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 腐りきった静岡県 
沼津土木事務所長の特権を利用した汚職事件
氷山の一角。反省無し。
所長以下の職員も、過去の長期に渡り、県の公金横領、公金をプライベート口座に隠す。自宅に保存?する。やりたい放題。延々に続くスキャンダル。何方か、静岡県に日本スキャンダル大賞を与えてください。他県でもこのような不祥事があるのでしょうか(?_?)

 
伊豆の踊子  ++.. 2005/02/11(金) 21:37 [1506]

 
このスキャンダルの追求はまだまだ続きそうですね。
ボランティア団体を迂回させてワイロを受け取っていた元所長の自白により数社の業者があがっているとのこと、今後、業者名が明らかにされれる段階で、身に覚えのある業者は冷や冷やもの。
あの業者はやっている。との噂が飛び交っています。

遠州太郎  ++.. 2005/03/05(土) 18:33 [1605]





 H2Aロケット打ち上げ成功? 
国産ロケットのH2A7号機が26日午後6時25分、種子島宇宙センターから一年ヶ月ぶりに打ち上げられましたね。前回は、補助ロケットがロケット本体から分離できずに失敗しましたが、今回は成功したようですね。

また、今回のロケットは気象衛星「ひまわり」の後継機を搭載しています。昨年は豪雨災害が多発したことから、気象情報の収集する上で重要ですね。

しかし、打ち上げコスト増や搭載量の低下などまだまだ改善すべき点があるようです。

今年の総監のネタになるかも知れませんね。
 

 
チャレンジャー  ++.. 2005/02/26(土) 19:14 [1597]

 
総監のネタとしては、面白いまとめ方ができると思います。
私の捉え方は以下のようなものです。

●JAXAはいまだに技術者各自のノウハウ・スキルに頼っているらしい。ナレッジマネジの面からどうなんだ
●JAXAは品質管理システムが整備されておらず、またIT化も進んでいなくて膨大な図面を紙で管理しているらしい。経済性管理の面から問題では?
●2003年の失敗は、ブースターロケットの切り離し失敗が原因とされているが、一つの失敗で全体がおじゃんになるというのは、フォールトトレランスの面で見直すべきでは?
●今回の成功が、上記のような内容での管理システム見直しの成果であればともかく、マネジメントシステムが改善されていないのであれば、これがそのまま日本のロケット技術の信頼性回復に直結しない懸念がある。
●2003年の失敗の前後には、環境観測技術衛星「みどり2号」機能停止、火星探査機「のぞみ」運用断念などがあって、日本のロケット技術の信頼性は失墜した。ロケット市場の競争が激しさを増す中、出遅れた日本が巻き返せるか、それは1回の成功ではなく、それを支える品質管理システムの信頼性を世界が認めるかどうかにかかっており、そういう点では、今回の成功で安心してはいられないといえる。

APEC  ++.. 2005/02/28(月) 09:39 [1600]





 正義の人 
見ました?報道ステーション。
びっくり仰天です。
闇カルテル告発で30年間窓際、定年間際だというのに新卒並みの給料ですって・・・
勝訴したとはいえ、賠償金はたったの1670万。
正直者が馬鹿を見るというのはこのことでしょうか。
お金問題でもないのでしょうが、これほどすさまじい正義を見せた人に報いるにはあまりに少ない。

 
+_+  ++.. 2005/02/23(水) 22:48 [1577]

 
給与は行っている業務に対応して支払われるもの、と理解しています。年功序列は崩れましたから。
私(40半ば)はあの方とほぼ同程度の給与を受け取っていますが、この給与は私の今の業務に対しては正当であるとおもいますので、会社を責める気にはなりません。
あの方の仕事は「草むしり」ですよね。でしたらあの給与は良すぎる程と思えます。草むしりなら額面16万、手取り13万と言う程度かな?
あの賠償金はあの方の実力に見合った業務を与えなかったことに対する精神的慰謝料と考えればそんなに安いとは思えません。

そうなのかな?  ++.. 2005/02/24(木) 09:18 [1579]

 
現在と過去に起こった理不尽な出来事にこだわり、これを糾していくことは必要なことです。一方未来に向かって生きると言う生き方も大切です。
 私はこの手の労働争議記事を見るたびに、そのために費やされた原告の一生に対し、あーあ、とため息が出ます。
 さっさとけりをつける裁判制度の見直しが何故出来ないのだろうか、とそっちに気持ちと怒りが向いてしまいます。

魔法使い  ++.. 2005/02/24(木) 12:53 [1581]

 
報道ステーションは見てませんので推測混じりですが、その方は、堀江社長にも負けないぐらいのかき回し役をなさってると感じます。
30年間窓際で新入社員並みの給料で草むしりをさせられながら、賠償金までむしり取ってしまうなんて、並の人間ではできないことでしょう。
やりがいのある仕事や給料など、失ったものも多かったかも知れませんが、決して「馬鹿を見る」だけの人生じゃなかったように思います。

社会科学者  ++.. 2005/02/24(木) 19:45 [1585]

 
疑問
@なぜ、30年もの間その状態に甘んじていたか。
私と同年代の人です。
その年代ならば、就職したら仕送りをして家計を助けます。
やがて、女房をもらい、子供ができます。中には親の面倒も見る人もいます。
その、ためには、年齢に応じた給料が必要です。

ようするに、家が金持ちだったと思います。だからこそのんびりできたと思います。
若いとき、その状態で耐えられるのは、通常1〜2年じゃないですか。
私は年なので耐えていますが。

A大きい会社で、労働組合が有ります。なぜ、労組へ相談するとかの手は取れなかったのでしょう。

30年間、草むしりに甘んじていたのは、どう考えても理解できない。
賠償金はたった、1670万円と言いますが、測量設計会社の退職金は、40年勤続でも1000万未満です。

商売屋で働いている人は、30年働いて100万の退職金という例もあります。




雑魚  ++.. 2005/02/24(木) 20:50 [1586]

 
30年間も耐えてきたということにはびっくりですね。普通の精神じゃなかなかやれないと思います。
社会を良くする為に内部告発をすることは、いいことなんでしょうが、勇気がいりますよね。公務員ならともかく企業でやるなら命がけでしょう。経営者も給料を払っていくためには塀の内側に落ちるのも覚悟で塀の上を歩くこともしなけらばどうしようもないこともあるかもしれません。ですから、告発する人もそれなりの覚悟が必要と思います。告発した会社に給料をもらい続ける神経も私には理解できないです。

ぽんた  ++.. 2005/02/24(木) 21:27 [1588]

 
人は職業・勤務先を 処遇(給与)業務内容(やりがい)職場環境(人間関係他)のバランスで選びます。
この場合、処遇と職場環境は最悪です、にもかかわらず退職しなかったのはやりがいが大きかったからとしか思えません。
この人にとっては社会悪を告発することそのものが大好きで、かつ人生の目的なのでしょう。だから「やりがいのある仕事を奪われた」とか「耐える」ということは(少なくともこの人の場合は)当てはまらないのでは?

ねこ目蛙  ++.. 2005/02/25(金) 09:35 [1591]

 
ちょっと考えると、このニュースには皆さんがおっしゃるように、いろいろなおかしな点がありますね。
単純にキャスターの憤慨に迎合した書き込みをしてしまいお恥ずかしい。

+_+  ++.. 2005/02/25(金) 21:59 [1593]

 
引責辞任という言葉があります。辞めることで責任をとるということです。武士あるいは旧日本軍人の「死んでお詫びをする」に通じる、いかにも日本人らしい発想です。
すなわち、「会社を辞める」ということは「自分の非を認めて責任をとった」ということになります。たとえ本人が「こんな馬鹿げた会社のためにこれ以上働くなんてごめんだ。こっちから辞めてやる」と思って辞めたとしても、周囲からは「やっぱりあの人は何か会社に悪いことをしたんだ」と思われるでしょう。
今では転職は当たり前で一つの会社に忠誠を尽くすのはナンセンスと思われていますが、30年前でしたら退社=引責ととられる可能性が強かったものと思います。
きっと、その人は自分のプライドを守るために、会社に非を認めさせるために、敢えて会社にとどまったのではないでしょうか。
そういう信念を持って、窓際に追いやられてもへこたれず、自分の力で法廷闘争を続けたのでしょう。強い信念がなければ30年も続かないでしょう。

労組に相談をという御意見もあるようですが、労組もピンキリです。
思いっきり会社に迎合し御用組合に成り下がっているところも多いです。そういうところだと、会社人事部と結託して組合員を退職に追い込もうとするでしょう。
また、同族経営しているような会社では、誰もが名前を知っているような大会社でも労組が存在しないところが意外とあります。
(今回問題となった会社でどうなのかはわかりませんが)

SC30  ++.. 2005/02/26(土) 02:33 [1594]





 矛盾 
北海道の新米?技術士です
北海道の岩見沢という街で、水道水の汚染が発覚しました(北海道の方は周知のことですね)。
ここらの水道の管理は桂沢水道局というところでおこなっており、今回はそこの管理体制の甘さが指摘されています。
水道局の事務所の改修工事の際に使った塗料(正確には既存の塗料を落とすための薬剤?)が水道水に混入したようです。
地元で作られた豆腐は回収・廃棄処分となるなど、飲食店はある程度の被害をうけたようです。
詳しいことは関係誌や新聞でご覧頂きたいのですが、これってまさにリスマネに関わることですね。
今年の総監のネタになります。今後、これらの記事のは注目です。・・・・と言いながら・・・。
このような事件をネタにして勉強するってのもおかしい話です。
人の不幸や苦悩を逆手にとっているようで。なんかゴシップ週刊誌の記者と変わらんな。
最近感じた矛盾でした。今年総監に初挑戦します。

 
鋼構造  ++.. 2005/02/23(水) 22:07 [1575]

 
まあ水道の実態は・・・・
公権力の及ばない民地内に放置された鉛管
驚くほど低い有収率の水道管
ガンになるためのクスリのような石綿管の放置

ですね・・・

上下水道  ++.. 2005/02/24(木) 01:09 [1578]





 全道路への渋滞情報配信システムへの疑問 
高度道路交通システムの標準としてカーナビを利用した渋滞情報の収集発信システムを経済産業省とトヨタ、日立といった民間企業が共同開発する、とのことが、日経朝刊に報道されています。
 自動車の渋滞情報がリアルタイムで発信され渋滞解消という直接効果以外に、渋滞時に発生するCO2の減少、沿道環境の向上など、いいことずくめのようですが、全道路の渋滞、未渋滞、そして、迂回路情報が発信された場合、交通安全面で重大な支障が発生することが予想されます。迂回路が、幹線、補助幹線など自動車交通主体の道路ならまだしも、6m程度のいわゆる生活道路に侵入してきた場合、人身事故が増加することになります。
 更には宅配便の進入も発生するでしょう。
 こうした安全対策に関し、開発者として、どのようなシステムを考えているのか、情報公開が欲しいと思いますが、いかがでしょうか?

 
魔法使い  ++.. 2005/02/21(月) 10:04 [1562]

 
こんにちは。ご無沙汰してます。社会科学者です。
相変わらず刺激的な問題提起をありがとうございます。

さて、生活道路に通過交通が入り込む問題ですが、これはご紹介のシステムが登場するよりもかなり以前から問題化していたのではないでしょうか。
それに対する対策も、いろいろやられてきていると思います。詳しくは知らないのですが、生活道路における自動車通行止め、一方通行化、ハンプによる速度抑制など、ローテクですがいろいろな取り組みが実行に移されてると思います。
ただ、新しい技術の導入が予想もしない問題を引き起こすことも考えられますので、技術アセスメントをしっかりやっていただくとともに、導入したら問題が生じてないかどうかのモニタリングもしっかりやってもらいたいですね。

社会科学者  ++.. 2005/02/21(月) 20:52 [1564]

 
社会科学者サン、本当に久しぶりですね。
さて、本題ですが、スレで紹介したシステムは車中心のナビですが、人間中心のナビというのは無いものでしょうか?例えば、
@『この道路は歩道つきで夜遅くまで人通りがあり、コンビニが開いているので安全である。』とか『いつもは人の往来のある道路だが今日に限って人通りが無く、暴走族もたむろしていて危険である。』といった安全情報の提供。

A『今日から1週間この通りのソメイヨシノは満開である。』
 『この道の前にある○○家の庭は 今、チューリップがいっぱいで楽しい。』といった花見情報。
等に加え、徘徊高齢者を発見するためのナビ情報提供
 とか、そんな機能も付け加えているのでしょうか?
B有名人が酔って徘徊する酔っ払いホコテン情報もありかな?
 高度情報というよりは、井戸端情報システムと呼んだほうがいいかもしれませんが、歩行者が安全で楽しく歩くことのできる情報システムというのはいかがでしょうか?
 

魔法使い  ++.. 2005/02/22(火) 17:57 [1568]

 
道路の渋滞情報のシステムって、昔あったVICSと似ているように思えますが、どうなんでしょうね。道路情報分野の方教えて下さい。

魔法使いさん、人間用ナビは面白そうですね。現時点では実現可能とな道具というより、ドラえもんのポケットの中みたいな感じがします。
@は危険人物が逆方向に利用したら困りますね。(この地域幼稚園多しとか・・・)
Aあたりは地域や観光情報の携帯電話への配信でカバーできそうですね。
Bかプライバシーの保護とのすり合わせが必要そうですね。

自転車通勤している身としては、自然の移り変わりは、情報ではなく肌身で感じたいです。

チャリ通サラリーマン  ++.. 2005/02/22(火) 19:59 [1569]

 
「人間中心のナビ」といえば、たしか「歩行者ITS」というのがあった覚えがあります。
主に、視覚障害者に対して誘導ブロックを補完するような音声情報を中心とした情報提供をしていたと思います。
公開実験などもしてたと思いますが、その後どうなったのでしょうか?

社会科学者  ++.. 2005/02/22(火) 22:53 [1571]

 
カーナビを利用した情報収集に関する話題は、数年前にテレマティクスビジネスとして話題を集めていたと記憶しています。
情報が氾濫する中、利用者は欲しい情報を取りに行くのではなく(プル型情報通信)、与えられた情報を活用すると言うプッシュ型情報通信がこれからの流れになると考えています。
「人間中心ナビ」はまさにプッシュ型ですが、携帯電話やICチップを利用すれば出来そうですね。あるいは、もっとローテクにスピーカーで情報を流すって所から始めては、、、、。

ジョバンニ  ++.. 2005/02/23(水) 22:36 [1576]





 ブラックバス(2) 
スレが長くなりすぎましたので、その2をたてました。よろしければこちらで続きを。

ブラックバスのいる水域を増やそうとして、ブラックバスのいない水域に新たに放流するのは、これは許されざる行為として厳罰し処するべきだと思いますが、これについては異論はないのでは?と思います。

とするとすでにいるブラックバスの処置と、それを釣る人たちの行動についてですが、ここまでで、キャッチ&リリース自体の賛否がかなり議論されているように思います。
ガンさんのおっしゃる「釣ったら食う」という原則は「それ自体が間違いだ」という人はあまりいないと思うので、ここから始めてみたいと思います。
「釣ったのに食わない」のがキャッチ&リリースですが、その理由は何でしょうか。
本来は小物はリリース、つまり生態系あるいは漁業資源の保全のための方策だったと思います。そしてこれはあくまで例外的措置で、釣ったうちの一部だけがリリースされていました。
ところがブラックバスの場合、成魚もリリース、100%リリースです。とすると、理由は別にあることになります。
「殺しちゃカワイソウ」は「????」と思ってしまいます。そういう思考回路は大多数の日本人に合わないでしょう。「殺しちゃカワイソウだが、釣り針で口をぐちゃぐちゃにしてもOK」ということになってしまうから、「生命を弄んでいる」と言われるのだと思います。それに全然論理的ではありません。ただの感情です。
となると、キャッチ&リリース主体の釣りの正当性というのは何なんだろう、と思ってしまうわけです。

 
APEC  ++.. 2005/02/13(日) 12:35 [1520]

 
「キャッチ&リリース主体の釣りの正当性というのは何なんだろう?」

私が思うに、
 これは欧米から入ってきたスポーツフィッシング(かってはオリンピックの種目でもありましたね)、つまり獲物を得るのではなく、魚とのやり取りを楽しむ、という。キャッチ&リリースは楽しみ終えた後の獲物の処理法の一つのように思えます。
 一方、従来の日本での釣りの本流は生活の糧を得るのが第一の目的、というように思います。もっとも、中にはへらブナ釣りやモロコ釣りのように、釣りそのものを楽しむための釣りもあったように思いますが、これは日本では例外的でしょうね。
 民族性とは思いたくないのですが、欧米では釣りに限らず、楽しむために生き物の命を弄ぶ傾向があるように思えますね。狩猟もそのひとつではないでしょうか(獲物ではなく、愛犬とともに獲物を追って山野を駆けめぐるのが主目的になっていると聞きます。最近では英国のキツネ狩りが話題になりましたが)
以上、全く個人的な考えと思いますが。


九州人  ++.. 2005/02/13(日) 14:03 [1521]

 
業ともいいますね。
人間は生きていくに際して必ず、他者の生命をいただいて生き長らえている生物です。
それは菜食主義者とて同様であり、野菜なども生命力あふれる生物なのです。
反捕鯨運動が盛んとなった時期、鯨はかしこい動物だから殺すのは非人道的という話がありました。鯨を殺すのは非人道で牛や豚を殺すのは構わないということこそ非人道的な発言と思います。
今回の琵琶湖の件でも新聞報道などでタレントの発言を見ましたが、「釣りはスポーツ、魚と人間のスポーツ」などとの記事拝見し非常に残念な気持でした。
釣りをスポーツと考えているのは釣り人のみであり魚はそのようなことは全く考えていないでしょう。
人間の原罪とは何かもう一度考えてみて下さい。
琵琶湖で古くから生計を営んでいる漁師の方々はおそらく生計を立てるのに必要な量のみ漁業されるのでしょう。
そしてそれが、妥当な量(自然淘汰も含めて)とわかっているのでしょう。
楽しむために殺してもいいという考えは、飛躍しすぎかもしれませんが虐待や戦争に通じるところがあると思います。
自分のお子さんに「お父さんは魚を傷つけているね。あの魚はきっと死ぬんだろうね」と言われてもスポーツだから仕方ないと言い切れるのでしょうか?

人間の原罪  ++.. 2005/02/13(日) 16:03 [1522]

 
なるほど九州人さん、欧米的発想ですか。そうかもしれませんね。あちらの発想において、自然とは共生するものというより克服するものというイメージですからね。
APEC  ++.. 2005/02/13(日) 18:15 [1523]

 
小生の知人に、カトリック教国で生まれ育った方がいます。その方は日本で長く生活し、日本人と結婚し、日本語も堪能です。しかしながら、「いただきます。ご馳走様は、他の生命への感謝です。」と説明しても納得できないようです。「食事を作ってくれた人、糧を稼いでくれた人への感謝ではないの?」と言います。

動物との(あるいは植物との)関係で、キリスト教を基礎とする方々と話をして、思い起こすことがあります。それは、旧約聖書の6日目の次の記述です。

”神は言われた。「地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。」そのようになった。神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。
神は言われた。「我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。」神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。”

この考えが基本にある人々というのは、私達が言う、「いただきます。ご馳走様」の感覚は理解出来ないのではないかと思います。10年ほど前に、東京のある学校で、「いただきます。ご馳走様は、一つの宗教に根ざした祈りの一つだから、公立学校で給食時間に子供達に言わせるのはおかしい」ということで、言わなくなったことがありました。

スポーツフィッシングという考えが、キリスト教を基盤とする国々から出てきて、転生輪廻という思想のある仏教、あるいは、山や川や海等万物に霊が宿るという思想のある神道、これらの考えを根底した私達には、なかなか受け入れがたいのかもしれません。

日本の河川、湖沼における生態系は、レジャーだけでなく、商業的思惑でかなり(人為ということとの対比として)原始的姿からはかけ離れているだろうことは判りますが、だからといってバスの放流が許されるというわけではないでしょう。



YOSHI  ++.. 2005/02/13(日) 21:39 [1524]

 
YOSHIさん、唯一神と八百万の神の世界観の違いは確かにありますね。
家畜と野生動物を別物として区別できる感性も日本人には理解しがたいものがあります。
このあたりがアメリカの進めている価値観の押し付け、「余計な親切大きなお世話」というやつの根源にあるのだろうということは確かではないかと私も思います。
一方で、我々が八百万の神の感性を持ち、万物に命が宿るという考え方に対して抵抗を感じないという価値観を持っているということは、それに我々のモラルや常識、倫理が縛られている可能性を示しているともいえると考えます。
そうであるならば、あちらが良くてこちらが悪いという理由ではなく、価値観にはいろいろあるけれど、今の日本の社会ではこの価値観が大多数を占めており、その上に社会が成立しているのだから、それに従うべきだ、あるいはそれに従えというルール作りの発想になるのでしょうかね。
さらにそれならば、スポーツフィッシングを楽しむことが、自己のモラル・常識・倫理と相対しない価値観の人たちに対して、その価値観の「居場所」に対する配慮も必要なのかもしれません。
ちょっとうまく表現できませんが、そういう気がします。

APEC  ++.. 2005/02/13(日) 23:31 [1525]

 
温水性魚食魚の資源生態的研究(芦ノ湖におけるブラックバス、マス類の資源生態学的研究−2)

http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/naisui/detabase/tan/tan18-24.htm

これによると、体調7mmまでのブラックバスは、ミジンコやユスリカを主食とし、これ以上になると、魚を主食としている、との事です。
 主な魚はワカサギですが、ワカサギの漁獲量がこれによって減少していると言うことはない、と報告されています。
最終的は
 『芦の湖の収容力は、現在の魚食性魚種と、その餌料となる魚類の資源量を維持するに足るものであると考えられる。』
と結論付けています。

 これは、芦ノ湖の例です。琵琶湖はどうなのでしょうか?確か琵琶湖のアユは陸封アユで、放流魚として日本全国に出荷されていますが、生態系を云々するなら、この琵琶湖産の陸封アユの問題をどのように解釈されますか?おそらく、このアユの中には一定量のブラックバスが含まれているのではないかと思います。密放流とは限らないと言いたいわけです。
 生態系の問題では、琵琶湖産のアユは明らかに各地の河川生態系を撹乱していませんか?


魔法使い  ++.. 2005/02/13(日) 23:43 [1526]

 
ブラックバスのキャッチアンドリリースについてはこんな報告もあります。
参考にしてください。

http://www.agri.pref.kanagawa.jp/suisoken/naisui/gairaigyo.htm
ついでと言ってはなんですが、鯉の放流についてはこんな指摘があります。


同じようにこれはある都市河川ですけれども、かつて大量にこのコイが放流された時期があった訳です。
 一般にはあまり理解されていませんが、コイは「肉食性に偏った雑食性」であって、小魚や貝類等を好んで捕食します。コイは口には歯がないが、喉の奥に人間の奥歯である臼歯に似た「咽頭歯」と呼ばれる歯が5対あり、左右の歯を組み合わせてすり潰しながら餌を食べます。これら都市河川ではコイ自身の子供も余り見られず、大型魚に彼ら自身も捕食されていることが推定されます。
 既に横浜市ではコイの放流を止めることが議会でも報告されており、東京都でも中・上流へのコイ放流に、各地の市民から見直しが要望されているのです。コイの放流には十分な注意が必要であることを覚えておいて下さい。』

とのことです。

横道にそれましたが、放流ということはたいへん難しいと感じています。

魔法使い  ++.. 2005/02/14(月) 00:12 [1529]

 
>  生態系の問題では、琵琶湖産のアユは明らかに各地の河川生態系を撹乱していませんか?

魔法使い殿

 その心配は無用と思います。 その理由は
@ 鮎は基本的に年魚(稀に、年越しと言われる主のような大物を  を捕獲したと言う話は聞いたことがありますが、定かではあり  ません。)であるため。その子供が翌年大挙して戻ってくる心  配がないわけではありませんが、いわゆる天然ものの遡上率は  極端に低く、各河川の漁協の悩みの種でもあるわけです。
A 毎年漁協は、大量に稚魚または成魚を放流しますが、それによ  り、他の魚類や水生動植物への悪影響と言う話は聞いたことが  ありません。(この点に関しては、漁協の話や、自分自身の経  験、他の川に携わって生活している友人や知人の話だけであ   り、科学的根拠はありません。どなたか知っておられる方があ  れば幸いです。)
   一般的には、鮎は稚魚の段階では川底の石のコケと虫類を食  べ、成魚になってからは、石についたコケしか食べないと言わ  れています。このコケは鮎以外の魚類が食べるところは報告さ  れていないようです。
B  琵琶湖産の陸封鮎は、今では超希少価値または皆無の天然遡  上鮎にかわって、きわめて天然遡上鮎に近い「なわばり」を持  つ特性から、その数の減少とあいまって重宝されています。
   昭和40年ごろは、放流される稚鮎はそのほとんどが琵琶湖産  であったと、漁協の人たちはいいます。
   それが、その数の減少とともに、もともと、日本全国の河川  に放流するほどの量は確保できずに慢性的な供給不足を背景   に、昭和50年前後ではなかったかと思いますが、人工孵化によ  る、人工ものが放流されるようになり、「なわばり」特性の希  薄な、いわゆる、人工ものが大半を占めるようになり、釣り人  離れに拍車をかけている現状です。したがって、もし、鮎の放  流が生態系に何らかの影響を与えるとしたら、琵琶湖産の鮎で  はなく、人工孵化後、動物食で飼育されたこちらのほうがより  問題であると考えます。



  ++.. 2005/02/14(月) 16:23 [1530]

 
>  主な魚はワカサギですが、ワカサギの漁獲量がこれによって減少していると言うことはない、と報告されています。

芦ノ湖は今から約80年前に、日本で初めてブラックバスが放流された所です。芦ノ湖で共存できて琵琶湖でできない。この違いはどこにあるのでしょうか?
私は、開発の有無ではないかと思います。

>  生態系の問題では、琵琶湖産のアユは明らかに各地の河川生態系を撹乱していませんか?
>
まず、天然アユに対する「冷水病」の拡大。つぎに、ハスなど異種の混入があげられます。



三平サンペイ   ++.. 2005/02/15(火) 00:31 [1533]

 
99% の反論を承知で、稚拙かも知れませんが…私なりの考え
1.私の立場
 東北出身で関東在住、土木出身です。琵琶湖で釣り糸を垂れたことは一度もなく、当事者ではありません。但し、ブラックバス釣りの経験はそれなりに有り、現在の人気の理由も理解しているつもりです。

2.ブラックバス駆除について
 ブラックバス(オオクチバス)の全国の画一的な駆除には反対です。現状以上の拡散を防止することを前提に、水域の大小や形態、植生、生息生物の種類・量などによっては、共存の道を探るゾーニング案(すみわけ案)についての議論も必要と考えます。
A…新たな水域への侵入は防除する。
B…既に生息している水域については、「@排除する水域」と「A生息を認めて積極的に管理利用する水域」とに分ける。
このしくみとしては、
・BA水域に訪れる釣り人から負担金を徴収する。
・負担金にて、A及びB@水域への駆除、防除に関わる環境整備、外来生物啓蒙を推進する。
・B@水域で捕獲または釣られた外来魚は有効利用(食料、認可水域への放流)する。

推奨する理由として、
・ブラックバス釣りは、第2次釣りブームの火付け役であり、釣り具メーカーや販売小売店など関連マーケットはここ10年程度で急成長した。また、間接的にも水域の遊船業や宿業、飲食業等に貢献した。
・ブラックバス釣りは「釣る行為」を楽しむものであり、リリース禁止による釣り人の減少は明らかである。(アンケートより、琵琶湖の釣り人の80%が釣りに行かないと回答)リリース禁止となることでこうした経済面の「益」が損なわれる。
・リリース禁止の水域における釣り人が減少する中で、果たして釣り人による駆除の効果がどの程度発揮するか疑問である。(そもそも釣り人が減少するため、釣り人のリリース禁止の効果は薄いと想定。現に琵琶湖の回収BOXはその殆どがブルーギルである。)逆にブラックバス増加の要因となる可能性すら想定される。
・ゾーニング案によるAの水域を確保することで、釣り人の理解が得られ、これにより、経済面の「益」は残されつつも、釣り人の協力による当該水域の一層の駆除効果を高めることが可能となる。

3.ブラックバスのリリース禁止について
釣り人にリリース禁止を強制することには反対です。特に私は子供の教育の視点から問題があると考えます。理由は以下の通り。
・ブラックバス釣りは、現在でも、ファッション性が強く、コミック・アニメ・TVゲーム化され、タレントの趣味として紹介されるなど、特に現代青少年のアウトドアレジャーとして既に定着している。
・リリース禁止は、青少年の身近な趣味を奪うことになり理解を得るのが難しい(アメリカで釣ってとは言えない)。なにより「外来魚は殺さなければいけない」つまり「特定の生物には生きる資格がない」という、極めて危険な認識を植え付けてしまう可能性がある。
・私たち大人はリリース禁止の意図や生物多様性がある程度理解できる。しかし、ザリガニ、タンポポ、ミドリガメ等、様々な外来生物に囲まれて生活している子供の中で「なぜブラックバスだけがダメなのか」正しい理解をさせることが難しい。さらに、この啓蒙が一歩間違うと「この魚は良い者だから殺してはダメ」で「この魚は悪者だから駆除(殺しても)OK」とする考え方のみが一人歩きすることが懸念される。
・そうでなくても人の痛みを判らない若者が増えたと言われる昨今、こうした教育を受ける子供たちにどういう影響があるのか、魚のみならず「人間」にまでこの理屈がまかりと通ったら…いじめや差別を助長しないか…「心の教育」上、不安でならない。
・無益な殺生(不殺生)という一般的な教育論とどう折り合いを付けるのか、私自身の答えがでていない。

以上です。
 尚、ブラックバスの料理については、中国に出張した際、上海近郊の都市、蘇州では、主な中華料理店でブラックバス料理を食べることができました。油で揚げたものに香料の入った「あんかけ」を乗せて食べます。もともとは石斑魚という魚の代用らしですが大変美味です。中国でのブラックバス釣りは、殆ど「食料調達の為の釣り」であり、食用として重要な位置を占め、その価値が認められているようです。また、ブラックバスは、タウリンという物質が、淡水魚の中でも最も高い割合で含まれており、老化防止や疲労回復に役立つそうです。

三平サンペイ   ++.. 2005/02/15(火) 01:02 [1534]

 
「すみわけ」が技術的に、あるいはその他の点において困難でないのならば、私は三平サンペイさんのお考えに賛成です。
というか、まずは共存できる道はないか探すべきではなかろうかと思うのです。(繰り返しになりますが、それがすでに選択肢足り得ない理由がきちんとあれば別です)
この問題の中には様々なトレードオフが含まれていますが、それを最もうまく解決するのはやはり「代替案」なのですから、まずはそちらから入ってはどうかと思うのです。
釣り業界の利害と生態系保全というと、問答無用で生態系保全優先!業界が儲けられないなんぞ知ったことか!生態系を破壊して儲けようなどトンデモナイ!という論調も見られますが、それでは話は始まらないように思うのです。

ただし、キャッチ&リリースの是非については、客観的に判断しかねますのでなんともいえません。キャッチ&リリース擁護の理由としてあげられたものについて、何か感覚的にしっくりこないのです。具体的にいえなくて申し訳ないのですが。
また、他の人も同じ理由をあげるかな?という疑問があります。中にはブラックバスを食べるということに非常な反感を持つ人もいます。なんで?

APEC  ++.. 2005/02/15(火) 01:22 [1535]

 
まずは,情報提供ということで。
キャッチアンドリリースに関するガイドラインのページがありました。
http://homepage2.nifty.com/ArcLeo1998/page008.html
これによれば、基本的な思想はアメリカ発であると考えられます。
なお,以前ブラックバス・ブルーギルについて調べたことがあり,その時の記憶で意見を述べていましたが,少々感情的になっていたようです。
改めて読み直しているのですが,なかなか有益な情報があるように思います。まだご存知ない方は、一読の価値があると思います。
http://www.ne.jp/asahi/iwana-club/smoc/bio-home.html
http://www.niigata-mizubenokai.or.jp/inpaku/report/bass/bass3.html
また,生物多様性保全派ばかりの意見では偏るため,日釣振のページも掲載しておきます。
http://www.jsafishing.or.jp/gairaigyo/index.html
情報を整理した上で,改めて意見を述べます。

PsA24  ++.. 2005/02/15(火) 13:05 [1536]

 
自分で紹介しておきながら,こんなことを言うのはなんですが,ちょっと情報量が多く消化不良気味です。今週はこれから徹夜続きなもので,余裕もなく,間違った解釈があったらごめんなさい。
基本的にブラックバスをめぐる諸問題は,環境問題の通例として様々な問題を孕んでおり,基礎となるデータの信頼性も余り高いとは言えない状態にあります。
この場合,賛否両論の意見をできるだけ多く聞くことが,問題点を明確にしやすいと考え,敢えて膨大な資料を紹介しました。
私としては両者の言い分を聞いた上で,自分なりの判断をしたい。その思いがあります。

新潟県が全国に先駆けて,キャッチアンドリリース禁止条例が制定された本当の理由については,良く分からない部分があるのですが,その背景としては,奥只見湖等で繁殖が確認されているバス類によって,山女や岩魚が被害を被っている実態があります。
バス類による生態系破壊を抑止する必要があるならば,本来であれば行政の責任の元で駆除を行うことが,最も問題を単純化させると考えられますが,莫大な駆除費用が捻出できない環境行政のお寒い台所事情もあり,キャッチアンドリリース禁止(いわゆるリリ禁)というのは,いわば次善の策として浮上した条例ではないかと考えます。
その意味では,リリ禁はバスアングラー(というのですか?)の理解を得ることは難しいと考えれられます。
ただし,このリリ禁は,それなりの効果があると考えます。
1.リリ禁とすることで,実行性のある密放流防止策を打出せる。
2.バスアングラーに対して,環境問題としてのバスフィッシングの問題提起を行える。
3.(うがった見方として)バス釣人口が減らない限り,すなわちバス需要がある限り,バス類は増殖を続ける。この条例を契機に,バス人口を多少なりとも減少させることができるのではないか?

今,話題となっているのは,琵琶湖の水面環境をどうするかということであり,その意味では,行政サイドが出した結論に法的根拠が与えられたものとして捉えたいと考えます。
多様な意見があるものの,少なくとも滋賀県人の総意として,琵琶湖ではバス類は駆除させるべきものと判断したと考えて良いのではないでしょうか。
ゾーニングの話がありましたが,むしろバス類のいない環境というゾーニングが,たった今始まったばかりと私は考えます。

PsA24  ++.. 2005/02/16(水) 08:17 [1538]

 
単純に三十年前から長年この釣りのファンだった立場でひとこと

バスは赤星鉄馬候、そしてギルは恐れ多くも天皇陛下が我が国に紹介されたもの・・・
このため行政では在来種に係る問題等を認識しつつも、ごく最近までシランふりをしていた。

これがこの問題の諸悪の根元である。

いまさらバス釣りファンに、これだけ「趣味」として普及してんのに「リリース禁止強制」とは、ちと勝手すぎないかい?

バスもってかえって食う気なんてなれんよ、、、

バスフィッシングは漁ではなく引きを楽しむだけのものなんだし・・・

バスフィッシャーマン@技術士(総監・上下水)  ++.. 2005/02/20(日) 16:27 [1559]

 
↑一人の釣りファンとしてのぼやきならともかく、HNに「技術士」をつけてこういうことをいうのは・・・

?  ++.. 2005/02/20(日) 16:57 [1560]

 
この問題については全く素人ですが、APECさんと同じ感想を持ちました。つまり、キャッチ&リリースの是非については判断しかねるのですが、それを擁護の理由がどうも納得できないのです。

三平サンペイさんの「ブラックバスのリリース禁止について」のご意見に反論する形で整理してみたいと思います。

「青少年のアウトドアレジャーとして既に定着している」については、禁止すべきでないという理由にはなりません。かつてタバコはそこらじゅうで吸い放題、つまりアウトドアの嗜好品として定着していましたが、今ではかなり禁止されるようになりました。社会にとって良くない行為であるなら、すでに定着したものでも禁止されて何らおかしくありません。
「青少年の身近な趣味を奪うことになり理解を得るのが難しい」も同様です。
「子供に正しい理解をさせることが難しい」というのは本末転倒です。地球温暖化やオゾン層破壊などと同様、必要なことは、教育で工夫して教えるべきでしょう。
「この魚は悪者だから駆除(殺しても)OK」「いじめや差別を助長しないか」「無益な殺生(不殺生)」は論理飛躍で全く理由になっていないでしょう。

要は、論の建て方として、「キャッチ」ありきで「リリース」だけを問題にしているように受け取れ、問題のすり替えが行われていると感じてしまうのです。

私も感覚的には、「釣ったらたべろ、食べないなら釣るな」というのがしっくり来ます。「引きが強い」といった快感はあるのでしょうが、そのためにむやみに生物を傷つけることは自制すべきではないかと感じます。

社会科学者  ++.. 2005/02/21(月) 21:28 [1565]





 合格しました 
常連さんの中には私の名前を覚えている人もいるとは思いますが,平成16年度の技術士二次試験に合格することができました。
ここの掲示板で,昔,議論が熱くなって,おまえのような奴は技術士には絶対受からないと断言されたこともありましたが,本当にみなさんにかわいがってもらったおかげです。ありがとうございました。
社会科学者さん最近みかけませんが,元気にやっているでしょうか?(昔はこんなことを書くとサロン化と批判されましたが,合格発表の日くらいいいですよね。)

 
青い炎 [URL]  ++.. 2005/02/18(金) 05:54 [1541]

 
青い炎さん、おめでとうございます。
過去に、かなり辛口のコメントをしたmustです。覚えていらっしゃいますか。その節は大変失礼しました。
あなたの、有言実行、初心貫徹、チャレンジ精神、結果を残すことで花開きましたね。
次は、総合技術管理部門に向けて頑張って下さい。



must  ++.. 2005/02/18(金) 06:27 [1542]

 
合格された皆さん、そして青い炎さんおめでとうございます。涙をのまれた皆さん捲土重来です。かく言う小生も今年の二次に向けて闘志が湧いて来ました。
YOSHI  ++.. 2005/02/18(金) 06:36 [1543]

 
改名(改HN)しました。腹八分改め、ハングリーです。

青い炎さん、おめでとうございます。(合格された方、とにかく、おめでとうございます。)
将来に向けて、可能性が広がりましたね。

ハングリー  ++.. 2005/02/18(金) 08:46 [1544]

 
仕事中なんだけど,指が止まらない。最近はほとんど寄れないんだけど,今だけは・・1分間だけお願い・・。
言い訳はこれくらいにして,青い炎さん。本当におめでとう,おめでとう。

やっぱり頑張りすぎ  ++.. 2005/02/18(金) 08:47 [1545]

 
mustさん,YOSHIさん,ハングリーさん,やっぱり頑張りすぎさんありがとうございます。
ここの掲示板も新しくなります。私もこれからの新しい歴史つくりに関わっていきたいと思います。

青い炎 [URL]  ++.. 2005/02/18(金) 18:00 [1548]

 
青い炎さん、決意表明を実行しましたね。おめでとうごさいます。

腹八分さんもとうとう改名ですか。
時が流れ、時代が過ぎ去るようで淋しい。

雑魚  ++.. 2005/02/18(金) 21:17 [1549]

 
この場所で2年前に大変お世話になった皆さんに、お礼とご報告が遅くなったことをお詫び申し上げます。
私も、技術士二次試験に無事(半分ですが)合格する事が出来ました。
あの時の私の「残念体験記(はげ山君の場合)」に対する励ましの言葉の数々、くじけそうになったときにはそれを密かに読み返して、自分を奮い立たせてきた2年間でした。
正直、ここに集う人たちに感謝です。ありがとうございました。
私は今回、専門口頭合格・総監口頭不合格という結果であったので、またリベンジをしなければなりません。
今後ともよろしくお願いします。



はげ山君  ++.. 2005/02/19(土) 18:50 [1554]

 
はげ山君さん、なつかしい。
時計が逆回転し、過去が戻ってきたみたいだ。
あのときは、悲壮感というか、何というか・・・だったのに。
良かったですね。おめでとう。

雑魚  ++.. 2005/02/19(土) 20:35 [1555]

 
青い炎さん、はげ山君さん、おめでとうございます。
はげ山君さん、今回は美酒でしたね。リベンジがんばってください。

APEC  ++.. 2005/02/20(日) 00:04 [1556]

 
雑魚さん、APECさんありがとうございます。
その節はお世話になりました。
雑魚さん、あなたの経歴書1行に対するダメだし、今回は全行埋めて望みました。感謝しております。
APECさん、顔を見て・言葉に出してはこっぱずかしくて言えないこと、この場で言わせて頂きます。
あの時のあなたの励ましの言葉の数々、ホント涙が出ました。
あそこで立ち直れたのもあなたのおかげと思っております。
あの時はあなたの正体も知らず、素敵なスラッとした後姿、いわゆる醤油顔の紳士を想像しておりました。
容姿はともかく(おい^2、現実は違うのか?ノーコメント)、尊敬できる中学の先輩、元職場の先輩として今後ともそのゴツイ背中を追っかけて行きたいと思います。
本当にありがとうございました。

はげ山君  ++.. 2005/02/20(日) 09:10 [1557]

 
おおっと、はげ山君さん、我々が超身内だということがバレてしまいましたね。^^;
ついでに容姿にも言及してくれちゃいましたねぇ。-_-メ
一昨年の試練からよくぞ立ち直られました。結局今年も朝から酒をあおっていたことには変わりないようですが、今年の酒は美味かったことでしょう。
でもね、一番「おかげ」なのはきっと奥さんだと思いますよ。これからも家族仲良くがんばってくださいね。
(こんなこと言いながら顔を合わすと全然違うセリフが出るんですけどね^o^;)

APEC  ++.. 2005/02/20(日) 22:40 [1561]

 
青い炎さんをはじめ、合格された皆さん、おめでとうございます。
この掲示板もすっかりご無沙汰してしまいました。なかなか書き込む時間が取れずにいますが、時々のぞき込んで熱い議論を楽しませてもらってます。
以前は私も熱くなって青い炎さんにも厳しいことを言った気がしますが、たいへん楽しくためになる議論をさせてもらったと思っています。
APECさんや魔法使いさんも相変わらずご活躍されてますので、私もそのうち参戦させていただきたいと思っています。青い炎さんもまた大活躍されることを期待しています。

社会科学者  ++.. 2005/02/21(月) 20:39 [1563]





 無題 
投稿の順番を間違えました。申し訳ございません。

建築家のみなさんは七味さんの遭遇されたケースに対してどう思われますか?

私は、裁判で争えばいいんじゃないの、という考えを持っていますが、今の建設コンサルタント会社にそんな度胸はないと思います。

過ぎてしまえばすべてネタ、笑ってもらってナンボである。
こういう文章を見たのですが、血税でつくる社会資本に、団塊世代の馴れ合い言葉はもうたくさんだと思っています。

公共事業であることを選定に、建築家のご意見・お考えをお聞かせいただければ幸甚に存じます。

 
若手の川屋  ++.. 2005/02/14(月) 18:18 [1532]

 
若手の川屋さん、お疲れ様です。
私も建設コンサルタント会社に勤める土木屋(技術士建設部門)なので若手の川屋さんがリクエストされている建築家ではないため、回答する資格はありませんが...この掲示板を見ている建築の方って非常に少ないのでは。私が存じ上げているのはちょーメジャーなあの方だけですが。
建築の方から見て、どうなのでしょう?私も興味があります。

力不足  ++.. 2005/02/15(火) 19:03 [1537]





 ブラックバス 
ブラックバスのリリースを禁じた「琵琶湖レジャー利用適正化条例」の適法性が裁判で認められたようです。
私は生き物を釣っておいて食べないというのはすごく不自然に感じるのですが、皆さんはどう思われますか?
ブラックバスは意外と美味しいらしいですよ。

 
APEC  ++.. 2005/02/07(月) 17:15 [1456]

 
小生も、APECさんと同じ考えです。以前も他の箇所でも書きましたが、私たちは生きるために、他の生命を得ています。そのことは動物であれば全て同じです。人と他の動物が何が違うかといえば、そのことを認識するかどうかです。その認識を基礎として、「いただきます。ご馳走様」は成立しています。

レジャーとしての狩りは、小生にとっては違和感が強くあります。かつて小生の子供達が小学生であったころ、鳥用の罠を作り、捕らえた鳥を食べたことがあります。

毎日の食卓に上る、鳥獣魚介類を食べることは、直接目にすることは少ないけれど、このようにして命が失われそれを頂くのだから、
感謝しなければいけない、ということを教えました。

レジャーとして釣る考えは、人というものが、他の生命に対して卓越しているというように思えてしまいます。だから必要以上に釣ったものは、リリースするのだというのかも知れませんが、魚だって痛く、恐怖感があるでしょうから、リリースすれば良いということは、相手が人であればとても考えられないことです。


YOSHI  ++.. 2005/02/08(火) 08:29 [1461]

 
論点は以下の3つでしょうか?

1)レジャーとしての釣りのあり方
2)在来種の生息環境を侵している外来種のあり方
3)食料としてのブラックバスについて

1)は生命の尊厳と価値観(趣味)の多様化の観点から賛否が分かれるかと思いますが、2)については、生態系の保全・種の保全の観点から大部分の方が合意できるものと思います。

今回の裁判は、1)と2)が両方の観点から、条例の適法性が認められたと思います。仮にブラックバスが琵琶湖の在来種であれば、生活の糧としての漁業もレジャーとしての釣りも、両方ともアリですよね。

3)について、私は天麩羅にしたブラックバスを食べたことがあります。味は不味くはないが、進んで食べたいとは思わないくらいでした。


とおりすがり  ++.. 2005/02/08(火) 09:06 [1462]

 
外来種問題の解決は簡単でないものが少なくないですが、
特に侵略的な振る舞いをする種を排除していこうと考えるのは当然のこと。
オオクチバスのキャッチ&リリースを文化というような輩は、放流も許容するでしょう。

オオクチバスは世界的にも強くマークされている悪玉。
もっと強い規制をすべきであって、選択の余地はない。
滋賀県と司法の判断は当然で、むしろ行動が遅すぎる。

ブラックバスは寄生虫感染するので生食厳禁だってよ。

P&B  ++.. 2005/02/08(火) 12:42 [1463]

 
ブラックバスは体が大きいオスが主に繁殖活動をするらしく(正確には体が小さい雄は卵に近寄ることができない。追い払われて)、大きいオスをパイプカットすることで繁殖をとめることができるようです。実験段階では成功していると新聞で知りました。果たして・・・
TDM  ++.. 2005/02/08(火) 13:19 [1466]

 
私も魚を釣って食べないということには不自然さを感じます。
食べるにしても漁業を生業としている訳では無いのに必要以上に魚を釣って、いっぱい釣れちゃったから近所にお裾分けなんて事も嫌いです。
私の釣りに対する姿勢は「キャッチアンドイート」。
釣りはあくまで個人でやる漁の一種だと思っていますから、自分で釣りをする時も必要以上に釣る事はしないようにしています。
(もっとも沢山釣れるってこともめったにありませんが。。。)
それが自分のために死んだ生き物に対する姿勢なのではないかと思います。

ブラックバス釣りの「キャッチアンドリリース」。
あれも再放流されたブラックバスの生存率は低いと聞きます。
ルアーのトリプルフックがブラックバスの口をぐちゃぐちゃに壊してそこから細菌が感染するためのようです。
これでは何のための「キャッチアンドリリース」か分かりません。

ブラックバス釣りをする人が言うには琵琶湖の漁業被害について悪いのは「ブラックバス」じゃなく「ブルーギル」だと言う方もいます。
確かに琵琶湖の定置網にはブルーギルばかり入り、ブラックバスはあまり入りません。
だからといってブラックバスを規制してはいけないというのはおかしい。
ブルーギルの数が多すぎてブラックバスが目立たないだけの話であって、現にブラックバスを解剖すると稚鮎が胃から出たという話も聞きます。
共に肉食性の外来魚であって両方とも一緒に規制するのが筋と思う。

私が小中学生の頃(20年以上前の話)、釣ったブラックバスを焚き火でよく塩焼きにして食べた。
淡水魚の中ではかなり美味しかった部類に入ると思う。
昔は淡水魚は寄生虫がいると言って、イワナ、ヤマメでも生では絶対食べなかった。
温泉に行くと結構イワナ、ヤマメの刺身が出てきたりしますが、今でも食べるのに結構抵抗があります。



つばめ  ++.. 2005/02/08(火) 16:25 [1467]

 
私は、食べるためならともかく、命あるものを遊びで傷つけたり殺すことは断じていけないと思います。
ポチ  ++.. 2005/02/08(火) 17:14 [1468]

 
初めて書き込みます、30過ぎの釣り馬鹿技術士です。
私はブラックバスはもちろん、四季折々、津々浦々で様々な釣りを楽しんでいます。
私の意見は以下の通りです。

1)レジャーとしての釣りのあり方
 皆さん子供の頃ザリガニ釣りした事ありますか?棒切れにタコ糸つけてスルメ結んで…。もちろん食べるためではありませんよね。釣れる場所を探検や仕掛けの試行錯誤、大物が食いついた時のドキドキ感、バケツで持って帰って学校の水槽に入れて自慢したり、といった素朴な喜びに満ちた“遊び(レジャー)”です。
 
 こうした“遊び”の延長上にあるのが、昔ではタナゴ釣り、現在ではヘラブナ、ブラックバス釣りと思います。食べるためではなく、“釣るという行為”そのものを楽しむ釣りです。
 まず、釣りの全てが食料調達の手段ではなく、こうした「遊びとしての釣り文化、食べることを前提としない釣り文化」の存在も理解して欲しいと思います。

 次に、キャッチ&リリースについて述べます。
 私は、釣り愛好家の多くが“釣るという行為”を満たすために釣りをするものだと思います。登山家が山を登るのと同様、そこに魚がいるから釣るのです。
 ですから、食べきれないほどいっぱい釣ってしまい、ご近所にお裾分けすることもままあります。しかし、全部の釣り人がこんなことしてたら、現在の日本のフィールドでは、魚がいなくなってしまいます。
 この対策として、“キャッチ&リリース”というルールがあると考えます。


2)在来種の生息環境を侵している外来種のあり方
 ブラックバスの腹を割けば、そこで彼らが餌としている小魚や鮎が出てくるのは当たり前です。琵琶湖固有の在来種にとってブラックバスの影響ありと判断されれば、駆除も已む無しと考えます。
 しかーし、その方法については釈然としません。
 必要なら駆除事業として粛々と進めれば良いのであって、趣味として楽しんでいる釣り人全てに駆除を強制することには納得できません。

 私には今年生まれた子がいます。いずれは一緒に釣りに行きたい。釣りを通して“生命の大切さ”“自然に触れる喜び”を教えたいと考えています。

 一方、子供にとって、どこにでもいるブラックバスは、ザリガニと同様、身近な釣りの対象です。
 今回条例が適用されれば、ブラックバスが釣れた場合の対処としては以下に限定されてしまうことに釈然としません。
 @全て持ち帰って食べる
 Aその場で殺す
 B捨てる(琵琶湖には回収BOX=専用のゴミ箱があるようです)

 少なくとも私には、いくら「ここにいてはいけない魚なんだよ」と説明しても、子供の目の前でABの行為はできません。
 できれば、
 Cそっと逃がす
という選択枝も与えて欲しかったと思います。
 実際、環境省の外来生物法の普及啓発HPでも、キャッチ&リリースは問題ないと記されています。いくら影響あるブラックバスとはいえ、老若男女の釣り人に“生命を奪うこと”を法で強制すべきではないと思います。
 この駆除を促進を目的とした、駆除した魚を持ち込むと交付される “ノーリリースありがとう券”なる地域通貨の発行も、ちょっとえげつなさを感じます。

三平サンペイ  ++.. 2005/02/09(水) 17:56 [1483]

 
結局トレードオフではないでしょうか。
ブラックバスを釣って楽しむことは何ら問題ないと思いますが、問題視されているのはそういった目的をもって、ブラックバスをこれまで生息していない水域に放流することではないかと思います。
ブラックバスやブルーギルが放流された小規模ため池の生態系は多様性を失うことはよく知られています。
しかし釣って楽しみたい。これも理解できます。

似たようなのにゴルフ場やスキー場があります。農薬うんぬんは別として、植生が非常に単調になります。というより、林ではなくなります。物理的問題点としては函養力の低下・流出係数の増加が挙げられます。要は治山治水の面からマイナスです。
しかしゴルフもしたいしスキーもしたい。

趣味・楽しむことと、自然環境へのマイナス影響のトレードオフではないのかなーと思います。
そうすると、利益相反に関する技術者倫理のセオリー通り、「代替案」が出てくるのかな?と思います。
楽しむほうは楽しみをちょこっと減らして、たとえば身近に釣り場を増やすのを我慢するとか、それ相応の対価を払うとか(マイナスを埋める費用の分担あるいは抑制効果)。
一定面積に1つとかいくつかの水域に1つとかの割合でブラックバス釣りを楽しめてキャッチ&リリースもできる水域を設けて、そこに限定することで他水域の生物多様性を守るとかですね。他水域への放流は厳しく禁止するし、そういった水域整備や規制に要する費用は楽しむ側が応分に負担する(有料制にする)というのはどうでしょうかね。

ただ人間、趣味・楽しみを否定的に見られると感情的に面白くないので、どうしても被害者意識をもって感情的になってしまい、議論が続かないんですが・・・・

そうそう、似たような事例がまだあります。猟犬です。
シーズンの終わりに山に猟犬を放置するハンターが多く、これが野生化して危険になるため、ハンティングに対する世間の目が厳しくなっています。
でも、この議論はいつも感情論になって終わります。

責め合うのでなく、歩み寄れないかなあ・・・・そうだ、ブラックバス釣り場を有料制にするかわりに、ブラックバス料理で稼ぐというのはどうですか?けっこうウマイという記事を良く見ますが・・・・無理かな?

APEC  ++.. 2005/02/09(水) 19:08 [1486]

 
レス頂き、ありがとうございます。
このような案は大歓迎です。喜んで賛同します。
「いる所」と「いてはいけない所」を分けることが必要でしょう。
実際に、ブラックバスが入って数十年が経過し既に定着している水域では、バスの漁業権が認めれています。
釣り人は遊魚料を支払って釣りをし、その売り上げでワカサギやマスの放流を行いを行い、トイレなど湖畔の整備を行ってます。地元の振興という観点からも、釣り人が利用するボートや宿、飲食など多いに貢献している筈です。
例えば、魚一匹いない新規ダムを活用し、釣りで村おこしをすることも可能と思います。もちろん、生物多様性の観点から、可否の十分な調査は必要ですが。

ただ、ブラックバスを巡る諸問題については、どうしても感情的になっちゃいます。
つい先日も、特定外来生物被害防止法のリスト対象にブラックバスを指定するかどうかという議論が様々な専門家のグループ会合で
議論されてきました。この会合では、釣り人の意見も聞いて共存共栄の方法を納得いくまで論議する必要があると認められたため、ブラックバスのリスト指定が先送りが妥当と判断されました。

しかーし、です。
急きょ大臣の発言により、一転、リスト指定が決定されてしまいました。これまでの議論は何だったのでしょうか。
ちょうど環境省ではパブコメを募集しているので、

現在自分の考えを整理中です。
http://www.env.go.jp/press/press.php3?serial=5680
釣り人は十分歩みよるつもりなのですが・・
やっぱり被害者意識なのでしょうか?
なんか愚痴っぽくなっちゃったんで、この辺で。

> 楽しむほうは楽しみをちょこっと減らして、たとえば身近に釣り場を増やすのを我慢するとか、それ相応の対価を払うとか(マイナスを埋める費用の分担あるいは抑制効果)。
> 一定面積に1つとかいくつかの水域に1つとかの割合でブラックバス釣りを楽しめてキャッチ&リリースもできる水域を設けて、そこに限定することで他水域の生物多様性を守るとかですね。他水域への放流は厳しく禁止するし、そういった水域整備や規制に要する費用は楽しむ側が応分に負担する(有料制にする)というのはどうでしょうかね。
>

三平サンペイ   ++.. 2005/02/09(水) 22:43 [1487]

 
趣味・レジャーと自然環境影響の関係は、感情的あるいは直感的に語られてしまう場合が少なくないですから難しいですね。
ゴルフ場とスキー場は自然環境に与える影響は似たようなものだと思うのですが、ゴルフばかり叩かれていたし。
ブラックバスの場合、相手が生き物なので感覚的・感情的なものも出てくるのでしょうか。

最初のレスにも書いたとおり、私はキャッチ&リリースは好きではありません。「好きではない」つまり感情です。それが生物多様性にどう影響しているのかはわかりません。
じゃあなぜ好きになれないのかな、と考えると、「なぶり殺している」イメージがあるのではないかと自分で思います。
釣り針を使って釣り上げるのだから、ノーダメージというわけではないんでしょう?「魚の気持」なんてないのかもしれませんが、趣味のために生き物を傷つけるというのはどうなのかな、それなら食べることで報いるべきではないのかな、みたいな感情が湧きます。
責めているのではないんですよ。そういったマイナス感情があるのなら、それに対して「実際はどうなんだ」ということを明らかにして、もし改善できることがあるのならして、一歩ずつ「相互理解」を進める必要があるのではないかな、というように思うのです。

APEC  ++.. 2005/02/10(木) 08:20 [1489]

 
私は山奥で育ちましたので小さい頃から「わな」「釣り」をしてたくさんの魚や鳥を捕獲しました。獲物をみると反射神経的に反応していた頃がありました。そもそも動物には、狩猟本能があると思います。あの醍醐味はたまりませんよね。猫なども捕ることだけを楽しみに遊んでいるのを見ることがあります。それが、大人になってからか殺生をすることが嫌になりました。動物にも喜怒哀楽があるのをみると可愛そうに感じます。まあ、魚にはそんなに感じませんが、しかし、命をむやみに奪うことは避けるべきと思います。たくさんの釣り愛好家がいるなかであまり聞き入れてもらえないでしょうが心の隅にでも感じてもらえれば幸いです。
ポチ  ++.. 2005/02/10(木) 11:58 [1490]

 
皆さん、活発な議論が続いています。いくつかの考えを述べます。その前に、小生の考えのベースとなっている小生が幼かったころのことから書きます。

小生が、子供だったころ、食べるものは極めて少なく、子供はいつも腹を空かしていました。草の根を掘って食べたりしました。今でもその草は判りますので、生えていると掘りたくなります。ほのかに甘いものでした。植物で食べられるものは、何でも食べたものです。

小川で、フナを笊で捕まえたりしましたが、母親が食べられるようにしてくれたものです。当時は小生の地域にはザリガニもウシガエルもいなかったのです。少し大きくなって小学校も3年くらいになると、山に釣竿用の竹を切り出しに行き、自分で釣竿を作ったものです。それで、釣った魚は食卓に上りました。今考えると、子供の魚釣りは、長じて糧としての魚を獲る訓練としてあったのだと思います。

小生が、レジャーとしての釣りがあるなどということを知ったのは、二十歳近くになってからです。従って、どうしても釣りがレジャーだというのはしっくり来ないのです。たぶんポチさんも同じような感覚だと思います。

そこで、本題です。
レジャーとしてのブラックバス釣りに、胡散臭さが付きまとうのは、本来いない場所にブラックバスがいる(人為的に放流しない限りありえないことです)、それを釣ることが自然とのふれあいであったり、青少年教育であったり、ましてや産業として重要であったりということに対してです。

100歩譲って、レジャーとしての釣りがあるとしても、対象は、在来種、例えば、鮒でも鮠でも良いはずです。バス釣りが面白いというのは、バスのひきが強い、というようなことを聞きますが、そうだとすれば、やはり他の命を弄んでいるとしか思えません。



YOSHI  ++.. 2005/02/10(木) 13:00 [1491]

 
ひさしぶりに覗いてみたら、随分レスが付いていますね。

「レジャーとしての釣り」については、この掲示板では、三平サンペイさんを除き、否定的な方が多いように見受けられます。私は生命の尊厳と価値観(趣味)の多様化の観点から賛否が分かれる(前述)と思うし、両方の意見を理解できます。*一部のマナーの悪い釣り人は除く。

この問題の解決法としては、APECさん(1486)の言われるように「相互理解」と「棲み分け」が有効と考えられます。


とおりすがり  ++.. 2005/02/10(木) 15:38 [1492]

 
住み分けというけれど、生物の繁殖力は人智を超えませんか?その時、また、日本人は、カメラの前に這いつくばって、ごめんなさいと言うつもりなのでしょうか?
 謝ってすめば何とかは、いらないというけれど、どうするつもりなのでしょうか?
やっぱり、ごめんなさい、かな?笑、笑。笑。

魔法使い  ++.. 2005/02/10(木) 20:35 [1494]

 
 私は釣りが好きです。
 もちろん、子供と一緒に行きます。
 そして、釣った魚を殺すところを子供に見せて(私が殺して)、内臓を出して、家に持ち帰って、一緒に食べます。

 色々意見があるでしょうけど、私は「キャッチ&リリース」なんぞは、一切認めません。
 
 子供に「キャッチ&リリース」は、人間の最低の思い上がりと教えています。

Bちゃん  ++.. 2005/02/11(金) 00:34 [1495]

 
はじめまして。レジャー釣師にもの申す。
キャッチアンドリリースをしたいのなら、さけ、ます、ヤマメ、いわな等、いくらでも面白い釣があるではないですか?。
ブラックバスが釣りたいのならアメリカに行って釣りなさい。勝手に日本に持ち込んで、漁業で生計を立てている人たちを苦しめないでいただきたい。

  ++.. 2005/02/11(金) 07:55 [1498]

 
ずいぶん長いスレになりましたね。
問題点として、
 (A)現存種の生息を脅かす度合いの強い移入種だから放流に反対
 (B)キャッチ&リリースは生命を弄んでいるので反対
という2点があげられたと思います。

Aについては、すでに相当量の水域でブラックバスやブルーギルが生息しているので、これを根絶やしにするのは困難でしょう。
対策として、たとえば棲み分けという方法が(それが有効かどうかは次の段階として)考えられます。これは新たな放流禁止も含みます。また、何らかの方法で繁殖力を抑制するということも考えられるかもしれません。

Bについては、私が違和感を感じるのは、私は人間と他の動植物との根源的なかかわりは食う・食われるの関係だと思っているので、違和感を感じるのだと思います。
しかし「そんなの常識だろう」という「理屈ぬき」で否定することもまた適当ではないと思います。花瓶に入れるためにきれいな花を切ってくることやゴルフ場を作るために森林を伐採することと、どこが違うのかということも考えるべきではなかろうかと思います。
さらに、生命を維持するための「食」と楽しむための「食」があります。魚の生き造りは耐えられない人もいます。

移入種ということで言えば、モウソウダケもそうですよね。ずっと古いですが。
モウソウダケはタケノコを食べるだけでなく、材料として様々な利用がされてきました。そのバランスの中で他の植生と共存してきましたが、利用が減ると共に拡大してきました。
他の植生を排除するため、生態系が単調になるだけでなく、根が極度に浅いので災害の元凶ともなりえます。
モウゾウダケとの長年の共生の知恵もあるのですから、ブラックバス問題も解決できるのではないかと思うのですが・・・・

子どもによく言う「相手の立場になって考える」ということ、異質なものへの理解のためには、冷静かつ客観的に話し合うことが必要だと思います。

ところで、ブラックバス等による漁業被害はどの程度あるのでしょうね?

APEC  ++.. 2005/02/11(金) 14:14 [1502]

 
この問題の本質は、外来種によるも固有生態系の破壊にあります。特にオオクチバス、ブルーギルなどは幼魚の時から魚食性を示し、生態系の直接的な破壊が危惧されており、これらの種の除去・根絶を目指した取組みが行われているわけです。
キャッチアンドリリースが生命を弄ぶとかは、問題の本質とは関係ありません。

漁業への影響を少し調べてみました。琵琶湖の漁獲量は、1955年に比べて現在20%ぐらいにまで減少しています。この減少の原因としては湖岸の改変や水質汚濁の影響も考えられるようですが、オオクチバスが琵琶湖に大繁殖した1980年代、ブルーギルが大繁殖した1990年代にもフナ類、エビ類などを中心に相当減産しており、外来魚による食害も相当量あると考えられています。

一度定着した外来種を根絶させるのは大変で、魚類ではないですがオスを不妊化して放し続けて根絶させた例もあるほどです(交尾はするが子孫はできない)。そこまでやらないにしても、選択的な除去を継続することにより、勢力を弱めることは可能ではないでしょうか。

建設関連の職業の方ならご存知のとおり、自然環境への配慮は今や当然のことと考えられています。例えば陸域生態系ピラミッドの頂点に立つ猛禽類などは腫れ物に触るような扱いですが、この問題は閉じた水域で食物連鎖の頂点のところへ、外来魚を意図的に放流しているのですから、生態系にとっては相当悪意に満ちた行為といえます。

かつては政府方針として、住み分けによる隔離政策案もあったようですが、生態学会の強い反対にあい、取り下げられたということです。
どう解決していくかには諸問題があるのはわかりますが、本来的には選択の余地がない(環境配慮を最優先)問題と認識すべきで、外来魚の放流などあってはならない犯罪行為だと法が認めたのです

P&B  ++.. 2005/02/11(金) 18:24 [1503]

 
 「問題の本質」とは何でしょうか。

 私にとっての「本質」とは、命を弄ぶことです。
 私の「漁獲量」が、日本の「漁獲量」に影響を与えているのであれば、考えますが・・・。

 釣りは楽しいものです。
 しかし、キャッチ&リリースが出来るのは、相手が「物言わぬ」存在だからです。
 仮に、魚が鳴き声をあげる生き物だとしたら、同じことが出来ますか?
 

 

Bちゃん  ++.. 2005/02/11(金) 19:21 [1504]

 
Bちゃんとやら、あなたの意見は肯定できません。
なぜなら、声が大きく、また、ギャーギャーわめく子供の訴えを優先的に聞く、「ことなかれ主義」のありようをそのまま呈しているからです。声が小さく、かつ主張の弱い者の訴えは聞く気もないのでしょう。
たとえば、痛くても、そのことを訴えることができない身障者はどうするのですか?植物人間には人権はないのですか?言葉を上手に発することができない幼稚児はどうするのですか?
訴えたくても、訴える方法を知らない人はどうするのですか?
その方法を知らないおまえがバカだということですか?

あなたの論法は、まるで戦勝国が属国となった国の子女を欲望の受け皿にすることを肯定するかのごとくですね。
恥を知りなさい。あなたは、この掲示版にカキコする権利はありませんよ。

国粋主義者  ++.. 2005/02/11(金) 23:42 [1507]

 
国粋主義者さん、他人の意見を批判するのであればきちんと読んだ上でするべきでないでしょうか。Bちゃんさんは上の方のレスで「キャッチ&リリース」については否定しています。
>しかし、キャッチ&リリースが出来るのは、相手が「物言わぬ」存在だからです。
>仮に、魚が鳴き声をあげる生き物だとしたら、同じことが出来ますか?
という発言はキャッチ&リリースを肯定的にとらえる人に対する問いかけなのではないでしょうか。
この掲示板は理性的な議論が行われている場所ですので、「この掲示版にカキコする権利はありませんよ。」的な発言は相応しくないと感じました。
 私も釣りをたしなみますが、基本的にキャッチ&イートを心がけています。稚魚が釣れた場合には成長後の出会いに期待してリリースしますが、針を飲み込んでしまってリリースしても死んでしまいそうな倍は持ち帰って、きちんと食しています。

チャリ通サラリーマン  ++.. 2005/02/12(土) 00:56 [1508]

 
> (A)現存種の生息を脅かす度合いの強い移入種だから放流に反対
> (B)キャッチ&リリースは生命を弄んでいるので反対

この問題で私が「ややこしい」と感じているのは、(A)で害魚だからと駆除(即ち殺生)を認めつつも、(B)キャッチ&リリースは生命のなぶり殺しである残酷であるという背反にあります。

子供とザリガニ釣りにいったら、釣れたザリガニ全て食べますか?
ハゼ釣りしてて、包丁で上手くさばけないほどのチビが釣れちゃっても、全て持ち帰りますか?食べれない外道が釣れても殺しますか?
くどいようですが、私はザリガニもチビも外道も全てリリースです。リリースすることで、他の子供等にもザリガニがまた釣れますし、チビが大きく育つ可能性だって残ります。これが命を弄ぶことになるのでしょうか?

それから、ブラックバスと外来生物について。私はブラックバスを駆除するのに反対と言ってる訳ではありませんよ。
最近のマスコミの変貌と害魚イメージのあおりが冷静でないこと、また、法律で一般の釣り人に駆除(殺生)を強制するのがおかしいと言ってるのです。

普通ザリガニって言ってるのは「アメリカザリガニ」で立派な外来生物です。「ニホンザリガニ」が殆ど姿を消した現在も、私は外来生物であると知りつつ池にリリースしてます。
ザリガニがいる公園には「タンポポ」が咲いてます。実は殆どが「セイヨウタンポポ」という外来種です。これも生態系にはなんらかの影響あるだろうなと思いますが、子供に綿毛を吹かせますし、自ら刈り取ることはしません。公園の樹木には「アオマツムシ」が鳴きます。これまた外来生物なのですが、こんな都会で鳴いてくれることに有難くすら思います。
よく見りゃ、私達は外来生物に囲まれています。でも不自由は感じません。
でも昨今、ブラックバスだけ大きな問題になるのは、そこに「人間の利益」に直接影響する要因が含まれているという違いからだと思います。極端に言えば「生物多様性」は後付け。

釣り人ならわかると思いますが、近年、本来日本の限られた水域にしか生息していなからオイカワやハス(琵琶湖固有)が国内の至る所で釣れるのは何故でしょう。釣り人が放したのでしょうか?
琵琶湖の種鮎やヘラブナに混ざって、全国に拡散したと考えるのが妥当です。
ブルーギルは、乱獲の結果減少した淡水真珠をつくるイケチョウガイの生育の為に、水産行政によって持ち込まれました。琵琶湖で初めてブルーギルが確認されたのは1970年代、水産試験場のある西の湖です。ブルーギルだってオイカワやハスと同様、琵琶湖産の種鮎やヘラブナに混ざって拡散した可能性は無いのでしょうか?
それから琵琶湖では、マス(トラウト)類すら放流された歴史があります(定着しないようでしたが)。

これまで水産行政によって、至る所で「人間の利益」のために積極的に外来種の放流が成されてきた経緯があります。釣り人の一個人の力で全国に拡散するとは思えません。
外来魚が犯罪行為であるならばこうした水産行政との兼ね合いは、この先、どこに落としどころをつけるつもりなのでしょうか。
要は漁師の「人間の利益」に影響するというのが問題の発端であり、「生物多様性」は後付けだと私が考える理由です。
現に農家で利用されている「セイヨウマルハナバチ」はお咎めなしですし。

ブラックバスの拡散が全て釣り人による「密放流」であるというマスコミの偏重が正しくないし、誤解を生んでいると思います。
こうした偏重こそ、私はうさんくささを感じます。これが政治の人気取りに利用され、日釣振の会長辞任や環境大臣の発言につながるのかなとも思います。
ですから、問題ある水域でのブラックバス駆除は、行政がまず事業として(漁師に頼めば一石二鳥でしょう)推進するのが筋であり、余興を楽しむ釣り人全てに駆除(殺生)を押し付けるのはおかしいと感じます。







三平サンペイ   ++.. 2005/02/12(土) 02:05 [1509]

 
Bちゃんさん失礼しました。
国粋主義者  ++.. 2005/02/12(土) 08:51 [1512]

 
お前ら人間は好き勝手なことばかり言いやがって・・・・
俺らは、好きで日本にきたんじゃないし、さんざん釣られまた放され、口がぼろぼろだぜ。そのうえ、今度は殺されるのかい!
歩み寄りだって、人間同士の歩みより論ばかりじゃないかい。
俺たちとの歩み寄りは考えてくれないのかい。
物言えぬブラックバスより

ブラックバス代表  ++.. 2005/02/12(土) 09:17 [1513]

 
三平サンペイ様。
ずっとROM専でしたが,1つ意見を言わせてください。
まず,ブラックバスとアメリカザリガニを一緒に論ずることは,この場合議論の拡散を招くため,避けたいと思います。
あなたは,ブラックバスの駆除も止むなしとされているものの,その対応については,行政に責任を押し付け,釣人へのブラックバス駆除の強制を行うなと仰っているようですが,特に子供への教育の観点からものを言っていることに違和感を覚えます。
例えば行政がブラックバスを駆除しているニュースを見た子供さんに,あなたはどのような説明をするのですか?もっといじわるな質問をさせて頂くと,あなたがブラックバスをリリースしている脇で他の釣人がブラックバスを殺して捨てていたとしたら,その時,あなたはどう説明するのですか?
行政はひどいことをする,あの釣人は悪人だ,と説明するのですか?
少し当事者意識(一般市民としての)が欠けているように思います。
もう少しご自分の基本的立場を,明確にしておく必要があるのではないでしょうか。
ちなみに,私はP&Bさんに1票を投じます。トレードオフのマネジメントも必要だとは思うのですが,まずは,日本におけるブラックバス,ブルーギルの存在の必要性に疑問を感じます。レジャーを論ずるなら,釣堀でして欲しいと思います。
少し過激でした。すいません。

PsA24  ++.. 2005/02/12(土) 09:55 [1514]

 

> 要は漁師の「人間の利益」に影響するというのが問題の発端であり、「生物多様性」は後付けだと私が考える理由です。

三平殿。
 私の友人に琵琶湖湖畔の町長浜市で鮒すしの生産にかかわっている人がいます。聞いた話では、その歴史は古く、奈良時代から連綿と続いてきたといいます。私も分けてもらい食べましたが、酒の肴には絶品です。
 その鮒すしが消える危機に直面しているというのです。材料の鮒が激減しており、価格が高騰し、客離れが深刻だそうです。
 原因は琵琶湖の湖水の汚染、産卵場所である湖岸の葦の減少、これによる、ブラックバスからの隠れる場所の減少、そして、オオクチバスを代表とする外来魚による捕食等が主な原因だそうです。
 漁師の人間の利益で片づけられる問題でしょうか。このことひとつをとっても、古くから伝わる食文化をめちゃめちゃにして、昨日、今日入ってきたばかりの新入りに「生物の多様性」と言われては立つ瀬がありません。私個人としては、釣りにおいてキャッチアンドリリースをするなとはいいません。海にも、川にも、沼にも、池にも魚はいっぱいいます。面白い釣りもいっぱいあります。その中のただひとつ、駆除を必要とする外来魚のキャッチアンドリリースをしないで欲しいのです。いかがでしょうか?
 アル中技術士殿、鮒すしで飲む辛口の酒は格別ですぞ。

  ++.. 2005/02/12(土) 12:57 [1515]

 
長いスレになっています。先日のカキコは時間が少なく、後半が尻切れになってしまいました。整理します。

今回の、バスについて環境省は、釣ること、リリースすることは認め、持ち帰ることは認めていないですよね。このことからすれば、釣るということに限れば(駆除の問題は一応置いて)しばらくは、可能ですよね。そうすると三平サンペイさんはじめ、釣りの方々の楽しみは残るはずです。

小生が述べたのは、釣りという行為は、何のために行うのかということからです。申し上げたように、小生の世代が若いころ、小生の地域ではレジャーとしての釣りは存在しなかったのです。子供といえども、お盆やお彼岸に釣りなどをすると、「こんなときに、殺生をするな」と厳しく叱られたものです。

釣りの本来目的である、食料調達からかけ離れたレジャーとしての釣りというものに対しても納得いかないのです。

そこで、ましてや、レジャーの為に、極めて繁殖力が強く、かつ、他の魚類を餌とするバス等については、拡散を禁止すべきと考えます。バス、ブルーギルがいきなり漁業用ため池や、鮎の稚魚放流のない農業用ダム湖に出現するというのは故意的に行われない限り、理解できないことです。

小生は、環境の人間ですから、1970年代半ばから、30年以上河川、ダムを見ていますが、小生の地域で河川、ダム、ため池にブルーギル、バスを見るようになったのは、この10年ほどのことです。たしかに密放流でないこともあるでしょう。しかし、どう考えても密放流としか考えられないような出現箇所が、小生の地域では多いのです。

環境ということでいえば、物流が活発になることで、様々な外来種が拡散しています。例えば、小生の地域では、台湾百合がそうです。本来、花卉として栽培販売されていたものですが、繁殖力が強く、野生化しています。これなどもどこかでストップしなければ在来の百合との交雑だ起こるかもしれません。(植物は専門でないので違うかもしれませんが)

生物ではありませんが、物質についていえば、例えばフロンなどもそれまでの冷媒であったアンモニア(小生が子供のころは、氷屋の近くではアンモニア臭かった。事故もありました)に比べれば安全性が高く、効率的だということで、使用されてきました。しかしオゾン層破壊の原因物質ということが判り、使用禁止になりました
。PCB、DDT等同様の例は、枚挙に暇がありません。

このような環境面での問題にたいする対応を現場で見てきた小生からすれば、特定外来種に対する対応は動きが遅すぎるように感じられます。

YOSHI  ++.. 2005/02/12(土) 13:19 [1516]

 
今は殆ど釣りはしていませんが、中学の頃は毎週のように岸壁から投げていました。余り釣れませんでしたが、釣れれば持ち帰り食してました。
今回の問題は様々な要素が絡んでいてなかなか難問ですが、色々考えた末の私の結論は単純に「釣ったら食う」です。
日本の食料自給率が40%であることを考えると、もっと「食」について考える必要があると思います。せっかく釣れた食料を逃がすのも殺して捨てるのももったいない。
不味ければ美味く食える料理法を研究すればいいわけで、「釣ったら殺せ」より「釣ったらこんな美味しい料理法があるから食べてみて」の方が平和的でしょう。
料理法を研究して、ブラックバス専門レストランで一儲けしようという人はいませんかね。材料はただ同然ですから。
自分の楽しみのために、生態系を破壊することを知りつつ故意に放流する行為は論外ですが、キャッチ&リリースも今回の件に限っていえば根っこは同じような気がします。

ガン  ++.. 2005/02/13(日) 03:53 [1518]

 
改めてブラックバス,ブルーギルのキャッチアンドリリースについて意見を述べます。
釣人のブラックバス,ブルーギルのリリースを肯定することは,これらの外来種の密放流の取締りを事実上無効にすることにつながると考えられます。この1点において,今回の裁判の結果は,支持できる内容と考えます。リリースを肯定される方々の心情は理解できないことはないですが,事態は深刻であり,早急な対応を望むところです。このため,原告が上告したことは,大変残念に思います。
なお,前言について補足させて頂きますが,私は河口湖漁協等で行われているオオクチバスの放流及び管理を否定するものではありません。私にとっては,河口湖は大きな釣堀です。
ちなみに私も子供の頃は釣りを嗜みましたが,近くの川は河川改修したばかりで,釣れるのはウグイばかりで,小骨が多く,食べるのに苦労した記憶があります。結局カジカ突きばかりやるようになりましたが,カジカの塩焼きは,今でも忘れられない味です。

PsA24  ++.. 2005/02/13(日) 08:01 [1519]





 新幹線、止まる 
東北新幹線が、電車を間違えた受験生のために、いつもは止まらない駅に止まったというニュースがありました。
降りなければならない駅に止まらない新幹線に間違えて乗ってしまった受験生のため、後続ダイヤに影響がないことを確認の上で、いつもは止まらない駅に停車してこの受験生を降ろし、受験生は逆方向の新幹線で目的駅に向かい、無事間に合ったとのことです。

昨年は京都だったかで受験会場を間違えたと警察に助けを求めてきた受験生のためにパトカーが走ったというニュースがありました。うーん、繰り返されるものですねえ。
昨年のパトカー出動では、「ルールを曲げる」ということと、「自己責任?」ということについて議論されました。

技術士試験ならおそらく新幹線停車もパトカー出動もないでしょう。16年度の技術士試験では例外を一切認めない厳格な「失格条項」が適用されましたし、電車間違いなどは完全に「自分の責任」ですね。
では、技術士試験と大学受験のこの「計らい」の差は何なのかなーと思うと、やっぱ子ども(というか少年少女)であり、実力以外の原因で大学受験に失敗するとすごく痛手になるという認識があるんでしょうね。あるいはそれゆえに、断った場合にその子の親とか世間から冷血漢扱いされるのを恐れたか。
それは、不登校などへの対応などに表れているように、「やり直しの効かない社会」「一度失敗して遅れたら挽回できない社会」になってきているということなのかもしれないなあと思いました。
「ルールを曲げる」ことが、どんな場合・相手なら「不当・不正」になり、どんな場合・相手なら「粋な計らい」になるのでしょうね。
あるいは「粋な計らい」を許さない、受容性の小さい社会になってきているということなのでしょうか。

 
APEC  ++.. 2005/02/03(木) 12:53 [1433]

 
このニュースは初めて聞きました。僕はこういうことしない方がいいと思います。
受験生に対しては善意のつもりなんだろうけど、他の乗客の中には数分の遅れが許容されない、
あるいはそこまでいかなくても遅れたくない人もいたんじゃないですか?
それを一人一人確認したんですか?

自分が子供の頃に、このように考えたかどうかわからないですが、でもやっぱりやらない方がいいと思う。
だって、それこそ不公平でしょう。
JR関係者はイイコトをしたと自己満足したかったんじゃないの。

P&B  ++.. 2005/02/03(木) 20:07 [1434]

 
小生の40年前の経験です。大学受験に遠方に行きました。当時は、まだ、集団就職などがある時代で、子供が遠方に行くのは、今生の別れに近い感覚がある時代でした。

そこで、小生は、列車を急行と普通を何回か乗り継ぎ、24時間かけて、試験の2日前に着くようにしました。移動が困難であればあるほど、慎重に計画をせざるを得ないと考えてのことでした。
列車を調べるのも切符を買うのも、宿を予約するのも自分でしました。

そのようなことからすれば、件の受験生にとって良かったのか、判断は難しいところです。このことで、世の中を甘く見るようだと、マイナスでしょうし、このことを糧として、周りに感謝し、今後決してこのようなことを起こさないようにすれば、少しは救われるかな、と思います。

しかし、この状況で新幹線が止まらなくて試験を受けられなくても、それはそれで、本人には良い教訓になっただろうと思います。

YOSHI  ++.. 2005/02/03(木) 20:58 [1435]

 
P&Bさん、「公平性」という問題も、なかなか難しいですよね。
こんな例もあります。
--------------------------
Yahooニュースを見ていたら、試験時間が1分程度短くなってしまった会場について、当該科目の試験を無効とし、再試験を行うことになったそうである。
これは、ある教室のチャイムが聞こえにくく、試験官2人が相談して時計を見て開始時間を判断して試験を始めたが、終了時間は教室のドアを開けてチャイムを聞き、これに合わせたため通常より時間が1分〜1分半短くなったというもので、試験後、受験生から指摘があったらしい。
16年度の技術士第二次試験は試験会場により最大10分程度も実質的な試験時間に差が出ている。にもかかわらず試験は有効で、失格条項で受験者にだけ厳正を求めるというのは、どう考えても片手落ちである。
このことはすでに技術士会に伝えてあるので何度も繰り返すことはしないつもりだが、技術士会の猛省を促したいところだ。
--------------------------(私のブログから)
一次試験ではこういった落ち度はほとんどなかったようですから、公平性という点では何とかクリアだったのでしょうか。
この『失格条項』については、
「受験番号がちゃんと記述してあるんだから、マークミスで失格はおかしい」
「試験は技術力を見るものなのだから、失格条項自体がおかしい」
といったご意見をお聞きしましたが、公平性の確保(それも厳格な)ということに反対でないのであれば、失格条項はおかしいものではないですね。でも、私はなんだか息が詰まる感じがします。これは正しい間違いではなく、好き嫌いの話ですが・・・・

YOSHIさん、私も似たような経験があります。なんとかいう新幹線の1週間使えるキップを乗り換えの電車の中にあやうく忘れるところで、青くなりました。
確かに今はあまり緊張感無く移動するということもあるかもしれませんね。当家の愚息も2年後には受験の予定です。人様に迷惑をかけることだけはないようにしておきたいと思います。

APEC  ++.. 2005/02/03(木) 23:54 [1436]

 
このニュースを知って、小生は「時代遅れであるかもしれない」と感じました。列車の運行は「公」に属すること、受験は「私事」に属することであります。列車内で赤ちゃんが誕生しそうだとか、重病に人がいる、などの場合は当然列車を停車させることも含めて適宜な処置をとるべきでありましょう。なぜなら、生死は天に在り、すなわち「公」のものであるからです。だが、受験は純然たる「私事」であります。中学生にもなって公私の区別がつかない、それを教えない社会人がいる。このことが、公共機関・大企業の数々の不祥事に繋がっているのかと思います。
 敬愛するAPEC氏のスレとは多少論点がズレてしまいましたが、お許しください。
 その駅員氏がなすべきことは、次の停車駅の列車時刻を調べ、列車に乗って引き返させるか、或いはポケットマネーでタクシーに乗せるか、どちらかにするべきであった、と思われます。

アル中技術士  ++.. 2005/02/04(金) 08:50 [1437]

 
私はこのニュースを聞いたとき、純粋にいい話だと感じた。
きっとこの受験生は、一生この時の駅員の配慮に感謝して人生を歩むことだろう。
ルールに則って列車を運行、それだけなら駅員は要らない。この時の駅員の判断は人間として正しいばかりか、こういう「いい人」がもっと増えたなら、日本はもっと良くなる。私はこの駅員を高く評価する。

コーヒー党  ++.. 2005/02/04(金) 16:17 [1438]

 
意見は、色々ありますね。私は、基本的には、アル中技術士さんの意見に賛成です。自己責任の範囲だと思うからです。しかし、融通の利かない人も嫌ですけどね。この受験生がコーヒー党さんが言ってるように感じてくれたら最高ですね。お前は「どっちなんだ」って言われそうですが・・・まあ、いいか。
紅茶党  ++.. 2005/02/04(金) 18:54 [1439]

 
コーヒー党さんに賛成。
 世の中、総監の人的資源管理にもありましたが、人を性善説で見るか性悪説で見るかで違うんだなと思いました。性善説なら、きっとこれを教訓に、このJRの対応に感謝して立派な人間になろうと思うでしょう。逆なら世の中ゴネ得だな、でしょう。
 私は、”恩送り”派なので、前者です。
 とりあえず、まず、人を信じてみることができる人生をまっとうできれば幸いです。そのためには、ダメージを回避できる、ある程度の"鎧”が必要なんでしょうね。”男は、タフでなくては生きて行けない。やさしくなければ生きている資格がない。”

トチロー  ++.. 2005/02/04(金) 22:48 [1440]

 

 小生は、今から13,4年前、まだコンサルタントの駆け出しの頃、横浜での打ち合わせに急ごうと東京から新幹線に飛び乗れたのはよかったのですが、なんとその列車の次の停車駅が名古屋で、降りなければならない新横浜を通過してしまうという、なんとも恥ずかしい大失態を犯してしまいました。
 途中、勿論ながらダメもとで車掌さんに訳を話してみましたが、同情はしてくれるものの嘆願は到底受け入れていただけませんでした(当然ですが)。たまたま、同僚が資料を先方に届けることが出来て、会社に致命的な影響を及ぼさないで済みましたが、小生にとっては今も忘れられない一大お笑い事件です。
 
 今回の受験生の人生における受験の重大さと、小生の人生における
打ち合わせの重大さを秤にかけたら、前途有望な青年への期待と出世の程度が知れた平凡社会人のそれとは、前者が人生の節目にあたることから重み的に比較にならないでしょうが、同じ間違いに変わりはないように思います(でもやっぱり、社会人が乗りなれている列車を間違えるのは情けない話です・・・トホホ)。

 今思うとその大失態が無ければ、技術士に一発で合格できて早期出世できていたかもしれません(残、念!)。しかし、その大失態のお陰で今の自分が居てなんとか世間並の安泰な生活ができているのかも知れません(という前向きな話にしておきます)。

 話題の受験生には、是非合格して、これからの日本を良い方向にリードする素晴らしい人材に育っていただきたいと願うばかりです。

なるモン  ++.. 2005/02/05(土) 00:44 [1441]

 
今回の話は、新幹線側の処置に軍配が上がりそうですが、話題としては、京都のパトカーのほうがおもしろかったなー。
何故面白くないかと言うと、レールの上のお話なので、選択の余地が少ないからです。駅に止めるか止めないか二者択一で、せめて技術士試験並みに5択ぐらいにはして欲しいですが、単なるゴタクにすぎません。
 もし、受験生が、非常ブレーキ用のコックをひねったとなると、非難ごうごうで面白くないし、ドアを開けて飛び降りてしまったら悲惨です。笑える話に仕上げたいのですが、なんかいい知恵ありませんか?
まずは事前調査です。APECさんに質問です。笑。 
 受験生は車掌に自ら泣きついたのでしょうか?
 次に受験生の性別はどちらでしたか?
 まさかとは思いますが、親が一緒にいて、その親が車掌に泣きつ いたなんてことはないでしょうねー。
 考えられる妥当なケースとしては、受験生は女性で、座席で泣いていた。居合わせた乗客が、その理由を尋ねたところ、乗り間違いが判明し、その乗客が車掌に訴えた、と言うところですかね?
 でも、私としては親が訴えたと言うのが一番面白そうですが、いかがですか?

 

魔法使い  ++.. 2005/02/05(土) 03:11 [1442]

 
安全性はどうなんでしょう。追突される心配はないのでしょうか。東北新幹線のことはよく知りませんが,東海道新幹線も山陽新幹線も超過密ダイヤで,ひっきりなしに走っています。最高速で走っていた列車が停止してまた最高速に戻る時間はどれくらいか調べてみました(http://www1.odn.ne.jp/~aaa81350/kaisetu/700vt/700vtc.htm)。
700系車両では,最高速から停止まで4分,停止から最高速まで5分かかるようです。1人しか降りないから停車中のタイムロスはないとして,速度(最高速→停止→最高速)を時間で積分して,9分間定速走行の走行距離から引けば車間距離の損失が出ますね。混雑する時間帯では危険な値になるかもしれません。
@「後続ダイヤに影響がないこと」を確認した,A自動列車制御装置(ATC)が装備されている,ので大丈夫と判断したのでしょう。しかし,人間はミスをするものでありシステムは故障するものです。新幹線の安全性は事故につながる可能性を徹底的に排除することで保たれていることを忘れてはいけません。

ねぎ  ++.. 2005/02/05(土) 08:44 [1443]

 
そうか、情報が不足していましたね。失礼しました。
http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%BC%F5%B8%B3+%BF%B7%B4%B4%C0%FE&b=1&st=n&pt=1を覗いてみてください。
東北新幹線、受験生は男子、自分で車掌に相談、皇族列車に影響がないことを確認して乗客にアナウンスの上で停車、終点の東京に3分遅れで到着、受験生は受験に間に合った、というところです。
魔法使いさん、あまり面白くなくて残念でした。^o^;

APEC  ++.. 2005/02/05(土) 11:39 [1444]

 
> 皇族列車に影響がないことを確認;

一大事でござるな。

と誤字指摘はとりあえずとして、やはりパトカーと鉄道企業を同列にするのは難しいと思います。
鉄道企業は公共性が高いということをどこまで見るかということもありますが私企業であればサービス産業です。乗客全てを「公平」に扱う必要もパトカーとは違うと思います。
あとはルールですが、APECさんは届け出ダイヤの停車駅以外に停めては行けない、というルールを調べてから書いたわけではないと思います(現時点での私もそうですが)。パトカーの方は赤色点灯の基準があるわけで、例外対応等がどこまでルール化されているかを明らかにしないと
比較できないと思います。

まてぃ  ++.. 2005/02/05(土) 12:37 [1445]

 
わーお、とんでもない誤変換失礼しました。
うーん、「決まり」があるかどうか調べないと書けないと言われるとつらいですね。パトカーと比較しようと思ったわけでもなくて、ついでに思い出しただけなのですが・・・・
まあそういった話題提供をしてみたということで、軽率さについてはお許しください。

APEC  ++.. 2005/02/05(土) 13:52 [1446]

 
> うーん、「決まり」があるかどうか調べないと書けないと言われるとつらいですね。パトカーと比較しようと思ったわけでもなくて、ついでに思い出しただけなのですが・・・・

「書いてはいけない」と書いたつもりではないので、そう読めたとしたらすいません。ただ、このスレは、

> 「ルールを曲げる」ことが、どんな場合・相手なら「不当・不正」になり、どんな場合・相手なら「粋な計らい」になるのでしょうね。

から始まっているので、本当にJRが「ルールを曲げる」ことをしたのかが明確でないと、この度のことを「どんな場合・相手なら「不当・不正」になり」云々は論じられないのでは、ということでレスさせていただきました。(比較するつもりでなかったということで、それならすいません。)

ちなみに私企業なら法令、公序良俗に反しない限り特定のお客さんを特別扱いすることはあり得ることだと思います。たとえば運賃は決められていますがJRのお得意さんに無料乗車させることもあると思います。いわゆる接待で(この場合の運賃は経費処理できず、交際費として税金が取られるのかもしれませんが)、運賃を払っている乗客にすれば不公平に感じるかもしれませんが私企業の裁量の範囲でしょう。
今回の場合はそういう公平性という問題よりも、他の乗客との旅客運送約款上の問題(到着時刻の約束)の方が気になります。

脱線ついでにJRもパトカーも皇族に対しては同じだったりして...。

あと、ねぎさんのアプローチもなるほど、と思いました。

すいません、結局私も「ダイヤ上、客扱いが設定されていない駅で臨時に客扱いを行う」ことに関するルールを調べないままに書いてしまいました。

まてぃ  ++.. 2005/02/05(土) 17:07 [1447]

 
そうですか、男子学生が自分で訴えたのですか、それではブラックジャック車掌ならどのように答えたでしょうね?
魔法使い  ++.. 2005/02/05(土) 18:35 [1448]

 
まてぃさん、誤解を生むような書き方をしてすいません。具体的に書くと、「受験生なら温情・粋な計らい、技術士なら自己責任、じゃあその境界は?」という意味だったんですけどね・・・・

魔法使いさん、そりゃあ「たんまりもらうぞ。ただしオマエの出世払いだ」でしょう。

APEC  ++.. 2005/02/05(土) 23:18 [1449]

 
対象者が20歳以上か未満か、未満を対象にした場合は粋
以上を対象にした場合は不正とまでは言いませんが、?でしょう。
 しかし、未成年であろうとなかろうとブラックジャックのようなありかたが望ましいのではないでしょうか、つまり、
しかるべき対価を払う、粋な計らいなんぞクソクラエ、と技術士らしからぬ罵詈雑言をお許しあれ。

魔法使い  ++.. 2005/02/06(日) 21:24 [1450]

 
私はJRの判断が信じられません。
列車を緊急停車する理由は社内で定められていたはずです。
それを逸脱するに足る事情だったのか?
私は、違うと思います。
それは、
・「受験」という「私事」であること。
(彼がその日の試験以外を受験しないのならまだしも、前日も同大学の別学部を受験している。うがってみれば滑り止めで人生を左右するものでなかった)
・母親までも同行しているにかかわらず、乗り間違えている。
・車掌に懇願したのが母親だった(とワイドショーでは言っていました)

最後の内容は、判断には関わりませんが、受験生が自らの責任を果たしていないのは明白です。

一方JRは今は公共事業ではありませんが、きわめて公益性が高いと考えます。
実際、仕事で対すると「公共」と「民間」を上手に使い分けておられますが(笑)
その公益性の中に、運行ダイヤ通り運行するというのも含まれるのではないでしょうか?

今回の件が許されてしまったことで、「サービス」という名のもとにおいて、ルールが蔑ろにされるモラルハザードが進まないかと心配しております。

若年役人  ++.. 2005/02/07(月) 12:38 [1452]

 
粋の反対は野暮です。野暮は無粋、野暮天とも言います。でこの中間は何か、というと、粋がるという微妙な表現があります。
 まず野暮からいきます。平成16年度の技術士二次試験で失格をやたら振り回した文部科学省は、文字通り実行して公平性を確保したのだろうけれど、野暮だねー、お上にも御慈悲ってものがあるじゃねーか!と遠山の金さんならぼやきそうなので、明らかに野暮。
 受験生のために新幹線を止めた行為は、無償の行為という点では粋に近いのですが、粋と言うのは、口コミを好むもので、こうあからさまになっては、どうも、つらいですね。
 美談というのは口コミであって、マスコミに乗っかると言うことになると、行為の背後に邪念がまといつくのではないでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/02/07(月) 12:44 [1453]

 
諸氏のレスを拝読させて頂いて、自分自身を時代遅れだと強く感じました。
小生は、「粋な計らい」とは自己の責任と犠牲において他人に便宜を図ることであると認識しています。その計らいが、少しでも「粋な計らいをする人」以外の人に犠牲を強いる行為ならば「粋な計らい」とは言えぬのではないかと考えます。
全ての人の心には「善性」があり、困っている人を見れば「何とかしてあげたい」と思うのが自然な感情の発露でありましょう。   
わが国では近年「優しさ」が持て囃され、「けじめ」という大切な倫理が疎かにされているように思われます。大企業における「データの改竄」などの不祥事も、互いに庇いあう「優しさ」が、公共機関の裏金作りが延々と継承されてきたのも、「今更先輩達がやってきたことを・・・・」という「優しさ」が根底にあるように思われます。
 「大義、親を滅す」という古語がありますが、これは極端な言葉ですが「公私のけじめ」はつけねばならぬと考えます。
 受験など些細なことです。何度でもやり直しが利きます。受験などを大袈裟に考える社会の風潮が間違っていると考えます。小生は、中学卒で就職したものですから、定時制高校、夜間大学を卒業したときは二十台の終わりでした(費用が工面できなかった)。
高校受験ができなかったら、一年間働いて、来年受験すればよろしい。自己の責任で何度でもやり直せばよろしい。一度失敗したからといって諦めるような人間は、人生のどこかでダメになると思われます。
その年少者は、受験の代わりに「自己責任」・「公私のけじめ」という大切なことを身体で覚える大切な機会を失ったと小生は考えます。
公共交通の安全を担う技術者は、万分の一の危険も犯すべきではない。それが非情と思われても「けじめ」というものである、と小生は考えます。近年の数々の報道を読んでいますと、わが国の社会が次第に「けじめのない」社会になろうとしているように思われてなりません。だが、一方で小生の考え方は時代遅れであるとも感じています。時代遅れと感じつつ、考え方を変えられぬというのは歳のせいでしょうね。

アル中技術士  ++.. 2005/02/07(月) 13:07 [1455]

 
いろんな見方があるのは当然だと思うので発言しませんでしたが、
他の方の意見を聞いても自分が最初に言った考えは変わらなかったですね。
滑り止めだとか母親が言ったとかの情報がなくてもです。

若年役人さんの意見にほっとしました。
大勢の人がコーヒー党さんやトチローさんのような考えだと嫌だなぁって思ってたから。
お2人を悪く言うものではありません。

P&B  ++.. 2005/02/07(月) 19:57 [1457]

 
JRの車掌さんは現場でどのように判断なされたのでしょう?
受験生のお母さんと子供が泣き喚いて手がつけられなかったから、どうしようもなく停車するよう動いたのか?
このようなことをしたらJRも粋なことをするなーって社会に思ってもらえるかもしれないなんてことを考えたのか?
その受験生の姿が昔の自分自身に重なってしまったのか?
いずれにしても、その判断と覚悟は自らなされたことであることを私は評価します。

ひろ  ++.. 2005/02/07(月) 22:26 [1458]

 
 受験生が電車を乗り間違って、本来停車しない駅に停車したという事件は、2・3年前にもあった気がします。確か、心温まる話みたいなスペシャル番組でも取り上げられていました(日テレ系か)。受験生ではないですが、社民党(当時は社会党でしたが)がマドンナ旋風吹き荒れていた頃、応援演説に間に合わないか何かで停車させたという事件もありました。今回の件が、私事のために融通を利かせた初めての事例ではないようです。
 また、新幹線の運行は集中管理している筈なので、車掌の一存では停車できないはずで、より上の判断がそれを了としたのではないでしょうか。
 まあ、このような事件は頻繁にあるようではこまりますが、数年に1回位はいいのかなと思います。
 社会保険庁の振る舞い、警察の裏金問題、大阪市役所など公の立場に有りながら、モラルに欠けた行いが多い中、自己の利益を誘導したわけでは有りませんから。私はJRを一概には否定できません。

チャリ通サラリーマン  ++.. 2005/02/08(火) 00:33 [1459]

 
通りすがりのものですが、ちょっとだけ、飛び入りさせてください。

可能性は低いとは言え、もし、別の受験生が同じ電車に乗っていて、この緊急停車による遅れのために試験に遅刻して失敗したとしたら?
目的地への定時の到着を強く願う乗客はそのときゼロだったのか?
そのときの乗客全てが果たしてその行為を快く思ったかどうか?
ついつい、こんなことを考えてしまいました。

列車が個々の私的事情を抱える多数の乗客を乗せて運行されている以上、生死に関わる理由ならともかく、1乗客の私的都合でタクシー並に扱われるのはどうも納得いかない思いでいます。
これが前例になって、「未成年の大学受験生にかぎり特別の事情がある場合、停車予定駅以外での降車が可能」なんて暗黙のルールが出来なければ良いですが。

かつては受験浪人  ++.. 2005/02/08(火) 07:32 [1460]

 
> 私はJRの判断が信じられません。
> 列車を緊急停車する理由は社内で定められていたはずです。
> それを逸脱するに足る事情だったのか?

「人命にかかわる場合」と「人生にかかわる場合」とが規定されています。年齢に関わらず、救済してあげないと大変なことになると判断されるかどうかでしょう。
 そもそも、この件が報道された背景に思いを馳せたが良いかと。
「ちょっと善い話」的に扱われていたはずです。


計算士  ++.. 2005/02/12(土) 02:16 [1510]





 技術者短歌百連発 
2月18日まであとわずかです。受験されて合格発表を待つ人、今年こそとリベンジを誓う人、納期に追われ寝る間もない人、受験準備に入った人など、様々と推察します。
 そんな心境を短歌に託して、合格発表前のよすがとして見ませんか?
それでは短歌百連発を始めます。

 技術士の資格にすがり行く道の 去年が冬の風の寒さよ
 寒き風 わが行く末を鍛えんや 天の恵みと手を添え受ける

 受けて立つ 心に出ずる群雲を 振り払いつつ今日も行くわれ

 われ一人 苦しむだけと思い込む その思いこそわが敵と思う

 夢語る 夢念ずれば 花開く 合格を待つ若き獅子達

とまずは五連発です。

 
魔法使い  ++.. 2005/02/09(水) 00:16 [1476]

 
「トンネルの向こうに見える僕の春 
かすかなれども いつかわが手に」(大阪の高校生の歌)
 受験生として同じ心情を歌ったこの歌に感銘し、技術士の受験勉強に励みました。
 自己を開発する、勇気をつける点では、私にとって歌はとても役に立っております。自分で作ることはできないので、読み方専門です。
 続きを期待しております!
 発表前・・・何も手がつかない状態でした
 
 
 
 

tetsu  ++.. 2005/02/09(水) 08:47 [1477]

 
朝刊にわが名をついに見つけえず紅きマーカで塗りつぶせども
さびしさに五合の酒を呑みにける妻よ止めるな勝手にねていろ
合格はこれぞ産みの苦しみか受かってみれば当たり前なり
当たり前の幸せのありがたきかな時間をかけてトーストを食む

朗報を期待しています。

秋成又四郎ねぎ  ++.. 2005/02/09(水) 10:18 [1478]

 
 発表まで後十日足らずですね。受験生の皆様には不安と期待が交差する一番苦しい時だと思います。小生も覚えがあります。
 小生は、発表を待つ揺れ動く気持ちを詠み人知らずの古歌と心形刀流の極意といわれている教えで押さえ込んでいました。
 古歌に曰く
 「さりともと 頼みしかども大空の 風を結びてなすこともなし」
 心形刀流の極意に曰く
 「何事に限らず物事には万策尽きて窮地に追い込まれることがある。その時は、瞬息に積極的行動に出るべし。無茶でもよい、捨身の行動に出よ」
 時節柄、今年の合格に職場人生を賭けておられる方もいらっしゃると思います。どのような結果が出ようと再起なさることを祈ります。だが・・・・ご心配には及びません。口答試験の合格率は90%を超えていますから。必ず合格通知が来ると思います。

アル中技術士  ++.. 2005/02/09(水) 10:28 [1479]

 
tetsuさんへの返歌

手に掴む 栄光の日は束の間に その後に続く研鑽の日々

秋成又四郎ねぎさんへの返歌

初春の年中行事 朝刊の 配達を待つ心弾ませ

アル中技術士さんへの返歌

万策の 尽きた所を源に 更に始まる 日々の営み

さて、私からいくつか差し上げます。

立春を迎えて今宵 わが春が うずくまるごとき 夜のしじまに

小夜深けて 春待つ人の心根は いずこにかある 飛ぶがごとくに

飛ぶがごとく 来るや報せを 待ち焦がれ 眠れぬ夜が白々と明け

印刷の 香りほのかに 立つ中に わが名を探す 胸ときめかせ

時めきの 日々遥かなり あの頃の 若き血潮よ 今一度来い

来るもよし 来ぬもまたよし わが春を 知るや知らずや 梅のふくらみ

紅梅の 根雪の白さ眼に沁みて 明日の我が身か 風の吹くまま

これで21連発です。

魔法使い  ++.. 2005/02/11(金) 02:28 [1496]

 
追伸、自分の今の心境にしっくりくるのは、最後の2首ですね。
魔法使い  ++.. 2005/02/11(金) 02:33 [1497]

 
魔法使いさん 有難うございます。

「来るもよし 来ぬもまたよし わが春を 知るや知らずや 梅の ふくらみ」

アリコールづけの脳が刺激され活性化されます。いい歌だと感じました。

私生活の雑感

 転職を 考えつつも 踏み切れず 今日もうかがう 妻の横顔

 

tetsu  ++.. 2005/02/11(金) 10:06 [1499]

 

それではtetsuさんの歌を受けて

横顔に屈託もない妻の顔 俺は会社で 揉まれくたくた

くったくた 上司と部下に挟まれて トイレに篭る 身の置き場なき

身の置き場 家庭に求む 是非もなし 酒場に求む 金もなき夜

あかん、暗くなりすぎました。

金もなし 寒ぶき夜半に起き上がり 百連発に挑むか我も 

少し元気が出てきました。

挑むより 来るを拒まず 去る追わず 自然体こそ 短歌の妙味

味わいの深き言葉に惑わされ 今日も書き込む 徒然の歌

おあとがよろしいようで・・・。

魔法使い  ++.. 2005/02/11(金) 12:22 [1500]





 建設コンサルタント入社を夢みて 
今年3月、60歳で地方公務員を退職し、建設コンサルタント入社を夢みている者です。今年は2次試験「施工計画・施工設備及び積算」を受験します。しかし、施工計画は受注量が少なく、建設コンサルタント入社は厳しいと判断しています。そこで、来年は総合技術管理部門に合格して建設コンサルタント入社の夢を果たそうか、と考えました。
 しかし、これだと、総合技術管理部門の選択科目が「建設ー施工計画・施工設備及び積算」となり、施工計画は受注量が少なく、建設コンサルタントにとってメリットが少ないため入社は厳しいか、と思いました。
 そこで、来年は「道路」で合格し、それでもダメなら再来年、総合技術管理部門を選択科目「建設ー道路」で合格を果たして建設コンサルタント入社希望書を提出する。このように考えています。
 夢のようなことばかり書きまくりました。建設コンサルタント入社を夢みている者として誰にも相談できない悩みを書きまくり、失礼しました。

 
aoki  ++.. 2005/02/08(火) 12:59 [1465]

 
何が悩みなんでしょうか?
現役  ++.. 2005/02/08(火) 17:26 [1469]

 
説明不足で申し訳ありません。悩みという言葉も不適切でした。
今年2次試験「施工計画・施工設備及び積算」を受験しますが、
、来年、総合技術管理部門(選択科目「建設ー施工計画・施工設備及び積算」)と「道路」のどちらを受験しようか迷っています。
 建設コンサルタント入社の夢を果たすためどちらが有利か分かりません。皆様のご意見をお待ちしています。

aoki  ++.. 2005/02/08(火) 18:17 [1470]

 
aokiさんは、建設コンサルタントに入社して、どのような仕事をやりたいという「夢」をお持ちなのでしょうか?それが明確になっていれば、受験部門は自ずと決まるのではないでしょうか?

私が住んでいる地方のコンサルタント側のニーズは、設計ができる技術者のニーズしかなく、したがって、技術士の建設部門(河川・道路・鋼構造)となります。また、施工関係は建設業者からしかニーズがありません。これは、地方によって異なるので、あなたが仕事に就くことを希望している地域のニーズを把握する必要があります。


天職  ++.. 2005/02/08(火) 18:43 [1471]

 
少々、気が早いのでは?
夢を見るのは自由ですが、まずは、今年合格してからの話です。
ちなみに私は、「施工計画、施工設備及び積算」の技術士ですが、建設コンサルタントに勤務しています。

追伸、「総合技術管理部門」ではなく、「総合技術監理部門」です。お間違いないように。

施工計画  ++.. 2005/02/08(火) 20:52 [1472]

 
以前公務員の定年後の再就職先云々をおっしゃってた方と物の言い方が似てますね・・・言ってる内容もなんだか前向きな感じがせず、技術士資格を単なる再就職のツールのように捉えておられるような言い方で、これじゃあとても有意義な意見は得られないと思います。もう少し良く考えて投稿されては?
すてはん  ++.. 2005/02/08(火) 21:26 [1473]

 
こんばんわ。
少し質問があります。よろしければお答えください。
まず、今年3月に退職とのことですが、その後は就職せず技術士の受験勉強をするということですか?
次に技術士を受験するとのことですが、施工計画、道路を挙げて見えます。それは自分の得意分野ということですか?
 今後社会とご自分が目指すべき方向をどのように考えて見えるのでしょうか?
 最後に、どの大きさの、建設コンサルタントに就職したいと考えて見えるのでしょうか?

もし、資格なしで就職したとして、自分は何が出来るか、なにがしたいか、ではないかと思いますがいかがでしょうか。
 このあたりが見えてくれば、受験の方向も見えてくると思います。
 第2の人生がすぐ目の前ですが、ご自分が今出来ることはなにか、今求められていることは何か、と言った事をトータルに考えてみてはどうでしょうか?
 私の息子の友人はインテリアコーディネーターの専門学校を卒業しましたが、専門職では就職口が見つかりませんでした。私は、専門職で見つからなければ、住宅の営業職になって、営業活動しながらお客さんとの接客の中でコーディネーター能力を磨いたらどうか?と言ったことがあります。
 急がば回れ、と言うこともあります。
参考になれば幸いです。

魔法使い  ++.. 2005/02/08(火) 22:33 [1474]

 
そりゃ、需要が多いのは道路でしょうよ。特に田舎はね!
普通に考えて  ++.. 2005/02/08(火) 23:16 [1475]

 
皆様の貴重なご意見、ご指導、ご最もなことばかりで、真摯に受け止め、今後の生き方の糧にします。
建設コンサルタント入社にこだわらず、私が今出来ることは何か、私に今求められていることは何か、を考え直し、私が今出来ることを着実に実行していきます。

魔法使い様のご質問にお答えします。
>まず、今年3月に退職とのことですが、その後は就職せず技術士の受験勉強をするということですか?
 資格に関係のない嘱託員などに勤務しながら受験勉強するつもりです。
>次に技術士を受験するとのことですが、施工計画、道路を挙げて見えます。それは自分の得意分野ということですか?
 最も得意分野はCALS・GIS等情報関係です。次に施工計画→道路の順です。
>今後社会とご自分が目指すべき方向をどのように考えて見えるのでしょうか?
 今後の社会、特に建設分野はIT化が遅れており、IT化による建設業再生は必須であります。私もこれに少しでも役に立てば、と考えています。
>最後に、どの大きさの、建設コンサルタントに就職したいと考えて見えるのでしょうか?
 CALS/ECエキスパート、第一種情報処理技術者、技術士1次試験(情報工学)に合格しており、理想は、やはり得意分野のCALS・GIS等情報関係で活躍できる会社です。
>ご自分が今出来ることはなにか、今求められていることは何か、と言った事をトータルに考えてみてはどうでしょうか?
>急がば回れ、と言うこともあります。
 大変貴重なアドバイスでうれしくて涙が止まりません。
 建設コンサルタント入社にこだわらず、私が今出来ることは何か、私に今求められていることは何か、をトータルに考え直し、私が今出来ることを着実に実行していきます。これにより、自ずと答がでてくると確信します。


aoki  ++.. 2005/02/09(水) 12:45 [1480]

 
 多くの地方自治体では、管理技術者の条件として国土交通省のように選択科目までは指定していません。
 すなわち、建設部門であれば管理技術者になれるので、選択科目が「施工計画、施工設備及び積算」であっても、コンサルタントとしての需要はあるようです。
 ただし、コンサルタントへの就職を考えると「普通に考えて」さんのように「道路」のほうが高く売れるでしょうね。
 しかし、60才の受験意欲は買いますが、60才過ぎれば資格があっても就職は難しいのではないでしょうか?
(公務員も早めに受験した方がいいですね。)
 

天馬  ++.. 2005/02/09(水) 12:54 [1481]

 
 ぅーむ、今日は天気が良すぎるせいか、どうも仕事に熱が入りません。それで、という訳ではありませんが。そうですなぁ、小生が御貴殿の立場でしたら、仕事なぞしないと思います。折角、定年になって自由を得られたのですから、心身共に天地に遊ばせたら如何でしょうか。ワンボックスカーで旅をする、或いは四国遍路をしてみる、西行法師のように歌を詠みながら漂泊する。それほど極端なことでなくとも、地域のボランティア活動に参加するなど、前半生とは異なった生き方をなさったら如何ですか。
 小生は六十一ですが、未だに何の因果か仕事師としての毎日を送っています。御貴殿は、推測ですが生活の不安がないのでしょうから、技術士資格などのために残り少ない(かも知れない)貴重な人生を消費なさらないほうがよろしいと考えます。
 小生は、厚生年金が満額支給されると思われます六十五歳までは
働くつもりでいますが(仕方がなく)、それ以後は無為に過ごす予定です。もし、年金が少なくて働く必要がある場合は、公共事業の設計業務なぞは金輪際やらないつもりでおります。
 給食会社で弁当の配達のアルバイトをする予定でいます。足腰が鍛えられますし、なによりも、その日の仕事がその日に終わることに惹かれております。
 建設コンサルの仕事をどのようにお考えかは判りませんが、毎日、四ヶ月・半年先の工期を睨んで過ごすことになります。その間、解決すべき様々な問題点を検討・提案しつつ設計成果を作成することになります。
 私は思うのですが、
 「建設コンサルタント入社にこだわらず、私が今出来ることは何か、私に今求められていることは何か、をトータルに考え直し、」。
 などとお考えにならず、ご自分の心に問うて、自身が一番やりたいことをやられるのが残り少ない(失礼)人生の過ごし方であると考えます。六十歳・・・・もう義務は尽くしたと考えて良いのでは。小生の場合は今後も仕事師と生きねばなりませんが、御貴殿とは立場が違いますから仕方がありません。六十を過ぎたら「脱俗」が最もよろしいとお勧めします。技術士資格なぞ・・・・愚かな・・とは申しませんが。

アル中技術士  ++.. 2005/02/09(水) 15:50 [1482]

 
アル中技術士さんのレスは,ご自身が歩んでこられた実績に裏打ちされた言葉ゆえに迫力があります。社会一般の通念からすれば,アル中技術士さんの仰るとおりかもしれません。しかし,人生の先輩に申し上げるのもおこがましいのですが,幸不幸は本人の主観によるものであり一律な外的要因で決まるものではないでしょう。aokiさんの悩みは,燃焼し尽くしていない物足りなさではないか,と推察します。アル中技術士さんから見れば贅沢な悩みかもしれませんが,一度しかない人生だから思い通りにやられるのが良いのではないでしょうか。
ねぎ  ++.. 2005/02/09(水) 18:45 [1484]

 
徒然草第七十五段
『つれづれわぶる人は、いかなる心ならん。まぎるゝ方なく、たゞひとりあるのみこそよけれ。』
http://www.tsurezuregusa.com/70/75.html

(現代語訳)
暇 で放心していることに耐えられない人は、何を考えているのだろうか? 誰にも邪魔されないで、一人で変なことをしているのが一番いいのだ。

魔法使いの思い

 私はアル中技術士殿と異なり、生臭く生きる事を薦めます。

 俗人は徒然わぶるものです。おそらく、兼好法師もそうだった。そうであったが故にそう出来たらいいなーという思いを込めてこの第七十五段は出来上がったと考えます。法師は脱俗したかった、その故に庵もつくり、頭を丸めはしたものの、一日、すずりに向かうと、よしなしことが、あれこれと思い浮かんでは消えていく、そうした状態を含めて徒然わぶっている、自分の姿に見入っているのではないでしょうか?
 大いに徒然わぶってください。悟ったと思うまもなく欲望の世界に引き込まれ、思い惑う、そうした輪廻の中に垣間見える何か、その何かが、生きると言うことの意味ではないでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/02/09(水) 18:46 [1485]

 
  ぁあ・・・ねぎ殿、決して地方公務員殿の悩みを贅沢などと思っている訳ではありません。つい、自分の願望を述べてしまったというのが本当のところであります。それから、小生は御貴殿より先に生まれているかも知れませんが、高々数十年です。決して御貴殿よりも賢い訳ではありません。むしろ、御貴殿のレスに常々啓発されております。
 
 魔法使い殿、脱俗は小生の憧憬であります。今の小生は十分に生臭くあります。西行法師も貴顕紳士の周辺で生きたと思われます。だが・・・・法師の「行き昏れて 木のした蔭を宿とせば 花や今宵の主とならまし」という歌は心に染み入りますなぁ・・・・
 
 人は・・・・己の欲するままに生きればよいと思います。四十でしたか・・・・四十を超えて矩を超えず・・・・だったでしょうか。懸命に生きてきたのですから、地方公務員どの、どうか己の心に耳を傾けて残された人生を悔いなく生きてください。

アル中技術士  ++.. 2005/02/09(水) 23:31 [1488]

 
皆様のご意見は私にとって識見の高いお言葉ばかりで、何度読んでも読み足りません。一生保存し、何回も読ませていただきます。
 アル中技術士様の心に耳を傾けて、人生を悔いなく生きます。「私に今求められていること」で「私が今出来ること」が、ねぎ様ご指摘の「 燃焼し尽くしていない物足りなさ」を解消するために「一番やりたいこと」です。このために、ボランティア活動に参加することなどは、残り少ない?人生の過ごし方として有意義であることを再確認しました。
皆様、本当に有り難うございました。


aoki  ++.. 2005/02/10(木) 18:34 [1493]





 H2Aロケットの図面は手書き? 
昼食を食べながら新聞を見ていたら、24日に打ち上げ予定のH2Aロケットの記事が出ていました。
驚いたことに、『衛星一基につき数万枚にもおよぶ図面は技術者が手書きで描いている』とのこと。さらにITを活用した効率的な品質管理システムも未確立で、『ロケットや衛星の試験手順書や運用手順書など膨大な書類は電子化されておらず、人手で管理している』状態であり、『日本の宇宙開発はいまだに技術者個人の経験やノウハウに頼っている姿が浮き彫りになった』とありました。
『膨大な情報やデータを整理するシステムを構築してから、ロケットの規格化、部品点数の削減などを進めることが重要』という声もある一方で、理事長は『年三回は定期的に打ち上げを実施したい』と語っています。
マネジメントという概念がまだない昔ながらの運営から脱却できないでいる中、かといって根本的建て直しに一度立ち止まっていると欧米との宇宙開発競争(商用化衛星市場)に遅れてしまうし・・・・仕方が無い、走りながら修理しようということになるのでしょうね。
前回失敗の原因となった大型補助ロケットを改良したようですが、原因究明と改善は失敗個所のみで終わることなく、QMも含めて一般化・水平展開されたのでしょうか。TQMとはいえないようなQMであれば、スパイラルアップなどというものではなく、個別対応・対処療法ではないかという不安も残るわけですが・・・・
こうしてみると、天下の宇宙機構も家族操業の町工場と大差ないなあという気がしてきました。打ち上げ成功は祈りますが、うーん、不安だなあ。
(注)日経新聞の記事だけで書きました。それぞれの記述事項について調べて書いてはいませんので、不正確な記述もあるかもしれませんが、話題提供ということでご了承ください。

 
APEC  ++.. 2005/02/07(月) 12:44 [1454]





 過去ログに見入ってしまいました 
新たにアップされた過去ログに見入ってしまいました。
わずか1年ちょっとしかたっておらず、自分自身ではあまり変わっていないつもりでも、なんだか他人の発言のように思えてしまいます。
言葉に力があったなあ、これも言霊というものなのだろうか・・・・と感慨深く、またがんばろうという気が湧いてきました。
最優秀者さんとの議論は本当に楽しかったけれど、ずいぶんお見限りですねえ。また大いに議論してみましょうか。

 
APEC  ++.. 2005/02/01(火) 00:42 [1428]

 
過去ログ,懐かしく読みました。
いろんなことに疑問を思ったり,おかしいと感じたことに熱くなったりしたことが本当に遠い昔のように思います。最近の日本の風潮としても,若さゆえの熱い気持ちなどあまり見かけなくなったように思います。私自身も経験を積み,年をとり,社会の風潮に染まり,丸くなってしまったようです。

今年はもう一度初心に戻って熱く生きようと思います。

青い炎 [URL]  ++.. 2005/02/01(火) 18:34 [1430]

 
お〜,恥ずかしい。
すごいスレに混じって,「気合を」というお気楽スレもアップして頂いていました。ピカソというHNで書き込んでいた時のものです。一次試験が必須になったことへの不満と戦いながら,気持ちを切り替えていこうとがんばっていた頃のスレです。かっこ悪い気もしますが,皆さんのレスは,貴重なご意見ばかりでした。読み返して,また,力が沸いてきました。

これからも,よろしくお願いいたします。

おつ  ++.. 2005/02/07(月) 12:33 [1451]





 改革を阻む5つの壁 
日経朝刊1月31日の記事より
組織には改革を阻む5つの壁がある。
@認識の壁=状況の悪化という客観的事実を否定する
A判断の壁=改革する必要が無いとする状況判断の甘さ
B納得の壁=状況はそうだが、実際には無理と思い込む
C行動の壁=計画だけ作って安心する。
D継続の壁=改革を持続できない

その原因を筆者は流動性がないことが一因といっています。外部から変革者を入れる必要がある。
抜粋ここまで


しかし、外部の血を導入といっても、職務、責任、権限を明確にせず、バックアップ体制を作らず、単に地位だけを与えても、改革は進みません。
 
この右肩下がりの建設不況の中、@Aは無いと思いますが、BCDで停滞しているのが大半でしょうか?
 私は組織から抜けてしまいましたので、ある意味部外者ですが、経営コンサルタント的ノウハウや判断は身につけてみたいものだと思います。皆さんの意見を聞かせてください。

 
魔法使い  ++.. 2005/01/31(月) 15:18 [1422]

 
読んでちらっと思ったことを。
経営者、管理職、ヒラ社員など、社内での立場で認識が異なるのではないかと思います。
経営者は@やAに関しては危機感を持つでしょうが、これまでのやり方からなかなか抜けられないように思います。年をとって頭が固いとか、技術力重視が認識できない文系とか、責任の重さが急な舵取りを思いとどまらせるとか、いろいろ原因はあるのでしょうが、危機感を持つところから先、具体的な施策へと進みにくいところはあるのではないでしょうか。
ヒラ社員は往々にして視野が自分の受け持ち仕事だけで、下手をすると危機感も持っていなかったりします。
中間管理職が現場も知っていて、危機感も持っているとトップダウン型施策の部署内展開、ボトムアップ型のスムーズな伝達などに活躍できるはずだと思うのですが、これがなかなか、ヒラメ族(上ばかり見ている)であったり、事なかれ主義に走ったりと難しいようですね。
とりあえず思いつきだけズラズラッと書かせていただきました。失礼しました。

APEC  ++.. 2005/01/31(月) 15:37 [1423]

 
ネット検索したら、耳の痛い指摘がずらっと出てきました。
(1) 自分に甘いくせに、部下に厳しい(自分に都合の悪いこと    はルールを変える)
(2) 有言不実行(自分でやろうと言い出しておいて、忘れてしまう)
(3) ヒラメ族(上司にペコペコ)
(4) 部下の仕事に精通してこない上司(要は勉強しないバカ上司)
(5) ヤレヤレ族(自分でまずやらないで、部下にヤレばかり言う無能上司)

こりゃいかん!全部おれのこっちゃ!

 職務、責任、権限を明確化+インセンティブ という処方箋はどうでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/01/31(月) 16:20 [1424]

 
組織が衰退するのは、構成員の飢餓感が失われることが大きいように思います。ここでいう飢餓感は胃の飢餓だけではなくて、知・人・情のようなものも含めてです。より良い社会はどうあるべきかというようなことを考えなくなると、衰退が始まるのかもしれません。

小生など、「少年易老学難成 一寸光陰不可軽 未覚池塘春草夢 階前梧葉已秋声」と思いながら、日々業務を行っています。

今日は、周りにだれもいなくなりました。もうひとふん張りです。
魔法使いさん、インセンティブですか。エロスのインセンティブだけは、いつまでたっても特別なことは必要ないようです。

仕事もそういきませんかね。

革命・改革  ++.. 2005/01/31(月) 20:03 [1425]

 
知的好奇心がくすぐられるような業務なら、それがインセンティブになります。例えば上司が面白がって時間も曜日も場所も忘れて夢中になっているのを、部下が見ると、部下も引きずられて、やがてのめりこんでいくと言うパターンです。夢中になると言う意味ではエロスも知的(痴的)好奇心も似ているかもしれません。笑。
 知的好奇心を発揮させるためには、受注でなく自ら売り込んで仕事を取ってくる、いわゆる、技術営業を常態化するのがいいかもしれません。というより、知的好奇心を満足させられる企画書を技術屋に作らせるよう指導すればどうですか?
 

魔法使い  ++.. 2005/01/31(月) 22:01 [1426]

 
すみません。上の「革命・改革」は小生です。タイトルのつもりでハンドルネームを入れるべきところに入れてしまいました。

魔法使いさん、知的好奇心を満足させられる企画書、ですか!。小生は2年ほど前にそのような企画書による業務をしましたが、始める前は、失敗したら組織を去る覚悟で始めました(周囲には言いませんでしたが)。一年以上かけた業務が無事成功したあとは、しばらく抜け殻状態でした。

組織の中の個人ではなく、組織そのものが社運を賭けて業務を行っていくということが必要なようです。

YOSHI  ++.. 2005/02/01(火) 12:17 [1429]

 
受注業務をこなしつつ、企画業務を各構成員が360度の方向に全面展開、それも、当面無償で行うためには、社長が見本を示すのもいいし、社内技術士が持てる能力をフルに発揮して、企画をどんどん出す、それを楽しくやれる雰囲気づくりなら、文科系社長も参加できる。今の時代、文科系も理科系もないと思います。ナレッジマネジメントなんだけれども、・・・。技術士をおだて、踊らせるのは社長の役目で、それが出来なければ、今の時代は生き抜けない。ガンバレ社長!ガンバレ技術士!ガンバレ技術者!てなところですかね。

魔法使い  ++.. 2005/02/01(火) 22:37 [1432]





 ホームページ管理移行のお願い 
一昨年から受験制度が変わり技術士試験も一次試験の義務化など新たな受験対策が求められています。当講座もこれまでに多くの皆さんに愛されご利用いただきありがとうございました。

トップページにも記載しましたが、本講座を契機として育った仲間が「技術士受験を応援するページ」、「総監 虎の巻」など現制度に合致したすばらしいHPが公開されています。当講座も、新しい制度に整合した内容にすべく“技術の杜ハヤブサ”に管理をお願いしています。

“技術の杜ハヤブサ”は本掲示板-1を通じて知り合い、巣立った仲間が2003年6月に立ち上げたもので、インターネットを通じて技術者としてさらによりよい夢を求めた集団であります。

私もその一員でありますが、是非、管理をお願いしたいと思っています。今後は相互連絡を図り、多くの技術者に愛され親しまれるコーナーになることを期待しています。

なお、管理が可能となった場合は、URLの変更となりますが、本掲示板については、従来通りのURLで変更はありません。

私も寄る年には勝てず、体力に限界を感じるようになりました。皆様にはこれまで大変お世話になりましたがどうかお許しください。これからも従来にも増して活発なご意見を期待しています。

また、これまで多くのご愛読の皆さんからご意見をいただいた掲示板-1の内容について、順次公開していきたいと思っています。どうかご事情お察しの上、ご意見をお待ちしています。

 
管理者  ++.. 2005/01/31(月) 22:34 [1427]





 書き込みました 
久しぶりに覗いたら、すごく淋しいですね。常連のみなさま方、いろいろと忙しいのでしょうか?私も立ち上げるほどのおもしろいネタも思い浮かべませんが・・・。
 以前気にはなっていたことで、昨年の台風により室戸岬付近の無筋の防波堤?が崩壊したニュースがあったような。以後の経緯について情報をお持ちの方教えてもらえませんか?これなら、魔法使いさんもつっこんでくれるかな?(あと、APECさん・ようするにさん・腹八分さん等常連さんにも関係なくつっこんでほしいでーす。(わたしはマゾ?))すみません、ふざけすぎました。失礼致しました。
 ちなみに、明日神戸の震災対策技術展に行ってきます。何かあればまたスレします。以上。

 
前向きアジテーター  ++.. 2005/01/19(水) 23:11 [1404]

 
まあ、もうしばらく辛抱しなよ。退屈なのはわかるけどよ。
2月18日を過ぎれば、にぎやかになるさ。もう一個の掲示板にそう書いてあるじゃねえか。

それにしても、「つっこんで欲しい」とすなおに言われちゃあ、かえってつっこめないものだぜ。少々、憎たらしいことを言って貰わねえとな。

ようするに  ++.. 2005/01/24(月) 19:32 [1413]

 
うーん、私は何の情報ももっていないので、つっこみようがないのですよ。
災害危険度・その情報開示・そこに住むことの自己責任論などといったテーマの振り方をしていただけると突っ込みやすくなるのですが。^^;
では、自分で振ってみましょうかね。

「夜警国家」という考え方があります。国家は治安維持はするけれど、市場にはタッチしない、弱肉強食で市場原理だけでやってくれ。そういう考え方です。
今、日本は急速なアメリカナイズの中で、どんどん競争社会化しています。そして、市民にも選択の自由と自己責任がセットになって求められるようになりました。

インフォームドコンセントの考えを推し進めれば、水害発生の危険度あるいは防災状況などをできる限り情報開示するが、その上でそこに家を建てるかどうかは、家主が自己責任において判断するということになります。
「我々行政・技術者があなたたちを水害から守ってあげる。そのために最善の努力をする。だからあなたは何も知らなくていいから、安心して我々に任せなさい」これは、技術者倫理として好ましくないとされているパターナリズムになるようです。

市民も勉強したの上で自己責任で家を建てるべきだ。
いや、そういった最低限の安心は行政の責任において確保すべきだ。
どちらも極端なようにも思えますが、どう思われますか?

APEC  ++.. 2005/01/24(月) 23:41 [1414]

 
まずは状況からです。
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai/kondankai/nabae/pdf/3_gaiyou041106.pdf
もう二つ
http://www.haruna-naoaki.jp/action/data1/041022-205811.html

http://www11.ocn.ne.jp/~jcpkochi/minpo/topic/2004/041022muroto.htm

復旧については
http://www.kochinews.co.jp/0501/050115headline02.htm
復旧への問題点については
http://blog.livedoor.jp/azarashi_salad/archives/8864023.html
といったところです。
倒壊原因については調査報告が見当たりませんので、どなたか補足してもらえるとありがたいです。

今後必要なのは減災対策と考えます。また、ハザードマップを整備し、公開し、周知してもらう手続きをとるとともに、その上で自己責任となるのでしょう。しかし、引っ越したくとも、その資金がないという世帯が、日本のある一定割合を占めるので、それを無視して自己責任を強調もできません。こうした世帯には、移転補助も必要と思いますがいかがでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/01/25(火) 09:00 [1416]

 
> 今後必要なのは減災対策と考えます。また、ハザードマップを整備し、公開し、周知してもらう手続きをとるとともに、その上で自己責任となるのでしょう。しかし、引っ越したくとも、その資金がないという世帯が、日本のある一定割合を占めるので、それを無視して自己責任を強調もできません。こうした世帯には、移転補助も必要と思いますがいかがでしょうか?

→移転補助という制度はすでにありますよ。
 今回の中越地震においても、旧国土庁の集落移転助成を活用しているようですし、地すべり事業等の個別の防災事業の中でも移転補助があります。
 移転助成が活用されていない理由としては、役所の広報不足もあると思いますが、それ以上に先祖伝来の土地に対する愛着や適切な移転地がないということが挙げられます。

 移転適地については、日本の自然環境の構造的な問題があると思います。国交省の資料によると、洪水の恐れがある区域に日本の人口の5割、資産の7割が集中しているとあります。また、土砂災害の恐れがある区域に10人に1人が住んでいるとあります。洪水・土砂災害に加えて、地震・津波・火山・豪雪等の恐れがある区域を重ねていくと、この日本に安全な区域はどのくらいあるのでしょうか?少なくとも現在の人口が住めるだけのキャパシティを確保できるとは考えにくいです。

 海外のようにアボイド・マップを作成・公表し、危険区域に住む場合は自己責任という考え方は、国土面積が狭隘で人口密度が高い日本においては、そのまま適用することは困難かと思います。

 ハザードマップ等による情報公開によって、危険区域に新規の住宅開発等を抑制しつつ、既存の住宅地については、警戒避難体制の整備等のソフト対策を実施をし、ライフライン等の重要な施設については、着実にハード対策を実施していくべきではないかと私は思います。
 


土砂災害  ++.. 2005/01/25(火) 12:09 [1417]

 
 みなさん、書き込みありがとうございました。魔法使いさんには、忙しいところたくさんの資料を取り寄せていただき、まことに恐縮です。読ませていただきました。ありがとうございました。 
 今回の災害において、(勝手な持論ですが)「負の遺産」と「地球温暖化」(日本の亜熱帯化に近づいている)の要因によるところが大であると私は考えます。これからもこういう災害は毎年発生していくと思われます。この災害に対し、みなさんが仰ってるような情報開示・自己責任が必要であると私も思います。それに加えて、引退された技術者が自治体とタッグを組むというのはどうなんでしょうか。「あそこの老朽化した吹付法面、少しずってきてるで。」とか、「あの道路少しへこんできてるが、地下埋が損傷して土砂がぬけてるんとちがうか」などと、地元をパトロールする「ものしり(危険予知)おじいちゃん」の誕生です。それこそ、引退された技術士の出番じゃないかと思うのですが。私も、引退したらそんな「おじいちゃん」になれればなりたいと考えています。(たぶん、こまかく・口うるさい「おじいちゃん」でしょうけど。)いかがでしょうか。
 それと、情報開示により危険地帯とわかっても資金的な問題とか移転先の問題があることも書かれてましたね。来年から日本の人口は減少していきます。当然、世帯数も除々ではありますが減少するのですから、相続されない空家・空地(自治体への贈与・財産放棄も含めて)もいくらか増加するはずです。なかには危険地帯の空地もあるでしょうが、「優良物件」もでてくるはずです。そこで、自治体さんが危険地帯の住民に対して、そういうところへの移転をしやすくするシステムを構築するというのもいかがでしょうか。
 私の生まれ故郷でのことですが、過疎によりだんだんと家が少なくなり、代わりに町営の駐車場が増えてきています。必要なのでしょうが、少し短絡すぎてるような気がしました。
 最後に、雪国に住んでられる方に変な質問ですが、昔に比べて雪かきで雪が重くなったと感じませんか?私は、雪かきはしたことないので皆目わかりませんが。昔は、粉雪で軽かったのにとか、昔からボタン雪だが最近は少々重く感じるなとか・・・。ありません? 
 ただし、先日新潟の旅館で、風呂の屋根が雪の重みにより崩壊し死者がでてましたが、あれは間違いなく地震の影響だと思われます。ただ、(素人考えですみませんが)私が心配しているのは、温暖化による雪質の変化です。屋根に積もった雪の単位体積重量が昔に比べて大きくなってきていないのでしょうか?専門家の方にもお聞きしたいのですが、重さは変わらないのですかね?各自のいままでの雪かきの時期(この厚みになったら雪かきをする)を、早めなくてもいいのかと、老婆心ながら心配します。変なアジテーターですみません。APECさんいかがでしょうか?(またふってしまいました。すみません。)ようするにさんは北国じゃないのでつっこめないですよね。失礼致しました。

前向きアジテーター  ++.. 2005/01/27(木) 21:01 [1418]

 
あの〜私の所は行政的には北陸ですが、気候は山陰型なので、そんなに降りませんよ。「屋根の雪下ろし」をしたのは、私の記憶する限り2回だけです。
それはそれとして、最近は日中の気温が高いので、雪がすぐに「半解け」になって、ベシャベシャと重くなったのは確かですね。
そうすると積もった雪の底面に水の層ができるので、すべりやすくなります。雪下ろし中に落ちてしまうとか、落ちてきた雪に埋まるとか、そういった事故が心配ですね。

APEC  ++.. 2005/01/28(金) 09:53 [1419]

 
はじめて、書き込みます。時々この掲示板をのぞかせてもらっておりました。この災害を受けた県の西部地方の出身者で、今は、はるか北方に住み着いている、主に橋梁や構造物の設計を糧とし災害があれば何でも屋のコンサルタント勤務の者です。魔法使いさんの情報をみて書き込んで見たくなりました。
 私が、40年近く前の中学生の時でした。台風が近づいて来たため午前中で授業が取りやめとなり下校指示がでて帰り道、ポン友二人と漁港の突堤で大波見物をしていました。しばらく見ていましたが波は大きくても足元から数メートル下にまでしかきていませんでした。ところが、突然海が盛り上がり、足元まできた波が目の前で数mのカーテンとなり上空から降ってきました。命からがら逃げた思い出があります。これが、よく波見物している人がやられる高波です。
波はよせる波と堤防などによる反射波がちょうど重なると重複波となり大波になってしまいます。これらが、またちょうど重なり合うとさらに大波になります。この災害は、一回だけの大高波ということですのでこの現象と推測できるのではないでしょうか。
ですから今回の現象は、この場所でまた起こる確率は小さいけども他の場所でも起こりうるものとおもわれます。従って、ここだけ沖にテトラを並べてもその費用対効果は小さいのではないでしょうか。復旧堤防は、鉄筋配置がD19を250ピッチということですのでこの程度でよいのなら、既存の同程度の堤防波返しは、削孔による鉄筋挿入や吹きつけモルタルなどで簡単に補強できることになります。堤防の決壊しなかったところの被害は小さかったわけですので耐力の補強補修工事こそ急がれるのではないでしょうか。
中学生のころ毎日のようにもぐった海岸は、そのころめったに見られなったサンゴが、たまに帰省してつりにいくと、ところどころにテーブルサンゴが見られます。台風が頻発したりコースが昔と変わったり、大型化したり、温暖化を実感します。
ながながとなりますが、高知の海岸沿いは、非常に土地が狭く貴重ですので、この場所を移ることをもとめたり、この場所に住宅を作ったことを責めるのは適当ではないと思います。

Philhe  ++.. 2005/01/29(土) 14:15 [1421]





 特殊法人のやくざなシステム 
久しぶりに吼えて見たいので書き込みます。
先週の日経新聞に国の外郭団体(特殊法人)への地方の拠出金が500億円あり、この拠出金はお上の声として各都道府県に伝えられ、言われるがままに拠出していると言う記事が掲載されていました。
 例えは悪いが、このシステムではやくざ組織の下部組織への上納金とどこが違うのか、是非関係者の意見を聞きたいものです。
 飯を食う権利は否定できませんが、国家公務員の集合体として地方の弱みに付け込むやり方は、水戸黄門に出てくる悪代官組織とさして変わらないと思うのは私一人だけでしょうか?こんな事実を知らされると、特殊法人は全面解散だ、と逆上しますが、伏魔殿のような複雑な組織らしいので、改良的改革でなく破壊的改革が一番有効と思います。破壊的改革とは、特殊法人は全面民間に移行する、出来なければ解散する。というものです。
民間の分際で何を言うかという恫喝も含めて、意見を募集し、大いに吼えてみたいと思いますが、どんなものでしょうか?

 
魔法使い  ++.. 2005/01/23(日) 13:34 [1408]

 
 私は、表面的な新聞記事だけで単純に「上納金」「悪代官」等の判断はしかねます。地方が国の外郭団体に拠出金を支出している理由は様々だと思います。
 まずは、個々の外郭団体の役割・業務の必要性を充分検討し、精査することについてが肝要かと考えます。
 私としてはむしろ、今回の拠出金削減の契機は、三位一体改革に関連し、全国知事会(=自治省官僚)とは異なる意見を持つ団体を「兵糧責め」を目的とする一種の「踏み絵」となっていることが問題ではないかと考えます。


  
  

とおりすがり  ++.. 2005/01/24(月) 15:17 [1411]

 
教えてください。
『全国知事会(=自治省官僚)とは異なる意見を持つ団体を「兵糧責め」を目的とする一種の「踏み絵」となっている』とのことですが、具体的にはどのような踏み絵なのですか?

魔法使い  ++.. 2005/01/24(月) 17:05 [1412]

 
私は拠出に関する中身の精査以前に、国が補助金等を地方に配分し地方は少しでも多くこれを受け取ろうとする中で、内容を確認せず外郭団体に盲目的に拠出するという、国と地方のもたれあいの体質が問題ではないかと感じています。
 精査と言っても外郭団体は貸借対照表や損益計算書が民間のそれと全く異なり、例えば、人件費総額すらわからず、役員報酬など全く明示されていません。精査となると相手の役割やら事業内容やらを個々の外郭団体に合わせて行うことになるのではないでしょうか?それは、言ってみれば相手の土俵で戦うことになります。
 むしろ、民営化を前提にこちらの土俵で精査する資料を、外郭団体が提示するとでもしなければ、泥沼に入っていくだけではないでしょうか?

魔法使い  ++.. 2005/01/25(火) 08:07 [1415]

 
地方拠出金の問題からは少し論点がずれますが、役所・特殊法人などの組織は公私の区別が無いのではないかと思うこの頃です。社会保険庁の聞くだけで仰天するような公金の無駄遣い、警察の裏金作り、最近では大阪市役所の公金詐取等々、不祥事は枚挙に暇が無い有様である。残業もしていないのに残業代を支給していたとのこと、民間ではサービス残業が当たり前の時代なのに、である。身分保障されている階級には倫理観が育たないといわれているが、昨今見聞きする不祥事は倫理観以前の問題で、通常の感覚で判断すると詐欺・泥棒の類である。これらが、どうして刑事事件として告発されないのか。「誠に申し訳ありませんでした、今後改めます」で、済む問題であるのかどうか。申し添えておくが、日夜懸命に業務に励んでいる良心的な公務員も大勢いることも承知してはおります。
アル中技術士  ++.. 2005/01/28(金) 16:35 [1420]





 マナー考 
マナー考
10年くらい前から、エスカレーターに乗るとき、東京では右、大阪では左?さて、名古屋はどちらか。
てな質問をよく受けました。
私は、その質問の意味がわからす、名古屋では、みんな並んで乗っていますよ。と返事をしたら怪訝な顔をされた、また、それが現代のマナーと教えてもらった。

時は過ぎ。
最近、名古屋の地下鉄では、エスカレーターに乗るとき、「歩かない、走らない、」「二列に並んで乗る」・・・という張り紙が張り出されました。
例によって評論家は、「@他の都市では、マナーとして定着しているものを、今更注意するものはいかがなものか。A急ぐ人にとっては、前がふさがっていると迷惑する。B一方をあけておいた方が効率的だ。」など、適当に放言して稼いでいました。

 
雑魚  ++.. 2005/01/20(木) 12:54 [1405]

 
冗談じゃ無い、@人を押しのけて通る事が何故マナーか、マナーとは人の事を思いやるのがマナーじゃないか、特に弱者に。A急ぐ人は階段を3段置きくらい駆け上れば良いのではないか。B一列より二列で通行した方が効率的に決まっている。確かに、急ぐ人に取っては効率的だが、普通および弱者の人に取っては、二列の方が効率的に決まっている。(エスカレーターは弱者のためにある、急ぐ人は対象外)

図面筒を持ってエスカレーターを駆け上るコンサルの人。「約束の時間に遅れたらマナーに反する」。は全然理由になっていませんよ。あなたの周りの人は、余裕をもって、周りの人と協調しながら行動しています。それが普通のマナーというもんです。

雑魚  ++.. 2005/01/20(木) 12:56 [1406]

 
へー、名古屋も結構やるモンですね。雑魚さんの言い分に賛成です。私は東京や大阪にはほとんどいけませんが、エスカレーターの妙に取り澄ましたあのルールには違和感がありました。違和感氷解です。
 間違ったルールは変えればいい。
おっしゃるように弱者阻害ルールで、交通弱者は特別と言う考え方はバリアフリーと相反する考え方ですね。
 名古屋方式を全国に広めましょう!

魔法使い  ++.. 2005/01/23(日) 13:48 [1409]

 
小生は若くは無いので、基本的にはエスカレーターは利用しません。横に階段があれば、階段利用です。只でさえ筋力が衰えていくのに、自動階段昇降機を使って、筋力の衰えを加速することもないと考えています。

あと40〜50年して、自分の体を自分で移動させるのがシンドクなったら、元気な若者を押しのけて利用しようと考えています。

しかし、東京駅にはエスカレーター、エレベーターでないと行けない、ホームがあった。あれは階段は非常用しかないのですかね。

YOSHI  ++.. 2005/01/23(日) 22:43 [1410]





 無題 
話は変わりますが。
「勝つところを見せたかった」高見盛親孝行できず。
14日、青森出身の高見盛の母、寿子さんがはじめて、升席で幕内の取組を観戦したが、息子は土俵際で逆転負け。高見盛は、「ぶざまな姿をみせて申し訳ない」と泣きそうになっていたそうです。
いくらがんばっても、結果が出ないときの自分を思い出しました。
ところで、魔法使い殿、貴殿の勇気ある積極的な行動には尊敬します。貴殿の技術を生かし成功されるこことを同じ技術士として影ながら応援します。そして成功して後輩に伝授してください。


 
新エンジニヤ  ++.. 2005/01/14(金) 21:23 [1403]

 
 新エンジニア殿、まったくスレに関係ないことを書き込んですみません。
風の中の昴
砂の中の銀河
みんな何処へ行った・・・・
プロジェクトXのテーマ曲ですが、建設コンサルタントの技術者がこの番組に取り上げられることはないだろうなぁ・・・と寂しく感じるのは小生だけであろうか。
 列車を通しながら改修する鉄道橋の設計、家屋が密集した市街地に建設する橋梁の設計、地域を縦貫する幹線道路の設計、農地整備の設計、東北新幹線の橋梁設計などなど・・・・多くの技術者達が家庭を顧みる余裕も、余暇を楽しむ余裕も無く、ひたすらに遂行した。
 一緒に仕事をした仲間の中には連絡も出来なくなった人もいる。彼らは何処に行ったのか。

アル中技術士  ++.. 2005/01/20(木) 16:50 [1407]





 専属契約型技術士の可能性 
私事ですが、2004年も押し詰まった冬、小さな測量設計会社を退職し、独立する事を企画しました。しかし、独立事務所として活動していくのは、建設部門では下請け業務と変わらなくなる事を恐れ、企業内技術士と独立技術士の中間に位置する専属契約型技術士として、将来の完全独立を目指すこととしました。
専属契約とは基本報酬を定めた上で、建設部門の特定分野のプロフェッショナルエンジニアとして、活動していくことです。従って、企業内技術士のように勤務時間に制約はなく、私と契約先で企画した提案事業が、客先に採用されれば成功報酬が得られるという仕組みです。企業内技術士でも独立技術士でもない専属契約型技術士を目指しているわけですが、こうした就業形態は今後の技術士のあり方として、一定量の範囲内で定着していくのではないかと考えました。
 特に企業内で閑職に追いやられ、ISOや照査専任でくすぶっているベテラン技術士の方々にとっては参考になろうかと思います。また、朝から深夜まで土日返上で働かざるを得ない若手技術者が、技術士取得を機会に所属企業から一定の距離を置き、別会社も視野に入れた、専属技術士契約によって、時間的余裕が確保され、技術士本来のコンサルティング業務が出来るのではないかと考えます。
建設部門の技術士は国土交通省の技術管理者制度に守られていることもあって、企業に寄りかかっている方が多いようにも見受けられます。技術士は本来個人の能力に与えられた資格である事を考えると、企業内技術士といえども、合格した時点で会社と専属契約を締結しなおし、独立意識を持って働くことが、技術士の地位を高め、独立意識が高く自律した技術士を創出することにつながっていくのではないかと考えました。こうしたニーズが一定量あるとするなら、これをサポートするようなNPO組織を立ち上げるのもやぶさかではありませんが、皆さんはどのように考えられるでしょうか?

 
魔法使い  ++.. 2004/12/30(木) 11:36 [1384]

 
追伸、私の退職に関するてん末記は下記のブログに
http://blog.livedoor.jp/mahoutukai1/
また、青い炎さんの技術士建設部門を目指してのブログは
http://blog.livedoor.jp/hamaguri1101/
です。馬齢を重ねた50代技術士と、若き30代技術士の心根を合わせてお読みくださり、何かの参考にされれば幸いです。

魔法使い  ++.. 2004/12/30(木) 12:08 [1385]

 
魔法使い殿、お久しぶりです。そうですか・・・独立なさるのですね。頑張ってください。組織から離れて自立するというのは大変だと思いますが、その反面、実りも大きいと思います。小生は二十年ほど以前に自営の道を選択しました。現今と社会情勢は異なっていますが、誠意と熱意があれば必ず道が開けると信じています。
 ただ、言わずもがなのことでありますが、プログの「頑張るぞ」で企業助成金のことが述べられていますが、活動資金の借り入れは慎重に判断なさることをお勧めします。ゼロからのスタートならまだしも、マイナスからのスタートは避けられたほうがよろしいかと愚考します。なりふり構わずに仕事をし、それを活動資金に当てることが安全な道かと思います。
 どうか地道に気長に構えて、貴殿の技術と資格が生かせる道をお開きくださるよう祈ります。

アル中技術士  ++.. 2005/01/05(水) 10:14 [1391]

 
助成金はNPOを立ち上げようとする団体に対し、あるサービス業者が、買い物客が募金したお金を、再配分するというもので、貸付ではありません。つまり、市民がNPOに寄付をしたのと同じです。
 以前、貴殿が書き込まれた独立○箇条は肝に銘じ、無借金でいきます。最近酒がめっぽう弱くなりました。一献差し上げたいと思っていますが、いつになることやら。

魔法使い  ++.. 2005/01/05(水) 10:56 [1392]

 
そうだったのですか、小生の知識不足でした。
 ところで、貴殿(式部殿)の下記の歌は心に染み入りますなぁ・・

「冬枯れの 季節に一人職を辞し 地図なき明日を 一人夢見ん」

 この歌から、前途への不安と期待を持ちながら、凛然として前を見つめる単独行の旅人の姿が浮かびます。この投稿欄から窺い知る
貴殿の持つ広い知見と暖かな人間性が、貴殿を必ず成功に導くと小生は信じます。
 小生も酒に弱くなりましたが、いつの日か一献傾けたいものですなぁ・・・・
 辛口の酒に新鮮な魚・・・・楽しみですなぁ・・・・
 

アル中技術士  ++.. 2005/01/05(水) 14:41 [1393]

 
魔法使い=和泉式部として、とんだ失敗をしでかしております。
一人を繰り返したことです。私はこの掲示板を通じて一緒に行動する仲間を求めたわけですから、ここは
「冬枯れの 季節に一人職を辞し 地図なき明日を 共に夢見ん」とすべきでした。
 同床異夢でいいと思います。技術士の生き方は多様(=異夢)であるのが当然だからですが、明日の技術者の世界を切り開いていく(=同床)という意味では共通だろうと考えるからです。

魔法使い  ++.. 2005/01/06(木) 08:44 [1394]

 
独立にあたっての経営ノウハウなどをサポートするとか、独立後に専門技術を生かしたスポット受注を企業との間でコーディネートするとか、サポートにもいろいろありますね。
ニーズがあれば商売ができるというのが原則ですが、ネットを活用して全国から専門技術のニーズを拾い集めてスポット受注を繰り返すという方法もあるかもしれませんね。
でも、公共事業に勢いがあったころは、手持ち技術を持って独立し、やっていること自体は会社でやっていたことと変わらないというのがよく見られましたが、今はそんなことはなかなか見込めないので、ニッチへ向かう傾向がありますね。

「住民主体のまちづくり」の普及に伴って、NPOとして「商売」をする方法も多くなっていますね。これなどまさに手探り、「地図なき明日」ですね。
 僕の前に道はない。
 僕の後ろに道はできる。

APEC  ++.. 2005/01/08(土) 18:14 [1395]

 
魔法使いさんの馬力なら何とかなるでしょう。
人間、健康なら道は開けます。
最近は、私も、友人も、ウォーキングで体を鍛えています。

今後の、いろいろな可能性についてレス(教えて)してください。

雑魚  ++.. 2005/01/08(土) 20:48 [1396]

 
NPOによる住民力をサポートするまちづくりや地域起こしは、専門技術を生かせる分野だと思っています。元々社会資本整備は非営利の性格が強いので、NPOには向いていると思います。
 もう一つは施設管理者制度です。
http://www.npo-support.jp/npo_support/ns300.php
 施設管理者としてNPOで対応してまちづくりや公園整備管理に進出するというものです。例えば、別のスレで書きましたが、小学校の廃校が相次いでいます。これをリニューアルオープンして成功させる知恵が求められます。ハードでなくソフトな知恵です。
 社会資本整備は行政がやるものと決め付けるから仕事がないと嘆くことになりますが、PFIもあります。
 建設関係の技術士は行政へのもたれかかりを脱出して、NPOやPFIなど、民間参画型を目指してはどうでしょうか?
 

魔法使い  ++.. 2005/01/09(日) 08:44 [1397]

 
ダムのリニューアルと言うのはいかがでしょうか?壊すと言った単純な話でなく、生態系保全ダムにするとともに、下流には生態保全をより効果的にするための定量放水を行う事を目的にするとか、余剰電力は電気分解に使って水素社会へ貢献するとか、素人発言ではありますが、ブレーンストーミングしたいですね。
魔法使い  ++.. 2005/01/09(日) 08:55 [1398]

 
すいません。教えてください。
お奨めされている専属契約型技術士の「専属契約」とはどういうことを指すのでしょうか?
専属契約とは税法などでは「一定の者のために役務を提供し、又はほかの者のために役務を提供しないことを約束すること」と思っていたのですが。

力不足  ++.. 2005/01/10(月) 10:37 [1399]

 
税法上はともかく、私の場合は勤務時間に拘束されたくなかったので、勤務時間についても契約をしました。具体的に言えば、出勤日を決めました。出勤日以外で必要な時は連絡を貰う事としました。見方によっては、フレックスタイム制にも似ていますし、外注業務にも似ています。はっきり違うのは技術士としての能力給はありますが、サラリーマンのような給与体系ではありません。どちらかといえば、プロ野球の選手契約に近いと思います。実績が上がれば、出来高払いもあります。(現在試行中なのでファジーですが)
 従ってサラリーマンとは違うと言うけじめをつけるなら、例えば、技術士合格後、所属する会社を一旦辞め、その会社の専属の技術士として契約するのでそう呼んでいます。勿論別会社と契約するのも自由です。ただし、時間管理はされません。
 完全独立して技術士事務所を名乗る場合は、特定の会社の名前を名乗って業務を行うことが出来ないと思いますので、専属契約技術士というふうに区別してみたわけです。
 薦めているというよりそういう生き方もあるのではないでしょうかという程度です。サラリーマンと違って時間は自由ですが、リスクもあります。リスクをとってもやる意味がある人とそうでない人がいるからです。たとえば役員になっていたり、社長になっていたりする技術士にとっては、意味がないと考えるからです。

魔法使い  ++.. 2005/01/10(月) 15:22 [1400]

 
追伸、普通に考えると、専属契約を会社に申し出ようものなら『技術士に受かったといって付け上がるんじゃない』と一蹴されると思います。やるなら、別会社にいく覚悟で交渉することが必要ですが
この不況の最中、あまりお勧めは出来ません。
私が薦めたいと思っている人達は、
@企業内で閑職に追いやられ、ISOや照査専任でくすぶっているベ テラン技術士の方々
A会社に出社するのが苦痛になり鬱寸前の技術士。
B朝から深夜まで土日返上で働かざるを得ない生活に疑問を感じて いる若手技術士
ですが、不況の最中ですので、今がよければという現状維持も当然の選択肢です。ただし、現状維持だけでは数年後『茹で蛙』となる可能性が十分あることも確かです。
いずれにしろ、右肩下がりの業界で実行するには、かなりの蛮勇を必要とします。勿論、実行すれば気持ちのいい青空付きですが。

魔法使い  ++.. 2005/01/10(月) 21:49 [1401]

 
ご回答ありがとうございました。

> どちらかといえば、プロ野球の選手契約に近いと思います。実績が上がれば、出来高払いもあります。(現在試行中なのでファジーですが)

プロ野球の選手契約は専属契約だそうです。

>  勿論別会社と契約するのも自由です。ただし、時間管理はされません。

普通、専属契約というと他社との契約は自由でないということなのでお伺いしました。
ご回答ありがとうございました。

力不足  ++.. 2005/01/11(火) 08:08 [1402]





 官の技術者の責任? 
公務員の技術士(建設部門)です。

三菱自動車のリコール隠しに続き、技術者倫理に関わる問題がニュースとなっています。

1,三井物産の排ガスデータねつ造
三井物産が排ガスデータをねつ造し、東京都から粒子状物質(PM)減少装置の承認を得ていた。

2,防衛庁・三菱重工のミサイル開発不備問題
 防衛庁は三菱重工業のミサイルの開発不備問題で、同庁技術研究本部の関係者7人を処分した。防衛庁によると、同社はミサイル開発の過程で十分な強度試験を行っていなかったが、技術研究本部の担当者らは技術審査で、十分に確認しないまま同社の報告書を了承。さらに、強度試験に不備があるとの情報を入手しながら、上司に報告しなかった。

2つのケースとも、企業として開発段階の基本的な取り組み姿勢に問題があり、その道義的責任は大きいと思います。しかし、それを見逃した(見抜けなかった)官側の責任については、東京都と防衛庁とで、その対応が大きく異なっています。この2つの違いはどこからくるのでしょうか?
官の技術者の役割を改めて考えさせる事件でした。


 
お役所  ++.. 2004/12/27(月) 23:52 [1380]

 
元公務員のコンサルタントマンです。両事件とも詳しい事情は知らないのですが、2つのことが頭に浮かびました。

一つは技術畑の公務員の技術力です。防衛畑等には疎いので、建設分野の例を引きます。昔から官庁技術者はプロジェクトのコーディネーター的な仕事が多かったのですが、現在ではPI、広報、住民調整等といったソフトな仕事の割合がさらに多くなった結果として技術業務の外注化が進み、さらなる技術面での空洞化が進んでいるように思えます。
旧建設省が行った分析で将来は官庁技術者はコーディネーターに徹し、コンサルタント技術者は技術面でのアドバイザー機能が必要になると予測したのがありました(言葉はすし違っていた?)。専門深化する技術に対する対応方向はこれでよいのでしょうが、チェックが重要であると見る場合にはこの点に問題が残るように思えます。
 
もう一つは官庁の組織における個々の業務(の技術面)に対して誰が判断するのか、責任は誰にあるのかといったルール付けが十分ではないことが表面化した事例のように思えます。この問題は別段、官庁組織に特有の問題ではなく、民間組織でも同様でしょうが、先ほどの技術力の問題と兼ね合わせると問題が残っているように思えます。

論点が不明確ですが、昼休みが終わってしまったので発信します。

W  ++.. 2004/12/28(火) 13:00 [1381]

 
役人は顧客(国民)の代理として、商品を発注して受け取る、重要な業務に携わっています。
それには高度な技術力と使命感が必要です。
役人に必要な高度な技術力とは、確かな物を見極める鑑定眼の事だと思います。
役人の方々は、数多くの成果品を見て、比較し、良い物は良いと見極める鑑定眼が、民間の技術者より優れていると思っています。
そして、使命感とは・・・。(どこかに気の利いた事が書いてあるはずです。):自分の使命が見つかると使命感は自然とわいてくる。
さらに、鑑定家からみた技術という物を民間にフィードバックすることも重要な役目と思います。

何でも鑑定団の中島氏は、優れた鑑定家ですが、物を作る職人では有りません。しかし、鑑定家として一流であることは誰しも認めるところです。
役人の方々も、一つの技術の方向として、優れた鑑定家を目指してください。

雑魚  ++.. 2004/12/29(水) 14:15 [1382]

 
今年も残り20時間を切りました。私事ですが(私なりに)公私共、様々なことがあった1年で、なんとなく眠れず、こんな時間ですが、今年1年のことを思い返しています。この掲示板にも殆んど参加できませんでした。が、折角でもあり、また私の本来のHNは年末・12月限定なので、最後に本来のHNで書き込みします。

●私はこのスレのタイトルに言う「官(県庁)の技術者」で、3年前に久しぶりに現場(所謂「土木事務所」)に出ています。10日程前に職場で、近隣の事務所の代表者数人(技術職)が集まって懇談会が開かれました。そこで出た若い方の意見の多くに「今、自分に何が必要なのかが分からない」「今後、我々が持つべき、あるいは求められる技術力とは何だろうか?」がありました。●確かに、今後、技術がより細分化(というか複雑化)するであろうということ、また、より高度な説明責任、情報公開が必要とされるということ、あるいは、自らの「公務員」という立場と効率的な分業システム・・。と書けば、そこで出た「意見」は至極まっとうなモノに思えますが、実は私はその意見の裏に(残念ながら)「技術者」としての自分に対する「危機感」「自覚」の不足を感じていました。●もちろん「技術者」と自覚することを強制する必要も無く、私が感じた印象も「独りよがり」かもしれません。今後は「官の技術者」は必要の無い時代は案外近いうちにやって来るかもしれません。●話が横へ行きそうになりましたが、つまるところ私は「自分を技術者として自覚するかどうか」だと考えています。「官」とか「民」
に縛られず。発注者責任として「より良い物を低廉な価格でタイムリーに」なんて言いますが、これは技術者全てが内部化すべきこと
であり民間同士の契約では当たり前のことですね。たまたま建設分野では「官」がインフラ整備という「事業」を行っていますが、これに限らず、技術者は「効用の最大化」という同じ目標に向かうべきだと考えています。そんな曖昧なものでなくとも、それぞれの技術者が「自覚」を持ち、「技術にこだわろう」とすることで結果的に目標に近づけるのではないでしょうか。「公」が行う事業の、真の発注者は「公」ではなく、私を含め多くの「民」である筈です。●なんだか話が脱線気味で、おまけに青臭い話になりましたが、つまるところ「自覚の問題」と言いたい訳です。四の五の言わずに、とにかく、やってみるしかない。逆に、そうすれば何かが見えてくる。今までとは違うモノが見えてくる。●無礼を承知で言わせてもらうと、この度の災害だって、被災された方々は大変な苦労、心労だと思うが、技術者の目で見たとき、一度作った構造物を我々は破壊することは出来ない。我々は様々な理論や実験からモデルを構築するが、そのモデルが真に「利用性(再現性)」があるのか、確かめる最も有効な手段は「破壊を確かめること」ではないか。しかし現実的には不可能である。ところが災害によりそれが現実化する。災害こそ壮大な実験室であり、原因(風や波高)や結果(破壊)を綿密に考察することで、次に被災を食い止められるのではないか・・。そんな意見を言ったら、ちょっと浮き気味でした。●という私もまだまだ未熟で、「これから!!」を自覚したいと思います。(同時に「ため息」も出ます。)

スレの主旨からも随分離れてしまいました。久しぶりとは言え、余りの言いたい放題すいません。
正月三が日は寒いそうです。皆さんご自愛されてよい年をお迎えください。
また口答試験の結果待ちの皆さんに来年は吉報が届くことを祈念しています。

忘年会頑張りすぎ(やっぱり頑張りすぎ)  ++.. 2004/12/31(金) 05:25 [1386]

 
お役所さんご紹介の事例は、技術者倫理維持向上と専門技術力確保の2つの問題を提示していると思います。

技術者倫理については、個々人の意識・努力も必要ですが、それと同等以上に組織としての取り組みが必要だと思います。
「朱に交われば赤くなる」、職場に「それ位いいじゃないか」という雰囲気が蔓延する中では、どうしても引きずられてしまいます。
役所は国民への奉仕者の最前線にいる者としての正直さ、組織擁護優先から公益優先への意識転換が必要でしょうし、コンサル等民間は、世の中の役に立つ仕事をしてはじめてカネをもらうという商売の原則に立ち返る必要があるでしょう。特に土木建設業はバブル崩壊以降、インフラ整備のためというよりも、土木建設に携わる役所・企業の既得権益を守ることを優先させてきた面が多分にあり、それがゆえに国民の信頼を失ったのではないでしょうか。

専門技術力については、専門分野における高い技術力を持ちつつ、これに特化せず広い俯瞰的視野を持った「T型」技術者が求められているのですが、なかなかそんな人材はおらず、役所に行けば何でも屋さんの広く浅い「−型」、コンサルに行けば自分の専門分野に閉じこもった「I型」が目に付きます。深いところがなければプロならではのセンスというかカンが身につかず、といって狭く深くでは物の見方があまりに一面的ということで、国民からインフラ整備を任せてもらえるのはなかなか難しいということになってしまいますね。
個々人がT型を目指して努力すると同時に、連携により「−」と「I」で「T」といった方式も模索していくべきなのかなと思います。

PFI事業でSPMを専門とする企業が現れたり、PPPが広がったりする中、会計検査などを一部民間にアウトソーシングするなど、官民連携が進んでいくのではないでしょうか。
そのためには、倫理面でも、また技術面(特に「−」型の広がりの面)でも、行政からも国民からも信頼される民間企業が出てこないといけないんだろうなと思います。

APEC  ++.. 2005/01/05(水) 01:25 [1390]





 少子化に挑む 
 日経新聞1月1日第1面に、少子化に挑むという特集が組まれている。そのなかで、社会資本の利用者不在という小見出しの次に、国土交通省は幹部会で資料を配ったとある。
 人口減社会の社会資本整備と題するその資料の結論は
『2030年度には新規の道路や橋を作ることは出来なくなる』
 積み上がった社会基盤の立替費が膨らみ、2050年度には維持管理に25兆円かかる、と推計しているらしい。
 北海道の高速道路どころではない、日本がハードで作った施設の利用者がいなくなるというのである。その一例が、現在、地方の過疎地で静かに進んでいる。小学校の廃校である。先日新聞記者に聞いたところ、廃校は数が多すぎて記事にならないといわれた。
 25年後といえば、今35歳の働き盛りの現役が60歳になる時である。
 維持管理に生きる、この業界で生きようとすれば、否応なくそうなる、そんな時代が確実である。どのように生きるか?この1年、明日の進路を共に知恵を絞ってみる必要がありはしないか?これが1年の計になることに忸怩たる思いはあるが、妄想を抱いていても意味はないと考える。
 私としては、自分の還暦や年金を計算するのでなく次の世代の生きる道を共に考えることに費やしたいと思うがどうであろうか?
 

 
魔法使い  ++.. 2005/01/01(土) 08:49 [1387]

 
結局は”今がよければ・・・”、”くさいものにはフタをする・・”
などといった、昔からの役人体質が染み付いてしまっているのでしょうね(公・民にかかわらす)。
おそらく、そんな時代の本性が見え隠れしてきたときに慌てるんだろうなぁ。
形だけの民主主義を正義としてきた代償ともとれるかな。
私はまだ30半ばの技術士ですが”自分の身は自分で守るしかない”と感じていますね。
今の行政には何か妙案を望むことは酷かと思いますよ。
少子高齢化を行政のせいにはできませんからね。
バブル崩壊や過疎化の進行などなどの問題は全国民でしっかり背負わなければならないことだと思いますよ。
まぁそんなようなことを行政でしっかりリードしていってくれればうれしいんですがね。
結論!!
やっぱり自分の身は自分で守りましょう。人(行政)のせいにしても何もはじまらないでしょうよ。

辛口技術士  ++.. 2005/01/04(火) 08:38 [1388]

 
始めて投稿させていただきます。
行政もその時代その時代で、楽観的観測、つまり半永久的な成長を前提として物事を決めてきたのでしょう。しかし、辛口技術士さんがおっしゃるように、「今がよければ」的な発想と言わざるを得ません。今の行政に妙案を望むことは確かに難しいと思います。私も10年あまり、行政の方々とお付き合いをしていて、やはり大きな組織であり、ちょっとやそっとでは発想の転換は難しい、合わせて、人事の仕組みが一つのことにじっくりと取り組むようにできていない。その時がよければ・・・という気分にもなるだろうと納得してしまいます。
戦後の日本は、あまりにも自分たちの文化やアイデンティティを見つめずに突っ走りすぎました。いえ、それはもう明治維新の頃にその傾向は現れていたともいえます。私は、自分の専門の技術分野以外にも文化論や風土論、教育や心理学等いろいろと興味を持って本を読みかじってきましたが、技術の周辺にいろいろなものが見えてきます。なぜ日本という国がこんなに急速に経済成長に乗り、一方で、国民はあまりに精神的な成長をおろそかにしてしまい、そのひずみが、すさんだ子供や子育てのできない親に現れ、そして、少子化を招いたか。そして、これからの生きる道はどうあるべきか。少子化の問題も教育の問題も、様々な要因が絡み合って複雑で根が深く、表面的な対策では解決は難しい。しかしその解決のためにまずは、特に戦後、自分たちの歩んできた道について反省し、どのようなことが起こってきたかを静かに振り返ることから始めることが近道のような気がします。
また、先人達の生き方に学ぶ謙虚な心を持つこと、そして効率化を金科玉条にしてきた近代科学傾倒や、ものを作ることが全てという発想への反省が必要だと思います。技術が目指すところは西欧からきた近代科学だけが拠り所ではないはずです。それからの発想の転換が必要な時代に入った、そんな気がします。
現時点で直面している問題への解決を急いで考えることも必要ですが、様々な背景を分析することによって解決の道は違ったものになるはずです。また、建設分野の視点だけで考えていると、「つくる、つくらない」といった資本の整備という軸から抜けられない。なるべく広い複雑な背景を知った上で、広く他の分野の人達と議論し、「全国民でしっかり背負わなければならない」ことを行政のみならず多くの人に説明していくこと、一緒にこれからの生きる道を考えていくこと、そして専門分野から技術的な支援をすること、それがこれからの技術屋のあるべき姿かと思っています。またそうありたいと。
長くなりました、すみません。でもこういう議論、有意義だと思い参加させていただきました。

ゆう  ++.. 2005/01/04(火) 12:09 [1389]





 景観マネジメントの必要性 
地方の活性化には、景観マネジメントが必要ではないかと考えています。
 景観といっても、見た目の美しさといった表面的な話だけでなく、観光、芸術、衣食住、地域の自然、歴史など、地域の『風土』をすべて取り込むという意味での景観マネジメントです。
 景観は導入時、見てくれの良さから入ったため、日本人の心に馴染みにくい、よそ行きの思想になってしまったのではないでしょうか?
 そろそろ、、形から入るだけでなく ,コンセプトをきちんと立て、好き嫌いという恣意的な選択でない事業が中心にならないと、いつまでたっても見てくれだけで終り、住民の生活の中に浸透しないと考えます。景観に関わっている専門家とともに、市民の視点を含めて、議論してみませんか?
 私は、景観は風土にまで深化しないと意味がないと考えています。例えば,生物多様性ですが,森や川も生物がいて初めて深化します。レイチェル,カーソンの言う「沈黙の春」では具合が悪く、見てくれのよさだけを追求する景観事業では,ダメだというのはそう言う意味です。

 
魔法使い  ++.. 2004/11/22(月) 11:53 [1327]

 
魔法使いさん、しばらく様子を伺っていましたが、なかなか反応(レス)がないようですね。テーマが少し重いかもしれませんね。
ここでの主キーワード=「景観マネジメント」の解釈の一つとして、私が杜ハヤ掲示板に書き込んだ内容の一部をそのままコピーしました。議論の種(契機づけ)になればと思います。

日本語で「景観」というと狭義にとらえらますが、私は独語の「ランドシャフト」を訳した「景域」という言葉が好きです。
やはり土地≒風土と人間(文化)社会に加えて、自然(生態系)をも統括するマネジメントが重要と考えます。
現状で「景域マネジメント」といえばよけい混迷するかもしれませんので、あえて「ランドスケープ・マネジメント」と呼べば馴染むかもしれません。

つったん  ++.. 2004/11/24(水) 01:06 [1330]

 
つったんさんに同感です。私もランドスケープといったほうが馴染みます。
一昨年だったか、近くの山城跡の自然環境調査をした時に、すごく「気持ちのいい場所」を見つけました。
ちょっとした台地状の平坦地で、館跡らしいのですが、周囲にかなりの樹齢の大木が適当な間隔でたっており、通り抜ける風が気持ちよく、切り株にずっと座っていたいと思いました。
ああいう気持ちのよさは、眺望や音(サウンドスケープというのもありましたね)、臭いなどなど、五感の上での微妙なバランスで成り立つものなんでしょうから、人間が手をつけると変わってしまったりするのでしょうね。
そうすると、「気持ちよさ」をあらかじめ予測・セッティングして設計するというのは大変だなあと思います。
単なる雑感でした。

APEC  ++.. 2004/11/24(水) 18:28 [1331]

 
ランドスケープについては、こちらのHPがわかりやすく詳しいです。
「ランドスケープをしよう」
http://landscape-project.net/

 私が学生時代には、経済的な価値がはかりずらい景観の価値を一般に理解してもらうかについてずいぶん議論しました。しかし、今では景観緑3法などが制定され、各自治体も積極的に景観づくりに力をいれています。この時代の変化に正直うれしい驚きを感じて感慨にふけってしまいます。

 さて、魔法使いさんのいう「景観マネージメント」という言葉について、私は景観を構成する土木構造物や自然環境、建築物、人などを景観のトータルな視点でコーディネートすることを直感的に発想しました。個別の構造物で景観づくりをおこなうのではなく、ランドスケープの視点で個々の構造物をデザインし、全体の調和をもたらす役割の必要性を感じます。

 もちろん、「良い景観」という概念は専門家を含め多くの住民と話し合い共有することで形づけられていくことが必要と思います。

happa  ++.. 2004/11/26(金) 07:15 [1332]

 
このテーマを少し違った角度(技術士試験)から思案してみます。

本年度の第二次試験の中で、建設部門(建設環境)の専門問題(Aグループ)に、以下の問題がありました。
「美しい国づくり」について、あなたの考え方を述べるとともに、建設分野において取り組むべき課題を2つ挙げ、それらが課題とされる理由及び対策案について記述せよ。

問題文のキーワードは、いうまでもなく「美しい国づくり」です。
ご存知の方が多いと思われますが、昨年7月に国交省から「美しい国づくり政策大綱」(http://www.mlit.go.jp/keikan/taiko_text/taikou.html)が出されました。
本大綱によると、キーワードは「(美しい)景観・風景」となります。
この問題は、たとえば本大綱に記載された「美しい景観形成のための施策」に沿った上で、建設分野技術者としての意見(考え方)を求めていると捉えることができます。
大綱に沿うと、課題として、たとえば
@人材育成、A情報提供等、B技術開発 等が挙げられます。
そして、対策案については、大綱の末尾に掲げられた15の具体的施策をうまく絡めて「私の考え方」としてまとめるという論述方法が考えられます。
(以上は、私が担当した「虎の穴」受講者からの専門問題への対応について、アドバイスしたものを抜粋しました。)

つぎに、大綱に書かれている内容を一部抜粋します。
U 美しい国づくりのための取り組みの基本的考え方
 (1)取り組みの基本姿勢
   ○地域の個性重視
 歴史、文化、風土など地域の特性に根ざし、自然と人の営みの調和の下で地域の個性ある美しさを重視していくことが重要である。また、地域の個性は、その地域の人々だけではなく、そこを訪れる人々や専門家など外部の評価も踏まえることでより確かなものとなる。

このように、大綱の中では若干ですが、本テーマに近い内容のものが含まれています。
これを「課題」の一つとして挙げ、その理由と対策案を述べるのも、当該試験問題の解答の一つであったかも知れません。
また、これはすなわち、本話題提供(テーマ)にも通じるものだとも考えます。
しかし、大綱全体を見れば、「まだまだ「景観」といイメージが、見た目の「風景」から脱却していないな」というのが私の率直な感想です。

なお、本テーマは、建設部門の技術者に限らず、技術士の部門(科目)でいうなら、@農業部門(農村地域計画、農村環境)、A森林部門(森林環境)、B水産部門(水産水域環境)、C応用理学部門(地球物理及び地球)、D環境部門の技術者らで議論できれば、おもしろいものになるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

つったん  ++.. 2004/11/27(土) 06:44 [1334]

 
私は農業が専門ではありませんが、農村ランドスケープは破壊されつつあります。私の住んでいる県の農用地のうち、80%は中山間地です。高齢化率は25%を超えているはずです。棚田は耕作放棄されていきます。
 都市の景観も大切ですが、ルーラルランドスケープが失われるようなことになれば、いずれ都市は滅びます。

魔法使い  ++.. 2004/12/01(水) 17:02 [1338]

 
皆さんから書き込みがないのは、口頭試験期間中ということもあろうかと思いますが、やはりテーマが重いのでしょうね。
このようなテーマは理想論は語れても、具体的施策・推進策・提案事項等は切り出しにくいですよね。かくいう私も同じです。

そこで、若干、本テーマからは外れるかも知れませんが、「景観」の維持管理のベースとなる「生態系」及び「ランドシャフト≒ランドスケープ」について、それらの概念を私なりに(一般論かな?)整理しました。
@ひとつの「生態系」は、ご存知のように「生物」と「非生物」(大気、水、土壌等)の集合体です。
また、この生態系の空間的表象を「エコトープ」と呼ぶことがあります。
エコトープには、大げさに言えば、地球誕生時の土地(「立地」←この概念も難しい)に生物が生成され、それ以後の生態系創造・変遷の歴史(時間的変化)が含まれます。
Aこの「生態系」(エコトープ)の集合体を「ランドシャフト(Landschaft)」=「ランドスケープ(Landscape)」=「景域」=「(広義の「景観」)」と呼ぶことができます。
このランドシャフト(Landschaft)は、無論、人間の生活圏(特に農山村、都市地域等)を含んでいます。
B「生態系」には種の多様性があり、それと同じように「ランドシャフト」にはエコトープの型の多様性があります。

このランドシャフトを人間が放置・維持・管理する、すなわち景域(景観)を保全するという学問→「景観生態学」(Landscape Ecology)が生まれました。
我々は、この「景観生態学」をうまく活用した景観マネジメントへの取り組みが、今後必要(課題)かと考えます。
またまた抽象論(概念論)に留まり、申し訳ありませんでした。意見交換への足がかりとなれば幸いです。

つったん  ++.. 2004/12/09(木) 05:28 [1355]

 
追伸です。
私が述べた用語の定義等が比較的分かりやすく解説されたサイトをいくつかご紹介しておきます。
@生態系(http://www.yk.rim.or.jp/~mitsunob/b-physio/b40.html
Aエコトープ(http://af2.kpu.ac.jp/9th_bio_html/4.html
B景観(http://www.tabiken.com/history/doc/F/F219L100.HTM)、景域(http://www2.educ.fukushima-u.ac.jp/~abej/deut/qaf_l1.htm
C景観生態学(http://www.mag.keio.ac.jp/~masanao/tmp/kw2-2-1.html
以上は、あちこちのHPから集めたものです。無論、先のhappaさんのご紹介サイトも含め、この他にもたくさんの参考サイトがあります。
執筆者によって、これらの用語説明には多少のニュアンスの差がありますので、そのあたりは注意してください。

つったん  ++.. 2004/12/09(木) 06:47 [1356]

 
お久しぶりです。
現地調査の徹夜明けで、自宅から書き込んでいます。

この一週間余りで、私の後に応答や新スレがないのには驚きました。
もしかして、私のレスが皆さんの書き込みの盾になったいたのなら、お許しください。
でも、私としては多くの人に「景観」に関わる用語のコンセプトを理解してほしかったわけです。
私自身、具体論が申し上げにくいのは民間コンサルに勤務しているためで、新規提案要件の紹介はある意味コンサルの守秘義務に関わってきますから。
これは皆さん(多くのコンサル等の方)にとっても同様ではないでしょうか。

乗りかかった船ということで、「景観」に拘らず環境保全の根底にあるものを多くの方に認識してほしいため、追加紹介します。
実は、紹介したい内容は、1年半以上前にこの掲示板(不具合によるリニューアル前)で魔法使いさん、APECさん、ガンさんらと議論しはじめて中途で終わりました。(その後、杜ハヤで続きの議論を行いました。)
そのときの議論内容から、とりあえずキーワードだけですが、ここに改めて抜粋させていただきます。
 @ガイア理論
 AユネスコのMAB計画(Man and the Biosphere Programme)
  →日本版MAB構想(自然圏、人間圏、バッファー圏)への発展
 B物質循環→森・川・海における循環型社会
 C自然共生型まちづくり
 D結(ゆい) etc.
以上は、縦・横にすべて関係しています。
また「景観保全」はいわば広義の「まちづくり」とも言えるかと思います。
そして、より多くの方(技術者)にこれらの正確な概念を理解していただき、現日本国(本当は世界、地球規模と言いたいが)の再生に尽力していただきたいと考えます。

つったん  ++.. 2004/12/17(金) 11:26 [1357]

 
景観は手ごわい、というかやっかいですね。
というのは主観的な要素が大きいからです。

一例として風力発電があります。
これは推進派からすると、地球温暖化防止を進める上でも、また、資源小国の日本にとってエネルギー確保のためにも非常に有効である、という立場です。
一方、反対派にからは風任せであり安定したエネルギー源にはならない、風の通り道は野鳥の飛行コースになり貴重な野鳥にも重大な影響を与える(実際にオジロワシ等の衝突事例もあるようですが)、電波障害を発生させる・・等の意見があるようです。
景観面では片方は観光名所としても活用できると主張するのにし、もう片方は景観を台無しにする、異様だ、という意見です。

悩ましいのは推進派も環境保全上の面を強調することです。地球環境問題の中で地球温暖化対策がもっとも差し迫った課題である。景観という主観的な部分で風力発電(巨大風車)に反対するのは情緒的過ぎる、等々。
それに風力発電施設は高さ100mを超える規模のものもあるのですが、周辺への圧迫感が強い割にはアセス法の対象にもなっていませんので意外とすんなり建設が進んでいるようです。

景観についてはこういった事例が多いのではないでしょうか。

九州人  ++.. 2004/12/19(日) 09:27 [1367]

 
 風力発電と言う事例が出たので、これをケーススタディとして話しを展開します。私は、風車が周辺の風景に対しどのような影響を与えるかと言う議論の前に、地域エネルギー計画として、風力発電を受け入れるか否かを議論し、合意を得るべきだと考えています。 
 それは地域によってエネルギー政策が異なるからです。例えば、原発がある地域では、それで、十分エネルギーが賄えるのだから、風力は必要ないという考えもあります。反対に、原発から新エネルギーに転換していくために、風力は取り入れるべきという意見もあるでしょう。こうした意見を集約し、風力発電に関する地域の政策を決定した後、風車の設置場所、その大きさ、高さ、本数、色彩などの議論に入っていくという構成を考えています。
 こういった手順を踏めば、途中でおもちゃ箱をひっくり返すような意見は排除できるのではないでしょうか?つまり、別の価値観同士の対立でなく、同じ土俵の上で議論すると言うルールを作れば、主観的な意見や別の価値観を振り回すと言った不毛な議論がなくなると考えました。

魔法使い  ++.. 2004/12/19(日) 09:58 [1368]

 
魔法使いさん、普通風力発電は企業の事業活動(売電)の一環として行われます。事業者としては地域エネルギー計画云々ということは考える必要もないのでは。考えてくれればありがたいことですがあまり意味がないような気がします。
それに周辺住民の合意形成などを(アセス条例等の対象となる場合は別でしょうが)必要とされることはまずありません。
魔法使いさんとしてはまずルール(アセスの対象とする?)づくり、というお考えのようですが、景観という主観、価値観の入り込む余地が大きい事業の場合、どのようなルールが望ましいのか、もし、いいお知恵がありましたらお聞かせ願いたいのですが。
私としては日本において、自然公園や文化財保護法等の指定地外では、地球温暖化対策とか、自然エネルギーなどのフレーズを並べられると景観保護サイドからすると理屈だけで太刀打ちするのは結構苦しいのではないか、という気がしています。

九州人  ++.. 2004/12/25(土) 21:05 [1374]

 
 景観緑三法には強制力があるときいています。この法律の運用に詳しくないのですが、多分これは、都市及びその近郊を対象としたもののようです。
 しかし、景観は本来国土全体にわたって保全されるべきと考えますので、景観緑三法に自然公園法も加え、総合的な対策が出来るように制度を検討する必要があると思います。
 ただ、私は景観保護論者でなく、景観保全論(保護、代替、再生)に組するので、立場が違うようですね。つまり、私は、かくあるべしと言う予見に基づいて、何かを決定するのは、あまりに柔軟性に欠けると思っています。ですから、ゾーン設定するとしても、景観保護地域、景観保全地域、景観再生地域といった地域になったとしたら、保全地域はファジーで悩ましいことになるでしょうね。
 利潤追求がミエミエなのに『地球温暖化対策とか、自然エネルギー』の有効活用を声高に主張されればむかっときそうです。
 ただ、時代が必要とするものが、新たな景観を創ることになるでしょから、風力については基本的に推進派です。
 回答になりませんね。

魔法使い  ++.. 2004/12/26(日) 11:37 [1375]

 
 風力発電用の風車もそのうちに送電鉄塔みたいに至るところに出現し、特別な違和感を感じさせない存在にならないとも限りません。
 しかし、これだけ各地に林立してきた風車を見ると、異様な印象を与えるわりには、地球温暖化対策の名を借りることで、景観より優遇されている、景観は二の次に置かれているという思いがありますね。
 私も景観保護論者ではないのですが、風車に関しては景観問題としてあまり白熱した議論というのが聞こえてこないのが気になります。もっとも、これは立地される場所が自然公園等の区域外とか、人家の少ないところであるとかによるのかもしれませんが。 

九州人  ++.. 2004/12/26(日) 23:14 [1376]

 
かつて、日本の農村地帯のあちこちに水車がありました。水車のある風景は日本の原風景として定着しましたが、今ではすっかり失われてしまい、観光用として作られているに過ぎなくなりました。
 それは、水車の持つ機能に変わる機械が出現したことによるのではないでしょうか?とすれば、風車は現代のエネルギーの基本である電力供給の一部を担う自然エネルギーとして、風況のいい地域の風景として定着して行ってくれるのではないでしょうか?確かに巨大風車ですので最初は違和感があるのですが、適正配置を心がければ風土として受け入れられる事を期待しています。それが、ランドスケープであり風土工学であると考えるからです。
 

魔法使い  ++.. 2004/12/27(月) 10:23 [1377]

 
景観マネジメントという今ひとつ解らなかったのでロムしていました。

自然にとって異色な景観も、何百年もたつと違和感のない景観になると想像されます。オランダの風車もあちらこちらに建造された当時は、評価ができない異色な景観だったと思います。
風力発電施設も、1000年もたてば、新エネルギーにとって替わられ、観光施設となるでしょう。(または、人類が滅亡)

日本の京都においても、天に届くばかりの異国のデザインのタワーが、ニョキニョキと建築された当時は相当違和感があった事でしょう、また、壮観だなー、と仰ぎ見た事と思います。
しかし、千数百年たった今では、日本の中の日本といった景観です。(日本人のデザイン感覚として完成されたのは鎌倉時代)
東京タワーもデザイン的に賛否があったと聞きます。デザイン論は別として、東京タワーは東京の風景です。

景観の要素として「壮観だ!」というのも一つの要素と思います。

雑魚  ++.. 2004/12/27(月) 10:57 [1378]

 
 雑魚さんのおっしゃる「景観の要素として「壮観だ!」というのも一つの要素と思います。」
 これも景観についての考え方の行きつく先の一つなのでしょうね。たしかに高さ100mほどの風車が居並ぶ様は壮観かもしれません。

 ただ、風力発電に関して私が気になっているのは風の通り道となる稜線上が風車の指定席になりつつあるのではないか。その結果、いたるところでスカイラインを遮って風車が目に飛びこんでくるようになるのではないか。そんな思いが若干あるのです。

 我が国の多くの集落景観、街並み景観があまりにも醜悪、お粗末すぎる、という識者の意見を聞いたことがあります。このような周囲の景観への無神経さが自然景観の中にところ構わず風車を建てまくることにつながってくるのではないか、という懸念があります。地球温暖化対策の名目で・・・

 失礼、景観保護論者ではないと言いながら、風車容認論が強くなると、ついつい反対側の方へ考えが振れてしまいました。

九州人  ++.. 2004/12/27(月) 23:32 [1379]

 
(自然の色はまねできない)

名古屋近郊に、丘陵地を通る「猿投グリーン道路」という物があります。デザイナーは、自然との調和を考えた色彩を取り入れた、との事です。どんな色と思ったら、ガードレールを若草色にしただけ。
この人工の色は、周りの、季節、時間によって変化する自然の鮮やかな緑に比べ、いかにも貧弱でみすぼらしい。
世界で、一番見苦しい道路と思います。

何が言いたいかというと。自然=緑色、水=青、空=空色または雲の白。という発想はやめてほしい。

中部国際空港は、来年3月に開港します。そこへ行く名鉄電車も特急電車を新造しました。
そのカラーは、常滑の青い海と空の白い雲をイメージし、○○と○○のツートンカラーとしました、とのことです。
だいたい、想像はつくとおもいます。
自然の色は、太陽の位置、季節により同じ海の色でも刻々と変化します。イメージはできても、実際にその色は表現できない。
むしろ、自然をまねした色彩ではなく自然と対比する色で自然をイメージする事を考えられない物かと考えます。


雑魚  ++.. 2004/12/29(水) 14:48 [1383]





 スローフード3原則 
スローフード運動には3つの原則があるとのことです。

1.消えつつある郷土料理や質の高い小生産の食品を守ること。
2.質の高い素材を提供してくれる小生産者を守っていくこと。
3.子供達を含めた消費者全体に、味の教育を進めていくこと。
 私は食いしん坊なので特に、3に惹かれるものがあります。味の教育と言うのはいわゆる美食と異なり、1や2をチャンと踏まえて、当然ながら素材のうまみを生かすことではないかと、愚案しました。地域を守ると言うことはこうした所を含めて、多様な取り組みが必要と考えます。
 

 
魔法使い  ++.. 2004/12/17(金) 13:37 [1358]

 
小生は、スローフードと敢えて言わなければならないこの国の食の状況に愕然とするばかりです。スローフードの対極にある、ファーストフードというものを利用することのない小生には何とも想像しがたい状況です。

今日、ホテルで会議があり、和食の昼食が出ました。小生の日常の食事からすれば、とんでもなく贅沢なものです。出されたものは残さず食べなければばちが当たるといわれ、それが染み付いていますから、カロリー過多気味でも全部食べました。もちろんおいしかったのですが、食べながら、ふと「料理人は工夫しなくてよくなっているのではないか」と考えました。

12月だというのに、使用されている野菜は、ナス、レタス、きゅうり、さやえんどう、青紫蘇などです。この時期のものは、大根くらいしかありませんでした。この時期に夏野菜を多く使い調理するということは、魔法使いさんの言われる、素材のうまみというものとは縁遠いものです。温室栽培等で一年中いつでも手に入る食材を使用して、料理するというのは大変楽なことのように思えます。このようなものも形を変えたファーストフードかもしれません。

他の場所でも書いていますが、小生は先日東南アジアの某国に行ってきました。基本的にはその国の方々が食べる食堂や、山岳民族の方々と同じものを食べましたが、大変美味でした。特に凝った調理というわけではありません。煮たり、焼いたり、炒めたり、蒸したりで、素材もすぐわかるものでした。

ずいぶん以前ですが、そのような国から帰国して、すぐに国内の空港のレストラン(結構有名な)に入り、そこで食べた昼食の味が良くなかったことがありました。こってりと味付けしてあったのですが、それをおいしいと感じなかったのです。しかし、数日したら、そのような感覚も無くなってしまいます。

この国の中でスローフードといっても、輸入食材や、暖房食材を食べていると、本当の食というものを考えるには限界があるかもしれません。でもまず食を考える第一歩して、今のスローフードの考えを見ていきましょう。

YOSHI  ++.. 2004/12/17(金) 21:42 [1359]

 
司馬遼太郎氏の小説の中で、織田信長が都第一等の料理人の渾身の料理を食した後、この料理作った料理人を打ち首にしてしまえ、と言ったというエピソードが紹介されていますが、思うに何をうまいと思うかということは個人の勝手であり、個々人の感性の問題であります。
食の安全性を論じるならともかく、うまいまずいを手間隙をかけたかどうかなどという尺度で測るのはいかがなものかと思います。

れのん  ++.. 2004/12/17(金) 22:46 [1360]

 
のれんさんこんばんは。小生が書いた内容が「うまいまずいを手間隙をかけたかどうかなどという尺度で測る」ように受け取られたのであれば、小生の文章の稚拙さ故で、訂正しなければなりません。

小生が、一番言いたかったのは、季節季節に露地で出来るものを使った料理は、素材の味が良く出るということです。

小生は毎日、温室栽培をしている横を自転車でとおりながら通勤しています。そこで日々見て感じることは、温室栽培の作物は、石油の固まりみたいなものだということです。また線虫対策に使用する薬品などを見ると、そのようにまでしてつくらないといけない作物に疑問を感じます。

そして、そのような場所から収穫された作物を使って調理された料理は、どうも味がうそっぽいのです。何と言うか、「こく」がないのです。露地で栽培し、例えば、きゅうりやトマトなど熟してから収穫したものはその野菜の味が濃いのです。同じように、野菜でもそうです。このような野菜は、手間隙をかけなくてもおいしいのです。それが、素材のよさです。小生は、手間をかけたからおいしいとか、そうでないからまずいと言っているわけではありませんし、又、逆のことを言っているわけでもありません。

もちろん、素材の味を楽しむかどうか、それは個人の感性だといわれるのであれば、そこから先へは話をもっていきようもなくなります。

YOSHI  ++.. 2004/12/17(金) 23:46 [1361]

 
YOSHIさんのレスを見て、改めて耳の痛い思いをしています。
私の実家(といっても自宅のすぐ隣)はイチゴ農家で、父がなくなってからはほとんど母一人で従事しています。
私はイチゴ床の畝づくり、苗移し、そして農協への早朝出荷の手伝いをしており、今日も出荷に行って先ほど帰ってきたところです。
イチゴも他の作物に違わず施設園芸(促成栽培)であり、私の地方では冬季(12月)から春季(5月頃)にかけて出荷しています(市場に出回っています)。
ちなみに、クリスマス前のイチゴは市場価格で、通常の3〜5倍程度に値上がりします。
したがって、私達イチゴ農家はこぞって、この時期の大量出荷を目指しています。

ずっと昔は露地栽培しかありませんでしたので、イチゴも6月頃が旬でした。
本来のイチゴの甘酸っぱい味の原点は、この時期に取れるものだったのかも知れません。
しかし、今の子供たちは(大人の多くも)、今の時期の(うそっぽい)イチゴを「おいしい」と言って食べています。
また生産者の多くも、昔のイチゴの味を忘れてしまったかも知れません。
市場ルートも確固たるものが確立しているため、採りたてのイチゴが翌日には消費者の口に入ります。

このように考えると、「スローフードの3つの原則」は完全に失われているように感じます。
私たち生産者も、大量出荷原則は捨てて、本当においしいもの(品質の良いもの)を消費者(顧客)に提供できるシステムづくりが必要ではないかと反省します。

これは、もしかして社会資本整備に関わる官庁、そして私たちコンサルや建設会社と、本来の顧客(一般大衆)との関係にもあてはまるものかも知れませんね。

つったん  ++.. 2004/12/18(土) 07:00 [1362]

 
私は,マンションの1階に住んでおり,猫の額ほどの庭に苺を植えているのですが,既に3年目に入って,完全に野生化した状態にあり,他の雑草を寄せ付けない強さに驚いています。それでも6月になると,それなりに立派な実を付け,私達の目と舌を楽しませてくれます。その脇のアスパラガスや鉢植えのトマト,なす等,自分で作ったものは,スーパーで買ったものの何倍もうまく感じます(本当はそんなことはないはずですが)。
思うに,生産の場を知らない消費者は,品質を判断するための知識が,極端に乏しくなってしまうように感じます。その意味でスローフードを論ずるためには,まず消費者が,少しでも生産の現場を知ることから始める必要があるのではないでしょうか。

PsA24  ++.. 2004/12/18(土) 09:37 [1363]

 
前レスではつまらない茶々を入れてしまったと反省しています。YOSHIさんごめんなさい。
最初の問題提起に帰れば、1、2に関してはなにやら金持ちの道楽に近い響きを感じます。美食とは違う、とおっしゃいますが実際品物の値段は高くなりますから。
郷土料理はその地方で取れる食材を生かし、長年改良を加えたものでしょうし、文化と言えるでしょう。
それを保存したいならば関心のある人たちが投資して(つまりそういうものを積極的に消費して)保存すれば良いことです。
今は私が子供の頃には高級でなかなか食べられなかった食品が多くの人たちの努力により世界中から廉価に集められ、あるいは養殖、促成栽培され手頃な価格で販売されています。
確かに個々の品物の品質が劣ってる面もあるでしょうが、全然食べられないよりははるかに幸せなことです。
高いお金を払って高級食材を買える人は買えば良いでしょう。しかし、そういうものの味を子供に教育するとなると、さて、彼らにとって幸せなことなのかどうか。
うちでは普段安い米を食べてますが、たまに高い新米を買って食べると、普段食べてなくても確かにうまいとわかります。また元の米に戻すとすごくがっかりです(笑)。
うまいものなど教えられなくたってわかるものなんじゃないですか。
調味料漬けの食べ物ばかり食べてると繊細な味わいがわからなくなるという話であればこれは教育すべきでしょう。
身の丈にあったものを食せば良いんじゃないでしょうか。
高くても良いものを買って地域を守ろうという主張であるならば、ちょっと違和感を感じます。貧乏人のひがみですかね(笑)。

れのん  ++.. 2004/12/18(土) 18:00 [1364]

 
私は海沿いの町に住んでいるのですが、近くの漁師さんの奥さんが毎日行商に来ます。その日の朝取れた魚で、それを食べていたころは、旬の魚ばかり、それも24時間畑をやっていて、そこで以上経過した魚は食べない毎日でした。
また、友人が畑をやっており、そこで取れた虫食いだらけの季節の野菜を大変安価に入手できました。また自分でも山菜など山の幸をよく取ってきました。
今、家族全員が忙しい状況にあり、そういった食材はなかなか入手できません。大型店でかため買いした食材でけっこう季節感のない食事が続きます。
その分、ということでもありませんが、休日には行商のおばちゃんの魚、季節野菜などを食べます。これが1週間の「ごほうび」にもなっています。
毎日は食べられなくなったけれど、時間に余裕がある時にはこういうことができる環境の中で生活できていることは、恵まれているなと思います。
「食育」については別として、生活の中では無理せず、できる範囲で食生活を楽しめばいいのではないかなと思います。

APEC  ++.. 2004/12/18(土) 22:51 [1365]

 
先日、農業系の大学の先生が、スーパーの食品売り場の品物で世界の国々が見て回れるという趣旨のことを話していました。今や日本では世界中から食べ物を輸入しています。しかし、その原産国では、窒素輸入や水問題、自然破壊などがつきまとっています。
 今や「食べる」ということは、環境問題の先端の問題であり、そのことを自覚して教育されなければいけないことだと思います。小学校でも給食は毎日ある必須科目なのですから、環境問題や地域社会、自然環境を含めた<食育>が求められているのでしょうね。私にとってスローフードとは、<食べる教育>と考えています。そうした側面からはいかがでしょう?

happa  ++.. 2004/12/19(日) 07:02 [1366]

 
うまいものの思い出

測量をやっていた若いときの話です。(30年も40年も昔のはなし。)
真夏の暑いとき、汗だくになり、昼休みとなりました。
木賃宿の弁当は、塩がたっぷり効いた塩シャケです。(昔の塩シャケは天然塩がしっかり効いていました。)
その、あぶらののった塩が米にシミコミうまかった。
また、握り飯、たくわん、丸干しも潮が効いてうまかった。もちろん梅干しの握り飯。
お茶はババサが煮出した番茶でのどの渇きを潤しまた。

つまり、細胞が食を求めていました。そして、肉体労働の汗が塩を求めていました。
労働のあとは何を食べてもうまかった。

今は年をとり、細胞が食を求めていません。生きるための食のうまさが懐かしい。

雑魚  ++.. 2004/12/19(日) 17:47 [1369]

 
すいません、変なもの?に夢中になってしまって、掲示板に寄ることを忘れてました。笑。

食べることになると、ヨダレが出るだけで高尚な理論展開などとても出来ません。東京に出張していたとき、ファーストフードには感謝したものです。マ○ドナ○ド、モ△バー△ーはじめ、全国展開しているチェーン店は味が関西と変わらないので安心して食べられるのです。フィレオフィッシュは東京、大阪、そして高知でも同じ味でした。反面、最悪は「お蕎麦屋さん」どすな。ざる蕎麦や盛り蕎麦は差し支えないのですが、「かけ」はペケ。汁が合わないのです。関東の人が関西に来てもやはり合わないでしょうね。

スローフードで思うのは、やはり、子供の頃に食べた「懐かしの味」なんじゃないですかね。私が小学生のころは、農家はみな自家製味噌を造っていました。その味噌をおむすびに塗ったものが、最高のおやつでした。焼きおにぎりにする訳でもなんでもありません、そのまま食べるのです。それが旨い。市販の味噌を塗ってもとても食べられません。あと、私は納豆が好きなんですが、最近の納豆はまずい。臭いも薄けりゃ、味も淡泊。粘りも弱い。だいいち、1週間常温で放置してもコロニーも発生しない納豆なんだもの。こんな納豆に誰がしたんやー。でも、おカアチャンは納豆のそういうところが嫌いだったそうである。最近のはマシになってきたやん、との意見です。

ところで、雑魚さん。ここしばらくアチラの掲示板にお寄りになられませんが、私のことがお嫌いになられたのですか?

腹八分  ++.. 2004/12/22(水) 12:16 [1370]

 
友だちを嫌いになるなんてとんでもない。
食い物の話では、トリ?*#$%&以来の友人じゃないですか。

あちらは自分(自宅)のパソコンで、こちらは会社のパソコンで発信しています。
自分のは、怪しげなところにアクセスしたら壊れてしまいました。
忙しくて直す暇もないといったところです。

魔法使いさん、関係のない話ですみません。


それにしても、食い物の話は罪がなくて好きです。

雑魚  ++.. 2004/12/23(木) 21:15 [1371]

 
あらまあ、パソコンが・・・。お元気なのはこの掲示板での発言でみな周知しておりますが、アチラにお寄りいただけないので、「なんでだろ?」状態でした。笑。

私も、あやしげなところにアクセスしてしまい(決して意図的にアクセスしたのではありません)、初期化する羽目になったことがありました・・・。

ここ1週間、1日に必ず1食はうどんを食べています。飽きませんね、うどんは。発明した人に感謝しています。


腹八分  ++.. 2004/12/23(木) 23:32 [1372]

 
食は感動です。
うちの子供が小さいとき、初めてアイスクリームを買ってやりました。よほどうまかったとみえ、アイスは「まあるい入れ物に入ったやつ」とせがむようになりました。(それまでは自宅の冷蔵庫で凍らせた氷菓子だったので)
皆さんも、小さいときそんな感動を味わったはずですよ。

表記、1.2.3とも感動というものがなければ、いくら旨いと他人が評価しても味気ない。

唐突ですが、きしめんはうまい。

雑魚  ++.. 2004/12/24(金) 09:48 [1373]





 恩送り 
 江戸時代には恩送りという習慣があったそうです。恩返しは、恩を受けた人に、直接恩を返しますが、恩送りは直接返すのではなく、自分の隣にいる人、身近にいる人、次の世代などに、受けた恩を受けついで行くのだそうです。
 この話を聞いて、私は、真の技術士とは、そういう人の事を指すのだろうと感じました。勿論私は、そんな部類の人間ではありませんが、自分独りだけでしまっておくのがもったいないと感じましたので、紹介しました。何かの折に、『恩送り』を思い出して頂ければ幸いです。

 
魔法使い  ++.. 2004/12/01(水) 20:32 [1339]

 
追伸、恩送りの話しを検索したら、井上ひさしの話が出てきたので、改めて紹介します。云わんとするところは同じです。お読みください。
http://www.shuppanjin.com/minikoza/minikozaw34.html

魔法使い  ++.. 2004/12/01(水) 20:44 [1341]

 
技術士としての業務はさておき、技術士受験に関しては、私は常に、恩送りをしたいと思っております。
私が2つ取得できるまでには多くの先輩にお世話になりました。
社内ではできるだけ、後輩に情報発信をしたり、アドバイスをしたり、と努力してますが、私自身はもっと多くの恩を受けたという実感があり、適切な恩送り先に悩んでいるところです。
この掲示板のRom専諸氏も、おそらく、自分の身の回りに恩送りをなさっていると思います。

学生時代は親に感謝するとともに、親には返すことのできない恩をどうしたらいいか、に戸惑っていましたが、今では自分が元気なことと、子供や社会を育てることが、恩返し、恩送りであろうと信じています。
(自分には子供がいないので、社会を育てる、という方法をまだ悩んでおります)

果たしたくても果たせないもどかしさを、「恩送り」という言葉で表現して頂き、一層、身が引き締まりました。

Doc  ++.. 2004/12/01(水) 23:18 [1342]

 
「恩送り」ですか。良いですね。先日小生は、仲間と一緒に東南アジアの某国に行ってきました。

今回は、学校建設のお手伝いと、先の大戦で死亡した敵味方区別のない供養パゴダの落慶法要が主でした。もちろん、このこと以外にも行ったことはあります。

恩送りということで言えば、その国で私たちに協力していただいている現地の方は、先の大戦で、母が日本人にお世話になったという方です。

小生たちの仲間には、ご本人が現地で終戦となり、その国の方に恩を受けたので、死ぬまでは私たちが行くときは、毎回行くと言われ、学校建設資金を2校分出された方(この方はお子さんがいらっしゃいません)。お兄さんがその国でなくなられた方が、兄が眠っていることでお世話になっているのだ、といわれる方等がいます。

小生たちがこのような活動をしていることを知り、その国ではお世話になったから、と言われて浄財を寄付される方も多くおられます。

今回の訪問には、小学生、高校生も数名いましたが、彼らにも、世界中は今の時点でも、歴史的にも繋がっていること、決して単独で(個人、集団、国家)が生きられるものではないこと、小生たちの国の豊かさ(物質的な面だけかもしれません)は、他の国に貧困を引き起こしているいるのだ、というようなことを話しながらの旅でした。

学校建設落成記念で、その国の地域のリーダーは、「私たちはいまこうして、支援を受けたが、支援していただいた方々に恩を返すのは、私たちが良い教育をし、いつかは私たちも日本の方々と同じように、どこかで同じような支援が出来るようになることだ」と言われました。

小生たちに出来ることは、このような国や、世代を超えた恩送りだと、改めて魔法使いさんのこのスレを読んで感じました。

YOSHI  ++.. 2004/12/02(木) 08:48 [1343]

 
 子供という話が出ていますが、生物学的な遺伝的な子供だけではなく、成果物というものは自分の子供であり、橋を作る方は橋がかわいい子供であり、教育に携わる方は教え子が子供であり、、ということを聞いたことがあります。社会を育てるというそのお気持ちこそが、すでに社会を育てることになっていると思います。
 よりよい技術を生み育て改善することが、恩送りだと思います。
 今は、口頭試験に臨まれる方、次年度受験を考える方を助力することが恩送りと思いつつ、日々すごしております。
 口頭試験に臨まれる方には、生物学的なお子さんのお小さい方もたくさんおられると思いますが、がんばってください。
 特に、女性の方(男性ももちろんですが)、合格をお待ちしています!!

み〜すけ [URL]  ++.. 2004/12/02(木) 14:14 [1344]

 
み〜すけさん、口頭試験対策のご助言は、ぴーちゃんさんのご助言に加え大変助かりました。ありがとうございました。
ほんまに男っていうやつは、自分で勝手に大きくなったと偉ぶっていても、おカアチャンがいないと何もできないんですよね。図体のでかい赤ん坊といっしょどス。笑。
私は女房あっての私ですわな。息子にも「男の価値はなあ、連れ添う女で決まるんやデェ。」と教え込んでいます。「恩送り」も今度教えるようにします。
今後ともよろしくお願いいたします。

腹八分  ++.. 2004/12/02(木) 17:41 [1345]

 
「恩送り」というのは、初めて聞きました。
 私がいた土木の現場では、先輩に奢られたら、その分をその先輩に返すのではなく、自分に後輩ができたときにまた奢ってやればいいという習慣がありました。
 ちょっと意味は違いますが、映画の「ペイフォアード」なども近い考え方なのかなと思います。
 私も今の自分は恵まれている方だと感じていますので、何か社会に「恩」を送る(または返す)ようなことはないかと常日頃から思っています。
魔法使いさんのスレを読んで、改めて考えさせられました。
 子沢山の私としては、これからの日本に対して恩送りになっているのかも知れません。

Woo  ++.. 2004/12/02(木) 19:54 [1346]

 
腹八分さん、どういたしまして。
> ほんまに男っていうやつは、自分で勝手に大きくなったと偉ぶっていても、おカアチャンがいないと何もできないんですよね。
 いえいえ、女性技術士の面々も同じ。おつれあい、パートナー、あるいは、旦那ちゃんの支えがないと、受験もできません。赤ん坊連れて口頭試験に行くのは難しいですもん。
 そういえば、赤ちゃんをあずけて、フォーラム8に行こう、とおっしゃっていた方、大丈夫そうでしょうか?口頭試験に進まれていたら、是非がんばってくださいね!
 今年は・・・ということなら、来年、またチャレンジしてください。

み〜すけ [URL]  ++.. 2004/12/03(金) 06:26 [1347]

 
YOSHIさんのお話、いい話ですね。
最近のニュースで青年海外協力隊の応募者激減というのがありましたが、残念なことです。
私も学生時代諸国を放浪し、あちこちで現地の方のお世話になり、いつかは「恩送り」したいと思いはあります。自分が直接やっても良いし、子供をそういうことができる人間に育てると言うのも手だと思います。しかしこうも世界が物騒ではやる気があっても踏み出せなくなってる人も多いような気がします。
何か締めのセンテンスを考えねばいけないところですが、なんとなく思いついたことをだらだら書いてしまいました。失礼しました。

フルタチチチロー  ++.. 2004/12/06(月) 00:41 [1349]

 
どこかの寺の法話の案内に書いてありました。

親の恩を返すことはかなわず、ただ感謝して受けるのみ。
社会の恩は・・・・・  (ありがたい言葉が書いてあったのですが忘れました。)

恩を送る、返す。いずれも数値では計れません。何事にも感謝する心を忘れないようにしましょう。

雑魚  ++.. 2004/12/06(月) 16:16 [1350]

 
恩を売るという言葉があります。売る人がいれば当然恩を買う人も必要なわけで、恩は売買の対象になると考えることもできます。特に政治の世界では頻繁に売り買いがなされるようで、その結果が癒着となり、贈収賄となって露見します。
こうした世界とは別に、一般的には恩の値段がつけにくいことで、例えば100万円を無利息で貸した人が100万円を貸したと思っていればいいのですが,倒産寸前とか生死の瀬戸際と言うことになると、それが無意識の中で1000万にも2000万にも膨らんでしまいます。それでも清算されればいいのですが,出来ないと大変です。
どうも、恩を売り買いすると、いずれの立場でも、仇(あだ)がつき物になりがちで、最後は売買ならぬbyebyeと言うことになります。
 してみると、恩は売買の対象にしないほうがお互いの身のため,と言えそうです。やはりここは,売ったり,買ったり、着たりせず、恩送りという考えで世渡りしたほうがそれこそ世のため人のためではないでしょうか?
 恩はいつも一方的に与えるばかり、もらうばかりと言うことではなく、交互に行き来しています。技術士二次試験の経験問題添削にしても、添削する側も、世の中の傾向とか、自分が知らなかった知識や考え方など、受験生の側から色々なものを頂きます。そして、自らの添削能力向上という何よりのご褒美を頂くことが出来ます。

『世の中は 持ちつ持たれつ 恩送り この世の果ての 先の先まで』

魔法使い  ++.. 2004/12/07(火) 10:09 [1353]

 
 かって、貧しく恵まれぬ境遇の青年がいた。年上の女性に恋をした。忍ぶ恋(片思い)であったが、意を決して恋文を書いた。その女性は一ヶ月先に結婚を控えていた。
 その女性から長い、心のこもった手紙が届いた。その末尾に「最後の一言、どのような試練も甘受して、感謝して生きることを決して忘れませんように」と。それが、いつしか小生の生きる指標となっていた。「感謝して生きる・・・・」忘れることの出来ぬ教えである。人の恩は素直に受ける。また、他の人のために出来ることがあれば、さりげなく行う。ぅーむ・・・諸兄の意見を拝聴して久しぶりに新鮮な気持ちになれました。

アル中技術士  ++.. 2004/12/07(火) 11:03 [1354]





 墨を磨る 
数日前の地方新聞に墨を作る職人が全国で30人に満たないというコラムがありました。筆をとる人でも、墨を磨って書くということはせず、墨汁で済ますことが多いようです。今では、墨を磨って書くのは,書道家ぐらいかもしれません。
 しかし、墨を磨るという行為は、これから筆をとるための心の準備をするということだろうと思います。日常の騒がしさから少し距離をおくという行為は、いってみれば、スローライフです。
 そろそろ、年賀状の季節です。パソコンも便利ですが,せめて、文字は自筆の手書きを読み込むなりしてみたいものですが、皆さんはどうされますか?
 今は、二次試験の面接がたけなわです。心の墨をしっかりと磨って、試験に臨んでください。

 
魔法使い  ++.. 2004/12/07(火) 09:10 [1352]





 都市計画図の配色 
都市計画関係は疎いのですが、
都市計画図(地域地区)の俗に言う色塗りについて
教えてください。

俗に言う用途地域(近隣商業地域、商業地域・・・)は
大体どこの自治体でも基本的な色使い、ハッチングパターンが決まっているようで、さほど差異がないようです。

用途地域以外の地域地区
(ex 特別用途地区、高度地区、特定街区・・・)
の色使い、ハッチングパターンについて、
指針みたいなもの(できればインターネット公開
されているもの)があれば、教えていただけない
でしょうか。

各自治体で千差万別という噂も聞いたのですが、、
よろしくお願いします。

 
あらあら  ++.. 2004/12/03(金) 17:11 [1348]





 口頭試験の予想、対策(案) 
 技術士二次試験の口頭試験が近づいています。専門的な話はさておき、社会資本整備のあり方に関する口頭試問の想定を、皆さんはどのようになさっているのでしょうか?
 筆記では巨大地震に対する地震防災対策が出題されました。これに関連する話題として、『風水害、地すべり斜面崩壊などの防災対策の現状、課題、今後のあり方』が共通して質問されるのではないかと考えてみました。
 具体的には「自分の専門とする部門、(道路、河川、都市計画etc)からみて、どのように考えるか?と言うふうに利用すれば、建設部門は全域をカバーできそうです。
 一方活力ある経済社会の構築についても、地方に住む人、大都市に住む人それぞれで、形を変えて、質問がくるのではないかと予想してみました。
 みなさんは、どのような対策を立てていますか?

 
魔法使い  ++.. 2004/11/26(金) 11:50 [1333]

 
去年の宝川内集地区の土石流もそうですが、今年の災害、新潟・福島豪雨、福井豪雨、中越地震のいずれも、
減災をインフラ整備でと考えると、難しい災害ですね。
2つの豪雨で被災した河川は、いずれも主に県管理河川です。
越流が破堤の原因のようですから、補強していくとしたら、随分コストや時間のかかる話になる。
早そうなのは、河床掘り下げて流下能力を上げるぐらい?
これだって既設護岸等の基礎の問題もあるし、できるとは限らない。
まして、県管理河川は堤防が細くて管理も弱いから、全国に要対策箇所山ほどあるぜ。
中越地震の土砂災害など、減災は限りなく不可能に近い困難だよなぁ。

そうすると、ソフト対策や復旧のところでの工夫か。
豪雨の方は、避難や情報伝達の面ではそれなりの成果はあったんでしょうか。
中越は生き埋めの車の救出とかスポット的な情報しか得られないので良くわかりませんが、
仮説道路確保に時間がかかったという印象がある。
そこらじゅうが山崩れで寸断されたとはいえ、複数の仮説道路がもっと迅速に
確保すべきではなかったかと感じるけど、実際のところはどうなんでしょう。

P&B  ++.. 2004/11/28(日) 17:10 [1335]

 
スレッドの主旨から逸れてすいません。

> 仮説道路確保に時間がかかったという印象がある。
> そこらじゅうが山崩れで寸断されたとはいえ、複数の仮説道路がもっと迅速に
> 確保すべきではなかったかと感じるけど、実際のところはどうなんでしょう。

現地は山岳地帯で地質も悪く、余震が続いていたことを考慮すれば、迅速に仮設道路が確保されたものと私は思う。これは関係者の尽力も多大であったし、無人化施工技術といった技術力の向上によるものと考えます。

阪神大震災の経験者  ++.. 2004/11/29(月) 16:41 [1336]

 
河川の川裏を越流に耐えるような補強はお金がかかりすぎて、出来ないでしょうね。そこで提案ですが、霞堤を設けてその部分だけを補強して破堤を防ぐことは出来ると思います。当然、川裏の土地利用はその部分は制限をかけます。
 水衝部は水制工をもっと積極的に用いてはどうでしょうか?水制工によって流心に跳ね返された水で、流心部の河床が掘削されると読んだことがあります。自然に河床掘削されるのだから、お金も入らず、洪水時に河川断面が大きくなるのだから、一石二鳥と思います。

魔法使い  ++.. 2004/12/01(水) 16:56 [1337]





 小さな命が消えた 
私は志の低い土木技術士。つまり土木は学生時代の滑り止め大学から始まり、今も飯を食べるための職業に過ぎない。
技術士資格もここの皆さんのように高い理念など無く、あくまでも社内的保身だけのために取った情けない技術士です。
しかし、今回の新潟地震で冷たく暗い土砂の中にいて亡くなった女の子のニュースを見て、
なんだか土木の仕事や技術士の意味に対して目が覚めました。私も同じ歳の女の子が居ますが、
このニュースを見るたびに心が苦しくなります。女の子の父親はあまりTV画面に出られませんが、愛妻と小さな娘さんを失い、
気が狂うほどに苦しい毎日を送られている事と思います。また、多くの国民が心を痛め、
小さな弟に強く生きて欲しいと願っているでしょう。
こんななか、女の子の遺体の状態はどうでしたか?とレスキュー隊長に聞いたバカなマスコミもいたと聞いております。
きっと倫理観のないヤツだろうと思いますが。(当然、隊長はコメントは勘弁して下さいと答えた)
単純な私は、ハイパーレスキュー隊のメンバーの心使いや行動に対して大変感銘を受けました。
(冷たくなった遺体の泥をぬぐって上げたり、お菓子や花をポケットマネーを集めて手向けたり・・。)
きっと隊員の皆さんも同じ年代のお子さんをお持ちの人が多かったからかもしれません。いや、人として当然か。
私は建設環境のコンサルタントが仕事です。もっと強い国土などかっこいいこと言いませんが、だれも悲しまない、
苦しまないインフラを考えていきたい。とニュースをみて考えるようになりました。今回に限っては便利なインフラをつくったり・政治的な
PRのための豊かな自然環境創造などは二の次だと考えました。しかし、もうすこし早く女の子を土砂の中から出してあげたかった。
しばらくするとこの掲示板を見ている人も含めて、いろんな土木関係者が現地視察をするでしょうが、現地では必ず手を合わせてあげて下さい。
この掲示板にはそぐわない駄文をお許し下さい。

 
だいすけ  ++.. 2004/11/08(月) 17:49 [1244]

 
駄文などではありません。素晴らしいです。
我々に人々が最も求めていることの一つは、安心して住める社会を作ることだと思います。
そして我々のユーザーは国民・県民・市民・地域の人たちです。この人たちが悲しむことなく、笑顔で暮らしてもらえるように、自分の持っている技術力を使いたいし、大いに力になれるよう、期待に応えられる力を身につけなければなりません。
公益確保とか資質維持向上とか言いますが、それはまさにこういうことだと思います。

災害対応などで少し疲れていたところにエネルギーをいただきました。ありがとうございました。

APEC  ++.. 2004/11/08(月) 18:34 [1245]

 
成果主義だ。徹底したコスト縮減だ。広報だ。と騒いでいますが、
公共事業の原点に帰ると「安全を確保する」ということですよね。
民間ではなかなか第1の目的にできない「安全」を確保するから公共事業なのかも知れません。先日ある研修で、公共事業の信頼回復とか、入札制度の見直しとかPRとか言っているけれど、老朽化で橋が突然落橋したら、信頼なんて吹っ飛ぶよ。と言われました。
世間に認められなくても、ただひたすらに黙々と安全確保に汗を流せればそれでよいのではないかと思うこのごろです。


CB400SS  ++.. 2004/11/08(月) 22:44 [1247]

 
縁の下の力持ちでいいじゃないか!
匿名  ++.. 2004/11/08(月) 23:30 [1248]

 
初めてレスします。だいすけさんの技術士としての決意に感銘いたしました。私もだいすけさんと同様に、この掲示板に登場される皆様の積極的な姿勢に刺激を頂きながら過ごしている技術士です。
新潟中越地震に関する報道を見て、技術士として自分にいったい何が出来るのだろうかを考えさせられました。特に被害に遭われた子供達の話を聞くたびに、同じ年頃の子を持つ親として心が痛みます。しかし、人間の力ではどうしようもない自然の大きな力に対しては、我々の出来ることは限られています。絶対的な安全とは、いかなる技術をもってしてもありえないことを我々技術者が認識すべきだということを痛感いたしました。そんな中で起きたこの事故は、人間の力では防ぎきれなかったことかも知れません。しかし、我々が土木技術者として出来ることは、だいすけさんの言うとおり、災害の犠牲者に手を合わせ、自然に対し謙虚に対峙し我々の出来る限りの技術で再発を防ぐ誓いを立てることであると思います。ささやかな力ではあるでしょうが、我々の技術の積み重ねが、こうした悲劇を二度と起こさないことにつながることを信じたいと思っています。

権兵衛  ++.. 2004/11/09(火) 00:33 [1249]

 
いい書き込みが続いていますね。元気を出して、前を向いて、まだまだやるぞ、という気持ちにさせられます。バーチャルな空間ですが、連帯しているぞ、と感じました。
魔法使い  ++.. 2004/11/09(火) 03:18 [1251]

 
小生も、だいすけ殿と同様に生活のために建設コンサルの仕事をしております。全力を尽くして仕事をしておりますが、今回の災害の惨状を見ますと人知の至らなさに悲しさを通り越して憤りさえ(自分に)感じます。ところで、今回の地震では、新幹線が走行中に地震が発生しております。現行の耐震設計では、一般に地震時には活荷重を考慮しておりませんが、社会活動の二十四時間化などを考えますと、地震時にも活荷重を考慮する必要があるように思います。特に東海道新幹線などのように過密ダイヤで運行されている交通機関では、その必要があると考えますが、どうなのでしょうか。
アル中技術士  ++.. 2004/11/09(火) 08:35 [1253]

 
皆様の技術者としての志には,同感と言いますか,敬意を表します.

さて,私は建設技術の発展に関する業務と同時に,土木分野の一般市民への理解を得るための施策についての業務も行っております.
最近の実感として,一般市民の方は,想像していた以上に,安全確保のための公共工事の重要性は十分に認識されているように感じております.

ただし,10個あるうちの例えば1つ2つが,「安全」のためでなく「経済」のため(時には「限定された経済」の場合もあり)に行われている,ということがわかってきたことに対して不信感を持っているように感じます.

そういった意味で,土木技術が社会に果たす役割を知ってもらうこと以上に,過去の過ちや社会のためとは限らない側面についてはっきり認めることが,今後の土木技術の行方には重要かと思います.

本題から外れておりますが,CB400SSさん他の方の書き込みを見て感じました.

わかりづらいかと思いますので,少々無礼ながら平たく言いますと「我々はこんなに頑張っているのに理解してもらえない」という考え方は実は当たっていなくて,技術者の崇高な志は意外と理解されているがそうではない部分について認めて反省して修正する気配が感じられない,という点が問題のようです.
個々の技術者の問題だけではないのは明らかなのですが,,,,.

Doc  ++.. 2004/11/09(火) 11:51 [1255]

 
ちょっと訂正

> ただし,10個あるうちの例えば1つ2つが,「安全」や「利用者の利便性」のためでなく「経済」のため(時には「限定された経済」の場合もあり)に行われている,ということがわかってきたことに対して不信感を持っているように感じます.

Doc  ++.. 2004/11/09(火) 11:56 [1256]

 
私もどちらかといえば、社内保身派的な立場の技術士です。
建設部門ですが、現在の主要業務は、建設系から離れています。

しかし、今回の遺体収容劇で、やはり着実な
技術向上への努力が実ったことを感じ、
本当によい刺激となりました。
技術者としての責務に身の引き締まる思いです。

雲仙普賢岳以来、無人化施工に取り組んでこられた
関係者の努力が、今回の遺体収容で実ったと思います。

余震の恐怖の中、男児を救ったハイパーレスキュー隊の
活躍は、何よりたたえられるべきものです。
でも、マスコミにはこういう部分にも日を当てて欲しいなぁ。

ハイパーレスキュー隊の方、ご苦労様でした。
また、無人化施工チームの皆様に敬意を表します。

あらあら  ++.. 2004/11/11(木) 21:19 [1281]

 
無人化施工のお話が出ていますが、レスキューの活動を助けるために斜面の監視をしていた土木技術者の事をご存じの方は少ないと思います。
テレビでも新聞でも報道されませんでしたから。
マスコミはいつも華やかな部分しか取り上げませんが、その辺に少しでもふれてくれれば見所があるのですが。

通りすがり  ++.. 2004/11/23(火) 22:39 [1329]





 経営工学部門:サービスマネジメントとは? 
総合技術監理部門ができた時に、経営工学部門で金融工学ができたり、サービスマネジメントができたり、技術士制度も新しい取組をしていると評価しているところです。(MBAに比べるとまだまだですが・・・)
今年の2次試験でも金融工学で合格されている方もおられ、正直、すばらしいのひとことです。
で、ここから、本題。
サービスマネジメントの科目がありますが、これは一体どういう方をマーケット対象(どんな実務経歴)としているのでしょうか?
試験勉強の方法を創造できる方、ぜひご見解を!!

 
ワイワイ  ++.. 2004/11/20(土) 18:36 [1326]

 
今年の経営工学部門サービスマネジメントを受験し落ちた者です。
来年に向けての手応えがありました。成績はA,A,Bでした。

経営工学部門は16年度より専門とする科目が変更になりましたが、「サービスマネジメント」の前身は「プロジェクトマネジメント」です。
今年の体験論文も「プロジェクトマネジメント」の経験を問うものでした。
PMIが認定するPMPは建設業よりソフトウエア業界に人気があるようですが、建設業界では技術士の認知度が高いのでこの部門を選択しました。(PMPはRCCMのように更新が不可欠です。)

プロジェクトマネジメント、品質管理、金融工学、ロジスティックスと広範囲に亘ります、建設コンサルタントよりゼネコン向けの印象を受けました。

来年の出題はどうなるかわかりませんが、取り合えずBの判定を受けた部分を補強して来年に備えます。

勉強は経営工学部門の過去問を中心に勉強しました。

で、実務経験はプロジェクトマネジメントですから、入り口は広いと思います。

ろれつ  ++.. 2004/11/23(火) 12:44 [1328]





 家畜の堆肥 と有機農業の安全性 
農業には環境保全型農業、有機農業、生物資源型農業、低農薬農業 従来型農業、不耕起農業など、実に様々な名称で呼ばれ、ちょっと見には百花繚乱のように思えます。私は、農産物が育つためにはNPKがいると言う程度の小学生レベルの知識ですが,有機農業と堆肥、特に畜産堆肥の安全性について不安を持ち始めています。最近は有機農産物と言えば、売れ筋農産物になるようですが,ここに投入される、畜産で発生するし尿堆肥は、その成分がしっかり管理されているのでしょうか?
集団飼育されている家畜は,抗生物質を含んだエサを与えられるのが多いとも聞いています。 動物は、不要な物質は対外に排出する能力がありますので、飼料に入れられた抗生物質その他、が尿の中に排出され、これが敷き藁に蓄積することは容易に考えられます。
園芸品店に行くと、畜産堆肥が販売されていますが,そうしたことを考えると、適切な成分管理が必要です。
 また、これらの有機堆肥が河川に流出し続ければ、湖沼や内海といった閉鎖型水域の汚染が発生することも考えられます。硝酸塩による地下水汚染もあるや、に聞きます。
 完熟堆肥を使えばよいという説もありますが、ことはそれほど単純なのでしょうか?農業部門を得意とする技術者や好奇心旺盛な技術者の参加を求め、現状や問題点そして現時点での中庸的な着地点が知りたいと思います。

 
魔法使い  ++.. 2004/11/12(金) 10:11 [1286]

 
過施肥の問題もありますね。がんばって有機農業をやる方(特に日曜農業)に多いようです。
しかし今年は野菜が高いですねー。先日の「鍋」は、白菜を鬼葉まで入れました。

APEC  ++.. 2004/11/12(金) 11:58 [1287]

 
そうなんです。白菜1/4切れが、なんと198円。鍋も食えません。
亀岡まで遠征して、超目玉、白菜1/2切れが、148円。安い。4個(つまり丸のままなら2個に相当)も買いました。
有機農法では、食品の余ったものをコンポスト化することが一時期はやりそうになりました。臭気が押さえられれば、家庭でもコンポスト化が普及するのです。そうなると、問題は塩分です。多量に施肥すると土壌が塩害を起こす可能性があります。

腹八分  ++.. 2004/11/12(金) 13:39 [1288]

 
愛知県のキャベツの産地は台風の被害が少なかった。
10、11日とキャベツ畑の境界立会いに行ってきた。
地主の言う事ニャ、今年はキャベツが高値で、わっはは・・・・^n。
私は、ハッハハ・・・。うらやましい。

雑魚  ++.. 2004/11/12(金) 19:43 [1290]

 
豚カツ屋さんと、お好み焼き屋さんが悲壮ですね。最近、定食屋さんに入っても、キャベツの千切りが、ちょろっとしかない。

昔(今でもやっているのかな)、トウモロコシ畑で、もうすぐ出荷できそうなところで、一気に刈り取ってそのまま砕いて土と混ぜる、という力業をしていたと聞いたことがあります。土のために。繊維質をふんだんに含んだ土は、ゆっくりとそれを肥やしにしていくそうな。土の団粒構造を維持するのにも役立ち、栄養分を保持する機能が増強されるそうな。
有機農法の利点は、土に緩衝作用を持たせることなんやないやろか。化学肥料やと、こうはいかへん。入れた分が、出たらそれでおしまい。しかも、ぶち込んだうちの何割かは、確実に目的以外のところへ流出してしまう。

腹八分  ++.. 2004/11/12(金) 20:02 [1291]

 
最近、金がないので、お好み焼きを食ったことがない。
昼は弁当、外食はほとんどなし。

昔、れんげ草を畑に鋤込んで肥料としたが、現在はどうだろうか。

11月14日RCCMの試験なので今日はおわり。

雑魚  ++.. 2004/11/12(金) 20:47 [1292]

 
農業における施肥の問題というのは最重要課題といっても良いことのようです。小生は環境が専門ですから、その観点から若干の考えを述べます。

小生の住んでいる県や、その隣接県は畜産が盛んです。友人にも多く畜産、農業を営むものがいます。又、仕事で堆肥・厩肥等の測定をすることも多くあります。

畜産廃棄物の多くは、堆肥化されます。肥料取締法が改正され、堆肥・厩肥等も普通の肥料と同じように登録されるようになりました。それでも行き場がありません。結局、過剰施肥や農地への野積みで地下水、表流水を汚染します。とりわけ窒素汚染は大問題です。

人への影響は、作物中の硝酸、亜硝酸濃度の上昇を通じてどう出るか、心配な面もあります。地下水の問題では、飲用水を地下水に頼っている
人畜に問題が生じそうです。実際に生じた被害は、畜産で子牛、子豚に対する被害があります。

畜産廃棄物にかてて加えて、農産加工業からの廃棄物も多くありますから、処理が大変です。一番良いのは、飼料穀物は米国からの輸入ですから、穀物を運んできた穀物メジャーの運搬船に堆肥を載せて、米国に返すことです。生糞尿を返すのではなく、堆肥に加工するのですから、それなりの返却量は支払っているということで十分可能な話だと思うのですが。これで、アメリカの穀倉地帯の表土流亡防止や保肥力増強にも役立ち、一石二鳥の妙手と考えています。


YOSHI  ++.. 2004/11/14(日) 07:56 [1294]

 
アメリカの農業と言うのは化学肥料と農薬を用い、大規模面積の農場を機械化によって経営するという、農業の工業化一辺倒と思っていました。工業化の武器には、遺伝子作物も含まれます。
 それと、農業も市場支配率の高い組織が優勢で,アメリカでは多国籍企業、日本では農協のようです。
 アメリカにはオーガニック農業と言う名前で呼ばれる農法があるようで、化学肥料を使わず、農薬を使わない、遺伝子作物を使わない、昆虫は使うと言うことのようですので、日本でいう環境保全型農業と有機農業をミックスしたもののように思います。
 しかし、アメリカの農業も利潤追求型の工業型農業の推進による食の安全性や持続的な農業ができず、荒廃しつつあるようで、21世紀が飢餓の時代になるのではないかと心配になります。
http://www.newfarm.org/japan/features/200211/200211034ikerd/p1/SJ_ikerd1.shtml
 江戸時代には城下から農村におわい舟が運行され、人間様のし尿はすべて肥料になっていたそうですが、アメリカ合衆国に畜産堆肥を輸出するのですか。どの時点で完熟するのでしょうか?船の中?それとも、積載前ですか?アメリカはどんな反応を示すのでしょうか?面白いですね。堆肥なら当然有料でしょう?

魔法使い  ++.. 2004/11/17(水) 10:29 [1321]

 
少し旧いですが、環境省(庁時代の)の下記データーをご覧ください。穀物・畜肉による窒素の国際間移動です。図2-5にその流れが出ています。
http://www.env.go.jp/policy/hakusyo/honbun.php3?kid=206&bflg=1&serial=8685

これを見ると、アメリカに窒素をお返ししたほうが良いことが判ります。返すときは完熟堆肥にして、穀物と同じ価格というのはどうでしょう。

穀物を運んできた船も空で帰らずにすむし、良いアイデアだと思うのですが。

YOSHI  ++.. 2004/11/17(水) 19:23 [1322]

 
穀物と同じ価格と言うわけには行かないと思います。笑。だって、それでは、加工処理済とはいえ、21世紀の「おわい舟」ですよね。
 いや、確か,江戸時代のおわい舟は、集めたし尿と野菜を物々交換していましたので、アメリカが受け入れれば,いいのですが,どうなんでしょう。
農業団体はいいとして、化学肥料団体が黙っちゃいないと思います。

堆肥でなく液肥にして、水田に利用すると言う提案をしている方が見えます。面白かったので紹介しておきます。http://www.junkan.org/main/database/entropy/data/genk2nakamura.html
堆肥も出口確保を行っておかないと、結局は焼却処分せねばならなくなるし、家庭生ゴミの堆肥化はガラスなどわずかでも混入していれば、農家は絶対に使いません。農地を都会のゴミ捨て場にする積りかという意見もあるようです。
 有料で堆肥を売るには、出口確保、安全性、といった点でクリアすべき課題があるようです。
 畜産し尿については、プラントで液肥にするようですが、これを、畑でなく水田に無料提供したら良いと言うのが、HP筆者の主張です。


魔法使い  ++.. 2004/11/18(木) 14:01 [1324]

 
魔法使いさんと、二人での掛け合いになってきました。。明日丑三つ時を少し過ぎた頃外国に行く為出かけなければなりません。今から少し寝て出発です。

さて、小生が明日行く国(明日の今ごろはその国の首都にいます)は、経済制裁で、農業も疲弊しています。私達は地元にある資材を活用して収量を上げるための技術協力も行っています。その一つが、土着菌堆肥造りであり、また合鴨稲作です。とりわけ土着菌堆肥は、金肥に頼りがちな農法にたいして、強烈なアンチテーゼです。

例えば下記などをご覧下さい。
http://www.ruralnet.or.jp/asunaro/makiba/konnichiwa/konback105.html

多くの農家が取り入れ、国の機関が、土着菌堆肥作成のビデオを作って普及を図っています。実際に導入した農家では収量が倍増しています。
そのような、国に行って見えてくるのは、日本の農畜産業の異常さです。これだけ過剰に資材を国外から輸入して、排泄物は処理できないのですから。もう少し何とかならないものかと考えてしまいます。

そのようなことが、上で堆肥を売るという考えです。価格が。付加価値、要するに労働力の投入で決まる(マル経の労働付加価値説だ!)とすれば、穀物と堆肥が等価でもかまわないと思っています。

YOSHI  ++.. 2004/11/19(金) 23:54 [1325]