですか。
> アル中技術士さんは,昆虫採集したことはないの?釣りは?ゴキブリを叩きつぶしたことは?蚊がとまったら好きなだけ血を吸わせて逃がしてやるの?肉は食べないの?魚は?毎晩お新香を肴に焼酎を呑んでるの?
>
ねぎさん、こんにちわ。相変わらず鋭い舌鋒で小気味良くさえ感じられます。
 そうですね・・・・魚も肉も頂きます。自らの命を養うために他の生物の命を頂く・・・・生物としての人間の原罪は、この辺にあるのでしょうか。
 ただ・・・・食事の度に「頂きます」と祈りを捧げ、食物を残さずいただく、そして・・・何時の日か命を終え、魚となって食卓に供せられる日を祈りながら日々を過ごさせていただいております。
 どうか、この悪文にお気を悪くなさいませんように。


アル中技術士  ++.. 2006/02/24(金) 15:36 [2870]

 
追伸、
 申し遅れましたが、蚊とゴキブリは殺したことはありません。
 だが・・・・小生の血を吸った蚊は誠にお気の毒で、見ておりますとアルコールのせいか、フラフラとして飛んでいきます。

アル中技術士  ++.. 2006/02/24(金) 15:44 [2871]

 
だから、ねぎさん。
奥さんは子供のころ自分が生きとし生けるものに行った所業を生涯忘れることができなくなっているでしょ。それが大事なのよ。ですから、同じことを今また、繰り返そうとはしないでしょ。
 あの時蛙達は確かに奥さんに殺されていきましたが、その時以来、奥さんの心の中に永遠に住み着いたというわけです。
 それがどうしたって言われれば、まあそれだけのことです。カンダダも蛾王も誰もがそうして生きてきました。茜丸よりは蛾王の生き方に惹かれるのは私だけでしょうか・・・

魔法使い  ++.. 2006/02/24(金) 19:21 [2872]

 
前レスの前半部は落語のまくらのようなもので,どうでもいいのですがね。どうせコメントするなら後半部をお願いしますよ。

追伸
妻の名誉のために言っておきますが,虐待したのは蛙だけですよ。
すべての生き物(生きとし生けるもの)をいじめたわけではありませんからね。

追伸2
子どものころの一時期に,蛙の腹を膨らませて遊んだ経験が生涯忘れない所業になって,大人の魔法使いさんが大好きな(たぶん)「鯛の活き造り」や「白魚の踊り食い」が生涯忘れない所業にならず何度も繰り返すのは何故ですか?

ねぎ  ++.. 2006/02/24(金) 19:54 [2873]

 
このスレは命の尊さから始まっておりますが、
アル中技術者さん、魔法使いさん、そしてねぎさん。
だんだん主旨が、あるいは論点が異なってきていますね。
でも、この変化が面白い。言いたい放題の、昔の掲示板様式ー1に戻った感じ、楽しくなってきました。
 命の大切さを否定する人はまずいないでしょう。
でも、生き物を殺して食べるからと言って、生き物の命の大切さ、と結び付けても、これは仕方がないことです。
 所詮生き物は食物連鎖、で成り立っています。我々人間はかってですが、食べないと生きていけない。そのために生き物を殺す。これは否定するわけにはいきません。動物も植物も生き物です。かといって、子供に命の大切さを教えるのに、おたまじゃくしが出てきてもいいような気がします。

Shima  ++.. 2006/02/25(土) 01:03 [2874]

 
幸か不幸か、私は貧乏人なので、踊り喰いだとか、生き造りだとかいった美食行動とは無縁ですねえ。ドジョウを生きたまま油の中に放り込むという馬鹿なこともしません。ヤケドしますからね人間様が。
 魯山人は美食家を通り過ぎ、健啖家になって川や沼の魚介類まで生で食うものだから、とうとう原因不明の病気で死にました。○×ジストマだったかな。まあ、それはそれで本望だったでしょうから、とやかくは言いませんが、過ぎたるは及ばざるが如しで、何事も程々がよろしいようです。
 言っときますが、私は田んぼのオタマを見つけて、命の尊さを一席ぶとうなんて野暮じゃございませんよ。それは女子供のすることです。大の大人がそんなことはできませんよ。日本文化のよさは単刀直入に語らず、オブラートに包んで話すんじゃなかったかしら??恥って文化が日本にはあるのをねぎさんはご承知と思いましたが、違いましたかねえ。スト○ップだっていきなりスッポンポンでは出てこなかったような・・・・^O^
追伸、ところで雑魚さん、納言ちゃんが枕草子をモノした執筆動機、ご存知ありません?? 

魔法使い  ++.. 2006/02/25(土) 11:48 [2876]

 
「美味しんぼ」という漫画で、主人公山岡は、結婚詐欺に遭ってしまい自殺しようとする女性に、凍った川の底で春を待つ小魚、雪の下で芽吹きの時期をじっと待つフキノトウを見せ、命の尊さを伝えていました。
さらにはそれらを食すことで人間の原罪を示すとともに、「今度はあなたが男を食ってやるくらいのつもりで生きいていきなさい」と諭しました。
小魚、フキノトウの命は一人の女性の命を救うきっかけになったのです。

所詮漫画ですが、現実でも、誰かこのようなこと体験したことがあるのではないでしょうか。

生きたくても生きられない人がいます、生きていて自殺してしまう人もいます。
魔法使いさんの「おたまじゃくし」は、山岡の行為に通じるものがあると思いました。

「美味しんぼ」によると、魯山人はタニシの寄生虫ジストマによりなくなったそうです。
タニシは写っているかな・・・と魔法使いさんの写真を目を凝らして見てしまいました。

グリッド  ++.. 2006/02/25(土) 18:52 [2878]

 
>多分、こんな小さな体験が、どんどん積み重なれば、命を粗末に扱う抑止効果の一部、屁のツッパリぐらいにはなると思いますが・・。

この意味は,「おたまじゃくしの命を大切にすることは,人間の命を大切にすることにつながる」ということだろうと思います。
私が言いたかったのは,「おたまじゃくしの命を大切にすることは,必ずしも人間の命を大切にすることにはつながらない」ということです。
なぜならば,命の重みは
人間>>>>>>>…>>>>おたまじゃくし
だからです。
人間とおたまじゃくしの命の重さが対等であれば,魔法使いさんの提案は意味があるかもしれないが,社会通念上そんなことはありえないでしょう。オウム真理教の信者はそのように(人間=おたまじゃくし)考えているかもしれないけど。
つまり,おたまじゃくしの命の重さと人間の命の重さとの間に距離がありすぎて,論理の関連が希薄すぎるということです。風吹けば桶屋が儲かる式ではありませんか?ということです。
小学校では情操教育の一環として,ウサギ,にわとり,金魚,めだか,などの飼育を行なっています。このような取り組みで凶悪犯罪が防止できるのなら,とっくに効果をあげているはずでしょ。随分以前から行なわれていることですから。しかし現実にはほとんど役に立っていません。
人の命を粗末に扱うのをやめさせたいのなら,直接そのための教育を行うべきです。魔法使いさんの提案は,無意味とはいえないまでも,あまりにも間接的で迂遠なやりかたではないかと思います。

>言っときますが、私は田んぼのオタマを見つけて、命の尊さを一席ぶとうなんて野暮じゃございませんよ。
>それは女子供のすることです。大の大人がそんなことはできませんよ。日本文化のよさは単刀直入に語らず、オブラートに包んで話すんじゃなかったかしら??
>恥って文化が日本にはあるのをねぎさんはご承知と思いましたが、違いましたかねえ。スト○ップだっていきなりスッポンポンでは出てこなかったような・・・・^O^
何を仰りたいのです?魔法使いさんのお話は解りにくいので苦労します(ーー;)。

ねぎ  ++.. 2006/02/26(日) 17:06 [2881]

 
皆さん、お久しぶりです。業務がやたら忙しく、ロム専でした。相変わらず、活発な議論ですネ。小生も参戦します。

今日は、昼インド料理屋に行きました。同じ文化圏から来られた方の歓迎昼食会でした。その方はベジタリアンでした。完璧なベジタリアンは、動物性のものはどのようなものでも一切口にしません。(牛乳は別なようです)彼等にとって、他の生命を食べることは、精神性が損なわれることのようです。精進料理は、まさしくベジタリアンの世界です。

彼等と同じ感覚にはなかなか行きませんが、命を大事にという場合、自己の命と他者の命の関係をどう認識するかに係っているような気がします。自己中心的であれば、他者の命は軽くなりそうです。

従って、命を時間軸でいうなら、過去から未来への流れの中での自己、空間軸でいうなら、社会の繋がりの中での自己をどう認識するかが問題のような気がします。

時間軸で言えば、自己がここにあるのは途中で途絶えなかったからであるし、空間軸でいえば、今お互いに支えあっているからでしょう。

人以外の生物はといえば、これも同様でしょうから、そのなかで他者への感謝が必要と考えます。

YOSHI  ++.. 2006/02/26(日) 18:50 [2882]

 
命に重み付けがあるということなら、一番大切なのは自分の命で、すぐ隣の命は当然ながらそれより軽いということになる。その考えに支配されるなら、自分の存在がなくなるとき、他者はまったく何の意味もないことになるが、ねぎさんにとっては、そういうことなのかな?

 わたしは棚田のオタマを見ていると、自分という存在とは何のかかわりもなく命がそこに存在し続けていくことを感じます。飼育ではありません、生命は人が飼育しようとしまいと、何のかかわりもなく存在し続けます。

飼育するのは人間の都合であって、飼育は彼らの生存の必須条件ではありませんから、そこから命の大切さなど学びようもありません。育てた動物を殺して食べるという教育もあるようですが、あれはいのちの尊さを知るというより、人間存在の不条理を知ることになるだけです。
 さて、皆さんに質問します。
「あなたは、どんな時命の尊さを感じましたか?」



 

魔法使い  ++.. 2006/02/26(日) 22:25 [2883]

 
> 命に重み付けがあるということなら、一番大切なのは自分の命で、すぐ隣の命は当然ながらそれより軽いということになる。その考えに支配されるなら、自分の存在がなくなるとき、他者はまったく何の意味もないことになるが、ねぎさんにとっては、そういうことなのかな?
>
そんなこと言ってませんよ。よく読んでくださいよ('A`)
私のレスをどのように読めばそのような解釈になるんですか。縦読みしたの?

追伸
魔法使いさんは,人間の命とおたまじゃくの命は等価であると考えているのですか?

ねぎ  ++.. 2006/02/26(日) 23:17 [2884]

 
「魔法使いさんは,人間の命とおたまじゃくの命は等価であると考えているのですか?」
自分という存在を無にしてみたら、生命に軽重は無いでしょうね。
 命はそれ単独では存在できないので、生命と環境という風に考えてみると、
@生命は最適環境というものを持っています。まずはそうした関係を理解すること、たくさんその事例を見聞きすること。
A次に地球が生命体を乗せて宇宙空間を飛んでいる箱舟であることを頭の中で描くこと
B他の惑星は硫酸の海であったり、氷の大気であったり、生命の存在しない惑星であることを、想像すること。
Cもう一度地球に戻り、生命体が存在し、それが生まれては消えていくことを繰り返していることを想像すること。
D朝な夕なに太陽が昇り沈む姿を眺めること
E想像力が不足していると感じる人は、手塚治虫の火の鳥を読んでみること。
そうすると、命は等価であることが、理解できると思いますが、いかがですか?
 オウム真理教=命は等価??本当ですか??
命は大事だよってそんなことが、簡単に伝えられますか??ひょっとすると命の大切さを感じるのは死ぬときかもしれませんよ。つまり、御陀仏になるとき・・・です。

魔法使い  ++.. 2006/02/27(月) 09:08 [2885]

 
 しかし・・・・「命の尊さ」などと自明のことが人の口に登ったのは何時ごろからだろう。
 明日の糧を求めて懸命に生きていた時代には自明のこととして論議の対象にもならなかったような気がするが。
 「命は尊い」当たり前ではありませんか。自らの命を養うために他の命を奪う。これも食物連鎖の理で仕方がないではありませんか。
 ただ、無益な殺生はしない、生き替わり、死に替わりして輪廻転生を繰り返す、それが生物の宿命ではないだろうか。
 授けられた命を精一杯に生き、精一杯に死んでいく。それ以外になにがあるのだろうか。愚鈍な小生には分からぬが。

アル中技術士  ++.. 2006/02/27(月) 16:52 [2889]

 
ねぎさん、アル中技術士さん、Shimaさん、YOSHIさん、お久しぶり。グリッドさんこんにちは。

前にも書きました。
坊主の、法事の時の説教です。
「人は生けとして生けるものの、生命をいただきながら生きています。
たとえ、米粒一つでも、この世に生まれた生命です。
ものを食す時は、そのことを思い、感謝することが大事です。」

「また、人が生活するためには、ハエや蚊も殺さねばなりません。
仏教では、人の命も、ハエ、蚊の命も、命には変わりありません、と教えています。
ですから、殺さざるを得ないときは、成仏しておくれ。と、手を合わせ、命をいただくということを、常に忘れてはなりません。」
というような事を言っていました。

私は、上記と対極に位置する、愚かな人間です。
タイやヒラメの活けづくりなんぞ大好物です。(ただ、金がないので、サンマ、イワシを食べているに過ぎません。)
メシを食うときは、メシの事しか頭にはなく、感謝の念など忘れてしまいます。

そんな私でも、厳粛になり生命について考える時があります。
最初のスレのような現実を学ぶ時です。
広島、長崎で、事実を学んだ時です。

今、生かされているという、感謝の念を忘れ無いようにしたいものです。

魔法使いさん、しゃれた事を書いたのは納言ちゃんでしたか。思いだしました。
執筆動機は、やはり原稿料が目的では無いでしょうか。
昔は、カワイイということを美しい(愛らしい)というような意味で使っていた、と習いました。

雑魚  ++.. 2006/02/27(月) 20:04 [2890]

 
雑魚さん。こんばんはこのスレもだいぶ長くなってきましたが、私もついでに一言述べさせてもらいます。
 命の尊さをコメントする知識を持ち合わせていません。しかし、我々人間は何のために生きるのか、たまには考える事はあります。やはり
@命が尽きるまで生きる
A出来るなら楽しい人生であって欲しい。
Bそのためには、生きる限りは何かのためになりたい。
B我々土木技術者は、世のため人のため子孫のため、少しでもいい社会を後世に残したい。
Cいや、楽しむため、遊ぶために仕事をする。
D家族のためにもしっかり生きる。
Eそして、私は可能なら、もう少し年をとって歩きながら死にたい。
つまらぬ御託を並べました。失礼

Shima  ++.. 2006/02/27(月) 23:29 [2892]

 
> Eそして、私は可能なら、もう少し年をとって歩きながら死にたい。
>
 ぅーむ、「歩きながら死にたい」ですか・・・・
 そうですなぁ・・・その言や良し。全く共感します。
 歩き疲れて、木の根元に腰を下ろして、ウツラウツラとしている内に息が絶える。小生が理想とする生の終わり方です。
 

アル中技術士  ++.. 2006/02/28(火) 08:44 [2893]

 
「命の尊さ」というような抽象概念を交通整理なしに議論すれば,好き勝手な方向に拡散して収拾がつかないことになってしまいます。私は人の命に限定して書いています。簡単に殺人が行われる状態を,命の尊さが蔑ろにされている状態ととらえて議論しているつもりです。今回もその観点から発言します。

>そうすると、命は等価であることが、理解できると思いますが、いかがですか?(魔法使いさん)

この考えは危険です。凶悪犯罪抑止にはむしろ逆効果であると思います。なぜならば,人命軽視につながるからです。尊い,重い,軽いなどの言葉は,比較の対象がなければ意味を持ちません。蛙の命が軽いという場合,人間と比較して軽いのであって,ミジンコと比べれば重いのかもしれません。1kgの物体を重いと感じるのは500gの物体があるからです。1kgの物体しかなければ只の質量1kgです。おたまじゃくしと人間の命の重さが等価であるということは,人の命の重さがおたまじゃくしなみに軽くなったのと同じことです。極端な事例がオウム真理教の犯罪です。彼らにはゴキブリは殺せませんが人は簡単に殺すことができます。彼らにとっては,ゴキブリの命の方が人の命よりも重いのでしょう。

>「命は尊い」当たり前ではありませんか。自らの命を養うために他の命を奪う。これも食物連鎖の理で仕方がないではありませんか。(アル中技術士さん)

祖母は極端な偏食家で肉や魚は食べませんでした(卵も牛乳もだめ)が93歳の長寿を全うしました。植物性蛋白質だけでも大丈夫です。
アル中技術士さんも今日からでもこんな食事(↓)を始めてみてはいかがです?
http://www.h5.dion.ne.jp/~no-rico/sanzen/meal.html 永平寺の食事(献立)

ねぎ  ++.. 2006/02/28(火) 09:24 [2894]

 
> 祖母は極端な偏食家で肉や魚は食べませんでした(卵も牛乳もだめ)が93歳の長寿を全うしました。植物性蛋白質だけでも大丈夫です。
> アル中技術士さんも今日からでもこんな食事(↓)を始めてみてはいかがです?

ねぎさん、貴重なご教示を頂きましてありがとうございます。
だが小生は御貴殿のご教示を活かすには、いかにも凡夫であります。
 売り残りの魚肉を喰らって体力を付け、苛酷な業務をこなして生活費を稼いで家族を養うことが現世における我が勤めであります。
 誠に罪深い我が身であります。しかし、来世は必ず豚か魚か或いはプランクトンに生まれ変わって恩を受けた他の生物の食に我が身を供したいと願っております。
 歩き疲れて、人知れぬ山中で咲く山桜の根元に腰を下ろしてそのまま息が絶える。葬られず、動物や虫の餌になり彼らの命を支える一助になれば幸いであると考えます。合掌。

アル中技術士  ++.. 2006/02/28(火) 10:24 [2895]

 
こんな道具で遺骨を粉末状にすりつぶし、海に散骨してもらえば、すぐプランクトンが食べてくれます。プランクトンは魚が食べますので、簡単に輪廻の循環に入っていきます。望むかどうかは別ですが・・・。

魔法使い  ++.. 2006/02/28(火) 11:07 [2896]

 
命について何かを発言するときには真面目な気持ちになります。いい加減なことは言えないぞと身構えてしまいます。それに結構疲れます。
輪廻転生って本当にあるの?と訊くのはどうせ野暮なんでしょ。だからこの辺が潮時かなと思います。あと続きをどうぞ。

ねぎ  ++.. 2006/02/28(火) 12:19 [2897]

 
情報提供です。
またまた「美味しんぼ」からですが、
真っ暗な部屋で発芽した植物(蔦みたいな植物だったと思います)を植えて、少しだけ光が差すようにしておくと、植物はその光のほうに伸びていき、ついには外に出る。
山岡はこの映像を見せて、「これを見ても植物に命が無いなんていう人がいたらあまりにも想像力がなさすぎる」と・・・

植物にも命があることを認識した次第です。

以上、情報提供でした。

グリッド  ++.. 2006/02/28(火) 19:53 [2898]

 
私も子供の頃、ずいぶん残酷なことをしました。特に蛙には。
その体験が、命の尊さを身をもって知ることになったか?と言われると・・・・???です。よくわかりません。
ペットならともかく、見た目が「可愛い」など感情移入できる動物以外に、異種の動物に感情を突き動かされるのは、けっこうむずかしいのかもしれませんね。
でも、命の重い軽いを比較するという発想は、ちょっと驚きでした。命は命で、なんか物質的尺度で測るもんじゃないと思ってたので・・・・ちょっと新鮮でした。^^;

「命を軽く考える風潮」って確かにあるのかもしれませんが、「自分」をあまり大切にしていないようにも思えます。
よく「一度きりの人生、後悔のないように」なんて言いながら、けっこうムダに人生を過ごしているようにも。
小中高いずれのPTAもやってきましたが、自我が根付いてくる中学生でも、自分を大切にしているかというと、そんなことよりも皆と歩調を合わせることに汲々としているようにも思います。
社会人になればなおさらで、人生限られていますし、体も衰えていきますし、そんな中で言われた仕事だけをただこなして、自分を磨いたり鍛えたりはせず、愚痴ばっかり・・・・なんてのは、人生がもったいないなーと、まあこれはいらぬおせっかいですが、思ってしまいます。私も人のこと言えた義理じゃないですが。

そんなことは置いといて、魔法使いさん、これから春になって水がぬるんでくると、田んぼやわんどなどの水の中は賑やかになりますね。代掻きはいつからですか?

APEC  ++.. 2006/03/01(水) 00:20 [2899]

 
去年は6月4日でした。今年は2ヶ月ぐらい早くなると思います。8月には収穫です。
 代かきはちょっと悩ましい問題がありまして、去年もトラクターでへびを何匹か、切り刻みました。棚田で冬眠中のヘビやらカエルやらイモリやらドジョウやら、みんなトラクターの回転歯で切り刻むのかと思うとちょっと気が重いのです。
 何か妙案があったら教えてください。

魔法使い  ++.. 2006/03/01(水) 01:38 [2900]

 
>でも、命の重い軽いを比較するという発想は、ちょっと驚きでした。命は命で、なんか物質的尺度で測るもんじゃないと思ってたので・・・・ちょっと新鮮でした。^^;

やめようと思っていたのですが,命を物のように考えていると解釈されるのは悔しいので少し補足します。
私が命の比較をしたのは凶悪犯罪抑止の観点です。
幼い命が簡単に奪われるのを防ぐには,人間の命はおたまじゃくしよりも重いことを徹底させる必要がある,おたまじゃくしを殺すように人を殺してはならない,ということです。ゴールは魔法使いさんと同じだけれどもアプローチが違うということを強調したかったわけです。
「命は命」はそのとおりだと思います。私は,3方向を山に囲まれた動物園と植物園を合体したようなところに生まれいろんな生き物に接して育ったので,人間以外の生き物の命の大切さは十分承知しているつもりです。昔の農家では牛を飼っていました。農耕目的と畜産目的です。小牛を売るとき,馬喰が小牛をひきずって行くとき,どんなにむごいか…,これを言うと長くなるのでやめます。要は,「命の軽重」は命一般論で論じているのではなく,凶悪犯罪防止目的に限定しているということをご理解ください。

ねぎ  ++.. 2006/03/01(水) 09:56 [2903]

 
ねぎさん、よく理解できました。私の読み方が足りなかったようですね。すいませんでした。

魔法使いさん、代掻きを6月ですか?高知ともなると違うんだなぁ・・・・(二期作もできたんでしたっけ?)
こちらでは、3月中旬あたりから徐々に畝起こし、4月に代掻き、GWに田植えというパターンのようです。
「ヘビやらカエルやらイモリやらドジョウやら」って、そんなに冬眠してます?もしかするとけっこう草ボーボーだったり?冬季も水張りできると小動物は来ないと思いますが、無理かなぁ・・・・(なんて、田んぼ持ってない私が言っても説得力ないですね^^;)

APEC  ++.. 2006/03/01(水) 12:49 [2906]

 
ねぎさんはいつもまじめですね。
全然誤解なんてしていませんよ。
そんなおかしな事を書いていると思わないし。

魔法使いさんとホンノ少し観点が違うだけじゃないですか。

また、どこかで出てきてください。
直ちに、かつ頻繁に。
お願いします。

雑魚  ++.. 2006/03/01(水) 21:26 [2907]

 
いやいやAPECさん、少々読み違えたようですね。
昨年は棚田再生事業の初年度で、5年間放棄された棚田(雑草地)を開墾しました。
5月中旬に荒叩き、6月4・5日に代掻き、6月10日に種籾蒔き(田植えではない)を行いました。
最初の荒叩き時には、草地生態系が生成されていたのですが、ヘビ、カンタロウミミズといった比較的大型の生物をトラクターの刃で分断してしまいました。
その後は無論、湿地生態系へと変化したのですが、農耕文化を維持する上で、全ての生物を保全するのは難しいと思います。

今年は、4月の代掻き、田植えを考えています。
魔法使いさんの言われる悩ましい問題とは、冬期も湛水し、湿地生態系を維持してきた田んぼをトラクターで代掻きするかどうかです。
私は水田も不耕期農法でできないかを提案していますが、どなたか良いアイデアをお持ちの方はご教授ください。

なお、高知県では20年くらい前までは二期作も行われておりましたが、役の割りに収益も上がらず、ほとんどの農家では一期作です。

農作業技能士ことTったん [URL]  ++.. 2006/03/02(木) 13:01 [2909]

 
> ねぎさんはいつもまじめですね。
> 全然誤解なんてしていませんよ。
> そんなおかしな事を書いていると思わないし。
> 魔法使いさんとホンノ少し観点が違うだけじゃないですか。
>
 そうですね、小生も雑魚クンに同感ですね。
 ねぎさんと魔法使いさんのご意見は常に傾聴させて頂いております。
 行間から、お二人の真摯な思いが伝わってきます。
これからもご活躍なさることを期待しています。

アル中技術士  ++.. 2006/03/02(木) 16:15 [2910]





 建設コンサルタントの現状 
現在、建設業全体が不況で人が余っていると言われ、建設コンサルタントも受注額が落ち込んでいる今日この頃、建設コンサルタントで働いている皆さんは、どのような状況なのでしょうか?
私も過酷な労働条件、安い給料の中、悪戦苦闘しております。技術士になっても、この状態は増していくばかりで、先の見えない状況です。(自分の人生)
先月、また、若い優秀な技術者が退職していきました。
残業の合間、こおろぎさんのプログを読んだところ、同じようなことが書いてありました。
皆さんの周りはどのような状況なのでしょうか?
教えていただければ幸いです。

 
なるなる  ++.. 2006/02/22(水) 19:30 [2863]

 
私のところも傾きがひどくなりました。
地滑りが止まりません。

雑魚  ++.. 2006/02/22(水) 20:31 [2865]

 
 財務省は今後数年間をかけ、更なる公共事業の削減を行い、GDPに占める公共事業費を1%に削減したいといっているようです。それが欧米標準ということらしい。
 一方、愛媛県の建設業者にアンケートしたところ、受注額は軒並み減少しているが、新たな事業への進出はまったく考えていない業者が、70%以上を占めているとのことです。
 記事の続きでは、企業努力のない業者は早晩、市場からの退場を余儀なくされるだろうとのことです。
 最大の問題は公共事業というぬるま湯にどっぷりつかってきた関係者に、危機意識があるかどうかです。
  一時、ユデガエル論がこの掲示板をにぎわしましたが、このまま行けば、業界の中で釜ゆでになって、役立たずになるカエル経営者が続出するのではないでしょうか?
 会社をつぶした経営者ほど役立たずはありません。金がないどころか知恵もないことが証明されてしまうのですから・・・。
 ですから、私は最近、技術士に合格することだけを当面の目標とせず、何のために技術士をめざすのか、技術士になった後、いかなる人生を目指すのか、を真剣に考える技術者と一緒に、勉強していきたいと考えるようになりました。
 護送船団などないことは百も承知なのに、泥舟に乗り続ければいずれは海に投げ出されます。その時、泳ぐ訓練ができていなければ、おぼれることになります。溺れないための知恵は、各自が身につけていく以外にはありません。それが、・・・職業選択の自由ということでしょう。 

魔法使い  ++.. 2006/02/23(木) 18:24 [2866]

 
はなしを最初に戻してしまいますが、道路とか河川とか各部門の現状を知りたいですね。
あまり前向きな話ではないですが、こんなひどい発注者がいて大赤字の物件が生じているとか?

オットマン  ++.. 2006/02/25(土) 17:32 [2877]

 
災害査定はひどい状態ですね。
用意した資料は,ほとんど目を通してもらえず,現場だけ見て「はい,原形復旧。法面はコンクリート吹付。」です。
なんのために,調査・設計したんだか..........
トホホ.............

ふぉまる  ++.. 2006/02/25(土) 19:02 [2879]

 
道路部門です。とにかく冷遇されています。不満(いや怒りさえ感じます)を箇条下記します。
1.とにかく歩掛りに距離補正がないので、1km未満、やることは同じ、はつらい。
2.道路設計の歩掛りに歩道の補正がありますが、市街地では各宅地とのすりつけ、調整がかなり多いので実態とあっていません。
3.仕様書の「施工計画を考慮した数量の算出」の一文により、工事予算と土地買収に合わせた、こま切れの図面の作成と数量の算出。
(これって歩掛りに含まれてな〜い and 契約工期を大幅超過)
4.挙句の果て、当たり前のように「工事が終了するまで報告書は受けとりません、工事が終わるまで付き合ってください。」との発注者の言葉。
  契約範囲を設計できないのでは、契約工期内に条件提示ができない発注者側なのに(事情は分かりますが)
5.要望とおり付き合いますが、その人件費はだれが負担?(これって利益強要じゃない。予算・土地買収の進捗に合わせて図面修正・数量算出で、何年も付き合わせるなんて)
6.望むことは、実態にあった歩掛りの改正。理不尽な発注形態の改正です。
7.個人的感情:習得した技術で社会貢献したいのに、実態は「技術者を生かさず殺さず」のウケマケ契約。(これでは次世代の技術者は育ちません)

ユウヘイ  ++.. 2006/02/26(日) 03:29 [2880]

 
ユウヘイ殿が申されるような
アル中技術士  ++.. 2006/02/27(月) 10:38 [2886]

 
 ユウヘイ殿が申されるようなことは、全国の発注者が当たり前のように行っています。三十数年間、少しも改善されておりません、それどころか年々悪くなっているようです。
 何故なのだろう。その理由として、
 @発注者が限定されている。
 A業者の数が需要に比べて多すぎ、過当競争になっている。
 B一部の建設コンサルタントの経営者がコンサルタント業務の実態を知らないため、毅然とした経営姿勢を採ることが出来ず、発注者にへつらうことが経営だと考えている。
 C建設コンサルタント協会が、協会としてコンサルタント会社の経営実態、技術者の勤務実体を把握し改善しようとする努力を怠ってきた。
 等々が考えられます。
 が・・・・最大の原因は、設計技術者があまりに責任感が強すぎて、無給の残業で発注者の要求をこなしてしまうことにあると考えています。
 「人件費はタダである」、この甘えが経営者にないだろうか。タダの人件費で発注者にサービスをして、次の受注に結びつける、このような発想を経営者に与えた技術者にも一端の責任があるのではないだろうか。
 「働いた分の賃金は貰う」という毅然とした姿勢が、今技術者に求められている。


アル中技術士  ++.. 2006/02/27(月) 10:53 [2887]

 
なお申し上げれば、サービス業務を要求する発注者側の技術者には全く悪気はないように思えます。
 なぜなら、彼らも建コン技術者の勤務状態を知りませんし、建コンが倒産したという話もあまり耳にしていないからです。
 月に百数十時間もサービス残業していれば倒産する訳がありません。
 世界のトヨタでも、カローラの値段でセルシオを販売しようとすれば倒産してしまうでしょうけど。
 建設コンサルタントという業界は全く不思議な業界です。

アル中技術士  ++.. 2006/02/27(月) 11:13 [2888]

 
アル中技術士さんこんばんは。
 御指摘の内容はいちいち同感です。何で変わらないのでしょうか。変わらないと生き延びる事が出来ないのは自明ですね。
 建設コンサルタントは50年くらいの歴史ですかね。
ひょっとしてその前にも設計事務所とか名前があったかもしれません。わが国のインフラ整備が加速された時代、需要の増加とともに、現在のいろんな職種に分かれその数が増えました。いっぱ一からげの話へ出来ませんが、大半の今の建設コンサルタントは、この不景気に変わらず、変化していない様に思います。現状は生活が掛かっている。急は止められない、リストラされた方も、残っている人もやめたら食えなくなる。予定価格の半額以下の低入札で当面つないでいるような、技術の安売りが当たり前になっています。これでは続きません。
 需給バランスは自然淘汰しかないのでしょか?
発注者の契約以上の要求も続いているのでしょうか?
 これはやはりコンサルタント協会のせいでしょうか?
自分達コンサルタント会社の自己責任ですね。経営方針も仕事も時代とともに変化が必要であるのに現在を守る事ばかりに力を入れているように思います。

Shima  ++.. 2006/02/27(月) 23:02 [2891]





 個人情報 
皆さん一緒に考えましょう
***の***より、例年、技術士の筆記試験の合格者リストが漏れており、関係者は非常に迷惑をしております。
皆さんの都道府県では、技術士2次試験合格者リストは漏れていますか?

私はこの問題の解決のため、日本技術士会に***より合格者リストを送ってもらった技術士の所属会社名、技術士名を送付し、内部調査を依頼しました。

送付した本人の処罰とともに、このようなことが起きないよな対処を日本技術士会にもとめます。

※管理人より※
固有名詞が書かれており、法に触れる可能性があると判断したので、マスクあるいは一部を修正しました。

 
道産子  ++.. 2006/01/08(日) 00:32 [2816]

 
2001年に受験しました。
筆記試験後に面接対策のダイレクトメールが業者から送られてきました。
試験直前に引越しをしており試験の準備で忙しく知人にもあまり転居先を知らせていない状態だったので、私の住所と技術士受験を結びつける情報は技術士会しかないと確信しています。
つまりリスト漏洩があったことと確信をしております。
技術士には守秘義務があるのですが技術士会にはないでしょうね。

茶畑  ++.. 2006/02/10(金) 21:44 [2859]

 

> 技術士には守秘義務があるのですが技術士会にはないでしょうね。

技術士会を構成するメンバー全員が技術士なのでしょうか?

黒馬  ++.. 2006/02/13(月) 08:51 [2860]





 技術士試験合格発表 
今日は、技術士第二次試験の最終合格発表です。
多くの方から嬉しいメールや掲示板への書き込みを頂戴し、喜びの中に、「これからもがんばるぞ!」という意気込みが感じられ、私自身も大変嬉しくなっています。
長い(まだ過去形ではない?)不況、企業のリノベーションの遅れ、そして橋梁談合、姉歯問題に続いて防衛施設庁談合と、厳しい状況であることには変わりありませんが、技術士試験を乗り越え、資格を手にして、希望とやる気に満ちたパワーを見ていると、こちらも元気になります。
がんばって行きましょう。

 
APEC  ++.. 2006/02/10(金) 08:46 [2858]





 紀子さまご懐妊 
久々の明るいニュースですね。
皇室典範がどうのこうのとかまびすしかったというか、何か様々な思惑が透けて見えて興ざめだったのですが、このニュースは「おめでとう」と思いました。
こうしてみると、やはり皇室というのはユニークな存在であり、「日本らしい」ともいえるものですね。

 
APEC  ++.. 2006/02/08(水) 23:37 [2856]





 瀕死のライブドア 
ライブドアがいよいよ断末魔のようですが、ここまで見事に「泥舟から逃げる」人々を見せられると、ちょっと呆れもします。
泥舟から逃げるのはまあ理解できるとしても、「負け犬を叩く」ようなマスコミ攻勢もすごいなあと思います。
なぜライブドアはここまで叩かれ、見捨てられるのでしょうか。

自分達の物差しがはるかに及ばない新時代の牽引車たちへの、古い時代の人間の嫉妬?
拝金主義への憤り?
2ちゃんねるではないけれど、「祭り」?
それとも・・・・?

平成大不況の中で育った世代にとって、ホリエモンはジャパニーズ・ドリームだったのかもしれませんし、腐りかけた価値観を片っ端からやっつける力道山のようなヒーローだったのかもしれません。
雪が融ける頃にはライブドアもなくなっている可能性が高いようですが、ライブドアはそれなりの功績があったのは確かだと思います。

 
APEC  ++.. 2006/01/22(日) 19:31 [2825]

 
彼ら(ライブドアグループ)は何も「モノ」を作り出していない、というコメントを何回か聞きました。
「モノづくり」をやらないとだめなのか、私はそうは思っていません。
ライブドアは新しい企業のスタイルをつくりつつあるのではないでしょうか。
現行法令に違反している事が事実であるならば、それは許されるものではありません。
だけど、かつてオマリー監督候補(?)が言っていたように、「扉を開けたのはライブドアだ」。私はこの点については高く評価します。
「禁じ手」を使ってきたことに対しても、欧米的な考え方からすれば、とくにビジネス道にもとると言われることもないのではないでしょうか。
ただ、堀江社長はこういう時こそ姿を現してほしかったと残念です。
誤解を承知で申し上げますと、建設業界にもこういう人材が次々と出てきてほしい、切に願います。

おーりとーり  ++.. 2006/01/23(月) 15:50 [2826]

 
ライブドアは買収の対象になりそうですね。また経営陣も変わりました。資産価値のあるグループ企業も多いので、落ち着くところに落ち着きそうな兆しも見えてきました。
一方、堀江氏は起訴されるでしょうから、釈放されても被告人ですし、今回の株価暴落の責任もあるので、もう復帰はムリでしょうね。春が訪れるころには「過去の人」になっていることでしょう。

でも、「功罪」という言葉があるように、「功」も大きいものがあると思います。今回のことで、全てを切り捨てていいかというと、やはり「切り込み隊長」的な役割は評価されていいのではないかと。
おーりとーりさんのおっしゃる通り、建設業界を力ずくででも改革してくれる人材が出てくれば、それはいいですよね。血もたくさん流れるでしょうし、大きな賭けにもなるでしょうが、閉塞状態を打ち破って生まれ変わるということも必要だと思います。

APEC  ++.. 2006/01/24(火) 23:58 [2829]

 
掲示板様式ー1のタイトルが変わったのですね。
様式−1には大変お世話になりました。APECさん管理有難うございます。

 さて、ライブドアですが、ホリエモンはこの危機管理にどの様に対処するのでしょうか。最高の弁護団を組む、黒でも出来る限り灰色に近づける。周りが認めても本人だけが否認している。(不正と認めていない)
 これだけ一人勝ちを繰り返してくると、世間の応援はない。誰しもがもう復活はありえない。と思っているでしょう。しかし私個人は、この危機を乗り越えて、少なくともライブドアがなくならないで、乗り切ったドラマを見たい気がします。
 多分駄目元で時間をかけ何かを考えてくるでしょう。
下がった株を買う人がどれだけ出てくるか?これがキーのように思います。私は買いませんが。

Shima  ++.. 2006/01/25(水) 08:15 [2830]

 
会社としての生き残りの方向性は予想できるようになってきたかなと思います。
子会社の切り売りで資金をつなぎながら、社名を変えてイメージを一新し、本社はポータルサイトほかのIT企業としてやっていく・・・・みたいな感じかな。なにせ私もブログはライブドアなので、なくなるとちょっと困るので。^^;

ホリエモンは、腹心・宮内氏がどんどんゲロしているようで、会社からも経営批判され、完全に孤立していっていますね。もう事業家として表舞台に立つこともないのでしょうから、残る世間の関心は、「時代の寵児が罪人として堕ちていくのを眺めて面白がる」というようなスタンスでしょうかね。マスコミには美味しいネタでしょうが・・・・
逆に言うと、ここから蘇ったらすごいですね。これまでの常識では考えられないことで、もしそうなったら、改めて「世の中変わったな」ということにもなるでしょうから、私としては蘇ってほしいような気がしますが(もちろん贖罪の後でですが)・・・・

APEC  ++.. 2006/01/25(水) 09:11 [2831]

 
 今の段階では、堀江氏及び側近のビジネスマンが逮捕されただけで有罪との判定がくだされた訳ではない。
 判決が確定するまでは無罪のはずであるが・・・・
 マスコミや一部の世間では、勝手に有罪の判決を下しているようであるが、全く見苦しいことである。
 水に溺れた犬を寄ってたかって竿で叩いているように見受けられる。
 まったく・・・・見苦しいことである。

アル中技術士  ++.. 2006/01/25(水) 16:01 [2832]

 
知識社会というものはサービス産業に分類されるようですが、知識サービスです。ですから、物を直接作らない場合もある。物との関係で言えば、作らせたり、くっつけたりといった過程を通じ、まったく新しい知識の価値を作り上げるということです。
 そのためにはM&Aは常識でしょう。
ただ、日本は一家主義や仲間意識で会社が構成されているので、前向きに合併が考えられない人が多いというだけのことです。
M&Aで相手先とジョイントすることにより、グループとしての付加価値を上げることは、アメリカ的ですが、悪い考えではありません。
 ただ、風評を利用し、自社に都合のよい情報操作をしたことはおそらく罪になるでしょう。
 堀江さんについては、この部分についての非はあるが、敗者復活できるような社会にしないと、いけません。才能は葬るのでなく、生かす必要があります。
 事件が一段落して、応援を求められれば、私なら、参加しますがねえ。笑
 

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2006/01/25(水) 21:23 [2834]

 
知識社会を目指すため、建設業界でM&Aをすることができるか?つまり敗者連合ではあまり意味がありません。
新しい企業理念に基づかねばなりません。
日技(コンサルタント)と夢魔?との話も、結局は新しい理念を作り上げられないのです。
 ほとんどの企業は現在の延長線上に未来の理念をつくろうとします。破壊的創造を恐れます。しかし、破壊的創造は前向きに取り組めば、リスクは低くなります。
 家族意識を脱却するかどうかでしょう。
いずれにしろ、建設業は構造不況です。前にも書いたように、建設産業は、まず国が東アジア戦略を立て、この戦略に沿って、各企業が戦術を練ればいいのです。この二方面作戦を行えば、建設産業は甦るだけでなく、東アジアの人々から末永く感謝されます。

魔法使い  ++.. 2006/01/25(水) 21:41 [2835]

 
国内的には、生活社会資本整備を中心にすることです。例えば、電線類の地中化に反対する国民はほとんどいないでしょう。防災公園、密集市街地の再開発など、やらねばならないことはいくらでもあります。
 出来ない原因は利権でしょう。これを打破することです。
 

魔法使い  ++.. 2006/01/25(水) 21:44 [2836]

 

きっこのブログの内容が本当ならば、堀江容疑者には同情できないでしょう

http://kikko.cocolog-nifty.com/kikko/

傍観者  ++.. 2006/01/29(日) 21:02 [2842]

 
気になることの一つに,TOBをしかける時の資金源がどこかということです。きっこブログその他に情報はありますか?
魔法使い  ++.. 2006/01/31(火) 11:48 [2848]

 
ニッポン放送にTOBをしかけたときの資金は外資系の投資会社が介在してましたが、結局はライブドア株の時価売却でえられた資金、資金源は株主ですね。
W  ++.. 2006/01/31(火) 16:15 [2849]

 
http://straydog.way-nifty.com/yamaokashunsuke/
はどうでしょう。回答にはなっていませんが。

傍観者  ++.. 2006/02/02(木) 01:34 [2853]

 
新経営陣によるホリエモンの「否定」、巨額の含み損を抱えるフジTVの支援模索など、再生(ただしホリエモン抜き)への光はなくはないですが、ライブ本体の粉飾等に絡む告発方針などもあって、また子会社のグループ離脱の動きなど、なかなか難しいようですね。

ライブが生き残る道は、本体の起訴などを逃れ、フジ支配のもとでの再生支援を受けるという以外にない気がしますが、そういうライブドア、「ホリエモンのいないライブドア」は、世間の支持を受けるのでしょうかね。
ただのIT企業では・・・・という気がします。

APEC  ++.. 2006/02/04(土) 12:00 [2854]





 無題 
先週金曜日だったか、高校1年の子供が母親を殺し、押入に遺体をかくして逃げた。
この事件を新聞は、3面記事で交通事故の記事と同じくらいのスペースで報じただけ。テレビも一言報じただけ。
ついに、少年による殺人事件も交通事故程度の記事扱いになったか。

大人達(新聞、評論家、教育者等)は、子供に商売抜きで教えることがあるだろうに!
@人を殺したら、違う世界へ行き、二度とこの世界に戻ることはできない。
例えば、「罪を償ったら暖かく世間は・・・」絶対迎え入れてくれない。
このことは、新聞社に殺人者はおろか、こそ泥でも迎えてはくれない事でも証明できる。ちなみに我社でも知らんぷりする。
A上記の事実により、人を殺したら、切腹するか、それができなければ命果てるまで相手の菩提を弔う、放浪の人生を送ることしか道はない。もちろん、年金どころではない。

つまり、「自己の欲望のため、あるいはカッとなって」はいいけれど、リセットして、普通の生活には戻れない。

大人は、このことを、評論という商売抜きで、真剣になって教える必要がある。


 
雑魚  ++.. 2006/01/30(月) 15:10 [2846]

 
> 先週金曜日だったか、高校1年の子供が母親を殺し、押入に遺体をかくして逃げた。
>
近頃は極悪非道な事件が日常茶飯事のように発生しているようですなぁ。そのせいか、最近は週刊誌も新聞もあまり熱心に読まなくなりました。
 子供達から眼の輝きが失われたのは何時からだったろうか。
 大人が子供を叱らなくなったのは、何時からだろうか。
 大人が愛のムチを子供に振るわなくなったのは、何時ごろからだったろうか。
 みっともないことをするな、悪いことは悪い、他人様に後ろ指を指されるようなことはするな。理由の無い施しは受けるな・・・・・
 そのような言葉が親から失われたのは、何時からだろうか。
 科学技術の進歩は、確かに国民生活を豊かにしたようであります。生活の豊かさ(小生は感じられませんが)と精神の豊かさは反比例してしまうのだろうか。
 
 母親の笑顔を見たさに、新聞配達に精を出す少年が今は幾人いるのだろう。小生も含めて普通の人は、生活の苦労を通じてしか自己を鍛えることが出来ないのかも知れぬ。
 豊かな社会が実現したために、人が鍛えられる場が失われてしまったのだろうか。
 「してはならぬことは、してはならぬ」、このことに理屈はない。それを自信を持って子供達に教える大人が居なくなった、ということだろうか。
 

アル中技術士  ++.. 2006/01/30(月) 16:21 [2847]

 
地方新聞に掲載されていた中学生女子の投稿記事、「「近頃、料理を食べる番組などでタレントが食事をするのをよく見かけるが、お箸の持ち方がおかしい。親はしつけしなかったのだろうか」と(この子の親はきちんと行儀作法を教えているんだろうなー...)。また、昼食をしていたとき、子供が変なお箸の使い方をしているなと思ってよく見ると隣の母親のお箸の使い方もデタラメだった」。とにかく、お箸の使い方、行儀作法ひとつ教えることができない親や大人が増え続ける限り、このような事件も増え続けるでしょう。皆さん、きちんとしたお箸の使い方を教えましょう!「地震・雷・火事」の次に怖い親父になりましょう!悪ガキをしかりましょう!ついでに躾けのできていない親もしかりましょう!
ダメ親父  ++.. 2006/01/31(火) 20:49 [2850]

 
●少年の殺人事件の新聞報道
@家庭が貧乏だった。あるいは、裕福だった。
A家庭が放任主義、あるいは厳しすぎた。
いよいよ言うことが無くなり、B心の闇。心の闇とはいったいなんなんだ。
●学校の教師
@○○君が何時少年院から出てきてもいいように机の上に花を飾っています。
●人権屋
@社会が悪いのであって、純真な少年は何も悪くはない。
一刻も早く、罪を償って、・・・(ありとあらゆる言い訳言葉)・・・社会に復帰してほしい。
●上記を受けた、殺人者の反省の言葉、
彼女と一緒になり、○○君(被害者)の分まで幸せになり、○○君の分まで長生きして、罪を償いたい。

若者よ、上記のような、話の分かる、冷酷な大人達を信ずるな。

どんな理由があろうとも殺人だけは償えない。リセットして、普通の生活には戻れない
これを言ってくれる大人を信用せよ。
こそ泥も、バイク泥ももちろんいけない。

雑魚  ++.. 2006/02/01(水) 18:30 [2852]





 民主党はアホの集まりだ。 
「床屋談義」で政治の話と違います。
民主党は、政権を担う気は全くないな。
理由
@過日の、衆院選の岡田代表の第一声は、「小泉は遺憾」だった。
A今回、ホリエモン騒動で、これはいいネタが転がり込んだと、自民党をつつくことしか脳がない。
つまり、民主党は、上記のような事が対立軸を明確にする。すなわち、政策と勘違いしている。これでは、民主党に投票することができない。
対立軸を明確にすると言うことは、自民があげた政策に対して、我が党はそれ以上の案を持っている。ということを示さなければならない。
それを、週刊誌の、小泉は学生時代友人が少なかった云々、なんて記事を読みすぎたんだろうが、その延長を政策と思っている。
旧社会党と同じで、アホだ。

 
雑魚  ++.. 2006/01/27(金) 21:08 [2837]

 
人をけなすしかできないのは嫌じゃno−
自分が恥を書いていることが理解できないのかno−
この掲示板も質が落ちたものじゃno−
前向きな人がおらんようになってしもうたno−

茶々丸和尚  ++.. 2006/01/27(金) 23:25 [2838]

 
確かに、民主党にはうんざりしています。
あの、ユニオンショップを悪用しまくっている。日本は民主主義のはず。連合さん、それでいいのかね?

ハングリー  ++.. 2006/01/28(土) 00:17 [2839]

 
おれっちは、飯場暮らしでインターネットが一番の楽しみだ。
ここも、勉強してから書け、素人くさい意見を書くなとか怒る先生方もいた。
こんどは仕切る先生がでてきた。この板もおわりだな。
自分の書き込みが一番人をけなしている認識ができないものかノウ。

土工  ++.. 2006/01/28(土) 22:29 [2840]

 
最近、確かにスレの内容が変化してきましたね。
みんな、何かためになる情報はないか?みんなどんな考えを持っておられるのだろう?自分も言いたいことは書き込もう。技術士や業務を取り巻く社会情勢、随分このスレから学びました。
 私は批判でも文句でも、何でもいいと思います。個人批判でなければ、遠い世界にいるタレントや政治家、政党は許されると思います。
 私も持ち合わせていませんが、為になる議論が一番いいのですが、これも難しくなると面白みが無くなるし、このバランスが大切ですね。
評論家でした。

Shima  ++.. 2006/01/29(日) 08:07 [2841]

 
政党、政治家に苦情を呈するのは有権者の義務でしょうう。それにより、政治屋の議論が少しでもまともになれば良いことではないですか。
現在の、政治の惨状は、自民憎しの新聞が何でもいいと野党を甘やかした結果でしょう。

茶々丸和尚氏のごとく、個人を特定してけなしているいる訳ではないので、人をけなすこととは全然意味がちがうとおもいますが。

ヤジウマ  ++.. 2006/01/29(日) 21:34 [2843]

 
民主党はともかく、政府・自民党は変わりましたね。
次々と打ち出される改革は、土木建設業界を大きく変えようとしています。景気が本当に回復しているとしても、大不況突入前のように戻ることは決してないでしょう。そのことをどれだけ認識しているかが、今後の企業の生き残りのポイントのひとつだと思います。
同時に価値観も大きく変わりました。先週末の東横イン社長の会見は、ある意味時代の象徴かもしれませんね。
話がそれました。ごめんなさい。

APEC  ++.. 2006/01/29(日) 22:02 [2844]

 
私もついでに話をそらしますが、バブルを経験した我々は仮に株がまた上昇しても、土地神話、株が右肩上がりに上がり続ける、そんなことはない。この歴史を若い人たちに伝えたいですね。ライブドアの件でも海外ではこのくらいのことは儲ける一つの手法ですね。日本は型にはめる事が好きですね。ちょっと変わった事で、ある特定の企業が勝ち続けると、受け入れられない。勿論、自分が儲けるために虚偽の経営状態改ざんを良いと言っているわけでなく、時代とともに指摘の仕方が変わってくるのは事実です。
 振り子は振れ過ぎると戻す。だけだと思います。
ちょっとまとまらなかったですね。酔っ払いの話です。

Shima  ++.. 2006/01/29(日) 22:33 [2845]

 
マスコミのあり方というのも、最近考えさせられます。国民がニュースに踊らされている、と感じたりしますから。
あるTV番組では、以下を自民党攻撃の3点セットというらしい。
・設計偽装
・ライブドア関連
・米国産牛肉
特に、米国産牛肉問題については、「民主党としては久々のクリーンヒット」だということだ。
私としては、既に被害者が存在し、今後も被害者が出る可能性のある「石綿問題」が忘れ去られていることに憤りを感じている。なぜこれを誰も突付かないのか?
実は民主党としても、石綿問題について自民党を攻撃できない「古傷」をもっている。政府の無作為を攻撃することは、自爆に繋がるからだ。そう思いながら国会中継を見ていると、民主党がいくら一生懸命質問していても「茶番」にしか写らないんだけどねー。
国会中継もなかなか面白い。吉本興業といい勝負なんじゃないか?

これを誹謗中傷とみなすか否か、見た人の自由である。私は一応、連合傘下のJAMの構成組合の執行委員を務めたことがある。その上での民主党に対する私の感想である。自由を認めたくない人も世には多いようで、困ったものだと思っている。

ハングリー  ++.. 2006/02/01(水) 00:16 [2851]





 ネクストソサエティ 
「いかにして、雇用と所得を確保しつつ転換期に不可欠な労働力市場の流動性を確保するか」というテーマについて、「ネクストソサエティ」というタイトルでP.Fドラッガーが持論を展開しています.
 どちらかもしくはどこかを我慢するという話は簡単ですが、それでは社会が崩壊します.
 日本では経済至上主義だが重要なのは社会であるとも述べています。
 さて、先のテーマに帰って、雇用と所得+労働市場の流動性というテーマに沿って、技術士はどのように対応していくのか、皆さんの身の処し方を含めて、ご意見を伺いたいと思います.
 私はかねてから、複数職業を選択すべく苦闘してきました.二年目に入りこれが一気に実現しそうな勢いです.「もうかりまっか?」と聞かれれば「あきまへんなあ」と答えますが、「ぼちぼちでんなあ」ぐらいは言えるぐらいになっていきそうです。
 私見を述べますが、そうなる為には、少なくともハートが独立していないと実現が出来ないと考えています.それと、同業で複数就業は会社にとっても、本人にとっても効果的ではありりません。関連異業種でこそ技術士能力が発揮されるものと考えています.
 まあ、私の話はさておき、技術者達のご意見を賜りたいのですが、いかがでしょうか??
 

 
魔法使い  ++.. 2006/01/16(月) 16:02 [2819]

 
例えば少子化は労働力の不足をもたらすといわれています.分けても高い応用能力を持つ技術士は各企業から引っ張りだこになります。しかし、こうした引き抜きは社会全体から見て損失を与える事になります.一つは引き剥かれた側の損失、もう一つは引き抜いた側の経済的負担です。
 こう考えると、少子化社会においては技術士をはじめとする知識職業人は、どこかの企業が独占するという事は許されなくなります.
 また、人間の脳は数%程度しか活用されていないといわれており、能力は大いに開発される必要があります.それこそが自己実現です.
 いま、建設事業は冬の時代と思われていますが、実は、すでにネクストソサエティが萌芽してきています.

魔法使い  ++.. 2006/01/16(月) 17:14 [2820]

 
追伸。
とりあえずはキーワードからはじめるのが簡単そうです。例えば、道州制、小さい政府、NPO社会、複数就業、IT、都市間移動社会、地産地消、流域社会、これらのキーワードはすべて、新21世紀社会に結びつきます。今は単に黎明期なので、その姿がはっきりつかめないだけのことです。

魔法使い  ++.. 2006/01/16(月) 19:02 [2821]

 
ご無沙汰しています.
中日新聞に面白い記事がありました。

ある研究が世界の人にアンケートをした。
「世界の他の国々の食料不足を解決するために、意見をお願いします.」

でもアンケートは見事大失敗した。

なぜなら、アフリカでは「食料」の意味が、欧州では「不足」の意味が理解されなかった.
中東では「解決」の意味が、日本では「意見」の意味が理解されなかった.
そして、米国では「世界の他の国々」の意味が理解できなかった。

雑魚  ++.. 2006/01/22(日) 12:31 [2823]

 
つづき
最近の本掲示板には上記の傾向があるのでは。

そして、めたらやったら長文が長く、専門家的な記述、カタカナ、アルファベットpが多くなり、近寄りがたくなった。

嫁に読ましても分かるように書く。と言う話が懐かしい.

雑魚  ++.. 2006/01/22(日) 12:40 [2824]

 
同感ですね。かなり勉強してからじゃないと議論の内容もわからないし、素人臭い投稿すると議論にならんとか怒られるし・・・
感覚的な意見でもどんどん活発に出ていた頃が懐かしいです。

昔のここはおもしろかった  ++.. 2006/01/24(火) 22:17 [2827]

 
ブレーンストーミングですから、何でもありで行きましょう。難しかったら何も言わなくてもいいし。
ルールは、他人の発言を批判するための発言をしない、これだけでいいわけで、ですから、「素人臭い」発言を批判するのもやめましょう。

ただ、私もネクストソサエティはよく理解できません。ゆえに、魔法使いさんの「スレの狙い」もよくわかりません。ですから、ズレた発言になるでしょうが、単にキーワードからの「連想」で書きます。ご勘弁ください。

私にとって身近なのはNPO社会です。私自身が具体的な活動(NPOによる指定管理)を通して、それをイメージしつつありますので。
最近、建設コンサルにとってのNPOは「安価(場合によってはタダ)で仕事を持っていく嫌な奴ら」とか「会社の業務受託のための先導役、一種のダミー」というイメージが強いようですが、私の身近のNPOは、「市民参加型(あるいは市民主体)のまちづくり」の担い手です。
誰でも自分のまちが「こうなってほしい」というような希望を持っているものですが、それを「私はこのまちをこのようにしたい」と能動的・主導的な言い方をしても違和感がないのは、政治家と、せいぜい行政マン(それも幹部)に限られてきました。それ以外の市民は「このようにしてほしい」という受動的な言い方だったと思います。
でも、これからは誰もが「私はこうしたい」と言っても違和感のない時代になってくると思います。
そしてその能動的な活動が、地に足のついた、そして社会的責任を果たせるものとなったとき、行政とのコラボが実現すると思います。そこまで行ったら、専門的な知識を持った「NPO技術士」の活躍の場が用意されると思っています。

・・・・おっと、長文を書くとまた怒られますね。このあたりにしておきましょう。^^;

APEC  ++.. 2006/01/24(火) 23:52 [2828]

 
自分の言いたかったことをとりあえず整理してみます。
@ 新しい21世紀社会はGNPや勝ち組負け組みという経済性評価でなく、社会を大切にする、つまり金より社会全体の幸福量を優先する。
A21世紀社会はそれまでの縦割り社会だけではだめで、横のネットワークを加える必要がある。そうすると
B ひとつの会社に縛られること無く、複数の会社と契約すると言う働き方が実現する。(一社)だけという就業もあるがある意味、リスクがある)
C 私は複数就業を目指しており、今のところ収入はゼロ近いが、今年に入って芽が膨らんで、つぼみぐらいにはなってきたと思う。
D道州制からNPOまで、様々なキーワードは、こうした一連の考え方と、符合していると私は考えている。
とこんな整理でよろしいでしょうか?

さて、素人考えは否定されるどころか、ブレーンストーミングには欠くことのできない考えです。否定するどころではありません。
健全な一般的感覚は非常に大切と思うし、自分も、ほとんどがこの範囲だと思っています。
 私もNPO技術士を目指しています。そのために、NPOを法人化しました。昨年12月26日法人化になりました。会社には報告済みです。
 会社とは週3日程度の出社契約です。後は信頼関係で活動しています。
 ですから、NPOの名刺にも技術士であることを印刷しています。
 ざっとこんなところです。

魔法使い  ++.. 2006/01/25(水) 21:07 [2833]





 技術者座談会「初夢」を語る 
「市町村合併しない宣言」で知られる福島県矢祭町は人件費削減のため役場の定年退職者の不補充も盛り込んでおり、03年度から職員の新規採用を停止した。職員数は現在77人だが、団塊の世代の退職が終わる8年後には40人台まで減ると見込み、役場OBらが運営する「第2役場」に業務委託をする準備を進めている。
http://www.asahi.com/politics/update/1220/002.html  抜粋ここまで

 この施策は30年も以前、SF作家である筒井康隆氏が第2日本国というテーマで追及していたというところまでは覚えています。
 この第2役場、第2市役所、第2県庁、第2日本国という仕組みは、今後日本の行政府が小さな組織としてソフトランディングしていく上で、優れたアイディアであると思っています。60歳を過ぎた行政経験者が希望すれば、有償無償を含めた行政ボランティア組織に参画する仕組みは、経費節減、やりがい提供、現役行政の労働負荷平準化、地方の自立に大いに役立ちます。問題は天下り=不労所得システムを打破できるかどうかにかかっていると思います。
 一方、こうした小さな行政府への方向が明確化されれば、公共事業に関わる技術士の役目はどのように変化していくのでしょうか? このあたりを明確にすれば今後の技術士のあり方もはっきりします。技術士の将来展望と題して、皆さんと初夢を語ってみたいと思いますが、いかがですか。

 
魔法使い  ++.. 2006/01/01(日) 18:37 [2812]

 
 魔法使いさん、明けましておめでとうございます。
昨年はお付き合いできません出来ませんでしたが、本年は是非、高松は近いので、高知まで出かけて行きたいと思っております。
 あげられた主旨に合致するかどうか分かりませんが、私の考えを述べさせてもらいます。
 我が国の719兆円の行政関係の負債、483兆円の国債残高がある現状では、述べられている小さな行政府は当然求められるべきものです。「スリムな自治体」「安上がりな行政」「自助共助の市民意識の涵養」がマスコミ等で騒がれましたが、反面、構造改革運動の副作用として、行政の不透明感、不公平是正、弱者救済をあげた結果、情報操作、利益保護、支配的業務管理者がますます有利になり、貧富差の拡大となったようにも言われています。
 カルフォルニアの例ですが、単車のヘルメットを拒否する運動があったようです。個人の責任は個人で、政府介入や規制の廃止し、民間企業にも個人個人のイニシアティブを重視する。要するに地域行政も自由に。何でしょうか?

●組織技術者への期待:新聞のパクリですが以下のものがありました。
ソフト開発のプロセス遂行能力判定には
1、初期(Initial)2.反復可能(Repeated)3.定義(Difarential)4.管理(Managed)5.最適化レベル(Optomized)
つまり何を繰り返し行ったかによる、定常的に組織運営行動様式の確率が大切なんだそうです。
 技術者の資質と組織の期待をすり合わせ「変化に対して問題解決のできる」スキルを組織会社に育成するには、
●結論として、各技術者に対して適切な方向を提示する。PlanDに

Shima  ++.. 2006/01/03(火) 14:44 [2813]

 
失礼続きです。(削除キーを入れる前)確率→確立です。
Plan Do See 4W1H を示す。
ごく当たり前のことになってしまいました。
 文章を見直すところでしたが、申し訳ありません。上記で主旨だけは通じましたでしょうか。
本年もよろしくお願いします。

Shima  ++.. 2006/01/03(火) 14:49 [2814]

 
あけましておめでとうございます。
第2市役所などの市民主体の行政は、まさに私も目指しているところですが、そこに技術士はどんな役にたてるか、というと、あまりよくわかりません。
都市計画や環境関連、経営工学、さらに総監の技術士は、その専門技術を発揮できると思います。都市計画などはまちづくり方面で活躍できると思います。
特に、いわゆる合意形成プロデュース技術は、これからどんどんニーズが高まってくると思いますので、そこにおけるファシリテーターとして活躍できるのではないでしょうか。

ただ、こういった市民活動に参加するのであれば、それが市民活動対応を業務として公共から受注してのことでなければ、「ボランティアの視点」に立つことが必要だと思います。
公共と市民の「仲を取り持つ」ような役割だと、どうしても事業実施サイド(すなわち公共)の視点になります。
そうではなく、市民の視点に立たないと、市民の価値観も理解できませんから、信頼関係が成り立ちません。

「業務」におけるインセンティブは主に物質的インセンティブ(つまり、カネ)ですが、ボランティア活動におけるインセンティブはカネではなく、共感と信頼から発生します。
そのあたりを、きちんと理解して「仲間に入る」ことができるかどうかが問われるように思います。
なにせ技術士は、その専門分野においては市民より圧倒的に「賢い」わけですから、信頼関係なしに協働するのはかなり大変です。

APEC  ++.. 2006/01/03(火) 15:25 [2815]

 
『小さな政府を作るための公共事業のあり方について、現状の問題点を列記し、あなたの立場を明確にした上で、その立場に立った対応策を述べよ』
という建設一般問題を想定して見た場合、どんな回答が出来るのか、それが知りたいと思いますが、どんなものでしょうか?

魔法使い  ++.. 2006/01/10(火) 20:27 [2817]

 
いよいよ日本は道州制が本格化してきたようです。道州制と小さな政府は一体です。こんな風にも読み替えることが出来ます。
『道州制時代における公共事業のあり方について、現状の問題点を列記し、あなたの立場を明確にした上で、その立場に立った対応策を述べよ』
というものですが、反応が無いのがさびしいですねえ。

魔法使い  ++.. 2006/01/14(土) 20:52 [2818]

 
道州制が実現すれば、それぞれの州がほとんどの公共事業を国の制約をうけずにおこなうことが出来ます。例えば四国州では各地方が真に必要とする社会資本を整備します.
 四国、わけても四万十川には沈下橋が50以上存在しますので、地域の人材を使って沈下橋学習観光の拠点整備が出来ます.
 一方、国は四国全域を回遊する八の字高速道路など、経済面で四国州だけでは対応できない事業を手がけます.
 こうなるとおそらく国土交通省は現在の組織を維持する必要がなくなりますが、なあに、海外の社会資本整備に大々的に進出すればいいのです。これまで蓄積した建設事業のノウハウは膨大でしょう。アジア経済圏を構築する為の社会資本に参画すれば、生きがい、やりがいもできます。東アジアの国土交通組織(イーストアジアン・インスティチューション)なんて、壮大で血が沸きませんか?
そんな竜馬精神が国土交通省にないとは思えません。イキのいい若手が一杯居るのですから.

魔法使い  ++.. 2006/01/18(水) 10:59 [2822]





 第2国土交通省からプロポーザル募集のお知らせ 
姉歯建築士のビルに関して、壊すことしか提案できていない国土交通省に代わり、この板内に、第2国土交通省を設置し、プロポーザルを実施したいと思います。
これまでの提案を整理するため、以下ににコピーします。続けていただければ幸いです。 

 
魔法使い  ++.. 2005/12/09(金) 10:14 [2771]

 
姉歯氏をはじめ構造計算書偽造に関わった人たちの行為は論外で,責められるべきは当然ですが,それとは別に国土交通省の責任も大きいと思います。
私は,国土交通省の11月20日付の以下の記者発表が問題を拡大したと考えています。
http://www.mlit.go.jp/aneha/20051120_.html(読売新聞11月20日(日)朝刊1面の記事に関して)
引用始
----------------------------------------------------------------------------
しかしながら、地震時の強さに関しては、概ね震度5強の地震に対して倒壊するおそれがあるというものであり、いずれにしても早急な対応が必要なものと考えられる。
----------------------------------------------------------------------------
引用終
「概ね震度5強の地震に対して倒壊するおそれがある」とはどのような根拠に基づいているのでしょうか?
青い炎さんの情報によると,「Qu/Qunが0.5以下のものを震度5強で崩壊するおそれがあるとして発表している」らしいとのことですが,その情報が正しいとすれば,国土交通省の見解は全くの出鱈目です。耐震工学的には何の根拠もありません。PMPさん,どう思います?

耐震規準は建物を設計するためのものです。建物の崩壊予測には使えません(本来動力学的な現象を,静的な現象に置き換えているのですから)。崩壊シミュレーションは,今のところ非線形の地震応答解析による外はないのですが,@入力地震動がわからない,A建物の復元力特性がわからない,B材料非線形と幾何学的非線形(P-Δ効果)を同時に考えなければならない(難物),C答えが得られてもそれが果たして正しいかどうか全くわからない等々,様々な課題があり,正確な予測を行うのは至難の技です。

私は長い間,建築系超高層構造物の耐震・耐風設計に携わってきました。その間培ってきた経験則から言うと,
RC建物は多少強度が不足していても震度5強程度では簡単には倒壊しないのではないか,という感触をもっています。

平成8年10月から気象庁震度階が改められ,従来の体感による観測が震度計で行われることとなり,震度5,震度6が弱・強の2階級に分割されました。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/leaflet/shindo/index1-1.html(1.震度計と震度観測体制 (1)震度の観測について)
新震度階が制定されてから現在に至るまでに発生した地震で,震度5強以上を観測した地震は23回あります。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai1996-new.html(日本付近で発生した主な被害地震(平成8年〜17年10月))
私の知るところ,震度5強で倒壊したのは2001年芸予地震の際今治市で倒壊したピロティ形式のマンションだけです。その建物は,ピロティ形式という耐震上の弱点の他に,柱の断面寸法が小さく,帯筋間隔が広い,見るからに危ない建物でした。
23回の地震では,夥しい数のRC建物が震度5強以上の地震動に遭遇したと思われます。また,それらの建物の中には,56年耐震基準を満足しない「既存不適格建築物」も多くあったはずです。にも拘らず,倒壊したRC建物は唯の一棟です(間違っていれば指摘して下さい)。この事実は,RC建物は現行基準をクリアしていなくとも震度5強程度では簡単には倒壊しない,ことの証左ではないでしょうか。

地震動の立場に立てば,建物を倒壊させるのは容易なことではありません。強い揺れが継続する時間は高々10秒〜15秒程度ですからきわめて短時間の勝負です(建物はこの時間を我慢すればよい)。建物を倒壊させるには,建物の耐力と靭性が不足していることに加え,次のような条件を満足することが必要です。@地震動の強度(SI値)が大きい,A建物の固有周期と地盤の卓越周期が接近している。Bかつ,建物の固有周期が地盤の卓越周期よりも短い(接近していても,建物の固有周期が地盤の卓越周期よりも長い場合は比較的安全)。C加速度応答スペクトルの形状がなだらかである(マッターホルンのように尖っている場合は比較的安全)。D強い揺れの継続時間が長い,等々。

以上述べたことは一般論であって,今問題になっている個々の建物にどれだけ当てはまるか判りませんが,そう心配しなくても良いのではないかと思っています。震度5強のゆれでは,建物が崩壊して人命が失われるような最悪の事態にはなるまいと楽観しています。

「震度5強で倒壊するおそれがある」の真偽はひとまずおき,人々を不安に陥れる危険性をはらむ情報の発信は慎重であるべきと思います。今ではこんなデマをまき散らす人もいます。
引用始
----------------------------------------------------------------------------
震度5以上の地震があればほぼ完全に周辺では何人もの死者が出る。それが判明しているのに見過ごしているのは未必の故意であり被害が出てから訴訟を起こされれば行政は勝てるだろうか。早急に行動せよ。
----------------------------------------------------------------------------
引用終
http://www.diary.ne.jp/user/31174/?(勝谷誠彦の××な日々。2005/12/02(金))


ねぎ ++.. 2005/12/04(日) 08:42 [2736]

 



コピー  ++.. 2005/12/09(金) 10:21 [2774]

 
ネギさんの朝の意見に同感です。
私もずっとそのことを考えていました。
私は、橋梁屋ですので、建築構造のことは判らないのですが、構造物の耐震性では共通点も多いとおもいます。
一つは、古い建物(56年耐震基準?)であればこれらの手抜き(鉄筋抜き)ビルよりも遥かに危険な建物がいっぱいあって、大変な数の人たちがすんでいるはずです。行政は、この人たちに退去命令をだすのか。
行政が今、退去命令や取り壊し命令を出すのは、ただ騒がれて公になったから取り合えず建築基準法(?)への「コンプライアンス」で出しただけ。それがどんな結果になろうが、取り合えず自分たちに責任追及が来ないようにしただけに思えます。
仮に、軸方向筋が所定(?)の鉄筋量の1/3(?)のときにどんな崩壊の仕方になるのか。感覚的には、震度7であれば倒壊するかもしれませんが、5強程度では、(よほど地盤が悪くて6以上のような応答になっているのでなければ)せいぜい大きなクラックや少し傾いただけのような気がします。また、倒壊(?)した時の形状は一階もしくは二階がつぶれる形かなと思われます。
橋梁の分野では、今盛んに耐震補強の工事が行われています。現行スペックレベルの補強は費用が嵩むため、取り合えず緊急に整備を進めるための3ヵ年プログラムということで、55年道示以前のスペックのものを鉄筋段落し位置だけカーボン繊維で巻くという補強も行われています。十分ではないですが、この位置での破壊を防げば、倒壊までには至らないだろうという考え方です。
売主などからの補償は、ほとんど期待できないわけですから、被害者の住民を救う手立として建物の補強という手段は考えられないのでしょうか。橋梁屋からみれば、1階や2階の柱をカーボンでまき立て靭性アップを図り、床や梁にもカーボンを貼って強化すれば、震度6強ぐらいには耐えられるような気がします。さらに、もう少し費用をかけ柱下部に免震支承などを設置すれば現行スペック以上の耐震性が確保できないでしょうか。
行政は困らすだけの取り壊し命令より、こんな設計や補強費用を出す方向での援助が必要だと思います。



災害復旧請負人 ++.. 2005/12/04(日) 21:53 [2744]

コピー  ++.. 2005/12/09(金) 10:24 [2775]

 
>私の知るところ,震度5強で倒壊したのは2001年芸予地震の際今治市で倒壊したピロティ形式のマンションだけです。その建物は,ピロティ形式という耐震上の弱点の他に,柱の断面寸法が小さく,帯筋間隔が広い,見るからに危ない建物でした。

理論と実際が全く異なることがしばしばである地盤工学をなりわいとしてきたものとしては、すぐに全国の震度5強、震度6弱、震度6強が観測された地区の既存不適格建物のQu/Qunと実際に起きた構造物の変状を図に表したものを作りたいと思ってしまうのですが、そんなことは誰もやっていないのでしょうか。

それはそうとして、今回の姉歯氏の設計したマンションではQu/Qunが0.26というものがあってとんでもなく危険なものと日本中の人が認識しています。それは、ねぎさんのようないわゆる専門家が誰も情報発信しないからだと思います。専門家の情報発信が慎重であるべきと主張することは、素人による人々を不安に陥れる危険性をはらむ情報の発信を野放しにすることと同じことじゃないですか。現実そうなっていますし。

>以上述べたことは一般論であって,今問題になっている個々の建物にどれだけ当てはまるか判りませんが,そう心配しなくても良いのではないかと思っています。震度5強のゆれでは,建物が崩壊して人命が失われるような最悪の事態にはなるまいと楽観しています。


青い炎 [URL] ++.. 2005/12/05(月) 01:18 [2745]

コピー  ++.. 2005/12/09(金) 10:27 [2776]

 
私ならまず最初に制震構造を考えます。最近は土木の仕事ばかりしているので建築の情報に疎いのですが,建築分野の制震技術は相当進んでいるはずです。例えば,こんなのはどうでしょう。

http://www.smcon.co.jp/technology/architecture/menseishin/wseishin.html(制振構法/制震構法)
http://www.mhi-ir.jp/news/sec1/200503234331.html(既設鉄筋コンクリート建物の制震ダンパーによる新耐震改修システム
広島工業大学と共同で開発 )

ねぎ ++.. 2005/12/09(金) 09:28 [2769]

コピー  ++.. 2005/12/09(金) 10:29 [2777]

 
広島工業大学プロジェクト工法がよさそうですね。このダンパーは揺れが最も大きくなる屋上の梁に設置すればいいのですか?それとも各階に必要なのですか?
追伸(へえ・・構造屋の片鱗がでてきやしたねえ・・・ねぎさん、半歩ばかり見直しました。経済性はどうなんでやす??これでいけるとなりゃ、一本勝ちだね。 )
 


魔法使い=笑うセールスマン ++.. 2005/12/09(金) 10:03 [2770

コピー  ++.. 2005/12/09(金) 10:30 [2778]

 
以上でコピーは終了です。議論がまぎれないようにするため整理してみました。
あしからずご了承ください。
募集を続けます。

魔法使い  ++.. 2005/12/09(金) 10:32 [2779]

 
ねぎさん、私はねぎさんの紹介いただいた広島プランに加え、以下の提案をします。
 この構造により改築されたホテルの梁のうち、ダンパー部分は覆い隠したりせず、シースルーの構造にし、その部屋に宿泊するお客様に公開するというアイディアです。
 当面は、建設事業の方たちで押すな押すなの大盛況になること請け合いです。こうすれば改築資金の一部を回収できますね。

 次に、こうした構造を保存公開することによる、アナウンス効果,及び、建設技術の高度化を一般にアピールすることによる、技術者の社会認知を高めるるという効果です。
 第3には、放置されている危険な既設ビルの補強を促すきっかけになり、スクラップアンドビルから、アセットマネジメントへと、社会を導くサキガケになります。

とまあ、経済及びソフト面での費用対効果の考え方を提案します。

魔法使い  ++.. 2005/12/09(金) 10:50 [2780]

 
魔法使いさん,どうしたのですか。どれがサリーちゃんのレスで,どれがコピペか,ぐちゃぐちゃで間違えそう(・ω・)。

>このダンパーは揺れが最も大きくなる屋上の梁に設置すればいいのですか?それとも各階に必要なのですか?
最上階の梁だけじゃだめですよ。層間変形の大きい階に設置すると効果が大きいと思います。各階に設けなければならないかどうかはマンション個別に検討してみなければ判りませんね。
ダンパーの性能と設置階をパラメトリックに変えて地震応答解析を行えば比較的簡単に結論がでますよ。

それから,注意しなければならないことは,
@制震装置を取り付けたからといって全く揺れなくなる訳ではありません。加速度応答が低減するということです。どれだけ減らせるかは一概にいえませんが,まあかなり期待してよいと思います。
A耐力が向上する訳でもありません。建っているだけで精一杯のマンションにはそれなりの補強が必要でしょう。

こうした工夫を組み合わせれば急いで壊さなくても何とかなるんじゃないか,と思いますがねぇ(ーー;)。国土交通省は,なぜあんなに慌てているんでしょうか。
コストについては,解体・建替えに比べたら格段に安いでしょう。いくらなんでも。

ねぎ  ++.. 2005/12/09(金) 12:34 [2781]

 
編集がまずかったようですね。今度はいかが??
さて、なぜ国土交通省は焦るのか?このあたりは青い炎さんの得意なところでしょうね。
 格段に安いとわかっているのなら、なぜそうした提言が出てこないのか不思議です。
 国土交通省の職員から公益確保の錦の御旗が、立ってこないのも情けないと思うのは私一人か?
それともお役所の場合、公益確保ではなく省益確保の間違いだったのか。笑ー笑、笑、笑。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 16:16 [2783]

 
論文添削係さんの書き込みによれば、
『建築構造計算で良く使われているSS2というソフトは,計算結果などの値をテキストファイルで編集できるような仕様となっています。
欠陥というか,そのような要望に対応しているのだと聞いたことがあります。
後発のソフトですが,急激に売れているそうです。
いったいどれだけの偽造に使われているのか,想像もできません。』抜粋ここまで

この会社ですか?http://unions.co.jp/
確かにそのソフトがありますね。
もし、このソフトを使って建築業界で改ざんが行われていると仮定した場合、この会社の販売管理台帳からたぐっていけば、このソフトを使った改ざんの有無がチェックできることになります。
 警察はそのあたりのことも視野に入れているのだろうか?


魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 16:42 [2785]

 
http://unions.co.jp/dqs/download/dl/ss2/220/index.htm#ss2
ここにSS2.5の説明書きがありますが、どこをどう突いたら、改ざん可能となるのか、素人なのでわかりません。どなたかご指摘下さい。
無論、改ざんする目的ではありません。改ざんが可能か否か、専門家の確認をしてほしいと思うだけです。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 17:12 [2786]

 
建築のことはよくわかりませんが、下水の設計で使用している構造計算等のソフトはほとんどがワード形式で出力できるようになっています。
これは改ざんするためではなく、報告書に収めるときにコメントを挿入したり、見出しを付けたりするためで、今ではあって当たり前の機能になっています。
ですから、ソフトで改ざんを防止するという発想は無理があると思います。

ks  ++.. 2005/12/09(金) 17:57 [2787]

 
そういうことなんですね。ソフト制作者に悪意はない(もしくは、無いフリを偽装している )。問題なのは、それを悪事に利用する人がいると言うことで、倫理に立ち返るという訳ですか。うーん、妙案はないのかなあ。
私は、天下りされない組織による、NPOチェック機関の創設が必要と考えます。寄付する人達は一般市民です。
なぜNPOかといえば、営利を目的としない集団がこうしたチェックをするのにふさわしいからです。
 許認可権限者と申請者という二者構造から、チェックはNPOという三者構造にすること、これが基本的かつ重要な解決法だと自負しています。
つまり、金のためを第一義としない集団の仕事にふさわしいのです。この制度になった場合、あのチェック会社2社も申請してくるでしょうが、ペナルティ制限も必要になります。
 

魔法使い  ++.. 2005/12/10(土) 07:10 [2788]

 
プロポーザル募集となれば、ただいまプロポ○連勝中の私プロポ請負人が応募しないわけには参りませんな。建築分野は、初挑戦となり、また画像を使わないのとヒヤリングがないのは少し苦しいですが・・。また、この場に集う技術士のレベルアップと名誉をになって
(本提案に関しては、建築構造には疎く、該当マンションの構造の知識が全くない者がバーチャルの世界で記述した文章てあります。関係者の方がごらんになっても一般的にもなっていないかもしれない一般論で、現実的ではないものとご承知ください)
特定テーマ
著しく耐震性の劣る中層RC(SRC)構造マンションの補強方法
1.レベル2地震に耐える補強工法
@レベル2地震に耐える構造としては柱や壁部材などを塑性領域に入ることを前提に耐力や靱性の向上による補強工法
A免震支承を使用してその弾性等により構造物を長周期化すると同時にその減衰性能により地震応答を小さくする免震工法
B部材間の相対変位を生じる部分にダンパーを取り付けその減衰により地震応答を小さくする制振工法(広義の免震)
以上の3つが解析方法も確立されており一般的に現実的可能性の高い工法である。地盤への逸散を大きくしたり(埋めるなど)、応答を乱す(水槽設置など)方法あるいは、構造物自体やその重量を小さくする(上部を取り壊し)といったこともあるが現実性や確実性から問題が大きい。
もちろん、とり得るいくつかの工法を複合させることも重要であるが、塑性化による減衰を期待する部材と支承やダンパーの直列配置による設計は避けなければならない。

2.各工法について
@ 補強工法
地盤と建物の境界部である1階もしくは2階がもっとも応力集中する場所であると思われる。この部分の柱の耐力及び靱性補強とせん断壁としての壁を補強することが重要である。
しかし、補強のみですべて対応させる方法では断面を大きくしたり、梁部材との接合方法の問題や、塑性化が梁部材で先に起こってしまう(建物自重のため崩壊してしまう)問題がある。また補強範囲がさらに上階に及んでしまう恐れがある。
したがって、居住スペースに極力影響させないという点からも、カーボン接着工法を主体とした方法(柱はRC巻きたてでもやむをえない)が推奨される。しかし、補強しきれない可能性が高いことからABの方法との併用を考える必要がある。
A 免震支承
柱最下部をジャッキにより仮受しておき、鉛プラグ入り積層ゴムや高減衰ゴムの免震支承を挿入する方法である。既存ビルの耐震補強として実績も多くなっている工法である。本工法の最大のメリットは居住したまま工事できることである。ただし、支承の大きさと硬さの調整可能幅が小さいことから構造物にある程度の耐力が必要である。したがって本ビルの場合@の工法との併用を考える必要がある。
B ダンパー制御
ダンパーには、オイルやシリコン、鉛などがシリンダー内を移動するシリンダー型ダンパー、鉛や棒鋼などのせん断変形を利用するもの、鋼材の塑性化や摩擦を利用するものがある。
橋梁の耐震補強としては、桁間部や上下部構造との間に最近特に多用される方法になってきており、高層ビルの長周期波対策などにも非常に有効な工法である。
ダンパーが減衰性能を発揮するためにはダンパー両端の相対変位が必要である。建築構造の補修に使用する場合この相対変位は各階層の変位である。したがって各階層での変位差をダンパーに伝えるべくV型の部材を設けて水平に設置したり、偶角部を結ぶ斜材を設けてこれに取り付けるなどが必要である。
また、各階層間変位差はあまり大きくないことからダンパーの取り付け箇所が非常に多くなることや、取り付けのための改築工事が居住者に非常に影響すること、完成後の視界、景観が阻害されることからマンション補強としては推奨できない。
ただし、Aの工法と併用し支承部の変位を利用するのであれば数も少なく取り付け位置の問題も解決される。@Aのみでまだ対応しきれない場合にBを付加することを推奨する。
3.推奨工法
以上大きく3つの方法について述べたが、Aの免震支承設置を基本に@の補強対策Bのダンパー設置付加を段階的な補助工法として推奨するものである。途方にくれた住民も納得協力してもらえるものと確信する。

戯言でした。尚http://www.kozosoft.co.jp/gijyutu/s01.html
に地震応答解析のお話http://www.kozosoft.co.jp/topics/kaizan.html
に建築構造計算ソフトの偽造についてのお話がのっています

プロポ 請負人  ++.. 2005/12/11(日) 01:57 [2789]

 
お久しぶりです。ひどい事件ですね。顧客からの問い合わせに追われています。
この事件の問題は
@コンプライアンス(責任者=犯人探し?)
A危険な建物がある(旧耐震の建物もいやほどある)
大きく分けて2点。

@コンプライアンスは単に偽装という結果だけでなく、偽装せざるを得なかった生産システムと検査システムの問題。

A危険な建物の問題は、今回の事件関係者の物件はほぼ解明隅でしょう。生命の安全から考えれば、政治・国・行政の施策として昭和56年度以前の旧耐震の建物も視野に入れるべきでしょうね。
危険な建物の判断方法に「耐震診断」があります。東南海地震に対応し静岡などではかなり進んでいるようですが、その他の地域ではあまり進んでいないのが現実です。私が耐震診断に関与した物件は神戸の私立高校、阪神間の企業の建物、四国の保険関連の事務所ビルなどがありますが、民間のビルやマンションなどでの実施例はありません。
その一つの理由に「旧耐震の建物を耐震診断しても良い結果はまずでず、補強が必要という結果が提示され、更に補強設計、見積もり、区分所要者の合意形成が大変だということ」が上げられます。

さて議論となっている危険建物の判断ですが、今話題となっているのは2次設計時の保有水平耐力(Qu)のことです。気象庁震度階の震度7程度(400gal程度の地震動)に想定される地震力に対してその建物が必要とする水平抵抗力=必要保有水平耐力(Qun)に対して保有水平耐力が上回っているかをQu/Qunで判定しています。震度4、5程度の地震に対しては許容応力度設計で発生する応力度が弾性範囲であり、材料の許容応力度以下であることを確認します。
Qu/Qunが1.0以下でどの程度の地震に堪えられるかは、明確に断言することは難しいでしょう。阪神淡路大震災で旧耐震の建物(保有水平耐力を計算していない)が倒壊を免れたものもありますし、新耐震でも倒壊したものもあります。これは、地震動の性質によります。建物の固有周期とし振動の卓越周期があえば、共振現象で建物のゆれが増幅され、その逆であれはゆれは増幅しにくいからです。また地震動の継続時間の長さも影響します。継続時間が長ければそれだけ、建物への入力時間が長くなるので建物はよりエネルギーを消費する必要があります。
地震動で建物が変形し、梁、柱、耐震壁が壊れるのは、この吸収した地震動のエネルギーを消費するからです。

しかしながら必要保有水平耐力Qunが有力な指標です。必要保有水平耐力が50%や25%の建物は危険といわざるを得ないでしょう。

地震動に対して、@強度で抵抗するのか、A靭性(変形性能)でエネルギー吸収するのか、B免震装置(鉛+積層ゴム+ダンパー、すべり支承、低降伏点鋼など)や制震装置(アンボンドや粘性材料など)でエネルギー吸収し建物への入力を減らすのか。最近の高層建物(住宅・ビル)や病院建物は、設計の計画段階から免震・制震装置をどのように配置するかを計画し、地震応答解析を行い設計されています。

旧耐震の建物の耐震補強は、一般的に@強度向上のために、耐震壁を厚くしたり、鉄骨ブレースで補強したり、柱梁を炭素繊維(熱、傷に弱い)で補強したりしています。
いろんな方法が考えられますが、必要保有水平耐力が50%や25%の建物は解体するしかないでしょう。たとえ補強できるとしても住空間が著しく低下してしまいます。
また上部構造物を補強して地震に対応できたとしても、建物の荷重が増えたことによる基礎構造物までは補強できないのが一般的です。
肝心の足元が補強できなくでは、大地震のとき建物が崩壊することは無く、人命は守れたとしても、基礎構造が破壊されては、その建物はその時点で解体するしかありません。
基礎部分に免震装置を組み込むのは有効な方法ですが、基本的に建物の下にもう一層ピット層を構築することになるので、旧耐震の耐震補強は費用対効果から考える必要があります。

この費用対効果について、地震などのリスクに備えて「CBP(事業継続計画)」という考え方が普及し始めています。いろんなページがありますので検索してみてください。

PMP(☆虎)  ++.. 2005/12/11(日) 10:30 [2790]

 
PMPさん。
>いろんな方法が考えられますが、必要保有水平耐力が50%や25%の建物は解体するしかないでしょう。
あまりにも乱暴な意見だと思います。まず,「50%や25%」というくくりです。倍半ちがいますよ。解体するしかないと決めつける割には数値の取り扱いが大雑把すぎると思います。もう少し繊細な議論をしましょう。

>気象庁震度階の震度7程度(400gal程度の地震動)…
これは10年前の常識です。現在では通用しません。「震度7程度=400gal程度」と考えている人は耐震工学を専門とする人の中にはあまりいないと思います。たとえば,
http://www.nilim.go.jp/japanese/database/nwdb/html/how-to-use.htm#no4(国土交通省河川・道路等施設の地震計ネットワーク情報/ご利用にあたって)

PMPさんは,「解体するしかない」の根拠にQu/Qunを用いておられますが,この指標もまた非常に古いと思います。
現行規準(新耐震)が施行されたのは1981年です。耐震設計法の見直しが始まったのは,さらにその9年前(1972年)です。いやになるほど古いのです。

新耐震設計法は,十勝沖地震(1968年),宮城県沖地震(1978年)などによる震害の教訓を盛り込んだ最新技術でした。その技術の基本は「耐震」です。建物の耐力と靭性を高めて地震に抵抗しようという考えです。それが当時の技術の限界です。

1980年代前半までは,地震動による建物の振動は制御できないと思われていました。しかし,現在はそうではありません。制御できる(程度に差はあるが)というのが一般的な考えです。当該マンションに適用できるか否かについてはここでは判定できませんが,可能性はあると私は考えています。

>また上部構造物を補強して地震に対応できたとしても、建物の荷重が増えたことによる基礎構造物までは補強できないのが一般的です。
>肝心の足元が補強できなくでは、大地震のとき建物が崩壊することは無く、人命は守れたとしても、基礎構造が破壊されては、その建物はその時点で解体するしかありません。
このようなことは,マンション個別の議論をしなければ何とも言えないのではないでしょうか。

ねぎ  ++.. 2005/12/11(日) 13:22 [2791]

 
●ねぎさんとの議論は久しぶり、昨年度の1次試験の解答への見解以来ですね。
(ただ、今回はあまり議論する気がありません)
ひとつ言っておきたいのが、私自身が阪神淡路大震災を経験し、所有していたマンションが半壊。知人のマンションが全壊。個人的に関わった個人住宅やマンションが多くあります。その復興支援活動で経験したものは、明確な公的支援が無く(後で被災者向けのローン低減などありましたが)、住民の自助努力が第一番。住民は「明確な安全を求める」復興委員として携わったマンションは3棟で一つのマンション。全壊の棟もあれば、被害の軽微な棟もありました。住民の合意形成をどうするか。復興委員会では弁護士を交え、民法の区分所有法の勉強から始まりました。耐震診断・耐震補強設計もしました。しかし、貝殻が混入しているコンクリートや柱のせん断補強筋が旧基準で少ない建物は、現行基準に合致させることは計算・技術的にできても、住空間を無視したものになります。まぁ当時は現在のような制震デバイスはありませんでしたが....

とにかく民間マンションの補修・補強は大変です。技術的論旨の展開だけではないのですから.....

>いろんな方法が考えられますが、必要保有水平耐力が50%や25%の建物は解体するしかないでしょう。
あまりにも乱暴な意見だと思います。まず,「50%や25%」というくくりです。倍半ちがいますよ。解体するしかないと決めつける割には数値の取り扱いが大雑把すぎると思います。もう少し繊細な議論をしましょう。
●必要保有水平耐力が50%や25%の建物は倍であろうが半分であろうが、判断するに値するレベルではありません。解体するしかないでしょう。たとえ補強できるとしても住空間が著しく低下してしまいます。住空間を確保するために、アウターフレームで補強する例もありますが、あくまでも上部構造物の補強です。

>肝心の足元が補強できなくでは、大地震のとき建物が崩壊することは無く、人命は守れたとしても、基礎構造が破壊されては、その建物はその時点で解体するしかありません。
このようなことは,マンション個別の議論をしなければ何とも言えないのではないでしょうか。
●古い歴史的建造物を維持するために耐震レトロフィットとして地下に免震層を設けて建物を補修・補強した例はあります。
基本的に、マンション個別に検討することでしょうが、費用対効果です。効果の中には現行基準で安全な建物か、補強して安全な建物か、という価値判断も発生します。私が阪神淡路大震災の復興に関わったマンションでも高層建物はSRC造として計画、低層棟はRC造として計画しましたが、最終的には全棟SRC造になりました。構造的にRC造でも大丈夫といっても関係ありません。住民の価値判断がそこに存在、発生します。立て替えるのに同じお金を出すならより安全と考えられるものを求めるのです。

●今回のマンション・ホテル問題も、被害者は「確実な安全を求めます」。傍観者(今回の被害者以外の方)も同じことです。
少なくとも現行法での必要保有水平耐力が無いと考えられる建物(旧耐震建物も含め)の診断が求められています。
しかし、その支援のための仕組みがないのが現実です。(やっと耐震診断を本当に促進しようとする動きはあるようですが)

●膨大な社会資本のストック。これの維持管理が建設部門の技術者の課題ですが、特に民間の建物は現行法の法規制と資金の面で進んでいないのが現状です。

PMP(☆虎)  ++.. 2005/12/12(月) 10:49 [2792]

 
PMPさん,業務中なので気づいたことだけ。

>まぁ当時は現在のような制震デバイスはありませんでしたが....
今はあります。

>要保有水平耐力が50%や25%の建物は倍であろうが半分であろうが、判断するに値するレベルではありません。解体するしかないでしょう。
その論理なら,100%や50%の建物は倍であろうが半分であろうが,になりますよ。

それから,前のレスでつぎのように書いておられます。
>阪神淡路大震災で旧耐震の建物(保有水平耐力を計算していない)が倒壊を免れたものもありますし、新耐震でも倒壊したものもあります。
これは,Qu/Qun<1.0でも倒壊するとは限らないという意味でしょ。つまり,Qu/Qunは倒壊を判定する指標には使えないと仰っている。そして,その直後につぎの記述です。
>しかしながら必要保有水平耐力Qunが有力な指標です。必要保有水平耐力が50%や25%の建物は危険といわざるを得ないでしょう。
Qunの精度を否定した直後にそれを肯定する。矛盾していませんか?(Qunがどんなにいい加減なものであるかは,あとで述べます)

いろいろ書いておられますが,どれも個別に検討しなければ結論が出ない事柄ばかりです。
詳細調査をしていないのに「解体しかない」は,論理上の無理があると思います。

ねぎ  ++.. 2005/12/12(月) 11:34 [2793]

 
横レスです。

>構造的にRC造でも大丈夫といっても関係ありません。
>住民の価値判断がそこに存在、発生します。立て替えるのに同じお金を出すならより安全と考えられるものを求めるのです。

>今回のマンション・ホテル問題も、被害者は「確実な安全を求めます」。傍観者(今回の被害者以外の方)も同じことです。

すごくよくわかります。バイアスなのかどうかわかりませんが、「理屈じゃない」になってくる面はありますよね。
昔なら、「計算ではこうだ」と「お上」に言われれば、不承不承でも納得していたのかもしれませんが、今は論理的に考えて判断してくれる人と、感情・気分の入る非論理的判断になる人と、けっこう分かれますからね。
そして、多様な価値観が認められる昨今、非論理的(だけれど、「気持ちはわかるよねー」みたいな)判断が流れを作ってしまうと、そしてそれにさらに政治的判断がなされると、結果として必要以上の経費が費やされることもありますよね。
ただ、私などもそういった必要最小限以上のカネを使うのは無駄だと思うわけですが、政治家や役所などは、それに一種の「和解金」、時には「慰謝料」的効果も認めるようですね。
そのあたりの論理・非論理の組み合わせというか、感覚が「2つの文化」なのかもしれないなーと思う最近です。

また、「論理的に正しいんだからそうしなさい」ではなく、「最終判断はおまかせしますが、論理的にはこうです。」、つまりパターナリズムでなくインフォームドコンセントであるべきですから、技術者にできることとしては、様々な可能性を提示することでしょうね。
でもその一方で、住民側に冷静・客観的に聞くことのできる状況があるかというと、これも考えものです。結果として、情報不足により「よく知らされた上での同意」が与えられないとすれば、好ましい状況ではないのですが、すると今度は、ファイシリテーターが技術者にまかせられるのか?という課題も出てきますね。十分なコミュニケーション能力を身につけ、「あの人のいうことは信用できる」と思ってもらうことができる技術者、というのもこれからますます必要でしょう。

かきまぜてしまってごめんなさい。

APEC  ++.. 2005/12/12(月) 13:24 [2794]

 
単純に私が思っていることを書いてしまいます。
まず、SS2だろうが、Build2・Build一貫・BUSなどの構造計算プログラムは、基本的に構造設計補助ツールであり、答えが出るものでは無いと先に言いたいので、書かせていただきました。
結局のところ、構造設計士と構造計算屋と構造計算プログラムオペレーターがあります。今回は構造設計士と言う立場の姉歯氏と思われているようですが、私からすれば「構造計算オペレーター」か「構造計算屋」に部類される人だと思っております。
今回、総研の社長が「構造計算屋」と完全にどの分野の人なのかを理解した上での発言で、構造設計士では無いと思います。
もし、構造設計士であれば、「SS2」は単なるツール扱いとして利用しているに過ぎないため、なんらかの計算書を持ち出してフォローしていたと思いますが、今回はその報道は無いので、たぶん無かったのだろうと思います。
また、証人喚問での姉歯氏の発言を聞いていると、完全にふっきれた発言をされているので、「うそ」は無いと思います。実際、構造計算料は総施工費の5%が意匠設計事務所(今回は平成設計)の取り分で、その5%の内、本来5%ぐらいが構造計算料金となるのですが、実情2〜3%あれば「よかった〜」って感じです。
一般の人でよく「構造計算事務所ってだいじょうぶかぁ」と言われていますが、嘘ついてまで何かしても意味が無いほどの成功報酬なのです。しかしながら世論(というよりテレビ朝日の夜のニュース番組)は、一級建築士だからどうのこうのって言われていますが、現状を理解していない状態での世論混乱はやめてほしいものです。また、構造計算をわかっていないのも関わらず、ああだこうだと言われても、私としては筋が通らない話に聞こえます。
まず、考えなければならない問題として、SS2に大臣認定が下りている事(下ろした事)と民間の審査がいかに無知な個所が多いかと、行政の中で構造計算そのものの意味を浅はかに扱っているか、国会議員は無知のまま、証人喚問を開催して無駄に税金を垂れ流しているか、また、プログラムにバグは無かったのかなど、もっと考えなければいけない個所がないでしょうか。

それと、構造計算料金と計算する時間の少なさも考えてますか?安価で安全はありえません。高価であればいいって物でもありませんが、家にはそれなりの価格があります。
それを安くして販売しているのですから、何かあるとは思わなかったのでしょうか?きつい発言と取られるかも知れませんが、実際、家を缶ジュースに置き換えて考えてみてください。安いクラシックコカコーラはシンガポール産で普通のコカコーラは、日本各地で精算されています。それなりの味しませんか?全く同じ事ですよ。
でも、今回のヒューザーや平成設計・木村建設・総研に関しては、ひどいとは思いますが。

一般の人にこれだけはわかってほしい事ですが、一級建築士とは、あくまでも制度だけの話です。一級建築士には、大学卒1年目で一級建築士になる人もいます。すべて同じ仕事内容で同じレベルではありません。仕事内容は「意匠設計」「構造設計」「設備設計」など様々です。でも、日本の制度的には「一級建築士」なのです。医者にも「内科」「外科」「泌尿器科」「小児科」「耳鼻科」とあります。車にひかれて瀕死の重態の人を「耳鼻科」に連れていきますか?今回の各報道番組では、一級建築士を一くくりにしているので、私が書いている事を理解されにくいでしょうが、そういう現状があることも認識してください。

もともと構造計算プログラムを販売していましたので、今回の報道・国会証人喚問に”あきれた”人間のたわごとです。
失礼しました。

True  ++.. 2005/12/15(木) 14:01 [2795]

 
Trueさん、おっしゃるとおりです。

☆プログラムはツールであり、建築基準法や建築学会の指針(場合によっては指針(案)もある)をベースにプログラムしたものです。
今はどうかは調べてはいませんが、1/3*3=1にならないのが電算の基本です。大臣認定のプログラムが公開された時代、各社の計算結果が一致しないことも一時問題となりました。

今回の事件はそのツールを使うことで建築確認審査が簡素化されることを背景に偽装されたものでしょう。

☆コンピュータ技術の発展とともに建築を含め計算技術は発展し、電卓ではその計算内容をフォローできないのが現状でしょう。それを審査機関に求めるのもある意味おかしな話なのではないでしょうか。それを求めれば、審査機関には全ての大臣認定プログラムがパソコンにあり、それを再計算し確認申請図書の妥当性を確認する必要があります。しかしプログラムはバクフィックスを含めバージョンアップします。審査機関に最近使われているバージョンのプログラムを維持することは不可能に近いでしょう。

☆そして審査機関にはTrueさんの言われるオペレータしか必要なくなるのです。場合によっては構造設計をしている企業の技術者もオペレーター化しています。現場を知らない設計者が増えています。

☆次に設計料の話ですが、建築士の団体で基本設計料を決めているのですが、弁護士や不動産購入の時の料金体系と違い過当競争です。設計料は建物用途や規模(建築面積・延べ床面積など)に応じて基本的な料金体系はあるのですが、それは工事金に応じて設定されています。しかし過当競争を強いられるので、意匠+構造+設備の設計でも場合によっては顧客の要求が工事金の3%という場合もあるのが現状です
技術開発、新技術などのゼネコンを主体とした技術開発費は基本的に含まれていません。
今回の事件の構造設計事務所など儲けはそんなにありません。意匠設計事務所が、問題の「総研」+「木村建設」と同体なのですから。さらに構造事務所は木村建設の支店長からのキックバック(?)を要求されていたようです。

計算書を偽装した彼はそういった建設生産システムの犠牲者なのかもしれません。

☆根はもっと深いと感じています。民間審査機関なんて天下り先の団体なんですから....(官僚.議員・政党への追及はどこまで行くやら)

☆なおTrueさん、大卒は基本的に2年で1級建築士の受験資格を得るはず。

☆医師が不良診断で問題となった場合、ここまで国を含めた、他の同等の医療問題になっただろうか?
ある意味、人命、社会資本まで責任を求められる建築士や技術士の社会的立場の向上が必要ではないだろうか。それが技術者のインセンティブになり、社会的認識とそれに見合った立場の向上につながり、より良い社会につながるのではないだろうか?

☆不毛な業務に追われる建築構造技術者の一言でした。


PMP(☆虎)  ++.. 2005/12/16(金) 18:30 [2797]

 
地盤震動−現象と理論−,日本建築学会,pp.360-361,2005,からの引用です。

引用始
---------------------------------------------------------------------------------------
 最後に建築物の耐震設計の基本思想と上述の強震動特性との相関分析から得られた新知見との関係を考察する.まず基本理解として,1981年以降のいわゆる新耐震と称される規定で耐震設計されている建物については,総被害率が1%程度に留まったことから,「現行の規定は問題なし」というのが公式見解であることを改めて指摘しておきたい.すべてはそこからスタートしている.この公式見解の論理的帰結として,「あの大被害は大部分が既存不適格=新耐震以前の建物に生じたものである」ということになる.したがって,建築物被害の軽減策としては,もっぱら「既存不適格建築物をどう補強して現行規定レベルまで向上させるか」という施策の問題となる(中略).しかし,この既存不適格の診断・補強の考え方はすべて現行の耐震規定が正しいとして構築されている.ここに大きな問題がある.
 上述のように,兵庫県南部地震は震源域の大被害が大振幅パルスによって生じていることを教えてくれている.しかるに現行の規定では入力地震動としてはそのようなパルス状の波は想定されておらず,比較的震源から離れた地点で観測された波形の平均的な加速度応答スペクトル特性をモデル化したものとなっている.このスペクトル特性から全周波数帯域ランダムな位相特性を与えて波形を作ると,兵庫県南部地震の震源域のような速度も加速度も大きなパルス状の波形にはならず,加速度は大きいが(といっても地動で400cm/s2程度),速度は比較的小さな(50cm/s程度の)波形にしかならない.そのような波形ではここで示した長戸・川瀬の建物モデル群に被害を与えることはできない.
 長戸・川瀬モデルが現実に建てられている構造物の実耐力を表しているとすると,これはつまり,設計に用いている地震入力は現実の入力と比べるとずっと非力であるにもかかわらず,そういう地震入力に対して耐震設計すると,現実の建物としてはそれよりもずっと強力な地震入力に対してもだいじょうぶなものができてしまうということを意味している.いい換えると設計時の約束とその結果でき上がる建物の実力との間に乖離があるということである.(中略)
 既存不適格の建築物についても現行の耐震診断・耐震補強の方法論では「新耐震なみ」が目標であるから,その中にここで示したような震源域に特徴的な大振幅パルスに対する対策をどうするかといった考えはない.同様にそういう危険性のない地域では新耐震なみでは過大であるという考えもない.すなわち,今日全国的にいわば不要不急の耐震診断・耐震補強が進行中なのである.「余分に丈夫ならいいではないか」という意見は当然あり得よう.しかし逆に,本当に危険な地震動が襲うかも知れない地域が現行の耐震補強で十分である保証もないのである.(中略)
 結果として日本の耐震設計は,兵庫県南部地震でも1%以下の大破・崩壊率としての妥当性を証明したかに見える.しかしここで見てきたように,それは設計パラダイムとしての妥当性が証明されたのではなく,結果的に構造物にそういう耐力が与えられていることが証明されたに過ぎない.したがって,本当の意味で優れた耐震設計を行なうためには,強震動のリアリティに即した設計パラダイムに変換していくことが必要だと考えられる.
---------------------------------------------------------------------------------------
引用終

引用文は,地震入力の視点から「新耐震」の問題点を述べたものです。兵庫県南部地震の地震動を想定していなかったにもかかわらず,結果として被害が少なかったために設計法に正当性が与えられてしまったことを問題視しています。そして,強震動のリアリティに即した設計パラダイムが構築されなければ,兵庫県南部地震の際に観測された大振幅パルス(建物に大きな被害をもたらした元凶)など発生しようもない地域で,不要不急の耐震診断・耐震補強が行われ,逆に本当に危険な地震動が襲うかも知れない地域の建物が危険な状態に晒される可能性を指摘しています。

「入力屋」の視点からみれば「新耐震」には上記のような問題がありますが,「構造屋」の視点からみても,例えば,エネルギー一定則は現象を正しく表していないなどの問題があります。

「新耐震」はいまやバイブルや経文と同様に一点の誤謬もないものと解釈され,まるで信仰の対象であるかのようです。しかし実態はそうではなく,「新耐震」は多くの誤謬や矛盾を含んでいます。国土交通省はこのことを前提に施策を決定すべきです。全国のマンション500棟の検証などほとんど無意味です。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051220-00000033-mai-soci(<耐震偽造>全国のマンション500棟を検証 政府)

ねぎ  ++.. 2005/12/20(火) 12:37 [2800]

 
ねぎさんの言いたいことがわかりません。
論文は、
阪神大震災(兵庫県南部地震)は加速度も速度も非常に大きい(直下型)地震だったが、新耐震設計法(S56)は離れた場所で起こり、被災する場所では加速度も速度もそれほど大きくない地震(400gal、50kine)を想定したものである。にもかかわらず、新耐震で設計されていた日本の建物は、直下型大地震(およそ2倍の加速度、速度の地震)に耐え、結果的に直下型大地震に耐える建物が作られることが証明されただけである。しかしこれは、想定する地震をきちんと評価できている設計方法ではないから、場所や建物によっては大きな過不足を生じている恐れがある。
ねぎさんに言わせれば、
新耐震設計法は対象とする地震(波)が違うつまり、エネルギー一定則を使った設計法としても対象とする地震エネルギーが違うんだ。
よって、このいい加減な新耐震設計法によって全国500棟のマンションを緊急に検証するなんて無意味だ。
以上のように翻訳されるかと思います。
最後の所の「無意味」は、PMPさんの50%25%より遥かに乱暴ではありませんか。ねぎさんの言いたいことは、新耐震は耐震設計法としては「粗雑」なものであるからそれで照査しても誤差が多いんだということではないんですか。
また、だから、何をすべきだ というのでしょうか。

魔法使いさんが立ててくれたこのスレは、対策の提案です。こんなもんかさんに馬鹿にされないよう「技術士」からの提案はもうないんでしょうか。
プロポ=会険=災害復旧請負人

ところで管理人さん 添付のところに写真を入れてもよろしいのでしょうか

プロポ請負人  ++.. 2005/12/21(水) 01:00 [2801]

 
>阪神大震災(兵庫県南部地震)は加速度も速度も非常に大きい(直下型)地震だったが、新耐震設計法(S56)は離れた場所で起こり、被災する場所では加速度も速度もそれほど大きくない地震(400gal、50kine)を想定したものである。にもかかわらず、新耐震で設計されていた日本の建物は、直下型大地震(およそ2倍の加速度、速度の地震)に耐え、結果的に直下型大地震に耐える建物が作られることが証明されただけである。しかしこれは、想定する地震をきちんと評価できている設計方法ではないから、場所や建物によっては大きな過不足を生じている恐れがある。

これはそのとおりです。

>新耐震設計法は対象とする地震(波)が違うつまり、エネルギー一定則を使った設計法としても対象とする地震エネルギーが違うんだ。

そんなこと言っていませんよ〜(^.^)。
エネルギー一定則は応答のはなしです。前レスで問題にしたのは「地震入力」です。分けて考えなければいけません。

>このいい加減な新耐震設計法によって全国500棟のマンションを緊急に検証するなんて無意味だ。

これはそのとおりです。

「建築物の耐震性に対する不安の解消が狙い」らしいですが,逆効果になるのではないかと懸念します。
緊急検証の結果,耐震性に問題ありのお墨付きをもらったマンションの住人はどうすればよいのでしょう?プロポ請負人さんならどうします?

>また、だから、何をすべきだ というのでしょうか。

国民に正しい知識を与え安心させることです。正しい知識とは,例えば
@兵庫県南部地震は希有な例で,あのような超弩級の地震動は滅多に起きるものではない。
A新耐震で設計すれば,「現実の建物としてはそれよりもずっと強力な地震入力に対してもだいじょうぶなものができてしまう」ことが多い。耐震診断の結果,異常ありの判定がでたとしてもガッカリする必要はない。
BRC建物は震度5強程度では倒壊しないものである。平成8年10月以降,震度5強以上を観測した地震は23回あるが震度5強で倒壊したのは唯の一棟である。等々

このようなアナウンスをしておいて,あとは偽装マンション個別に対応(詳細検討)するのが良いと思います。

ねぎ  ++.. 2005/12/21(水) 09:23 [2802]

 
>添付のところに写真を入れてもよろしいのでしょうか

いいですよ。写真だけでなく、いろいろな形式のファイルがアップロードできるようになっています。「添付」のところをクリックしてみてください。
なお、ファイルサイズ制限が120kBですのでよろしくお願いします。

管理人  ++.. 2005/12/21(水) 11:37 [2803]

 
プロポ請負人さんへの追伸です。

>「入力屋」の視点からみれば「新耐震」には上記のような問題がありますが,「構造屋」の視点からみても,例えば,エネルギー一定則は現象を正しく表していないなどの問題があります。
前レスでこのように書きましたが,
言葉足らずのためプロポ請負人さんにうまく伝わっていないようです。言いたかったのは,新耐震は「地震入力」においても,「応答特性評価」においても問題があるということです。具体的にはつぎのとおりです。

必要保有水平耐力Qunの算定式は以下のように表されます。

Qun=Ds・Fes・Qud

Qudは大規模地震動による層せん断力です。Qudを計算するための標準層せん断力係数C0は1.0です。橋梁の耐震規定では,タイプTの地震動に相当します。つまり,プレート境界海洋性の地震動です。距離減衰が期待できるため,地動加速度は300〜400gal程度,それに対応するベースシア係数は1.0としています。橋梁の保耐計算で使うタイプU地震動は想定外です(入力の問題)。

Fesは剛性率と偏心率に応じて定められる補正係数です。上下方向,水平方向ともに剛性のバランスがよければ1.0,悪い場合は1.0以上の値をとります。

Dsは構造特性係数です。エネルギー一定則に基づいて計算される低減係数です。プロポ請負人さんもよくご存知でしょう。
この法則は応答解析結果から帰納された経験則であって,物理的に意味があるわけではありません。
私はこの法則の妥当性を調べたことがあります。いろいろな地震波を使って調べたのですが,エネルギー一定則のカーブになかなか載らないのです。「エネルギー一定則は正しくない」が私の得た結論です(応答特性評価の問題)。

ねぎ  ++.. 2005/12/22(木) 10:04 [2805]

 
ねぎさん レスが遅くなりましてすみませんでした。
「エネルギー一定則が間違っていえる」この意味の捉え方に誤解(私の)が生じているのだとわかりました。エネルギー一定則を、弾性つまり三角形の面積とバイリニアで表されるようなの(台形)面積が同じくなるという単なる原則的な法則として捉えているか、エネルギー一定則に基づいた静的設計法(=保有水平耐力法)全体を呼んでいるのかの違いのようです。
ですから、「エネルギー一定則は正しくない」と言われると非常に戸惑ってしまうのです。
橋梁設計分野ではこのエネルギー一定則を用いた静的設計法(=保有水平耐力法)は動的解析による手法が主流になりつつあるとはいえ、まだまだ多く使われています。ただし、もっとも単純な一自由度系の振動性状を示す構造において、そして柱基部に非線形となる塑性ヒンジを設ける場合しか使えませんので、ゴム支承を使用しただけでもこの振動系が崩れ、この設計法が成立しなくなります。
H7のいわゆる復旧仕様では、タイプT(プレート境界型)もタイプU(直下型)も靭性に基づく塑性率の許容値が同じだったのですが、H8の道路橋示方書改定で両者の特徴の違い(タイプTはゆれの繰り返し回数が多くタイプUは、ゆれは大きいが繰り返し回数が小さい)によって区別されるようになりました。また、H14道路橋示方書の改定前に上述の適用性の問題が通達されています。そしてH14道路橋示方書の改定でも少し変わり、また本年より既設橋梁の耐震補強の場合などに使うため「事例集」が発刊.され、静的設計法が変化発展し、また限界性も明確にされてきています。
 建築で使われているS56の耐震設計法がそのまま今も使われていることを今回の事件で初めて知りました。建築構造と、橋梁のもっとも単純な形式では全然構造が違います。立体構造や、せん断壁の存在ということから、振動性状も複雑で減衰性(減衰部位)も違います。こんな複雑なものを、非常に単純な設計法で可能にしているということは、すばらしいことと思いますが、25年も変わらないというのは異常な事態なのでしょうね。
今日の新聞で、姉歯氏の構造設計費が10階建(約1900m2)1棟で25万円(相場の1/4)というのがでていました。よっぽど安かったんだろうと思っていましたが、これほどまでとは。相場も考えられないような金額ですね。
建築学会などでは、改定の動きはなかったんでしょうか。あるはずですよね。あるいは、構造設計費がこんな安い相場だから、改定すると対応したソフト購入ができない、または設計費が高くなるため、業界圧力で設計基準を変えることができなかったのか。
この事件を引き起こした真犯人は誰なのか。ここが一つの焦点に思えます。

(緊急検証の結果,耐震性に問題ありのお墨付きをもらったマンションの住人はどうすればよいのでしょう?プロポ請負人さんならどうします?)


取り合えず、こういう調査は必要だと思います。そこでねぎさんの言うように、判定誤差が多いということをアナウンスしておいてより詳細な照査方法で判定すべきかと思います。
私の常識から推測すれば、「もっと精度の高いエネルギー一定則に基づき保有耐力を照査する静的解析法が完成しているはず」だと思うのですが。

ところでダンパーを用いた耐震補強ですがこんな事例がありました(写真)

プロポ請負人  ++.. 2005/12/24(土) 15:37 [2807]

 
柴田明徳:最新耐震構造解析,森北出版,pp.133-134,1981,からエネルギー一定則の説明の箇所を引用します(この本は名著です)。

引用始
-------------------------------------------------------------------------------
バイリニア形の復元力をもつ弾塑性系の地震応答に関する既往の研究結果から,最大変形と降伏力の関係について,次のような傾向のあることが一般に認められている.
(1)比較的短周期の範囲では,初期周期の等しい弾性系の最大ポテンシャルエネルギーと弾塑性ポテンシャルエネルギーとは,降伏力にかかわらずほぼ等しい。これはエネルギー一定則とよばれる.
(2)比較的長周期の範囲では,降伏力がある程度以上なら,弾塑性系の最大変形は初期周期の等しい弾性系の最大変形とほぼ等しい.これは変位一定則とよばれる.
-------------------------------------------------------------------------------
引用終

さて,果たしてこの予想は正しいでしょうか。ここで数値実験をしてみましょう。

1自由度系モデルの弾塑性地震応答解析を行います。復元力特性は完全弾塑性型,減衰定数はh=0.05とします。
固有周期T0と降伏せん断力Qyの組合せに対する系の最大応答変位δmaxを求めます。Qyをパラメトリックに変化させて最大応答変位δmaxを,δmax−Qy/Qeの関係図上にプロットして,エネルギー一定則のカーブと比較します。プロットがカーブ上にあればエネルギー一定則は妥当であるといえます。ここに,Qeは弾性地震応答解析時の最大応答せん断力です。

入力波は2004年新潟県中越地震小千谷観測波(EW)を使用しました。このデータはK-NETからダウンロードしました。
http://www.k-net.bosai.go.jp/k-net/(K-NET強震ネット)
小千谷観測波(EW)は,最大加速度=1308gal,最大速度=129kine,震度7(計測震度6.7)で兵庫県南部地震の際の地震動に匹敵する規模です。添付図に加速度応答スペクトルを示しています。卓越周期は0.7秒です。

解析結果はつぎのとおりです。

T0=0.1secでは,解析結果はエネルギー一定則カーブの右側にプロットされます。つまり,エネルギー一定則で予測した値よりも大きな変形(例えば,Qy/Qe=0.25では4倍程度大きい)になります。このような大きな塑性変形が生じる場合には構造物は倒壊の惧れがあります(倒壊はP−Δ効果によって生じるため)。

T0=0.2secにおいてもエネルギー一定則カーブの右側にプロットされます。しかし,カーブとの差は小さくなります。

T0=0.3secでは,Qy/Qe>0.1の範囲で,ほぼエネルギー一定則カーブ上にプロットされます。

T0=0.4secでは,エネルギー一定則カーブのやや左側にプロットされます。

T0=0.5sec以上では,概ね変位一定則にしたがいます。この周期域では降伏せん断力の大小にかかわらず変形が弾性応答と同レベルになるので構造物にとっては有利です。倒壊の原因となるP-Δ効果が緩和されるからです。

以上のように,エネルギー一定則はきわめて狭い周期域でしか成立しません。また,地震波によってはエネルギー一定則が現れない場合もあります。引用文に書かれていることは「そのような傾向を示す」程度に考えておいたほうがよさそうです。

また,上記の計算からわかることは,構造物の固有周期が卓越周期よりも短い場合は塑性変形が進展し,固有周期が卓越周期と等しいかそれ以上になると塑性変形が弾性応答程度に留まり構造物は大きなダメージを受けないということです。この現象のメカニズムは大崎順彦先生の「地震と建築(岩波新書)」にわかりやすく説明されています(進行性破壊と一過性破壊)。

さいごに,プロポ請負人さん。道示Xp318の図-参3.2をみてください。どんなにバラツキが大きいかわかるでしょう(両対数なので合っているように錯覚しやすい)。

ねぎ  ++.. 2005/12/25(日) 00:03 [2808]

 
ねぎさん エネルギー一定則が正しくない=適用できる範囲が小さい ことよくわかりました。
しばらく、示方書なども細かいことを読まない曲がつき、保耐法などあまり使うことも少なくなったためエネルギー一定則さえ頭のなかで勝手に変質しまっていたようです。弾性応答の弾性は初期剛性なのですよね。感覚的に等価剛性的なものに入れ替わっていたようです。
といっても、簡易な照査手法というものは、どうしても必要なものだとおもいますよ。
対象とする地震だって継続時間や、位置関係、伝わってくるまでの地盤や地形etc特性が違います。おっしゃられるように、同じ構造物だって、同じくらいの震度でも地震によって応答がぜんぜん違うことが多いでしょう。
工学というのは、現実的に可能な手段によって、いろんなバラツキをほぼ包括しながら、機能を確保していくものだと思います。建築構造物に、簡単に、より精度の高い動的な手法が取り入れられるなら別ですが、まだ簡易な静的手法が必要であるならば、エネルギー一定則なり変位一定則なり、その改良や適用範囲によって補正を加えるなりで「姉歯設計事務所」でも「正しく」設計できることが必要かと思います。

プロポ請負人  ++.. 2005/12/25(日) 14:50 [2809]

 
横からスミマセン。意匠設計をいているものです。(技術士ではありませんがコメントさせてください。)
保有水平耐力の議論から離れますが別の視点から思ったことを・・・。
今回の偽装物件は9〜12階建てクラスの建物が多いようです。で、気になるのがコンクリート強度のことなんです。設計でFc27〜33のものを使用しておいて実際には18〜21程度のものを打設していたとしたら・・・。仮定の話をして恐縮なんですが、中には1階を駐車場等に利用してピロティー型式なっているものもあると思います。短期ではむろん長期であっても圧縮破壊に至ってしまうケースがでてきませんか?
新耐震基準前ではRCの高層化はまだ発展途上であったため自動的に階数が制限されてきたと思います。技術の向上を逆手に取ったこのような施工手法と設計偽装とが重なった物件が存在していたとしたならば、この耐震改修はかなりタイトであると思うんですが・・・。

ウッド  ++.. 2005/12/29(木) 06:09 [2810]

 
コンクリート強度に関しては、建築では、設計基準強度+3N=品質基準強度で配合しているのが現状です。

設計基準強度は基本的に28日強度で確認します。(長期強度で56日強度確認などでもOkですが)

現実は、1週強度でも設計基準強度はクリアーできるコンクリートが打設されています。

ここでは詳しくは述べませんが、圧縮強度を出すためには、セメント量が必要です。セメント量が増えれば、単位水量の規定で、混和材で減水する必要が出ます。

設計基準強度(品質基準強度)を確保するため、セメント量を増やし、混和材を入れ、強度は出るがひび割れしやすいコンクリートを高いコストで使用している現実があります。

鉄筋の被りや鉄筋間隔などの施工上の問題はさておき、コンクリート強度に関しては、偽装建物を含め、現在の建築物は構造計算書以上のコンクリート強度を有しているのが現状でしょう。

ですから、偽装建物の再計算に際しても、現状の建物のコンクリート強度、配筋の応じて検証しないと机上の検討になります。しかし、現況がどうかを調査するのも大変ですが...

PMP(☆虎)  ++.. 2005/12/29(木) 08:46 [2811]





 2005年土木建設10大ニュース 
日経コンストラクションに、「2005年土木建設分野10大ニュース」が掲載されていました。それによると、
 (1) 橋梁談合
 (2) 品確法施行
 (3) 公団民営化
 (4) 改正独禁法成立
 (5) 台風14号被害
 (6) 日本技術開発TOB
 (7) 垂井高架橋ひび割れ
 (8) 技術士二次試験改正へ
 (9) 福岡県西方沖地震
 (10) 3者協議会設置相次ぐ
というものでした。姉歯は建築なので入っていないようです。(1)〜(3)あたりは、なるほどなるほどという感じですね。私は(8)を重く受け止めています。
年末の話題として。

 
APEC  ++.. 2005/12/23(金) 14:11 [2806]





 技術士とは? 
 現在WEB上に存在する百科事典として著名なものがWikipediaですが、そのうち「技術士」に関する記載内容は、ときおり貧弱かつ偏見に満ちた内容になることがあります。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8A%80%E8%A1%93%E5%A3%AB

社会に向けてアピールする意味でも技術士の力は重要だと思われます。できれば皆様の力で、記載内容を充実できれば、と考えていますがどうでしょうか。

 
bluesnik  ++.. 2005/12/22(木) 00:46 [2804]





 無題 
「選手一人ひとりの栄光を讃えたいと思います」
これは、何回目の優勝だったかは忘れましたが、仰木監督がマイクに向かって放った第一声でした。
私は衝撃を受けました。
「選手が頑張って優勝したのだから、その栄光はあくまでも選手のものであり、いかに監督と言えども自分はその傍らで栄光を祝したい」という自分の指導者としての名誉などというものにあまりにも無関心な姿勢。
私はプロ野球はテレビがついていたら見る程度の関心しかなかったのですが、仰木マジックと言われ選手が別人のようにやる気を出す指導法の原点を見たような思いがし、あの人の下で野球が出来る選手はなんて幸せなんだろうと思うと同時に、私とは全く別の世界ながら、このような指導者が活躍していることがすごく嬉しかったことが思い出されます。
以後、私は何かにつけあの言葉を思い出すようになり、自分に最も影響を与えた言葉の1つになっています。
その方が昨日亡くなられました。ご冥福お心より祈りたいと思います。
この掲示板にふさわしくない内容かとも思いましたが、ここの方々にはわかってもらえるような気がして書き込ませていただきました。

 
ks  ++.. 2005/12/16(金) 22:31 [2798]

 
上司としての部下の育成、経営者としての従業員の育成という面で、見習うべきところの多い方でしたね。

企業などの労使契約組織では、給与・賞与や昇進等のインセンティブがあるわけですが、それだけでは十分とはいえないのは明らかです。
そういったインセンティブのないボランティア・NPOではどうしたらいいのかなと思うわけですが、先日開催した研修会で、「目的を明確にして共感を得る」というのが第1のポイントだと教わりました。そのとおりだと思います。共感を得られればモノやカネがなくとも人が集まってきますし、労力が提供してもらえます。それが実現んできるだろうと思ってもらえるような実績なり信頼があれば、さらに効果的です。

企業でも同じではないかなと思います。
リーダー(実質的なリーダー、オピニオンリーダー)が目的を明確に(できれば具体的に)示して、それに共感する人が物理的インセンティブ以上の力を出してくれるようになれば、本当に力強いと思います。
「やる気を引き出す」と一言で言ってしまうと簡単ですが、本当に難しいですよね。私も含めて多くの人が悩んでいらっしゃると思います。

APEC  ++.. 2005/12/17(土) 10:31 [2799]





 ヒューザーマンションそんなに安いか? 
本スジのスレは長くなったので、違う角度から。

姉歯事件、テレビで見た。
「買った人にも責任がある。
安い物を買ったから仕方がない。自己責任だ。」
こんなようなことを言っていた。

(ここで素朴な疑問?)
しかし、この間まで、
「日本のマンションは高すぎる。日本の億ションは、アメリカへ行けば3000万程度だ。億も出せばプール付きの家が買える。」
また、「東京アクアラインとか本四橋などの規模の物は、諸外国なら半分から1/3位でできる。」
これがマスコミ、評論家の、正義、かつ常識の意見だった。

つい1月くらい前までの常識から言うと、まだフューザーのマンションは高いような気がするんだが。

 
雑魚  ++.. 2005/12/16(金) 12:08 [2796]





 イーホームズの検査体制 
姉歯事務所の偽造事件ですが、検査機関のイーホームズのHPを見ると、次のように記載されています。
====================================
大臣認定の構造計算電算プログラムは、
1.条件設定
2.応力計算
3.部材断面計算
4.エラーメッセージ(適合、不適合の判断)
という各計算プロセスを自動的に実行するもので、最初の「条件設定」が適切であれば、最後の「エラーメッセージ」が適合となり構造計算が完了となるものです。従って、確認検査業務における構造計算書の審査は、膨大な出力データのうち、「条件設定」及び「エラーメッセージ」が対象となります。
 (中略)
従って、弊社の通常の審査業務における過失はないものと思っております。
====================================
姉歯は、上記の1と2を「手抜き構造」条件で、3と4を「手抜きのない構造」条件で作成し、これを組み合わせたため、2と3の応力データが異なっています。
しかしイーホームズは1と4しか検査していないので、これを見抜けなかったということです。
そしてイーホームズは、「1と4だけ検査すれば2も3もOKという検査方法は不適切ではない」と主張しています。
私には、そのような検査体制は欠陥体制だと思えます。そして、そのようなシステムの会社を認可した国の責任も小さくないと。

また、様々な人がかかわってマンションなどが建てられるわけですが、安全で低廉な建築物というインフラを国民に提供するという、建築業界の社会的責務を考えると、スペースシャトルコロンビア号事故調査委員会が、「NASAには安全文化が欠如している」と指摘したと同じことが、建築業界の一部にも当てはまるのかなあ・・・・と思ったりもします。

 
APEC  ++.. 2005/11/23(水) 17:00 [2693]

 
最近はプログラムという便利なものがあるので,応力計算や断面計算の数式を,いちいち電卓で追いかけている設計者や検査者は皆無なのではないでしょうか.
たとえば,擁壁の計算だと,条件設定をチェックして(1),あとは,安定計算と部材計算の計算結果が適合か不適合かの判断(4)をすれば,OKといった感覚です.

ですから,イーホームズがいうところの「1と4だけ検査すれば2も3もOKという検査方法は不適切ではない」という主張は,プログラムに依存している日常から考えると,ある意味妥当なことなのかもしれないな,と感じました.
こうなってくると,途中の計算を改ざんできるプログラムを提供した会社も倫理上問題がありますね.

らがー [URL]  ++.. 2005/11/23(水) 22:27 [2694]

 
設計図面から判断する手法を取っていなかったことにも問題があります。建物の下部に行くほど強度が必要にも関わらず、柱の断面が同一であったり。そもそも、類似構造物を見慣れている経験から判断すれば、柱断面が小さ過ぎる、鉄筋が少ないなどは明らかにわかるでしょう。
何も技術者でなくとも、標準的な設計図面と比較すれば、すぐわかります。実は、会計検査院などの事務系検査官が、たまに標準設計と比較しながら、おおむねの構造チェックをすることがあります。

山川  ++.. 2005/11/23(水) 23:10 [2695]

 
技術士の大半を占める建設関連の問題にも関わらず、レスが少ないのがが不思議。この問題は民需とはいえ公共の利益に関わる事件だ。しかも、最近技術士が振りかざしている技術者倫理に関する重要なことだと思うのだが。。。

公共工事以外は無関心ある態度が技術士が抱える問題を露呈しているような気がしてならない。
つまり、公共工事以外の土建以外は技術士など不要と言うことだ。

所詮、技術士なんてこんなもんか  ++.. 2005/11/27(日) 18:50 [2699]

 
> 技術士の大半を占める建設関連の問題にも関わらず、レスが少ないのがが不思議。この問題は民需とはいえ公共の利益に関わる事件だ。しかも、最近技術士が振りかざしている技術者倫理に関する重要なことだと思うのだが。。。

御貴殿が主張なさる通りです。しかし、今回の事件は余りに薄汚い話で哀しくてコメントする気持ちにならないのです。
 信用を第一とした商人道は、何処に行ったのだろうか。
 納得できない仕事は、万金を積まれても引き受けない職人気質は何処に行ったのだろうか。
 職務を大事にした役人気質は、何処に消えたのだろうか。
 今回の問題は、技術者倫理などというものでは無いような気がします。破廉恥な犯罪者が為した所業であると考えています。
 かって、学歴を我が子に授けることの出来ない貧しい家庭でも、他人様に迷惑を掛けるな、他人様に後ろ指を指されるようなことはするな、自ら恥じることはするな、弱い者虐めはするな、などを我が子の骨に叩き込むように躾けたように思います。
 完全な制度などありませんし、まして成文化された倫理要綱などで、このような犯罪が無くなるとも思えません。
 我が国は・・・・崩れつつあるのだろうか。
 金さえ儲かれば・・・社会が成金を英雄視していないだろうか。
 技術者倫理以前の問題であろうかと思いますが。

アル中技術士  ++.. 2005/11/28(月) 17:18 [2700]

 
姉歯が安全無視のコストダウンを迫られたと、ヒューザー・木村建設・シノケンを名指しであげたらしいですが、それが本当だとしたら、発注者、設計事務所、検査機関の全部が、故意に、あるいは手抜きによって未必の故意に近い状態で、この犯罪に加担したことになります。
「まともなヤツは誰もいなかった」というわけで、そりゃあどんなルールやシステムが作ってあっても役に立ちません。

倫理はモラルの規範化したものですから、意識レベルでのモラルがなければ、無力になってしまいます。
アル中技術士さんの言われるとおり、倫理以前の問題ですね。

ところで、姉歯は論外のレベルまで応力をごまかしたわけですが、たとえば「安全率3だけど、2くらいまで落としても大丈夫だろう」的な、8割とか6割といった偽造は、実はけっこう横行しているのではないか?という不安を漠然と感じるのですが・・・・
「構造設計総点検」が全国の自治体に広がると、姉歯以外からもボロボロ出てきたりして・・・・

APEC  ++.. 2005/11/28(月) 18:06 [2701]

 
膿は出し切ってほしいですね。ハインリッヒの法則でしたっけ?氷山の一角でしょう。
なあに、マンション管理組合が身銭を切って自分たちのマンションの強度計算を信用できる設計事務所に頼めばいいのです。
総点検すれば膿は出し切れます。ただ、日本には「クサイものには蓋をする」という不文律があります。再計算には勇気がいります。自分の資産が無になる、そんなリスクがあるからです。
 売り抜けた方が得策と考えるマンション所有者はいませんか?
 公(おおやけ)という心根を失ったのはいつのことなどでしょうか?
私は1948年生まれですが、既成権力にぶちのめされてミーイズにしけ込んだ団塊の世代が、だらしがないと思っています。公を失ったのは、1947年から1949年の3年間に命を受けた世代の責任です。それ以前とこの世代は数において決定的な違いがあり、否応なく日本の有り様を決めてきました。サイレントマジョリティです。
 自分もその世代ですが、この世代は全共闘世代と団塊の世代に分裂しています。もうすぐ定年なのだから、この40年を踏まえ、団塊全共闘を・・と考えないこともありませんが、団塊世代はしたたかです。一筋縄ではいきませんね。

魔法使い  ++.. 2005/11/28(月) 21:08 [2702]

 
追伸(隠れた)成金を英雄視しているのは誰か?団塊の世代ですよ。
魔法使い  ++.. 2005/11/28(月) 21:16 [2703]

 
これは心の問題です。
この関係者の方々は、自分のせいで、人が悲しむという事に思い至らないのだろうか。
地震等で自分が作った構造物が崩壊し、確実に人が死ぬと云うような事を想像しなかったのだろうか。

「人に喜んでいただけた」これが古今東西の商売(働くこと)の基本です。
アメリカ人の金儲けの目的は、儲けた金を社会に還元すること。現代においても社会の常識らしい。
日本では、金儲けの目的を誰も教えない。
その結果、金のためならなにをやってもいいという風潮が生まれる。
やはり日本はアメリカに勝てない。

雑魚  ++.. 2005/11/28(月) 22:18 [2704]

 
おや、あの雑魚さんですか?夜も更けたので挨拶ぐらいはしてもいいかな?さて、
どんな人間にも正義はあります。私のような人間にもあるのですから。
問題はそれが、何かの事情でなし崩しに崩れていくことです。なし崩しになる話は、イプセンも書いているし、あの、人食いホオジロザメのジョーズにも描かれていました。海水浴産業のためには、避暑客が食い殺されるリスクも犯します。
 残念ながら、日本はどんどんおかしくなるようです。その根本には拝金主義があります。ネズミだろうと豚であろうと、彼らが尻から排泄する金貨を我がものにできるなら、盲目的にあがめてしまう。
 そんな機会がないうちはいいのです。問題はその機会に直面したとき、拝金主義者に変身する危険が一杯です。
 嘆くことはありません。酒でも飲んでこの人間喜劇をジックリ味わってみるのも一興です。拝金主義に参加するのも一興かもしれません。どんな人間にも死は、平等に訪れるからです。
 

魔法使い  ++.. 2005/11/28(月) 23:31 [2705]

 
マスコミ等では、姉歯・ヒューザー・木村建設等、「誰を悪役に仕立てるか?」ということに
躍起になっているように見えます・・。
 私は専門外ですが、「今回の事は氷山の一角で、結局、建設ってみんなこんなもんじゃないの?」
というのが本音です。
 

B作  ++.. 2005/11/29(火) 19:24 [2707]

 
大手業者の社員が自社分譲は絶対に買わないなんて話は珍しくありません。

>「素人である購入者」が自分の安全を判断できて金銭換算して購うことが出来るシステムへ転換する好機なのではないでしょうか?
この意見には賛成です。
また、低コストを目指す反面、コスト縮減にともなうリスクというものに対し十分な説明責任を果たし納得されて購入すればなんら問題はないはず。例えば震度6までは、生命財産を補償するものの、震度7以上は、財産の補償はしかねる・・・みたいな。その分広さや付加価値に対しリーズナブルな価格設定が魅力!・・・といったような。

ボヤッキー  ++.. 2005/11/29(火) 19:53 [2708]

 
私は、この結果を招くことは技術者ならわかっていたはずなのに、姉歯がなぜこんなみっともない改ざんを行ったのか、その動機がわからない。
鉄筋量を減らす?→いったいそれでいくら儲かるの?と言いたい。
今日、材料を少々ケチったところで、いくらも出ませんよ。
病気の家族がいるから?→時代劇じゃあるまいし、そんなことをしないと仕事が来ない技術者なの?
建築士、技術士に関わらず、国民から信頼される看板を上げて仕事をしていることを忘れてはいけない。
イーホームズに至っては、「国交省のソフトだから・・・」?何だそりゃって感じている。どこがソフトを出していようと、使用するものの責任である。おそらく手計算でチェックしたこともないのだろう。まして普段から何回も使っているソフトなら、計算書を流して見るだけで(改ざんがあれば)普段と違う数値が見つかるもの。技術者としての感も働くはず。でなければ昨日今日のアルバイトでも検査できることになる。理由にならない。
代価をもらって仕事をするということは、それに見合う責任が伴うということを忘れているのではないか。
建築士のことは知らないが、技術士は「腐っても鯛」でありたいものである。

Woo  ++.. 2005/11/30(水) 12:11 [2709]

 
>  公(おおやけ)という心根を失ったのはいつのことなどでしょうか?
> 私は1948年生まれですが、既成権力にぶちのめされてミーイズにしけ込んだ団塊の世代が、だらしがないと思っています。公を失ったのは、1947年から1949年の3年間に命を受けた世代の責任です。それ以前とこの世代は数において決定的な違いがあり、否応なく日本の有り様を決めてきました。サイレントマジョリティです。

 ぅーむ、左様ですか。
 小生は1943年生まれです。プレ団塊の世代です。
 以下は敬愛する魔法使い殿に対する批判ではありません。ですから、どうかお許しを。
 まず、自虐的になるのは止めなければなりません。団塊の世代に何の罪があるというのでしょうか。
 団塊の世代の多くの人達は中卒で世の中に出て、下積みの生活を懸命に生き抜いて、現在の豊かな日本を築いてきたと思います。
 それに、どのような罪があるのでしょうか。
 我らは、父親・母親の世代を批判したことがあるだろうか。父母は貧しくとも懸命に生きた、と実感しています。批判など思いもよりません。
 小生も懸命に生きてきました。何故そのように自虐的にならなければならないのか。
 全共闘ですと、親掛かりで大学に進学して、頭の中で考えた理念だけで行動した馬鹿者共としか小生は認識しておりません。
 全共闘世代など、ほんの一部でしかありません。小生の年代の大多数は、昼間は油まみれになって働き、夜は眠い眼をこすって夜学に通っていました。
 何故なのだ・・・・何故、そのように自虐的にならなければならないのだ。何故、自信を持って自己の経験を主張できないのだ。
 団塊の世代よ、自信を持て、貴殿らは懸命に生きたのだ。生きて、今日の繁栄を築いたのだ。
 それの何処が悪い。
 

アル中技術士  ++.. 2005/11/30(水) 20:05 [2710]

 
>> 私は1948年生まれですが、既成権力にぶちのめされてミーイズにしけ込んだ団塊の世代が、だらしがないと思っています。

なるほど、団塊の世代は個人主義にしけこんだと言えるかも知れません。
 だが、仕事の分野では「自分さえ良ければ、仕事を誤魔化しても良い」などと思っている人は極少数であると考えます。
 個人主義と言われ様とも、余裕がなかった。ボランティア活動する余裕などありませんでした。自分を頼っている家族に不自由な思いをさせないだけで精一杯だった。
 家族さえ幸せに出来ない男に、何が出来るのか。まず、その他のことは家族に世間並みのことをしてからである。
 自分を頼っている家族に世間並みの生活をさせると願い努力することが個人主義といえるのか。
 だが、仕事の世界では「公の精神」を見失ったことはありません。
 今回の事件を団塊の世代とを結びつけるのは適切ではありません。
 魔法使い殿、結果的に貴殿のレスを引用してしまいましたが、決して敬愛する貴殿を批判しているわけではありません。どうか、ご容赦ください。

アル中技術士  ++.. 2005/11/30(水) 20:35 [2711]

 
私自身、平成13年8月にマンションを仮契約し、平成15年3月に購入しました。その際にデベロッパーの担当者に「住宅品質確保の促進等に関する法律があるけど、この物件では?」と質問したところ、「建築基準法を充分クリアーしており、問題ありません。住宅性能評価制度も時間と費用がかかり、お客さんの金銭負担が増えるだけです。」と言われました。
 結果、建築基準法の確認済証のコピーだけもらいました。腑に落ちない部分があり、職場の建築担当者に教わったのですが、「品確法は基本的には施工会社(ゼネコン)と注文主(デベロッパー)間での問題で購入者は部外者。住宅性能評価制度は売主(デベロッパー)が付加価値を付けたい場合だけやればいい(法的義務無し)。」とのことでした。つまり、「素人である購入者」には購入を検討する客観的(定量的)に比較検討する方法が存在しないということ。
 どうしても不安な場合は「自分で建築士を雇うか、設計住宅性能評価書付きの住宅を買え!」ということでしょうか?
 日本ではPL法が施行されたとはいえ、相変わらずの「生産者優先」の姿勢がここでも窺えます。
 ちなみに既存の建築物の約4分の一が現在の建築基準法では不適合となる可能性があるそうです。今回の偽造問題への対応で、多くの人の命が救われますように。

fuse  ++.. 2005/11/30(水) 22:37 [2712]

 
話が脱線しますが夜も更けており、しばらく紙面をお貸し下さい。
アルさん、ご心配なく。決して自虐的ではありません。少し前置きをします。私は1948年生まれで大学紛争を横目に見ながら、機動隊に石はおろか豆腐をぶつけた経験もなく、かといって、その間 せっせとアルバイトやナンパに励んだわけでもない、その中間で何も出来ずに、うろうろしていた学生でした。ですから、私は全共闘世代でもなく団塊でもない、単なる大学中退組です。
 さて、全共闘は「親掛かりで大学に進学して、頭の中で考えた理念だけで行動した馬鹿者」とのご指摘、まことにその通りでしょう。ただ、理念と行動は一旦切り離してお考え下さい。未熟な頭でしたが、彼らは知行一致を主張していたと記憶しております。そして彼らが主張する知と行のあまりの不一致に、ついて行くことが出来なかったというところです。しかし、知行一致という思想は、心に深く突き刺さっています。
この2つの事柄が、大学進学組世代をサイレントマイノリティにしている背景のように感じます。サイレントマジョリティはその時、石を投げつけられた機動隊員達であり、黙々と働いていた中高卒業の若者でしょう。昭和22年から25年に生まれた世代の不幸はリーダーになりえたであろうグループと、大多数のグループとの不信にあると思っています。
 確かに貴殿の言われるとおりかつて貧しかった世代ではありますが、今はもっとも裕福と揶揄される世代です。その豊かな世代が、いつまでも、ミーイズムでいいの?家庭が幸せならいいの?と主張しているわけです。せっかく第二の青春(定年)が手にはいるのだから、そろそろ総決算に向かって生きるグループが出てきてもいいのじゃないかと、そんな風に考えるわけです。
 知行一致を、「出来るところからの知行一致」と読み替えれば、苦痛ではなく、楽しく活動できるのにと考える訳です。

魔法使い  ++.. 2005/12/01(木) 00:34 [2713]

 
 魔法使い殿、誠に申し訳ありません。
 その上、無知な小生の主張に冷静に対応して頂き、汗顔の至りです。
 小生は、神聖なこの投稿欄に焼酎を飲みながら書き込み悪い癖があり反省しております。しばらく自粛・謹慎させていただきます。

 >今はもっとも裕福と揶揄される世代です。その豊かな世代が、いつまでも、ミーイズムでいいの?家庭が幸せならいいの?と主張しているわけです。
>

しかし、どうなのでしょう。団塊の世代は豊かなのでしょうか。世上では、六十から六十五歳の年金空白期間の方々から多くのホームレスが生じることが懸念されております。
 マスコミが主張なさっておられる「豊かな団塊世代」など、ほんの一部の方でしかないと実感しているのですが。どうなのでしょうか。
 最後に、貴殿にお詫びを申し上げるとともに、以後は謹慎致します。

アル中技術士  ++.. 2005/12/01(木) 08:54 [2714]

 
久しぶりですが、最近、掲示板−1は盛り上がっているのでしょうか?
『所詮、技術士なんてこんなもんか』さんの言うとおり、技術士の情報発信の少なさについては問題だと思います。せめて、こうした匿名掲示板で活発に意見を出しあえれば、それは少しでも前進だと思います。というわけで私もこの議論には参加したいと思います。

建築基準法の第一条は
『この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。』と、あります。

この条文を読むと改めて、どんな立派なことを書いていても技術者のモラルや倫理感が崩壊していたらどうしようもないと感じます。この問題は長期的には『公』の概念を復活させていくことによって解決するのがベストです。団塊の世代に対して批判がなされていますが、団塊の世代はGHQによる『日本人洗脳計画(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)』の犠牲者です。占領時、アメリカ人が一番恐れたことは日本人による復讐でした。日本中の都市を無差別に爆撃して、民間人を殺しまくってさらに原爆まで落としたのだから、アメリカ人が復讐を恐れるのは当然です。そこで、GHQは徹底して日本人に戦争贖罪意識を植え付けることを目的とした日本人洗脳計画を実行します。日本人洗脳計画では、特に学校教育とマスコミを徹底的に統制します。この結果、日本の教育界やマスコミには進歩的文化人などの左翼勢力がはびこり、『日本は悪い国史観=自虐史観』が支配します。この洗脳教育は強烈でGHQの占領が終わった後もオウムに洗脳された信者のように日本の教育界とマスコミを覆いつくしています。そういう意味で特に団塊の世代にはその犠牲者が多いと思います。
早く洗脳から醒めてくれないと次世代がどんどんおかしくなるので本当に困ります。一昔前はまだ戦前の世代がいたうえでの団塊の世代だったのですが、現在はその自虐史観に洗脳された教師が子供を洗脳しているので、公の概念など育ちようがありません。公の概念とは、公のために尽くす心だと思いますが、これは愛国心とも置き換えられると思います。一部の人は愛国心と聞くとすぐに愚かなナショナリズムと批判しますが、そういったパブロフの犬のような反応こそまさにGHQによる日本人洗脳教育の効果そのものです。日本人には江戸時代も明治時代も戦前の昭和時代も『公』の概念が染み付いていたし、きちんと教育されてきたので、これまではその貯金のおかげでなんとかやってこられました。しかし、その貯金も使い果たしたと思います。その結果、ミーイズムの権化の醜い日本人が育っているんじゃないでしょうか?最近の醜い事件の続発は愛国心=公の概念がなくなったことがすべての元凶です。私は日本人洗脳計画から日本人の洗脳を解き放つために自分がいると確信しています。
戦後の日本を除く世界中のすべての国では、学校教育では愛国心を中心に教えています。アメリカが有名ですが、一例を挙げると例えばオーストラリアでは、生徒は機会あるごとに「私は神とわが祖国とを愛する。私は我が国の国旗を尊ぶ。私は女王に仕え、また喜んで両親、先生、そして国の法律に従う」と誓います。フランスなどのヨーロッパなどでも「祖国や人類」「社会的義務」などの道徳教育が充実しています。インドネシアの学校では毎週月曜日の一時限目は国旗掲揚式です。最近、新しい歴史教科書を作る会や右系ブログの増殖など、少しずつ洗脳が解けていく方向に進みつつあるように思いますが、まだまだ学校教育を変えるところまでは行ってないです。日本以外の多くの国では犯罪を犯しそうな人が犯罪を犯すのに対して、日本では犯人を捕まえたら周りの人がなんであの人が、と不思議がることがしばしばです。その原因はつまり教育にあります。これは本当に危険なことです。というわけで私は、姉歯さんや木村建設や内河健やヒューザーの関係者のような人間をなくすには長期的には教育問題だと思っています。

話を今回の構造計算偽造問題に戻しますが、長期的には学校教育に公の概念を教えることを復活させることがこの問題の根本的な解決策です。しかしながら今回の問題はそんな悠長なことを言ってられる状況ではないですよね。一部のマスコミや世論は役所が検査を厳しく行うべきという方向に進みつつありますが、私はこれに大反対です。基準を厳しくしたり、検査を厳しくしても、それをクリアすることだけが目的となり、いたちごっこを繰り返すだけだと思います。
では、どうしたらいいんでしょうか?私は短期的には市場原理がいい方に働く仕組みの構築が大切だと思います。つまり、見栄だけよくていい加減な物件が売れるのではなくて、安全性がきちんとした物件が売れる仕組みです。具体的には次の4点をセットで提案したいですね。

@全てのビルの施主、建築会社、設計会社、構造計算会社、各担当技術者の情報を各地方自治体のHPで公開することを義務づける。
A瑕疵に対する全賠償責任を施主が負うこと。
B施主は瑕疵に対する賠償を行うため民間の保険会社で保険の加入を義務付けること。
C検査機関は保険会社が選定すること。

こうしたことを実施すれば、これまでは検査のゆるい検査機関に仕事が集まっていましたが、逆に厳しい検査を行う検査機関に仕事が集まるようになりますし、姉歯が「鉄筋をもっと減らさないと仕事を他に回すといわれた」と語っていましたが、逆に鉄筋を減らすような設計屋に仕事は回ってこなくなると思います。結局、きちんとした会社の方が儲かるという仕組みの構築が大切だと思います。

この問題については私のブログでも集中的に取り上げていますので、良かったら覗いてください。
http://blog.livedoor.jp/hamaguri1101/

青い炎 [URL]  ++.. 2005/12/01(木) 09:21 [2715]

 
青い炎さんのレスで気がついたのですが、青い炎さんのおっしゃるAとBは住宅性能保証制度ですよね。マンションには住宅性能保証制度はないのかな?

それはそれとして、青い炎さんの@〜Bに賛成です。Cについては、保険会社選定でもいいですし、施主が選定して、それを保険会社が評価する(いいかげんなところに検査を出していると保健に入れない→性能保証ができない)ということでもいいと思います。

住宅性能保証といえば、私の済んでいる田舎町では、あまりご利益がないそうです。「性能保証付き」だとちょっとだけ高くなるそうですが、顔見知りだらけの小さな町ゆえの「そんなカタイことは言わない」みたいな面があるのでしょうね。
今後は、戸建住宅にせよ、マンション・アパートにせよ、耐震性だけでなく、シックハウスとか耐火性、その他の性能を総合的に情報提供して、購入者はそれを見てから自己責任で購入するインフォームドコンセントが必要になってくるでしょうね。
さらに、駅からの距離とか日当たりとかいった利便性・快適性も加味した、性能評価が重要視されてくるのでしょうか。

APEC  ++.. 2005/12/01(木) 13:25 [2717]

 
これはこれは魔法使いさん、ご無沙汰しています。

(本題)
私は、倫理とかの以前に、自分の設計した物が原因で、人が死ぬのがいやなんです。

それ以外であればどんな悪事でも?OK。
しかし、自分は小物なのでせいぜいコソ泥。

雑魚  ++.. 2005/12/01(木) 18:06 [2718]

 
APECさん久しぶりです。
>今後は、戸建住宅にせよ、マンション・アパートにせよ、耐震性だけでなく、シックハウスとか耐火性、その他の性能を総合的に情報提供して、購入者はそれを見てから自己責任で購入するインフォームドコンセントが必要になってくるでしょうね。

そうですよね。住宅購入という分野でもインフォームドコンセントと自己責任が必要だと思います。ただ、建設分野全体の信頼性が揺らいでいて、技術者や施工主が何を説明しても納得してもらえない状況になりつつあるんじゃないかと思います。信頼を失うのは一瞬で信頼を築くのは時間がかかると言いますが、信頼を取り戻すための何らかの対策が必要だと思います。

それと、姉歯氏のような人間が出て、こんな問題が起きるたびに税金を投入していたら今後どれだけ税金が必要になるのかクラクラします。今回の問題でも税金を投入しない方向に進んで欲しいです。

青い炎 [URL]  ++.. 2005/12/01(木) 18:25 [2719]

 
姉歯一級建築士を法的に処罰しようとしても建築基準法違反しかないのでしょうねえ。今のところこの件で、死傷者は出ていませんが、たかだか震度5で倒壊なら、いつ来るかわからない地震に対して、ずいぶん危ない橋を渡っていますねえ。彼も専門家であることから、未必の故意、殺人未遂罪で起訴されても文句はいえんでしょ。まあ、建築基準法違反でしか罪を問われないのは設計計算済みでしょうがねえ。
 悪徳を考えることと実行することには天と地の違いがありますからねえ。
 審査会社の担当者も今回は同罪ですよ。何度も告発されながら、相手にしなかったのですから。
 ところで、この事件でまたしても建設産業悪玉論が沸騰しそうな勢いですねえ。
儲けることばかりに血道を上げないで、建設会社や不動産会社はなぜ救済措置を実行しないのか、不思議でなりません。
汚名挽回の絶好のチャンスなのにねえ。不動産会社など先陣切って救済すれば、その後の販売はウナギ登りになること請け合いですよ。企画書書いてみません?なんなら一口乗りますよ。サラリーマンにはちょいと無理すじかなあ。笑ー笑、笑、笑。
 

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/02(金) 09:09 [2720]

 
魔法使い=笑うセールスマン様

汚名は挽回しないで返上して下さいね。
名誉は挽回しましょう。
笑ー笑、笑、笑。

論文添削係  ++.. 2005/12/02(金) 09:25 [2721]

 
アイタッ!!これはこれはご丁寧に。
魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/02(金) 09:57 [2722]

 
>今のところこの件で、死傷者は出ていませんが、たかだか震度5で倒壊なら、いつ来るかわからない地震に対して、ずいぶん危ない橋を渡っていますねえ。

説明に来ていた自治体関係者に『早くなんとかしてくれ』とか切れていた住民がいましたが、住民は国や自治体に出て行けといわれなきゃ出て行かないつもりなのでしょうか?正直言うと、こうした住民の行動は私には到底理解できません。どれだけ国や自治体や売主を責めようと、明日地震がきたら死ぬのは自分だということが理解できないのでしょうか?
もちろん地震がこない可能性もあるので、彼らはその可能性に懸けていて、その代わり地震がきたらその運命を受け入れて素直に死のうという哲学を持っているのかもしれませんが・・・

青い炎 [URL]  ++.. 2005/12/02(金) 10:30 [2723]

 
魔法使い=笑うセールスマン様
どういたしまして。これも公益の確保です。笑ー笑、笑、笑。
          これ気に入りました ↑
はーはっはっはっ,というイメージですかな。

青い炎様
難しいことをきっぱりと言い切られますね。
あなたの住んでおられる建物は大丈夫ですか。
深度7でも壊れませんか。
彼らは,激安のマンションを購入されるような経済状態(または考え方)の人達です。
ある程度はリスクを保有して生きていくしかありません。
ある意味,関東地方に住むこと自体が,命知らずのことかもしれません。
更に言えば,地震国日本に住むこと自体が「地震が来たら」その運命を受け入れようという哲学を持つ事なのかもしれませんね。
極論気味に書いてみました。笑,笑。



論文添削係  ++.. 2005/12/02(金) 11:26 [2724]

 
姉歯マンションは危険だから引っ越す。
いい案と思えるが、引っ越し先のマンションが、姉歯マンションより安全だという保障はどこにも無い。

例1、ついこの間まで、床がたわんでいる、とか、ゴルフボールが転がる床、とかのマンションが報道されていた。
例2、私の母校は、歴代の先輩がアスベストの壁面をはがし、根気にコンクリートを削った。コンクリートに中は木屑、雑巾等の捨て場だった。
例3、阪神大震災のおりには、崩壊したコンクリート柱から石油艦、バケツ等がでてきた。(これは土木の話)
また、シャブコンは常識。
など、など。
その他実例多数。

雑魚  ++.. 2005/12/02(金) 21:49 [2726]

 
姉歯逮捕!?!
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  ・
  ・
違反しているのは建築基準法だけのはず。

笑っている場合ではない。

技術者の社会的責任を改めて考え直さねば。

ボヤッキー  ++.. 2005/12/02(金) 22:01 [2727]

 
技術士口述試験準備の合間で覗かせていただきました。姉歯事件を防げない業界体質はISOやら監理事務所のチェック体制に大きな問題があるように思えます。
末端の技術者や職人の目線では、これはちょっとおかしんじゃない?鉄筋細すぎない?なんて会話は日常茶飯事です。過去には多分”俺の作ったものがそこらの地震なんかじゃ揺れもせんわい”という気持ちから”ちょっと弱そうだから、補強しておいたよ”という行動に移っていたのでしょうが、今は図面どおりにやらなければ怒られる。挙句の果てに干される。ゼネコンはどんな管理をしているんだと企業体質まで批判される。
なんかおかしな世界じゃないですか?わけのわからない理論を持ち込んでコストダウンの名のもとにもてはやしている業界・官庁。責任の流れだけをトレサビリティ出来るようにして、本質的な品質には触れないISO。うその計算書でもどんどん流れる状態に建設業界はなっているんじゃないでしょうか?
最近では坪20万-40万円台でもてはやされ急成長するハウスメーカもありますが、世の中の物価が4・5割下がらなきゃ全請負金の6−7割の部分は絶対に必要だし、職人もちゃんと生活できているんだから、買う側もなんかおかしいと気付くべきじゃないかと思う毎日です。
今回の事件で、買う側のリスクももっともっと報道され、まっとうな社会になればいいなと感じます。

受験者  ++.. 2005/12/03(土) 23:15 [2731]

 
>今回の事件で、買う側のリスクももっともっと報道され、まっとうな社会になればいいなと感じます。

確かに、「買う側のリスクももっと報道され、まっとうな社会になればいいな」という考えも一理あるでしょう。
しかし、これは、事実として技術者の犯罪であり、企業モラルの問題?あるいは組織ぐるみの犯罪?ですから、買う側を非難することはできません。また、報道のあり方についても、一連の報道の中で、今後、買う側のリスクが広く認識されたでしょう。ですから、報道自体は公益に沿うものだったと理解しています。

最後に「杉本泰治・高城重厚:第二版 大学講義 技術者の倫理入門(丸善株式会社, 2003)」を引用します。

以下、引用

科学技術に携わる技術者が自分の職務だから当然として行うことが、科学技術に無知な公衆の、安全や健康を害していることがある。排気ガスや廃棄物、食品や自動車・テレビ・電気冷蔵庫などの欠陥、医薬品の副作用などによる危害がそれである。消費者は、それらの危害の生成に何の責任もなく、回避する知識もなくて、被害を受ける。いいかえれば、技術者は、科学技術の専門的な知識・経験・能力を持ち、科学技術から生じる危害をいち早く探知し抑止することが可能な立場にある。企業においてそれが可能なのは、その場にいる技術者である。こうして、技術者に期待がかけられ、技術者倫理がいわれるようになった。

山川 [URL]  ++.. 2005/12/04(日) 01:01 [2732]

 

> しかし、これは、事実として技術者の犯罪であり、買う側を非難することはできません。

私の書き方が幼稚であったため誤解を招いているかもしれません。山川さんのおっしゃっている意味は十分に理解しているつもりです。技術者倫理は常に最優先に遵守されるべきです。私も技術士を目指す以上、また一人の技術者としてそうありたいとこれまでもがんばっています。
しかし、適正価格を逸脱したこの業界で生き残れず、生活も放棄せざるをえない中で、姉歯氏のように技術者としての魂を売ってしまった人はもっと多くいるのではないでしょうか。
現在の建設価格をおかしくしているのは、おそらく技術者ではなく、よく派手に取り扱われる経営者たちです。技術者達の正論は常に置き去りにされ、安く売ることのほうがテレビでもすごくがんばっているかのように取り上げられる。消費者は品質を追い求めているようで、結局は一部の人以外は価格の安いほうを求める。問題があれば文句を言う。それには全く責任は無いのでしょうか?
適正な仕事は適正な価格があってこそ成り立つものです。その中から、切磋琢磨しよい品質のものを安くなるよう努力し、結果としてそこから得た利益から、また新しく高品質のものを作りだす。これも大事なことと思います。
最近のデジタル家電のように高品質・高付加価値のものに消費者がひかれ、これまでとは数倍も違う価格でも買い、企業ひいては技術者も儲かる図式が建設業界に無いことが問題です。
建物というのは、不動産であり財産です。もっと消費者も品質と価格の関係に慎重になり、銀行も住宅ローンの貸し出し時に適正に評価するなどしないと、金の亡者である経営者達がはびこる世の中は変わりません。消費者に責任はありません。しかし間接的にでも建設業界をこうしてしまったのは消費者であることも事実です。
さまざまな立場が複雑に絡み合い、また生産現場においても同業者が非常に多く、また複雑に多層構造になっているこの業界では全体の倫理を高い状態にとどめるのは非常に困難なことです。
消費者が”安物買いの銭失い”にならないよう正しい建設知識を伝え、アピールしていくことが技術士の役目であり、適正な価格を消費者に理解してもらえれば、少しは改善できるのではないでしょうか?もし技術士になることが出来れば私もがんばってみたいです。

受験者  ++.. 2005/12/04(日) 03:33 [2733]

 
笑うセールスマンのシナリオとしてお読み下さい。
 
マンションを終の住まいと考えている購入者は何%いるのですかねえ。
 パリの中心部にあるアパートメントのように、数百年も貸し借り出来る建物として建設している、不動産業者や建設業者は日本ではついぞ見かけませんが、いたら名乗り出てくれません?そんな指導をしている行政も寡聞にして聞いたことがないですねえ。

 購入者はマンションの値上がりを期待し、不動産屋は買い換えを勧め、建設業者は建て替えをごり押しする、こんな図式で日本経済は回っているんじゃありませんか?
 今も、東京その他の大都市では不動産は投機や投資の対象だそうですねえ。長期投資はまだしも投機となるとバブルの頃の拝金主義を思い出しませんか?
 今回のマンション住人の中にそんな気持ちで安い物件だからと購入した御仁は見えませんか。今は被害者のような顔ばかりが表面に出ていますがねえ。「これだけリーズナブルな物件なら、いずれ買い換えて一戸建ても」と勧められまんざらでもないと思ったこと、ありません?おっと、勿論、悪いのは業者ですよ。でも人間には欲があるんですねえ。
 不動産を一代だけの投資の対象なんぞにせず、何代にも渡って使い続けると言う考え、ほら、なんと言いましたっけ?ああ、そうそう、あなた方得意の念仏のようなお題目、社会資本とやらに、ならないとどうにもなりませんよ。
 ところで、百年ぽっちどころか数十年で壊れる橋作ってる人達はどこのどなたでしたっけ?
 あなた、パリのアパートメントはナポレオン三世の時代ですから、もう数百年でしょ?
 あなた方の場合、社会(シャカイ)資本じゃなくて冷やかし(ヒヤカシ)資本の間違いじゃありません。笑ー笑、笑、笑。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/04(日) 05:58 [2734]

 
姉歯氏をはじめ構造計算書偽造に関わった人たちの行為は論外で,責められるべきは当然ですが,それとは別に国土交通省の責任も大きいと思います。
私は,国土交通省の11月20日付の以下の記者発表が問題を拡大したと考えています。
http://www.mlit.go.jp/aneha/20051120_.html(読売新聞11月20日(日)朝刊1面の記事に関して)
引用始
----------------------------------------------------------------------------
しかしながら、地震時の強さに関しては、概ね震度5強の地震に対して倒壊するおそれがあるというものであり、いずれにしても早急な対応が必要なものと考えられる。
----------------------------------------------------------------------------
引用終
「概ね震度5強の地震に対して倒壊するおそれがある」とはどのような根拠に基づいているのでしょうか?
青い炎さんの情報によると,「Qu/Qunが0.5以下のものを震度5強で崩壊するおそれがあるとして発表している」らしいとのことですが,その情報が正しいとすれば,国土交通省の見解は全くの出鱈目です。耐震工学的には何の根拠もありません。PMPさん,どう思います?

耐震規準は建物を設計するためのものです。建物の崩壊予測には使えません(本来動力学的な現象を,静的な現象に置き換えているのですから)。崩壊シミュレーションは,今のところ非線形の地震応答解析による外はないのですが,@入力地震動がわからない,A建物の復元力特性がわからない,B材料非線形と幾何学的非線形(P-Δ効果)を同時に考えなければならない(難物),C答えが得られてもそれが果たして正しいかどうか全くわからない等々,様々な課題があり,正確な予測を行うのは至難の技です。

私は長い間,建築系超高層構造物の耐震・耐風設計に携わってきました。その間培ってきた経験則から言うと,
RC建物は多少強度が不足していても震度5強程度では簡単には倒壊しないのではないか,という感触をもっています。

平成8年10月から気象庁震度階が改められ,従来の体感による観測が震度計で行われることとなり,震度5,震度6が弱・強の2階級に分割されました。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/leaflet/shindo/index1-1.html(1.震度計と震度観測体制 (1)震度の観測について)
新震度階が制定されてから現在に至るまでに発生した地震で,震度5強以上を観測した地震は23回あります。
http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/higai/higai1996-new.html(日本付近で発生した主な被害地震(平成8年〜17年10月))
私の知るところ,震度5強で倒壊したのは2001年芸予地震の際今治市で倒壊したピロティ形式のマンションだけです。その建物は,ピロティ形式という耐震上の弱点の他に,柱の断面寸法が小さく,帯筋間隔が広い,見るからに危ない建物でした。
23回の地震では,夥しい数のRC建物が震度5強以上の地震動に遭遇したと思われます。また,それらの建物の中には,56年耐震基準を満足しない「既存不適格建築物」も多くあったはずです。にも拘らず,倒壊したRC建物は唯の一棟です(間違っていれば指摘して下さい)。この事実は,RC建物は現行基準をクリアしていなくとも震度5強程度では簡単には倒壊しない,ことの証左ではないでしょうか。

地震動の立場に立てば,建物を倒壊させるのは容易なことではありません。強い揺れが継続する時間は高々10秒〜15秒程度ですからきわめて短時間の勝負です(建物はこの時間を我慢すればよい)。建物を倒壊させるには,建物の耐力と靭性が不足していることに加え,次のような条件を満足することが必要です。@地震動の強度(SI値)が大きい,A建物の固有周期と地盤の卓越周期が接近している。Bかつ,建物の固有周期が地盤の卓越周期よりも短い(接近していても,建物の固有周期が地盤の卓越周期よりも長い場合は比較的安全)。C加速度応答スペクトルの形状がなだらかである(マッターホルンのように尖っている場合は比較的安全)。D強い揺れの継続時間が長い,等々。

以上述べたことは一般論であって,今問題になっている個々の建物にどれだけ当てはまるか判りませんが,そう心配しなくても良いのではないかと思っています。震度5強のゆれでは,建物が崩壊して人命が失われるような最悪の事態にはなるまいと楽観しています。

「震度5強で倒壊するおそれがある」の真偽はひとまずおき,人々を不安に陥れる危険性をはらむ情報の発信は慎重であるべきと思います。今ではこんなデマをまき散らす人もいます。
引用始
----------------------------------------------------------------------------
震度5以上の地震があればほぼ完全に周辺では何人もの死者が出る。それが判明しているのに見過ごしているのは未必の故意であり被害が出てから訴訟を起こされれば行政は勝てるだろうか。早急に行動せよ。
----------------------------------------------------------------------------
引用終
http://www.diary.ne.jp/user/31174/?(勝谷誠彦の××な日々。2005/12/02(金))

以下,蛇足

魔法使いさん,困っている人がいるのだから茶化すのはやめようよ(ーー;)。

ねぎ  ++.. 2005/12/04(日) 08:42 [2736]

 
ねぎさん、私とあなたではまじめさの質が違うのであなたから見れば茶化しているように見えるかもしれませんが、私は大まじめなつもりですのでもう少しおつきあい下さい。

 さて、せっかくのねぎさんからのご指摘なのであなた宛にまちきん技術師から返事があったという形を取らせて頂きます。フィクションですので不備があれば、ご容赦下さい。


 『ねぎさん、借りた金は返す。当然です。しかし、返さないのはいけませんが、返せないのは合法だと言うことをご存じですか?
 今回の場合、銀行その他の金融機関から借りたお金は返すのが当然です。このままでは、銀行とはローン計画通り返す契約は破棄できませんので、これを逃れることは出来ません。

 しかし、今、被害者が公営住宅に入っても、月10万円以上の、家賃は支払わねばなりません。とすると、ローンと合算すると、年間200万円以上を住宅関連の支払いに充てねばなりません。
 これは700万円クラスの年収ではもう返せませんよね。普通にサラリーマンならね。わかります、ねぎさん。ここが肝心なのですが、「返さないのではなく返せないのです」
 さて、返せないとなれば「借りた金は返せなくても合法」なのをご存じですよね。
 破算すりゃもちろん、チャラですが、破産は心理的に負担が大きい。では、どうするか。

 個人民事再生法というのをご存じですか?

 この適用を受ければ最大300万円までに、借金は合法的に減らせます。これを最大5年までに完済すればいいので、月に直すと5万円、これなら何とかなるのではありませんか?

 「どうするかって?」
 この法は、住宅用不動産の借金を除くすべての借金に適用されるので、平成の徳政令とも言われていますが、とにかく今の不動産から退去することですよ。
 そして、個人民事再生法の申請をすると言う訳です。そうすれば、3000万円までの借金は300万円まで圧縮されます。
 今のままなら35年ローンで3000万円、利息を入れれば5,6000万円払うところを300万円支払えばチャラです。
 困っている方はどうぞ調べてみてください。困ってない方は当然、借りた金は返さねばいけませんよ。それが世の中の常識ですからね。笑。』  
まあ、私もまちきん技術といっても、士でなく師レベルなので、せっぱ詰まった方にはこちらhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search/ref%3Dpd%5Fsl%5Fov%5Fflat%5Fbooksjp%5F8839885%5F1/250-5122319-8748257?index=books-jp&field-keywords=%E5%80%9F%E3%82%8A%E3%81%9F%E9%87%91%E8%BF%94%E3%81%99%E3%81%AAを読んで研究するよう教えてやってくださいよ。

追伸、       
ねぎさん、あなたはチョウまじめな方なので、きっとこんな処理はお気に召さないでしょうが、合法なのです。そして、合法なら、借金で人生を棒に振るよりマシだという考えもあることをわかって頂きたいですがねえ」 
親愛なるねぎ様。まちきん技術師より  

魔法使い=まちきん技術師  ++.. 2005/12/04(日) 18:48 [2737]

 
ねぎさん、あなたの追伸以外の書き込み、ガチガチの土木屋らしくて、ほほえましいですねえ。
半歩譲ってあなたの言うことが正しいとして、そのマンションに住み続けることが出来ますか?実験として東京にそのまま残しておき、関東大震災が再来したときの検証としてなら、学術的な意味はあるでしょうが、専門○鹿と批判を浴びそうに思われますが??。

魔法使い  ++.. 2005/12/04(日) 19:28 [2738]

 
魔法使いさん,私はまじめな人間であることを自覚していますが,チョウまじめという表現はどうも(ーー;)。「正統派まじめ人間」と呼んで下さるとうれしいのですが。

>個人民事再生法というのをご存じですか?
知りませんでした( ゜д゜)ポカーン。勉強になりました。

>きっとこんな処理はお気に召さないでしょうが、
いいえ。すごく良い方法だと思います。マンションの人たちに教えてあげればいいのに。

>半歩譲ってあなたの言うことが正しいとして、そのマンションに住み続けることが出来ますか?
私の文章は長すぎましたか?住み続けろなんて書いてないでしょ?それから,私のいうことが正しかったら,なぜ「そのまま住み続けること」につながるんです?

>実験として東京にそのまま残しておき、関東大震災が再来したときの検証としてなら、学術的な意味はあるでしょうが、専門○鹿と批判を浴びそうに思われますが??。
よく読んでくださいよ。頼みますよ(ノД`)。

追伸

>半歩譲ってあなたの
こういう言われ方もなんかいやだな。もう半歩譲って,せめて1歩にしてくれません?

ねぎ  ++.. 2005/12/04(日) 19:45 [2739]

 
それなりにが議論が盛んになってきたようですね。姉歯の件は犯罪だから関係ないという書き込みもあり多少がっかりするところも散見しているようですが、さすが技術士大先生の方々だけあり広範な知識と見事な論述には感心します。自分は土建分野とはあまり関係ない電機関連の企画の仕事をしており、技術士でもありませんし、技術士を収得する予定はありません。が、仕事がら技術士について調べたことはあります。調べた範囲での話ですが、近年の技術士は企業内技術士も奨励し、企業内でCSRなどの責任を担うことも目指していると理解しています。

こういう視点からすると、この辺の議論が少ないように感じます。この辺りが公共工事の土建分野のコンサル業では必要な資格であるが、それ以外では市民権を得られない役立たずの資格(失礼)となっているのではと思います。偏見かもしれませんが、膨大な不当利益を得ている(とおもわれる)総本山の土建業界にこそCSRこそが求められているのではないでしょうか?

今後の技術士の大先生方々のご活躍に期待します。
小生の狭い技術士との付き合いだけの話ですが、技術士とは口が旨いだけで、ろくに技術など知らず何もしない(できない)、または自分の専門以外についてまでも知ったかぶりをする人が多いような気がします。ま、それがコンサル業なのかもしれませんが。

所詮、技術士なんてこんなもんか  ++.. 2005/12/04(日) 20:01 [2740]

 
さすが電気関連のお方。井の中の蛙とはこういう人のことをいうのでしょうね。現在の土建業界でCSRを無視している企業がどれほどあるでしょう。たとえば、分かりやすいところで言えば、建設現場におけるゼロエミッション活動でも見られたことがありますか?よっぽどご家庭から出る家庭ごみと比べ物にならないくらい分別され廃材や建設副産物がリサイクルされているのですよ。よっぽど過剰梱包で現場を荒らしてくれる設備(いわゆる電気・空調)業者がもう少し環境保全意識があれば助かるのですが。土建業界における技術士の仕事はたくさんあると私は思います。市民権を得られないというお考えは当然、市民には理解できない部分でコンサルティングし、市民に良質な建造物を供給しようとしているのですから、おのずと離婚調停などで市民が触れる機会の多い弁護士などとは一線を隠しておるのではないでしょうか?
コンサル業は幅広い知識が必要です。分からないことでもとりあえずかじりつき、後から必死で調べて追いつく。そんな技術士の先生も多いのでは。特に市民権がないのですから、威張っている技術士もいないと思うのですが。

受験者  ++.. 2005/12/04(日) 20:39 [2741]

 
お許し下され、ねぎ殿。ぺこぺこ。
ねぎ殿がご理解頂けるならまちきん技術師の発言も、無益では後ざらなんだ訳ですね。
もし、皆さんの回りでも、ご存じない方がおられるようなら、このホームページを印刷するなりして、教えてあげてくだされ。
ただ、人間の欲望にはきりがないことも充分教えてあげて頂きたいですがねえ。あはは。

まちきん技術師より。

まちきん  ++.. 2005/12/04(日) 21:12 [2742]

 
『小生の狭い技術士との付き合いだけの話ですが、技術士とは口が旨いだけで、ろくに技術など知らず何もしない(できない)』抜粋ここまで 
所詮、技術士なんてこんなもんか 殿、
ここは、ブレーンストーミングの場所ですぞ。トップページをよくごらんなされよ。
 貴公の狭い世界は電機業界とのこと、
とすると、電機業界の技術士はそんなに心が狭いのかな?
 そうではあるまい。よくお考え召されよ。貴殿はご自分だけでなく、飯の種であるご自分の業界にも唾を吐きかけているのですぞ。笑ー笑、笑、笑。


魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/04(日) 21:19 [2743]

 
ネギさんの朝の意見に同感です。
私もずっとそのことを考えていました。
私は、橋梁屋ですので、建築構造のことは判らないのですが、構造物の耐震性では共通点も多いとおもいます。
一つは、古い建物(56年耐震基準?)であればこれらの手抜き(鉄筋抜き)ビルよりも遥かに危険な建物がいっぱいあって、大変な数の人たちがすんでいるはずです。行政は、この人たちに退去命令をだすのか。
行政が今、退去命令や取り壊し命令を出すのは、ただ騒がれて公になったから取り合えず建築基準法(?)への「コンプライアンス」で出しただけ。それがどんな結果になろうが、取り合えず自分たちに責任追及が来ないようにしただけに思えます。
仮に、軸方向筋が所定(?)の鉄筋量の1/3(?)のときにどんな崩壊の仕方になるのか。感覚的には、震度7であれば倒壊するかもしれませんが、5強程度では、(よほど地盤が悪くて6以上のような応答になっているのでなければ)せいぜい大きなクラックや少し傾いただけのような気がします。また、倒壊(?)した時の形状は一階もしくは二階がつぶれる形かなと思われます。
橋梁の分野では、今盛んに耐震補強の工事が行われています。現行スペックレベルの補強は費用が嵩むため、取り合えず緊急に整備を進めるための3ヵ年プログラムということで、55年道示以前のスペックのものを鉄筋段落し位置だけカーボン繊維で巻くという補強も行われています。十分ではないですが、この位置での破壊を防げば、倒壊までには至らないだろうという考え方です。
売主などからの補償は、ほとんど期待できないわけですから、被害者の住民を救う手立として建物の補強という手段は考えられないのでしょうか。橋梁屋からみれば、1階や2階の柱をカーボンでまき立て靭性アップを図り、床や梁にもカーボンを貼って強化すれば、震度6強ぐらいには耐えられるような気がします。さらに、もう少し費用をかけ柱下部に免震支承などを設置すれば現行スペック以上の耐震性が確保できないでしょうか。
行政は困らすだけの取り壊し命令より、こんな設計や補強費用を出す方向での援助が必要だと思います。


災害復旧請負人  ++.. 2005/12/04(日) 21:53 [2744]

 
>私の知るところ,震度5強で倒壊したのは2001年芸予地震の際今治市で倒壊したピロティ形式のマンションだけです。その建物は,ピロティ形式という耐震上の弱点の他に,柱の断面寸法が小さく,帯筋間隔が広い,見るからに危ない建物でした。

理論と実際が全く異なることがしばしばである地盤工学をなりわいとしてきたものとしては、すぐに全国の震度5強、震度6弱、震度6強が観測された地区の既存不適格建物のQu/Qunと実際に起きた構造物の変状を図に表したものを作りたいと思ってしまうのですが、そんなことは誰もやっていないのでしょうか。

それはそうとして、今回の姉歯氏の設計したマンションではQu/Qunが0.26というものがあってとんでもなく危険なものと日本中の人が認識しています。それは、ねぎさんのようないわゆる専門家が誰も情報発信しないからだと思います。専門家の情報発信が慎重であるべきと主張することは、素人による人々を不安に陥れる危険性をはらむ情報の発信を野放しにすることと同じことじゃないですか。現実そうなっていますし。

>以上述べたことは一般論であって,今問題になっている個々の建物にどれだけ当てはまるか判りませんが,そう心配しなくても良いのではないかと思っています。震度5強のゆれでは,建物が崩壊して人命が失われるような最悪の事態にはなるまいと楽観しています。

このような意見は今回の偽造事件が起きて以来、初めて聞きました。もっと情報発信があってしかるべきだと思います。というわけで、私のブログに引用してもいいでしょうか?

青い炎 [URL]  ++.. 2005/12/05(月) 01:18 [2745]

 
>このような意見は今回の偽造事件が起きて以来、初めて聞きました。もっと情報発信があってしかるべきだと思います。というわけで、私のブログに引用してもいいでしょうか?
それはしないで下さい。今から出張なので理由は帰ってからということに。

ねぎ  ++.. 2005/12/05(月) 06:20 [2746]

 
昨日の続きです。だめな理由は,
第一に,困っている人たちに一般論を言っても無意味。
第二に,情報は発信した途端に変質を繰り返しながら一人歩きをする。強烈な事例は,
初期情報「地震時の強さに関しては、概ね震度5強の地震に対して倒壊するおそれがある」(国土交通省)
変質情報「震度5以上の地震があればほぼ完全に周辺では何人もの死者が出る」(勝谷誠彦の××な日々)
技術者が沈黙を守るのは2番目の理由を恐れるからです。沈黙は消極的な選択ではなく,社会を混乱させないための積極的な選択です。「沈黙は金」と言うでしょ。

ねぎ  ++.. 2005/12/06(火) 09:26 [2749]

 
 全部を全部読んだ訳ではないが・・。

 やっぱり、建設ってこんなレベルなのか?
 ちょっとおかしいぞ。
 私は、「所詮、技術士なんてこんなもんか」さんの
意見にもっとも同意できます。

B作  ++.. 2005/12/06(火) 23:45 [2756]

 
抽象的な批判だけではなんともなりませんよお。^o^
ご自分の考えを展開しなければ、始まらない。
魁より始めよ、だったですかねえ。
例えば
@ハードソフトともに技術レベルが低い
A社会人としての認識が狭い
etc
自分はその問題に関しては○×・・と考える。更にはこういった視点も必要ではないか
とざっとこんな展開をしてあれば、ブレーンライティングもできそうです。今のレベルの書き込みでは、技術士試験ならCランクかな。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/07(水) 08:56 [2757]

 
技術士には守秘義務があります。
秘密を守れるというのは,技術士のセールスバリューでもあります。
そのため,守秘義務の重みを知っている者は容易に内情を語れません。
ここの掲示板には,まだまだ青い技術士が多いようです。
技術士資格を剥奪される覚悟があっての発言であれば,心から尊敬します。

論文添削係  ++.. 2005/12/07(水) 17:45 [2758]

 
> 抽象的な批判だけではなんともなりませんよお。^o^

 食い付いてきたということは、「自分のこと?」という自覚はあるみたいですね。
 その気持ちを大事にして下さい。

 発言の論理構築を重要視されているようですが、ご心配なく。
 恐らく私もアナタと同じ資格を持っています。
 

B作  ++.. 2005/12/07(水) 23:39 [2759]

 
自覚だとか資格だとか、そうじゃないんですがね。
挑発しあっても仕方がありませんので、これにてご無礼しますよ。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/07(水) 23:58 [2760]

 
>技術士には守秘義務があります。

守秘義務は建設業界の悪弊を見てみぬふりをすることではないと思います。姉歯の構造計算を見抜いて検査機関に通告した一級建築士がいましたが、我々技術士の中にそういう行動がとれる人がどれだけいるでしょうか。
自分の仕事以外には口を挟まない人がほとんどではないでしょうか?見てみぬふりは誇るようなことではないと思います。

青い炎 [URL]  ++.. 2005/12/08(木) 20:04 [2761]

 
珍しいことに今回は青い炎さんと完全に意見が一致しています。^o^
中々できないけれど、出来ないからと言って居直ってはいけないと思いますよ。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/08(木) 23:06 [2763]

 
>姉歯の構造計算を見抜いて検査機関に通告した一級建築士がいましたが、我々技術士の中にそういう行動がとれる人がどれだけいるでしょうか。

ほとんどの技術士が同じ行動をとると思う。そんなの技術士なら当り前でしょ。
「公益確保の責務>守秘義務」を知らないの?

ねぎ  ++.. 2005/12/08(木) 23:49 [2765]

 
論文添削係さん・B作さんは何者ですか?こんな威圧的な書き方はどうかな?今回については魔法使いさん・青い炎さん・ねぎさんに1000点!反論どうぞ!
??  ++.. 2005/12/09(金) 00:24 [2766]

 
災害復旧請負人さん。カーボンはうまくつかえば増厚工法なんかに比べれば、断面も大きくならないようなので、いいですね、と素人考えしていました。
ねぎさんその他の専門家からみて、補強方法、安全率の問題その他について、もう少しつっこんだ議論を期待します。よろしければお続け下さい。拝聴します。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 01:01 [2767]

 
私ならまず最初に制震構造を考えます。最近は土木の仕事ばかりしているので建築の情報に疎いのですが,建築分野の制震技術は相当進んでいるはずです。例えば,こんなのはどうでしょう。

http://www.smcon.co.jp/technology/architecture/menseishin/wseishin.html(制振構法/制震構法)
http://www.mhi-ir.jp/news/sec1/200503234331.html(既設鉄筋コンクリート建物の制震ダンパーによる新耐震改修システム
広島工業大学と共同で開発 )

ねぎ  ++.. 2005/12/09(金) 09:28 [2769]

 

広島工業大学プロジェクト工法がよさそうですね。このダンパーは揺れが最も大きくなる屋上の梁に設置すればいいのですか?それとも各階に必要なのですか?
追伸(へえ・・構造屋の片鱗がでてきやしたねえ・・・ねぎさん、半歩ばかり見直しました。経済性はどうなんでやす??これでいけるとなりゃ、一本勝ちだね。 )
 

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 10:03 [2770]

 
??様

感情的だったようです。すいませんでした。
遅くまで悩みながら仕事をしている建築士や,鋼構造およびコンクリート
の技術士を知っているので,少し頭が熱くなっていました。
私は技術士ですがこれらを専門とはしていませんので,あまり彼らの助けに
はなれていません。
忸怩たる思いで,彼らの話を聞いているだけです。

今朝の新聞に,構造計算ソフトの欠陥という記事が出ていました。
このソフトが何というソフトなのかは出ていませんでしたが,建築構造計算
で良く使われている###というソフトは,計算結果などの値をテキストファイ
ルで編集できるような仕様となっています。
欠陥というか,そのような要望に対応しているのだと聞いたことがあります。
後発のソフトですが,急激に売れているそうです。
いったいどれだけの偽造に使われているのか,想像もできません。

東海・東南海・南海地震が起きる確率は高いです。
技術者としては,近々必ず起こる災害と考えておくほうが良いように思います。

ねぎ様が強い信念を持って書かれていることは伝わってきます。
以前から,弱い者の立場に立った発言をされているのを知っています。
また,そのスタンスが揺るぎのないものであることも,見せていただいていま
す。
この分野の専門家のようですし,がんばってください。

魔法使い様
汚名返上の件では失礼しました。
少し茶化したように書いたことを反省しています。
高知県にお住まいのようで,南海地震は心配されていることと思います。
津波の被害も怖いですね。
高知県と和歌山県が,最も対策が必要だという気がします。

青い炎さん
私も税金で建て直すことは反対です。
住民にも事故責任の部分はあるのだし,デザイン無視で補強すれば良いと思います。
恥の文化として保存すればいいのに。

論文添削係  ++.. 2005/12/09(金) 12:45 [2782]

 
いえいえ、大したことではありません。ここは以前、技術者達の言いたい放題という掲示板でした。

この板も長くなりましたので、良ければ、第2国土交通省の板に移りませんか。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 16:32 [2784]





 建設部門とは 
 私は、この恐らく建設部門の方が大多数を占める掲示板を見て、「視野が狭くて頭が固い人が多いなあ」と思っていました。
 そこで、なぜこれほど視野が狭くなるのか?ということを、例の「耐震偽造問題」をきっかけに考えてみました。

 原因の一つは、恐らく建設部門の方は、「自分で作った物を自分で壊す」という経験が無いからだろう、と推測しました。
 しかし、建設部門以外の方にとっては、自分で作ったものを自分で壊すというのは、そんなに珍しいことではありません。
 
 結局、作った→間違っているカモ?→いまさら壊せない→そのまま生き残る→オレのやったことは間違っていない→正しい・・・、という構図でしょうか。

 このように考えている人間もいます。

 
B作  ++.. 2005/12/08(木) 22:35 [2762]

 
私が以前勤務していた会社の例を挙げます。
その例は、単純ミスで、橋台に係る水平力を過小に入力していたため、滑動に対する安全率が不足していました。

 当然工事のやり直しになりましたが、スパンが短かったため、地中梁を設けることを提案して、活動を抑えたと記憶しています。その工事費は当然会社が全面負担しました。
 ミスはほめられたことではありませんが、そうした会社もあります。一概には断定できないという例です。
 
ところで、これって、守秘義務違反ですかねえ?私はそうは思いません。理由は、設計ミスの事例と対処方法を公表することを通じて、建設部門の名誉回復につながると考えるからです。
これが守秘義務違反だといわれ処罰されるのなら、断固戦いますがね。
こうした態度が青いといわれるなら、私はその青さを大いに誇りたいと思う。腐って熟した柿でないことを祈ります。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/08(木) 23:24 [2764]

 
誤った認識は改めていただきたいので更に書き込みます。誤認は偏見に通じるからです。
 さて、建設部門には他部門と同じように、試験、調査があります。試験ではコンクリートや鉄の破壊試験、できあがった構造物に対しても、抜き取り検査やシュミットハンマーによる非破壊試験、鋼構造物に関しても、各種の非破壊試験がありますよ。
 むしろ建設部門はスクラップアンドビルドであまりにも多くの構造物を壊し続けてきた。そのことに対する反省を含め、アセットマネジメントという考えが普及してきています。
 その意味で建設部門は、壊さないという方向で動いていくと考えられるので、あなたと違って私はメッタヤタラ壊さないという意味で、いい方向へ向かっていると考えています。
あなたがどの部門か知りませんが、壊すということの意味、価値を具体的に記入してもらわないと、いけません。多分テストを重ねて製品化していると言うことなのでしょうが、建設部門はそうした経験がないというのは論理として強引すぎます。

魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/09(金) 09:12 [2768]





 団塊世代(+前後10年世代)のこれから 
イーホームズから話題がそれていますので、新たに板を立てて見ました。
アルさん。「 世上では、六十から六十五歳の年金空白期間の方々から多くのホームレスが生じることが懸念されております。」抜粋ここまで
とのこと、もしそうなら、例えば、高知県にきて、耕作放棄されている棚田を再生する活動に参加すればいいのです。高度成長の中で形成されてきた拝金主義とその延長線上で語られる勝ち組負け組といういやらしい価値観から抜け出るまたとない機会です。疲れた心を棚田は回復させてくれます。
 私個人で言えば経済的豊かさなど微塵もありませんが、会社の理解もあって週の半分は自由時間という財産を持っています。
20世紀後半から形成された拝金主義から脱出し、パーマカルチャー(パーマネントとアグリカルチャーの合成語だそうで高知大の学生さんに最近教えてもらいました持続的な農業文化というのだそうです。)の担い手になる、そんな選択肢はいくらでもあります。大都市にしがみついて生きるだけでは幸せは来ません。
 以前ここで紹介されたブータンの「国民総幸福」という物差しが、人をいやしてくれると考えています。先日、高知大の学生達とベンチャービジネス(地域再生=棚田再生)でワークショップをしましたが、経済尺度(GDP)でない幸福という尺度で自分と地域を見直すことが出来ればと考えています。謹慎などとおっしゃらず、忌憚のないご意見をお聞かせ下さい。

 
魔法使い  ++.. 2005/12/01(木) 10:02 [2716]

 
魔法使い殿、小生や御貴殿は社会の底辺で働く人々と比べれば、比較的恵まれた立場にあると思います。なにしろ、社会資本整備事業の大義の下で、ある程度守られているのですから。
 だが、問題は六畳一間の出身(雑魚クンの造語)で、社会の底辺で真面目に働き続けてきたにも拘わらず社会から置き捨てられた人々です。不況という理由で職場を奪われた彼らに何の罪があるのでしょうか。
 長年にわたって年賀状を交換してきた友人が行方不明になっています。当時の仲間に尋ねるとホームレスになったらしい、とのことです。自らを恥じているのか、誰にも連絡がないそうです。
 棚田のお話は誠に結構なものであります。だが、心ならずも落伍した人々を棚田に収容し再生して頂くシステムが社会に構築されているだろうか。例えば、ホームレスの一人が高知県の棚田を訪れて「働かしてください」と懇願した場合、受け入れて貰えるのだろうか。
 社会から落伍した者にも、それなりの責任はあろうかと思います。だが、そのような方々に小生も何か手助けすべきですし、社会も手を差し伸べなければならないと考えます。
 今回の欠陥マンション問題では、分譲業者も住民も声高に国の責任と補償を叫んでおられます。一方で社会から落伍してしまい、声を挙げることも出来ずに寒空に震える人々がおられます。このような理不尽が罷り通ってよいものだろうか。
 小生が申し上げていますのは、拝金主義でありますとか、疲れた心とか、価値観とか、そのような観念の問題ではありません。真面目に働いてきたにも拘わらず、社会から落伍して人間として最低限の生活さえ奪われた人々のことであります。
 文中、万が一失礼な言辞がありましたらお許しください。

アル中技術士  ++.. 2005/12/02(金) 12:56 [2725]

 
余生はアフリカの大地で、というのが夢だった。
ブワナトシにあこがれていた。
それは全部断念した。

今は、ムシロ旗を挙げる事が目的だ。
現代の効果的なムシロ旗はどのような形態があるか模索中。

雑魚  ++.. 2005/12/02(金) 22:09 [2728]

 
アルさん。えらそうなことを書きましたが、今すぐ受け入れ可能かと言われれば、悔しいことに1人でもすぐには出来ません。
が、あと2年、団塊世代が大量退職するときには、受け入れられるシステムを作りたいですね。

 今年から棚田で無農薬米を始めました。協力しながら順次拡大していくつもりです。今全国の中山間地は大量の耕作放棄地が広がっています。これを、維持し次世代に伝えるためのシステムとして、団塊世代による棚田農援隊を全国展開することは出来ないものでしょうか?
 かつて、龍馬が浪士達を組織して北海道開拓を目指したように、誇り高き平成の棚田屯田兵として、棚田を復活させることが出来ませんか?一度、龍馬記念館の責任者と相談してきます。
 雑魚さん、米を作っていますので、むしろ旗の材料は提供できますよ。笑。
 その旗のあげ方を一緒に考たいですね?今こんな活動をしています。お二人とも、よろしければメンバーに加わってください。
http://morikochi.zero-yen.com/
http://blog.livedoor.jp/morikochi/
 

魔法使い  ++.. 2005/12/03(土) 05:02 [2729]

 
追伸、名簿は非公開ですので、情報は漏洩しません。
魔法使い  ++.. 2005/12/03(土) 12:51 [2730]

 
高知県のハローワークでの検索結果です。入力条件は年齢不問です。
このほかにも間伐の作業員というのもありました。
求めよ!さらば与えられんと言う言葉が聖書にはあるそうです。その点私はオプティミストです。
そちらの県でも放棄棚田はいっぱいあるはずです。
座して呑む酒が、知行一致になるともっとおいしく呑めると思うのですが?

3 作業員 正社員以外 121,875円〜 131,250円 1) 8:00〜17:00 日祝他/その他 農業のうち耕種農業 39050-1870251 高知県吾川郡春野町

◎ 4 牧場管理・運転手 正社員 158,400円 1) 7:00〜16:00他/毎週 農業のうち畜産農業 39010-
12857351 高知県高知市

◎ 5 農場管理(派遣) 登録型派遣 170,375円〜 187,412円 1) 8:30〜16:55 日祝他/その他 サービス業(他に分類されないもの)のうち他に分類されない事業サービス業 39010-12770251 高知県香美郡土佐山田町

魔法使い  ++.. 2005/12/04(日) 06:22 [2735]

 
> 高知県のハローワークでの検索結果です。入力条件は年齢不問です。

 魔法使い殿、ハローワークのご紹介までして頂きまして誠に恐縮しております。小生は現在のところ本業の方で何とか生活できております。しかし、将来は判りませんので、牧場管理や農場管理の仕事に雇用して頂けるように、今から足腰を鍛えておきます。
 ご心配をお掛けしました。


アル中技術士  ++.. 2005/12/05(月) 16:38 [2747]

 
魔法使いさん始めまして
建設部門(建設環境)のぐるぐるといいます。
パーマカルチャー・・・やっと出てきましたね。
私は、この活動に取り組み5年を経過しています。
神奈川県藤野の取組みはいろいろ意見が分かれるところですが、魔法使いさんの地元から近い?、九州ではこの実践をしている人が多いですよ。
愛知万博ではデモンストレーションガーデンがありました。素敵な考えであると思います。

ぐるぐる  ++.. 2005/12/06(火) 01:34 [2748]

 
写真は古民家再生です。npoで手がけたいと思っています。
パーマカルチャーの担い手として団塊世代が立ち上がっているなら、きっとこれは団塊世代の社会貢献事業として、子孫に誇ることができますね。 よろしければ神奈川県の取り組みやパーマカルチャーについて、ざっとご紹介下さい。決して売名行為にはなりませんから。

 アルさん、ごめんなさい。貴殿に紹介したのではなく広く皆さんに知っていただきたかったからです。口伝えにでも、団塊の悪戦苦闘組に伝播すればいいと考えたからです。

魔法使い=NPO不動産狸熊家(リタイヤ)  ++.. 2005/12/06(火) 09:41 [2750]

 
九州といえば、がんさんをはじめネット仲間がいます。良ければ情報を下さい。
魔法使い=NPO不動産狸熊家(リタイヤ)  ++.. 2005/12/06(火) 09:43 [2751]

 
> 九州といえば、がんさんをはじめネット仲間がいます。良ければ情報を下さい。

ご存知かもしれませんが、九州ではパーマルチャーネットワーク九州、神奈川ではパーマカルチャーセンタージャパン、岩手では酒匂氏が実践されております。

パーマカルチャーの考えは、パーマカルチャービレッジ=エコビレッジにつながります。エコビレッジでは、4つのエコロジー(環境、経済、社会、精神性)のいづれかが要求されるそうです。
GEN(グローバルエコビレッジネットワーク)で検索されますと、フィンダフォンエコビレッジなど、より詳しい情報が得られます。

パーマカルチャー個別技術は、日本の福岡氏の自然農法から、シュタイナーのバイオダイナッミク農法まで、幅い広い農業技術がカバーされております。
農業のみならず、建築技術につきましては、OM、ストローベールハウス、フラードーム、もちろん日本の古民家、アイヌのチセなども要素技術となります。

このため国内のパーマカルチャーは、建築家が主体となって活動しております。しかし、国内のエコビレッジは、理念・目標もなく、ただ建築家の金儲けの手段の一つとなっている例が多いことも事実です。(もちろんホンモノもいます)

ドイツ、OZ、NZの技術をそのまま国内に導入するだけではなく、日本の脆弱性を考慮したエコビレッジ(=社会資本整備)が必要と考えます。

・・・となれば、我々、建設部門の技術士の出番ではないでようか(笑)
 私は、魔法使いさんのような技術士が農業者、林業者、不動産所有者、資産家などと連携し、日本のパーマカルチャーのリーダーとして活躍されることを望みます。

・・と、こんな説明でしたが、お役に立てましたでしようか?ご希望の情報と違うようでしたらご指摘ください。

ぐるぐる  ++.. 2005/12/06(火) 11:57 [2752]

 
「私は、魔法使いさんのような技術士が農業者、林業者、不動産所有者、資産家などと連携し、日本のパーマカルチャーのリーダーとして活躍されることを望みます。』抜粋ここまで

ぐるぐるさん!!!ありがとうございます!!!!
恥ずかしながらパーマカルチャーという言葉、最近知ったばかりでした。
でも、私たち杜ハヤ高知が考えていた事と重複した思想です。
 私たち杜ハヤ高知(杜ハヤとは別活動)はもうすぐNPO法人になります。今後もご指導ください。メンバーも募集しています。よろしければURLで見てやってください。
 ありがとうございました。

魔法使い=杜ハヤ高知理事長=maho記者 [URL]  ++.. 2005/12/06(火) 14:56 [2753]

 
パーマカルチャー、いいですね〜
私もいつか仲間に入りたい・・・・
もう6〜7年前、ビオトープが流行りだしたころ、それは何ぞやということで、原生に近い自然環境と管理された自然環境の価値について、議論した覚えがあります。
今は、里山の持つ資源循環の価値が、かなりしっかりと認められたという感覚を持っています。
当面は魔法使いさんたちの試みを応援するしかできませんが、いずれ自分でも何かアクションを起こしたいと思います。

APEC  ++.. 2005/12/06(火) 17:45 [2754]

 
APECさんをはじめ各自、さみだれ式にこの活動が広がり、いつか大きな流れになるといいと思っています。
魔法使い=笑うセールスマン  ++.. 2005/12/06(火) 20:45 [2755]





 建築偽装問題について 
 実務に携わっている技術者である方々の掲示板での議論を興味深く拝見しております。私自身もそうですが、社会の歪みを肌で感じているからこそ、皆様嘆いていらっしゃる事と思います。
 先般問題となっている構造計算書偽造問題について私見を述べさせていただきます。
「命だけ助かる」ことが命題であった時代から「生命と財産、生活」の保障が求められる社会へと発展してきていますが、建築基準法とはそもそも「建物の安全性を現在において最低限保障する」為のもので1950年の制定以来、地震国日本では度重なる激甚災害の度に内容の見直しがなされてきました。災害(リスク)とは水害、地震を問わず、その発生頻度や被害の程度によって「如何に対策を講じるべきか」が問題であって、「完全な安全対策」は費用対効果の面からも不可能です。
 近年リスク評価の話題として「牛肉偽装問題からの米国牛肉輸入禁止措置」が挙げられていますが、100万分の一のリスクを回避するため、巨額の費用をかけることが有効かの判断はマスコミを含む一般社会と科学者の見解では大きく異なり、結果として現在まで解決しておりません。
 省みて今回の問題においても建築主の「建物の使用目的、居住計画、事業計画、資金計画」における考え方が購入者(居住者)の求めと大きく異なっていたことが最重要問題だと思います。現在の建築基準法での最低限のクリアランス(基準値)ではなく、科学的かつ合理的な耐震性能設計においてリスク評価のプロセスが購入者に対して、コンプライアンスを含めた説明責任上、定量化されず判断しかねる、現在の建築分野の実情こそが「マスコミ含め一般社会」において問題とされなければならないでしょう。今回の問題は(国土交通省や政府のとっている、その場あたりの解決策ではなく)専門家(科学者)でない「素人である購入者」が自分の安全を判断できて金銭換算して購うことが出来るシステムへ転換する好機なのではないでしょうか?(APECさんも書いてますが、スケープ・ゴートを虐めて面白おかしくしか報道できない日本の報道機関にはそれを望むのは無理なんでしょうか?)

 
fuse  ++.. 2005/11/29(火) 10:52 [2706]





 屋上緑化は幻想か? 
ヒートアイランド対策として、屋上緑化は有効なのでしょうか?人工地盤の上に緑化することは初期投資も大きいが、維持管理費や施設更新費もいります。メンテナンスフリーというわけにはいきません。
 屋上を緑化するという施策がいつ頃から喧伝されるようになったかわかりませんが、費用対効果を含め、屋上緑化が有効かどうか、意見を頂ければ幸いです。
 

 
魔法使い  ++.. 2005/11/17(木) 14:55 [2662]

 
緑化可能な屋上の面積考えてください。なんの効果があるというのですか。
行政や一部企業は環境配慮姿勢のアピールに利用。それにむらがる業界の思惑。
冷却効果ゼロ。LCA的にはマイナス。あほくさ。
都が条例だっけ?しても全然進まないでしょ?
(ほんとは最近の状況は良く知りません)

P&B  ++.. 2005/11/18(金) 08:47 [2666]

 
おっしゃるとおりですが、それをいったら全ての人間の営みに何かしら当てはまるので話がエンドレスになってしまいますよぉ。
@人工地盤の上に緑化することは初期投資も大きい
A維持管理費や施設更新費もいる
Bメンテナンスフリーというわけにはいきません
C緑化可能な屋上の面積少ない
ごもっともです。さらにバイオマスの二酸化炭素収支は固定されているので基本的に二酸化炭素削減に貢献できるのか?疑問です?おそらく大昔に地中に蓄えた石油等の消費活動がバランスしていた現在に放出している行為をとめるほうが先です。
でも、そんなおろかな人間の行為を見つめなおすきっかけにはなるかな。
屋上緑化の中でくつろぐのもいいもんですよ。
断熱材代わりにもなるしねぇ。
都会では見かけなくなった昆虫もいてたりと、楽しめればいいんじゃないですか?
屋上で田んぼ作ってる人もいるくらいですから。

さる  ++.. 2005/11/18(金) 23:36 [2672]

 
実際の効果は疑問だと思います。
まあ、森林伐採とワリバシの関係みたいなもんでしょうか。森林伐採抑制効果はほとんどないけれど、シンボリックな行為としてワリバシ不使用がある、という感じですね。
私は緑が好きなので、もし都会に住んだら、たとえ屋上のちょっとした空間でも緑があるとリラクゼーション効果を感じますね。景観改善にもちょっとは貢献するのでは?

APEC  ++.. 2005/11/19(土) 00:20 [2673]

 
大きな目的としては、
・都市部のヒートアイランド現象を緩和するとともに,建物の冷暖房効率を高め,地球温暖化対策に貢献する。
ということが前提ですが、特に都市部においては、
・色彩とともに修景緑化を都市部における特色ととらえ、緑ゆたかな景観を形成する。
具体的に屋上緑化のほか
・駐車場緑化
・ベランダ緑化
また、橋梁などの高架構造物において親柱、高欄等の意匠やポイントとなる彫刻、緑化等による演出を工夫し、周辺への圧迫感を和らげる効果が期待できるとされ、民間への行政対応としては、
・条例で一定規模以上の建築物を新築する場合に,屋上や壁面の緑化を義務付ける
というような条例化される自治体も多いようです。

このような環境配慮へむけた行政の対応は、地球環境のためのC02削減にむけた新エネルギーの取り組とか、森林保護の観点から「割り箸」のお話もそうでしょうが、効果を期待することよりも取り組みに対する姿勢のありかたが重要なのだと思います。
道路の緑化面積をはじめとし、水道施設などの公共施設においても緑化率を厳しく関係当局から指導されています。

「小さなことからコツコツと」



ボヤッキー  ++.. 2005/11/19(土) 08:45 [2675]

 
写真は豊田市美術館です。
効果がゼロではないでしょう。問題はコストです。イニシャルコストが5万円/m2と聞いては、腰が引けます。坪15万円というと、なんと、我が家の坪単価でっせ。
15万円/坪も東京の都心に投資するぐらいなら、その外周にある丘陵地を購入し、グリーンベルトにして永遠に開発を禁止した方がよっぽどましと思うのは、地方に暮らすもののひがみかな?

しかも、植物には灌水つまり、水やりが必要で、上水道なんぞ使った日にゃ、水道代だけでも馬鹿になりません。
その水道も地方の水です。
 断熱効果というなら屋上にプールを作れば十分です。
確か豊田市の美術館は屋上が水景施設になっていたような記憶があります。間違っていたらごめんなさい。
 屋上に水景施設を作るという方が、緑化よりはよほどマシで、ビルの断熱としても有効だと思いますが、いかがでしょうか?なにせ、植物は生き物ですが、水は無機物で手間がさほどかかりません。新築ビルなら、中水道という手もあります。
 

魔法使い  ++.. 2005/11/19(土) 10:14 [2676]

 
実際の効果よりは取り組んでいるんだぞと言うアナウンス効果(宣伝効果)に期待すると言うことですか?それで、東京都の場合で結構ですが、宣伝広告費はいかほど計上されているのでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/11/19(土) 11:07 [2677]

 
魔法使いさんが考えておられることと同じことを言われる方がよくいらっしゃるので、簡単にお答えいたします。
@屋上緑化の面的効果は、国土交通省やいろんな研究機関がシュミレーションしている数値的検討結果が公表されているのでご自身で確認してください。それをどこまで信用するかは、本人の判断です。特に、東京の都心部のような場所では費用対効果はあると思います。つまり、地価が高い場所では、レクリェーション効果のような直接的利用価値だけでなく、景観や環境、心理的癒し、防災、生物多様性などの間接的利用価値が高い立地になるのでCost/Benefitは、ほとんど1.0以上になります。
地方都市では、リーディングプロジェクト的な宣伝効果が大きいでしょう。
A整備コストですが、何を作るのかで大きく異なりますが、平米1万円以下から10万円以上と、いくらでも予算に合わせて作ることができます。むしろ屋上緑化をすることで、建築物の荷重条件が付加されるので、高層部の構造条件を根本的に見直さなくてはならないため、建築物そのもののコストが高く付くのです。したがって、一般的なうすっぺらい屋上緑化は一般的屋上の長期荷重条件に収まる範囲内で計画することになります。その分、保水材や防根シート、軽量土壌、砂漠で使っているような灌水システム等の特殊資材を使用する分コストアップになります。屋上緑化を前提に建築物の設計から計画する場合には、当然割安でいい物を作ることができます。
B灌水に利用する水は雨水利用もありですが、夏場の渇水期にも対応できる雨水量を限られた屋根面積で集水して貯留することはまず不可能です。どこに貯留するかなのです。トータルコストで考えれば、上水と雨水の併用ということになります。夏場の灌水量は平米20mm程度必要かな。
C断熱効果という観点から屋上にプールということですが、プールの水深は1m前後です。さらに完全な防水対策が必要となるとともに、基本的に飲み込んでも大丈夫な水道水並みの水質を維持するための大掛かりな殺菌・浄化システム、維持管理が必要になるため、とてつもなく高いコストになります。また、当然水は重たいので建築物の構造条件は高くつきます。人工プールに限れば、同じ条件の緑で覆われた緑地よりもトータル断熱効果は低いと思います。
D屋上に水景施設ですが、水景施設を維持できる雨水集水面積が確保できなければ上水利用になります。水深が浅い分荷重条件も抑えることができるので、自然に近い池床や護岸環境を作ることも可能です。でも維持管理費は桁違いに高くなります。
E人工的な隔離された場所の屋上で見た目に綺麗な水面を維持することは、とてつもない維持管理費とエネルギーを消費しなければならないことになります。
Fさわやかな緑陰の下でくつろげる、安くて環境負荷の少ない屋上緑化であれば、それなりに効果ありということです。

さる  ++.. 2005/11/19(土) 12:21 [2678]

 
私が挙げた例がいけなかったかもしれません。
ヒートアイランドに効果があるか否か、この1点に絞って議論しないと、話が拡散するだけです。景観や生物多様性はこの際はずしませんか。それと水質の問題もはずしましょう。人が泳げる環境とヒートアイランドは関係がないからです。
 人がくつろげる環境になることは否定しておりません。
 屋上緑化がどのようなメカニズムで、ヒートアイランドに効果的なのか、打ち水効果とどこが違うのか、つまり、生物を介在させることによってヒートアイランドにいかなる効果が加わるのか、この点が疑問なのです。
私も少し調べてみます。
 

魔法使い  ++.. 2005/11/19(土) 19:57 [2679]

 
スレッドを立てた魔法使いさんからの御要望ですので、ヒートアイランドに絞りましょう。

規模さえあれば、間違いなく効果はあるでしょう。
東京都心なら新宿御苑や代々木公園では周囲より夏期の最高気温が低いことが知られています。
比較的小規模な緑地でもその効果はあるとのことです。そのあたりは和歌山大学の山田先生が詳しいです。
夏場の最高気温を下げるメカニズムとしては、一番大きいのは植物の蒸散効果だと思います。その他、樹木が作る緑陰も地表面を太陽光の直射から遮るという効果があります。
また、単に土壌が存在するだけでも、土壌に含まれる水分の気化熱により気温を下げる働きがあります。ですから、屋上を緑化しなくても土壌あるいは保水性の材料があると、水が蒸発しきるまで温度を下げてくれるはずです。
その点、道路面やコンクリ面への打ち水だと、まいた水が蒸発したらそれでおしまいですから、効果は小さいですね。
最近は、保水性の建材も出てきていますから、ヒートアイランド抑制だけを考えるなら、場所によっては緑化よりもこちらのほうが適切かもしれません。

また、緑地はコンクリやアスファルトに比べて熱を蓄積しませんから、夏期の日没以降の気温を下げる効果もあります。夏期の都市部では毎日のように熱帯夜が続きますよね。あれも不快なものです。
屋上緑化や壁面緑化(ツタ類)では、屋上や壁面を直射日光に当てないという効果がありますので、その点で夜間の気温を下げる働きがあると言えます。

実はヒートアイランド(周囲よりも気温が高い箇所)の影響は、夏期の最高気温よりも冬季の最低気温のほうが顕著です。人間の生活にとっては、冬はむしろ暖かい方がありがたいのであまり問題視されていませんが、動植物や昆虫類にとってはよいことではありません。
これに関して屋上緑化が効果があるかというと、あまりないでしょうね。
植物によっては落葉しますので、冬季になると太陽光が直接地面に到達します。また、光合成も少なくなるので蒸散効果も小さくなります。
まあ、冬のことはそれほど考えなくても良いでしょうか。

SC30  ++.. 2005/11/21(月) 03:47 [2689]

 
おおまか私の知っていることもSC30さんと同じですが
植物の蒸散作用、気化熱により下げる。階下の温度が8〜11°下げる製品も市場に出ています。それに伴い冷暖房の
設定温度が変わり電気代減少や付けなくてもすめば屋外器からの放熱もなくなる。
ま、これも小さな事からコツコツとですが少しは効果があるのではないでしょうか?屋上に水を張るなんていうのは、非現実的すぎます。耐震やら防災やらがキ−ワ−ドの時代に!ヒ−トアイランド現象に効果があるかという点では、あるんでしょうがなかなかこれも直接ライフラインの確保みたいなお題目がないため浸透するには時間がかかるんでしょうね。

ゴッドギャンブラ−  ++.. 2005/11/21(月) 18:30 [2690]

 
こんなのは、答えになってますか?
http://www.k-erc.pref.kanagawa.jp/center/gakkai/knnishi1507.pdf#search='

ボヤッキー  ++.. 2005/11/21(月) 20:13 [2691]

 
断熱についてもずぶの素人ですが一言。
例えば、高機能硬化ウレタンという防水方法があるそうです.ウレタン塗幕防水らしいのですが、ビルの屋上断熱なら、さまざまな断熱材があるようです。
 屋上緑化を行う為には、防水は不可欠でしょうから、防水を兼ねた断熱材を施工するのではないでしょうか?
とすれば、ビル温度の低下は、屋上緑化防水材の断熱効果と緑化をした場合で比較されたものなのか、このあたりがはっきりしません.
 断熱材だけの場合と比較した資料はあるのでしょうか?
ビルの冷房による廃熱の増加を減少させるのなら断熱を徹底するほうが効果的ではないかという考えです.

魔法使い  ++.. 2005/11/22(火) 09:17 [2692]

 
今時の冷房は一昔前と違ってかなり効率が上がっていて、ヒートアイランドに冷房の廃熱はあまり効いていない、と効いたことがあります。出典もわからず記憶がはっきりしないのですが。
どこかの研究で、マンションやオフィスビルの冷房室外機を各階に置くか、屋上にまとめて置くかで、地上付近の温度に多少影響を与えるというのがありました。これも出典がはっきりしないのですが。

断熱はあくまでも建物の中に熱を入れない(もしくは中から出さない)もので、周囲を暖めないでしょうが、冷やすわけでもありません。緑地あるいは水含んだ土壌や保水材は、周りを多少なりとも冷やすのです。ここに大きな違いがあります。

夏場に建物内に熱を入れないだけなら、断熱材でなくてもできます。例えば、屋根を二重にするような形にしてその間を通気層にする、外屋根はもちろん熱を遮る(白色にするだけでも違うはず)ような材料・塗装にする。いわば、建物自体に日傘を掛けるようなものですね。
まあ、それでは冷房も効かないし、冬場の暖房もエネルギーロスが多いので、断熱をしっかりしたほうがよいに決まっていますが。

いずれにせよ、断熱という観点で断熱材と屋上緑化を比較するのは無理があると思います。

SC30  ++.. 2005/11/25(金) 01:53 [2697]

 
病気の治療にはおおきくいって3つの方法があるとのことです。@原因療法A対症療法B補充療法というものです。ヒートアイランドの治療における建設分野の果たすことが出来る治療法は、ABで、中々@にまで踏み込むことが困難に思われます。なぜ困難かを考えてみますと、@を行うには他の産業に与えるリスクが大きくなるからです。自動車産業しかり、不動産業もまたしかりです。屋上緑化はその点、お手軽で、どの産業にもリスクが目に見えないという、新奇ニッチ産業であることが導入される理由のように感じます。一方、ヒートアイランドの原因療法を突き詰めていくと、最後は文明論にぶつかり議論が拡散もしくは収束して終わります。文明は発展する方向と袋小路に入って衰退するものに2分されますが、屋上緑化は果たしてどちらになるのでしょうか?撤去にさしたる費用を要しないというのも、メリットかもしれません。
「そして誰も管理しなくなった」などと言うことがないかどうか、傍観することにします。

魔法使い  ++.. 2005/11/25(金) 17:02 [2698]





 口頭試験支援ボランティア開講しました 
私のHPでもアナウンスしていますが、口頭試験支援ボランティアを開講しました。
ただ、講師さんの数が限られていますので、ご応募いただいた方の中から、講師さんの専門分野・居住地などを参考に、可能な数に絞らせていただきます。
お申し込みはこちらから:
http://apec.fc2web.com/pe/niji/koutou/lecture_invited.htm

 
APEC  ++.. 2005/11/15(火) 09:09 [2647]

 
ついでに紹介します。
携帯電話版の口頭試験対策ページも用意してあります。
http://apec.fc2web.com/pe/mobile/koutou/
昨年度からの更新がまだですが、これから進めて行きます。通勤時間などのすき間時間にご利用ください。

APEC  ++.. 2005/11/15(火) 09:11 [2648]

 
口頭試験支援ボランティア、おかげさまで21名の講師ボランティアさんにご参集いただきました。本当にありがとうございます。
現在、55名の受講希望者さんに対して支援を開始しています。

さて、機械・化学・農業・環境・上下水道に限定して二次募集をしています。
ご希望の方は、http://apec.fc2web.com/pe/niji/koutou/lecture_invited.htmよりお申し込みください。

APEC  ++.. 2005/11/25(金) 00:07 [2696]





 公益確保の責務 
私は受験者ではないのでこちらで失礼します。
私は平成13年度に技術士になって以来公益の責務という意味に疑問を感じこの責務がストレスにも感じていました。
技術士の多くはその知識を活用し国もしくは地方自治体を相手にビジネスし報酬をいただいています。
会社や個人の利益より公共の利益を優先すると解釈する場合、少なくとも非営利の形態でしか業務に携わるべきではないように思います。
でも、それによって技術士が被った経済的損失を文部科学省が補填してくれるわけではありません。
実際には、発注者が民間で地方自治体と係争中のプロジェクトに携わる場合、技術士の知識を地方自治体を敵に回し行使することで報酬が貰うこともあります。
資本主義社会の営利企業に属している以上、会社や個人の利益よりも、公共の利益を優先することは不可能であると考えます。
また、公益確保の責務という思想は過去のわが国の全体主義もしくは近隣の独裁共産主義の思想に通じるものもあり、公共にリスクをもたらす可能性もあります。
また、憲法の保障する思想の自由を侵す可能性もあるように思います。
口頭試験で公益確保の責務について聞かれた場合は日本国民の法令順守の義務と技術士の信用失墜行為の禁止の義務を理解し行動することと答えることが妥当ではないかと思います。
私は公益確保の責務を技術士の責務からはずし信用失墜行為の禁止に統合すべきと思います。
いかがでしょうか。

 
中年部会員  ++.. 2005/11/15(火) 17:03 [2649]

 
トレードオフの問題と考えますが,もう少し具体的な事例で考えていかないと,抽象論で終わるのでは?
ピースライクアリバー  ++.. 2005/11/15(火) 22:14 [2650]

 
中年部会員殿
>公益の責務という意味に疑問を感じこの責務がストレスにも感じていました。
 それだけ、「技術士」としての責務について真剣に立ち向かっておられる姿に敬意を表します。
 そもそも、技術士・技術士補は一般の資格と異なって「公益確保」その他義務・責務がありますが、それによって技術士が被った経済的損失を文部科学省が補填してくれるわけではありません。その代わり、技術士・技術士補の称号を用いて業務を行うことができます。
 責務が重荷となり、自由になりたい方は技術士・技術士補を登録しなければよいのであり、憲法の保障する思想の自由を侵す、とは思いません。(自由を侵すものでないことを言いたいため「登録しなければよい」と記載しましたが、登録すべきです。そして義務・責務を果たしてください。ストレスについては、この場で議論して解消しましょう。)
>公益確保の責務という思想は過去のわが国の全体主義もしくは近隣の独裁共産主義の思想に通じる。
 私は「公益確保」を「国や地方自治体の利益確保」とは考えていません。「技術士の知識を地方自治体を敵に回し行使する」ことにより、科学技術の向上と国民経済の発展に資することができ、公益確保の責務を果たされた例もあるでしょう。
 では「公益確保」の具体例を述べよ、と口頭試験で出題されたら、どう答えるか。勉強不足で私にはすぐ答えられない。・・・・

aoki  ++.. 2005/11/16(水) 00:03 [2651]

 
ピースライクアリバー様
私のような個人ではなく技術士会もしくは文部科学省が具体的な事例とガイドラインを示すべきだと思います。
考えれば考えるほどわからなくなるような責務は廃止すべきではないかということです。
aoki様
私のこの責務の解釈は、
法の許す範囲で目先の社会貢献へ配慮は必要なく、設計業務、裁判、クレーム処理いずれにおいても社会経済活動の中で個人、会社、発注者の利益を社会全体に対する貢献よりも優先すべき。
これにより社会の秩序は保たれ、わが国の技術力の発展は維持される。
エンジニアは自分の技術力を向上させそれを積極的に使うことが公益となる。
です。
仮に発注者への利益より目先の社会貢献を優先させると、かつての社会主義国家のように技術力の発展を阻害することとなるように危惧しております。
わが国の場合もっとエンジニアが儲かるシステムを構築したほうが技術力が発展すると思います。
抽象的な言い方に戻りますがエンジニアには経済的なインセンティブを与え、行動と思想の制約をできるだけ排除しやる気を出させるべきです。

中年部会員  ++.. 2005/11/16(水) 00:35 [2652]

 
私は、通常の状態では、企業や個人の利益・幸福を自由に追い求めることで、それが社会全体の利益にもつながると思います。
公共事業を進める公務員技術者、それを手伝う企業技術者、いずれも反社会的事業をやっているのでなければ、「自分の仕事」「組織の仕事」は社会発展につながるでしょう。
ですから、通常はどちらを優先するなどということは考える必要はないわけです。

問題は、個人や組織の「利益」が社会全体の利益とトレードオフになったときではないでしょうか。

●非常に重大な設計・施工ミスをしでかした。公表すれば会社はつぶれる(あるいはオレはクビになる)。でも公表しないと、何もしらない人たち(=公衆)を危険にさらす。

などというのが典型的ですね。三菱自動車リコール隠しなどが実例でしょう。

さて、トレードオフになったときにどれを優先するか、ということについては、NSPE(全米プロフェッショナル・エンジニア協会)などで「公衆優先原則」が明瞭に定められています。日本技術士会も同じです。

長くなりましたが、まとめです。
●普通は、個人・組織の利益と社会の利益は同じベクトルなので、どちらを優先などと考えず、個人・組織の利益を追求すればよい。
●個人・組織の利益と社会の利益のベクトルが異なり、トレードオフになったときは、公衆優先原則に従う。

APEC  ++.. 2005/11/16(水) 00:49 [2653]

 
APEC様。
他人を命の危険にさらすような設計ミスを知りながら放置した場合は未必の故意の殺人が適用されることもあるかと思います。(三菱自動車で業務上過失致死でしたっけ。)
コンプライアンスを徹底して入れば自分と組織の仕事が反社会的な行為に及ぶことはまれだと思います。
私自身は法的には処罰されないものの個人や企業の倫理観に社会から疑問をもたれる行為は個人と企業の倫理観と社会的な評価・制裁にゆだね技術士会が特別制限すべきでないと思います。
この行為の○と×を判断することが難しいことと倫理観が強い人ほど損をすることもありえるからです。
PEの公衆優先の原則と技術士会の公益確保の責務が同じ意味だということと倫理観の○×がどこかに定義されていればそれが自分の求めていた答えになります。
でもその基準がなければ私は法律を守っている限り公益確保の責務は達成していると判断してよいのではないかと思います。
技術士会が公益確保の責務を奉公滅私と同じ意味に使っていないことがわかれば私のストレスはずいぶん軽くなります。
少し調べてみます。
ありがとうございました。

中年部会員  ++.. 2005/11/16(水) 02:10 [2654]

 
中年部会員さんの法規定を納得されるまで追求される真摯な態度に敬意を表します。
@技術士法45条の2(技術士等の公益確保の責務)
この条項は単に“技術士は業務をする上で安全性の確保や環境の保全等のような社会の利益をまもるように努めなさい”という規定を義務規定より一段と弱々しい口調で述べているだけだと思います。例えば、施設計画をする上で環境配慮をするようなことで法の精神は守れるでしょうから、会社の利益と相反する機会は少ないと思います。
A技術士法44条(信用失墜行為の禁止)
 APECさんのご意見のとおりだと思います。「非常に重大な設計・施工ミスをしでかした。公表すれば会社はつぶれる。でも公表しないと、何もしらない人たちを危険にさらす」ような事態が生じれば、技術者は会社や自分と公共の利益の狭間で葛藤しなければなりません。技術士はこのような場合でも公共の利益を優先させることを求められていると思います。

W  ++.. 2005/11/16(水) 10:38 [2655]

 
Wさんのいうように信用失墜行為の禁止は理解しやすいです。
でも、公益確保の責務は必ずしも弱弱しく言っているように聞こえないのです。
たとえば設計者なら国内の環境、安全に関する法律・基準を守り設計するのが当たり前なのにあえてこれを責務として技術士に課しているのは法律・基準を守るレベルよりさらに大きく公益を確保する必要があると「指導」されているように思えて仕方ないのです。
この解釈を技術士個人の判断に委ねると、この責務のプレッシャーから極端な場合下水処理場を設計する場合放流基準ぎりぎりの施設を設計してはいけない、ビルを建てる場合高さ制限いっぱいに建ててはいけない等解釈する技術士が出ることもあります。
それは設計者個人のこだわりとしては悪くないかもしれませんが、極端にこのような方が増えると技術士の設計はつまらない設計と社会から評価されることにもなりかねません。
公益確保に関しては技術者の責務からはずし技術士個々に任せるべきだと思います。

中年部会員  ++.. 2005/11/16(水) 12:48 [2656]

 
公益確保の責務に弱々しくとしたのはこれが義務でなく、法的な強制力が一段弱い責務に止めていることを指しました。中部部会員さんの当たり前のことをわざわざ指導すると思わない誤解を生じることもあるというご指摘は言われればそのとおりかもしれませんね。米国のPEの倫理規準に公益最優先が唱ってあるので、それとの調和で法文化したということなのでしょうが・・・。
W  ++.. 2005/11/16(水) 13:10 [2657]

 
ちょっと議論を進める前に整理しましょう。
倫理(特に技術者倫理)について議論するとき、
 (A)社会共通の規範として「こうすべきだ」という決まったものがあるが、それはどういうことか、という議論。
 (B)規範は別として、「オレはこう思う」という個人的な考え。
のどちらかということは認識しておく必要があるのではないかと思うのです。
というのは、「倫理」とは、これは規範ですから、各自が各様に考えてもいいものではなく、社会共通の決まったものがあるものであるからです。
このサイトは「技術士受験講座」であり、この掲示板は試験合格のための各論こそ議論していませんが、技術士・技術者としての見識を深める場としての役割を持っていると考えています。
少なくとも私は上記のような区分を頭に入れながら話を進めさせていただきます。

APEC  ++.. 2005/11/16(水) 17:10 [2658]

 
さて、前レスの(A)について少し書かせていただきます。

倫理とは、モラルの上位に位置するものとされています。

          |自律的 |他律的
 -------------------------------
  規範レベル | 倫理 |  法
 -------------------------------
  意識レベル |モラル | 常識

こんな感じですね。(出典:技術者の倫理入門〜杉本泰治・高城重厚、丸善 p.4)
モラルと倫理を合わせて広義のモラルともされています。
意識レベル(各自のモラルと常識感覚)が源泉となって、社会共通のルールである「規範」が発生します。ここで、モラルが倫理に、常識が法になります。
法は、国などの権力による強制を用いる他律的な規範で、倫理は人それぞれが自主的に守ることが期待される自律的な規範です。
法と倫理は補完関係にあり、不十分なところを補いあいます。法だけでは社会の安定は保てないからです。
なぜかというと、法は他律的なので、「法による制裁を免れさえすればいい」という消極的姿勢になりがちです。「技術者の倫理入門」でも例としていますが、スピード違反を考えてみます。道路交通法という他律的規範(法)だけでは、「引っかかりさえしなければいい」という考えが働きます。結果、経験からネズミ捕りに引っかかる可能性の低いような時間帯や場所では、思い切り飛ばしたりします。これでは交通の安全は確保できません。つまり、他律的な法だけでは目的は達成できないのです。
法だけでは十分でない理由として、
(1)法による制裁は権利に干渉するから、適用は厳格である。そのため、「法の網を逃れる」ことのできる空白部分が生じる。
(2)人は方による強制力から逃避しがちである。これによる、積極と消極の差が法の空白部分を作る。
(3)法による制裁は後追いである。事故や悪事が起こってから制裁するので、人の権利の観点からは空白部分ができる。
こういった空白部分を、倫理、すなわち自律的な規範が埋めるとされています。

倫理は、共通のルールではありますが、法のような厳格性はありません。価値観やモラルの不一致により、良否・善悪が決められないグレーゾーンができます。線引き問題といわれるものです。これを解決する手法が決疑論です。
価値観の相違に関する解決策の一つには、功利主義があります。「最大多数の最大幸福」という考えです。これを、同業者間だけの中で考えると、「みんなが幸せになれる」から談合はOKだという結論が出たりします。でも、これは功利主義に見えて功利主義ではありません。社会全体に適用すれば、最大幸福とはいえないからです。
あれこれ言いましたが、このように、倫理には「決まったルール」みたいなものが、法ほど厳格ではないにせよ、あります。そして、様々な問題・疑問に応える考え方や手法がちゃんとあります。
各自が各様に考え、行動するものではないのです。なぜなら、規範、すなわち社会ルールだからです。
技術者倫理は、技術士試験においても、第一次試験の適性科目、さらには第二次試験の口頭試験において、正しく理解しているかが確認されます。
一次試験適性科目は、よく「あなたはどのように考えますか」という設問だと誤解している方がおられますが、そうではありません。ルールとして「決まったもの」がある技術者倫理について、それをちゃんと知っているかどうかを問うているのです。
当然、これから実施される二次試験口頭試験でも同じです。
そこにおいて、たとえば「公衆優先原則」や持続性原則、有能性原則、真実性原則などなど、NSPEで規定されている事項は、あくまで規範として扱われます。規範ですから、それと異なる倫理解釈は「誤り」とみなされます。

以上、私個人の考え・モラル感・価値観は置いておいて、社会ルールたる規範である倫理はどのようなものかについて解説しました。
これに従えば、中年部会員さんの主張は、「誤り」とされるか、あるいは表現が規範と異なる(同じ意味のことを言ったつもりでも表現が違っている)ということになると思います。
もちろん、それが悪いと言っているのではありません。規範がどうあれ、個人としてはどのように考えてもかまいませんし、同じ考えの人が増えれば、今度は規範が変わっていくでしょう。社会の変化とともに規範も変化するのは当然です。
ただ、今は「決まったもの」が厳格でないにせよ、あります。これから口頭試験に臨む受験者をはじめとする皆さんに、「倫理とは各者各様であり、それでいい」と誤解されてしまう懸念を持ったので、クドクドと書かせていただきました。
長文失礼しました。

APEC  ++.. 2005/11/16(水) 17:11 [2659]

 
私の考えをまとめたいと思います。
私は公益確保の責務の解釈について悩みこのスレッドを立てました。技術者倫理については技術士会でも冊子の形で整理されておりこれに従うべきだと思います。
公益確保の責務について。
私は法律を守っていれば三菱自動車の事件は発生しないし、エンジニアとしてそのような局面に遭遇しても葛藤しないで法を守り速やかに公表し対処すべきと考えています。
ばれないように違法行為を行い会社と個人の利益を確保すべきとは考えていません。
独占禁止法に違反する談合もいけないことなのです。
法律さえ守っていればある程度公益の確保は達成しており、それ以上公益に気を使わないで利潤の追求に集中してもよい。法律が整備されていない局面では公益の確保に注意を払うべきではあるが技術士であるがために他者に必要な競争で負けたり不利益をこおむる必要はない。
と考えています。
また、あえて公益確保の責務を課すことで技術の発展を阻害するリスクが発生するのではないかということを危惧しています。
口答試験では法律を守り行動することである程度公益のは確保され、法律が整備されていないものに関しては公益の確保に注意を払い行動する。と答えればいいと考えています。それ以上余計なことは言わないほうがいいと思います。
あと、守秘義務とのトレードオフに葛藤するとすれば次のようなときではないかと思います。
同業の設計会社から供用済の振動の激しい歩道橋の設計照査を受ける。
守秘義務を含む契約書を交わし報酬を前金で受け取る。
照査の結果重大な設計ミスを発見し、1週間後の花火大会で重大事故が発生する確率が高いことがわかった。
照査を依頼した会社はミスを公表しない。自分の会社に守秘を守るように指示している。
弁護士と相談すると守秘を守ることを勧められた。
このような場合私は人命第一で行動し警察に相談し交通規制をお願いします。

中年部会員  ++.. 2005/11/17(木) 03:09 [2660]

 
いわゆる広義の内部告発、警笛鳴らしですね。
ディジョージは、内部告発の道徳的正当化の5つの条件をあげています。これは、いわば内部告発チェックリストといえるでしょう。
(1) 一般大衆に深刻かつ相当被害害が及ぶか?
(2) 上司へは報告したか?
(3) 内部的に可能な手段を試みつくしたか?
(4) 自分が正しいことの、合理的で公平な第三者に確信させるだけの証拠はあるか?
(5) 成功する可能性は個人が負うリスクと危険に見合うものか?
 ディジョージによれば、(1)〜(3)が満たされれば内部告発は道徳的に許されます(内部告発してもよい)。さらに、(4)と(5)も満たされれば内部告発は道徳的に義務となります(内部告発すべきである)。
 他にも内部告発の是非を判断する基準はあります。たとえばボウイ&デュスカの基準は以下のようなものです。
(1) 適切な道徳的動機から行われていること。
(2) 告発の前に、自分の意見を内部のすべてのチャンネルを利用して伝えていること。
(3) 内部告発が理性的な人達を説得し得る証拠に基づいていることを告発者が確信していること。
(4) 道徳違反の深刻さ、切迫さ、特定性などについて注意深い分析をしてから行動していること。
(5) 内部告発が、道徳違反を回避し、暴露することの責任とつりあっていること。
(6) 成功する可能性があること。
成功する可能性を重視しているのは、成功の見込みのない内部告発はするなということではなく、正当化されることが少ないということです。このように、内部告発の基準はおおむね似たような内容です。
ところで、内部告発と似た用語に「警笛鳴らし」(whistle-blowing)があります。これは、組織が重大な不正を犯していると被用者が考える場合に、その被用者が公表することです。まるっきり内部告発と同じでは?といと思えますね。警笛鳴らしは一般に名乗るか、名乗るまでもなく身元がわかります。対して内部告発は、匿名という方法があります。
すなわち、組織の被用者が組織の不正を公表する行為は内部告発で、名を名乗ってそれをするのを特に警笛鳴らしというと覚えておけばいいでしょう。
警笛鳴らしは名乗るがゆえに本人が不利な扱いを受ける可能性が高く、それゆえに保護が必要になります。このための法律がいろいろと整備されつつあります。公益通報者保護法(http://www5.cao.go.jp/seikatsu/koueki/gaiyo/files/gaiyo.pdf)はこれですね。
公益通報者保護法では、「保護要件」が次のように決められています。
●通報先に応じて保護要件を設定する。
 @ 事業者内部:1)不正の目的でないこと
 A 行政機関:1)のほか、2)真実相当性を有すること
 B 事業者外部:1)及び2)のほか、3)一定の要件(内部通報では証拠隠滅のおそれがあること、書面による内部通報後20日以内に調査を行う旨の通知がないこと、人の生命・身体への危害が発生する急迫した危険があることなど)を満たすこと

こういったことを知っているか知っていないか、これはとても重要なことだと思います。
つまり、そういった「決まりごと」知らずに自分自身の倫理観・モラル感・価値観だけで動くのであれば、それは「ひとりよがり」「独善」でしかないからです。
技術者は、こと技術においては、一般大衆(公衆)に比べて圧倒的に知識があり、それゆえに社会から任されており、それゆえの責任があります。これが専門職としての誇りと責任です。

それゆえに、自分個人の勝手な判断は許されないわけで、倫理についても「決まったもの」をきちんと定め、それを身につけているかどうかを資格試験などを通じて確認することで社会に対して保証し、それゆえに技術を任されているのだと思います。
もし技術者が個人個人の価値観・モラル感で、各者各様に行動し始めたら、社会は技術者に対する信頼を持たなくなってしまうでしょう。
前述のようなことを知っているかどうか(暗記してなくてもいい。そういう決まりごとがあることだけを知っていれば、必要な時は紐解けばいい)は重要ですが、さらにそういうことを守り、自分勝手に行動しないかどうかということは、さらに重要だと思います。

前述のような諸条件などはわずらわしいかもしれません。しかし、もし技術者各自が、各自の倫理観に基づいて行動するのであれば、業務にあたって、一人一人の倫理観についてもチェックしないといけないことにもなります。
少なくとも「技術士」という資格は、倫理要綱その他の技術者倫理、すなわち「決まりごと」を身につけているということを試験で(不十分ながら)確認して、それをクリアした技術者のみを認定することで、社会に対して保証しています。
その中には、前レスでも書いたように、倫理と法の補完関係(どちらか片方だけあればいいというものではない)も含まれます。

個人としての考えを表明されることはいいことだと思います。しかし、「決まったこと」がある以上、それが変わるまでの期間は、自分個人の基準で、公の行動をすることは、やはり好ましくない、許されざるべきことだと思います。
「決まりごとだから無条件で従え」と言っているのでは決してありませんよ。個人個人がしっかりした考えを持つことはとても大切なことですし、それを議論することも実に良いことだと思います。しかし、
「その決まりごとはおかしいと思うから、自分は自分の価値観に従って行動する」
では社会は成り立ちません。まして責任ある仕事はもらえません。
「その決まりごとはおかしいと思うから、修正すべきだと思う。しかし、それまでは決まりごとに従って行動する」
のが本来ではないでしょうか。
失礼を承知で率直に申し上げますが、中年部会員さんのコメントには、そういった危うさを感じます。どのようにお考えになろうともかまいませんが、実際に行動するときは、社会ルールに従うべきだと思います。
私が、「決まりごとはどのようになっているかということと、そういったものとは別の個人の考えは何か」を区別して議論したいと申し上げたのは、そういうことです。

またも長くなりましたが、口頭試験を控えた受験者の方も多くいらっしゃることを考慮して、2回のレスで、技術者倫理について、それは公的な「決まりごと」なんだということ、それを守る(自分勝手な価値観で行動しない)ことを技術者は求められ、技術士はそれができることを社会に保証した資格であることを述べさせていただきました。
口頭試験を前にして、多少とも参考になれば幸いです。

APEC  ++.. 2005/11/17(木) 08:40 [2661]

 
APEC様から熱意のこもった意見をいただきましたが自分自身の考えが危ういことが理解できませんでした。
それだけではなくこのスレッドの内容に関しては私にはAPEC様が独善的で違う考えを受け入れることができなくなっているように思っています。
でも、私自身自覚症状がなくても重症であることもありえることは理解しています。
口頭試験を受験する方。勉強の邪魔になった場合すいませんでした。
合格をお祈りしています。

中年部会員  ++.. 2005/11/17(木) 16:56 [2663]

 
APECさんの説明を当社の口頭試験受験者にも読ませたいものです。
実はずっと腑に落ちない点をご教示いただければ幸いです。

私の手元にもAPECさんが引用された杉本、高城本を引用した参考書があり、「倫理は規範レベル、モラル(=道徳と理解しています)は意識レベル」という説明を読んだことがあります。この説明に対して、「道徳にも規範があり、規範性の点では倫理も道徳も同じ。道徳には道徳規範、倫理には倫理規範があると説明してくれた方がよほどわかりやすい」と思えて仕方がないのです。

こう思う根拠を下に書いてみました。知識が乏しいので誤解をしている可能性は多々あります、というより誤解をしている点を知りたいと思っています。規範の意味が重要なのですが、「社会や集団における行動や判断の基準やルール集、法令や判例、規則が代表的なもの」と理解しています。

根拠の1 「道徳にも規範があるのではないか?」
 道徳の規範ではないかと思うのは、例えばクリスチャンの場合の「モーゼの十戒(旧約聖書)」や「7つの大罪(新約聖書)」です。日本では新渡戸稲造の「武士道」を連想します。新渡戸が「武士道」の序で執筆動機を説明しています。散歩中にベルギーの法律家が「日本では学校でどのような道徳教育をしているのか?」と尋ねます。新渡戸がしていないと答えると「それでは道徳教育ができないじゃないか」と不思議がります。新渡戸は即答できないのですが、後に日本人の道徳の根源は武士道にあることに気が付いたというエピソード(うろ覚え)です(100年前の話ですが)。武士道は武士の倫理・道徳の紹介本ですから規範らしきものが詰まっています。また、ベルギーの法律家は道徳教育の淵源は宗教だと指摘しており、当時のヨーロッパで宗教は規範的な役割も果たしていたと思えるのです。
根拠の2 「本当に倫理には規範があるのか?」
 技術者倫理分野は、「ヒポクラテスの誓い」の伝統がある医療倫理分野にくらべて、はなはだ後発で仕方がないにせよ、今日では規範がきわめて乏しい。技術士法の義務規定は規定項目が少なくてとても行動規範たりえない。技術士会の倫理規準は、独立営業の技術士を対象にした、読むに耐えないものである(アメリカのNSPE倫理規定は立派)。
 技術者を離れ、一般の人々の倫理規範ではカント、ベンサム、ミル等の学説や主張する原理以外に守ればよい具体的な倫理規範があるのであろうか。あるとすればきわめて抽象的な黄金律だとか、上記の宗教系の、具体性の点で十分な規範たりえないものではないか・・・・・と思えるのです。

W  ++.. 2005/11/17(木) 17:49 [2664]

 
2664のレスでミスをしました。
ベルギーの法律家の「日本では学校でどのような道徳教育をしているのか?」という質問中の「道徳教育」は正しくは「宗教教育」でした。

W  ++.. 2005/11/17(木) 18:18 [2665]

 
意識レベルでの「モラル」と「常識」は、英文のmoralとcommon senseに相当すると思われますが、そうすると「道徳」の行き場がありません。
杉本・高城両氏の前掲書には「道徳」という語は使われていないのですが、その理由として「道徳は、倫理と法の中間に位置し、倫理の他律的側面をとらえた語なのだろう。自律的な倫理とはそこが異なる」と述べられています。
私も同じ感覚を持っています。「道徳」というと、小学校で習ったせいか、最近「道徳教育」と言われるせいか、どうも押し付けられているっぽい気がします。

ところで、前掲書には非常に興味深い記述があります。
 「多くの日本人は、モラルや倫理に関する限り、権力的な強制を嫌う傾向があり・・・・」
なるほど、そうだよなあと思います。だから(私も含めて)道徳という語に対して、ある種嫌悪感に近い感覚を持つのかもしれません。
それと同時に、倫理に関しても「決まったもの」を否定し、自分の価値観を優先させる傾向もあるのではないでしょうか。
自律的=各自各様に判断していい ということではないはずなのですが(そうでないと、倫理は規範、すなわち社会ルールたりえない)、技術者倫理に限らず、倫理規程のような「倫理に関する決まりごと」が普及しない、また認識・理解されにくい原因は、もしかするとこのような日本人の性癖にあるのかもしれませんね。

日本人は、宗教的バックボーンが小さいと言われます。
「なぜ人の物を盗んじゃいけないの」と子どもが親に聞いたとします。それに対する親の答えは、それこそ十人十色ではないでしょうか。
宗教的背景が強い国だと、「それは神様がお許しにならないんだよ」という親が多いかもしれません。
これも「神様」という「権力」による他律なのですが、神様は全知全能ですから、「目が届かないところ」がないんですね。
一方、自律とは、「誰も見ていないところでどのように行動するか」ということですが、神様だけは見ているので、「完全なる自律」ではないということかと思います。
そう考えると、性悪説的な感じになってくるわけですが、人間とはやはり弱いものなのでしょうかね。

「誰も見ていないところでどのように行動するか」というのは、たとえば「絶対にネズミ捕りをしているはずがない道路や時間帯で、スピードを出しすぎないか」というようなものです。
あるいは、「絶対に検問しているはずのない道路や時間帯で、飲酒運転をしないか」というようなものです。
そういうシチュエーションでは、「本人次第」、つまり自律に任されます。そのあたりが「法の限界」でもあります。
すなわち、運転者の倫理感・モラルが低いと、事故が多くなります。倫理が法を補うといわれるのは、こういう部分です。
中年部会員さんは、そういった場合でも、方をきっちり守れば問題はないんだとご主張かと思います。その通りだと私も思います。
しかし、そういう場合にも法を守る力、それは強制や処罰ではなく、自律、すなわち各自の積極性・自発性しかないことも確かです。
そしてその積極性・自発性を促すものが、倫理だと思われます。
もう一つ、法の不得意分野が線引き問題です。法は厳格ですから、OKかNGかの二分観です。しかし現実には、OKとNGの間には、「疑わしさの濃さ」が連続的に異なる「グレーゾーン」があります。こういったスペクトル観は法では対処できません。結果、グレーゾーンの行動は十人十色になってしまいます。これを解決しようとするのが決疑論ですが、前にも書いたのでやめます。

またも長文になってしまいました。よろしければ、これで打ち止めにさせていただきたく思います。
Wさん、議論の続きがありましたら、スレを立てられた中年部会員さんにも失礼ですので、新スレを立てましょう。

APEC  ++.. 2005/11/18(金) 10:19 [2667]

 

ご指摘のようにモラルと道徳の概念に対する理解不足、混乱のせいか(これだけではないでしょうが)と思えてきました。勉強の種ができました。ありがとうございました。これで打ち止めにすることは了解です。

W  ++.. 2005/11/18(金) 13:14 [2668]

 
おそがけに失礼します。
公益確保の責務は技術士個人が背負い込むと泥沼にはまります。この責務はリスクマネジメントの一つとして、企業例えば建設コンサルタンツ(株)が公益確保に関するリスク対応方針を事前に定めておくのが、正しい対処の仕方ではないでしょうか?つまり、本来会社が背負うべき責任を個人の技術者に背負わせてはいけないということだと思います。
 従って会社が、リスクマネジメントとして公益確保を位置付け、対応方針を明確にしておくことが、最も重要と思われます。コンサルタント登録の際の資格要件にしてしまえばいっそ簡単なのです。
 くれぐれもこの問題を個人で背負い込もうと考えたり、答えたりなさらず、会社として対応していくよう働きかけると言うぐらいの答えで十分であると考えています。簡単に言えば、無理しないことです。笑。

魔法使い  ++.. 2005/11/18(金) 17:41 [2669]

 
魔法使いさん,混ぜ返しちゃいけませんよ(--;)。この話題は3年前に議論しました。APECさんも憶えているでしょう。さくらさんが立てられた次のスレです。このスレと,直後に青い炎さんが立てたスレは,これから口頭試験を受けられる方の参考になると思うので是非UPしてください(過去ログに)。
----------------------------------------------------------------
999] 公益確保について 投稿者:さくら 投稿日:2003/01/27(Mon) 17:45:33
 口頭試験の勉強をしていますが、果たして「公益の確保」とは何でしょうか
皆さんのご意見・お考えをご教授ください。

ねぎ  ++.. 2005/11/18(金) 21:20 [2670]

 
すいません。それ、記憶にありません。恐縮です。

3年前ですか?私がこの掲示板のROM専にはなっていたんですけど、なんでやろ、アカン、思い出せない。

ハングリー  ++.. 2005/11/18(金) 23:18 [2671]

 
中年部会員殿のスレッド
>私は公益確保の責務を技術士の責務からはずし信用失墜行為の禁止に統合すべきと思います。いかがでしょうか。
は、APEC殿の
>「その決まりごとはおかしいと思うから、修正すべきだと思う。しかし、それまでは決まりごとに従って行動する」のが本来ではないでしょうか。
 と同じ趣旨と解します。中年部会員は法律改正を主張されており、しかし、それまではストレスを感じながら業務に取り組んでおられる、と思います。
中年部会員殿
>自分自身の考えが危ういことが理解できませんでした。
私も中年部会員殿の考えは、賛否は別として、危ういとは思いません。
>私自身自覚症状がなくても重症であることもありえることは理解しています。
「公益確保の責務」については前にも議論されたそうです。中年部会員さんの法規定を納得されるまで追求される真摯な態度に頭が下がります。
私が口頭試験について記述したがために、「口頭試験を控えた受験者」を意識された説明が多く、誤解が生じたのかもしれません。ここに、お詫びします。

aoki  ++.. 2005/11/19(土) 01:20 [2674]

 
技術士会CPD教材により補足すると、
技術士法の第4章は、形式としては法規範であるが、その実態は倫理規範となっている。

●行政罰として、
第36条A(第4章に違反)には、その登録を取り消し、または2年の名称使用の使用の停止を命ずる。
●刑事罰として、
第59条A(秘密保持義務の違反)には、前項の罪は、(被害者の)告訴がなければ公訴を提起することができない。

いずれも、よほどの違反がない限り制裁は科されない。よく言われる「疑わしきは被告人の利益に従う」が、裁判官の姿勢となる。
この場合、社会的に避難される行為であっても、上述の制裁を逃れることがあり、その空白を埋めるのが、倫理規範である。この法律には倫理が含まれている。
たとえば、資質向上の責務に違反したからといって、登録取り消しとなることは考えにくい。だから、責務は、法的義務であるより、倫理的義務である。

漂流者  ++.. 2005/11/19(土) 22:34 [2681]

 
ねぎさん、「男子3日会わざれば、刮目して見るべし」といいます。私は倫理に生きる人格ではありませんので、やせ我慢はいやなのです。ものには程度ということがあります。ほどほどがいいし、ほどほどのところでこそ、ルールが成立します。
落語の世界で恐縮ですが庶民派技術士としてはこうなります。
八っつあん「技術士つったって神様じゃあるめえし、公益だけで、飯が食えるかい?」
おかみさん「ばかだねえあんたは!そんな講釈は神棚にでも祭つっといて、さっさと飯でも食って働いてきな!
仕事中にそんなこと考えんじゃないよ!屋根から落っこちるのが、関の山だからね!」
とこうなります。
ねぎさん、ご返事はわかりやすく、小咄でおねげえ出来るとありがてえんでやすがね。」

魔法使い  ++.. 2005/11/20(日) 09:11 [2683]

 
魔法使いさん,倫理をネタに小咄をせよとは…orz。
まじめ一筋の私にはそのような芸当はとてもできませんよ。
魔法使いさんもほんとうはまじめなのにシャイだからねぇ。露悪家ぶっちゃって。人間,素直でなければいけません。
よろしい,私が魔法使いさんの曲がった臍を矯正してあげよう。

「職業倫理」で思い浮かぶのはナイチンゲール誓詞です。看護婦は看護の道に進むとき(戴帽式),決意を込めてナイチンゲール誓詞を唱和します。「職業倫理」の根本はこの誓詞に言い尽くされていると思います。私は根が正直だからこれを読むと素直に感動します。技術士倫理要綱もこれくらい格調高ければいいのにね。

われは ここにつどいたる人々の前に おごそかに神に誓わん
わが生涯を清く過ごし
わが任務を忠実に尽くさんことを
われは すべて毒あるもの
害あるものを絶ち
悪しき薬を用いることなく
また知りつつこれをすすめざるべし
われは わが力のかぎり
わが任務の標準を高くせんことをつとむべし
わが任務にあたりて
取り扱える人々の私事のすべて
わが知りえたる一家の内事のすべて
われは人にもらさざるべし
われは心より医師をたすけ
わが手に託されたる人々の幸のために 身をささげん

ねぎ  ++.. 2005/11/20(日) 15:35 [2684]

 
ねぎさん、無学なあっしはそんな神がかった話よりゃ、こっちの話のほうが向いておりやす。題してナイチンゲールと統計学と言うんだそうでやンス。ちょっくら読んでやってくだせえ。それじゃあごめんなすって。
http://www.washimo.jp/Report/Mag-Nightingale.htm

魔法使い  ++.. 2005/11/20(日) 16:58 [2685]

 
「神がかった話」ですか(ーー;)。魔法使いさん,看護婦さん(看護師の名称は嫌いなので使いません)は毎日人の死に向き合っているのよ。「神」という単語がでてもおかしくないでしょ。ナイチンゲール誓詞はキリスト教を信仰する国(アメリカ)で作られたんだし。
それから,お勧めのサイトを読みましたが,書いてあるのはナイチンゲールのことばかり。誓詞については何も書かれていないじゃない。何が言いたいのです?
>看護にロマンチックな精神主義をまじえるような観念論者ではなく、彼女の思想は徹底した経験主義に基づいていました。
↑を言いたいのなら,それは誓詞の内容と矛盾しませんよ。よく読めばわかるように,ナイチンゲール誓詞に書かれていることは具体的です。「ロマンチックな精神主義をまじえるような観念論(意味がよく解らない)」に陥ってはいないと思います。日本語訳は文語体なので,精神を高揚させる要素も多少あるがそれはいけないことですか?
医療において精神のウエイトは大きいですよ。過剰に期待するのはよくないけど。例えば,同じがん患者でも,楽観的な人は案外助かったりします。死に直面している人の精神的な支えになるのも,看護婦の大切な仕事の一つです。ナイチンゲール誓詞をいつも心の片隅において仕事をしているAさんと,そんなものどうでもいいやと思っているBさんがいるとします。看護の技能が同じであれば,私が患者ならAさんに看護して貰いたい。ほとんどの人はそうだと思いますよ。たぶんね。

ねぎ  ++.. 2005/11/20(日) 20:43 [2686]

 
道徳とか倫理とか言う話になると、べし、べし、べしって子供を折檻する母親の愛のムチじゃあるめえし、ねばならないは我慢ならねえって訳でしてね。
精神が硬直していくのを感じるんですがねえ。硬直した精神からは豊かな発想は出てこねえし、いい結果も生まれねえってこってです。愛国心だってそうです。おっといけねえ、こいつは話が別だ。それじゃあご免なすって、くれぐれも倫理や道徳に縛られないように気をつけて下せえ。倫理や道徳に殉じても、家族はよろこばねえと思いやす。

魔法使い  ++.. 2005/11/20(日) 22:27 [2687]

 
確かにおっしゃる主旨は理解できます。
しかし、倫理観の欠如が蔓延すると、これもまた住み難い世の中になります。少しくらいいいやの気持ちがエスカレートし、様々な事件も頻発してくるでしょうから。

構造計算書改竄の事例は、倫理観が全くない、彼の人間性を疑うものです。

漂流者  ++.. 2005/11/21(月) 00:38 [2688]





 面接の練習課題 
なぜ、技術士になりたいのか?
@会社内での出世の道具
A会社が必要としているから
B給料も手当もあがるから
C社会のお役に立てるから
Dかっこいいから
E名詞に技術士と印刷できるから
Fあんなやつが受かるなら俺だって
G会社から独立するので
H資格マニアとして
ICPDのつもり
Jボケ防止
ずいぶん思いついたが、ろくでもない理由ばかり・・
あまりにはずかしいので、捨てハンドルでお願いしました。



 
技○士ずっと手前  ++.. 2005/11/15(火) 08:00 [2645]

 
10数年以前の口頭試験で「社業のため」と「熱心に取得しようとしない部下達を叱咤激励するため」と答えて合格した(その後、部下5人が合格したのは叱咤激励の効果?)。現在の口頭試験では「社業のため」は別にして、「熱心に取得しようとしない部下を叱咤激励するため」は推薦できない。
W  ++.. 2005/11/15(火) 09:06 [2646]





 無題 
つまらない質問をさせていただきます。
企業内技術士の方はいかほど技術士手当てがついているのでしょうか?

 
愚問  ++.. 2005/11/07(月) 09:17 [2597]

 
\45,000/月だす。私が聞いたことある中では\200,000/月が最高額です。
企業内技術士1  ++.. 2005/11/07(月) 13:06 [2598]

 
わが社では一時金というかたちで合格時に30万円でます。
しかし月つきの手当てはありません。

疲労困憊  ++.. 2005/11/07(月) 13:11 [2599]

 
我が社は月7万。
合格祝い金100万。でも、まだ誰も合格してないから、本当かどうか不明。

なお  ++.. 2005/11/07(月) 21:59 [2600]

 
ちの会社は手当ても一時金もゼロ、合格時の受験料や登録手数料等の実費が出るだけで金銭的にはメリットありません。
人事評価に加味していると口では言いますが、技術士を取得してから管理職になった人はまだいません。管理職になってから技術士を取った人はいます(管理職になっても技術士を持っていない人はもっといます)。

一般には、会社に既にどれだけ技術士がいるか、会社がどれだけ技術士を増やしたいと考えているか、によって変わるようです(アメと言えますね)。
技術士の数が非常に少なくて何とかして増やしたいと思っている地方中小コンサルなどは、相当な金額を出すようです。
逆に、技術系社員は技術士持っていて当たり前という大手コンサルではゼロというところもありますが、その場合は技術士取得が管理職昇格への必須要件となっているようです(ムチと言っていいですかね)。

SC30  ++.. 2005/11/08(火) 02:55 [2604]

 
地方ゼネコン勤務です。我社は一時金10万円のみです。取得までは社命だと言われ、取ったあかつきにはそんなものは必要ない!だって。我社にはまだ、私1人ですが人事考課にも給与にもボーナスにも何ら影響ありません。ただお前の名刺が必要だと言われ仕事させられたことがあります。今は開き直って自己研鑽している毎日です。
ぷーさん  ++.. 2005/11/08(火) 07:51 [2605]

 
一時金なし、月に1.5万円。面接は出張扱い。
会社のトータルの人件費が一定のため、この手当が増えれば非取得者の給与っはそれだけ減少する。これが問題。

準大手  ++.. 2005/11/08(火) 09:18 [2606]

 
↑ 皆さん建設関連ですよね?その他業界はどうなのかな?
ん?  ++.. 2005/11/08(火) 10:02 [2607]

 
> ↑ 皆さん建設関連ですよね?その他業界はどうなのかな?
機械部門の技術士ですが手当てなど何にもありません。
出世が少々早いだけです。

機械屋  ++.. 2005/11/08(火) 12:27 [2608]

 
私は環境と総監の技術士ですが一時金とか手当てなどは全くありません。ボーナスで一般社員と差をつけていると総務課はいうのですが。
環境  ++.. 2005/11/08(火) 12:44 [2609]

 
 3部門持っていますが、公務員なので全く何にもありません。
 少しは人事で評価してもらいたいという気持ちはあります。
 昔は、技術士を持っているだけで第二の就職でいい思いをした方もいらっしゃるようです。今後は、指名制度もなくなるでしょうから、実力のみの世界ですね。そうなると公務員OB技術士にはなかなか辛いものがあります。
 そのため、労働安全コンサルタントといった他の資格も取得しています。

天馬  ++.. 2005/11/08(火) 20:39 [2611]

 
 機械部門です。取得したときに10万円もらいましたが、取得に要した費用とほぼトントンです。毎月の手当てはありません。その他の「恩恵」は一切ありません。
B作  ++.. 2005/11/08(火) 21:00 [2612]

 
化学部門の企業内技術士です。

化学会社に勤務していますが、手当て、一時金ともにありません。試験時の交通費、受験手数料も補助すらありません。人事考査への影響も全く無いと思います。
もちろんこんなものを目当てに取得したわけではありませんが、危険物取扱者以下の扱いはちょっと悲しい。

気に入らないならさっさと独立しろということかと思っています。

化学  ++.. 2005/11/08(火) 21:03 [2613]

 
建設関連の技術士です。
わたしは年500万で名義を某社に貸しています。
あまり、ほめられた話ではないが・・・・・・・。

500万円  ++.. 2005/11/09(水) 13:53 [2618]

 
> ちの会社は手当ても一時金もゼロ、合格時の受験料や登録手数料等の実費が出るだけで金銭的にはメリットありません。

ちなみにウチの会社は、自称環境コンサルタント、一応建設コンサルタント(登録している)。

環境でも技術士は必要です。
国交省とかの仕事だと、環境調査の管理技術者は建設部門技術士やRCCMは可、環境部門技術士や環境計量士は不可、が多いですけど。

会社としては重要性は認識していますが、「親会社にない制度(資格手当)はできない」だそうです。
それを口実にしているようにも思えますが。

SC30  ++.. 2005/11/09(水) 23:43 [2624]

 
参考になるかわかりませんが、2年半前の過去ログ(http://morihaya.net/pejp/log1161.htm)を紹介します。
つったん  ++.. 2005/11/15(火) 05:13 [2644]





 技術士試験制度改正 
技術士試験制度改正で多くの方が、パブコメを出していますが、文部科学省の試験委員に考えが伝わるのか、
疑問に思い、パブコメを出すのをためらってしましました。尊敬するAPEC様や佐藤さんのパブコメを読み、両者
の考え方に賛同する箇所もありました。
しかし、私の周りでは、経験論文はA判定で専門や一般でB又はC判定で不合格のものが多いように思います。
私は上下水道部門の技術士ですが、経験論文は色々な方に添削してもらい、それを暗記し、専門は想定論文16個、一般は5個準備し、択一は設計指針を5回すべて読み
、試験を受けて合格しました。
難しいと感じたのは、専門と一般の問題であり、経験論文は、前もって準備ができますので簡単であると感じました。先輩技術士からも経験論文はできて当たり前と言われておりました。ですから、皆さんがなぜ、経験論文にこだわるのか、不思議です。
確かに、何度も書き直すことが必要ですから技術の習得や論文の書き方の勉強になりますが、業務遂行能力が身に付くとは思えません。
業務遂行能力は実務経験で身に付くものであり、業務を遂行するにあたり、専門能力や応用能力、発注者とのコミニュケーション能力が必要であると考えます。
仮に、経験論文が廃止となり、試験が簡単で能力不足の
人や経験が浅い人が技術士となり、管理技術者になっても発注者にとっては関係のないことであり、必要な管理・照査能力は求められます。もし、その能力がなければ淘汰されるだけのことであり、趣味や遊びで業務を行っているわけではないと思います。この点はAPEC様と同じ考え方です。前にもスレの中で言いましたが、公認会計士や不動産鑑定士の試験では1,3次試験が廃止となり、2次試験のみになりました。このことにより、この両者の試験は簡単になったと思います。ある本で調べましたら、両者の39歳までの取得率85〜90%でした。一方、技術士は約50%です。これは明らかにおかしいと思います。私は、技術士も30歳前後で取得し、厳しい環境の中で努力を積み重ね、技術士の名に恥じない技術者になる必要があると思います。
私は技術士になって、よかったことは出世や給料が上がったこと(出世もしてないし、給料も下がった。)ではなく、1人で多くの発注者を前にしても私の話を真剣に聞いてくれることがうれしいのです。

 
若輩技術士  ++.. 2005/11/10(木) 00:10 [2625]

 
そうですね、人にもよりますが、専門問題がハードルになっている人はけっこういます。
練り上げや添削が可能な経験論文は、1ヶ月もあればそこそこのレベルに持っていけますが、専門問題は付け焼刃でどうにかなるものではありません。
自分の分野の技術を体系的に、理論付けて整理してあるかどうか、つまり、鵜呑みで「とにかくこの式で計算する」とか「とにかくこのフローで工法を決定する」とかいった覚え方をしていると、応用が利きませんし、例外に対処できません。いわゆるマニュアルエンジニアです。
逆に言えば、それなりに体系的技術を身に付けている人(応用力のある人)は、専門問題は勉強不要です。

一方、経験論文は、そもそもネタ探しの段階で、自分でハードルを上げてしまっている(むずかしいと決めつけている)ことが多いのも問題ですが、かなり練り上げないとモノにならない人も多くいらっしゃいます。
そういう意味では、とっつきにくいし、時間もかかります。

結局、人それぞれ、部門それぞれではないでしょうか。
私は、建設部門はほとんど苦労しませんでしたが、応用理学部門では一般問題の範囲の広さに閉口しました。

技術士のあり方については同感です。
技術士資格が現在の名称独占から業務独占資格になるためにも、今回の改定は、方向性としては賛成です。(個別の様々な問題をきちんとクリアしないと台無しになると思いますが)

>1人で多くの発注者を前にしても私の話を真剣に聞いてくれることがうれしいのです。

頼もしいお言葉ですね。若輩技術士さんのような前向きな方がもっともっと出てきてほしいと願います。

APEC  ++.. 2005/11/10(木) 01:33 [2626]

 
二次試験に合格するまではと投稿を控えていましたが、残念ながら、本日受験番号を見つけ出すことができなかった私ではありますが、一言だけ。
技術士試験のあり方が、いろいろと議論されていますが、受験生である以上は、どのような制度であれ克服していくことこそが合格する意義と考えています。
私からはまだ意見する立場にないと思っているものの、今回受験してみて感想を言わせていただけるとしたら、自分で書いた論文が暗記できなかったこと,書いても読んでも聞いても覚えることができず、結局は、経験・一般・専門ともにその場のアドリブで望んだわけですが、あんなに長時間にわたり集中力を搾り出したのははじめてでいい経験であったと自分の中では納得しています。
今回の試験制度改正については、思考の整理と応用力を試すという点では、大いに賛成できるような気もします。(ただ、どのような試験内容になろうとも、十分な準備が必要であることを実感しました。それと、技術士というものがスタートであるなら、スタートは若いうちに切ったほうが絶対にいい。)
若輩技術士さんの
>私は上下水道部門の技術士ですが、経験論文は色々な
方に添削してもらい、それを暗記し、専門は想定論文16個、一般は5個準備し、択一は設計指針を5回すべて読み、試験を受けて合格しました。

これを読ませていただいて・・・、今回の結果を更に納得させられました。
嫁に、「来年もと思っているなら今から・・・?」
来年またチャレンジいたします。

追伸:若輩技術士さま
>1人で多くの発注者を前にしても私の話を真剣に聞いてくれることがうれしいのです。
私は発注者の立場ですが、あなたのような技術者に多くお会いしたいです。

ボヤッキー  ++.. 2005/11/10(木) 21:13 [2629]

 
>1人で多くの発注者を前にしても私の話を真剣に聞いてくれることがうれしいのです。

そうですね。私もコンサルのものですが、発注者のかたが真剣に私の話を聞いてくれることに喜びを感じます。また、発注者から良い評価をいただくことが、仕事上の最大の喜びです。それがこの仕事のやりがいを感じるところでしょう。その他では、かなり厳しい環境下ですから。
私はまだ筆記試験合格段階の身分の若輩者ですが、若輩技術士さんの上記の意見にとても共感し、必ず技術士になりたいと改めて思いました。


えむ  ++.. 2005/11/14(月) 10:58 [2643]